JP2594469Y2 - 時計用表示板 - Google Patents

時計用表示板

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JP2594469Y2
JP2594469Y2 JP1992033388U JP3338892U JP2594469Y2 JP 2594469 Y2 JP2594469 Y2 JP 2594469Y2 JP 1992033388 U JP1992033388 U JP 1992033388U JP 3338892 U JP3338892 U JP 3338892U JP 2594469 Y2 JP2594469 Y2 JP 2594469Y2
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昭雄 青木
正昭 佐藤
満夫 岩村
正明 渡辺
まり子 壁谷
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ウレタン,UVクリヤ
ー等の透明樹脂層を利用して、バラエティに富んだ表現
を現出する時計用表示板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、時計用表示板にバラエティに富ん
だ模様等を表現する場合、型打,印刷等の手法が採られ
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の方法におい
て、型打で凹凸模様を表現する場合、金型への模様の彫
刻に時間がかかると共に、金型の持ちが悪く、更には一
個の金型で一種類しか表現できず、非常に高価なものに
なってしまうという課題があった。
【0004】又印刷にて模様を表現する場合は、平坦な
模様となってしまい、単純なものしか表現できず、高級
感,バラエティに乏しいという課題があった。
【0005】本考案の目的は、上記課題を解決し、簡単
な方法で高級感を有し、バラエティに富んだ表現を現出
すると共に、従来の技術を使用した時計用表示板を更に
バラエティに富んだ表現をも可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の構成は、型打模
様,メッキ,印刷,塗装等が施されて模様面が形成され
た時計用表示板又は貴石,貝等の装飾部材が固定されて
模様面が形成された時計用表示板において、表示板の時
字を除く前記模様面上の部分的範囲に、中央部が厚く外
周にいくにしたがって薄くなるウレタン,UVクリヤー
等の透明樹脂層を印刷によつて表示板表面に間隔をおい
て複数個配列形成し、表示板の模様面が透明樹脂層のな
い部分と透明樹脂層の形成された部分とからなる構成と
したものである。
【0007】そして上記の構成にあって、比較的簡単に
形成できる透明樹脂層のその形状及び大きさに色々変化
をもたせた組み合わせにすることによってバリエーショ
ンに富んだ模様表現を出現させたものである。以下実施
例でもって本考案の内容を詳述する。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を時計用文字板を例にと
り、図面に基づいて詳述する。図1は本考案の第1実施
例を示す時計用文字板の概略平面図、図2は図1のA−
A線断面図である。図において、1はその上面に図示し
ないが型打模様,メッキ,印刷,塗装等が施されて模様
面が形成された文字板基板であり、2は印刷,メッキ又
は植字等により形成された時字である。3は文字板基板
1の上面の時字2を除く部分に中央部が厚く外周にいく
にしたがって薄くなるウレタン,UVクリヤー等の透明
樹脂層で、一定の面積内にほぼ等間隔に同一形状・同一
大きさで複数個印刷形成したものである。そして、この
透明樹脂層3は、直径は2mm、中央部の高さは約20
μの大きさを有し、外周にいくにしたがってなだらかな
曲線的に薄くなる形状、即ち甲丸形状に形成したもので
ある。本実施例においては、透明樹脂層3が甲丸形状を
有しているため、上面から見ると透明樹脂層3がレンズ
効果を果たすことになって、透明樹脂層3を通して文字
板基板1上に型打模様,メッキ,印刷,塗装等が施され
て形成された模様面を観た場合、透明樹脂層3のレンズ
効果により、模様が拡大されたり、メッキ,塗装の色調
の違いが微妙に変化する。この様子を図3にて説明す
る。図3は文字板基板1に印刷にて平坦な縦線模様4を
形成し、その上に透明樹脂層3を甲丸形状に形成した場
合の部分拡大図である。図でわかるように文字板基板1
上では縦線模様4は細い直線であるが、透明樹脂層3の
上面では、中央部の線は左右対称に広がって見え、両端
では線の広がり方が異なって見える。このように同じ模
