JPH04289836A - 写真装置及び写真装置の置台 - Google Patents

写真装置及び写真装置の置台

Info

Publication number
JPH04289836A
JPH04289836A JP3077246A JP7724691A JPH04289836A JP H04289836 A JPH04289836 A JP H04289836A JP 3077246 A JP3077246 A JP 3077246A JP 7724691 A JP7724691 A JP 7724691A JP H04289836 A JPH04289836 A JP H04289836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
negative
temperature
sheet
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3077246A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ishikawa
石川 正洋
Koji Ozaki
尾崎 弘二
Harumitsu Masuko
益子 晴光
Takashi Seto
隆 瀬戸
Kazuhisa Takahashi
和久 高橋
Fumihiko Hoshi
文彦 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3077246A priority Critical patent/JPH04289836A/ja
Publication of JPH04289836A publication Critical patent/JPH04289836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピールアパート式のフ
イルムを用いた写真装置及びその写真装置の置台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ピールアパート式のインスタントフイル
ムを用いる写真装置では、画質(色再現や画像濃度)が
、現像時の現像剤の温度により変化するため、サプライ
、特にポジシートアツセンブリの使用温度範囲が規定さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の写真装置の置か
れた場所の気温を測定してサプライの使用可能域外で、
装置を使用不可にしたりもしくは警告をしても良いが、
より正確にサプライの使用の可否を判定するためには、
サプライの保管場所の温度を測定することが望ましい。 本発明の目的は、サプライの使用可否の基準となる温度
管理が正確に行える写真装置及び写真装置の置台を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ピールアパ
ート式のフイルムを用いた写真装置において、装置外の
フイルム収納部の温度を測定する温度センサと、フイル
ムが使用可能な温度範囲外である時に、報知する報知手
段とを備えた構成の写真装置によつて達成される。
【0005】またピールアパート式のフイルムを用いた
写真装置が載置される置台において、前記フイルムを収
納する収納部と、この収納部の温度を測定する温度セン
サと、フイルムが使用可能な温度範囲外である時に、報
知する報知手段とを備えた構成の写真装置の置台、及び
前記収納部に、収納部の温度がフイルムの使用可能温度
範囲の下限より低い場合に収納部の温度を上昇させるた
めの加熱手段を設けた構成の写真装置の置台によつて達
成される。
【0006】
【作用】本発明の写真装置及び写真装置の置台によれば
、温度センサによつてフイルム(サプライ)の収納部の
温度を測定してフイルムが使用可能な温度外である時に
、フイルムが使用不可能であること、あるいは動作禁止
にしたことなどを使用者に報知するので、写真装置,フ
イルムの使用可否が容易に判断でき、さらに前記収納部
の温度がフイルムの使用可能温度範囲の下限より低い場
合に、加熱手段で収納部の温度を上昇させることで、収
納部の温度管理が正確に行われることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2及び図3は本発明の写真装置の一実施例であ
るピールアパート式インスタント写真フイルムを用いる
インスタント写真装置の全体構成図を示す断面図である
【0008】本装置は、原稿面を走査しながら照明光を
照射し、所定の位置(露光面)に結像させる光学系ユニ
ツト1と、この所定位置にネガフイルムを搬送,露光さ
せ、さらにポジシートと位置合わせして重ね、その間に
現像剤を延展させ、ポジシートに画像を転写形成する搬
送ユニツト2によつて構成される。
【0009】光学系ユニツト1は、コンタクトガラス3
、第1ミラー及び光源からなる第1走行体4、第2ミラ
ー及び第3ミラーからなる第2走行体5、レンズ6及び
第4ミラー,第5ミラーからなる第3走行体7及び第6
ミラー8等によつて構成される。第1走行体4に含まれ
る光源には蛍光灯等が用いられ、コンタクトガラス3上
に下向きに置かれた原稿をコンタクトガラス3と平行に
走査しながら照射する。第2走行体5は第1走行体の1
/2の速度で同方向に走査され、光路長を一定に保つ。 変倍時の倍率及び共役長の調整はレンズ6及び第3走行
体7の移動によつて行う。原稿反射光は第1,第2及び
第3ミラーで反射され、さらにレンズ6、第4,第5,
