JPH04295698A - メモリセルの駆動方法 - Google Patents
メモリセルの駆動方法Info
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- JPH04295698A JPH04295698A JP3058936A JP5893691A JPH04295698A JP H04295698 A JPH04295698 A JP H04295698A JP 3058936 A JP3058936 A JP 3058936A JP 5893691 A JP5893691 A JP 5893691A JP H04295698 A JPH04295698 A JP H04295698A
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B69/00—Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Dram (AREA)
- Read Only Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリ用トランジスタと
選択用トランジスタとからなるメモリセルがマトリクス
状に配列されたメモリセルの駆動方法に関する。
選択用トランジスタとからなるメモリセルがマトリクス
状に配列されたメモリセルの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のEEP ROM(El
ectrically Erasable and
Programmable ROM)に用いられ
るメモリ素子を示す。この素子は通常、nチャネル形M
NOS素子とされている。すなわち、半導体基板1には
Pウェル2が形成され、このPウェル2にはn+ 高濃
度領域のソース拡散層4およびn+ 高濃度領域のドレ
イン拡散層5が形成される。ソース拡散層4にはソース
電極6が接続して形成され、ドレイン拡散層5にはドレ
イン電極7が接続して形成される。前記ソース拡散層4
とドレイン拡散層5との間にはSiO2 層8およびS
i3 N4 層9を介してゲート電極10が形成される
。
ectrically Erasable and
Programmable ROM)に用いられ
るメモリ素子を示す。この素子は通常、nチャネル形M
NOS素子とされている。すなわち、半導体基板1には
Pウェル2が形成され、このPウェル2にはn+ 高濃
度領域のソース拡散層4およびn+ 高濃度領域のドレ
イン拡散層5が形成される。ソース拡散層4にはソース
電極6が接続して形成され、ドレイン拡散層5にはドレ
イン電極7が接続して形成される。前記ソース拡散層4
とドレイン拡散層5との間にはSiO2 層8およびS
i3 N4 層9を介してゲート電極10が形成される
。
【0003】図11は従来のEEPROMの駆動方法を
説明するための状態回路図であり、(a)はデータロー
ド状態、(b)は消去状態、(c)は書込み状態を示す
。このEEPROMはメモリアレイ部11、データロー
ドスイッチ部12及びセンスアンプ入出力部(S.A.
I/O)13等より構成され、メモリアレイ部11のメ
モリ用トランジスタMTrは図10に示すようなnチャ
ネル形MNOS素子より構成され、選択用トランジスタ
STrはMOS素子より構成される。
説明するための状態回路図であり、(a)はデータロー
ド状態、(b)は消去状態、(c)は書込み状態を示す
。このEEPROMはメモリアレイ部11、データロー
ドスイッチ部12及びセンスアンプ入出力部(S.A.
I/O)13等より構成され、メモリアレイ部11のメ
モリ用トランジスタMTrは図10に示すようなnチャ
ネル形MNOS素子より構成され、選択用トランジスタ
STrはMOS素子より構成される。
【0004】即ち、メモリ書き換えの初期に行われるデ
ータロードは図11(a)に示すように、書き換え番地
のメモリ用トランジスタMTr及び選択用トランジスタ
STrのゲートを0電位にすると共に、メモリアレイ部
11のPウェル2を0電位にし、センスアンプ入出力部
13よりの新データ「0」,「1」をデータロードスイ
ッチ部12を介して図示しないデータロードラッチ部に
取り込む。この場合、図11(a)のデータロード状態
では書き換え番地のメモリ用トランジスタMTrには旧
データ「1」,「0」が書き込まれている。
ータロードは図11(a)に示すように、書き換え番地
のメモリ用トランジスタMTr及び選択用トランジスタ
STrのゲートを0電位にすると共に、メモリアレイ部
11のPウェル2を0電位にし、センスアンプ入出力部
13よりの新データ「0」,「1」をデータロードスイ
ッチ部12を介して図示しないデータロードラッチ部に
取り込む。この場合、図11(a)のデータロード状態
では書き換え番地のメモリ用トランジスタMTrには旧
データ「1」,「0」が書き込まれている。
【0005】次に、図11(b)に示すように、消去状
態では、書き換え番地のメモリ用トランジスタMTrの
ゲートに負電圧−Vp 、選択用トランジスタSTrの
ゲートに正電圧5Vをかけ、メモリアレイ部11のPウ
ェル2に正電圧5Vをかける。この図11(b)に示す
消去状態の場合には、書き換え番地のメモリ用トランジ
スタMTrのゲートに負電圧−Vp が印加されている
為、Pウェル2内の正孔がSiO2 層8(図10)中
を直接トンネル効果で注入され、Si3 N4 層9中
の正孔捕獲準位にトラップされる。このとき、しきい値
電圧は、マイナス側にシフトし「1」,「1」状態とな
る。なお、この際、データロードスイッチ部12に配置
されたスイッチングトランジスタのゲートに−Vp を
かけ、いずれもオフ状態としておく。
態では、書き換え番地のメモリ用トランジスタMTrの
ゲートに負電圧−Vp 、選択用トランジスタSTrの
ゲートに正電圧5Vをかけ、メモリアレイ部11のPウ
ェル2に正電圧5Vをかける。この図11(b)に示す
消去状態の場合には、書き換え番地のメモリ用トランジ
スタMTrのゲートに負電圧−Vp が印加されている
為、Pウェル2内の正孔がSiO2 層8(図10)中
を直接トンネル効果で注入され、Si3 N4 層9中
の正孔捕獲準位にトラップされる。このとき、しきい値
電圧は、マイナス側にシフトし「1」,「1」状態とな
る。なお、この際、データロードスイッチ部12に配置
されたスイッチングトランジスタのゲートに−Vp を
かけ、いずれもオフ状態としておく。
【0006】次に、図11(c)に示すように、書込み
状態では、書き換え番地のメモリ用トランジスタMTr
のゲートに正電圧5V、選択用トランジスタSTrのゲ
ートに正電圧5Vをかけ、メモリアレイ部11のPウェ
ル2に負電圧−Vp をかける。また、データロードス
