JPH04292043A - 差動psk方式における復調器 - Google Patents
差動psk方式における復調器Info
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- JPH04292043A JPH04292043A JP8141291A JP8141291A JPH04292043A JP H04292043 A JPH04292043 A JP H04292043A JP 8141291 A JP8141291 A JP 8141291A JP 8141291 A JP8141291 A JP 8141291A JP H04292043 A JPH04292043 A JP H04292043A
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- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 8
- 238000007476 Maximum Likelihood Methods 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 5
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Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は差動PSK方式における
復調器に係わり、特に、DBPSK,DQPSKおよび
π/4シフトDQPSKなどの変調方式によってディジ
タル変調されている信号を復調するものに用いて好適な
ものである。
復調器に係わり、特に、DBPSK,DQPSKおよび
π/4シフトDQPSKなどの変調方式によってディジ
タル変調されている信号を復調するものに用いて好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、ディジタルデータの無線伝
送においては、DQPSKなどの差動位相変調方式が最
もよく使用される。このような差動位相変調方式は、例
えば特公昭59−16456号公報にて提案されている
。また、最近米国および日本において検討が進められて
いるディジタルセルラにおいては、π/4シフトDQP
SKと呼ばれる差動変調方式の一種が採用されることに
決定している。
送においては、DQPSKなどの差動位相変調方式が最
もよく使用される。このような差動位相変調方式は、例
えば特公昭59−16456号公報にて提案されている
。また、最近米国および日本において検討が進められて
いるディジタルセルラにおいては、π/4シフトDQP
SKと呼ばれる差動変調方式の一種が採用されることに
決定している。
【0003】上記π/4シフトDQPSKの場合は、通
常のDQPSKと比較して占有帯域幅は同じであるが、
変調波の変動が小さい特徴があるので、非線形動作のパ
ワーアンプに有利である。ところで、このような差動位
相変調された信号を復調する方式として、従来は1シン
ボルごとに生き残り判定する復号方式が用いられており
、この復号方式は回路構成を簡素化することができると
いう利点がある。
常のDQPSKと比較して占有帯域幅は同じであるが、
変調波の変動が小さい特徴があるので、非線形動作のパ
ワーアンプに有利である。ところで、このような差動位
相変調された信号を復調する方式として、従来は1シン
ボルごとに生き残り判定する復号方式が用いられており
、この復号方式は回路構成を簡素化することができると
いう利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように1シンボルごとに生き残り判定する復号方式は
、参照用データを送出して絶対キャリア位相を再生する
位相変調方式と比較してSERおよびBERが劣化する
ことが知られている。すなわち、従来の差動PSK方式
における復調器は、BERが悪いという問題があった。 本発明は上述の問題点に鑑み、DQPSK変調された信
号を復号する際の誤り率を改善することを目的とする。
たように1シンボルごとに生き残り判定する復号方式は
、参照用データを送出して絶対キャリア位相を再生する