第6ミラーを経て露光位置Aでスリツト露光される。
【0010】次に、搬送ユニツト2を、その動作ととも
に詳細に説明する。搬送ユニツト2は感光性のネガロー
ルフイルム繰出部、繰り出されたネガフイルムカツタ部
、ネガフイルム搬送・露光部、ポジシートアツセンブリ
(ポジシートAssy)搬送部及び現像部より構成され
ている。遮光容器80内にロール状に収納された図3に
示すネガフイルム10は、引き出しローラ対12a,1
2bによりガイド板14上へ搬送され、さらに中間ロー
ラ対15により搬送される。搬送されたネガフイルム1
0の先端が露光部AのセンサS1 により検出されたと
き、あるいはその所定時間後、第1走行体4及び第2走
行体5が走査を開始し、ネガフイルム10が中間ローラ
対15にくわえ込まれてから、ガイド板14上の露光部
Aで露光,潜像形成が行われる構成になつている。露光
,潜像形成される際のネガフイルム搬送速度VN と第
1走行体4の走行速度V1 は、コピー倍率をmとした
とき、V1 =VN ×1/mの関係で制御される。
【0011】露光部Aはスリツト領域に亘りフラツト面
であり、かつ引き出しローラ対12a,12b及び中間
ローラ対15のニツプ高さと同一あるいはそれより高く
設けられる。さらに、中間ローラ対15と引き出しロー
ラ対12a,12bの周速はほぼ同一で、ネガフイルム
10がセンサS1 により検出されてから所定時間後(
中間ローラ対15にくわえ込まれた後もしくは露光が開
始されるタイミング)、引き出しローラ対12a,12
bの駆動は切られ、適当な負荷をもつてフリーとなる。 この結果、ネガフイルム10は露光部A上で引つ張り気
味に搬送され、かつネガフイルム10をガイド板14上
に密着させながら搬送させることができ、ネガフイルム
面までの光路長と搬送速度を一定に保てる。
【0012】一定長に亘り露光,潜像形成されたネガフ
イルム10は一旦停止され、その後、回転刃13aが固
定刃13bに接触しながら回転することにより、シート
状に切断される。上記停止タイミングは、センサS1 
がネガフイルム10の先端を検知してからの時間tをカ
ウントすることにより求まる。このため、ネガフイルム
10が切断されて形成されたネガシート10′の後端部
は少なくとも露光部Aから固定刃12bの先端までの距
離以上(この距離をGとする)は潜像形成が行えない。 しかし、この距離Gが後述するポジシートアツセンブリ
(Assy.)後端部からポジシートAssy.上に転
写される画像部後端までの距離(図4中のD′)よりも
小さくなるよう、露光部Aとカツタである回転刃13a
と固定刃13bを配置させれば何れにしても画像形成が
不必要な領域であるから、必要以上の長さをカツトする
ネガフイルム10の浪費を防ぐことができる。
【0013】同様に、切断されたネガシート10′の先
端部は少なくとも露光部Aから中間搬送ローラ対15ま
での距離以上(この距離をHとする)は潜像形成が行え
ないが、Hが後述するネガシート10′先端部からネガ
シート10′上に作像される潜像部先端までの距離(図
4中のC′部)よりも小さくなるよう、露光部Aと中間
搬送ローラ対15を配置させればネガフイルム10の浪
費を防ぐことができる。さらに以上の方式では、露光が
完全に終了した後にネガフイルム10を切断するため、
露光中に切断による衝撃等のため搬送速度が変化するの
を防止することができる。ネガシート10′は、ローラ
対16a,16b、ガイド部材17により約180°方
向転換された後、ガイド板18a,18bの間を導かれ
、ローラ20により先端が停止しているローラ対21に
突き当たるまで搬送される。
【0014】ここで図5(a)〜(c)に示したポジシ
ートAssy.30の搬送について説明する。上述した
ネガシート10′の搬送(露光,切断)は以下のポジシ
ートAssy.30の搬送後に行われる。ポジシートA
ssy.30はネジシート10′と異なり感光性がない
ため、装置外部から挿入できる。本実施例の装置では、
ポジシートAssy.30を本体右下の図2のガイド1
1に沿つて左側へ1枚ずつ手差し挿入する。このため給
紙、分離装置や給紙カセツト等が不要となり、装置をコ
ンパクトで安価にできる。
【0015】図2において、ポジシートAssy.30
が下ガイド11及び図に示さない両サイドガイドに沿つ
て挿入され、先端がセンサS5 により検知されると挿
入ローラ対22が回転する。挿入ローラ対22のコロは
ポジシートAssy.30先端に貼り付けた現像剤ポツ
ドをつぶさないように、ポツドより外側両端のみを把持
する個所に設けられる。ポジシートAssy.30は挿
入ローラ対22により、ガイド板23a,23b間を搬
送され停止する。上記停止タイミングはセンサS6=が
ポジシートAssy.30先端を検知してからの時間t
′をカウントすることにより求まる。また、ポジシート
Assy.30の搬送路は少なくとも1個所折れ曲がつ
ており、ポジシートAssy.30の挿入口から直接光
が機内に進入して、ネガフイルム10の感光を防止して
いる。
【0016】挿入されたポジシートAssy.30は、
所定位置に停止し待機状態となり、プリント動作が可と
なる。プリントSWオンにより既述のネガフイルム10
の搬送,露光,切断が行われる。停止しているローラ対
21に当接したネガシート10′は、ガイド板19,1
8b間でローラ対20の搬送力により一定量撓まされる
。所定の量のネガシート10′が撓んだ後、ローラ対2
1の回転により案内板24a,24b間を搬送される。 ローラ対21の回転開始は、センサS3 がネガフイル