イッチ部12のスイッチングトランジスタのゲートには
、それぞれ−Vp または正電位5Vをかけ、書込み情
報である「0」に接続されている側のスイッチングトラ
ンジスタのみをオンにする。これによりオンされたスイ
ッチングトランジスタに接続された選択用トランジスタ
STrを介して対応するメモリ用トランジスタMTrの
ドレインに−Vp が供給され、このメモリ用トランジ
スタMTrのSi3 N4 層9中の電子捕獲準位には
電子がトラップされ、このとき、しきい値電圧は、プラ
ス側にシフトし書込み状態「0」となる。この場合、消
去情報「1」に接続されたスイッチングトランジスタは
オフなので、このトランジスタに接続された選択用トラ
ンジスタSTrもオフであり、これに対応するメモリ用
トランジスタMTrは消去状態「1」を保持する。
状態では、書き換え番地のメモリ用トランジスタMTr
のゲートに正電圧5V、選択用トランジスタSTrのゲ
ートに正電圧5Vをかけ、メモリアレイ部11のPウェ
ル2に負電圧−Vp をかける。また、データロードス
イッチ部12のスイッチングトランジスタのゲートには
、それぞれ−Vp または正電位5Vをかけ、書込み情
報である「0」に接続されている側のスイッチングトラ
ンジスタのみをオンにする。これによりオンされたスイ
ッチングトランジスタに接続された選択用トランジスタ
STrを介して対応するメモリ用トランジスタMTrの
ドレインに−Vp が供給され、このメモリ用トランジ
スタMTrのSi3 N4 層9中の電子捕獲準位には
電子がトラップされ、このとき、しきい値電圧は、プラ
ス側にシフトし書込み状態「0」となる。この場合、消
去情報「1」に接続されたスイッチングトランジスタは
オフなので、このトランジスタに接続された選択用トラ
ンジスタSTrもオフであり、これに対応するメモリ用
トランジスタMTrは消去状態「1」を保持する。
【0007】以上のように従来のEEPROMは、メモ
リ用トランジスタMTrへのデータの書き込みおよび消
去の選択/非選択を選択用トランジスタSTrのゲート
バイアスと共通電極であるPウェル2の電位との両方を
工夫することで達成していた。
リ用トランジスタMTrへのデータの書き込みおよび消
去の選択/非選択を選択用トランジスタSTrのゲート
バイアスと共通電極であるPウェル2の電位との両方を
工夫することで達成していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、TFT
では各トランジスタをアイソレーションすることにより
、素子分離構造を形成するに必要な工程を省略してコス
ト上のメリットをもたせているものであるから、共通電
極であるPウェルを形成して素子分離を行なうようにし
たのでは何のメリットもなくなる。したがって、Pウェ
ル電位を使うというメモリセルの駆動方法は採用できな
い。又、Pウェルのような基板電位をもたないTFTで
は、書込み又は消去モードでの信号はソース/ドレイン
とメモリゲートと選択ゲートの3種類で済むが、メモリ
ゲート下がフローティングになるため、非選択時にメモ
リゲート−ソース/ドレイン間に電圧がかかり、非選択
が多数回繰返されると、メモリゲート−ソース/ドレイ
ン間に電荷が蓄積されて誤動作を生じる虞があった。
では各トランジスタをアイソレーションすることにより
、素子分離構造を形成するに必要な工程を省略してコス
ト上のメリットをもたせているものであるから、共通電
極であるPウェルを形成して素子分離を行なうようにし
たのでは何のメリットもなくなる。したがって、Pウェ
ル電位を使うというメモリセルの駆動方法は採用できな
い。又、Pウェルのような基板電位をもたないTFTで
は、書込み又は消去モードでの信号はソース/ドレイン
とメモリゲートと選択ゲートの3種類で済むが、メモリ
ゲート下がフローティングになるため、非選択時にメモ
リゲート−ソース/ドレイン間に電圧がかかり、非選択
が多数回繰返されると、メモリゲート−ソース/ドレイ
ン間に電荷が蓄積されて誤動作を生じる虞があった。
【0009】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
で、Pウェル等の共通電位を用いることなく、選択用ト
ランジスタのバイアス条件で、メモリ用トランジスタへ
のデータの書込みまたは消去の選択/非選択ができると
共に、非選択時にメモリゲートとソースまたはドレイン
間に電荷が蓄積されるのを防止し得るメモリセルの駆動
方法を提供することを目的とする。
で、Pウェル等の共通電位を用いることなく、選択用ト
ランジスタのバイアス条件で、メモリ用トランジスタへ
のデータの書込みまたは消去の選択/非選択ができると
共に、非選択時にメモリゲートとソースまたはドレイン
間に電荷が蓄積されるのを防止し得るメモリセルの駆動
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、メモリ用トランジスタと選択用トランジス
タとからなるメモリセルがマトリクス状に配列されたメ
モリセルの駆動方法において、メモリ用トランジスタの
メモリゲートとソースまたはドレイン間電圧として書込
み電圧もしくは消去電圧を印加した後、当該メモリ用ト
ランジスタのメモリセルと同一データラインで接続され
たメモリセルに対して、メモリゲート−データライン間
を逆相電位にして非選択時のメモリゲートとソースまた
はドレイン間に蓄積された電荷を放電することを特徴と
するものである。
するために、メモリ用トランジスタと選択用トランジス
タとからなるメモリセルがマトリクス状に配列されたメ
モリセルの駆動方法において、メモリ用トランジスタの
メモリゲートとソースまたはドレイン間電圧として書込
み電圧もしくは消去電圧を印加した後、当該メモリ用ト
ランジスタのメモリセルと同一データラインで接続され
たメモリセルに対して、メモリゲート−データライン間
を逆相電位にして非選択時のメモリゲートとソースまた
はドレイン間に蓄積された電荷を放電することを特徴と
するものである。
【0011】
【作用】上記手段により、選択されたメモリセルへの書
込みもしくは消去電圧印加時に非選択メモリセルのメモ
リゲートとソースまたはドレイン間に蓄積された電荷は
、メモリゲート−データライン間を逆相電位にすること
により、放電される。
込みもしくは消去電圧印加時に非選択メモリセルのメモ
リゲートとソースまたはドレイン間に蓄積された電荷は
、メモリゲート−データライン間を逆相電位にすること
により、放電される。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
【0013】図1は本発明に係るメモリセルの断面図を
示す。例えばガラス等の絶縁基板21上にはポリシリコ
ン等半導体層22が形成され、この半導体層22にはn