位相変調方式と比較してSERおよびBERが劣化する
ことが知られている。すなわち、従来の差動PSK方式
における復調器は、BERが悪いという問題があった。 本発明は上述の問題点に鑑み、DQPSK変調された信
号を復号する際の誤り率を改善することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の差動PSK方式
における復調器は、I/Qの検波出力から位相回転量を
計算する位相回転量計算手段と、上記位相回転量計算手
段から出力される位相回転量に基いて4つの信号点にお
ける最も尤度が高いと判断したパスを生き残りパスとし
て選択するパス選択回路と、上記パス選択回路により選
択された上記4つの生き残りパスの尤もらしさを示すデ
ータを所定の期間格納しておくための尤度記憶用メモリ
回路と、上記パス選択回路により選択された生き残りパ
スが通った信号点の軌跡を記憶しておくために上記尤度
記憶用メモリ回路と対応させて設けられた軌跡状態記憶
用メモリ回路と、上記尤度記憶用メモリ回路に記憶され
ている生き残りパスの尤もらしさを示すデータを基にし
て所定期間内における位相誤差が最も少ない信号点の変
化軌跡を選択し、これをデータ復調用として出力する生
き残りパス決定回路とを具備している。
における復調器は、I/Qの検波出力から位相回転量を
計算する位相回転量計算手段と、上記位相回転量計算手
段から出力される位相回転量に基いて4つの信号点にお
ける最も尤度が高いと判断したパスを生き残りパスとし
て選択するパス選択回路と、上記パス選択回路により選
択された上記4つの生き残りパスの尤もらしさを示すデ
ータを所定の期間格納しておくための尤度記憶用メモリ
回路と、上記パス選択回路により選択された生き残りパ
スが通った信号点の軌跡を記憶しておくために上記尤度
記憶用メモリ回路と対応させて設けられた軌跡状態記憶
用メモリ回路と、上記尤度記憶用メモリ回路に記憶され
ている生き残りパスの尤もらしさを示すデータを基にし
て所定期間内における位相誤差が最も少ない信号点の変
化軌跡を選択し、これをデータ復調用として出力する生
き残りパス決定回路とを具備している。
【0006】
【作用】I/Qの検波出力から4つの信号点における位
相回転量を求めるとともに、上記求めた位相回転量と所
定の位相角とを比較して上記各信号点における尤度を検
出して生き残りパスを選択する。そして、各生き残りパ
スの位相誤差を示すデータを十分に長い期間蓄えておき
、各パスの尤度を比較するに際して十分に長い期間の誤
差の累積を比較できるようにし、その期間全体を通して
最も尤度が高いパスの変化軌跡をデータ検出用のパスと
して選択する。
相回転量を求めるとともに、上記求めた位相回転量と所
定の位相角とを比較して上記各信号点における尤度を検
出して生き残りパスを選択する。そして、各生き残りパ
スの位相誤差を示すデータを十分に長い期間蓄えておき
、各パスの尤度を比較するに際して十分に長い期間の誤
差の累積を比較できるようにし、その期間全体を通して
最も尤度が高いパスの変化軌跡をデータ検出用のパスと
して選択する。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の差動PSK方式における復
調器の一実施例を示す構成図である。図1から明らかな
ように、本実施例の差動PSK方式における復調器は、
第1の検波器1、第2の検波器2をそれぞれ有しており
、前段の回路から供給される変調波信号IFがこれらの
回路にそれぞれ与えられる。これらの第1および第2の
検波器1,2には、キャリア再生部3から復調用のキャ
リアが与えられており、第1の検波器1にはI軸方向に
関するレベル検出用のキャリアが与えられ、第2の検波
器2にはQ軸方向に関するレベル検出用のキャリアが与
えられる。すなわち、第1の検波器1はI軸用同期検波
器として用いられ、第2の検波器2はQ軸用同期検波器
として用いられる。
調器の一実施例を示す構成図である。図1から明らかな
ように、本実施例の差動PSK方式における復調器は、
第1の検波器1、第2の検波器2をそれぞれ有しており
、前段の回路から供給される変調波信号IFがこれらの
回路にそれぞれ与えられる。これらの第1および第2の
検波器1,2には、キャリア再生部3から復調用のキャ
