JP2601774Y2 - 時計用文字板 - Google Patents

時計用文字板

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JP2601774Y2
JP2601774Y2 JP1993056038U JP5603893U JP2601774Y2 JP 2601774 Y2 JP2601774 Y2 JP 2601774Y2 JP 1993056038 U JP1993056038 U JP 1993056038U JP 5603893 U JP5603893 U JP 5603893U JP 2601774 Y2 JP2601774 Y2 JP 2601774Y2
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JP
Japan
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hollow portion
metal substrate
timepiece dial
decorative member
circle
Prior art date
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Application number
JP1993056038U
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JPH0720585U (ja
Inventor
正明 渡辺
満夫 岩村
正昭 佐藤
Original Assignee
河口湖精密株式会社
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Publication date
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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は時計用文字板に係り、特
に金属基板と貝,セラミック,貴石,サファイヤ等の装
飾部材とを貼り合わせた時計用文字板の時字,マーク,
文字等の表示部の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貝,セラミック,貴石,サファイ
ヤ等の装飾部材を利用して、高級感を有し、デザインの
斬新な文字板としては、図4に示すように金属基板21
の全面に装飾部材22を貼り合わせていた。そして時
字,マーク,文字等の表示部材23は、立体感がありデ
ザインバリエーションに富んだ植物は使用できず、印刷
したり、電鋳法で作成した部材を貼り合わせたりして形
成していた。植物を使用できない理由は、前記装飾部材
22は機械加工性が非常に悪いため、この装飾部材22
に植物の足を挿入・固定する小穴(径が約200μmと
非常に細い)を精度良く開けることが不可能なためであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例において、
時字,マーク,文字等を印刷にて形成した場合は立体感
に乏しく、又電鋳法で作成した部材を貼り合わせたもの
は立体感はある程度あるが、断面形状が甲丸状となりデ
ザインバリエーションが乏しいという課題があった。
【0004】本考案は上記課題を解決し、貝,セラミッ
ク,貴石,サファイヤ等の装飾部材と金属基板とを貼り
合わせた時計用文字板であっても、時字,マーク,文字
等の表示部材に立体的でデザインバリエーションに富ん
だ植物も使用でき、且つ印刷又は電鋳法で作成した部材
を貼り合わせても立体感があり、デザインバリエーショ
ンに富んだ表示部を有する時計用文字板を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、金属基板と
貝,セラミック,貴石,サファイヤ等の装飾部材とを貼
り合わせてなる時計用文字板において、前記装飾部材に
は時字,マーク,文字等の表示部材より大きい丸形状、
角形状等のくり貫き部が形成されており、このくり貫き
部の前記金属基板面に前記表示部材が形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0006】又、前記くり貫き部の輪郭には立体的なサ
ークルが形成されていることを特徴とするものである。
【0007】又、前記金属基板は、目付, 凹凸模様等が
形成され且つ塗装又はAu, Pt等のメッキ等の表面処
理が施されていることを特徴とするものである。
【0008】更には又、前記くり貫き部の輪郭に立体的
なサークルが形成されると共に、該くり貫き部及びサー
クル内にアクリル,ポリカーボネート等の透明又は半透
明樹脂が甲丸状に形成されていることを特徴とするもの
である。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいて本考案の実施例を詳述す
る。図1は本考案の第1実施例に係る時計用文字板の要
部断面図であり、1は金属材料からなる金属基板であ
り、その上面1aは鏡面に仕上げられ且つNiメッキが
施されている。そして2はくり貫き部2aを有するセラ
ミックからなる装飾部材であり、前記金属基板1に接着
剤を介して貼り合わされた構成となっている。前記セラ
ミックからなる装飾部材2のくり貫き部2aは形状が大
きいため、グリーンシートを金型で成形して形成しても
良く、又レーザーで加工しても良い。
【0010】3は上面が球面に形成され且つAuメッキ
が施された植物で形成された時字(通常植字という)で
あり、その足3aが前記くり貫き部2aの金属基板1に
形成された小穴1bに挿入・固定されている。この小穴
1bは金属基板1に形成されているため穴径が非常に小
さくても精度良く形成できるものである。
【0011】上記のような構成にすることにより、立体
感がありデザインバリエーションに富んだ植物を使用す
ることが可能となり、且つ金属基板1の上面1aが鏡面
に仕上げられているため光の反射により、より立体感が
強調される。
【0012】又、上面1aを目付や梨地模様等を形成し
てメッキ等を施すことによって、上記鏡面以外の色調や
模様に変えることができ、植物(本願では時字)の色調
との種々組み合わせが得られることにより、よりデザイ
ンバリエーションに富んだ時計用文字板が得られる。
【0013】尚、くり貫き部2aの形状は、丸形状,角
形状等全体のデザインを考えて自由に選択することがで