+ 高濃度領域231,232,233,234及びn
− 低濃度領域241,242,243,244が形成
される。前記n+ 高濃度領域232と233間の上に
は例えば窒化硅素等の第2の絶縁層25を介して例えば
Al等のメモリ用トランジスタMTRのゲート電極26
が形成される。絶縁層25は例えばSi/N比が化学量
論比0.75よりも大きい窒化硅素SiNよりなるもの
で、ホットエレクトロンやファウラーノルドハイム効果
によって電子や正孔を捕獲し、かつ、放出することがで
きるものである。この絶縁層25はSiO2 薄膜およ
びSi3 N4 の2層構造としてもよい。この場合、
メモリ用トランジスタMTRはゲート電極26とn+
高濃度領域232,233の重なりを大きくとって容量
をもたせるように形成される。前記n− 低濃度領域2
41と242間の上には例えばSiO2 等の第1の絶
縁層27を介して選択用トランジスタSTR1の例えば
ポリシリコン等よりなるゲート電極281が形成され、
前記n− 低濃度領域243と244間の上には例えば
SiO2 等の第1の絶縁層27を介して選択用トラン
ジスタSTRの例えばポリシリコン等よりなるゲート電
極282が形成される。この場合、選択用トランジスタ
STR1のゲート電極281はn− 低濃度領域241
,242とセルフアラインで形成され、かつ容量を十分
小さくして無視できるように形成される。また、選択用
トランジスタSTR2のゲート電極282もn− 低濃
度領域243,244とセルフアラインで形成され、容
量を十分小さくして無視できるように形成される。前記
第1の絶縁層27は全体を覆うように形成される。前記
n+ 高濃度領域231には例えばAl等よりなるソー
ス電極30が接続して形成され、前記n+ 高濃度領域
234には例えばAl等よりなるドレイン電極31が接
続して形成される。
示す。例えばガラス等の絶縁基板21上にはポリシリコ
ン等半導体層22が形成され、この半導体層22にはn
+ 高濃度領域231,232,233,234及びn
− 低濃度領域241,242,243,244が形成
される。前記n+ 高濃度領域232と233間の上に
は例えば窒化硅素等の第2の絶縁層25を介して例えば
Al等のメモリ用トランジスタMTRのゲート電極26
が形成される。絶縁層25は例えばSi/N比が化学量
論比0.75よりも大きい窒化硅素SiNよりなるもの
で、ホットエレクトロンやファウラーノルドハイム効果
によって電子や正孔を捕獲し、かつ、放出することがで
きるものである。この絶縁層25はSiO2 薄膜およ
びSi3 N4 の2層構造としてもよい。この場合、
メモリ用トランジスタMTRはゲート電極26とn+
高濃度領域232,233の重なりを大きくとって容量
をもたせるように形成される。前記n− 低濃度領域2
41と242間の上には例えばSiO2 等の第1の絶
縁層27を介して選択用トランジスタSTR1の例えば
ポリシリコン等よりなるゲート電極281が形成され、
前記n− 低濃度領域243と244間の上には例えば
SiO2 等の第1の絶縁層27を介して選択用トラン
ジスタSTRの例えばポリシリコン等よりなるゲート電
極282が形成される。この場合、選択用トランジスタ
STR1のゲート電極281はn− 低濃度領域241
,242とセルフアラインで形成され、かつ容量を十分
小さくして無視できるように形成される。また、選択用
トランジスタSTR2のゲート電極282もn− 低濃
度領域243,244とセルフアラインで形成され、容
量を十分小さくして無視できるように形成される。前記
第1の絶縁層27は全体を覆うように形成される。前記
n+ 高濃度領域231には例えばAl等よりなるソー
ス電極30が接続して形成され、前記n+ 高濃度領域
234には例えばAl等よりなるドレイン電極31が接
続して形成される。
【0014】図2は図1のメモリセルの回路図である。
ソース電極30は選択用トランジスタSTR1のソース
(n+ 高濃度領域231)に接続され、この選択用ト
ランジスタSTR1のドレイン(n+ 高濃度領域23
2)はメモリ用トランジスタMTRのソース(n+ 高
濃度領域232)に接続される。このメモリ用トランジ
スタMTRのドレイン(n+ 高濃度領域233)は選
択用トランジスタSTR2のソース(n+ 高濃度領域
233)に接続され、この選択用トランジスタSTR2
のドレイン(n+ 高濃度領域234)はドレイン電極
31に接続される。前記メモリ用トランジスタMTRに
はゲート電極26が設けられ、前記選択用トランジスタ
STR1のゲート電極281と前記選択用トランジスタ
STR2のゲート電極282はゲート端子28に接続さ
れる。前記メモリ用トランジスタMTRのドレイン(n
+ 高濃度領域233)と選択用トランジスタSTR2
のソース(n+ 高濃度領域233)との接続点をノー
ド29とする。
(n+ 高濃度領域231)に接続され、この選択用ト
ランジスタSTR1のドレイン(n+ 高濃度領域23
2)はメモリ用トランジスタMTRのソース(n+ 高
濃度領域232)に接続される。このメモリ用トランジ
スタMTRのドレイン(n+ 高濃度領域233)は選
択用トランジスタSTR2のソース(n+ 高濃度領域
233)に接続され、この選択用トランジスタSTR2
のドレイン(n+ 高濃度領域234)はドレイン電極
31に接続される。前記メモリ用トランジスタMTRに
はゲート電極26が設けられ、前記選択用トランジスタ
STR1のゲート電極281と前記選択用トランジスタ
STR2のゲート電極282はゲート端子28に接続さ
れる。前記メモリ用トランジスタMTRのドレイン(n
+ 高濃度領域233)と選択用トランジスタSTR2
のソース(n+ 高濃度領域233)との接続点をノー
ド29とする。
【0015】図4は図2のメモリ用トランジスタMTR
のゲート電極26からドレイン電極31までの等価回路
図である。Cmgはメモリ用トランジスタMTRのゲー
ト容量、Vmgはメモリ用トランジスタMTRのゲート
電極26とソース/ドレイン間の電圧、Ron/Rof
f は選択用トランジスタSTR2のチャネル抵抗で、
Ronは選択時のチャネル抵抗、Roff は非選択時
のチャネル抵抗である。Csgは選択用トランジスタS
TR2のゲート容量であるが、選択用トランジスタST
R2のゲート電極282はn− 低濃度領域243,2
44とセルフアラインで形成されるため、選択用トラン
ジスタSTR2のゲート容量Csgは十分小さくし無視
することができる。したがって、ゲート電極26とドレ
イン電極31間にゲート容量Cmgとチャネル抵抗Ro
n/Roff が直列に接続された回路となる。前記ゲ
ート電極26とドレイン電極31間に電圧Vpを印加し
た場合、メモリ用トランジスタMTRのゲート電極とソ
