JPH04297198A - 輝度信号色信号分離フィルタ - Google Patents

輝度信号色信号分離フィルタ

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JPH04297198A
JPH04297198A JP3438291A JP3438291A JPH04297198A JP H04297198 A JPH04297198 A JP H04297198A JP 3438291 A JP3438291 A JP 3438291A JP 3438291 A JP3438291 A JP 3438291A JP H04297198 A JPH04297198 A JP H04297198A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばNTSC方式の
複合テレビジョン信号から輝度信号と色信号とを分離す
る輝度信号色信号分離フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のNTSC方式輝度信号色
信号分離フィルタのブロック回路図である。図において
、1はNTSC方式の複合カラーテレビジョン信号が、
入力される入力端子、2はアナログの複合カラーテレビ
ジョン信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、3
,4は第1、第2の1ライン遅延回路、5は補償遅延回
路、6は垂直方向フィルタ、7は帯域フィルタ、8,1
0は出力端子、9は減算回路である。
【0003】次に動作について説明する。入力端子1に
入力された複合カラーテレビジョン信号は、A/D変換
器2でデジタル信号201に変換され、垂直方向フィル
タ6および第1の1ライン遅延回路3に入力される。第
1の1ライン遅延回路3の出力202は、第2の1ライ
ン遅延回路4、補償遅延回路5および垂直方向フィルタ
6に入力され、第2の1ライン遅延回路4でさらに1ラ
イン分遅延された出力203は垂直方向フィルタ6に入
力される。
【0004】垂直方向フィルタ6は、通常2ライン型く
し型フィルタと呼ばれるフィルタで構成され、その出力
204は帯域フィルタ7に入力される。
【0005】帯域フィルタ7の出力205は、色信号と
して出力端子8から導出されるとともに、減算回路9の
一方の入力端に入力される。この減算回路9の他方の入
力端には、補償回路5の出力206が入力される。この
補償遅延回路5は帯域フィルタ7における遅延を補償す
るための回路である。そして減算回路9からは輝度信号
207が出力され、出力端子10から導出される。
【0006】次に、NTSC方式の複合カラーテレビジ
ョン信号に対する従来のフィルタの動作について説明す
る。
【0007】A/D変換器2において、標本化周波数f
s =4・fsc(fscは色副搬送周波数)にて色副
搬送波に同期標本化された複合カラーテレビジョン信号
201は、画面上で図17に示すような2次元配列とな
る。すなわち、fsc=(455/2)fH であるか
ら、ラインごとに色信号Cの位相が180゜反転したも
のを1周期に4サンプル抽出したものとなる。図中、Y
は輝度信号、C1,C2は色信号を示しており、白丸は
Y+C1、斜線入り丸はY−C1、白三角はY+C2、
斜線入り三角はY−C2である。
【0008】今、1サンプルの遅延および1ラインの遅
延を表わす記号として、それぞれZ変換を用いてZ−1
および
【0009】
【数1】
【0010】Z−lを用いることとする。ここで、Z−
1=exp(−j2πf/4fSC)である。また、f
SC=(455/2)fH であるから
【0011】
【数2】
【0012】となる。
【0013】垂直方向フィルタ6は、現在の入力信号2
01と、1ライン遅延信号202と、2ライン遅延信号
203とから、色信号Cを含めたラインごとに支援する
ライン支援信号204を抽出する。
【0014】この場合の垂直方向フィルタ6の伝達関数
HV (Z)は、
【0015】
【数3】
【0016】となる。すなわち、図17の画面上で座標
(m,n)のライン支援信号HC (m,n)204を
【0017】
【数4】
【0018】として抜き取ることになる。このライン支
援信号204は輝度信号Yも含むため、帯域フィルタ7
によって、広域成分である色信号C(m,n)205を
ライン支援信号Hc(m,n)204から分離する。そ
して、これにより得られた色信号C(m,n)205は
減算回路9に送られる。減算回路9は、1ライン遅延信
号202を帯域フィルタ7に応じて補償遅延回路5で遅
延させた信号S(m,n)206から色信号C(m,n
)205を差し引き、次のごとく輝度信号Y(m,n)
207を分離する。 Y(m,n)=S(m,n)−C(m,n)
【0019
】この場合の帯域フィルタ7の伝達関数Hh(Z)は、
例えば、     Hh(Z)=(−1/32)(1−Z−2)2
(1+Z−4)2(1+Z−8)として構成できる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の輝度信号色信号
分離フィルタは、垂直方向フィルタと水平方向フィルタ
の特性を組合わせ、垂直方向、水平方向ともに帯域フィ
ルタ7により輝度信号Yと色信号Cとを分離するので、
画像の輝度および色の変化が激しい領域においては、輝
度信号Yと色信号Cが相互のチャンスに漏れ、このため
特にドット妨害等の再生画像の画質劣化を生ずるなどの
問題点があった。
【0021】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、テレビジョン信号に急激な変化
が生じても、正確な輝度信号と色信号の分離を行うこと
のできる輝度信号色信号分離フィルタを得ることを目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明においては、水
平走査周波数に同期した周波数で標本化された複合映像
信号を1ラインづつ、または2ラインづつ遅延させる遅
延手段によって注目標本点と参照標本点、そしてそれら
の1ラインまたは2ライン前および後の参照標本点の各
標本値を抽出し、注目標本点の標本値および参照標本点
の標本値から水平方向色信号抽出フィルタによって水平
方向の色副搬送波の成分を抽出した第1の色信号と、上
記注目標本点および参照標本点の各標本値から垂直方向
の色副搬送波の成分を抽出した第2の色信号と、同じく
各標本値から水平・垂直方向色信号抽出フィルタによっ
て水平方向および垂直方向の色副搬送波の成分を抽出し
た第3の色信号とを、同じく各標本値から画像相関検出
手段によって検出した水平方向および垂直方向の相関に
もとづいて選択して色信号として出力し、上記注目標本