ム10の先端を検知してからの時間をカウントすること
により求められる。ネガシート10′を上述のように撓
ませることにより、ネガシート10′の先端縁をローラ
対21のニツプに倣わせてスキユ矯正が行われる。ロー
ラ対21の回転により搬送されたネガシート10′は、
センサS4 により先端が検知され、現像ローラ対25
のニツプへ搬送される。センサS4 の検知からのタイ
ミングにより、まず挿入ローラ対22が回転し、ポジシ
ートAssy.30を停止させている現像ローラ25a
,25bに突き当て、ネガシート10′と同様にスキユ
矯正が行われる。その後、現像ローラ25a,25bが
回転を始める。
【0017】所定位置で待機しているポジシートAss
y.30を先に搬送し、その後、ネガシート10′先端
がローラ対21の回転によつて現像ローラ対25a,2
5bのニツプに到達し、両者ともに現像ローラ対25a
,25bの周速で搬送される。このときポジシートAs
sy.30とネガシート10′の先端にはずれJが生じ
るが、このずれJは少なくとも後述する図5のCよりも
小さくなるよう制御されるため、従来の両シート30,
10′の先端を一致させて現像するタイプのものに対し
て、このずれ量だけ切断されるシート長さを短くするこ
とができる。
【0018】以下、現像について説明する。本実施例に
よるインスタント写真装置における現像とは、現像剤を
ネガシート10′とポジシートAssy.30との間に
均一に延展することを意味する。
【0019】現像ローラ対25a,25bは金属ローラ
25a,25bにより構成され、両ローラは接合時、適
当な力で加圧される。ポジシートAssy.30とネガ
シート10′が共に現像ローラ対25a,25b間を搬
送されると、現像ローラ対25の加圧力により図5(b
)で示すポジシートAssy.30の先端に貼付され、
現像剤を内部に封入した容器(以下ポツドという)32
が後端部Fで開裂し、流出した現像剤はネガシート10
′とポジシートAssy.30の間に延展される。 ポジシートAssy.30は図5(a),(b)に示す
ように、ポジシート(受像シート)31の受像面の先端
部には黒色のリーダ33が貼付され、その上にポツド3
2が貼付される。また、画像領域(a×b)の端部の画
像を良好なものにするため、ポジシート31の周囲には
、先端マスク34、両サイドマスク36、トラツプマス
ク37が貼付されており、さらに両サイドマスク36上
には、レール部材35が貼付されている。
【0020】ポツド32より流出した現像剤40は、現
像ローラ対25a,25b間で図6に示すように、レー
ル部材35及びサイドマスク36の厚さとほぼ同一の厚
みで両シート間に均一に延展される。現像剤40は、画
像領域後端まで十分に行きわたるように、画像形成に必
要な量よりも多くポツド32中に内封されている。余分
な現像剤は、画像領域後端まで均一に現像剤を延展した
後、一方の現像ローラ25aを図7に示すように、後述
する離間手段により上方へ他方の現像ローラ25bより
離間させ、ローラ間ギヤツプを広げることにより、トラ
ツプマスク37とネガシート10′の間(D,D′に相
当)に溜められる。よつて余分な現像剤40がはみ出し
て現像ローラ対25a,25b及び搬送路等に付着して
汚すのを防止する。上記現像ローラ対25a,25bの
離間は、一方の現像ローラ対25を回転させてからのタ
イミングをカウントすることにより行われる。
【0021】ネガシート10′とポジシートAssy.
30は、現像ローラ対25a,25bにより現像剤40
が延展されながら遮光用の蓋27が設けられたトレイ2
6上に排出される。蓋27は、トレイ26に設けられた
支軸28を中心に上方へ回転可能に支持されている。
【0022】ポジシート31がOHP用の透明な物や、
ペーパライクな薄手の物の場合には、現像剤延展後、ネ
ガシート10′上の潜像が定着されるまでの時間はポジ
シート31裏面からの透過光によりネガシート10′が
感光されてしまい、良好な画像が得られなくなる。この
ため前記トレイ26には遮光用の蓋27が設けられてい
る。
【0023】現像剤40の延展終了後、タイマがスター
トし、上述した定着時間(約30〜40sec)をカウ
ントし、定着時間内での蓋27の開放の禁止表示、及び
定着時間経過後のトレイ26と蓋27による暗箱内から
のネガ・ポジ接合体(ネガシート10′とポジシートA
ssy.30が延展された現像剤40により接合された
もの)の取り出し可表示を行う。ネガ・ポジ接合体をト
レイ26上から取り出すと、センサS7 によりその後
端を検知して、現像ローラ25aの離間を解除して、圧
接状態に戻す。また現像ローラ25aが離間されている
間は、プリント動作は禁止状態となつており、操作者が
トレイ26からネガ・ポジ接合体の取り忘れを防止する
【0024】その後、さらにタイマはカウントを続け、
拡散転写終了を知らせる報知手段(表示またはブザー等
)70により現像終了を操作者に知らせる。操作者は現
像終了後、ネガ・ポジ接合体よりポジシート31を引き
剥がすことにより、画像を得られる。図3で示したポジ
シートAssy.30でポジシート31に貼り付けられ
ているリーダ33,先端マスク34,サイドマスク36
,トラツプマスク37は、ポジシート31より離型可能
に接着されており、現像剤40との接着力によりネガシ
ート10′側に接着される。
【0025】また蓋27はトレイ26に固定された軸2
8に回転自在かつ取り外し可能に係合されており、また