ース/ドレイン間の電圧Vmgはゲート容量Cmgとチ
ャネル抵抗Ron/Roff の時定数で決まる。すな
わち、非選択時のメモリセルの時定数toff はto
ff =Roff ×Cmgとなり、選択時の書込み/
消去メモリセルの時定数tonはton=Ron×Cm
gとなる。Ronは例えば5×105 Ωであり、Ro
ff は例えば5×1010Ωである。Roff /R
on=103 以上あれば効果がある。
のゲート電極26からドレイン電極31までの等価回路
図である。Cmgはメモリ用トランジスタMTRのゲー
ト容量、Vmgはメモリ用トランジスタMTRのゲート
電極26とソース/ドレイン間の電圧、Ron/Rof
f は選択用トランジスタSTR2のチャネル抵抗で、
Ronは選択時のチャネル抵抗、Roff は非選択時
のチャネル抵抗である。Csgは選択用トランジスタS
TR2のゲート容量であるが、選択用トランジスタST
R2のゲート電極282はn− 低濃度領域243,2
44とセルフアラインで形成されるため、選択用トラン
ジスタSTR2のゲート容量Csgは十分小さくし無視
することができる。したがって、ゲート電極26とドレ
イン電極31間にゲート容量Cmgとチャネル抵抗Ro
n/Roff が直列に接続された回路となる。前記ゲ
ート電極26とドレイン電極31間に電圧Vpを印加し
た場合、メモリ用トランジスタMTRのゲート電極とソ
ース/ドレイン間の電圧Vmgはゲート容量Cmgとチ
ャネル抵抗Ron/Roff の時定数で決まる。すな
わち、非選択時のメモリセルの時定数toff はto
ff =Roff ×Cmgとなり、選択時の書込み/
消去メモリセルの時定数tonはton=Ron×Cm
gとなる。Ronは例えば5×105 Ωであり、Ro
ff は例えば5×1010Ωである。Roff /R
on=103 以上あれば効果がある。
【0016】図3はメモリ用トランジスタMTRのメモ
リ特性を示す。すなわち、電圧Vpがメモリ用トランジ
スタMTRのゲート電極とソース/ドレイン間(ゲート
電極26とノード29間)に電圧Vmgとして印加され
れば、100μsでもしきい値電圧Vthは書込み側の
プラス側にも、消去側のマイナス側にもシフトする。一
方、電圧VINH 以下がメモリ用トランジスタMTR
のゲート電極とソース/ドレイン間(ゲート電極26と
ノード29間)に電圧Vmgとして印加される場合には
、1sec(100μsを10000回に等しい)以上
でもしきい値電圧Vthは書込み側のプラス側にも、消
去側のマイナス側にもシフトしない。この関係は、メモ
リ用トランジスタMTRのゲート絶縁膜の膜質あるいは
膜厚によって制御できる。
リ特性を示す。すなわち、電圧Vpがメモリ用トランジ
スタMTRのゲート電極とソース/ドレイン間(ゲート
電極26とノード29間)に電圧Vmgとして印加され
れば、100μsでもしきい値電圧Vthは書込み側の
プラス側にも、消去側のマイナス側にもシフトする。一
方、電圧VINH 以下がメモリ用トランジスタMTR
のゲート電極とソース/ドレイン間(ゲート電極26と
ノード29間)に電圧Vmgとして印加される場合には
、1sec(100μsを10000回に等しい)以上
でもしきい値電圧Vthは書込み側のプラス側にも、消
去側のマイナス側にもシフトしない。この関係は、メモ
リ用トランジスタMTRのゲート絶縁膜の膜質あるいは
膜厚によって制御できる。
【0017】以上のように、メモリ用トランジスタMT
Rのしきい値電圧Vthは電圧Vmgと印加時間の両方
によって影響を受ける。そして、上記のように電圧Vm
gはゲート容量Cmgとチャネル抵抗Ron/Roff
の時定数で決まるから、図4において、ゲート電極2
6とドレイン電極31間に電圧Vpを100μs印加し
たとき、選択時のメモリセルの選択用トランジスタST
Rのチャネル抵抗Ronは小さいため、メモリ用トラン
ジスタMTRのゲート電極とソース/ドレイン間の電圧
Vmgとして、略Vpがおよそ100μs印加され、し
きい値電圧Vthは書込み側のプラス側にも、消去側の
マイナス側にもシフトする。一方、図4において、ゲー
ト電極26とドレイン電極31間に電圧Vpを100μ
s印加したとき、非選択時のメモリセルの選択用トラン
ジスタSTRのチャネル抵抗Roff は大きいため、
メモリ用トランジスタMTRのゲート電極とソース/ド
レイン間の電圧Vmgとして、Vmg≦VINH であ
るようにすれば、しきい値電圧Vthは書込み側のプラ
ス側にも、消去側のマイナス側にもシフトしない。
Rのしきい値電圧Vthは電圧Vmgと印加時間の両方
によって影響を受ける。そして、上記のように電圧Vm
gはゲート容量Cmgとチャネル抵抗Ron/Roff
の時定数で決まるから、図4において、ゲート電極2
6とドレイン電極31間に電圧Vpを100μs印加し
たとき、選択時のメモリセルの選択用トランジスタST
Rのチャネル抵抗Ronは小さいため、メモリ用トラン
ジスタMTRのゲート電極とソース/ドレイン間の電圧
Vmgとして、略Vpがおよそ100μs印加され、し
きい値電圧Vthは書込み側のプラス側にも、消去側の
マイナス側にもシフトする。一方、図4において、ゲー
ト電極26とドレイン電極31間に電圧Vpを100μ
s印加したとき、非選択時のメモリセルの選択用トラン
ジスタSTRのチャネル抵抗Roff は大きいため、
メモリ用トランジスタMTRのゲート電極とソース/ド
レイン間の電圧Vmgとして、Vmg≦VINH であ
るようにすれば、しきい値電圧Vthは書込み側のプラ
ス側にも、消去側のマイナス側にもシフトしない。
【0018】図5は本発明メモリセルをアレイにしたと
きの消去時の回路図を示し、図6は同じく逆相信号印加
時の回路図を示す。両図において電圧Vpに印加時間を
100μs程度とし、Ron/Roff を104 程
度とする。図5において、メモリ用トランジスタMTR
1はゲート電極が0V、ソース/ドレインラインが電圧
Vp(=5V)であり、選択用トランジスタSTR11
,STR12はゲート電極VONが印加されて選択され
ているから、メモリ用トランジスタMTR1のソース/
ドレインに電圧Vpが印加されるため、メモリ用トラン
ジスタMTR1のゲート絶縁膜に正孔がトラップされ、
しきい値電圧Vthはマイナス側にシフトし消去状態と
なる。 メモリ用トランジスタMTR2は選択用トランジスタS
TR21,STR22が選択状態であるが、メモリ用ト
ランジスタMTR2のゲート電極とソース/ドレインが
同電圧0Vになるため、メモリ用トランジスタMTR2
の内容は変わらない。メモリ用トランジスタMTR3,
MTR4は選択用トランジスタSTR31,STR32
、STR41,STR42が非選択となるためメモリ内
容は変わらない。この場合、書込みパルス幅PVPの期