様面であっても透明樹脂層3が形成された部分は、形成
されていない部分の模様面と異なった模様面に見える。
【0009】又、図では表現できないが、文字板基板1
上では平坦な縦線模様4であるが、透明樹脂層3上で
は、縦線が浮き上がったように見え、その浮き上がり方
も中央部と両側では異なった浮き上がりを見せる。
【0010】上記のように、本実施例の如く同一形状・
同一大きさの透明樹脂層3を複数個ほぼ等間隔に形成し
て、時計用文字板を見た場合、文字板基板1上に縦線模
様の如く簡単な模様を形成したものであっても、透明
樹脂層3内で模様が微妙に変化した模様面を呈するた
め、透明樹脂層の形成されていない所の模様の中に透明
樹脂層によって微妙に変化した模様面が規則的に配列さ
れ出現し、全体の模様面が微妙に変化した模様面とな
る。また、本実施例での透明樹脂層3はほぼ等間隔に配
列したものであるが、この間隔を随意に変えることによ
ってまた異なった模様を出現させることができる。この
ように、全体として非常にバラエティに富んだ模様を形
成した時計用文字板となる。
【0011】又、図3では模様についてのみ説明した
が、メッキ,塗装等の色調についても透明樹脂層3のレ
ンズ効果により、色調が微妙に変化し、模様と相まって
非常にバラエティに富んだ表現を現出できるものであ
る。
【0012】上記のように本実施例によれば、透明樹脂
層3のレンズ効果により、模様が拡大されたり、浮き上
がったり、又メッキ,塗装等の色調も微妙に変化するの
で、型打により凹凸模様を形成しなくても簡単な印刷の
単純な模様でも非常にバラエティに富んだものとなり、
メッキ,塗装等の色調も微妙に変化するので、非常に簡
単な方法でバラエティに富んだ時計用文字板を提供でき
るものである。
【0013】尚、本実施例では、文字板基板1上に印刷
により平坦な縦線模様を形成した場合について説明した
が、従来の方法である型打にて凹凸模様を形成した文字
板基板にメッキ,塗装等を施して形成した模様面に本考
案の透明樹脂層3を形成した場合あるいは貴石,貝等
の装飾部材を固定して形成した模様面に本考案の透明樹
脂層3を形成した場合でも、模様が平坦なものに比べよ
り変化に富んだ模様,色調が現出でき、非常にバラエテ
ィに富んだものとなる。
【0014】又、本実施例では、透明樹脂層3の中央部
の高さを約20μとしたが、透明樹脂層3にレンズ効果
を持たせるには、中央部の高さが10〜30μの範囲で
形成するのが望ましい。
【0015】図4は本考案の第2実施例を示す時計用文
字板の概略平面図、図5は図4のB−B線断面図であ
る。本実施例においては、第1実施例と同じ文字板基板
1を使用し、その上面に同一形状で、大きさの異なる甲
丸形状を有する透明樹脂層5,6即ち直径が約4mmで
中央部の高さが約25μの透明樹脂層5と直径が2mm
で中央部の高さが約15μの透明樹脂層6とを交互に位
置するように形成したものである。
【0016】本実施例によれば、透明樹脂層5,6の大
きさ、高さが異なるため、レンズ効果もそれぞれに異な
り、第1実施例と同じ文字板基板1を使用した場合で
も、文字板基板1に形成された模様,色調が第1実施例
のものとは異なって見える。
【0017】図6は本考案の第3実施例を示す時計用文
字板の概略平面図であり、文字板基板1上に異なった形
状で異なった大きさの透明樹脂層7を形成したものであ
る。本実施例においては、透明樹脂層7が種々の形状を
しているため文字板基板1上に形成された模様,色調が
よりバラエティに富んだものとなる。
【0018】図7は本考案の第4実施例を示す時計用文
字板の概略平面図、図8は図7のC−C線断面図であ
る。本実施例においては、文字板基板1の上面に中央部
の高さが1〜3μの透明樹脂層8を形成したものであ
る。この透明樹脂層8は、中央部の高さが低いためレン
ズ効果を有しない。このため上面から見ると透明樹脂層
8は透けるため見えないが、少し斜めから見ると光の反
射により透明樹脂層8が見えるようになる。本実施例の
ように透明樹脂層8を薄くすることにより、透明樹脂層
8そのものが模様となって、見る角度により見えたり、
見えなかったりする透かし模様を現出する。
【0019】尚、第1実施例乃至第3実施例において
も、透明樹脂層の厚みを薄くすることにより、第4実施
例と同様透かし模様を現出することができる。
【0020】上記各実施例において、ウレタン,UVク
リヤー等の透明樹脂層を形成する方法として、スクリー
ン印刷,転写印刷等の方法があるが、特に中央部の厚み
を10〜30μの範囲で形成してレンズ効果を持たせる
場合、上面を滑らかなおわん状にする必要があるため
(下面が角形状であっても)、ウレタン,UVクリヤー
