JPH04299321A - フィルムカートリッジ - Google Patents

フィルムカートリッジ

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JPH04299321A
JPH04299321A JP8972291A JP8972291A JPH04299321A JP H04299321 A JPH04299321 A JP H04299321A JP 8972291 A JP8972291 A JP 8972291A JP 8972291 A JP8972291 A JP 8972291A JP H04299321 A JPH04299321 A JP H04299321A
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JP
Japan
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film
container
negative film
bag
roll
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Pending
Application number
JP8972291A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ishikawa
石川 正洋
Koji Ozaki
尾崎 弘二
Harumitsu Masuko
益子 晴光
Takashi Seto
隆 瀬戸
Kazuhisa Takahashi
和久 高橋
Fumihiko Hoshi
文彦 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロール状に巻かれた
帯状のフィルム材を容器内に装填し、その容器に形成し
た引出口からフィルム材を順次引き出して使用するフィ
ルムカートリッジに関し、特にピールアパート式のイン
スタント写真装置への使用に適したフィルムカートリッ
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】ピールアパート式のインスタント写真装
置では、フィルム材であるネガフィルムとポジシートと
を組み合わせた接合体の状態で現像を行う。そして、使
用するネガフィルム及びポジシート(サプライ)が小サ
イズである場合には、それらを予め組み合わせてパック
フィルムとして使用しているが、それらが大型である場
合には取扱性の点を考慮して、ネガフィルムとポジシー
トを分けて、それぞれ独立した状態で装置へセットする
方法を採用している。
【0003】このような独立した状態で装置へセットさ
れるネガフィルムには、例えばそれがロール状に巻かれ
た状態で容器の内部にロール中心部が軸支されることな
しに納められているものがあり、このようなフィルムカ
ートリッジを使用する場合にはネガフィルム端を容器の
引出口から順次引き出して使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフィ
ルムカートリッジは、ロール状に巻かれたネガフィルム
がロール中心部を軸支することなしに容器内に納められ
ているため安価に製造することができると共に、組付性
が非常に良いため暗室内での作業性が良いが、容器の内
径よりも小さな外径にネガフィルムが巻かれているため
、その間に隙間ができてロール状態のネガフィルムが自
由に動けるため、それを工場から出荷する際の輸送中等
において振動が加えられた時に、フィルム自体が持つ弾
性力(剛性)により徐々に巻きが戻って広がってしまい
、外周部分がカートリッジの内面に押し付けられるよう
になってしまうことがある。
【0005】このようになると、ネガフィルムは通常ポ
リエステル等の樹脂フィルムの基材を使用しているため
腰が強いので、その巻き広がった際のカートリッジ内面
を押し付ける力はかなり高いものになるため、ネガフィ
ルムをカートリッジから引き出すために必要な力が通常
の5〜10倍程度必要になる。
【0006】したがって、このようになったカートリッ
ジを装置内にセットした状態でプリント動作をしようと
すると、ネガフィルムがフィルム引き出し用のローラで
引き出すことができなくなって不送りになることがある
【0007】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、ロール状に巻かれた帯状のフィルム材を容
器の内部にロール中心部を軸支することなしに装填して
も、そのフィルム材が輸送時等に振動が加えられた場合