きる。また、その大きさは、時字3が十分納まる範囲の
大きさで形成される。
【0014】図2は本考案の第2実施例に係る時計用文
字板の要部断面図であり、本考案においてはくり貫き部
5aの金属基板4上に、電鋳法で形成されたマーク6が
接着剤にて貼り合わされている。そしてくり貫き部5a
の輪郭に電鋳法で形成された立体的なサークル7が接着
剤にて貼り合わされている。
【0015】上記のような構成とすることにより、マー
ク6が立体的なサークル7でより強調され、マーク6が
比較的薄く、形状が単純なものであっても、マーク6と
装飾部材5との段差及び立体的なサークル7との組み合
わせにより、より立体的に且つバリエーションに富んだ
ものとなるものである。
【0016】図3は本考案の第3実施例に係る時計用文
字板の要部断面図である。本考案において、金属基板8
に貼り合わされた装飾部材9には円形のくり貫き部9a
が形成されており、このくり貫き部9aの金属基板8上
に印刷にて数字10が形成され、更にくり抜き部9aの
輪郭には電鋳法で形成された立体的なサークル11が形
成されている。そして前記円形のくり貫き部9a及びサ
ークル11内には透明樹脂12が甲丸状に形成されてい
る。この透明樹脂12を甲丸状に形成するには、円形の
くり貫き部9aにスポイトで液状の透明樹脂12を滴下
させると表面張力により甲丸状となり、これを適当な温
度で硬化させることにより形成できる。
【0017】上記のような構成とすることにより、甲丸
状に形成された透明樹脂12が一種のレンズ効果を有す
るため、印刷で形成された数字10が拡大され且つ浮き
上がった如く見え、しかも、立体的なサークル11に囲
まれていることにより数字10が非常に強調されて見え
てくる。また、くり貫き部9aの輪郭に立体的なサーク
ル11があるため透明樹脂12がくり貫き部9aの外に
はみ出すことが起きず、外観的に綺麗な甲丸形状が形成
される。このように、変化に富んだ表示が得られると共
に、デザインバリエーションに富んだ文字板を得ること
ができる。本考案においてはこのレンズ効果を強調する
ために円形のくり貫き部9aを用いたが、角形,異形で
あってもそれなりのレンズ効果を有するものである。
【0018】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、金属基板と貝,セラミック,貴石,サファイヤ等の
装飾部材とを貼り合わせてなる時計用文字板において、
前記装飾部材にくり貫き部を形成してあり、このくり貫
き部の金属基板面に時字,マーク,文字等の表示部材を
形成する構成としたため、金属基板が小穴の加工が容易
であることから立体的でデザインバリエーションに富ん
だ植物の表示部材を取り付けることが可能となると共
に、電鋳法で形成した表示部材を貼り合わせたものであ
っても装飾部材との段差により、より立体的に見える文
字板が得られる。
【0019】又、表示部材を設ける金属基板面を鏡面ば
かりでなく目付、凹凸模様等の装飾を施すことによって
表示部材との色調や装飾の組み合わせを豊富に組み立て
ることができ、豊富なデザインバリエーションが得られ
る。
【0020】又、前記くり貫き部に立体的なサークルを
形成することにより表示部材がより強調され見栄えの良
いものが得られる。
【0021】又更には、前記くり貫き部に立体的なサー
クルとを形成すると共に、このくり貫き部とサークル内
に透明又は半透明樹脂を甲丸状に形成することにより表
示の拡大と、この表示の強調感を出現させ、バリエーシ
ョンに富んだ見栄えの良い文字板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る時計用文字板の要部
断面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係る時計用文字板の要部
断面図である。
【図3】本考案の第3実施例に係る時計用文字板の要部
断面図である。
【図4】従来の時計用文字板の断面図である。
【符号の説明】
1 金属基板 1a 上面 1b 小穴 2 装飾部材 2a くり貫き部 3 時字 3a 足 4 金属基板 4a 上面 5 装飾部材 5a くり貫き部 6 マーク 7 サークル 8 金属基板 9 装飾部材 9a くり貫き部 10 数字 11 サークル 12 透明樹脂
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−89153(JP,U) 実開 平5−38588(JP,U) 実開 昭60−86986(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04B 19/06 G04B 19/10 G01D 13/04

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基板と貝,セラミック,貴石,サフ
    ァイヤ等の装飾部材とを貼り合わせてなる時計用文字板
    において、前記装飾部材には時字,マーク,文字等の表
    示部材より大きい丸形状、角形状等のくり貫き部が形成
    されており、このくり貫き部の前記金属基板面に前記表
    示部材が形成されていることを特徴とする時計用文字
    板。
  2. 【請求項2】 前記くり貫き部の輪郭に立体的なサーク
    ルが形成されていることを特徴とする請求項1記載の時
    計用文字板。
  3. 【請求項3】 前記金属基板は、目付, 凹凸模様等が形
    成され且つ塗装又はAu, Pt等のメッキ等の表面処理
    が施されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    時計用文字板。
  4. 【請求項4】 前記くり貫き部の輪郭に立体的なサーク
    ルが形成されると共に、該くり貫き部及びサークル内に
    アクリル,ポリカーボネート等の透明又は半透明樹脂が
    甲丸状に形成されていることを特徴とする請求項1又は
    3記載の時計用文字板。
JP1993056038U 1993-09-22 1993-09-22 時計用文字板 Expired - Lifetime JP2601774Y2 (ja)

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JPH0720585U JPH0720585U (ja) 1995-04-11
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