JPH04299139A - 耐スクラッチ性エンボス化粧シートの製造方法 - Google Patents

耐スクラッチ性エンボス化粧シートの製造方法

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JPH04299139A
JPH04299139A JP3089755A JP8975591A JPH04299139A JP H04299139 A JPH04299139 A JP H04299139A JP 3089755 A JP3089755 A JP 3089755A JP 8975591 A JP8975591 A JP 8975591A JP H04299139 A JPH04299139 A JP H04299139A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
embossing
decorative sheet
hardness
onto
Prior art date
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Pending
Application number
JP3089755A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Suzuki
幸雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Publication of JPH04299139A publication Critical patent/JPH04299139A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンボス化粧シートの
製造方法に関し、詳しくは窓ガラス等に貼ってステンド
グラス機能を持たせたり、階調印刷して庇(ひさし)機
能を持たせたりする、意匠性の高い耐スクラッチ性エン
ボス化粧シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンボス化粧シートとして透
明熱可塑性樹脂シート上に紫外線硬化塗料を塗布し、紫
外線を照射して硬化させたあとエンボス加工し、さらに
、シートの裏面に絵柄を印刷したあと粘着剤を塗布して
なるものは一般に知られており、また、これを窓ガラス
等にスキージーを用いて貼る方法も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如きエンボス化
粧シートの場合、スキージー等を用いるため、シートが
耐スクラッチ性を有することが重要な条件となるが、こ
の特性を向上させるために紫外線硬化塗料層を硬くする
方法が考えられる。しかしながら、このような方法では
、シートに傷は付きにくくなるが、エンボスが入りにく
くなり、また、折り曲げなどの加工性が劣下することが
知られている。
【0004】このような欠点を改良するため、逆に紫外
線硬化塗料層を柔らかくするとエンボス性や折り曲げ加
工性は改良されるが、今度はスキージー等を用いて窓に
貼る際に傷が付きやすいという欠点が生じる。
【0005】従って本発明の目的は、スキージー等で窓
に貼る際の傷付きを防止し、さらに、エンボス性や折り
曲げ加工性の良好な耐スクラッチ性エンボス化粧シート
の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
の結果、本発明の上記目的は、透明熱可塑性樹脂シート
上に紫外線硬化塗料を塗布し、該塗料に紫外線を照射し
て硬化させた後エンボス加工し、さらに、上記熱可塑性
樹脂シートの裏面に絵柄を印刷した後粘着剤を塗布する
エンボス化粧シートの製造方法であって、上記紫外線硬
化塗料として硬化後の塗膜硬度が鉛筆硬度で4B〜Hの
間にあるものを用いることを特徴とする耐スクラッチ性
エンボス化粧シートの製造方法により達成されることを
見出した。
【0007】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0008】本発明に用いる透明熱可塑性樹脂シートと
しては、塩化ビニル樹脂が望ましいが、他の熱可塑性樹
脂も目的に応じて使用できる。その厚みは、0.06〜
0.20mmが望ましい。
【0009】本発明における紫外線硬化塗料としては、
硬化後の塗膜硬度がJIS K 5400の規定による
鉛筆硬度で4B〜Hの間にあるものが用いられ、好まし
くは3B〜Fのものが用いられる。このような紫外線硬
化塗料としては、具体的にはエポキシアクリレート、ウ
レタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリ
エーテルアクリレート等の化合物からなるものが用いら
れる。
【0010】更に、本発明においては、紫外線硬化塗料
として、硬化後の塗膜の静摩擦係数が0.35以下、更
に0.04〜0.30であり、かつ動摩擦係数が0.3
0以下、更に0.05〜0.30であるものが好ましく
用いられる。このような静摩擦係数及び動摩擦係数はい
ずれもASTM D 1894−78に規定されるもの
が用いられる。このような摩擦係数値は塗料中への添加
