JPH04295791A - 時計用文字板 - Google Patents
時計用文字板Info
- Publication number
- JPH04295791A JPH04295791A JP6028091A JP6028091A JPH04295791A JP H04295791 A JPH04295791 A JP H04295791A JP 6028091 A JP6028091 A JP 6028091A JP 6028091 A JP6028091 A JP 6028091A JP H04295791 A JPH04295791 A JP H04295791A
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- JP
- Japan
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- dial
- face
- watch
- center hole
- etching
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 16
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 16
- 239000010703 silicon Substances 0.000 claims abstract description 16
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims abstract description 15
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims abstract description 14
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は時計用、特にアナログ時
計用文字板の構造に関する。
計用文字板の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の時計用文字板は、真鍮やアルミ等
の金属基板上に印刷又は植字を接着するなどして、時刻
やブランド名、その他の模様などを表示していた。
の金属基板上に印刷又は植字を接着するなどして、時刻
やブランド名、その他の模様などを表示していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の時計用
文字板は、印刷を主としているためデザインに立体感を
出そうとすると植字の接着、メッキ、機械加工などを施
さねばならず、印刷の他に別の行程が必要となり、加工
コスト面でも不利である。更に、接着強度やメッキ厚の
管理、機械加工による文字板のソリや変形防止等の管理
項目が多いといった問題点を有している。
文字板は、印刷を主としているためデザインに立体感を
出そうとすると植字の接着、メッキ、機械加工などを施
さねばならず、印刷の他に別の行程が必要となり、加工
コスト面でも不利である。更に、接着強度やメッキ厚の
管理、機械加工による文字板のソリや変形防止等の管理
項目が多いといった問題点を有している。
【０００４】そこで本発明では、シリコン基板を結晶軸
異方性エッチングすることによって同一の行程で様々な
模様を表現でき、機械的な変形などの心配もなく立体感
のあるしかも斬新なデザインの時計用文字板を提供する
ことを目的とするものである。
異方性エッチングすることによって同一の行程で様々な
模様を表現でき、機械的な変形などの心配もなく立体感
のあるしかも斬新なデザインの時計用文字板を提供する
ことを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の時計用文字板は
、シリコン基板より外形形状を加工され、中心部に針部
案内用の中心穴を有する時計用文字板に於いて、前記時
計用文字板上に結晶軸異方性エッチングで形成された少
なくとも一箇所の微細模様を有することを特徴とし、ま
た、前記微細模様を前記中心穴に対して同心円状に複数
個配置したことを特徴とする。
、シリコン基板より外形形状を加工され、中心部に針部
案内用の中心穴を有する時計用文字板に於いて、前記時
計用文字板上に結晶軸異方性エッチングで形成された少
なくとも一箇所の微細模様を有することを特徴とし、ま
た、前記微細模様を前記中心穴に対して同心円状に複数
個配置したことを特徴とする。
【０００６】
【実施例】以下、実施例により本発明の詳細を示す。
【０００７】図１は本発明の実施例を示す時計用文字板
の平面図であり、１はシリコン基板より外形形状を加工
された文字板である。本実施例の場合、紙面に垂直な方
