JPH04292311A - 倉庫設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、たとえば屋内に設置さ
れて荷の格納保管を行う倉庫設備で、荷捌き場において
作業員の安全を確保した倉庫設備に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の倉庫設備としては、たと
えば特開平１−１６９５１１号公報に開示された構成が
提供されている。この従来構成は、上下方向および左右
方向に複数の区画収納空間を有する棚と、棚の端部外方
に配設した荷捌き場と、棚と荷捌き場の前面に沿った一
定経路上を走行自在でかつ昇降および横方向に出退自在
な荷移載手段を有する入出庫用走行クレーンとを備えて
いる。

【０００３】前記荷捌き場には、入出庫用走行クレーン
が対向するホームポジションと外部からの作業位置との
間で移動自在な入出庫用荷受け台車が設けられている。 そして入出庫用荷受け台車の移動経路の外側で棚端の位
置から作業位置の手前の位置までに安全柵が配設されて
いる。さらに移動経路の内側には安全柵を有するクレー
ン操作盤が配設されている。

【０００４】この従来構成によると、入出庫用走行クレ
ーンの作動によりホームポジションの入出庫用荷受け台
車と目的とする区画収納空間との間で荷の受け渡しを行
える。そして入出庫用荷受け台車を作業位置に移動させ
ることにより、この入出庫用荷受け台車に対してフォー
クリフト車などにより荷の受け渡しを行える。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記の従来構成による
と、安全柵により大部分は囲まれているが、作業位置の
周囲は開放されており、したがって作業位置に入出庫用
荷受け台車が位置しているときには開放部が閉鎖された
状態になる。しかし入出庫用荷受け台車がホームポジシ
ョン側に移動したときには作業位置の周囲が完全に開放
されることから、作業員や運搬車など他物が誤って荷捌
き場や一定経路側に入り込む恐れがあり、運転中の入出
庫用走行クレーンや入出庫用荷受け台車に接触するなど
、種々な事故が発生する原因となっていた。

【０００６】本発明の目的とするところは、ホームポジ
ション側に荷受け台が移動することで生じた開放部から
荷捌き場に対して他物が入ったとき、出し入れ装置と荷
受け台を自動的に停止し得る倉庫設備を提供する点にあ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の倉庫設備は、複数の荷収納空間を有する棚
と、この棚の端部外方に配設した荷捌き場と、前記棚と
荷捌き場の前面に沿った一定経路上を走行自在でかつ昇
降および横方向に出退自在な出し入れ具を有する出し入
れ装置とを備えた倉庫設備において、前記荷捌き場に、
出し入れ装置に荷を受け渡し自在な荷受け台を設け、こ
の荷受け台は、出し入れ装置が対向するホームポジショ
ンと外部からの作業位置との間で移動自在に設け、前記
棚から荷捌き場を囲む安全柵を設けるとともに、この安
全柵に、前記作業位置の荷受け台に外部から作業を行う
作業通路を設け、前記荷受け台が作業位置から離れたと
きに荷捌き場に他物が侵入してきたことを検出して出し
入れ装置と荷受け台を停止させる検出装置を設けている
。

【０００８】

【作用】かかる本発明の構成によると、出し入れ装置の
一定経路上での走行動と、出し入れ具の昇降動および出
退動との組み合わせ動作により、目的とする荷収納空間
とホームポジションの荷受け台との間で荷の受け渡しを
行える。そして荷受け台を作業位置に移動させることで
、作業通路を通して、荷受け台に対してフォークリフト
車などにより荷の受け渡しを行える。その際に、安全柵
により作業通路以外から倉庫内に作業者などが入り込む
ことを防止し得る。

【０００９】そして荷受け台を作業位置に移動させたと
き、この荷受け台が作業通路を閉鎖した状態になり、作
業通路を通って作業者などが入り込むことを防止し得る
。また荷受け台をホームポジション側に移動させたとき
、開放された作業通路を通って作業員が誤って荷捌き場
に入り込もうとしたとき、この作業員は検出装置に検出
され、その検出動により出し入れ装置と荷受け台が停止
される。したがって作業員に出し入れ装置や荷受け台が
接触したり衝突したりすることはない。

【００１０】

【実施例】以下に本発明の第一の実施例を図１〜図５に
基づいて説明する。１は通路２を置いて配設された一対
の棚で、上下方向および水平方向に多数の荷収納空間３
を有し、パレットやバケットを介して、あるいは直接に
荷４を収納し得る。５は棚１の一端外方に配設された荷
捌き場で、荷４を下方から支持する荷受け台６が配置さ
れる。前記通路２内には、棚１と荷捌き場５の前面に沿
った一定経路８上を走行自在な出し入れ装置１０がが配
設される。