剤の添加により達成しうる。用いられる添加剤としては
例えば変性ポリシロキサン樹脂等が挙げられる。
【0011】上記のような紫外線硬化塗料は、本発明に
おいては一般に5〜30μmの厚さで塗布されうる。
【0012】本発明における絵柄インキ層の印刷には、
塩酢ビ系等の通常用いられる種々のインクを用いること
ができる。また、本発明に用いる粘着剤には、例えばア
クリル樹脂系等通常用いられる粘着剤を用いる。
【0013】更に、エンボスは、公知の種々の方法を用
いて、適宜模様や深さを設定することができるが、本発
明においては、エンボスロールを用いてエンボスをつけ
る方法に特に好適である。
【0014】
【作用】本発明の方法を用いて製造された耐スクラッチ
性エンボス化粧シートは、紫外線硬化塗料の硬化層の硬
度を調節することによって、折り曲げても割れや白化が
少なくなる。更に、紫外線硬化塗料の硬化層の摩擦係数
を調節し、化粧シートの表面を滑りやすくすることによ
って、本化粧シートを窓等に貼るときスキージー等で擦
っても傷がつきにくくなる。
【0015】
【実施例】実施例1 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0016】以下のようにして図1に示すエンボス化粧
シートを作製した。
【0017】可塑剤を20PHR(Per Hundr
ed Resin)含有する厚み0.10mmのポリ塩
化ビニルシート1上に、シリコーン系樹脂をキシレン/
イソブタノール溶液として0.01〜0.10%及び重
合開始剤としてベンゾイン系化合物を4%含むウレタン
アクリル系樹脂からなる紫外線硬化塗料2を5〜12μ
mの厚みで塗設した。得られた紫外線硬化塗料層2に高
圧水銀灯により紫外線を照射して鉛筆硬度Fの硬さを有
し、静摩擦係数が0.25、動摩擦係数が0.20の硬
化層とし、これにエンボスロールによりエンボス加工を
行ない、エンボス3を施した。次いで、ポリ塩化ビニル
シート1の裏面側にグラビア印刷用インキVCGTK(
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂,東洋インキ製造株
式会社製)を用いて所定の絵柄インキ層4を印刷した後
、アクリル系樹脂からなる粘着剤層5を塗布し、本発明
の化粧シートを得た。
【0018】得られた化粧シートについて、エンボスの
つき具合、折り曲げ試験及びスキージー試験を行ない評
価した。結果を表1に示す。
【0019】実施例2及び3 実施例1における紫外線硬化塗料のベンゾイン系化合物
4%をアセトフェノン系化合物1%及びチオキサントン
系化合物5%にそれぞれかえることにより樹脂硬度を表
1に示すようにした以外は実施例1と同様にして実施例
2及び3を行ない、同様に評価した。結果を表1に示す
【0020】比較例1〜4 実施例1における紫外線硬化塗料のベンゾイン系化合物
4%を表1に示すようにかえ、更に、比較例1及び4に
関してはシリコーン系樹脂を添加しない以外は実施例1
と同様にして比較例1〜4をそれぞれ行ない、同様に評
価した。結果を表1に示す。
【0021】
【表1】 評価 *1:スキージーでシートの塗工面をこすり、キズの程
度を目視で判断する。 ○:キズなし △:キズ少 ×:キズ多 *2:エンボス高さ10μmの版で160℃に加熱した
シートを1.0kgf/cm2の圧力でプレスし、エン
ボスの深さを測る。 ○:8μm〜10μm △:6μm〜8μm ×:6μm以下 *3:ASTM D 1593−81の方法で試験し、
クラックの発生とシートの白化で判断する。 ○:クラック,白化なし △:クラック,白化少ない ×:クラック,白化多い
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の製造方法に
よれば、耐スクラッチ性とエンボス加工性を兼ね備え、
さらに、折り曲げ加工に優れた、エンボス化粧シートを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐スクラッチ性エンボス化粧シートの
一実施例の断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  透明熱可塑性樹脂シート上に紫外線硬
    化塗料を塗布し、該塗料に紫外線を照射して硬化させた
    後エンボス加工し、さらに、上記熱可塑性樹脂シートの
    裏面に絵柄を印刷した後粘着剤を塗布するエンボス化粧
    シートの製造方法であって、上記紫外線硬化塗料として
    硬化後の塗膜硬度が鉛筆硬度で4B〜Hの間にあるもの
    を用いることを特徴とする耐スクラッチ性エンボス化粧
    シートの製造方法。
  2. 【請求項2】  紫外線硬化塗料として硬化後の塗膜の
    静摩擦係数が0.35以下であり、かつ動摩擦係数が0
    .30以下であるものを用いることを特徴とする請求項
    1記載の耐スクラッチ性エンボス化粧シートの製造方法
JP3089755A 1991-03-28 1991-03-28 耐スクラッチ性エンボス化粧シートの製造方法 Pending JPH04299139A (ja)

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