リアが与えられており、第1の検波器1にはI軸方向に
関するレベル検出用のキャリアが与えられ、第2の検波
器2にはQ軸方向に関するレベル検出用のキャリアが与
えられる。すなわち、第1の検波器1はI軸用同期検波
器として用いられ、第2の検波器2はQ軸用同期検波器
として用いられる。
【0008】第1の検波器1および第2の検波器2から
それぞれ導出される検波出力In ,Qn は、位相回
転量計算手段4にそれぞれ与えられる。この位相回転量
計算手段4は、入力された同期検波出力In ,Qn
に基づき、ROMテーブル5を利用して以下のプロセス
で入力信号の位相回転量を計算する。すなわち、■Iチ
ャンネルの検波出力In の正負を判別する。 ■Q 〃 の 〃 の
〃■γ=|Q|/|I|を計算する。 ■φ=tan−1(γ)を、ROMテーブル5から求め
る。→0≦φ<π/2■I,Qの正負から、−π≦φ≦
+πを決定する。DQPSK変調された信号の場合、或
る信号点から遷移可能な信号点の位置は4ヵ所であるの
で、■〜■のプロセスを4回繰り返し行う。
それぞれ導出される検波出力In ,Qn は、位相回
転量計算手段4にそれぞれ与えられる。この位相回転量
計算手段4は、入力された同期検波出力In ,Qn
に基づき、ROMテーブル5を利用して以下のプロセス
で入力信号の位相回転量を計算する。すなわち、■Iチ
ャンネルの検波出力In の正負を判別する。 ■Q 〃 の 〃 の
〃■γ=|Q|/|I|を計算する。 ■φ=tan−1(γ)を、ROMテーブル5から求め
る。→0≦φ<π/2■I,Qの正負から、−π≦φ≦
+πを決定する。DQPSK変調された信号の場合、或
る信号点から遷移可能な信号点の位置は4ヵ所であるの
で、■〜■のプロセスを4回繰り返し行う。
【0009】これを、DQPSK変調方式について、π
/4シフトDQPSKを例に上げて具体的に説明する。 すなわち、DQPSK変調方式においては、シンボルが
送出される時間間隔をTとすると、或る時点tにおける
変調波の位相は、t=(n−1)・Tと、t=n・Tと
のシンボルの変化に対応して決定される。つまり、この
変調方式は畳み込み符号化の一種と考えられ、符号化率
=1/1 拘束長 =3 の畳み込み符号化とみなすことができる。
/4シフトDQPSKを例に上げて具体的に説明する。 すなわち、DQPSK変調方式においては、シンボルが
送出される時間間隔をTとすると、或る時点tにおける
変調波の位相は、t=(n−1)・Tと、t=n・Tと
のシンボルの変化に対応して決定される。つまり、この
変調方式は畳み込み符号化の一種と考えられ、符号化率
=1/1 拘束長 =3 の畳み込み符号化とみなすことができる。
【0010】このような、畳み込み符号化された信号を
復号する方法としては、ビタビ・アルゴリズムと呼ばれ
る最尤度検出法が知られているが、本実施例においても
、基本的にはビタビ・アルゴリズムのような最尤度検出
法を用いてπ/4シフトDQPSK変調された信号を復
調している。ところで、π/4シフトDQPSK方式に
おいては、図2の遷移説明図に示すように8つの状態を
取り得るが、或る信号点から他の信号点へ自由に遷移す
ることができる訳ではなく、遷移可能な信号点は4つに
限定されている。すなわち、変調波Mk の位相は、
復号する方法としては、ビタビ・アルゴリズムと呼ばれ
る最尤度検出法が知られているが、本実施例においても
、基本的にはビタビ・アルゴリズムのような最尤度検出
法を用いてπ/4シフトDQPSK変調された信号を復
調している。ところで、π/4シフトDQPSK方式に
おいては、図2の遷移説明図に示すように8つの状態を
取り得るが、或る信号点から他の信号点へ自由に遷移す
ることができる訳ではなく、遷移可能な信号点は4つに
限定されている。すなわち、変調波Mk の位相は、
【
数1】 というように、複素形式で表すことができる。
数1】 というように、複素形式で表すことができる。
【0011】ここで、(Xk ,Yk )はシンボル対
であり、位相変化Δφは表1に示すようにシンボル対(
Xk ,Yk )の関数として与えられる。
であり、位相変化Δφは表1に示すようにシンボル対(
Xk ,Yk )の関数として与えられる。