値からこの色信号を減算して輝度信号を得る構成とした
ものであって、上記画像相関検出手段を、上記注目標本
点および参照標本点の各標本値から水平方向の輝度信号
の非相関エネルギDYHを検出する水平方向輝度信号非
相関エネルギー検出手段と、上記注目標本点の標本値か
ら水平方向の色信号の非相関エネルギDCHを検出する
水平方向色信号非相関エネルギー検出手段と、上記注目
標本点および参照点の各標本値から垂直方向の輝度信号
の非相関エネルギDYVを検出する垂直方向輝度信号非
相関エネルギー検出手段と、上記参照標本点の各標本値
から垂直方向の色信号の非相関エネルギDCVを検出す
る垂直方向色信号非相関エネルギー検出手段と、これら
の非相関エネルギDYV,DCH,DYVおよびDCV
を比較して水平方向と垂直方向の相関の大小を判定し、
この判定結果にもとづいて上記第1〜第3の色信号のう
ち相関の大きい色信号を選択する信号を送出する手段と
で構成した。
【0023】
【作用】この発明における画像相関判定手段は、注目標
本点の標本値が垂直方向の相関が弱く、かつ水平方向の
相関が強いときには水平方向色信号抽出フィルタによっ
て抽出した第1の色信号を選択し、注目標本点の標本値
が水平方向の相関が弱くかつ垂直方向の相関が強いとき
には垂直方向色信号抽出フィルタによって抽出した第2
の色信号を選択し、そのどちらでもないときは、水平垂
直方向色信号抽出フィルタによって抽出した第3の色信
号を選択する色信号選択を行う。このため垂直方向に画
像の変化が激しい領域における輝度信号と色信号の相互
のチャンネルへの漏れの影響が減少し、ドット妨害を軽
減することができる。
【0024】
【実施例】実施例1.図1は請求項1に係る発明の一実
施例を示す概略ブロック図であり、11は入力端子で、
NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号が与えられ
る。12はA/D変換器で、入力端子11から入力され
るアナログの複合カラーテレビジョン信号をデジタル信
号に変換する。13はA/D変換12の出力信号を入力
する第1の1ライン遅延回路、14は第2の1ライン遅
延回路、15は補償遅延回路、16は垂直方向色信号抽
出フィルタ、17は水平・垂直方向色信号抽出フィルタ
、18は画像相関判定回路、19は水平方向色信号抽出
フィルタ、20は補償遅延回路、21は補償遅延回路、
22は補償遅延回路、23はスイッチ回路、24はスイ
ッチ回路23の出力端子、25は減算回路、26は減算
回路25の出力端子である。
【0025】図2は図1中の画像相関判定回路18の一
実施例を示すブロック回路図であり、同図において、2
7は水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路、28は
水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、29は垂
直方向色信号非相関エネルギー抽出回路、30は垂直方
向輝度信号非相関エネルギー抽出回路、35,36,3
7は比較回路、38は判定回路、71,72,73a,
73b,74a,74b,77,78,79a,79b
,80は乗算回路、31〜34は加算回路である。図1
におけるA/D変換器12の出力信号101は、図2に
おいて水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路28
と垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路29および
垂直方向輝度信号非相関エネルギー検出回路30に与え
られる。
【0026】第1の1ライン遅延回路13の出力信号1
02は水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路27と
水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路28および
垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30に与え
られる。
【0027】第2の1ライン遅延回路14の出力信号1
03は水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路28
と垂直方向色信号非相関エネルギー検出回路29および
垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30に与え
られる。
【0028】水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
27の出力信号DCHは三方に分かれ、一方は乗算器7
2により定数bが乗ぜられたのち加算回路31に与えら
れ、もう一方は乗算器74aにより定数f1が乗ぜられ
たのち加算回路32に与えられ、他方は乗算器74bに
より定数f2が乗ぜられたのち加算回路33に与えられ
る。水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路28の
出力信号DYHは三方に分かれ、一方は乗算器71によ
り定数aが乗ぜられたのち加算回路31に与えられ、も
う一方は乗算器73aにより定数e1が乗ぜられたのち
加算回路32に与えられ、他方は乗算器73bにより定
数e2が乗ぜられたのち加算回路33に与えられる。垂
直方向色信号非相関エネルギー29の出力信号DCVは
二方に分かれ、一方は比較回路36に与えられ、他方は
乗算器78により定数dが乗ぜられたのち加算回路34
に与えられる。垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出
回路の出力信号DYVは二方に分かれ、一方は比較回路
37に与えられ、他方は乗算器77により定数cが乗ぜ
られたのち加算回路34に与えられる。
【0029】加算回路31の出力信号は第1の水平方向
非相関エネルギDH1として比較回路35に与えられる
。加算回路32の出力信号は第2の水平方向非相関エネ
ルギDH21として、乗算器79aにより定数m1が乗
ぜられたのち比較回路36に与えられる。加算回路33
の出力信号は第3の水平方向非相関エネルギDH22と
して、乗算器79bにより定数m2が乗ぜられたのち比
較回路37に与えられる。加算回路34の出力信号は垂
直方向非相関エネルギDVとして、乗算器80により定
数nが乗ぜられたのち比較回路35に与えられる。
【0030】比較回路35は第1の水平方向非相関エネ
ルギDH1と、垂直方向非相関エネルギDVに定数nを
乗じたn・DVの大小を比較し、DH1≧n・DVのと
きには出力信号114をハイレベルとし、それ以外のと
