JPH04295496A - インスリン活性を有する短ペプチド - Google Patents

インスリン活性を有する短ペプチド

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JPH04295496A
JPH04295496A JP3334755A JP33475591A JPH04295496A JP H04295496 A JPH04295496 A JP H04295496A JP 3334755 A JP3334755 A JP 3334755A JP 33475591 A JP33475591 A JP 33475591A JP H04295496 A JPH04295496 A JP H04295496A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインスリン活性を有しか
つ真性糖尿病の治療に適当な新規ペプチドに関する。
【0002】
【従来の技術】インスリンは2種のポリペプチド鎖、す
なわち21個のアミノ酸残基を含有するA鎖および30
個のアミノ酸残基を有するB鎖からなる。A鎖およびB
鎖は2つのジスルフィド橋で一緒に連結されている。す
なわちA7位およびB7位のシステイン残基並びにA2
0位およびB19位のシステイン残基が一緒に結合して
いる。A6とA11との間には第3のジスルフィド橋が
存在している。動物およびヒトインスリンはプレプロイ
ンスリンの形態で膵臓において産生される。ヒトプレプ
ロインスリンは例えば86個のアミノ酸残基を有するプ
ロインスリンの結合した24個のアミノ酸残基含有プレ
ペプチドからなっていて、以下の配置:プレペプチド−
B−Arg−Arg−C−Lys−Arg−A(ここで
Cは31個の残基からなるアミノ酸鎖である)を有する
。ランゲルハンス島からの排出中にプレペプチドは分裂
してプロインスリンになる。最後にC鎖がタンパク質分
解により開裂して活性なヒトインスリンを産生する。
【0003】インスリンはインスリン感受性組織に多く
の作用を及ぼす。1つの顕著な作用は、インスリンが使
用される場合の哺乳類におけるグルコースレベルの迅速
な減少である。これにより筋細胞および脂肪細胞は血液
からグルコースを迅速に吸収するようになる。さらにイ
ンスリンはグリコーゲンシンテターゼを活性化し、脂肪
加水分解を阻止する。インスリンはアミノ酸からのタン
パク質合成を促進し、グリコキナーゼおよびホスホフル
クトキナーゼの誘発を高めそしてある種のグルコース新
生酵素例えばピルベートカルボキシラーゼおよびフルク
トースジホスファターゼの生成を阻止する。
【0004】II型糖尿病である非インスリン依存性糖
尿病は、末梢組織例えば筋肉または脂肪組織のインスリ
ン抵抗性に関与している。グルコース利用で生ずるこの
減少は、グルコース輸送過程およびそれに続く代謝過程
のインスリン刺激欠除によって生起される。この多重抵
抗性はレセプターまたはポスト−レセプターレベルにお
ける、すなわち2次メッセンジャー産生前の欠損を示唆
している(Garvey, Diabetes/Met
abolism Reviews, 5, (1989
), 727〜742参照)。
【0005】
【発明の構成】本発明によれば意外なことに、短ペプチ
ドがインスリン活性を有することができ、真性糖尿病の
治療に適しているということが見出された。
【0006】すなわち、本発明は下記式IX−Y−Z−
A−B−C−Cys−D−E      (I)〔式中
、Aは、a)  アミノ酸または共有結合であり、Bは
、a)  アミノ酸または共有結合であり、
【0007
】Cは、a)  アミノ酸、b)  環上で1回以上下
記の置換基 1)  R1{ここでR1は 1.1  (C1〜C18)−アルキル、1.2  (
C3〜C18)−シクロアルキル、1.3  (C6〜
C14)−アリール、1.4  1回以上下記置換基 1.4.1  (C1〜C8)−アルキルにより置換さ
れた(C6〜C14)−アリールまたは1.5  1回
以上下記置換基 1.5.1  (C6〜C14)−アリールにより置換
された(C1〜C8)−アルキルである}、2)  R
2{ここでR2は 2.1  (C1〜C18)−アルキル、2.2  (
C3〜C18)−シクロアルキル、2.3  (C1〜
C18)−アルコキシ、2.4  (C3〜C14)−
シクロアルコキシ、2.5  (C6〜C14)−アリ
ール、2.6  1回以上下記置換基 2.6.1  (C1〜C8)−アルキル、2.6.2
  (C1〜C8)−アルコキシにより置換された(C
6〜C14)−アリール、2.7  (C6〜C14)
−アリールオキシ、2.8  1回以上下記置換基 2.8.1  (C1〜C8)−アルキル、2.8.2
  (C1〜C8)−アルコキシにより置換された(C
6〜C14)−アリールオキシ、2.9  1回以上下
記置換基 2.9.1  (C6〜C14)−アリールにより置換
された(C1〜C8)−アルキル、2.10  1回以
上下記置換基 2.10.1  (C6〜C14)−アリールにより置
換された(C1〜C8)−アルコキシ、2.11  ハ
ロゲン例えばフッ素、塩素、臭素または沃素、 2.12  ニトロまたは 2.13  トリフルオロメチルである}により置換さ
れた芳香族アミノ酸、 c)  共有結合であり、
【0008】Dは、a)  アミノ酸、b)  C−末
端アミノ基−NR32{ここでR3は同一または相異な