【0012】したがって、位相回転量計算手段4により
位相の変化を検出した場合には、図3に示すようなトレ
リス(軌跡)が得られる。図3に示したように、時刻t
=Tにおいて、信号点P1 からスタートした場合につ
いて説明する(このスタート点については特に条件はな
く、どこからスタートしても同じであることが知られて
いる。)。
位相の変化を検出した場合には、図3に示すようなトレ
リス(軌跡)が得られる。図3に示したように、時刻t
=Tにおいて、信号点P1 からスタートした場合につ
いて説明する(このスタート点については特に条件はな
く、どこからスタートしても同じであることが知られて
いる。)。
【0013】今、t=3Tの時刻において、生き残りパ
スを検出する。t=3Tの時刻における信号点P1 に
は、信号点P2 、P4 、P6 、P8 の各信号点
からのパスが考えられる。したがって、4つの内の一つ
を選択するために、これらのパスのうちどのパスの尤度
が最も高いか計算する。この計算を行うために、t=2
Tにおける同期検波器出力を(I2 ,Q2 )とし、
t=3Tにおける同期検波器出力を(I3 ,Q3 )
とすると、このときの位相変化分Δφ3 は、 Δφ3 =f(I3 ,Q3 )−f(I2 ,Q
2 ) …(1)で表される。ここで、
f(In ,Qn )は(In ,Qn )で決定され
る位相量である。
スを検出する。t=3Tの時刻における信号点P1 に
は、信号点P2 、P4 、P6 、P8 の各信号点
からのパスが考えられる。したがって、4つの内の一つ
を選択するために、これらのパスのうちどのパスの尤度
が最も高いか計算する。この計算を行うために、t=2
Tにおける同期検波器出力を(I2 ,Q2 )とし、
t=3Tにおける同期検波器出力を(I3 ,Q3 )
とすると、このときの位相変化分Δφ3 は、 Δφ3 =f(I3 ,Q3 )−f(I2 ,Q
2 ) …(1)で表される。ここで、
f(In ,Qn )は(In ,Qn )で決定され
る位相量である。
【0014】(1)式により計算した位相変化分Δφ3
を、P2→P1 、P4 →P1 、P6 →P1
、P8 →P1 における各状態遷移時の位相変化分と
比較し、そのうちの最も確率の高いものだけを残す。つ
まり、P2 →P1 :−π/4、 P4 →P1 :−3/4π、 P6 →P1 :+3/4π、 P8 →P1 :+1/4π、 となる確率が最大である。したがって、生き残りパスを
選ぶ場合には、|Δφ3 −(−1/4π)|、|Δφ
3 −(−3/4π)|、|Δφ3 −(3/4π)|
、|Δφ3 −(1/4π)|のうち最小となるものを
、図1におけるパス選択回路6により選ぶ。例えば、|
Δφ3 −(1/4π)|が最小となった場合は、P8
→P1のパスが正しいパスであると判断してこれを生
き残りパスとして残し、その他のパスは消去する。
を、P2→P1 、P4 →P1 、P6 →P1
、P8 →P1 における各状態遷移時の位相変化分と
比較し、そのうちの最も確率の高いものだけを残す。つ
まり、P2 →P1 :−π/4、 P4 →P1 :−3/4π、 P6 →P1 :+3/4π、 P8 →P1 :+1/4π、 となる確率が最大である。したがって、生き残りパスを
選ぶ場合には、|Δφ3 −(−1/4π)|、|Δφ
3 −(−3/4π)|、|Δφ3 −(3/4π)|
、|Δφ3 −(1/4π)|のうち最小となるものを
、図1におけるパス選択回路6により選ぶ。例えば、|
Δφ3 −(1/4π)|が最小となった場合は、P8
→P1のパスが正しいパスであると判断してこれを生
き残りパスとして残し、その他のパスは消去する。
【0015】このような計算を順次行うことにより、各
信号点P3 ,P5 ,P7 における生き残りパスを
計算する。次に、t=4Tの時点における各信号点P2
,P4 ,P6 ,P8 に至る生き残りパスをセレ
クトし、同様の動作を繰り返し行う。すると、この場合
には4通りのパスが存在していることになるが、これら
のパスの「尤もらしさ」を示すものとして、「メトリッ
クMi 」を次式により計算して求める。
信号点P3 ,P5 ,P7 における生き残りパスを
計算する。次に、t=4Tの時点における各信号点P2
,P4 ,P6 ,P8 に至る生き残りパスをセレ