でもそのフィルム材を所定の引き出し力でスムーズに引
き出せるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、ロール状に巻かれた帯状のフィルム材を
容器の内部にロール中心部を軸支することなしに装填し
、その容器に形成した引出口から上記フィルム材を順次
引き出して使用するフィルムカートリッジにおいて、上
記容器の内面とロール状に巻かれたフィルム材の外周面
との間に、内部に気体を封入した可撓性を有する袋状部
材を設けたものである。また、そのフィルムカートリッ
ジにおいて、上記容器の袋状部材に対応する位置に孔を
形成したり、その袋状部材に容器の孔を通して気体封入
部の一部を容器の外部に突出させる突出部を設けたもの
である。
【0009】
【作用】このように構成したフィルムカートリッジによ
れば、容器内にその内面の径よりも小さな外径に巻いた
フィルム材をそのロール中心部を軸支することなく装填
しても、それが輸送の途中等において振動されて巻きが
戻されそうになると、それがフィルム材の外周面と容器
の内面との間に設けられた内部に気体を封入した袋状部
材によって抑えられるので、フィルム材の広がりが防止
される。
【0010】そして、容器の袋状部材に対応する位置に
孔を形成すれば、フィルムカートリッジを装置に装着し
た後でその孔内へ外部から針などを差し込めば、袋状部
材に孔が開いて内部の気体がそこから逃げるためフィル
ム材が自由状態になるので、フィルム材は不送りを生じ
るような負荷を受けることなしに引き出される。
【0011】また、上記袋状部材に、容器の孔を通して
気体封入部の一部が容器外部に突出する突出部を設けれ
ば、同様にその突出部を鋏等でカットすることにより容
器内のフィルム材を自由状態にすることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例であるフィ
ルムカートリッジを容器内にネガフィルムを装填した状
態で示す断面図、図2は同じくそのネガフィルムと現像
段階で組み合わせて使用されるポジシートアッセンブリ
を示す斜視図、図3はそのポジシートアッセンブリの側
面図、図4は図1のフィルムカートリッジを装着するイ
ンスタント写真装置の例を示す全体構成図である。
【0013】図1に示すフィルムカートリッジ21は、
例えば図4に示すようなインスタント写真装置の繰出部
39にセットして使用する。そのカートリッジ内に装填
されるフィルム材であるネガフィルム20は、図2及び
図3に示すようにポジシート(受像シート)11に現像
剤Deを封入したポッド13や、延展後の余剰現像剤を
留めておくトラップマスク16等の付属部品を付設した
ポジシートアッセンブリ10と現像部の手前で所定の位
置に組み合わせて使用される。
【0014】そのポジシートアッセンブリ10は、ポジ
シート11の受像面側(上側)の先端部に貼り付けられ
た黒色のリーダ12と、図3に示すように内部に現像剤
Deを収納してリーダ12の上に貼り付けられたポッド
13と、ポジシート11の画像領域(図2のa×bの領
域)の各端部の画像を良好なものにするためにそれぞれ
配設された先端マスク14,両サイドマスク15,15
及びトラックマスク16等の各マスクと、両サイドマス
ク15上にそれぞれ貼り付けられたレール部材17,1
7とによって構成されている。
【0015】現像剤Deは、図3で右方側の画像領域後
端まで充分に行き渡るように、画像形成に必要な量より
も多くポッド13中に封入されている。そして、画像領
域後端まで均一に延展した後の余分な現像剤は、トラッ
プマスク16と後述するネガフィルム20(図5のD′
の部分)との間に溜められる。
【0016】こうすることによって、余分な現像剤が装
置内部に飛散してそれが現像ローラや搬送路等に付着し
て汚すのを防止している。リーダ12には、図6に示す
ようにポジシート種類識別コードが3つのマーク部M1
,M2,M3によって形成されている。
【0017】そのマーク部M1,M2,M3は、例えば
パンチ等によって孔をあけて、その孔の有無の組み合せ
によってポジシート種類識別コードを形成したり、ある
いはそれをリーダ12と反射率の異なる印刷等で形成し
たりする。そして、この実施例では、そのマーク部M1
,M2,M3をパンチによって形成するものとする。
【0018】この実施例では、リーダ12の上にポッド
13を貼り付けた構成であるため、マーク部M1,M2
,M3を孔有りとした場合、この孔の部分はポッド13
によって覆われることになる。したがって、リーダ12
の色を黒色としてポッド13の色(通常は白色系)と対