ることができて、下記の基 1)  (C1〜C3)−アルキル、 2)  1回以上下記置換基 2.1  フッ素、 2.2  ヒドロキシル基 により置換された(C1〜C3)−アルキル、3)  
シクロプロピル、 4)  1回以上下記置換基 4.1  フッ素、 4.2  ヒドロキシル基 により置換されたシクロプロピルまたは5)  水素原
子を示す}、 c)  共有結合であり、
【0009】Eは、a)  アミノ酸、b)  共有結
合または c)  C−末端アミノ基−NR32(ここでR3は同
一または相異なることができて、前述の定義を有する)
であり、Xは、a)  水素、 b)  R1−CO(ここでR1は前述の定義を有する
)、c)  (C1〜C18)−アルコキシ−CO、d
)  (C3〜C18)−シクロアルコキシ−COまた
はe)  (C6〜C14)−アリール−(C1〜C8
)−アルコキシ−COであり、
【0010】Yは、アミノ酸または共有結合であり、Z
は、アミノ酸または共有結合である〕 で表されるペプチドまたは2量重合成分としてのシステ
インを有する、式Iのペプチドの2量体、適切な場合に
はその立体異性体または式Iのペプチドの生理学的に許
容し得る塩〔但し化合物H−Tyr−Gln−Leu−
Glu−Asn−Tyr−Cys−Asn−OHまたは
H−Leu−Glu−Asn−Tyr−Cys−Asn
−OHを除く〕に関する。
【0011】式Iの好ましいペプチドは式中AがGlu
、pGlu、Gln、Leu、Met、Arg、Lys
またはOrnであり、BがAsn、Thr、Ser、G
ly、Ala、ValまたはIleであり、CがTyr
、Tyr(R1)、Phe(R2)、Trp(R2)ま
たはNalであり、DがAsp、Asn、D−Asp、
D−Asn、bAla、アザグリル−NH2またはNH
−R3であり、EがAsp、Asn、Glu、Glnま
たはNH2であり、Xが水素またはアシル基であり、R
1、R2およびR3が前述の定義を有し、Yがチロシン
または共有結合であり、そしてZがグルタミン、ロイシ
ンまたは共有結合であるペプチドである。
【0012】特に好ましいペプチドは、下記式IIX−
C−Cys−D           (II)〔式中
、CはTyr、Tyr(R1)、Phe(R2)、Tr
p(R2)またはNalであり、DはAsp、Asn、
D−Asp、D−Asn、bAla、アザグリル−NH
2またはNH−R3であり、そしてXはa)  水素、
b)  R1−CO、 c)  (C1〜C18)−アルコキシ−CO、d) 
 (C3〜C18)−シクロアルコキシ−COまたはe
)  (C6〜C14)−アリール−(C1〜C8)−
アルコキシ−COであり、 上記のR1、R2およびR3は前述の定義を有する〕で
表されるペプチドまたは2量重合成分としてのシステイ
ンを有する、式IIのペプチドの2量体、適切な場合に
はその立体異性体または式IIのペプチドの生理学的に
許容し得る塩である。
【0013】さらに特に好ましいペプチドはAsn T
yr CysAsnまたはTyr Cys Asnであ
る。
【0014】アミノ酸の用語は例えば下記化合物:アラ
ニン、グリシン、プロリン、システイン、ヒスチジン、
グルタミン、アスパラギン酸、イソロイシン、アルギニ
ン、グルタミン酸、リジン、セリン、フェニルアラニン
、ロイシン、スレオニン、メチオニル、バリン、アスパ
ラギン、トリプトファン、チロシン、2−アミノアジピ
ン酸、2−アミノイソ酪酸、3−アミノアジピン酸、3
−アミノイソ酪酸、β−アラニン、2−アミノピメリン
酸、2−アミノ酪酸、2,4−ジアミノ酪酸、4−アミ
ノ酪酸、デスモシン、ピペリジンカルボン酸、2,2−
ジアミノピメリン酸、6−アミノカプロン酸、2,3−
ジアミノプロピオン酸、2−アミノヘプタン酸、N−エ
チルグリシン、2−(2−チエニル)グリシン、3−(
2−チエニル)アラニン、ペニシルアミン、N−エチル
アスパラギン、サルコシン、ヒドロキシリジンN−メチ
ルイソロイシン、アロ−ヒドロキシリジン、6−N−メ
チルリジン3−ヒドロキシプロリン、N−メチルバリン
、4−ヒドロキシプロリン、ノルバリン、イソデスモシ
ン、ノルロイシン、アロ−イソロイシン、オルニチンま
たはN−メチルグリシンの立体異性形態すなわちDまた
はL形態を意味する。
【0015】上記アミノ酸は一般的な慣用法で略記され
る(Schroeder, Luebke, The 
Peptides, Volume I, New Y
ork 1965, pages XXII−XXII
I; Houben−Weyl, Methoden 
der Org. Chemie (Methods 
of Org. Chemistry) Volume
 XV/1 and 2 Stuttgart 197
4参照)。
【0016】前記アミノ酸pGuはピログルタミルであ
り、Nalは3−(2−ナフチル)アラニンであり、ア
ザグリル−NH2は式NH2−NH−CONH2の化合
物でありそしてD−Aspはアスパラギン酸のD形態で
ある。ペプチドはその化学的性質によればアミドであり
、加水分解により分解してアミノ酸になる。
【0017】またシクロアルキルはアルキル置換基例え
ば4−メチルシクロヘキシルまたは2,3−ジメチルシ
クロペンチルを意味する。
【0018】C6〜C14−アリールの例としてはフェ
ニル、ナフチル、ビフェニリルまたはフルオレニルがあ
るが、フェニルおよびナフチルが好ましい。このことは
それより誘導される基例えばアリールオキシ、アラルキ
ルおよびアラルコキシにも適用される。アラルキルは例
えばC1〜C8−アルキルに結合した非置換または置換