、トレイ26は本体側で軸28と同軸上に設けられた軸
に回転自在、かつ、取り外し可能に係合されている。 さらに蓋27は図2では図示しないセンサにより開閉及
び有無を検知している。トレイ26と蓋27は上述した
構成のため、この検知によりトレイ26の有無及び回転
の検知も兼ねている。このセンサの検知により蓋27の
開及び無のときには、プリント動作を禁止する。
【0026】前記ポツド32のネガシートAssy.3
0での幅方向の長さLは、搬送時、コロに圧接されて開
裂しないよう画像領域の幅bと同等もしくは短くなつて
いる。このため、ポツド32がF部で開裂後、画像領域
幅bに延展するまでには多少の距離(図中でE)が必要
である。
【0027】また前述したように、ネガシート10′と
ポジシートAssy.30を合わせる際のズレJは図5
(a)に示すポジシートAssy.30の先端からポツ
ド32の開裂部Fまでの距離Cより短く制御すればよく
、図4中のネガシート10′の先端から潜像部先端まで
の距離C′は少なくとも図5(a)のポツド32の開裂
部Fから画像形成先端までの距離Fより長くなるように
すればよい。
【0028】図5(c)のM1,M2,M3は、ポジシ
ート31の種類検知に用いられるマークで、黒色のリー
ダ33の裏面(ポジシート31の受像面側を表とする)
に、リーダ33と反射率の異なる印刷もしくはリーダ3
3に穴をあけてポツド32(白色)の裏面を露出により
形成されている。
【0029】図8〜図11は現像部の構成及び動作の説
明図で、以下現像部について説明する。図8は図2の現
像部を右方向から見た図、図9は図8を図中M方向から
見た側面図、図10(a)〜(c)は図8のN−N線断
面で動作状態を示す説明図で、図11(a)〜(c)は
図9で現像ローラ25aの離間動作を説明するための説
明図である。
【0030】同図において、現像ローラ25aは現像側
板41に固定された軸43を中心に回動する加圧レバー
42に回転可能に軸支され、現像ローラ25bは現像側
板41に回転可能に軸支されている。図8及び図10(
a)、(b)に示す49,50は、現像剤延展時に、ネ
ガシート10′及びポジシートAssy.30の両端よ
り現像剤がはみ出して、現像ローラ25a,25b及び
搬送路,トレイを汚すのを防止するための規制部材で、
49は現像側板41に固定されたピン52を中心にして
回動可能に軸支され、50は現像側板41に固定され、
両規制部材49,50共に現像ローラ対25a,25b
に設けられた溝部55に入り込んでいる。
【0031】装置が待機状態の時には、図9,図10(
a),図11(a)に示すように装置本体の側板(図示
せず)に回転可能に支持された軸48に固定された現像
ローラ離間用カム46と、上規制部材49の離間用カム
47は、加圧レバー42に回転可能に軸支されたカムフ
オロワ44、及び上規制部材のレバー部49′より離間
していて、現像ローラ25aはスプリング45により現
像ローラ25bに加圧されており、上規制部材49はス
プリング51により加圧状態に保持されている。上規制
部材49は加圧時、下規制部材50との間にギヤツプP
を維持できるようになつている。
【0032】カム47及びカム46が固定されたカム軸
48は、図示しないスプリグクラツチにより1/4回転
ずつ、回転するように制御されている。カム47及び4
6の前述した図9,図10(a),図11(a)の待機
状態の位置は図示しないセンサにより検知され、電源投
入時に待機位置にない場合には、待機位置となるように
イニシヤライズされ待機する。ポジシートAssy.3
0が図2のガイド11に沿つて挿入され、センサS5に
より検知されると、カム軸48は反時計方向〔図9のK
の方向〕へ1/4回転し、図10(b)の状態となる。 この状態ではカム47により上規制部材49のレバー部
49′が押され、上規制部材49は下規制部材50より
離間してギヤツプが広げられ、ポジシートAssy.3
0が規制部材に当たつて、停止することなく確実に現像
ローラ対25a,25bのニツプ部まで搬送される。
【0033】次に前述したネガシート搬送が行われ、現
像ローラ対25a,25bが回転し、ネガシート10′
が上下の規制部材49,50間に挿入されてから一定時
間後、さらにカム軸48は時計方向に1/4回転して図
10(c)の状態となり、上規制部材49は、図9と同
様の下規制部材50との間にギヤツプPを保つた現像剤
40のはみ出し規制状態となる。このはみ出し規制状態
へのカム軸48の回転タイミングは、センサS4 によ
りネガシート10′の先端を検知してからの時間をカウ
ントすることにより行われる。
【0034】前述したように現像ローラ対25a,25
bによる現像剤40の延展が終了するとカム軸48はさ
らに1/4回転して、図11(c)の状態となり、カム
46とカムフオロワ44が当接して、現像ローラ25a
が現像ローラ25bより離間して両ローラ間に余分な現
像剤40を溜めるのに必要なギヤツプを開ける。ネガシ
ート10′の定着時間を経て、ポジ・ネガ接合体が取り
出されると図2のセンサS7 によりその後端が検知さ
れ、カム軸48が時計方向へ1/4回転して、図9に示
した待機状態へと戻る。
【0035】図12〜図14で本装置におけるネガフイ
ルム10及びその収納容器80の詳細について説明する
。感光性帯状材であるネガフイルム10は、長尺(例え
ば36枚分撮影可能)で潜像形成面(感光面)を内側に
してロール状に巻かれた状態で収納容器80に収納され
る。収納容器80はロール状のネガフイルム10を包含