間、選択用トランジスタSTR31,STR32のそれ
ぞれのチャネル抵抗Roff を介してメモリ用トラン
ジスタMTR3のメモリゲート−ソース/ドレイン間に
電荷が蓄積される。
きの消去時の回路図を示し、図6は同じく逆相信号印加
時の回路図を示す。両図において電圧Vpに印加時間を
100μs程度とし、Ron/Roff を104 程
度とする。図5において、メモリ用トランジスタMTR
1はゲート電極が0V、ソース/ドレインラインが電圧
Vp(=5V)であり、選択用トランジスタSTR11
,STR12はゲート電極VONが印加されて選択され
ているから、メモリ用トランジスタMTR1のソース/
ドレインに電圧Vpが印加されるため、メモリ用トラン
ジスタMTR1のゲート絶縁膜に正孔がトラップされ、
しきい値電圧Vthはマイナス側にシフトし消去状態と
なる。 メモリ用トランジスタMTR2は選択用トランジスタS
TR21,STR22が選択状態であるが、メモリ用ト
ランジスタMTR2のゲート電極とソース/ドレインが
同電圧0Vになるため、メモリ用トランジスタMTR2
の内容は変わらない。メモリ用トランジスタMTR3,
MTR4は選択用トランジスタSTR31,STR32
、STR41,STR42が非選択となるためメモリ内
容は変わらない。この場合、書込みパルス幅PVPの期
間、選択用トランジスタSTR31,STR32のそれ
ぞれのチャネル抵抗Roff を介してメモリ用トラン
ジスタMTR3のメモリゲート−ソース/ドレイン間に
電荷が蓄積される。
【0019】そこで、図6に示すように、選択用トラン
ジスタSTR11,STR12のゲート電極にVOFF
が印加されて非選択状態になったとき、ソースライン
,ドレインラインに逆相電圧−Vpを印加して選択用ト
ランジスタSTR31,STR32のそれぞれのチャネ
ル抵抗Roff を介してメモリ用トランジスタMTR
3のメモリゲート−ソース/ドレイン間に蓄積された電
荷を放電する。この場合、メモリ用トランジスタMTR
1〜MTR4は選択用トランジスタSTR11〜STR
42が非選択状態となるためメモリ内容は変わらない。 以下、このことについて詳述する。
ジスタSTR11,STR12のゲート電極にVOFF
が印加されて非選択状態になったとき、ソースライン
,ドレインラインに逆相電圧−Vpを印加して選択用ト
ランジスタSTR31,STR32のそれぞれのチャネ
ル抵抗Roff を介してメモリ用トランジスタMTR
3のメモリゲート−ソース/ドレイン間に蓄積された電
荷を放電する。この場合、メモリ用トランジスタMTR
1〜MTR4は選択用トランジスタSTR11〜STR
42が非選択状態となるためメモリ内容は変わらない。 以下、このことについて詳述する。
【0020】図7は上述した図5および図6に示された
メモリセルの動作波形を示す。すなわち、メモリ用トラ
ンジスタのメモリゲートMGに0V、ソースラインSL
,ドレインラインDLに電圧Vpが印加されてメモリゲ
ート−データライン間電圧VMG−DL として電圧−
Vpが印加され、選択用トランジスタSTRのゲートC
Gに電圧Vonが印加されることにより、即座(ton
=Ron×Cmg)にメモリ用トランジスタMTRのゲ
ート電極とソース/ドレイン間の電圧Vmgは電圧−V
pとなる。 これにより、メモリ用トランジスタMTRのゲート絶縁
膜に正孔が注入され消去状態になる。その後、メモリ用
トランジスタのメモリゲートMGに0Vが印加され、ソ
ースラインSL,ドレインラインDLが−Vpにされて
メモリゲート−データライン間電圧VMG−DL とし
て電圧Vpが印加され書込み可能状態になるが、当該メ
モリセルの選択用トランジスタSTRのゲートCGはV
off であるため、当該メモリセルは非選択状態とな
り、メモリ用トランジスタMTRには書き込まれない。 しかし、この場合、書込みパルス幅PVPの期間、選択
用トランジスタSTRのチャネル抵抗Roff を介し
てメモリ用トランジスタのメモリゲート−ソース/ドレ
イン間に電荷が蓄積される。この場合、Roff はR
onに対して極めて大きいので、このメモリゲート−ソ
ース/ドレイン間に蓄積される電荷は極少であるが、こ
の電荷の蓄積により−VpであったVmgは電荷が蓄積
された分だけプラス側に移行する。書込み非選択が数百
回、数千回と繰返されると、Vmgはプラス側に移行し
てしまい消去状態が失われる。すなわち、共通電極を用
いず、選択用トランジスタの選択時と非選択時のチャネ
ル抵抗比Ron/Roff を利用する駆動方法では、
選択用トランジスタのゲート成膜等に制約がある。又、
この条件を満たさない場合は勿論、満たした場合でさえ
も、メモリ用トランジスタには非選択時に僅かながら電
荷の蓄積が生じ、非選択の繰り返しによってメモリ内容
の消失という問題が生じる。そこで、メモリ用トランジ
スタMTRのメモリゲート−ソース/ドレイン間に蓄積
された電荷を放電する必要がある。
メモリセルの動作波形を示す。すなわち、メモリ用トラ
ンジスタのメモリゲートMGに0V、ソースラインSL
,ドレインラインDLに電圧Vpが印加されてメモリゲ
ート−データライン間電圧VMG−DL として電圧−
Vpが印加され、選択用トランジスタSTRのゲートC
Gに電圧Vonが印加されることにより、即座(ton
=Ron×Cmg)にメモリ用トランジスタMTRのゲ
ート電極とソース/ドレイン間の電圧Vmgは電圧−V
pとなる。 これにより、メモリ用トランジスタMTRのゲート絶縁
膜に正孔が注入され消去状態になる。その後、メモリ用
トランジスタのメモリゲートMGに0Vが印加され、ソ
ースラインSL,ドレインラインDLが−Vpにされて
メモリゲート−データライン間電圧VMG−DL とし
て電圧Vpが印加され書込み可能状態になるが、当該メ
モリセルの選択用トランジスタSTRのゲートCGはV
off であるため、当該メモリセルは非選択状態とな
り、メモリ用トランジスタMTRには書き込まれない。 しかし、この場合、書込みパルス幅PVPの期間、選択
用トランジスタSTRのチャネル抵抗Roff を介し
てメモリ用トランジスタのメモリゲート−ソース/ドレ
イン間に電荷が蓄積される。この場合、Roff はR
onに対して極めて大きいので、このメモリゲート−ソ
ース/ドレイン間に蓄積される電荷は極少であるが、こ
の電荷の蓄積により−VpであったVmgは電荷が蓄積
された分だけプラス側に移行する。書込み非選択が数百
回、数千回と繰返されると、Vmgはプラス側に移行し
てしまい消去状態が失われる。すなわち、共通電極を用
いず、選択用トランジスタの選択時と非選択時のチャネ
ル抵抗比Ron/Roff を利用する駆動方法では、
選択用トランジスタのゲート成膜等に制約がある。又、
この条件を満たさない場合は勿論、満たした場合でさえ