C6〜C14−アルール基例えばベンジル、1−および
2−ナフチルメチル、ハロベンジルおよびアルコキシベ
ンジルを意味するが、しかしアラルキルを上記の基に限
定するものではない。
【0019】アルキルの用語は直鎖または分枝鎖状炭化
水素鎖を意味する。このことはそれより誘導される基例
えばアルコキシ、アラルキルおよびアルカノイルにも適
用される。
【0020】式Iの化合物の生理学的に許容しうる塩は
特に製薬的に使用可能な塩または無毒性塩を意味する。 この種の塩は例えば酸基例えばカルボキシルを含有する
式Iの化合物により、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属例えばNa、K、MgおよびCaを用いて、並びに
生理学的に許容しうる有機アミン例えばトリエチルアミ
ンおよびトリス(2−ヒドロキシエチル)アミンを用い
て形成される。塩基性基例えばアミノ基またはグアニジ
ノ基を含有する式Iの化合物は無機酸例えば塩酸、硫酸
またはリン酸で、並びに有機のカルボン酸またはスルホ
ン酸例えば酢酸、クエン酸、安息香酸、マレイン酸、フ
マル酸、酒石酸およびp−トルエンスルホン酸で塩を形
成する。塩基性基および酸性基が同数で存在する化合物
は分子内塩を形成し、第3の塩成分に左右されることは
ない。
【0021】
【製造方法】さらに本発明は式Iのペプチドの製造方法
に関する。その方法は a)  C−末端遊離カルボキシル基含有セグメントま
たはその活性化誘導体をN−末端遊離アミノ基含有の対
応するセグメントと反応させるか、またはb)  該ペ
プチドを段階的に合成し、次いで(a)または(b)で
得た化合物において、その他の官能を保護するために一
時的に導入した所望に応じた1個以上の保護基を除去し
、このようにして得た式Iの化合物を適切な場合にはそ
れらの生理学的に許容し得る塩に変換することからなる
【0022】本発明ペプチドはペプチド化学の一般的手
法に従ってC−末端から段階的にまたは各セグメントの
結合により製造される(Houben−Weyl, M
ethoden der Organischen C
hemie, Volume 15/1,2参照)。ペ
プチド結合は例えば活性エステル、アジドを経る混合無
水物法によりまたはカルボジイミド法によって、特に反
応速度を増加しかつラセミ化を防止する物質例えば1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシスクシ
ンイミド、3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−ジヒ
ドロ−1,2,3−ベンゾトリアジン、N−ヒドロキシ
−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドを用
い、さらにまた1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの活
性誘導体またはリン酸、ホスホン酸およびホスフィン酸
の無水物を用いて−10℃と溶媒の沸点との間の温度好
ましくは−5℃〜40℃で実施されうる。
【0023】上記反応のために適当な溶媒はジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドンまたはジメチルスルホキシドである。さらにまた、
各成分の溶解性から可能である場合には例えばメチレン
クロライド、クロロホルムまたはテトラヒドロフランの
ような溶媒を用いることも可能である。これらの各方法
は例えばMeienhofer−Gross: “Th
e Peptides” Academic Pres
s, Vol. I (1979)に記載されている。
【0024】必要により、副反応を防止するためまたは
特定のペプチド合成のために、アミノ酸側鎖中の官能基
はさらに適当な保護基により保護される(例えばT.W
.Greene, “ Protective Gro
ups in Organic Synthesis”
 参照)が、主として用いられるのは下記のとおりであ
る。
【0025】Arg(Tos)、Arg(Mts)、A
rg(Mtr)、Arg(PMC)、Asp(OBzl
)、Asp(OBut)、Cys−(4−MeBzl)
、Cys(Acm)、Cys(SBut)、Glu(O
Bzl)、Glu(OBut)、His(Tos)、H
is(Fmoc)、His(Dnp)、His(Trt
)、Lys(Cl−Z)、Lys(Boc)、Met(
O)、Ser(Bzl)、Ser(But)、Thr(
Bzl)、Thr(But)、Trp(Mts)、Tr
p(CHO)、Tyr(Br−Z)、Tyr(Bzl)
またはTyr(But)。
【0026】アミノ保護基として使用するのが好ましい
のは、接触水添により除去されうるベンジルオキシカル
ボニル(Z)基、弱酸により除去されうる2−(3,5
−ジメチルオキシフェニル)−2−プロピルオキシカル
ボニル(Ddz)基またはトリチル(Trt)基並びに
第2アミンにより除去されうる9−フルオレニルメチル
オキシカルボニル(Fmoc)基である。システインの
SH基は多数の保護基により遮断されうる。これに好ま
しいのはトリチル(Trt)基およびS−tert−ブ
チル(StBu)基である。該トリチル基を沃素酸化に
より除去するとシステイン化合物が生成され、または該
基を還元酸性分裂により除去するとシステイン化合物が
得られる(Liebigs Ann. Chem. 1
979, 227〜247)。
【0027】他方、S−tert−ブチル基はトリブチ