きはローレベルとする。比較回路36は垂直方向色信号
非相関エネルギーDCVと第2の水平方向非相関エネル
ギDH21に定数m1を乗じたm1・DH21の大小を
比較し、DCV≧m1・DVのときには出力信号115
をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルとする
。比較回路37は垂直方向輝度信号非相関エネルギDY
Vと、第3の水平方向非相関エネルギDH22に定数m
2を乗じたm2・DH22の大小を比較し、DYV≧m
2・DH22のときには出力信号116をハイレベルと
し、それ以外のときはローレベルとする。比較回路35
の出力信号114と比較回路36の出力信号115と比
較回路37の出力信号116は判定回路38に与えられ
る。この判定回路38の出力信号110は画像相関判定
回路18の出力として送出される。
【0031】図3は図2中の判定回路38の一実施例を
示すブロック回路図であり、AND回路39,40、N
OT回路41およびNOR回路42で構成されており、
比較回路35の出力信号114は、AND回路40の一
方の入力端子およびNOT回路41の入力端子に与えら
れ、比較回路36の出力信号115と比較回路37の出
力信号116はNOR回路42に与えられ、このNOR
回路42の出力は、AND回路40の他方の入力端子お
よびAND回路39の一方の入力端子に与えられ、NO
T回路41の出力信号はAND回路39の他方の入力端
子に与えられる。このAND回路39の出力信号と、A
ND回路40の出力信号は、画像相関判定回路18の出
力信号110となる。
【0032】図4は図2中の水平方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路27の一実施例を示すブロック回路図で
、色副搬送波の1周期分1/fSCの遅延量をもつ遅延
回路44、減算回路45および絶対値回路46で構成さ
れており、第1の1ライン遅延回路13の出力信号10
2は、遅延回路44および減算回路45の一方の入力端
子に与えられ、遅延回路44の出力信号は、減算回路4
5の他方の入力端子に与えられる。減算回路45の出力
信号は絶対値回路46に与えられ、この絶対値回路46
の出力が水平方向色信号非相関エネルギーDCHとなる
【0033】図5は図2中の水平方向輝度信号非相関エ
ネルギー抽出回路28の一実施例のブロック回路図で垂
直方向低域通過フィルタ47、色副搬送波の1/2の周
期1/(2fSC)の遅延量をもつ遅延回路48,49
、減算回路50,51、絶対値回路52,53および最
大値回路54で構成されており、A/D変換器12の出
力信号101、第1の1ライン遅延回路13の出力信号
102および第2の1ライン遅延回路14の出力信号1
03は垂直方向低域通過フィルタ47に与えられ、この
垂直方向低域通過フィルタ47の出力は、遅延回路48
および減算回路50の一方の入力端子に与えられ、遅延
回路48の出力は、遅延回路49、減算回路50の他方
の入力端子および減算回路51の一方の入力端子に与え
られ、遅延回路49の出力は、減算回路51の他方の入
力端子に与えられ、減算回路50の出力は、絶対値回路
52に与えられ、この絶対値回路52の出力は最大値回
路54に与えられ、減算回路51の出力は絶対値回路5
3に与えられ、この絶対値回路53の出力は最大値回路
54に与えられる。最大値回路54の出力は水平方向輝
度信号非相関エネルギー抽出回路28の出力DYHとな
る。
【0034】図6は図2中の垂直方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路29の一実施例のブロック回路図で、水
平方向帯域通過フィルタ55,56、および減算回路5
7、絶対値回路58で構成され、A/D変換器12の出
力信号101は水平方向帯域通過フィルタ55に与えら
れ、第2の1ライン遅延回路14の出力信号103は水
平方向帯域通過フィルタ56に与えられ、水平方向帯域
通過フィルタ55の出力は減算回路57の一方の入力端
子に与えられ、水平方向帯域通過フィルタ56の出力は
、減算回路57の他方の入力端子に与えられる。この減
算回路57の出力は、絶対値回路58に与えられ、この
絶対値回路58の出力は垂直方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路29の出力DCVとなる。
【0035】図7は図2中の垂直方向輝度信号非相関エ
ネルギー抽出回路30の一実施例のブロック回路図で、
水平方向低域通過フィルタ59,60,61、減算回路
62,63、絶対値回路64,65および最大値回路6
6で構成されており、A/D変換器12の出力信号10
1は水平方向低域通過フィルタ59に与えられ、第1の
1ライン遅延回路13の出力信号102は水平方向低域
通過フィルタ60に与えられ、第2の1ライン遅延回路
14の出力信号103は水平方向低域通過フィルタ61
に与えられる。水平方向低域通過フィルタ59の出力は
減算回路62の一方の入力端子に与えられ、水平方向低
域通過フィルタ60の出力は減算回路62の他方の入力
端子および減算回路63の一方の入力端子に与えられ、
水平方向低域通過フィルタ61の出力は減算回路63の
他方の入力端子に与えられ、減算回路62の出力は絶対
値回路64に与えられ、減算回路63の出力は絶対値回
路65に与えられ、絶対値回路64,65の出力は最大
値回路66に与えられ、この最大値回路66の出力は垂
直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30の出力D
YVとなる。
【0036】図1ないし図7に示した実施例の動作につ
いて説明する。NTSC方式の複合カラーテレビジョン
信号が入力端子11を介して与えられるとA/D変換器
12はこの複合カラーテレビジョン信号を標本化周波数
fS =4fSCで標本化する。標本化された複合カラ
ーテレビジョン信号は第1の1ライン遅延回路13およ
び第2の1ライン遅延回路14を通ることによって、あ
る注目標本点における標本値と、その注目標本点の画面
上1ライン上および1ライン下の二つの参照標本点とが
同時に抽出される。すなわち、座標(m.n)の位置の
複合カラーテレビジョン信号(標本値)S(m.n)が
第1の1ライン遅延回路13の出力102にあらわれた
時点で、第2の1ライン遅延回路14の出力103には
信号(m.n−1)が現われ、A/D変換器12の出力
101には信号S(m,n+1)が現われる。(図17
参照)。信号102は水平方向信号抽出フィルタ19に
、また、この信号102と他の二つの信号101,10
3は、それぞれ垂直方向色信号抽出フィルタ16、水平
・垂直方向色信号抽出フィルタ17および画像相関判定