比させて検知精度を向上させる。
【0019】ネガフィルム20は、この実施例では図5
に示すようにロール状に巻かれたフィルム材を使用する
。そのネガフィルム20は、長尺(例えば、36枚分撮
影可能な長さ)の感光性帯状材から成り、潜像形成面(
感光面)を内側にするようにしてロール状に巻かれてお
り、図1に示すようにフィルムカートリッジ21内に収
納されている。
【0020】そのフィルムカートリッジ21は、ロール
状のネガフイルム20を包含する円筒状に樹脂で成形さ
れており、成形及びネガフィルム20の装填が容易に行
なえるようにするため、同図に示すように軸線を通る位
置で上容器21aと下容器21bとに2分割できる構成
になっており、ロール状に巻かれた帯状のネガフィルム
20をその上下の容器21a,21b内にロール中心部
20aを軸支することなしに装填し、その上,下容器2
1a,21bに形成した引出口25からネガフイルム2
0を順次引き出して使用する。
【0021】そして、そのフィルムカートリッジ21の
上容器21aと下容器21bの分割部分に、図7にも示
すようにそれぞれ結合のための嵌合部22及び23を形
成すると共に、ネガフィルム20を繰り出すためのネガ
誘導部24を引出口25へ向けて形成している。
【0022】その嵌合部22及び23は、嵌合部22が
嵌合部23を覆い包む形になっており、外乱光がカート
リッジ内に進入することによってネガフィルム20が感
光するのを防いでいる。同様に、引出口25からの外乱
光を防ぐため、ネガ誘導部24の内側に一端を上容器2
1aに貼り付け、他端を自己の弾性力でネガフィルム2
0に接触させる遮光用弾性部材(例えば、マイラーに植
毛布を貼り付けしたもの)26を配設している。
【0023】そして、上,下容器21a,21bの内面
とロール状に巻かれたネガフイルム20の外周面20b
との間に、内部に気体を封入した可撓性を有する袋状部
材50を設け、上容器21aの袋状部材50に対応する
位置に孔21dを形成している。
【0024】その袋状部材50は、例えば塩化ビニール
やポリエステル,ポリプロピレン等の可撓性を有する薄
い樹脂材料を袋状に形成したものであり、内部に空気を
封入した状態で上容器21aの内面に接着している。し
たがって、この状態では袋状部材50内には空気が封入
されているため、ロール状態に巻かれたネガフイルム2
0は、その巻きが広がることはない。
【0025】この状態が、フィルムカートリッジ21を
装置にセットする前の状態であり、これを図4に示すよ
うに装置にセットした後は、上容器21aに開けられて
いる孔21dから針等の先端のとがった物で袋状部材5
0を突き差せば、そこに孔が容易に開けられて内部に封
入されている空気を抜くことができるため、ロール状態
に巻かれているネガフイルム20は広がりの規制が解除
されて自由な状態になる。
【0026】そのため、ネガフイルム20は、引出口2
5からスムーズに引き出しが可能な状態になるため、そ
の引出時に大きな摩擦抵抗を受けることなくスムーズに
引き出される。
【0027】なお、袋状部材50内に封入した気体(空
気)を抜く方法としては、上記の針等で袋部に孔を開け
る方法の他に、図8に示すように袋状部材50に上容器
21aの孔21dを通して気体封入部の一部を上容器2
1aの外部に突出させる突出部50aを設け、その突出
部50aを鋏や刃物等で切ったり、手でねじ切ることに
より気体封入部に孔を開け、そこから袋内の空気を逃す
ようにしてもよい。
【0028】また、図9に示すように、袋状部材50に
予め開口50bを形成し、その開口50bを塞ぐように
シート材53を接着し、そのシート材53の一端53a
を孔21dから外部へ突出させて、そのシート材53を
引き剥がすことにより開口50bから袋状部材50内の
空気を逃すようにしてもよい。
【0029】さらに、これ以外の方法であっても、フイ
ルムカートリッジ21の外部から袋状部材50内の空気
を抜く手段であれば、何れの手段を用いてもよい。そし
て、このようにフイルムカートリッジ21の上容器21
a(下容器21bであってもよい)に孔を開ける場合に
は、中のネガフイルム20に外乱光が当ってそれを感光
させないようにするため、袋状部材50の材質をその外
乱光を遮光する性質を有する材料を選択する必要がある
【0030】なお、下容器21bの下部には、図1に示
すようにフィルムカートリッジ21を装置本体の定位置
に確実に装着するための足27,27がそれぞれ設けら
れている。そして、上容器21aの側面には、図7に示
すようにネガフィルム20の種類等を示すマーク部M4
,M5,M6がそれぞれ配設されている。