ルホスフィンによる還元分裂に付すのが最もよい(Au
st. J. Chem. 19 (1966) 23
55〜2360)。側鎖中のOHおよびCOOH官能基
は、酸で除去されうるtert−ブチル(tBu)基に
より保護するのが最もよい(これについてもまたMei
enhofer−Gross: “ The Pept
ides” ,Vol. 3参照)。
【0028】式IまたはIIの化合物およびその生理学
的に許容しうる塩は主として、真性糖尿病または非イン
スリン依存性糖尿病を治療するための医薬組成物用の活
性物質として使用される。
【0029】〔医薬組成物〕すなわち、本発明はまた化
合物H−Leu−Glu−Asn−Tyr−Cys−A
sn−OHおよびH−Tyr−Gln−Leu−Glu
−Asn−Tyr−Cys−Asn−OHを除外せずに
式IまたはIIで表される少なくとも1種の化合物およ
び/または少なくとも1種のその生理学的に許容しうる
塩を溶解された、無定形のおよび/または結晶の、好ま
しくは無定形のおよび/または結晶の形態で含有する医
薬組成物にも関する。この医薬組成物に好ましいペプチ
ドはAsn Tyr Cys Asn、H−Tyr−G
ln−Leu−Glu−Asn−Tyr−Cys−As
n−OHまたはTyr Cys Asnおよび/または
その生理学的に許容しうる塩である。
【0030】医薬組成物は約3.0〜9.0好ましくは
約5.0〜8.5のpHを有する注射用の溶液または懸
濁液であるのが好ましく、該組成物は適当な等張化剤、
適当な保存剤および適切な場合には適当な緩衝剤および
適切な場合にはさらにまたデポー主剤(princip
le)を含有するが、勿論全ては滅菌水性溶液または懸
濁液状態で存在する。活性物質を別とした組成物成分の
全体は該組成物ビヒクルを形成する。
【0031】適当な等張化剤の例にはグリセロール、グ
ルコース、マンニトール、NaCl、カルシウムまたは
マグネシウム化合物例えばCaCl2またはMgCl2
がある。
【0032】適当な保存剤の例にはフェノール、m−グ
レゾール、ベンジルアルコールおよび/またはp−ヒド
ロキシ安息香酸エテスルがある。
【0033】特に約5.0〜8.5のpHに調整するの
に使用できる緩衝物質の例には酢酸ナトリウム、クエン
酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等がある。あるいはま
た生理学的に許容しうる希酸(代表的にはHCl)また
はアルカリ(代表的にはNaOH)もpHの調整に適当
である。
【0034】また本発明組成物の作用プロフィルを変更
させるために、修飾(EP−B 132 769および
EP−B 132 770参照)および/または未修飾
インスリン好ましくはウシ、ブタまたはヒトインスリン
特に好ましくはヒトインスリンを混合することも可能で
ある。
【0035】医薬組成物は少なくとも1種の式Iまたは
IIの化合物および/または少なくとも1種のその生理
学的に許容しうる塩を、適切な場合には修飾および/ま
たは未修飾インスリンまたはその誘導体とともに、生理
学的に許容しうるビヒクルとともに、並びに適切な場合
には適当な添加剤および補助剤とともに一緒に用いて適
当な剤形に変換することによって調製される。
【0036】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明する
【0037】〔ペプチド製造実施例〕 実施例1 H−Tyr−Cys−Asn−OH 1a.  Fmoc−Tyr(tBu)−Cys(Tr
t)−Asn−OtBu ジメチルホルムアミド50ml中に溶解したFmoc−
Tyr(tBu)−OH3.4g、H−Cys(Trt
)−Asn−OtBu(Liebigs Ann. C
hem. 1979, 242)3.95g(7.4ミ
リモル)およびHOBT 1gの撹拌溶液にDCC1.
63gを0℃で加え、混合物を0℃で1時間撹拌させ次
に室温で一夜放置した。翌日、沈殿を吸引濾去しついで
濾液を濃縮した。残留物を酢酸エチルで摩砕した。収量
2.83g。さらに3.63gを母液から単離すること
ができた。 全収量:6.46g(89%)。 C58H62N4O8S(975.218)融点  1
12〜114℃ 〔α〕21D=−15.3°(c=1、メタノール中)
【0038】1b.  H−Tyr(tBu)−Cys
(Trt)−Asn−OtBu Fmoc−Tyr(tBu)−Cys(Trt)−As
n−OtBu 6g(6.15モル)をジメチルホルム
アミド100ml中に溶解した。これにジエチルアミン
6.8gを加え、混合物を室温で10分間放置した。そ
れを引続き高真空下で濃縮し、残留物をシリカゲル上で
メチレンクロライドを用いてクロマトグラフィー処理し
た。 脂肪親和性不純物はメチレンクロライドで溶離された。 その物質をメチレンクロライド/メタノール 9.5:
0.5で溶離した。収量:油状物4.4g(95%)。 C43H52N4O6S(752.976)
【0039
】1c.  H−Tyr−Cys−Asn−OH トリフルオロ酢酸25mlおよびエチルメルカプタン2
5mlの混合物中にH−Tyr(tBu)−Cys(T
rt)−Asn−OtBu 2.2g(2.9ミリモル
)を加えた。4時間後に混合物を水250ml中に入れ
た。その水溶液をエーテルで3回抽出しついで凍結乾燥
した。 収量:1.05g(91%)。 C16H22N4O6S(398.44)〔α〕23D
=−1.1°(c=1、水中で)
【0040】実施例2 H−Asn−Tyr−Cys−Asn−OH2a.  