も、メモリ用トランジスタには非選択時に僅かながら電
荷の蓄積が生じ、非選択の繰り返しによってメモリ内容
の消失という問題が生じる。そこで、メモリ用トランジ
スタMTRのメモリゲート−ソース/ドレイン間に蓄積
された電荷を放電する必要がある。
【0021】図8は本発明に係るメモリセルのデータラ
インに逆相信号が印加される動作波形を示す。すなわち
、メモリ用トランジスタMTRのメモリゲートMGに0
V、ソースラインSL,ドレインラインDLに電圧Vp
が印加されてメモリゲート−データライン間電圧VMG
−DL として−Vpが印加され消去可能状態になるが
、選択用トランジスタSTRのゲートCGに電圧Vof
f が印加され非選択状態であることにより、メモリ用
トランジスタMTRは消去されない。この場合、消去パ
ルス幅PVPの期間、選択用トランジスタSTRのチャ
ネル抵抗Roff を介してメモリ用トランジスタのメ
モリゲート−ソース/ドレイン間に電荷が蓄積されメモ
リゲート−ソース/ドレイン間電圧Vmgが0Vより上
昇する。その後、ソースラインSL,ドレインラインD
Lに逆相電圧−Vpを印加することにより、選択用トラ
ンジスタSTRのチャネル抵抗Roff を介してメモ
リ用トランジスタのメモリゲート−ソース/ドレイン間
に蓄積された電荷を放電しメモリゲート−ソース/ドレ
イン間電圧Vmgを0Vに下降する。その後、ソースラ
インSL,ドレインラインDLに電圧Vpが印加される
都度、ソースラインSL,ドレインラインDLに逆相電
圧−Vpを印加して同様な動作を繰返す。而して、逆相
電圧−Vpを印加した後、ソースラインSL,ドレイン
ラインDLに電圧−Vpが印加されてメモリゲート−デ
ータライン間電圧VMG−DL としてVpが印加され
、かつ、選択用トランジスタSTRのゲートCGに電圧
Vonが印加されることにより、即座(ton=Ron
×Cmg)にメモリ用トランジスタMTRのゲート電極
とソース/ドレイン間の電圧Vmgは電圧Vpとなる。 これにより、メモリ用トランジスタMTRのゲート絶縁
膜に電子が注入され書込み状態になる。その後、ソース
ラインSL,ドレインラインDLに逆相電圧Vpを印加
することにより、選択用トランジスタSTRのチャネル
抵抗Roff を介してメモリ用トランジスタのメモリ
ゲート−ソース/ドレイン間に蓄積された電荷を放電す
る。その後、ソースラインSL,ドレインラインDLに
電圧Vpが印加される都度、ソースラインSL,ドレイ
ンラインDLに逆相電圧−Vpを印加して同様な動作を
繰返す。
インに逆相信号が印加される動作波形を示す。すなわち
、メモリ用トランジスタMTRのメモリゲートMGに0
V、ソースラインSL,ドレインラインDLに電圧Vp
が印加されてメモリゲート−データライン間電圧VMG
−DL として−Vpが印加され消去可能状態になるが
、選択用トランジスタSTRのゲートCGに電圧Vof
f が印加され非選択状態であることにより、メモリ用
トランジスタMTRは消去されない。この場合、消去パ
ルス幅PVPの期間、選択用トランジスタSTRのチャ
ネル抵抗Roff を介してメモリ用トランジスタのメ
モリゲート−ソース/ドレイン間に電荷が蓄積されメモ
リゲート−ソース/ドレイン間電圧Vmgが0Vより上
昇する。その後、ソースラインSL,ドレインラインD
Lに逆相電圧−Vpを印加することにより、選択用トラ
ンジスタSTRのチャネル抵抗Roff を介してメモ
リ用トランジスタのメモリゲート−ソース/ドレイン間
に蓄積された電荷を放電しメモリゲート−ソース/ドレ
イン間電圧Vmgを0Vに下降する。その後、ソースラ
インSL,ドレインラインDLに電圧Vpが印加される
都度、ソースラインSL,ドレインラインDLに逆相電
圧−Vpを印加して同様な動作を繰返す。而して、逆相
電圧−Vpを印加した後、ソースラインSL,ドレイン
ラインDLに電圧−Vpが印加されてメモリゲート−デ
ータライン間電圧VMG−DL としてVpが印加され
、かつ、選択用トランジスタSTRのゲートCGに電圧
Vonが印加されることにより、即座(ton=Ron
×Cmg)にメモリ用トランジスタMTRのゲート電極
とソース/ドレイン間の電圧Vmgは電圧Vpとなる。 これにより、メモリ用トランジスタMTRのゲート絶縁
膜に電子が注入され書込み状態になる。その後、ソース
ラインSL,ドレインラインDLに逆相電圧Vpを印加
することにより、選択用トランジスタSTRのチャネル
抵抗Roff を介してメモリ用トランジスタのメモリ
ゲート−ソース/ドレイン間に蓄積された電荷を放電す
る。その後、ソースラインSL,ドレインラインDLに
電圧Vpが印加される都度、ソースラインSL,ドレイ
ンラインDLに逆相電圧−Vpを印加して同様な動作を
繰返す。
【0022】図9は本発明に係る正電源のみを用いたメ
モリセルの逆相信号が印加される動作波形を示す。すな
わち、メモリ用トランジスタMTRのメモリゲートMG
に電圧Vp、ソースラインSL,ドレインラインDLに
電圧2Vpが印加されてメモリゲート−データライン間
電圧VMG−DL として−Vpが印加され消去可能状
態になるが、、選択用トランジスタSTRのゲートCG
に電圧Vp(Voff )が印加され非選択状態である
ことにより、メモリ用トランジスタMTRは消去されな
い。この場合、消去パルス幅PVPの期間、選択用トラ
ンジスタSTRのチャネル抵抗Roff を介してメモ
リ用トランジスタのメモリゲート−ソース/ドレイン間
に電荷が蓄積されメモリゲート−ソース/ドレイン間電
圧Vmgが0Vより上昇する。その後、ソースラインS
L,ドレインラインDLに逆相電圧0Vを印加すること
により、選択用トランジスタSTRのチャネル抵抗Ro
ff を介してメモリ用トランジスタのメモリゲート−
ソース/ドレイン間に蓄積された電荷を放電しメモリゲ
ート−ソース/ドレイン間電圧Vmgを0Vに下降する
。その後、ソースラインSL,ドレインラインDLに電
圧2Vpが印加される都度、ソースラインSL,ドレイ
ンラインDLに逆相電圧0Vを印加して同様な動作を繰
返す。而して、逆相電圧0Vを印加した後、ソースライ
ンSL,ドレインラインDLに0Vが印加されてメモリ
ゲート−データライン間電圧VMG−DL としてVp
が印加され、かつ、選択用トランジスタSTRのゲート
CGに電圧Von+Vpが印加されることにより、即座
(ton=Ron×Cmg)にメモリ用トランジスタM
TRのゲート電極とソース/ドレイン間の電圧Vmgは
電圧Vpとなる。これにより、メモリ用トランジスタM
TRのゲート絶縁膜に電子が注入され書込み状態になる
。その後、ソースラインSL,ドレインラインDLに逆
相電圧2Vpを印加することにより、選択用トランジス
タSTRのチャネル抵抗Roff を介してメモリ用ト
ランジスタのメモリゲート−ソース/ドレイン間に蓄積