向が結晶軸方位〈１００〉面であるシリコン基板を用い
ている。また、２は時計の針部案内用中心穴であり、文
字板外形と共にエキシマレーザーを用いて切削加工され
ている。３、４、５、６はそれぞれ文字版１上に結晶軸
異方性エッチングで形成された微細模様であり、その中
央部が文字板１の表面に対して凹のピラミッド形状をし
ている。図から分かるように、微細模様３、４、５、６
は中心穴２に対して同心円状に９０°間隔で配置されて
おり、それぞれ時刻の１２時、３時、６時、９時位置を
示している。
の平面図であり、１はシリコン基板より外形形状を加工
された文字板である。本実施例の場合、紙面に垂直な方
向が結晶軸方位〈１００〉面であるシリコン基板を用い
ている。また、２は時計の針部案内用中心穴であり、文
字板外形と共にエキシマレーザーを用いて切削加工され
ている。３、４、５、６はそれぞれ文字版１上に結晶軸
異方性エッチングで形成された微細模様であり、その中
央部が文字板１の表面に対して凹のピラミッド形状をし
ている。図から分かるように、微細模様３、４、５、６
は中心穴２に対して同心円状に９０°間隔で配置されて
おり、それぞれ時刻の１２時、３時、６時、９時位置を
示している。
【０００８】図２は微細模様３、４、５、６の文字板１
の表面に対して垂直方向の断面形状を示す図である。図
中の〈〉中の数字はシリコン基板の結晶面の方位を表し
ている。シリコンの結晶面の関係は、周知の内容である
ためここでの説明は省略する。本実施例の加工寸法例と
しては、微細模様３、４、５、６のＶ型溝形状の幅や約
４００μｍであり、深さは約３００μｍである。また、
Ｖ型溝形状の角度は〈１００〉面即ち文字板１の表面に
対し約５５°になっている。
の表面に対して垂直方向の断面形状を示す図である。図
中の〈〉中の数字はシリコン基板の結晶面の方位を表し
ている。シリコンの結晶面の関係は、周知の内容である
ためここでの説明は省略する。本実施例の加工寸法例と
しては、微細模様３、４、５、６のＶ型溝形状の幅や約
４００μｍであり、深さは約３００μｍである。また、
Ｖ型溝形状の角度は〈１００〉面即ち文字板１の表面に
対し約５５°になっている。
【０００９】図３は微細模様３、４、５、６の加工方法
の概略を示す図である。加工行程は周知のシリコン結晶
軸異方性エッチングであるため、詳細は省略する。図中
７は二酸化シリコン（ＳｉＯ２ ）よりなるマスクであ
る。この状態で水酸化カリウム（ＫＯＨ）、ヒドラジン
、またはエチレンジアミン−ピロカテコール−水（ＥＰ
Ｗ）などのアルカリ系エッチング液によりエッチングす
ると、シリコン基板の点線で示した部分１３のみが除去
される。周知の通り、シリコンの結晶構造は〈１００〉
面では表面原子の非結合ボンド数が２なのに対し〈１１
１〉面ではこれが１である。この違いにより、エッチン
グは〈１００〉面方向にのみ進行し、エッチングされな
い〈１１１〉面が現れる。更に周知の通り、シリコンの
結晶面の関係は〈１００〉面に対し約５５°の角度で〈
１１１〉面がある。従って、時計用文字板上に形成され
る微細模様の断面は〈１００〉面に対して５５°の角度
をもつＶ型溝形状となる。本実施例の場合、微細模様３
、４、５、６を中心穴２に対して同心円状に９０°間隔
で４箇所に配置してそれぞれ時刻の１２時、３時、６時
、９時位置を示しているが、例えば３０°間隔で１２箇
所に配置して１時間おきの時刻位置を表示する事もでき
る。また、本実施例では文字板１の外形及び中心穴２を
エキシマレーザーで切削加工しているが、微細模様３、
４、５、６と同一行程のエッチングで加工する事も容易
に可能である。
の概略を示す図である。加工行程は周知のシリコン結晶
軸異方性エッチングであるため、詳細は省略する。図中
７は二酸化シリコン（ＳｉＯ２ ）よりなるマスクであ
る。この状態で水酸化カリウム（ＫＯＨ）、ヒドラジン
、またはエチレンジアミン−ピロカテコール−水（ＥＰ
Ｗ）などのアルカリ系エッチング液によりエッチングす
ると、シリコン基板の点線で示した部分１３のみが除去
される。周知の通り、シリコンの結晶構造は〈１００〉
面では表面原子の非結合ボンド数が２なのに対し〈１１
１〉面ではこれが１である。この違いにより、エッチン
グは〈１００〉面方向にのみ進行し、エッチングされな
い〈１１１〉面が現れる。更に周知の通り、シリコンの
結晶面の関係は〈１００〉面に対し約５５°の角度で〈
１１１〉面がある。従って、時計用文字板上に形成され
る微細模様の断面は〈１００〉面に対して５５°の角度
をもつＶ型溝形状となる。本実施例の場合、微細模様３
、４、５、６を中心穴２に対して同心円状に９０°間隔
で４箇所に配置してそれぞれ時刻の１２時、３時、６時