【００１１】この出し入れ装置１０は、床レール９に車
輪を介して支持案内される走行機体１１と、この走行機
体１１に前後一対に立設されかつ上端側が天井レール（
図示せず）に案内されるポスト１２と、これらポスト１
２に案内される昇降台１３と、この昇降台１３に配設さ
れて横方向に出退自在な多段フォーク式の出し入れ具１
４と、走行や出し入れ具１４の動作を制御すべく前記走
行機体１１に取り付けた走行側制御装置１５などから構
成される。

【００１２】前記一定経路８の一端外方には平面視が直
線状の制御側安全柵２０が配設される。この制御側安全
柵２０の連結部には地上側コントローラ２１が配設され
、前記走行側制御装置１５と交信して出し入れ装置１０
を遠隔操作する。

【００１３】前記棚１の外面側から両棚１の他端外方間
に亘って棚側安全柵２２が配設され、この棚側安全柵２
２の一端側は地上側コントローラ２１の側方にまで達し
ている。これにより両安全柵２０，２２で棚１から荷捌
き場５を囲むことになり、そして棚側安全柵２２の端部
と地上側コントローラ２１との間に、前記一定経路８と
同方向で外部から作業を行える作業通路２３を形成する
。

【００１４】前記荷捌き場５内に配設される荷受け台６
は台車形式であって、前記一定経路８に沿って配設した
レール２５に車輪２６を介して支持案内されて、出し入
れ装置１０が対向する棚１側のホームポジション２７と
、作業通路２３に対向した作業位置２８との間で移動自
在となる。そして往復移動は、搭載した駆動装置２９の
作動により行われる。

【００１５】前記作業通路２３にシャッター装置３０を
設けている。このシャッター装置３０は、たとえば昇降
式であって、朝の運転前に開動され、そして夕方の運転
停止後に閉動される。

【００１６】さらに荷捌き場５部には、前記荷受け台６
が作業位置２８から離れたときに荷捌き場５に他物が侵
入してきたことを検出して出し入れ装置１０と荷受け台
６を停止させる検出装置を設けているすなわち作業通路
２３には、たとえば投光器３１と受光器３２とからなり
検出装置の一例であるる光電管装置３３が設けられ、こ
の光電管装置３３は、作業通路２３を通って荷捌き場５
に侵入しようとする作業員を検出し、その検出動により
地上側コントローラ２１を介して前記出し入れ装置１０
と荷受け台６を停止させる。

【００１７】また荷捌き場５には、検出装置の別例であ
るマットスイッチ３４を配設している。このマットスイ
ッチ３４は、作業通路２３を通って荷捌き場５に侵入し
てきた作業員を検出し、その検出動により地上側コント
ローラ２１を介して前記出し入れ装置１０と荷受け台６
を停止させる。

【００１８】なお出し入れ装置１０と荷受け台６の停止
は、検出動により電源を落とす（ブレーカを落とす）よ
うにしてもよいし、それぞれのブレーキ装置を作動させ
るようにしてもよい。そして作業位置２８に停止した荷
受け台６の検出を行う、たとえば光電管方式の荷受け台
検出装置３５が設けられる。

【００１９】次にこの自動倉庫の作用について説明する
。出し入れ装置１０の一定経路８上での走行動と、出し
入れ具１４の昇降動および出退動との組み合わせ動作に
より、この出し入れ装置１０によって、目的とする荷収
納空間３とホームポジション２７に停止している荷受け
台６との間で荷４の受け渡しを行える。

【００２０】そして駆動装置２９を作動して荷受け台６
を作業位置２８に移動させることで、この荷受け台６を
荷受け台検出装置３５が検出し、これにより光電管装置
３３が非作用の状態になる。したがって作業通路２３を
通して、荷受け台６に対してフォークリフト車などによ
り荷４の受け渡しを、光電管装置３３に影響されること
なく行える。

【００２１】このような入出庫作業時に、基本的には、
安全柵２０，２２により作業通路２３以外から倉庫内に
作業者などが入り込むことを防止し得る。そしてフォー
クリフト車などにより荷４の受け渡しを行うため荷受け
台６を作業位置２８に移動させたとき、この荷受け台６
が作業通路２３を閉鎖した状態になる。したがって作業
通路２３を通って作業者などが荷捌き場５に入り込むこ
とを防止し得る。

【００２２】また荷受け台６をホームポジション２７側
に移動させたとき、作業通路２３は開放された状態にな
り、そして荷受け台検出装置３５が非検出となって、光
電管装置３３が作用の状態になる。したがって、開放さ
れた作業通路２３を通って作業員が誤って荷捌き場５に
入り込もうとしたとき、この作業員は投光器３１から受
光器３２への光軸を遮って光電管装置３３に検出される
ことになり、その検出動により出し入れ装置１０と荷受
け台６が停止される。これにより作業員に出し入れ装置
１０や荷受け台６が接触したり衝突したりすることはな
い。