する円筒形状に樹脂成形される。成形の容易さとロール
状のネガフイルム10の装填を容易にするため収納容器
80は軸線を含む平面で2分割される。分割された収納
容器80の結合部は、ネガ誘導部81のネガ繰出口81
′を除いて図12に示す嵌合部82,83が設けられる
。嵌合部は、一方(83)が他方(82)を覆い包む形
で形成され(逆でも可)、外乱光が進入してフイルムが
感光するのを防ぐ。同様に、フイルム誘導部81の繰出
口81′からの外乱光を防ぐために誘導部81の内側に
一端を上容器84に貼付され、他端が自身の弾性力でフ
イルムに接触した遮光用弾性部材(例えばマイラーに植
毛布が貼付されたもの)85が設けられている。
【0036】フイルム収納の際は下容器86を設置し、
その中にロール状のネガフイルム10を先端が誘導部か
ら数mm出るように載置する。その後、上容器84を結
合する。本実施例では、上容器84の爪が下容器86の
あごに引つ掛かり、上下収納容器84,86が結合する
。結合は上記方式に限られず、ネジまたは熱シール等も
可能である。下容器86には足87が設けられ、本体へ
確実に定位置で装着できる。
【0037】ネガフイルム10の表面は感光性を有する
が、裏面からの外光(照射)に対しては遮光性を有する
。ロール状のネガフイルム10は明室(半暗室)で図1
3に示す状態で収納容器80内に装填されるため、斜線
で示す領域(長尺フイルムの先端部と後端部)は感光さ
れる。他の領域は密着巻きであれば感光されない。感光
された領域は潜像(画像)形成が行えず、ネガフイルム
10は銀塩を用いていて高価なので、その分無駄となる
。本実施例では図14に示すように、長尺ネガフイルム
10(例えば36枚分)の先端と後端に、少なくとも収
納容器内周長さ以上の安価な遮光紙88,89がネガフ
イルム裏面に貼付される。このことにより先,後端部が
感光されるのを防止でき、かつ、ネガフイルム10を安
価に構成できる。
【0038】フイルム先端部を遮光しながら保持する誘
導部81には図14に示すように、フイルムを引き出す
引き出しローラ対12a,12bと嵌合するよう切欠部
90が設けられ、フイルム先端中央部は本体内に収納容
器を装着した時、引き出しローラ対12a,12bに確
実にくわえ込まれる。本実施例では図示しないレバー部
材により左カバー29を開けると上引き出しローラ12
aが上方向へ移動してローラ間ギヤツプを形成し、収納
容器が装着され、図2の左カバー29を閉じると上記引
き出しローラ12a,12bが加圧され、給紙可能状態
となる。
【0039】下引き出しローラ12b近傍にはセンサS
8 が設けられ、フイルム先端部中央部近傍を検知する
。 前記切欠部90は、この検知に要する面積分長く設けら
れる。センサS8 はフイルム(または収納容器)の有
無及び貼付された遮光紙88,89であるかどうかを検
知する。この信号に基づき以後の複写動作が各々制御さ
れる。センサS8 は引き出しローラ12a,12b近
傍に設けられるので、ネガフイルム10が引き出される
前に、確実に上記信号を以後の動作制御にフイードバツ
クできる。本実施例では反射型センサが用いられるため
、遮光紙88,89はネガイルム10及び、何も検知し
てない時(フイルムがない時)とは異なる反射率を有す
る紙が用いられる。これにより、フイルム,遮光紙,及
びフイルムがない時とは別々の信号をセンサS8 で検
出でき、それぞれの状態を認識できる。
【0040】上記各状態における動作について説明する
。電源がON状態でネガフイルム10がないと認識され
た場合、ポジシート31の挿入を禁止し、たとえ挿入さ
れても搬送ローラおよびプリントSWを作動させない。 電源がONされて遮光紙88がセンサS8 により検知
された場合は、ネガフイルム10のロールの最初である
と認識される。遮光紙88の部分は感光性がないため、
この時は画像形成を行わない。引き出された先端に遮光
紙88が貼付されたネガフイルム10は少なくとも先端
の遮光紙88の長さ以上、かつ最長ローラ間隔以上にカ
ツトにされる所で停止し、カツタ13a,13bにより
切断される。
【0041】切断された先端に遮光紙88が貼付された
ネガシート10′は、画像形成のための動作を行わず、
図2に示したネガシート10′の搬送経路を経て、その
まま排出される。この排出はポジシートAssy.30
の挿入の有無に係わらず、左カバー29を閉じた状態(
給紙可能状態)で遮光紙88が検知されたとき実行され
る。電源投入時もしくは収納容器80を装着した際、最
初からセンサS8 がネガフイルム10を検知した場合
には前述した一連の画像形成動作が行われる。
【0042】画像形成動作中(ネガフイルム10を引き
出し中)にセンサS8 の検知信号がネガフイルム10
より遮光紙89に切り換わつた場合は、ネガフイルム1
0がエンドと認識され、ネガフイルム10の搬送速度と
遮光紙89の検知タイミングにより、残りのネガフイル
ム10が画像形成可能な長さ(図4でl)かどうか判定
し、可能な長さの場合には前述の一連のプリント動作(
露光,切断,現像)を行い、不可能な長さ(lより短い
)ときには、(残りのネガシート10′長さ+後端遮光
紙89の長さQ)により、機内に残ることなく、また先
端がトレイ26の蓋27に突き当たることがないように
途中で切断するか、切断しないで搬送するかも判定して
、露光動作は行わないでトレイ26上で排出する。この
とき現像ローラ対25a,25bはカムにより離間させ
てポジシートAssy.30もポツド32を開裂させな
いようにして排出する。