回路18の入力に与えられる。例えば、このときの垂直
方向色信号抽出フィルタ16の伝達関数は、
【0037
【数5】
【0038】と表され、また、水平方向色信号抽出フィ
ルタ19の伝達関数は、 と表され、また、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ1
7の伝達関数は、
【0039】
【数6】
【0040】と表される。垂直方向色信号抽出フィルタ
16の出力信号104は、補償遅延回路20の出力信号
105として、また、水平方向色信号抽出フィルタ19
の出力信号106は、補償遅延回路22の出力信号10
7として、また、水平・垂直方向色信号抽出フィルタ1
7の出力信号108は、補償遅延回路21の出力信号1
09として、それぞれスイッチ回路23に与えられる。 注目標本点に対する垂直方向および水平方向の画像の相
関を検出し、水平方向の相関が特に弱いときには、垂直
方向色信号抽出フィルタ16の出力信号104が入力さ
れる補償遅延回路20の出力信号105を選択し、垂直
方向の相関が特に弱いときには、水平方向色信号抽出フ
ィルタ19の出力信号106が入力される補償遅延回路
22の出力信号107を選択し、それ以外の場合は、水
平・垂直方向色信号抽出フィルタ17の出力信号108
が入力される補償遅延回路21の出力信号109を選択
するようにスイッチ回路23を切り換える。この画像の
相関の検出およびスイッチ回路23の制御は、画像相関
判定回路18によって行われ、この画像相関判定回路1
8は、以下のような操作でスイッチ回路を制御する。水
平方向色信号非相関エネルギをDCH(Z)とし、水平
方向輝度信号非相関エネルギをDYH(Z)とし、垂直
方向色信号非相関エネルギDCV(Z)とし、垂直方向
輝度信号非相関エネルギをDYVとし、次のように表す
ことにする。
【0041】
【数7】
【0042】この時、第1の水平方向非相関エネルギー
DH1、第2の水平方向非相関エネルギーDH21、第
3の水平方向非相関エネルギーDH22、垂直方向非相
関エネルギーDVは次のように表される。 DH1=a・DYH+b・DCH DH21=e1・DYH+f1・DCHDH22=e2
・DYH+f2・DCHDV=c・DYV+d・DCV 比較回路35では、DH1とn・DVを比較して、DH
1≧DV のときには水平方向に相関が弱いと判断して判定回路3
8に″1″の信号114を送出し、また、DH1<n・
DV のときには水平方向に相関が強いと判断して判定回路3
8に″0″の信号114を送出する。比較回路36では
、DCVとm1・DH21を比較して、DCV≧m1・
DH21 のときには垂直方向に相関が弱いと判断して判定回路3
8に″1″の信号115を送出し、また、DCV<m1
・DH21 のときには垂直方向に相関が強いと判断して判定回路3
8に″0″の信号115を送出する。比較回路37では
、DYVとm2・DH22を比較して、DYV≧m2・
DH22 のときには垂直方向に相関が弱いと判断して判定回路3
8に″1″の信号116を送出し、また、DYV<m2
・DH22 のときには垂直方向に相関が強いと判断して判定回路3
8に″0″の信号116を送出する。判定回路38は上
記の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回路
23を制御する。すなわち、判定回路38への入力信号
114,115,116と、出力信号110およびスイ
ッチ回路23において選択される色出力信号105,1
07,109の関係は表1のようになる。
【0043】
【表1】
【0044】すなわち、スイッチ回路23はAND回路
39の出力信号110aとAND回路40の出力信号1
10bがともに″0″のときには補償遅延回路22の出
力信号107を選択し、AND回路39の出力信号11
0aが″0″で、AND回路40の出力信号110bが
″1″のときには補償遅延回路20の出力信号105を
選択し、AND回路39の出力信号110aが″1″で
、AND回路40の出力信号110bが″0″のときに
は補償遅延回路21の出力信号109を選択する。従っ
て、図1の実施例においては色信号抽出のフィルタ特性
C(Z)は、相関の有無に応じて、垂直相関が弱いとき
には、 C(Z)=Ch(Z) 水平相関が弱いときには、 C(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0045】実施例2.図8は請求項1に係る第1実施
例の変形例における画像相関判定回路の構成が示されて
いる。第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路
27aの出力DCH1に乗算器72でbを乗算したb・
DCH1とa・DYHを加算回路31に入力してDH1
を検出する。第2の水平方向色信号非相関エネルギー抽
出回路27bの出力DCH2の一方に乗算器74aでf
1を乗算したf1・DCH2とe1・DYHを加算回路
32に入力してDH21を検出し、DCH2の他方に乗
算器74bでf2を乗算したf2・DCH2とe2・D
YHを加算回路33に入力してDH22を検出し、第2
の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路29bの出
力DCV2に乗算器78でdを乗算したd・DCV2と
C・DYVを加算回路34に入力してDVを検出し、比
較回路35でDH1とn・DVを比較し、比較回路36
でDCV1とm1・DH21とを比較し、比較回路37
でDYVとm2・DH22とを比較する構成としたもの
である。なお、図8に示した実施例の、判定回路38の
出力110によるスイッチ回路23の選択制御動作は表
1と同じである。
【0046】なお、上記実施例では水平走査周波数に同
期した色副搬送波の4倍の周波数で複合カラーテレビジ
ョン信号を標本化するようにしたが、標本点が画面上で
格子状に並ぶような方法であれば、色副搬送波の4倍に
限らず、他の周波数で標本化を行うようにしてもよい。 また、上記実施例で用いたディジタルフィルタは一例で
あり、例えばフィルタの次数を多く構成してもよい。ま
た、上記実施例ではNTSC方式の輝度信号色信号分離
フィルタについて述べていたが、第1図における1ライ
ン遅延回路13,14を図9のように2ライン遅延回路
13a,14aとしRAL方式に応用してもよい。さら
に上記実施例では各ディジタルフィルタがFIRフィル
タであったが、これはIIRフィルタとして構成しても
よい。
【0047】実施例3.図10は請求項2に係る発明の
一実施例における画像相関判定回路の構成が示されてい
る。この実施例は図2に示される第1実施例において、
比較回路35の出力信号114を遅延回路86に、比較