Fmoc−Asn−Tyr(tBu)−Cys(Trt
)−Asn−OtBu ジメチルホルムアミド30ml中に溶解したH−Tyr
(tBu)−Cys(Trt)−Asn−OtBu 2
.2g(2.9ミリモル)、Fmoc−Asn−OH 
1.04gおよびHOBt 0.39gの撹拌溶液にD
CC 0.64gを0℃で加えた。混合物を0℃で1時
間撹拌させついで室温で一夜放置した。翌日沈殿を吸引
濾去し、濾液を濃縮した。残留物を酢酸エチル中に溶解
し、水、飽和NaHCO3溶液、KHSO4溶液および
水で順次抽出し、Na2SO4で乾燥しついで濃縮した
。残留物を石油エーテルで摩砕した。収量:1.98g
(63%)。 C62H68N6O10S(1089.323)〔α〕
22D=−18.8°(c=1、メタノール中)
【00
41】2b.  H−Asn−Tyr(tBu)−Cy
s(Trt)−Asn−OtBu Fmoc−Asn−Tyr(tBu)−Cys(Trt
)−Asn−OtBu1.9g(1.74ミリモル)を
ジメチルホルムアミド50ml中に溶解した。これにジ
エチルアミン1.8mlを加え、混合物を室温で15分
間放置した。次にそれを高真空下で濃縮し、残留物を酢
酸エチルで摩砕しついで真空乾燥した。 収量:0.98g(65%)。 C47H58N6O8S(867.081)〔α〕21
D=−7.2°(c=1、メタノール中)
【0042】
2c.  H−Asn−Tyr−Cys−Asn−OH 前記で得られた化合物0.9g(1ミリモル)を、エチ
ルメルカプタン10mlおよびトリフルオロ酢酸10m
lの混合物中に溶解した。4時間後に混合物を水100
ml中に注いだ。水溶液をエーテルで3回抽出しついで
凍結乾燥した。 収量:455mg(89%)。 C20H28N6O8S(512.547)〔α〕23
D=−26.0°(c=1、水中)
【0043】実施例
3 アセチル−Leu−Glu−Asn−Tyr−Cys−
Asn−OH ジメチルホルムアミド30ml中に溶解したH−Leu
−Glu(OtBu)−Asn−Tyr(tBu)−C
ys(Trt)−Asn−OtBu・トリフルオロアセ
テート(Liebigs Ann. Chem. 19
79, 243)2.0g(1.56ミリモル)の溶液
にN−エチルモルホリン0.4mlおよびアセチル−N
−ビトロキシスクシンイミド0.53gを加えた。室温
で4時間反応させた後に混合物を高真空下で濃縮した。 残留物を酢酸エチル中に溶解し、飽和NaHCO3溶液
、KHSO4溶液および水で順次振とうすることにより
抽出した。これより沈殿が得られ、それを吸引濾去した
。収量:1.3g。酢酸エチル相をNa2SO4で乾燥
しついで濃縮した。残留物をジエチルエーテルで摩砕し
、吸引濾過した。収量:0.8g。全収量:2.1g(
>100%)。
【0044】前記で得たAc−Leu−Glu(OtB
u)−Asn−Tyr(tBu)−Cys(Trt)−
Asn−OtBuの純粋バッチ1.3g(約1.07ミ
リモル)を、トリフルオロ酢酸30mlおよびエチルメ
ルカプタン30mlの混合物中に溶解した。4時間の反
応時間の経過後に混合物を水300ml中に入れ、その
水溶液をジエチルエーテルで3回抽出した。水性相は凍
結乾燥した。収量:740mg(87%)。 C33H48N8O13S(796.86)〔α〕23
D=−25.1°(c=1、水中)
【0045】実施例
4 H−Tyr(But)−Gln−Leu−Glu(OB
ut)−Asn−Tyr(But)−Cys(Trt)
−Asn−OBut・HBr(7・HBr)の合成4a
.  Ddz−Tyr(But)−Gln−ONb(1
6) N,N−ジメチルホルムアミド100ml中に溶解した
Ddz−Tyr(But)−OH 25.24g(55
ミリモル)、H−Gln−ONb・HCl 15.88
g(50ミリモル)および1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール水和物6.75gの溶液にN−エチルモルホリン
6.4ml(50ミリモル)およびジシクロヘキシルカ
ルボジイミド10.5gを−3℃で加えた。混合物を0
℃で1時間次に室温で6時間撹拌させついで室温で一夜
放置した。 沈殿を吸引濾去し、濾液を濃縮した。得られた油状物を
酢酸エチル中に溶解し、溶液をNaHCO3溶液、クエ
ン酸塩緩衝液(pH3)および水で順次洗浄し、Na2
SO4で乾燥しついで濃縮した。油状生成物を石油エー
テルで摩砕して粉末を得、それを吸引濾去した。次にそ
れを煮沸し、それぞれ100mlずつで3回ジイソプロ
ピルエーテルでデカンテーションした。それを最後に冷
ジイソプロピルエーテルで摩砕し、吸引濾去しそして石
油エーテルで洗浄した。収量:32.8g(91%)。 融点80〜90℃ 〔α〕22D=+15.1°(c=1、メタノール中)
C37H46N4O11(722.81)計算値:  
C  61.48    H  6.41    N 
 7.75 実測値:  C  61.3      H  6.7
      N  7.9
【0046】4b.  Ddz−Tyr(But)−G
ln−OH・ジシクロヘキシルアミン メタノール500ml中に溶解した前記4aで得た16
の化合物32.5g(45ミリモル)の溶液に水5ml
およびPd/BaSO4を加え、水素化を7時間実施し
た。 次に触媒を吸引濾去し、濾液を濃縮した。残留油状物を
酢酸エチル250ml中に溶解した。これにジシクロヘ
キシルアミン11.3ml(55ミリモル)を加え、混
合物を3℃で数時間放置しついで沈殿を吸引濾去した。 それを粉砕機中において酢酸エチルで摩砕し、吸引濾去
しついで真空乾燥した。収量:27g(78%)。 融点170〜171℃ 〔α〕23D=+10.2°(c=1、メタノール中)
C42H64N4O9(769.0) 計算値:  C  65.6    H  8.39 
   N  7.28 実測値:  C  65.4    H  8.5  
    N  7.3
【0047】4c.  Ddz−
Tyr(But)−Gln−OH(17) Ddz−Tyr(But)−Gln−OH・ジシクロヘ
キシルアミン2.9g(3.7ミリモル)を酢酸エチル
とクエン酸塩緩衝液(pH=3)との間に分配した。酢
酸エチル相を中性になるまで水洗し、Na2SO4で乾
燥しついで濃縮した。残留物は無定形の17の化合物で
あった。収量:2g(90%)。 融点110〜115℃ 〔α〕22D=+19.8(c=1、メタノール中)C
30H41N3O9(587.68)計算値:  C 
 61.31    H  7.03    N  7
.15 実測値:  C  60.6      H  7.2
      N  7.0
【0048】4d.  Ddz−Tyr(But)−G
ln−Leu−Glu(OBut)−Asn−Tyr(
But)−Cys(Trt)−Asn−OBut(18
)前記4c.の17の化合物9.7g(16.5ミリモ
ル)、実施例3の化合物19.2g(15ミリモル)お
よびHOBt 2.025g(15ミリモル)を室温で
撹拌してN,N−ジメチルホルムアミド30ml中に溶
解した。混合物を0℃に冷却し、N−エチルモルホリン
1.95ml(15ミリモル)並びにN,N−ジメチル
ホルムアミド9ml中におけるジシクロヘキシルカルボ
ジイミド3.3g(16ミリモル)の溶液を加え、その
混合物を0℃で1時間次に室温で4時間撹拌させついで
室温で一夜放置し、ジシクロヘキシル尿素を吸引濾去し
た。次にそれをそれぞれ4.5mlずつで2回N,N−
ジメチルホルムアミドで洗浄した。濾液を撹拌下で飽和
NaHCO3溶液159ml中に流し入れ、粉末状沈殿
が得られるまで撹拌を続けた。これを吸引濾去し、クエ
ン酸塩緩衝液(pH3)で摩砕し、吸引濾去し、中性に
なるまで水洗しついで約0.1トルの下で乾燥した(収
量23.1g)。 粗物質をほとんど蒸気浴上で沸騰するまで加熱し、希懸
濁液を3℃で一夜貯蔵し、沈殿を吸引濾去しついで酢酸
エチルおよびエーテルで洗浄した。収量20g(76.