された電荷を放電する。その後、ソースラインSL,ド
レインラインDLに電圧2Vpが印加される都度、ソー
スラインSL,ドレインラインDLに逆相電圧0Vを印
加して同様な動作を繰返す。
モリセルの逆相信号が印加される動作波形を示す。すな
わち、メモリ用トランジスタMTRのメモリゲートMG
に電圧Vp、ソースラインSL,ドレインラインDLに
電圧2Vpが印加されてメモリゲート−データライン間
電圧VMG−DL として−Vpが印加され消去可能状
態になるが、、選択用トランジスタSTRのゲートCG
に電圧Vp(Voff )が印加され非選択状態である
ことにより、メモリ用トランジスタMTRは消去されな
い。この場合、消去パルス幅PVPの期間、選択用トラ
ンジスタSTRのチャネル抵抗Roff を介してメモ
リ用トランジスタのメモリゲート−ソース/ドレイン間
に電荷が蓄積されメモリゲート−ソース/ドレイン間電
圧Vmgが0Vより上昇する。その後、ソースラインS
L,ドレインラインDLに逆相電圧0Vを印加すること
により、選択用トランジスタSTRのチャネル抵抗Ro
ff を介してメモリ用トランジスタのメモリゲート−
ソース/ドレイン間に蓄積された電荷を放電しメモリゲ
ート−ソース/ドレイン間電圧Vmgを0Vに下降する
。その後、ソースラインSL,ドレインラインDLに電
圧2Vpが印加される都度、ソースラインSL,ドレイ
ンラインDLに逆相電圧0Vを印加して同様な動作を繰
返す。而して、逆相電圧0Vを印加した後、ソースライ
ンSL,ドレインラインDLに0Vが印加されてメモリ
ゲート−データライン間電圧VMG−DL としてVp
が印加され、かつ、選択用トランジスタSTRのゲート
CGに電圧Von+Vpが印加されることにより、即座
(ton=Ron×Cmg)にメモリ用トランジスタM
TRのゲート電極とソース/ドレイン間の電圧Vmgは
電圧Vpとなる。これにより、メモリ用トランジスタM
TRのゲート絶縁膜に電子が注入され書込み状態になる
。その後、ソースラインSL,ドレインラインDLに逆
相電圧2Vpを印加することにより、選択用トランジス
タSTRのチャネル抵抗Roff を介してメモリ用ト
ランジスタのメモリゲート−ソース/ドレイン間に蓄積
された電荷を放電する。その後、ソースラインSL,ド
レインラインDLに電圧2Vpが印加される都度、ソー
スラインSL,ドレインラインDLに逆相電圧0Vを印
加して同様な動作を繰返す。
【0023】尚、図8の実施例では、接地信号に対して
データラインを正負にふったため、正電源及び負電源が
必要であったが、図9の実施例では、制御信号やメモリ
ゲートの接地レベルを電圧Vpに上げて、データライン
を0Vと2Vpでふってやれば、正電源だけでメモリセ
ルの駆動方法が達成されるので、電源系の構成が簡単に
なるという利点がある。特に、Pウェル等の基板電位が
なく、電位関係が相対的に決まるTFTに用いて有効で
ある。又、逆相信号の印加は書込みあるいは消去の都度
行う必要はなく、所要の書込みあるいは消去回数毎に行
うようにしてもよい。
データラインを正負にふったため、正電源及び負電源が
必要であったが、図9の実施例では、制御信号やメモリ
ゲートの接地レベルを電圧Vpに上げて、データライン
を0Vと2Vpでふってやれば、正電源だけでメモリセ
ルの駆動方法が達成されるので、電源系の構成が簡単に
なるという利点がある。特に、Pウェル等の基板電位が
なく、電位関係が相対的に決まるTFTに用いて有効で
ある。又、逆相信号の印加は書込みあるいは消去の都度
行う必要はなく、所要の書込みあるいは消去回数毎に行
うようにしてもよい。
【0024】以上のように、データラインに逆相信号を
印加してメモリゲート−ソース/ドレイン間に蓄積され
た電荷を放電することにより、メモリゲート−ソース/
ドレイン間の電位が非選択の繰返しにより上がっていく
のを防いで安定化できる。したがって、高集積化により
アドレスラインを増やしたり、またアドレスライン方向
のデータが書込み側もしくは消去側に片寄っていたり、
短いサイクル(デューティー比)で、書込み/消去を行
なってもデータの中身が書き換わらないという利点があ
り、TFT大容量メモリに利用できる。
印加してメモリゲート−ソース/ドレイン間に蓄積され
た電荷を放電することにより、メモリゲート−ソース/
ドレイン間の電位が非選択の繰返しにより上がっていく
のを防いで安定化できる。したがって、高集積化により
アドレスラインを増やしたり、またアドレスライン方向
のデータが書込み側もしくは消去側に片寄っていたり、
短いサイクル(デューティー比)で、書込み/消去を行
なってもデータの中身が書き換わらないという利点があ
り、TFT大容量メモリに利用できる。
【0025】又、メモリセルは選択して入力した書込み
/消去信号を、選択用トランジスタのチャネル抵抗及び
メモリ用トランジスタのゲート容量により決定される時
定数に見合っただけ、メモリゲート−ソース/ドレイン
間に保持するため、選択パルス信号をメモリセル自身と
して最低必要なパルス幅より短くできるので、外部から
見ての書込み/消去時間を短縮できる。
/消去信号を、選択用トランジスタのチャネル抵抗及び
メモリ用トランジスタのゲート容量により決定される時
定数に見合っただけ、メモリゲート−ソース/ドレイン
間に保持するため、選択パルス信号をメモリセル自身と
して最低必要なパルス幅より短くできるので、外部から
見ての書込み/消去時間を短縮できる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、選択
されたラインに接続されたメモリ用トランジスタのメモ
リゲートとソースまたはドレイン間電圧として書込み電
圧もしくは消去電圧を印加した後、当該メモリ用トラン
ジスタのメモリセルと同一データラインで接続されたメ
モリセルに対して、メモリゲート−データライン間を逆
相電位にして非選択時のメモリゲートとソースまたはド
レイン間に蓄積された電荷を放電することにより、非選
択時にメモリゲートとソースまたはドレイン間に電荷が
チャージアップするのを防止することができる。
されたラインに接続されたメモリ用トランジスタのメモ
リゲートとソースまたはドレイン間電圧として書込み電
圧もしくは消去電圧を印加した後、当該メモリ用トラン
ジスタのメモリセルと同一データラインで接続されたメ
モリセルに対して、メモリゲート−データライン間を逆
相電位にして非選択時のメモリゲートとソースまたはド
レイン間に蓄積された電荷を放電することにより、非選
択時にメモリゲートとソースまたはドレイン間に電荷が
チャージアップするのを防止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の結線状態を示す回路図である。
【図3】本発明に係るメモリ用トランジスタのメモリ特