クトし、同様の動作を繰り返し行う。すると、この場合
には4通りのパスが存在していることになるが、これら
のパスの「尤もらしさ」を示すものとして、「メトリッ
クMi 」を次式により計算して求める。
【数2】
【0016】数2の式におけるiは、生き残りパスのt
=NTにおけるメトリックである。また、Δφn は、
(1)式で計算される位相量を示し、Ψは、t=(n−
1)・Tから、t=n・Tに状態遷移するときの予測量
を示している。この場合は、Ψは−1/4π、−3/4
π、+3/4π、+1/4πのうちのいずれか一つの値
をとる。
=NTにおけるメトリックである。また、Δφn は、
(1)式で計算される位相量を示し、Ψは、t=(n−
1)・Tから、t=n・Tに状態遷移するときの予測量
を示している。この場合は、Ψは−1/4π、−3/4
π、+3/4π、+1/4πのうちのいずれか一つの値
をとる。
【0017】このようにして、4つの生き残りパスにつ
いてメトリックを計算して行き、「尤もらしさ」の加算
値をメトリックRAM11a〜14aに格納する。また
、どのような信号点を通過したのかを示す軌跡状態を、
メトリックRAM11a〜14aに対応して設けられて
いる軌跡状態メモリ11b〜14bにそれぞれ格納する
。そして、十分に長い時間が経った時に、比較および選
択回路16により各メトリックRAM11a〜14aに
格納されているメトリックを検査する。そして、誤差が
最小となるパスを選択し、選択回路17を介してデータ
復号器18に導出する。
いてメトリックを計算して行き、「尤もらしさ」の加算
値をメトリックRAM11a〜14aに格納する。また
、どのような信号点を通過したのかを示す軌跡状態を、
メトリックRAM11a〜14aに対応して設けられて
いる軌跡状態メモリ11b〜14bにそれぞれ格納する
。そして、十分に長い時間が経った時に、比較および選
択回路16により各メトリックRAM11a〜14aに
格納されているメトリックを検査する。そして、誤差が
最小となるパスを選択し、選択回路17を介してデータ
復号器18に導出する。
【0018】こうして選択されたパスが最も尤度の高い
パス、すなわち、誤り率が最も低いデータとなる確率が
大きい。なお、或るシミュレーションによれば、拘束長
の複数倍の時間が経過すれば、この生き残りパスは単一
のパスにマージすることが確認されている。したがって
、従来のように1ビットごとに判定する方式と比較して
ビット・エラー・レートBERを、例えば半分程度に改
善することができる。なお、上記実施例においては、R
OMテーブルを利用して位相回転量を求めるようにした
例を示したが、tan−1(I,Q)を計算して直接求
めるようにしてもよい。
パス、すなわち、誤り率が最も低いデータとなる確率が
大きい。なお、或るシミュレーションによれば、拘束長
の複数倍の時間が経過すれば、この生き残りパスは単一
のパスにマージすることが確認されている。したがって
、従来のように1ビットごとに判定する方式と比較して
ビット・エラー・レートBERを、例えば半分程度に改
善することができる。なお、上記実施例においては、R
OMテーブルを利用して位相回転量を求めるようにした
例を示したが、tan−1(I,Q)を計算して直接求
めるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述したように、I/Qの検波
出力から4つの信号点における位相回転量を求めるとと
もに、上記求めた位相回転量と所定の位相角とを比較し
、この比較に基いて上記各信号点における尤度を検出し
て生き残りパスを選択し、かつ各生き残りパスの位相誤
差を示すデータを十分に長い期間蓄えておき、各パスの
尤度を比較するに際して十分に長い期間の誤差の累積を
比較できるようにしたので、正しいパスと誤ったパスと
では各時点における位相誤差の累積量が大幅に異なるよ
うにすることができ、各パスの尤度を比較して1つの生
き残りパスを選択する際に選択間違いが生じないように
することができ、従来のように1ビットごとに判定する
方式と比較して、ビット・エラー・レートを大幅に改善
することができる。
出力から4つの信号点における位相回転量を求めるとと
もに、上記求めた位相回転量と所定の位相角とを比較し