、９時位置を示しているが、例えば３０°間隔で１２箇
所に配置して１時間おきの時刻位置を表示する事もでき
る。また、本実施例では文字板１の外形及び中心穴２を
エキシマレーザーで切削加工しているが、微細模様３、
４、５、６と同一行程のエッチングで加工する事も容易
に可能である。
【００１０】図４は本発明の第二の実施例を示す時計用
文字板の平面図である。微細模様８、９、１０、１１の
文字板１の表面に対して垂直方向の断面形状は、図５に
示した通りである。本実施例では、図２に示したＶ型溝
形状に、〈１００〉面に平行な底面１２を付加して第１
の実施例のピラミッド模様とは違う台形模様を形成した
。こうした事は、図３で示したマスク７の形状を変える
だけで容易に実現できる。同様にして、様々な平面形状
の微細模様を形成する事が可能である。図６にその一例
を示す。
文字板の平面図である。微細模様８、９、１０、１１の
文字板１の表面に対して垂直方向の断面形状は、図５に
示した通りである。本実施例では、図２に示したＶ型溝
形状に、〈１００〉面に平行な底面１２を付加して第１
の実施例のピラミッド模様とは違う台形模様を形成した
。こうした事は、図３で示したマスク７の形状を変える
だけで容易に実現できる。同様にして、様々な平面形状
の微細模様を形成する事が可能である。図６にその一例
を示す。
【００１１】また、図７は本発明の第三の実施例を示す
時計用文字板に於ける微細模様の、文字板１の表面に対
して垂直方向の断面を示す図である。これまでの実施例
では、文字板１の表面が〈１００〉面であったが、本実
施例の場合表面が〈１１０〉面のシリコン基板を用いて
いる。シリコンの結晶面の関係は〈１１０〉面に対し９
０°の角度で〈１１１〉面がある。従って、この場合文
字板表面に垂直に〈１１１〉面が有るため、文字板表面
に対して垂直な壁１４をエッチングで作る事ができる。 この様にして垂直な壁を作る事で、第一の実施例で述べ
たＶ溝形状と同じ平面形状であっても、光沢感（即ち光
の反射）を抑えたデザインにする事ができる。
時計用文字板に於ける微細模様の、文字板１の表面に対
して垂直方向の断面を示す図である。これまでの実施例
では、文字板１の表面が〈１００〉面であったが、本実
施例の場合表面が〈１１０〉面のシリコン基板を用いて
いる。シリコンの結晶面の関係は〈１１０〉面に対し９
０°の角度で〈１１１〉面がある。従って、この場合文
字板表面に垂直に〈１１１〉面が有るため、文字板表面
に対して垂直な壁１４をエッチングで作る事ができる。 この様にして垂直な壁を作る事で、第一の実施例で述べ
たＶ溝形状と同じ平面形状であっても、光沢感（即ち光
の反射）を抑えたデザインにする事ができる。
【００１２】また、この他にも、これまで述べた微細模
様を組み合わせて任意の形状、例えば数字の形状を表す
事も可能である。また、微細模様を中心穴２と同心円状
に配置して時刻位置を表示する以外にも、任意の位置で
任意の模様、例えばブランド名などを表示する事が可能
である。また、こうした様々な模様は、総てエッチング
で作られるため、マスク形状さえ変えれば色々な時計用
文字板を同一行程で製造する事ができる。
様を組み合わせて任意の形状、例えば数字の形状を表す
事も可能である。また、微細模様を中心穴２と同心円状
に配置して時刻位置を表示する以外にも、任意の位置で
任意の模様、例えばブランド名などを表示する事が可能
である。また、こうした様々な模様は、総てエッチング
で作られるため、マスク形状さえ変えれば色々な時計用
文字板を同一行程で製造する事ができる。
【００１３】また、こうした微細模様をもつ時計用文字
板をシリコンの熱酸化や蒸着、スパッタリング等による
薄膜形成によって任意の色に着色し、よりデザイン性に
富んだものにする事ができる。
板をシリコンの熱酸化や蒸着、スパッタリング等による
薄膜形成によって任意の色に着色し、よりデザイン性に
富んだものにする事ができる。
【００１４】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シリ
コン基板より外形形状を加工され、中心部に針部案内用
の中心穴を有する時計用文字板に於いて、前記時計用文
字板上に結晶軸異方性エッチングで形成された少なくと
も一箇所の微細模様を有し、また、前記微細模様を前記
中心穴に対して同心円状に複数個配置したことにより、
同一の行程で様々な模様を表現でき、機械的な変形など
の心配もなく立体感のあるしかも斬新なデザインの時計
用文字板を提供できるという効果を有する。
コン基板より外形形状を加工され、中心部に針部案内用
の中心穴を有する時計用文字板に於いて、前記時計用文
字板上に結晶軸異方性エッチングで形成された少なくと
も一箇所の微細模様を有し、また、前記微細模様を前記
