JP2002364144A - ラッピンク処理を施したバスルーム - Google Patents

ラッピンク処理を施したバスルーム

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JP2002364144A
JP2002364144A JP2001172770A JP2001172770A JP2002364144A JP 2002364144 A JP2002364144 A JP 2002364144A JP 2001172770 A JP2001172770 A JP 2001172770A JP 2001172770 A JP2001172770 A JP 2001172770A JP 2002364144 A JP2002364144 A JP 2002364144A
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bathroom
film
resin
adhesive
wrapping
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JP2001172770A
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Yasuyuki Takase
靖幸 高瀬
Isao Muramatsu
功 村松
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Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、いわゆるユニットバスルームに関す
るものであり、更に詳しくは表面にラッピンク処理を施
したバスルームに係るものである。 【解決手段】プレート材を組み合わせて構成してなるバ
スルームにあって、表層材、中間材、粘着材を積層し、
かつ表層材と中間材との間に加飾層を加えたラッピング
フィルムを構成し、粘着材をもって当該フィルムをバス
ルームの表面に貼付したことを特徴とするラッピング処
理を施したバスルーム。1‥表層材(PETフィル
ム)、2‥中間材(PVCフィルム)、3‥加飾層、4
‥粘着層、5‥剥離紙、10‥ラッピングフィルム、2
0‥バスルーム、21‥プレート材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるユニット
バスルームに関するものであり、更に詳しくは表面にラ
ッピンク処理を施したバスルームに係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マンションにおけるバスルームは
勿論であるが、一般の戸建て住宅にあってもバスルーム
はプラスチック製のプレート材が主として使われてお
り、その素材も熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、塩ビ化粧
鋼板等のプレート材が適宜選択され、近時では廃棄の際
を考慮して再利用が可能な熱可塑性樹脂のプレート材が
多く採用されている。
【0003】しかるに、係るプレート材にて構成された
バスルーム内の表面は樹脂そのものの素材表面であるの
が一般的であり、基本的には単純な表面を構成すること
となってしまう。このため、より見栄えが良く高級感を
出すために樹脂中に充填材を配合してカラー化したり模
様を付けたり、大理石様の表面としたり、或いはプレー
ト材の製造工程にて表面材を積層して鏡面としたり絵柄
を付けたり種々の工夫がこらされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したバス
ルームの現状に関しての提案であり、安価にしてしかも
手軽にバスルームの表面を処理してユーザーの好みに合
った色合いや模様、風景等を現出しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、プレート材を
組み合わせて構成してなるバスルームにあって、裏面に
絵柄が印刷された表層材、中間材、粘着材を積層し、か
つ表層材と中間材の間に加飾層を備えたラッピングフィ
ルムを構成し、粘着材をもって当該フィルムをバスルー
ムの表面に貼付したことを特徴とするラッピング処理を
施したバスルームに係るものである。この加飾層は表層
材の裏側面或いは中間材の表側面に絵柄等の層を形成す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】さて、近年のプリント技術の発展
は目覚ましく、その精密性は元よりその大型化も達成さ
れている。本発明は係る大型のデジタルプリント技術を
用いてバスルームのプレート面に加飾を加えようとする
ものであり、これによって見栄えが良くなり、高級感も
現出できることとなったものである。更に言えば、入浴
者の好みに応じてリニューアルも可能であって、新たな
産業の創出ににも大きく寄与するものである。
【0007】即ち、既存のバスルームの表面に加飾性を
施したフィルムを貼付してなるものであって、バスルー
ムを構成するプレート材等の製造工程を何ら変更する必
要がないものであり、フィルムの貼付は施工現場にてそ
の都度行うもので、フィルムの位置決めさえ行えばそれ
ほどの熟練性も要さずに貼付は可能である。
【0008】表層材としては、アクリル樹脂、PET樹
脂、AS樹脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、AB
S樹脂、PS樹脂から選択された透明な樹脂材が使用さ
れ、中でもアクリル樹脂又はPET樹脂からなるフィル
ムが好んで用いられる。アクリル樹脂フィルムは、光沢
でソフト感のある材料である。なお、透明感のあるまま
で用いることも可能であるが、必要に応じて選択される
顔料などの着色剤あるいは無機質鉱物などが配合された
ものであってもよい。又、表層材としてはPET樹脂フ
ィルムも好んで用いられ、これはテレフタル酸ジメチル
とェチレングリコールを縮重合させたものであり、機械
的強度に優れ、耐摩耗性にも優れた樹脂フィルムであ
る。
【0009】中間材としては、アクリル樹脂、AS樹
脂、PVC樹脂、PP樹脂、PE樹脂、ABS樹脂、P
S樹脂から選択され、中でもPVC樹脂フィルム、AB
S樹脂フィルム或いはPE樹脂フィルムが好んで用いら
れる。これは前記のアクリル樹脂等の表層材を補強し、