【0031】ところで、ネガフィルム20は、その表面
は感光性を有するが、裏面からの外光(照射)に対して
は遮光性を有する。そして、ロール状に巻かれたネガフ
ィルム20は明室(半暗室)でフィルムカートリッジ2
1内に装填されるため、その装填時に露出するフィルム
の先端と後端の部分が感光される(他の部分は通常にお
いて密着巻きされているので感光されない)。
【0032】したがって、その感光された部分は、潜像
(画像)を形成することができない領域となるため無駄
となり、しかも通常の場合においてネガフィルムは銀塩
を用いているため高価であり、この部分の無駄はコスト
面で無視できないものとなっている。
【0033】そのため、この実施例では、長尺のネガフ
ィルム20の先端と後端に、少なくともフィルムカート
リッジ21の内周長さ以上のネガフィルム裏面遮光紙(
安価な材料)を設けている。
【0034】なお、ネガ誘導部24には、図7に示すよ
うに、ネガフィルム20を引き出す引出しローラ対32
と対応する切欠部21cを設けて(便宜上、引出しロー
ラ対32を離して図示している)、フィルムカートリッ
ジ21を装置本体に装着した際に、引出しローラ対32
によってネガフィルム20が確実にニップされる構成に
してある。
【0035】次に、このフィルムカートリッジ21を装
着するピールアパート式のインスタント写真装置につい
て、図4を参照して説明する。
【0036】このインスタント写真装置は、大別すると
、原稿面を走査しながら照明光を照射して所定位置(露
光面)に結像させる光学系ユニット1と、その所定位置
にネガフィルム20を搬送してそれを露光させてポジシ
ートアッセンブリ10と位置合わせして重ね、その間に
現像剤を延展させてポジシートアッセンブリ10に画像
を転写形成する搬送ユニット2とによって構成されてい
る。
【0037】その光学系ユニット1は、コンタクトガラ
ス3と、第1ミラー及び光源からなる第1走行体4と、
第2ミラー及び第3ミラーからなる第2走行体5と、レ
ンズ6,第4ミラー及び第5ミラーからなる第3走行体
7と、第6ミラー8とによって構成されている。
【0038】そして、第1走行体4が有する光源には蛍
光灯が用いられ、その蛍光灯がコンタクトガラス3上に
下向きに置かれた原稿を原稿面に沿って走査しながら照
射する。このとき第2走行体5が第1走行体4の1/2
の速度で同方向に走査されることにより、光路長が一定
に保たれる。
【0039】そして、レンズ6及び第3走行体7を移動
させることによって、変倍時の倍率及び共役長の調整を
行う構成になっている。その蛍光灯から照射した原稿か
らの反射光は、第1,第2及び第3ミラーで反射され、
さらにレンズ6,第4,第5,第6ミラーを経て、露光
位置Aでスリット露光される。
【0040】搬送ユニット2は、感光性のネガフィルム
20を繰り出すためのフィルム繰出部39と、その繰り
出されたネガフィルム20をカットするフィルムカッタ
部33と、ネガフィルム20を搬送・露光するネガフィ
ルム搬送・露光部41と、ポジシートアッセンブリ搬送
部42と、現像部43と、排出部44とによって構成さ
れている。
【0041】以下、ネガフィルム20の搬送動作を説明
しながら、その各部について詳細に説明する。このイン
スタント写真装置は、フィルムカートリッジ21内にロ
ール状に収納されたネガフィルム20を、引出しローラ
対32によって送り出し、それを上側の回転刃と下側の
固定刃とからなるフィルムカッタ部33の間を通して中
間ローラ対35へ送る。
【0042】その際、ネガフィルム20の先端が露光位
置Aに配設されているセンサS1 により検知されると
(或いは検知してから所定時間後)、第1走行体4及び
第2走行体5が走査を開始し、ネガフィルム20が中間
ローラ対35にニップされてから露光位置Aで露光・潜
像形成が実行される。
【0043】ここで、露光・潜像形成時のネガフィルム
20の搬送速度をVn、第1走行体4の走行速度をV1
 、コピー倍率をmとしたとすると、ネガフィルム20
の搬送速度Vnは、 V1 =Vn×1/m の関係で制御される。
【0044】また、中間ローラ対35と引出しローラ対
32の周速は略同一であり、ネガフィルム20がセンサ
S1 により検知されてから所定時間後(中間ローラ対
35にニップされた後、若しくは露光が開始されるタイ
ミング)、引出しローラ対32の駆動が停止され、適当
な負荷を持ってフリーとなる。
【0045】この結果、ネガフィルム20を露光位置A
上で引っ張り気味に、且つ、搬送経路上のガイド板上に
密着させた状態で搬送することができ、ネガフィルム2