回路36の出力信号115を遅延回路87に、比較回路
37の出力信号116を遅延回路88とAND回路90
に、遅延回路88の出力信号119を遅延回路89とA
ND回路90に、遅延回路89の出力信号120をAN
D回路90に、遅延回路86の出力信号117と遅延回
路87の出力信号118とAND回路90の出力信号1
21を判定回路に与えるようにしたものである。
【0048】次に、図10の実施例の動作を説明する。 比較回路35,36,37までの動作は、図2の実施例
と同様であるので説明を省略する。信号114は遅延回
路86で1/2fSC遅延され、信号115は遅延回路
87で1/2fSC遅延されてそれぞれ判定回路38に
入力される。信号116は遅延回路88で1/2fSC
だけ遅延され、この出力信号119は遅延回路89でさ
らに1/2fSC遅延されてAND回路90に信号12
0が入力され、このAND回路90には信号116,1
19も入力される。判定回路38には、遅延回路86,
87およびAND回路90の出力信号117,118,
121がそれぞれ入力される。
【0049】判定回路38は図2の実施例で説明したよ
うに、相関の検出結果に応じてスイッチ回路23を制御
する。判定回路38への入力信号117,118,12
1と、出力信号110(図3参照)およびスイッチ回路
23において選択される色出力信号105,107,1
09の関係は表2のようになる。
【0050】
【表2】
【0051】すなわち、スイッチ回路23はAND回路
39の出力信号110aとAND回路40の出力信号1
10bがともに″0″のときには補償遅延回路22の出
力信号107を選択し、AND回路39の出力信号11
0aが″0″で、AND回路40の出力信号110bが
″1″のときには補償遅延回路20の出力信号105を
選択し、AND回路39の出力信号110aが″1″で
、AND回路40の出力信号110bが″0″のときに
は補償遅延回路21の出力信号109を選択する。従っ
て、この実施例においては、色信号抽出のフィルタ特性
C(Z)は、相関の有無に応じて、垂直相関が弱いとき
には、 C(Z)=Ch(Z) 水平相関が弱いときには、 C(Z)=Cv(Z) どちらでもないときには、 C(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0052】実施例4.図11は請求項2に係る第3実
施例の実施例における画像相関判定回路の構成が示され
ている。第1の水平方向色信号非相関エネルギー抽出回
路27aの出力DCH1に乗算器72でbを乗算したb
・DCH1とa・DYHを加算回路31に入力してDH
1を検出する。第2の水平方向色信号非相関エネルギー
抽出回路27bの出力DCH2の一方に乗算器74aで
f1を乗したf1・DCH2とe1・DYHを加算回路
32に入力してDH21を検出し、DCH2の他方に乗
算器74bでf2を乗算したf2・DCH2とe2・D
YHを加算回路33に入力してDH22を検出し、第2
の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路29bの出
力DCV2に乗算器78でdを乗算したd・DCV2と
C・DYVを加算回路34に入力してDVを検出し、比
較回路35でDH1とn・DVを比較し、比較回路36
でDCV1とm1・DH21とを比較し、比較回路37
でDYVとm2・DH22と比較する構成としたもので
ある。なお、図11に示した実施例の、判定回路38の
出力110によるスイッチ回路23の選択制御動作は表
2と同じである。
【0053】なお、上記実施例では信号116を2個の
遅延回路に通して注目標本点の1つ前後の参照標本点の
標本値が全て″1″のとき信号121が″1″となるよ
うにしたが、注目標本点の前後R個ずつ参照標本点(R
:整数)にわたって非相関が検出できるように前後に同
じ数ずつ配置されていれば、2個に限られない。この場
合は、その数Rに準じて信号114,115の通る遅延
回路の数もR個となる。
【0054】実施例5.図12は請求項3に係る発明の
一実施例における画像相関判定回路の構成が示されてい
る。同図において、71,72,75,76,77a,
77b,78a,78b,79,80a,80bは乗算
回路で、水平方向色信号非相関エネルギー抽出回路27
の出力信号DCHは二方に分かれ、一方は比較回路36
に与えられ、他方は乗算器72によりfが乗ぜられたの
ち加算回路31に与えられる。水平方向輝度信号非相関
エネルギー抽出回路28の出力信号DYHは二方に分か
れ、一方は比較回路37に与えられ、他方は乗算器71
により定数eが乗ぜられたのち、加算回路31に与えら
れる。垂直方向色信号非相関エネルギー抽出回路29の
出力信号DCVは三方に分かれ、一方は乗算器76によ
り定数hが乗ぜられたのち加算回路32に与えられ、も
う一方は乗算器78aにより定数d1が乗ぜられたのち
加算回路33に与えられ、他方は乗算器78bにより定
数d2が乗ぜられたのち加算回路34に与えられる。垂
直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路30の出力信
号DYVは三方に分かれ、一方は乗算器75により定数
gが乗ぜられたのち加算回路32に与えられ、もう一方
は乗算器77aにより定数C1が乗ぜられたのち加算回
路33に与えられ、他方は乗算器77bにより定数C2
が乗ぜられたのち加算回路34に与えられる。
【0055】加算回路31の出力信号は水平方向非相関
エネルギDHとして、乗算器79により定数mが乗ぜら
れたのち比較回数35に与えられる。加算回路32の出
力信号は第1の垂直方向非相関エネルギDV1として比
較回路35に与えられる。加算回路33の出力信号は第
2の垂直方向非相関エネルギDV21として、乗算器8
0aにより定数n1が乗ぜられたのち比較回数36に与
えられる。加算回路34の出力信号は第3の垂直方向非
相関エネルギDV22として、乗算器80bにより定数
n2が乗ぜられたのち比較回路37に与えられる。
【0056】比較回路35は第1の垂直方向非相関エネ
ルギDV1と、水平方向非相関エネルギDHに定数mを
乗じたm・DHの大小を比較し、DV≧m・DHのとき
には出力信号114をハイレベルとし、それ以外のとき
はローレベルとする。比較回路36は水平方向色信号非
相関エネルギーDCHと、第2の垂直方向非相関エネル
ギDV21に定数n1を乗じたn1・DV21の大小を
比較し、DCH≧n1・DV21のときには出力信号1
15をハイレベルとし、それ以外のときはローレベルと
する。比較回路37は水平方向輝度信号非相関エネルギ
DYHと、第3の垂直方向非相関エネルギDV22に定
数n2を乗じたn2・DV22の大小を比較し、DYH