8%)。〔α〕22D=−10.2°(c=1、メタノ
ール中)この物質は205℃以上で分解し、約250℃
で木炭化した。アミノ酸分析:Asp 2.00;Gl
u 2.01;Cys 0.75;Leu 0.99;
Tyr1.95。 C92H123N11O20S(1735.15)計算
値:  C  63.68    H  7.15  
  N  8.88  S1.85 実測値:  C  62.0      H  7.2
      N  8.6    S2.1
【0049】4e.  H−Tyr(But)−Gln
−Leu−Glu(OBut)−Asn−Tyr(Bu
t)−Cys(Trt)−Asn−OBut・HBr(
7・HBr)前記で得た18の化合物3.5g(2ミリ
モル)を、トリフルオロ酢酸1.75ml(20ミリモ
ル)、水0.35mlおよびメチレンジクロライド33
ml(1%の水を有する5%トリフルオロ酢酸溶液約3
5ml)並びにアニソール3.5mlの撹拌混合物中に
溶解した。この混合物を室温で3時間撹拌させ、ピリジ
ン2ml(24.8ミリモル)を加え、その混合物を約
0.1トルの下で濃縮した。残留物をエーテルで摩砕し
、吸引濾去し、エーテルで洗浄し、乾燥し、水で摩砕し
、吸引濾去し、水洗しついでP2O5で乾燥した(収量
3.35g)。さらに精製するために、物質を暫時煮沸
し、熱いうちにそれぞれ20mlずつの酢酸エチルで2
回吸引濾過した。次にそれをエーテルで洗浄した。収量
  3.0g(92%)。 融点  225〜265℃(分解) 〔α〕22D=−20.2°(c=1、メタノール中)
アミノ酸分析:Asp 1.97;Glu 2.00;
Cys 0.61;Leu 1.00;Tyr 2.0
1C80H110BrN11O16S(1593.8)
計算値:C  60.23    H  6.96  
  N  9.67    S2.01 実測値:C  60.6      H  7.0  
    N  9.5      S2.2
【0050】〔薬理実施例〕 実施例5 式IおよびIIの本発明ペプチドの生物活性はラットか
ら解剖によって得られた脂肪細胞および横隔膜の断片を
用いて測定する。「トリペプチド」の用語はTyr C
ys Asn−OHを意味し、「ヘキサペプチド」はア
セチル−Leu Glu Asn Tyr Cys A
sn−OHを意味する。「ベースライン」(basel
ine)の用語は刺激のない場合の活性を意味し、イン
スリンはヒトインスリンを意味しそしてdpmは1分間
当たりの放射性壊変を意味する。「ペプチド」の用語は
本発明によりインスリン活性を有するペプチドを意味す
る。ラットの脂肪細胞は以下のようにして調製した。
【0051】副睾丸の脂肪組織(Wistarラット、
160〜180g、給餌制限なし)をコラゲナーゼで消
化し、得られた個々の脂肪細胞を浮遊により数回洗浄す
る。
【0052】ラットからの横隔膜断片の調製:組織の小
断片(直径5mm)を、数回洗浄した半横隔膜(Wis
tarラット、60〜70g、給餌制限なし)から打ち
抜く。
【0053】下記の2種の試験によって、グルコースが
酸化(解糖、ペントースホスフェート経路)により代謝
されようがまたは酸化により代謝されないかに関係なく
、インスリンで刺激されることができかつ機能性インス
リンシグナル透過カスケードおよびグルコース輸送を必
要とするグルコース吸収を測定する。ラクテートの産生
ではなくて脂質、グリコーゲンまたは膜不透過性中間体
(グルコース 6−ホスフェート)への変換が次に行わ
れる。
【0054】a)  ラット脂肪細胞をインスリンまた
はペプチドの存在または不在下でD−〔U−14C〕−
グルコース(D−グルコースの最終濃度22μM)とと
もにインキュベートする。細胞をシリコーン油層を介し
ての遠心分離により培地から分離しついで再び単離し、
細胞性放射能を測定する。
【0055】b)  横隔膜の断片をインスリンまたは
ペプチドの存在または不在下でD−〔U−14C〕−グ
ルコース(Dグルコースの最終濃度75μM)とともに
インキュベートする。培地を完全に吸引する。各組織片
を数回洗浄し次いで放射能測定のためにアルカリ処理を
行なって可溶化する。結果は表1に示すとおりである。