【0043】前述の切断するかしないかの判定で切断す
る際には、後に切断後、収納容器80内に残つた遮光紙
89が機内に残らず、排出できるように切断長さを演算
処理される。また遮光紙89の長さも上述の処理に不具
合のない長さに設定されている。
【0044】次に写真装置全体の制御系を図16のブロ
ツク図に基づいて説明する。CPU100は、1チツプ
内に図示しないRAM,8ビツトタイマ,16ビツトイ
ベントカウンタ,A/Dコンバータ,シリアルインター
フエースを内蔵しており、後述する各種センサS1 〜
S2 2 から各種検知信号や、モータエンコーダ10
1からの出力を受け、さらにデコーダ103,ROM1
04,RAM105,カウンタIC106,I/Oエキ
スパンダ107,108を備え、I/Oエキスパンダ1
07と各種ドライバ108〜111を介して、スキヤナ
(走行体4)モータ112,ミラー(走行体5,7)モ
ータ113,レンズモータ114,ネガ引き出し用クラ
ツチ装置(CL)115,ネガ送りCL116,レジス
トCL117,ポジ送りCL118,スプレツドローラ
(現像ローラ対)CL119,カツターCL120,ス
プレツドソレノイド装置(SOL)121等の機械系を
コントロールしている。
【0045】またI/Oエキスパンダ108を介して、
操作部122のコントロールや、キー入力信号をCPU
100へ出力している。さらに前記RAM105は、内
部にリチウム電池を内蔵したタイプのもので容量が2k
バイトで、機械系の個別データやトータル枚数等のデー
タを入れる。カウンタIC106は、第1走行体4の蛍
光灯(光源)123や、メインモータであるDCサーボ
モータ124を駆動するパルスを生成する。
【0046】図17は図16の制御系を他装置との関係
で略示したブロツク図であつて、CPU100には、A
Cコード127,パワースイツチ128,ノイズフイル
タ129,スイツチング電源130を介して電源が接続
されており、後述する各種センサS1 〜S2 2 の
信号を受けている。また蛍光灯123近傍には安定器1
31,ヒータ132,センサS2 0 が配設されてい
る。
【0047】図18は各駆動系のレイアウトを示し、以
下各駆動部の動作を説明する。
【0048】DCモータエンコーダ付きメインモータ1
26;制御はPWMにより各部へ動力を供給する。スキ
ヤナ駆動モータ(2相ステツピングモータ112);定
電流チヨツパ方式、1−2相励磁、スキヤナの駆動を行
う。ミラー駆動モータ(2相ステツピングモータ113
);1−2相励磁、変倍時のミラー移動。レンズ駆動モ
ータ(2相ステツピングモータ114);1−2相励磁
、変倍時のレンズ6の移動用。ネガ引き出しクラツチ(
CL)115;図1の引き出しローラ12a,12bの
軸上にあつて同ローラ12a,12bの駆動をする。 ネガ送りCL116;図1のローラ対15,16a,1
6b,20などを駆動する。レジストCL117;図1
のレジストローラ21の軸上にあるCL、レジストロー
ラ21の駆動。ポジ送りCL118;図1の挿入ローラ
対22の軸上にあつて、ポジシート送りを駆動する。ス
プレツドローラCL119;図1のスプレツドローラ対
25を駆動する。カツタCL120;図1のカツタ13
a,13bを駆動する。現像ローラソレノイド(SOL
)121;スプレツドローラ対25のモード切り換えを
行う。
【0049】図19は各センサのレイアウトを示し、以
下各センサの動作を説明する。
【0050】ネガフイルム先端検知(赤外線反射型セン
サS1 );ネガフイルム搬送路上のカツタ13a,1
3b手前にあり、フイルム10がこのセンサに検知され
てからタイミングをとつてスキヤナをスタートさせる。 ネガフイルム中間検知(1)(赤外線反射型センサS2
 );ネガフイルム10のジヤム検知用のセンサでセン
サまでの時間でジヤムの判定を行う。ネガフイルム中間
検知(2)(赤外線反射型センサS3 );ネガフイル
ム10のジヤム検知用のセンサで中間検知(1)からこ
のセンサまでの時間でジヤムの判定を行う。ネガフイル
ム現像ローラ前検知(赤外線反射型センサS4 );ネ
ガフイルム10がこのセンサに検知されてからタイミン
グをとつてスプレツドローラ対25を回転させる。また
ネガフイルム10の後端を検知して、スプレツドローラ
対25の圧を解除するタイミングをとる。またレジスト
ローラ21を回転させてからフイルムが来るまでの時間
でジヤムの判定を行う。ポジ挿入検知(挿入チエツク用
センサ)(赤外線反射型センサS5 );後に詳述する
ようにポジシート31の挿入を検知する。ポジ現像ロー
ラ前検知(赤外線反射型センサS6 );ポジシート3
1が挿入されスプレツドローラ対25に搬送される時、
先端をスプレツドローラ対25に突き当てて止めるため
の位置出し用センサ。排紙トレイ検知(赤外線反射型セ
ンサS7 );排紙トレイ上にシートが有るか無いかを
判定する。シートが有る場合は次のコピー禁止、スプレ
ツドローラ対25を開放した状態を保つ。シートが抜き
取られるとスプレツドローラ対25を初期状態にする。 ネガフイルム有無検知(赤外線反射型センサS8 );
後に詳述するようにネガフイルム10の裏側をセンスし
て、ネガフイルムの有無を判定する。排紙トレイ蓋検知
(ホトインタラプタS9 );暗箱トレイの蓋の有無を
検知する。 蓋が開いている場合はコピーを禁止する。ポジシート種
類コード検知(パターンチエツク用センサ)(1),(
2),(3),(4)(赤外線反射型センサS1 0 
);ポジシート31の裏側にあるマーク読み取りに使う