等の透明樹脂の粘度調整及び印刷方法の確立が重要であ
る。
【0021】
【考案の効果】上記のごとく本考案によれば、型打模
様,メッキ,印刷,塗装等が施されて形成された模様面
上に、中央部が厚く外周にいくにしたがって薄くなる透
明樹脂層を印刷で間隔おいて複数個形成することによ
り、透明樹脂層のレンズ効果で、透明樹脂層形成部分の
模様面の模様が拡大されたり、浮き上がったりして見
え、又色調も微妙に変化した模様が出現し、この模様が
透明樹脂層の無い所の模様の中に入り交じって出現して
全体的に変化した模様が出現し、表示板の模様面の模様
に高級感が出てくる。また、基板上の模様付けも印刷等
簡単な方法で良く、更には同じ基板を使用して、透明樹
脂層の形成を印刷で且つ形状,大きさを変えるだけでそ
れぞれ違った模様,色調を出現できるのでバラエティに
富んだ時計用表示板を簡単で安価に提供できるものであ
る。
【0022】又、従来の型打模様の基板に利用すること
により、更に模様の変化を現出でき、よりバラエティに
富んだものとなる。
【0023】更に又、透明樹脂層の厚みを薄くすること
により、透明樹脂層そのものを透かし模様として使用で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す時計用文字板の概略
平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】本考案における透明樹脂層を形成した部分の部
分拡大図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す時計用文字板の概略
平面図である。
【図5】図4におけるB−B線断面図である。
【図6】本考案の第3実施例を示す時計用文字板の概略
平面図である。
【図7】本考案の第4実施例を示す時計用文字板の概略
平面図である。
【図8】図7におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 文字板基板 2 時字 3,5,6,7,8 透明樹脂層 4 模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩村 満夫 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の 2 河口湖精密株式会社内 (72)考案者 渡辺 正明 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の 2 河口湖精密株式会社内 (72)考案者 壁谷 まり子 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の 2 河口湖精密株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−31263(JP,A) 特開 昭64−16987(JP,A) 実開 昭58−71177(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04B 19/10 G04B 19/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型打模様,メッキ,印刷,塗装等が施さ
    れて模様面が形成された時計用表示板又は貴石,貝等の
    装飾部材が固定されて模様面が形成された時計用表示板
    において、表示板の時字を除く前記模様面上の部分的範
    囲に、中央部が厚く外周にいくにしたがって薄くなるウ
    レタン,UVクリヤー等の透明樹脂層を印刷によって表
    示板表面に間隔をおいて複数個配列形成し、表示板の模
    様面が透明樹脂層のない部分と透明樹脂層の形成された
    部分とからなることを特徴とする時計用表示板。
JP1992033388U 1992-04-22 1992-04-22 時計用表示板 Expired - Fee Related JP2594469Y2 (ja)

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JPS6086986U (ja) * 1983-11-21 1985-06-14 セイコーインスツルメンツ株式会社 携帯時計用文字板
JPS6416987A (en) * 1987-07-10 1989-01-20 Chino Tokeiten Kk Dial of timepiece
JPH0164089U (ja) * 1987-10-16 1989-04-25

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