中心穴に対して同心円状に複数個配置したことにより、
同一の行程で様々な模様を表現でき、機械的な変形など
の心配もなく立体感のあるしかも斬新なデザインの時計
用文字板を提供できるという効果を有する。
【００１５】更に、結晶異方性エッチングの特性を生か
し、５５°の角度をもったＶ溝形状等通常の機械加工で
は困難な形状も容易に形成でき、従来の時計用文字板の
模様に無い光の反射感を得る事ができ、時計のデザイン
に新たなバリエーションを持たせる事ができる。
し、５５°の角度をもったＶ溝形状等通常の機械加工で
は困難な形状も容易に形成でき、従来の時計用文字板の
模様に無い光の反射感を得る事ができ、時計のデザイン
に新たなバリエーションを持たせる事ができる。
【００１６】以上、本発明の実用上の効果は大である。
【図１】本発明の実施例に於ける時計用文字板の平面形
状を示す図である。
状を示す図である。
【図２】本発明の実施例に於ける時計用文字板上に形成
された微細模様の断面形状を示す図である。
された微細模様の断面形状を示す図である。
【図３】本発明の実施例に於ける時計用文字板上に形成
された微細模様の加工方法の概略を示す図である。
された微細模様の加工方法の概略を示す図である。
【図４】本発明の第二の実施例に於ける時計用文字板の
平面形状を示す図である。
平面形状を示す図である。
【図５】本発明の第二の実施例における時計用文字板上
に形成された微細模様の断面形状を示す図である。
に形成された微細模様の断面形状を示す図である。
【図６】微細模様の他の実施例の平面形状を示す図であ
る。
る。
【図７】本発明の第三の実施例に於ける時計用文字板上
に形成された微細模様の断面形状を示す図である。
に形成された微細模様の断面形状を示す図である。
１ 文字板
２ 中心穴
３、４、５、６ 微細模様
７ マスク
８、９、１０、１１ 微細模様
Claims (2)
- 【請求項１】シリコン基板より外形形状を加工され、中
心部に針部案内用の中心穴を有する時計用文字板に於い
て、前記時計用文字板上に結晶軸異方性エッチングで形
成された少なくとも一箇所の微細模様を有することを特
徴とする時計用文字板。 - 【請求項２】請求項１の微細模様を請求項１の中心穴に
対して同心円状に複数個配置したことを特徴とする請求
項１記載の時計用文字板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6028091A JPH04295791A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 時計用文字板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6028091A JPH04295791A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 時計用文字板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04295791A true JPH04295791A (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=13137580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6028091A Pending JPH04295791A (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 時計用文字板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04295791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007071873A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse | 半導体材料製の文字板を有する時計と半導体材料製の文字板 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP6028091A patent/JPH04295791A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007071873A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse | 半導体材料製の文字板を有する時計と半導体材料製の文字板 |
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