【0056】
【表1】
【0057】実施例6 グルコース輸送 脂肪細胞および横隔膜の断片は実施例5のようにして調
製する。下記試験によって、グルコース輸送担体例えば
インスリンシグナル透過カスケードにより血漿膜を通過
してインスリンで刺激され得る特異的グルコース輸送(
促進拡散)を独占的に試験する。グルコース輸送におけ
るグルコース代謝のいずれもの作用は、非代謝性グルコ
ース類似体を用いることによって除外される。
【0058】a)  ラット脂肪細胞をインスリンまた
はペプチドの存在または不在下で2−デオキシ−D−〔
1−3H〕−グルコース(D−グルコースの最終濃度0
.2mM)およびL−〔1−14C〕−グルコース(輸
送不可能)とともにインキュベートする。放射能(〔3
H〕および〔14C〕)を測定するために細胞を油層を
介しての遠心分離により培地から分離する。特異的な立
体選択性グルコース輸送は、総細胞結合放射能(〔3H
〕−グルコース)並びに拡散および非特異的作用によっ
て会合された放射能(〔14C〕−グルコース)との間
の差として計算される。
【0059】b)  横隔膜の各断片をインスリンまた
はペプチドの存在または不在下で2−デオキシ−D−〔
1−3H〕−グルコース(D−グルコースの最終濃度0
.1mM)およびL−〔1−14C〕−グルコースとと
もにインキュベートする。各組織片をガラスファイバー
フィルターでの迅速濾過により培地から分離しついで完
全に洗浄する。放射能をアルカリ性抽出物中で測定する
。結果は表2に示すとおりである。
【0060】
【表2】
【0061】実施例7 インビトロでのエステル化 この試験では脂質産出物(トリグリセリド、リン脂質)
においてインスリンが刺激し得るグリセロール 3−ホ
スフェートのエステル化を測定する。脂質合成(例えば
アセチル−CoA:L−グリセロール 3−ホスフェー
ト アシルトランスフェラーゼ)酵素は機能性インスリ
ンシグナル透過カスケードを含めてこの中に包含される
。サイトカラシンBによるエステル化の阻害のないこと
によって証明されるように、ここではグルコース輸送は
何の役割も有しない。
【0062】実施例5のようにして調製したラット脂肪
細胞をインスリンまたはペプチドの存在または不在下で
D−グルコース(最終濃度33μM)とともにインキュ
ベートしついで低濃度のサポニンで処理して血漿膜を浸
透性にする(内膜には損傷を与えない)。L−〔U−1
4C〕−グリセロール 3−ホスフェートの添加後にイ
ンキュベーションを続ける。トルエン可溶性のシンチレ
ーションカクテルを加え、脂質を遠心分離によって水性
相から分離する。脂質含有のトルエン相を取出し、その
放射能を測定する。結果は表3に示すとおりである。
【0063】
【表3】
【0064】実施例8 脂肪生成 実施例5から得られたラット脂肪細胞を低濃度のトリプ
シンで処理して、インスリンレセプターをタンパク質加
水分解によって不活化する。プロテアーゼ阻害剤の添加
後に細胞を浮遊により2回洗浄し、インキュベーション
を37℃で15分間続ける。次にこれらの細胞を、ペプ
チドによる脂肪生成刺激の試験に用いる。インスリンを
用いた対照インキュベーションでは、トリプシン処置済
み細胞はインスリンで刺激され得る脂肪生成を極めて少
ししか示さず、従ってむしろ限定された数だけの機能性
インスリンレセプター(インスリン結合に関して)のみ
を示すことが分かる。これは該試験がインスリンのレセ
プター結合後における、インスリンシグナル透過カスケ
ード中での介入による脂肪生成刺激を測定しているとい
うことを意味する。結果は表4に示すとおりである。
【0065】
【表4】
【0066】実施例9 マウスの血中グルコースプロフィル 体重17〜21g(約30日令)のCharles R
iver Wiga Balb−C種の雌マウスに標準
食を摂食させる。実験開始前の16時間は食物を全く与
えない。各実験グループ中の5匹の動物に実施例4の化
合物(オクタペプチド)の水溶液(pH6)を静脈内投
与する。動物1匹当たり0.3mlの容量を投与する。
【0067】表5には、対照グループ(5匹の動物、緩
衝溶液pH6.0;動物1匹あたり投与される容量0.