、この比較に基いて上記各信号点における尤度を検出し
て生き残りパスを選択し、かつ各生き残りパスの位相誤
差を示すデータを十分に長い期間蓄えておき、各パスの
尤度を比較するに際して十分に長い期間の誤差の累積を
比較できるようにしたので、正しいパスと誤ったパスと
では各時点における位相誤差の累積量が大幅に異なるよ
うにすることができ、各パスの尤度を比較して1つの生
き残りパスを選択する際に選択間違いが生じないように
することができ、従来のように1ビットごとに判定する
方式と比較して、ビット・エラー・レートを大幅に改善
することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す差動PSK方式におけ
る復調器の構成図である。
る復調器の構成図である。
【図2】DQPSK方式における信号点の遷移状態説明
図である。
図である。
【図3】信号点の変化軌跡説明図である。
1 第1の検波器
2 第2の検波器
3 キャリア再生部
4 位相回転量計算手段
5 ROMテーブル
6 パス選択回路
11a〜14a メトリックRAM
11b〜14b 軌跡状態メモリ
Claims (1)
- 【請求項1】 I/Qの検波出力から位相回転量を計
算する位相回転量計算手段と、上記位相回転量計算手段
から出力される位相回転量に基いて4つの信号点におけ
る最も尤度が高いと判断したパスを生き残りパスとして
選択するパス選択回路と、上記パス選択回路により選択
された上記4つの生き残りパスの尤もらしさを示すデー
タを所定の期間格納しておくための尤度記憶用メモリ回
路と、上記パス選択回路により選択された生き残りパス
が通った信号点の軌跡を記憶しておくために上記尤度記
憶用メモリ回路と対応させて設けられた軌跡状態記憶用
メモリ回路と、上記尤度記憶用メモリ回路に記憶されて
いる生き残りパスの尤もらしさを示すデータを基にして
所定期間内における位相誤差が最も少ない信号点の変化
軌跡を選択し、これをデータ復調用のパスとして出力す
る生き残りパス決定回路とを具備することを特徴とする
差動PSK方式における復調器。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08141291A JP3245878B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 差動psk方式における復調器 |
KR1019920004507A KR100214788B1 (ko) | 1991-03-20 | 1992-03-19 | 차동 위상-시프트 키잉 신호 복조기 |
EP00103523A EP1001580A1 (en) | 1991-03-20 | 1992-03-19 | Demodulator for differential phase shift keying signal using a maximum likelihood sequence estimator |
DE69232647T DE69232647T2 (de) | 1991-03-20 | 1992-03-19 | Demodulator zur Demodulierung eines pi/4-umgetasteten DQPSK-Signals |
EP92104799A EP0504890B1 (en) | 1991-03-20 | 1992-03-19 | Demodulator for demodulating a pi/4-shift DQPSK signal |
US07/854,364 US5202643A (en) | 1991-03-20 | 1992-03-19 | Demodulator for demodulating a π/4-shift DQPSK signal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08141291A JP3245878B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 差動psk方式における復調器 |
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