0の面上までの光路長と搬送速度を一定に保つことがで
きる。
【0046】そのネガフィルム20は、一定長にわたり
露光・潜像形成されると搬送が一旦停止され、その後、
フィルムカッタ部33の上側の回転刃が下側の固定刃に
接触しながら回転することによりシート状に切断される
【0047】なお、ネガフィルム20の停止タイミング
は、センサS1 がネガフィルム20の先端を検知して
からの時間をカウントすることにより決定される。した
がって切断されたネガフィルム20の後端部は露光・潜
像形成が行われない。
【0048】そして、その切断された後のネガフィルム
20は、ローラ36a,36b,36b及びガイド部材
37により約180°方向転換されてローラ対52によ
って、その先端部分がローラ対51(この時は停止状態
にある)に突き当たるまで搬送される。
【0049】次に、ポジシートアッセンブリ搬送部42
について説明する。ポジシートアッセンブリ搬送部42
は、上述したネガフィルム20の搬送・露光・切断動作
に先立ってポジシートアセッンブリ10を搬送するもの
であり、装置本体右下に設けられているガイド板61上
から図4で左方へ1枚ずつ手差しで挿入される感光性の
ないポジシートアッセンブリ10を搬送するものである
。このため、このインスタント写真装置では給紙・分離
装置や給紙カセット等が不要になるため、それらが設け
られていない。
【0050】そして、このポジシートアッセンブリ搬送
部42のガイド板61上に沿ってポジシートアッセンブ
リ10が挿入され、その先端をセンサS2 が検知する
と、そのセンサS2 の下流側に設けられている挿入ロ
ーラ対62が回転する。
【0051】その挿入ローラ対62の互いに圧接する上
下のコロは、ポジシートアッセンブリ10の先端に貼り
付けられた現像剤ポッド13(図3参照)を押しつぶさ
ないようにするため、ポッド13よりも外側の両側縁部
のみを挾持するように形成されている。
【0052】そして、その挿入ローラ対62により搬送
されるポジシートアッセンブリ10は、その先端が挿入
ローラ対62の下流側に設けられているセンサS3 に
よって検知されてから所定時間後に停止してプリント動
作が可能な待機状態となる。
【0053】なお、ポジシートアッセンブリ10の搬送
路は、図4に示す如く少くとも1箇所を折り曲げて構成
することにより、ポジシートアッセンブリ10を挿入す
る挿入口からの外光が直接機内に侵入して、それが現像
部43の手前で合流するネガフィルム20を感光しない
ようにしている。
【0054】ここで、所定のプリントスイッチが押下さ
れると、ローラ対51に当接して停止状態にあるネガフ
ィルム20が、ローラ対52の搬送力によって一定量撓
まされた後でローラ対51の回転により搬送される。
【0055】このように、ネガフィルム20を撓ませる
ことにより、ネガフィルム20の先端縁がローラ対51
のニップに押し付けられ、それによってスキュー矯正が
行われる。そのローラ対51によって搬送されたネガフ
ィルム20は、センサS4 により先端が検知され、現
像ローラ45a,45bのニップへ向けて搬送される。
【0056】そして、その際センサS4 からの検知信
号に応じた所定のタイミングで挿入ローラ対62が回転
して、そこに停止状態にあったポジシートアッセンブリ
10を停止状態にある現像ローラ45a,45bのニッ
プ間にネガフィルム20に先立って突き当て、それをネ
ガフィルム20の場合と同様にスキュー矯正を行い、そ
の後でその現像ローラ45a,45bを回転させる。
【0057】このようにして、ポジシートアッセンブリ
10を先に搬送し、その後でネガフィルム20の先端が
ローラ対51によって現像ローラ45a,45bのニッ
プに到達し、その両者が接合体になった状態で共に搬送
される。このとき、ポジシートアッセンブリ10とネガ
フィルム20の先端にはずれが生じるが、このずれは、
少なくとも図2のずれcよりも小さくなるように制御さ
れる。
【0058】こうすることにより、ネガフィルム20の
先端とポジシートアッセンブリ10の先端とを一致させ
て搬送するタイプのものと比較して、このずれの量だけ
切断されるネガフィルム20の長さを短くすることがで
きる。
【0059】こうして接合されたポジシートアッセンブ
リ10とネガフィルム20との接合体(ネガ・ポジ接合
体)NPは、現像ローラ45a,45bによって挾圧さ
れながら搬送されることによって現像剤が延展され、そ
の後で搬送ローラ63a,63bによって排出トレイ4
7上に排出されて、所定時間後に操作者によって取り出