。ネガカートリツジ種類コード検知(1),(2),(
3)(4)(赤外線反射型センサS1 1 );ネガカ
ートリツジ側面にある種類コードの読み取りに使う。右
ドア開閉検知(ホトインタラプタS1 2 );ジヤム
取り出し用のドアの開きか閉じかの状態を検知する。開
いているとコピー禁止。左ドア開閉検知(ホトインタラ
プタS1 3 );スプレツドローラ対25の清掃やネ
ガカートリツジのセツトなどに用いる左ドアの開閉検知
、開いているとコピー禁止。スプレツドローラ有無検知
(1),(2)(マイクロSWS1 4);スプレツド
ローラ対25がセツトされているかの検知、セツトされ
てないと警告灯点灯、コピー不可。スプレツドローラ対
25がセツトされてないとDC24V系を切断する。ス
キヤナHP検知(ホームポジシヨン)(ホトインタラプ
タS1 5 );スキヤナ4のHPを検知する。レンズ
HP検知(ホトインタラプタS1 6 );変倍用のレ
ンズ6の移動のHPを検知する。ミラーHP検知(ホト
インタラプタS1 7 );変倍用ミラー5,7移動の
HPを検知する。 カツタHP検知(ホトインタラプタS1 8 );カツ
タ13a,13bのHPを検知する。電源オン時HPで
ない場合はHPの位置まで回転させる。コピー中はフイ
ルム1枚分の長さを引き出したところでフイルムを切断
するが、この後、HP位置までカツタ13a,13bを
回転させる。スプレツドローラHP検知(ホトインタラ
プタS1 9 );スプロツドローラ対25には4つの
モードがある。■ローラ加圧エツジコントローラON、
■ローラ加圧エツジコントローラOFF、■ローラ加圧
エツジコントローラON、■ローラ開放、■をHPとし
て電源ON時、及びウエイトのとき■の状態にしている
。■の状態を検知する。蛍光灯光量検知(ホトダイオー
ド+オペアンプS2 0 );蛍光灯123の明るさを
ホトダイオードで検出し、電流−電圧変換回路、増幅回
路で電圧信号にし、A/Dコンバータに入力し、CPU
100に取り入れる。この値で蛍光灯123の光量制御
を行う。蛍光灯温度センサ(サーミスタS2 1 );
蛍光灯123は光量とスペクトル分布において温度特性
を持つ。このため、使用温度範囲が限られ、ヒータ18
2により温める必要がある。このセンサにより温度を検
知し、ヒータのON/OFFを制御する。気温センサ(
サーミスタS2 2 );後で詳述するようにポジシー
ト、ネガフイルム、ポツドからなるピールアパート方式
のインスタント写真は温度により影響される。このため
、サプライの使用温度範囲が規定され、その温度として
気温を使う。気温を測定して使用可能域外の場合は警告
灯を点灯する。プロジエクタ検知(リードSWS2 3
 );原稿台上に35mmブロジエクタ(図示せず)を
置いたときに検知し、プロジエクタモードに入る。
【0051】図20は操作部の正面図であつて、この操
作部122には、各種機能の表示140、ポジシート3
1排出用のスイツチ141、プリントスタートキー14
2、濃度キー143a,143b、等倍プリントキー1
44、変倍キー145a,145b、原稿サイズ切換キ
ー146a,146b、現像時間経過表示部147が設
けてある。
【0052】プログラムの構成は、図21に示すように
、図21(a)のメインフローと、図21(b)〜(e
)の4種の割り込みルーチンからなる。
【0053】図21(a)のメインフローは、機械系の
シーケンスコントロールと操作者に対する応答処理を行
う。電源がオンされると、まずCPU100自体の初期
設定,周辺ICの初期設定を行い、次いでスキヤナ4、
ミラー5,7、スプロツドローラ対25、カツタ13a
,13b等の初期化を行つて、待機状態になる。この後
、複写動作や、サービスマンモードに入る。
【0054】また割り込み処理ルーチンは、2.5ms
ecインターバル割り込み〔図21(b)〕、モータエ
ンコーダ101の割り込み〔図21(c)〕、蛍光灯1
23の割り込み〔図21(d)〕、スキヤナステツプ1
12の割り込み〔図21(e)〕の4種であり、図21
(b)では、各種のI/Oのチエツク、設定を行い、同
時に時間に関する動作を行う。他の3ルーチンは、それ
ぞれモータ,蛍光灯,スキヤナがオンしているときだけ
働き、サーボ等の制御を行う。
【0055】図22は機械系のイニシヤライズのフロー
チヤートであり、スプレツドローラ対25がないと+2
4Vがダウンするので動力系が動かない。このためスプ
レツドローラ対25の有無をチエツクする。状態の変化
する機械系の初期化を行うが、このときネガシート10
′が搬送路にある場合はカツタイニシヤライズは行わな
い。蛍光灯123が暖まつてから待機ルーチンへ向かう
【0056】図23は待機ルーチンのフローチヤートで
あり、基本的には機械の状態(ジヤム、ドアの開閉、フ
イルムの有無など)をチエツクして条件によつてプリン
トキーを受け付けコピールーチンに仕事を受けわたす動
作を行つており、まず、搬送路上のセンサにネガフイル
ムが検知されるかチエツクを行う。検知されればジヤム
という訳で、ジヤムの表示を点灯する。同様にドアの開
閉状態をチエツクして表示を行い、スプレツドローラ対
25もチエツクする。このフローチヤートに書いていな
いが、暗箱トレイの蓋の有無をチエツクし、同様にコピ
ー不可の条件とする。操作部122の変倍キー145a
,145b、濃度キー143a,143bによる動作を
行う。このときフローチヤートに示していないが決めら
れた幾つかのキーを押すことによつてサービスマンモー
ドに入れるようになつている。