≧n2・DV22のときには出力信号116をハイレベ
ルとし、それ以外のときはローレベルとする。比較回路
35の出力信号114と比較回路36の出力信号115
と比較回路37の出力信号116は判定回路38に与え
られる。この判定回路38の出力信号110は画像相関
判定回路18の出力として送出される。
【0057】次に、この実施例の画像相関判定回路18
の動作を説明する。水平方向非相関エネルギをDH、第
1の垂直方向非相関エネルギをDV1、第2の垂直方向
非相関エネルギをDV21、第3の垂直方向非相関エネ
ルギDV22は次のように表される。 DH=e・DYH+f・DCH DV1=g・DYV+h・DCV DV21=C1・DYV+d1・DCVDV22=C2
・DYV+d2・DCV比較回路35では、DV1とm
・DHを比較して、DV1≧m・DH のときには垂直方向に相関が弱いと判断して判定回路3
8に″1″の信号114を送出し、また、DV1<m・
DV のときには垂直方向に相関が強いと判断して判定回路3
8に″0″の信号114を送出する。比較回路36では
、DCHとn1・DV21を比較して、DCH≧n1・
DV21 のときには水平方向に相関が弱いと判断して、判定回路
38に″1″の信号115を送出し、また、DCH<n
1・DV21 のときには水平方向に相関が強いと判断して、判定回路
38に″0″の信号115を送出する。比較回路37で
は、DYHとn2・DV22を比較して、DYH≧n2
・DV22 のときには水平方向に相関が弱いと判断して、判定回路
38に″1″の信号116を送出し、また、DYH<n
2・DV22 のときには水平方向に相関が強いと判断して、判定回路
38に″0″の信号116を送出する。判定回路38は
上記の相関の検出結果に応じて、次のようにスイッチ回
路23を制御する。すなわち、判定回路38への出力信
号114,115,116と出力信号110およびスイ
ッチ回路23において選択される色出力信号105,1
07,109の関係は表3のようになる。
【0058】
【表3】
【0059】すなわち、スイッチ回路23はAND回路
39の出力信号110aとAND回路40の出力信号1
10bがともに″0″のときには補償遅延回路20の出
力信号105を選択し、AND回路39の出力信号11
0aが″0″でAND回路40の出力信号110bが″
1″のときには補償遅延回路22の出力信号107を選
択し、AND回路39の出力信号110aが″1″で、
AND回路40の出力信号110bが″0″のときには
補償遅延回路21の出力信号109を選択する。従って
図12の実施例においては色信号抽出のフィルタ特性C
(Z)は、相関の有無に応じて、垂直相関が弱いときに
は、 C(Z)=Ch (Z) 水平相関が弱いときには、 C(Z)=CV(Z) どちらでもないときは、 C(Z)=Chv(Z) のように切り替わる。
【0060】実施例6.図13は請求項3に係る第5実
施例の変形例における画像相関判定回路である。この実
施例は、図12に示される第5実施例について、図8に
示される第2実施例と同様に、水平方向色信号非相関エ
ネルギー抽出回路27および垂直方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路29を分離構成したものである。なお、
図13に示した実施例の判定回路38の出力110によ
るスイッチ回路23の選択制御動作は表3と同じである
【0061】実施例7.図14は請求項4に係る発明の
一実施例における画像相関判定回路である。図12の実
施例の比較回路35〜37と判定回路38との間に、図
10と同じ遅延回路86〜89およびAND回路90を
付加したもので、この付加部分は図10の実施例と同様
に動作し、判定回路38は、入力信号117,118,
121にもとづいて前記図12の実施例で説明した相関
検出結果に応じて、スイッチ回路23を制御する。この
判定回路38の入力信号117,118,121と、出
力信号110およびスイッチ回路23において選択され
る色出力信号105,107,109の関係は表4のよ
うになる。
【0062】
【表4】
【0063】実施例8.図15は請求項4に係る第7実
施例の変形例における画像相関判定回路である。この実
施例は、図14に示される第7実施例について、図8に
示される第2実施例と同様に、水平方向色信号非相関エ
ネルギー抽出回路27および垂直方向色信号非相関エネ
ルギー抽出回路29を分離構成したものである。なお、
図15に示した実施例の判定回路38の出力110によ
るスイッチ回路23の選択制御動作は表4と同じである
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複合
カラーテレビジョン信号の垂直方向と水平方向の画像の
相関を検出し、この検出結果にもとづいて特性の異なる
輝度信号色信号分離フィルタの出力信号を選択して出力
するように構成したので、輝度信号と式信号の相互のチ
ャンネルへの漏れの影響を減少させることができ、ドッ
ト妨害を軽減できる輝度信号色信号分離フィルタが得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係るNTSC方式の輝度信号
色信号分離フィルタの一実施例の概略ブロック図である
【図2】図1中の画像相関判定回路の一実施例を示すブ
ロック回路図である。
【図3】図2中の判定回路の一実施例を示す回路図であ
る。
【図4】図2中の水平方向色信号非相関エネルギー抽出
回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図5】図2中の水平方向輝度信号非相関エネルギー抽
出回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図6】図2中の垂直方向色信号非相関エネルギー抽出
回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図7】図2中の垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽
出回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【図8】請求項1の発明の他の実施例を示すブロック回
路図である。
【図9】請求項1の発明に係るRAL方式の輝度信号色
信号分離フィルタの一実施例のブロック回路図である。