される。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、容器内にロール状に巻かれてロール中心部を軸支する
ことなく装填されたフィルム材の外周面と容器の内面と
の間に気体を封入した袋状部材を設けたので、それが輸
送の途中等において振動されてフィルム材の巻きが広が
りそうになってもそれを袋状部材が抑えるので、フィル
ム材の広がりを防止することができる。
【0061】したがって、フィルム材がフィルムカート
リッジの内面に押し広がってフィルム材の引き出し時の
摩擦負荷を増大させてしまうようなことがなくなるため
、フィルム材の不送り等を防止できる。そして、そのフ
ィルム材を引き出すためのローラの搬送力を増大させる
必要がないので、コストアップも抑えることができる。
【0062】また、容器の袋状部材に対応する位置に孔
を形成すれば、フィルムカートリッジを装置に装着した
後でその孔内へ外部から針などを差し込めば、袋状部材
に孔があいて内部の気体を容易に逃がすことができるの
で、フィルム材が自由状態になるためすぐに使用するこ
とができる。
【0063】さらに、上記袋状部材に容器の孔を通して
気体封入部の一部が容器外部に突出する突出部を設ける
ようにしても、その突出部を鋏等でカットすれば容器内
のフィルム材をすぐに自由状態にしてフィルム材を使用
可能な状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるフィルムカートリッ
ジを容器内にネガフィルムを装填した状態で示す断面図
である。
【図2】同じくそのネガフィルムと組み合わせた状態で
インスタント写真装置に使用するポジシートアッセンブ
リを示す斜視図である。
【図3】図2のポジシートアッセンブリの側面図である
【図4】図1のフィルムカートリッジを使用するインス
タント写真装置の例を示す全体構成図である。
【図5】図1のフィルムカートリッジ内に装填するロー
ル状に巻かれたネガフィルム20を示す斜視図である。
【図6】図2のポジシートアッセンブリのポジシート単
体を示す平面図である。
【図7】図1のフィルムカートリッジとその近傍に設け
られている引出しローラを示す斜視図である。
【図8】容器に形成した孔を通して気体封入部の一部を
容器の外部に突出させた突出部を形成した袋状部材の例
を示す概略図である。
【図9】袋状部材に予め形成した開口をシート材で塞い
でそのシート材の一端を孔を通して容器の外部に突出さ
せた袋状部材の例を示す概略図である。
【符号の説明】
10  ポジシートアセッンブリ        11
  ポジシート 20  ネガフィルム(フィルム材)    20a 
 ロール中心部 20b  外周面                 
     21  フィルムカートリッジ 21a  上容器                 
     21b  下容器21d  孔      
                    25  引
出口41  ネガフィルム搬送・露光部      4
2  ポジシートアッセンブリ搬送部 43  現像部                  
      44  排出部50  袋状部材    
                  50a  突出
部53  シート材                
      NP  接合体(ネガ・ポジ接合体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ロール状に巻かれた帯状のフィルム材
    を容器の内部にロール中心部を軸支することなしに装填
    し、該容器に形成した引出口から前記フィルム材を順次
    引き出して使用するフィルムカートリッジにおいて、前
    記容器の内面とロール状に巻かれた前記フィルム材の外
    周面との間に、内部に気体を封入した可撓性を有する袋
    状部材を設けたことを特徴とするフィルムカートリッジ
  2. 【請求項2】  請求項1記載のフィルムカートリッジ
    において、前記容器の前記袋状部材に対応する位置に孔
    を形成したことを特徴とするフィルムカートリッジ。
  3. 【請求項3】  請求項2記載のフィルムカートリッジ
    において、前記袋状部材に、前記容器の孔を通して気体
    封入部の一部を容器の外部に突出させる突出部を設けた
    ことを特徴とするフィルムカートリッジ。
JP8972291A 1991-03-28 1991-03-28 フィルムカートリッジ Pending JPH04299321A (ja)

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