3ml)および本発明のオクタペプチド投与の動物との
間の差の百分率としての血中グルコースレベルが示され
ている。
【0068】
【表5】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式I X−Y−Z−A−B−C−Cys−D−E    (I
    )〔式中、Aは、a)  アミノ酸または共有結合であ
    り、Bは、a)  アミノ酸または共有結合であり、C
    は、a)  アミノ酸、 b)  環上で1回以上下記の置換基 1)  R1{ここでR1は 1.1  (C1〜C18)−アルキル、1.2  (
    C3〜C18)−シクロアルキル、1.3  (C6〜
    C14)−アリール、1.4  1回以上下記置換基 1.4.1  (C1〜C8)−アルキルにより置換さ
    れた(C6〜C14)−アリールまたは1.5  1回
    以上下記置換基 1.5.1  (C6〜C14)−アリールにより置換
    された(C1〜C8)−アルキルである}、2)  R
    2{ここでR2は 2.1  (C1〜C18)−アルキル、2.2  (
    C3〜C18)−シクロアルキル、2.3  (C1〜
    C18)−アルコキシ、2.4  (C3〜C14)−
    シクロアルコキシ、2.5  (C6〜C14)−アリ
    ール、2.6  1回以上下記置換基 2.6.1  (C1〜C8)−アルキル、2.6.2
      (C1〜C8)−アルコキシにより置換された(C
    6〜C14)−アリール、2.7  (C6〜C14)
    −アリールオキシ、2.8  1回以上下記置換基 2.8.1  (C1〜C8)−アルキル、2.8.2
      (C1〜C8)−アルコキシにより置換された(C
    6〜C14)−アリールオキシ、2.9  1回以上下
    記置換基 2.9.1  (C6〜C14)−アリールにより置換
    された(C1〜C8)−アルキル、2.10  1回以
    上下記置換基 2.10.1  (C6〜C14)−アリールにより置
    換された(C1〜C8)−アルコキシ、2.11  ハ
    ロゲン例えばフッ素、塩素、臭素または沃素、 2.12  ニトロまたは 2.13  トリフルオロメチルである}により置換さ
    れた芳香族アミノ酸、 c)  共有結合であり、 Dは、a)  アミノ酸、 b)  C−末端アミノ基−NR32{ここでR3は同
    一または相異なることができて、下記の基 1)  (C1〜C3)−アルキル、 2)  1回以上下記置換基、 2.1  フッ素、 2.2  ヒドロキシル基 により置換された(C1〜C3)−アルキル、3)  
    シクロプロピル、 4)  1回以上下記置換基 4.1  フッ素、 4.2  ヒドロキシル基 により置換されたシクロプロピルまたは5)  水素原
    子を示す}、 c)  共有結合であり、 Eは、a)  アミノ酸、 b)  共有結合または c)  C−末端アミノ基−NR32(ここでR3は同
    一または相異なることができて、前述の定義を有する)
    であり、 Xは、a)  水素、 b)  R1−CO(ここでR1は前述の定義を有する
    )、c)  (C1〜C18)−アルコキシ−CO、d
    )  (C3〜C18)−シクロアルコキシ−COまた
    はe)  (C6〜C14)−アリール−(C1〜C8
    )−アルコキシ−COであり、 Yは、アミノ酸または共有結合であり、Zは、アミノ酸
    または共有結合である〕で表されるペプチドまたは2量
    重合成分としてのシステインを有する、式Iのペプチド
    の2量体、適切な場合にはその立体異性体または式Iの
    ペプチドの生理学的に許容し得る塩〔但し化合物H−T
    yr−Gln−Leu−Glu−Asn−Tyr−Cy
    s−Asn−OHまたはH−Leu−Glu−Asn−
    Tyr−Cys−Asn−OHを除く〕。
  2. 【請求項2】  式Iにおいて、AがGlu、pGlu
    、Gln、Leu、Met、Arg、LysまたはOr
    nであり、BがAsn、Thr、Ser、Gly、Al
    a、ValまたはIleであり、CがTyr、Tyr(
    R1)、Phe(R2)、Trp(R2)またはNal
    であり、DがAsp、Asn、D−Asp、D−Asn
    、bAla、アザグリル−NH2またはNH−R3であ
    り、EがAsp、Asn、Glu、GlnまたはNH2
    であり、Xが水素またはアシル基であり、R1、R2お
    よびR3が請求項1記載の定義を有し、Yがチロシンま
    たは共有結合であり、そしてZがグルタミン、ロイシン
    または共有結合である請求項1記載の式Iのペプチド。
  3. 【請求項3】  式II X−C−Cys−D          (II)〔式
    中、CはTyr、Tyr(R1)、Phe(R2)、T
    rp(R2)またはNalであり、DはAsp、Asn
    、D−Asp、D−Asn、bAla、アザグリル−N
    H2またはNH−R3であり、そしてXはa)  水素
    、b)  R1−CO、 c)  (C1〜C18)−アルコキシ−CO、d) 
     (C3〜C18)−シクロアルコキシ−COまたはe
    )  (C6〜C14)−アリール−(C1〜C8)−
    アルコキシ−COであり、 上記のR1、R2およびR3は請求項1記載の定義を有
    する〕 で表されるペプチドまたは2量重合成分としてのシステ
    インを有する、式IIのペプチドの2量体、適切な場合
    にはその立体異性体または式IIのペプチドの生理学的
    に許容し得る塩。
  4. 【請求項4】  配列Asn Tyr Cys Asn
    またはTyr Cys Asnを有する請求項1記載の
    式Iのペプチド。
  5. 【請求項5】  請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    式Iまたは式IIで表される少なくとも1種のペプチド
    の有効量を溶解された、無定形のまたは結晶の形態で含
    有する医薬組成物。
  6. 【請求項6】  少なくとも1種の修飾または未修飾イ
    ンスリンまたはその誘導体を含有する請求項5記載の医
    薬組成物。
  7. 【請求項7】  式Iまたは式IIのうちの少なくとも
    1種の化合物を生理学的に許容し得るビヒクルおよび適
    切な場合には適当な添加剤および/または補助剤を用い
    て適当な剤形に変換することからなる請求項5または6
    記載の医薬組成物の調製方法。
  8. 【請求項8】  少なくとも1種の修飾または未修飾イ
    ンスリンまたはその誘導体が用いられる請求項7記載の
    方法。
  9. 【請求項9】  請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    式Iのペプチドの製造方法において、 a)  C−末端遊離カルボキシル基含有セグメントま
    たはその活性化誘導体をN−末端遊離アミノ基含有の対
    応するセグメントと反応させるか、またはb)  該ペ
    プチドを段階的に合成し、次いで(a)または(b)で
    得た化合物において、その他の官能を保護するために一
    時的に導入した、所望に応じた1個以上の保護基を除去
    し、このようにして得た式Iの化合物を適切な場合には
    それらの生理学的に許容し得る塩に変換することからな
    る前記の方法。
  10. 【請求項10】  真性糖尿病または非インスリン依存
    性糖尿病を治療するための、H−Tyr−Gln−Le
    u−Glu−Asn−Tyr−Cys−Asn−OHま
    たはH−Leu−Glu−Asn−Tyr−Cys−A
    sn−OHを除外せずに請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の式Iまたは式IIで表される少なくとも1種のペ
    プチドの使用。
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