【図10】請求項2の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図11】請求項2の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図12】請求項3の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図13】請求項3の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図14】請求項4の発明に係る画像相関判定回路の一
実施例のブロック回路図である。
【図15】請求項4の発明の他の実施例のブロック回路
図である。
【図16】従来の輝度信号色信号分離フィルタのブロッ
ク回路図である。
【図17】NTSC方式の複合カラーテレビジョン信号
を色副搬送波の4倍で同期標本化した信号系列の画面上
での配列を示す説明図である。
【符号の説明】
12  A/D変換器 13,14  1ライン遅延回路 13a,14a  2ライン遅延回路 16  垂直方向色信号抽出フィルタ 17  水平・垂直方向色信号抽出フィルタ18  画
像相関判定回路 19  水平方向色信号抽出フィルタ 23  スイッチ回路 25  減算器 27,27a,27b  水平方向色信号非相関エネル
ギー抽出回路 28  水平方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路2
9,29a,29b  垂直方向色信号非相関エネルギ
ー抽出回路 30  垂直方向輝度信号非相関エネルギー抽出回路3
1〜34  加算回路 35〜37  比較回路 38  判定回路 71〜80,73a,73b,74a,74b,77a
,78a,78b,79a,79b,80a,80b 
 乗算器 86〜89  遅延回路 90  AND回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水平走査周波数に同期した周波数で標
    本化された複合映像信号を1ラインづつ、または2ライ
    ンづつ延長させて注目標本点およびその周囲の複数の参
    照本点の各標本値を同時に抽出する手段と、上記注目標
    本点の標本値から水平方向の色副搬送波の成分に相当す
    る周波数成分を抽出して、第1の色信号を得る水平方向
    色信号抽出フィルタと、上記注目標本点および参照標本
    点の各標本値から垂直方向の色副搬送波の成分に相当す
    る周波数成分を抽出して、第2の色信号を得る垂直方向
    色信号抽出フィルタと、上記標本点および参照標本点の
    各標本値から垂直方向および水平方向の色副搬送波の成
    分に相当する周波数成分を抽出して、第3の色信号を得
    る水平・垂直方向色信号抽出フィルタと、上記第1ない
    し第3の色信号を選択して色信号として出力するスイッ
    チ回路と、上記注目標本点および参照標本点の各標本値
    から水平方向および垂直方向の相関を検出して、色信号
    選択信号を出力する画像相関判定手段と、上記注目標本
    点の標本値から上記スイッチ回路で選択された色信号を
    減算して輝度信号を出力する減算器とを備え、上記画像
    相関判定手段が上記注目標本点および参照標本点の各標
    本値から水平方向の輝度信号の非相関エネルギDYHを
    検出する水平方向輝度信号非相関エネルギー検出手段と
    、上記注目標本点の標本値から水平方向の色信号の非相
    関エネルギDCHを検出する水平方向色信号非相関エネ
    ルギー検出手段と、上記注目標本点および参照標本点の
    各標本値から垂直方向の輝度信号の非相関エネルギDY
    Vを検出する垂直方向輝度信号非相関エネルギー検出手
    段と、上記参照標本点の各標本値から垂直方向の色信号
    の非相関エネルギDCVを検出する垂直方向色信号非相
    関エネルギー検出手段と、上記水平方向輝度信号非相関
    エネルギDYHをa倍(a:整数)したものと、上記水
    平方向色信号非相関エネルギDCHをb倍(b:整数)
    したものを加算した水平方向非相関エネルギDH1を検
    出する第1の水平方向非相関エネルギー検出手段と、上
    記水平方向輝度信号非相関エネルギDYHをe1倍(e
    1:整数)したものと、上記水平方向色信号非相関エネ
    ルギDCHをf1倍(f1:整数)したものを加算した
    水平方向非相関エネルギDH21を検出する第2の水平
    方向非相関エネルギー検出手段と、上記水平方向輝度信
    号非相関エネルギDYHをe2倍(e2:整数)したも
    のと、上記水平方向色信号非相関エネルギDCHをf2
    倍(f2:整数)したものを加算した水平方向非相関エ
    ネルギDH22を検出する第3の水平方向非相関エネル
    ギー検出手段と、上記垂直方向輝度信号非相関エネルギ
    DYVをc倍(c:整数)したものと、上記垂直方向色
    信号相関エネルギDCVをd倍(d:整数)したものを
    加算した垂直方向非相関エネルギDVを検出する垂直方
    向非相関エネルギー検出手段と、DCV≧m1・DH2
    1(m1:整数)またはDYV≧m2・DH22(m2
    :整数)の不等式が成り立つときには上記第1の色信号
    を選択し、DH1≧n・DV(n:整数)の不等式が成
    り立つときには上記第2の色信号を選択し、上記の不等
    式がいずれも成り立たないときには上記第3の色信号を
    選択するようにスイッチ回路を制御する色信号抽出手段
    とで構成したことを特徴とする輝度信号色信号分離フィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】  請求項1において、画像相関判定手段
    が上記注目標本点および参照標本点の各標本値から水平
    方向の輝度信号の非相関エネルギDYHを検出する水平
    方向輝度信号非相関エネルギー検出手段と、上記注目標
    本点の標本値から水平方向の色信号の非相関エネルギD
    CHを検出する水平方向色信号非相関エネルギー検出手
    段と、上記注目標本点および参照標本点の各標本値から
    垂直方向の輝度信号の非相関エネルギDYVを検出する
    垂直方向輝度信号非相関エネルギー検出手段と、上記参
    照標本点の各標本値から垂直方向の色信号の非相関エネ
    ルギDCVを検出する垂直方向色信号非相関エネルギー
    検出手段と、上記水平方向輝度信号非相関エネルギDY
    Hをa倍(a:整数)したものと、上記水平方向色信号
    非相関エネルギDCHをb倍(b:整数)したものを加
    算した水平方向非相関エネルギDH1を検出する第1の
    水平方向非相関エネルギー検出手段と、上記水平方向輝
    度信号非相関エネルギDYHをe1倍(e1:整数)し
    たものと、上記水平方向色信号非相関エネルギをf1倍