性を示す特性図である。
性を示す特性図である。
【図4】図2の等価回路を示す回路図である。
【図5】本発明メモリセルをアレイにしたときの消去時
の回路を示す回路図である。
の回路を示す回路図である。
【図6】本発明メモリセルをアレイにしたときの書込み
時の回路を示す回路図である。
時の回路を示す回路図である。
【図7】従来のメモリセルの動作波形を示す波形図であ
る。
る。
【図8】本発明に係るメモリセルのデータラインに逆相
信号の印加が行われる動作波形を示す波形図である。
信号の印加が行われる動作波形を示す波形図である。
【図9】本発明に係る正電圧のみを用いたメモリセルの
データラインに逆相信号の印加が行われる動作波形を示
す波形図である。
データラインに逆相信号の印加が行われる動作波形を示
す波形図である。
【図10】従来のメモリセルを示す断面図である。
【図11】従来のEEPROMの動作状態を示す回路図
である。
である。
21…絶縁基板、22…半導体層、231〜234…n
+ 高濃度領域、241〜244…n− 低濃度領域、
25…第2の絶縁層、26…メモリ用トランジスタMT
Rのゲート電極、27…第1の絶縁層、281,282
…選択用トランジスタSTRのゲート電極、30…ソー
ス電極、31…ドレイン電極。
+ 高濃度領域、241〜244…n− 低濃度領域、
25…第2の絶縁層、26…メモリ用トランジスタMT
Rのゲート電極、27…第1の絶縁層、281,282
…選択用トランジスタSTRのゲート電極、30…ソー
ス電極、31…ドレイン電極。
Claims (3)
- 【請求項1】 メモリ用トランジスタと選択用トラン
ジスタとからなるメモリセルがマトリクス状に配列され
たメモリセルの駆動方法において、メモリ用トランジス
タのメモリゲートとソースまたはドレイン間電圧として
書込み電圧もしくは消去電圧を印加した後、当該メモリ
用トランジスタのメモリセルと同一データラインで接続
されたメモリセルに対して、メモリゲート−データライ
ン間を逆相電位にして非選択時のメモリゲートとソース
またはドレイン間に蓄積された電荷を放電することを特
徴とするメモリセルの駆動方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のメモリセルにおいて、
ソース電極及びドレイン電極にそれぞれ選択用トランジ
スタが直列に接続されていることを特徴とするメモリセ
ルの駆動方法。 - 【請求項3】 メモリ用トランジスタと選択用トラン
ジスタとからなるメモリセルがマトリクス状に配列され
たメモリセルの駆動方法において、選択されたラインに
接続されたメモリ用トランジスタのメモリゲートとソー
スまたはドレイン間電圧として書込み電圧もしくは消去
電圧を複数回印加した後、1回当該メモリ用トランジス
タのメモリセルと同一データラインで接続されたメモリ
セルに対して、メモリゲート−データライン間を逆相電
位にして非選択時のメモリゲートとソースまたはドレイ
ン間に蓄積された電荷を放電することを特徴とする請求
項1記載のメモリセルの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3058936A JPH04295698A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | メモリセルの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3058936A JPH04295698A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | メモリセルの駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04295698A true JPH04295698A (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=13098719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3058936A Pending JPH04295698A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | メモリセルの駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04295698A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5822264A (en) * | 1996-12-10 | 1998-10-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dynamic semiconductor memory device with SOI structure and body refresh circuitry |
JP2007534160A (ja) * | 2003-11-21 | 2007-11-22 | マイクロン テクノロジー、インコーポレイテッド | 縦型スプリットゲートnromメモリ装置及びその形成方法 |
JP2007534157A (ja) * | 2003-11-04 | 2007-11-22 | マイクロン テクノロジー、インコーポレイテッド | 自己整合型電荷分離構造nromフラッシュメモリ |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP3058936A patent/JPH04295698A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5822264A (en) * | 1996-12-10 | 1998-10-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dynamic semiconductor memory device with SOI structure and body refresh circuitry |
JP2007534157A (ja) * | 2003-11-04 | 2007-11-22 | マイクロン テクノロジー、インコーポレイテッド | 自己整合型電荷分離構造nromフラッシュメモリ |
JP2007534160A (ja) * | 2003-11-21 | 2007-11-22 | マイクロン テクノロジー、インコーポレイテッド | 縦型スプリットゲートnromメモリ装置及びその形成方法 |
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