【００２３】また、たとえば光電管装置３３の故障や、
光電管装置３３をクリアして作業員が荷捌き場５に不測
に入ってきたとき、この作業員はマットスイッチ３４に
検出され、その検出動により地上側コントローラ２１か
ら停止信号が出力され、出し入れ装置１０や荷受け台６
が停止される。

【００２４】なお停止は、電源を落とす（ブレーカを落
とす）か、それぞれのブレーキ装置を作動させて行う。 上記実施例では検出装置として光電管装置３３とマット
スイッチ３４とを設けており、これによると作業員の侵
入を二重に防止できるが、これは光電管装置３３とマッ
トスイッチ３４との一方のみ配設してもよい。

【００２５】図６は本発明の第二の実施例を示す。すな
わち棚側安全柵２２の一端側は作業位置２８の手前まで
達しており、そして制御側安全柵２０は荷受け台６の移
動経路の端部に対向した位置まで伸びている。これによ
り棚側安全柵２２と制御側安全柵部２０の端部間でかつ
作業位置２８の外側に、前記一定経路８とは直角方向で
外部から作業を行える作業通路２３を形成する。そして
この作業通路２３にシャッター装置３０や光電管装置３
３を設けている。

【００２６】この第二の実施例は第一の実施例と同様に
作用するものであって、フォークリフト車などによる荷
受け台６との間での荷４の受け渡し方向が異なるだけで
ある。

【００２７】

【発明の効果】上記構成の本発明によると、出し入れ装
置の一定経路上での走行動と、出し入れ具の昇降動およ
び出退動との組み合わせ動作により、目的とする荷収納
空間とホームポジションの荷受け台との間で荷の受け渡
しを行うことができる。

【００２８】また荷受け台を作業位置に移動させること
で、作業通路を通して、荷受け台に対してフォークリフ
ト車などにより荷の受け渡しを行うことができる。その
際に基本的には、安全柵により作業通路以外から倉庫内
に作業者などが入り込むことを防止しできる。

【００２９】そして荷受け台を作業位置に移動させたと
き、この荷受け台で作業通路を閉鎖することができ、作
業通路を通って作業者などが入り込むことを防止できる
。また荷受け台をホームポジション側に移動させること
で、開放された作業通路を通って作業員が誤って荷捌き
場に入り込もうとしたとき、この作業員は検出装置で検
出でき、その検出動により出し入れ装置と荷受け台を停
止できる。したがって作業員に出し入れ装置や荷受け台
が接触したり衝突したりすることがなくなって、種々な
事故を防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の実施例を示し、自動倉庫の概略
平面図である。

【図２】同荷捌き場の平面図である。

【図３】同荷捌き場の側面図である。

【図４】同ブロック図である。

【図５】同フローチャートである。

【図６】本発明の第二の実施例を示し、自動倉庫の概略
平面図である。

【符号の説明】

１　　　　　　　　棚 ２　　　　　　　　通路 ３　　　　　　　　荷収納空間 ４　　　　　　　　荷 ５　　　　　　　　荷捌き場 ６　　　　　　　　荷受け台 ８　　　　　　　　一定経路 １０　　　　　　出し入れ装置 １４　　　　　　出し入れ具 ２０　　　　　　制御側安全柵 ２２　　　　　　棚側安全柵 ２３　　　　　　作業通路 ２７　　　　　　ホームポジション ２８　　　　　　作業位置 ３３　　　　　　光電管装置（検出装置）３４　　　　
　　マットスイッチ（検出装置）３５　　　　　　荷受
け台検出装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の荷収納空間を有する棚と、この
   棚の端部外方に配設した荷捌き場と、前記棚と荷捌き場
   の前面に沿った一定経路上を走行自在でかつ昇降および
   横方向に出退自在な出し入れ具を有する出し入れ装置と
   を備えた倉庫設備において、前記荷捌き場に、出し入れ
   装置に荷を受け渡し自在な荷受け台を設け、この荷受け
   台は、出し入れ装置が対向するホームポジションと外部
   からの作業位置との間で移動自在に設け、前記棚から荷
   捌き場を囲む安全柵を設けるとともに、この安全柵に、
   前記作業位置の荷受け台に外部から作業を行う作業通路
   を設け、前記荷受け台が作業位置から離れたときに荷捌
   き場に他物が侵入してきたことを検出して出し入れ装置
   と荷受け台を停止させる検出装置を設けたことを特徴と
   する倉庫設備。