    (f1:整数)したものを加算した水平方向非相関エネ
    ルギDH21を検出する第2の水平方向非相関エネルギ
    ー検出手段と、上記水平方向輝度信号非相関エネルギD
    YHをe2倍(e2:整数)したものと、上記水平方向
    色信号非相関エネルギDCHをf2倍(f2:整数)し
    たものを加算した水平方向非相関エネルギDH22を検
    出する第3の水平方向非相関エネルギー検出手段と、上
    記垂直方向輝度信号非相関エネルギDYVをc倍(c:
    整数)したものと、上記垂直方向色信号非相関エネルギ
    DCVをd倍(d:整数)したものを加算した垂直方向
    非相関エネルギDVを検出する垂直方向非相関エネルギ
    ー検出手段と、DCV≧m1・DH21(m1:整数)
    または注目画素の前後Rサンプル(R:整数)にわたっ
    てDYV≧m2・DH22(m2:整数)の不等式が成
    り立つときには上記第1の色信号を選択し、DH1≧n
    ・DV(n:整数)の不等式が成り立つときには上記第
    2の色信号を選択し、上記の不等式がいずれも成り立た
    ないときには上記第3の色信号を選択するようにスイッ
    チ回路を制御する色信号抽出手段とで構成したことを特
    徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  3. 【請求項3】  請求項1において、画像相関判定手段
    が上記注目標本点および参照標本点の各標本値から水平
    方向の輝度信号の非相関エネルギDYHを検出する水平
    方向輝度信号非相関エネルギー検出手段と、上記注目標
    本点の標本値から水平方向の色信号の非相関エネルギD
    CHを検出する水平方向色信号非相関エネルギー検出手
    段と、上記注目標本点および参照標本点の各標本値から
    垂直方向の輝度信号の非相関エネルギDYVを検出する
    垂直方向輝度信号非相関エネルギー検出手段と、上記参
    照標本点の各標本値から垂直方向の色信号の非相関エネ
    ルギDCVを検出する垂直方向色信号非相関エネルギー
    検出手段と、上記水平方向輝度信号非相関エネルギDY
    Hをe倍(e:整数)したものと、上記水平方向色信号
    非相関エネルギDCHをf倍(f:整数)したものを加
    算した水平方向非相関エネルギDHを検出する水平方向
    非相関エネルギー検出手段と、上記垂直方向輝度信号非
    相関エネルギDYVをg倍(g:整数)したものと、上
    記垂直方向色信号非相関エネルギDCVをh倍(h:整
    数)したものを加算した垂直方向非相関エネルギDV1
    を検出する第1の垂直方向非相関エネルギー検出手段と
    、上記垂直方向輝度信号非相関エネルギDYVをc1倍
    (c1:整数)したものと、上記垂直方向色信号非相関
    エネルギDCVをd1倍(d1:整数)したものを加算
    した垂直方向非相関エネルギDV21を検出する第2の
    垂直方向非相関エネルギー検出手段と、上記垂直方向輝
    度信号非相関エネルギDYVをc2倍(c2:整数)し
    たものと、上記垂直方向色信号非相関エネルギDCVを
    d2倍(d2:整数)したものを加算した垂直方向非相
    関エネルギDV22を検出する第3の垂直方向非相関エ
    ネルギー検出手段と、DV1≧m・DH(m:整数)の
    不等式が成り立つときには上記第1の色信号を選択し、
    DCH≧n1・DV21(n1:整数)またはDYH≧
    n2・DV22(n2:整数)の不等式が成り立つとき
    には上記第2の色信号を選択し、上記の不等式がいずれ
    も成り立たないときには上記第3の色信号を選択するよ
    うにスイッチ回路を制御する色信号抽出手段とで構成し
    たことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
  4. 【請求項4】  請求項1において、画像相関判定手段
    が、上記注目標本点および参照標本点の各標本値から水
    平方向の輝度信号の非相関エネルギDYHを検出する水
    平方向輝度信号非相関エネルギー検出手段と、上記注目
    標本点の標本値から水平方向の色信号の非相関エネルギ
    DCHを検出する水平方向色信号非相関エネルギー検出
    手段と、上記注目標本点および参照標本点の各標本値か
    ら垂直方向の輝度信号の非相関エネルギDYVを検出す
    る垂直方向輝度信号非相関エネルギー検出手段と、上記
    参照標本点の各標本値から垂直方向の色信号の非相関エ
    ネルギDCVを検出する垂直方向色信号非相関エネルギ
    ー検出手段と、上記水平方向輝度信号非相関エネルギD
    YHをe倍(e:整数)したものと、上記水平方向色信
    号非相関エネルギDCHをf倍(f:整数)したものを
    加算した水平方向非相関エネルギDHを検出する水平方
    向非相関エネルギー検出手段と、上記垂直方向輝度信号
    非相関エネルギDYVをg倍(g:整数)したものと、
    上記垂直方向色信号非相関エネルギDCVをh倍(h:
    整数)したものを加算した垂直方向非相関エネルギDV
    1を検出する第1の垂直方向非相関エネルギー検出手段
    と、上記垂直方向輝度信号非相関エネルギDYVをc1
    倍(c1:整数)したものと、上記垂直方向色信号非相
    関エネルギDCVをd1倍(d1:整数)したものを加
    算した垂直方向非相関エネルギDV21を検出する第2
    の垂直方向非相関エネルギー検出手段と、上記垂直方向
    輝度信号非相関エネルギDYVをc2倍(c2:整数)
    したものと、上記垂直方向色信号非相関エネルギDCV
    をd2倍(d2:整数)したものを加算した垂直方向非
    相関エネルギDV22を検出する第3の垂直方向非相関
    エネルギー検出手段と、DV1≧m・DH(m:整数)
    の不等式が成り立つときには上記第1の色信号を選択し
    、DCH≧n1・DV21(n1:整数)または注目画
    素の前後Rサンプル(R:整数)にわたってDYH≧n
    2・DV22(n2:整数)の不等式が成り立つときに
    は上記第2の色信号を選択し、上記の不等式がいずれも
    成り立たないときには上記第3の色信号を選択するよう
    にスイッチ回路を制御する色信号抽出手段とで構成した
    ことを特徴とする輝度信号色信号分離フィルタ。
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