表層材の形状を保持する役割を有するものである。
【0010】両者の積層手段は特に限定されるものでは
なく、接着剤、押出し等の公知の方法が採用される。接
着剤の一例を示せば、2液性のウレタン系接着剤を塗布
し、これを熱ラミネートする方法があるが、被ラミネー
トシートの種類によって接着剤は適宜選択される。
【0011】さて、本発明にあって表層材の裏側面或い
は中間材の表側面、即ち表層材と中間材が対向するいず
れかの面に例えば絵柄等の加飾層を施すこととなるが、
例えば耐熱インキを用いたグラビア印刷やシルク印刷に
て加飾層を形成するもので、近年の大型のデジタルプリ
ント技術がそのまま採用可能である。
【0012】中間材の面にバスルームを形成するプレー
ト材に貼付するための粘着材層が形成されることとなる
が、粘着材層の例としては樹脂系或いはゴム系のものが
あるが、粘着力の持続性、取扱のしやすさや、コスト等
の面からアクリル系粘着材が好んで用いられる。
【0013】尚、バスルームを形成するプレート材は、
ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂にて代表される熱硬化
性樹脂、アクリル樹脂、PET樹脂、AS樹脂、PVC
樹脂、PP樹脂、PE樹脂、ABS樹脂、PS樹脂にて
代表される熱可塑性樹脂脂、更には塩ビ化粧鋼板等が選
択される。
【0014】本発明において、最終製品の表面が撥水性
或いは親水性を示すことが汚れの付着を防止し、また汚
れを取れ易くするという意味で好ましく、撥水性として
は水の接触角が90度以上であることが好ましい。ここ
で、表層材の表面に撥水性を発現させる手段を例示する
と、表層材の表面にシリコーン系化合物やフッ素系化合
物を塗布するか、またはシリコーン系化合物等が配合さ
れた撥水性樹脂シートをさらにラミネートすることによ
り達成される。
【0015】
【実施例】以下、実施例をもって更に詳細に説明する。
図1は本発明に用いられるラッピングフィルム10の構
造を示すものであって、表層材として厚さ25μmの透
明なPETフィルム1、中間材として厚さ125μmの
PVCフィルム2を採用し、PETフィルム1の裏側面
即ち中間材2と対向する面に耐熱性インキを用いた加飾
層3を施し、2液性のウレタン系接着剤を塗布し両者を
ラミネートしたものである。中間材2の裏側にはアクリ
ル系の粘着層4及び剥離紙5が備えられており、基本的
にはこの5層によってラッピングフィルム10が形成さ
れる。6は接着剤である。
【0016】尚、この他の例としては、表層材として厚
さ125μmのアクリル樹脂フィルム1、中間材として
厚さ200μmのABS樹脂フィルム2や厚さ125μ
mのPE樹脂フィルム2等の組み合わせがあり、言うま
でもなくその組み合わせは自由である。尚、これらの表
層材1の表面に撥水性或いは親水性の防汚コートを施す
ことが推奨される。
【0017】図2は係るラッピングフィルム10をバス
ルーム20を構成するプレート材11面に粘着層4を利
用して貼付するものであり、バスルームを組み立て終わ
った後に貼付の位置決めを行ってラッピングフィルム1
0を貼付する。かかるラッピングフィルム10に施した
加飾層は任意の絵柄が与えられるものでありこれによっ
て本来殺風景であったバスルームの面に大型のプリント
が施されることとなり、入浴者にはバスルーム内がくつ
ろぎの場となり、リラクゼーションの場となる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、バスルー
ムを構成するプレート材の製造工程は全くそのままであ
り、この表面に加飾層を施したフィルムを貼付すること
によってバスルームが極めて見栄えが良く、更に高級感
がもたらされるものであり、大型化が可能となったプリ
ント技術を誰も全く考え付かなかった分野に転用したも
のでありその実用性は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はラッピングフィルムの構造を示す。
【図2】図2はラッピングフィルムをプレート材に貼付
する図である。
【符号の説明】
1‥表層材(PETフィルム)、 2‥中間材(PVCフィルム)、 3‥加飾層、 4‥粘着層、 5‥剥離紙、 10‥ラッピングフィルム、 20‥バスルーム、 21‥プレート材。
フロントページの続き (72)発明者 村松 功 東京都三鷹市井の頭3ー24ー32 Fターム(参考) 2E025 BA01 BC01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート材を組み合わせて構成してなる
    バスルームにあって、表層材、中間材、粘着材を積層
    し、かつ表層材と中間材との間に加飾層を加えたラッピ
    ングフィルムを構成し、粘着材をもって当該フィルムを
    バスルームの表面に貼付したことを特徴とするラッピン
    グ処理を施したバスルーム。
  2. 【請求項2】 加飾層が表面材の裏側面に形成された請
    求項1記載のラッピング処理を施したバスルーム。
  3. 【請求項3】 加飾層が中間材の表側面に形成された請
    求項1記載のラッピング処理を施したバスルーム。
  4. 【請求項4】 表層材が透明なフィルムである請求項1
    記載のラッピングを施したバスルーム。
  5. 【請求項5】 表層材がPET樹脂フィルム或いはアク
    リル樹脂フィルムである請求項1記載のラッピングを施
    したバスルーム。
  6. 【請求項6】 中間材が塩ビ樹脂フィルム、ABS樹脂
    フィルム或いはポリエチレン樹脂フィルムより選択され
    た請求項1記載のラッピングを施したバスルーム。
  7. 【請求項7】 粘着材がアクリル系粘着材である請求項
    1記載のラッピングを施したバスルーム。
  8. 【請求項8】 表層材表面に撥水性コート、親水性コー
    ト、或いは紫外線照射性コートを施した請求項1記載の
    ラッピングを施したバスルーム。
  9. 【請求項9】 表層材の表面にシリコーン系化合物或い
    はフッ素系化合物が塗布或いは積層された請求項8記載
    のラッピングを施したバスルーム。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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