【0057】次にカートリツジの側面に設けられた、カ
ートリツジ内のフイルムの種類を表した、3〜4ビツト
の白黒コードを読んでカートリツジの有無を判定する。 ネガフイルムの種類は印刷原稿用印画紙タイプ、写真原
稿用印画紙タイプ、トランスペアレンシータイプがあり
、それぞれにA4サイズ,レターサイズがある。
【0058】カートリツジが挿入されていた場合、ネガ
フイルム10の有無チエツクを行う。ネガフイルム10
はカートリツジ内部に36枚分のシートがロール状に巻
かれており、先端と後端はリーダ部33,エンド部37
と呼ばれる共通の材質の紙が取り付けられている。ここ
で、ネガフイルム10の有無のチエツクを行うセンサは
、有無の他にフイルム部10と、リーダ,エンド部33
,37の区別をしなければならない。
【0059】センサS1 〜S4 は、図24(a)に
示すように、ネガフイルム10の裏面を、赤外線LED
150と、ネガフイルム10からの反射光をチエツクす
るフオトトランジスタ151からなり、センサ回路は、
図24(b)に示すように、フオトトランジスタ151
の出力はCPU100のアナログデジタルコンバータの
入力端子に入力される。このデータは、CPUで8ビツ
ト(0〜255)のデータとして認識され、判定を行う
。 フイルムがない場合は反射光がないので、データは殆ど
0に近い値となる。ネガフイルム10の裏を検知した場
合は黒色であるので少量の光が検出され、例えば100
〜120程度の値となる。リーダ部33,エンド部37
の紙の場合は、フイルム裏面より反射率をよくして20
0以上の値となり、CPU100はフイルム10の状況
を判定できる。リーダ部33もしくはエンド部37と判
定した場合は、リーダ部,エンド部33,37の排出動
作を行う。排出して行くとリーダ部33だつた場合は、
ネガフイルム10部が表れるので、そこで搬送を停止し
て、カツタ13a,13bで切断後、機外に排出する。 エンド部37だった場合は、そのうちフイルムの無いと
いう信号になるので、そのまま排出を行う。
【0060】フイルムの有無に係わらす、ポジシートの
挿入チエツクを行う。図25のフローチヤートにその挿
入チエツク方法を説明した。図26はセンサS5 ,S
1 0 の説明図である。図26において、S5 はポ
ジシート31の挿入チエツク用センサ、S1 0 はポ
ジシート31の種類を検知するため、図5(c)のよう
な、コードマークM1 〜M3 の白黒パターンをチエ
ツクするパターンチエツク用センサである。
【0061】同図において、機械のポジシート挿入口か
らポジシート31を挿入すると、挿入チエツク用センサ
S5 により検知される。ここで検知された瞬間、パタ
ーンチエツク用センサS1 0 の位置にコードマーク
M1 〜M3 が位置するように構成されており、この
信号によつてポジシート31の種類が認識できる。
【0062】ポジシート31の種類コードは図5(c)
のように、ポジシート先端部裏側に3ないし4つのコー
ドマークM1 〜M3 からなる白黒パターンを設ける
ことによつて形成される。この白黒パターンは一つごと
にポジシート31の種類に割り振られる。ポジシート3
1を裏返しもしくは前後逆に入れられたり、他の紙を入
れられた場合の判定が可能となるように、前部白,前部
黒というパターンは使わない。挿入チエツク用センサS
5 にシートが検出された時にコードマークM1 〜M
3 をチエツクし、前部白,前部黒だつたら警告もしく
は排出を行う。また、ポジシート31の種類コードが正
常に読めたとしても既にネガカートリツジがセツトして
あり、そのフイルムと対応しないポジシートであつた場
合には、同様に警告を行い排出する。
【0063】図25のフローチヤートにポジシートに係
る検知動作を示したが、同図において最初に挿入チエツ
ク用センサS5 とフラブによつて挿入時の先端が来た
ときを検出して、コードマークM1 〜M2 を読み出
し、ポジシート31の種類がカートリツジのフイルムと
対応するものの場合はスプレツドローラ対25に止める
。それ以外のときは排出する。ネガカートリツジと対応
するポジシート31が挿入されると、スプレツドローラ
対25に突き当たるまで搬送され、プリントキー142
がイネーブルとなる。このときプリントキー142が押
されるとコピー動作を開始するが、ポジシート31を取
り出したいときにはポジ排出SWを押すことによつてポ
ジシート31が排出される。
【0064】図27のフローチヤートではコピールーチ
ンを示した。プリントキー142を押されてまず、35
mmプロジエクタモードかどうか判定を行い、それによ
つて蛍光灯を点灯せずに複写動作に入ることもある。ネ
ガフイルム搬送系をONにして、ネガフイルム10が搬
送され、ネガフイルム先端検知に先端が来ると、この信
号によつてスキヤナを設定された倍率やモードに応じた
タイミングでスタートさせる。このとき、ある決まつた
時間内にネガフイルム10の先端が来ないと不送りジヤ
ムと判定され、フローチヤート上には記していないが、
ジヤム処理ルーチンへ飛ぶ。ネガ中間検知(1),(2
)で同様にジヤムチエツクを行う。中間検知(2)まで
フイルムが送られた後、ネガフイルム1枚分の長さを繰
りだした時点で搬送を停止し蛍光灯123をオフ、スキ
ヤナ4をリバース方向に動かす。カツタ13a,13b
を1回転させ(切断し)てから、ネガの搬送を再開する
。このときネガフイルム10が送られてレジストローラ
対21に突き当たり先端がある程度屈曲した時点でレジ
ストローラ対21を回転させる。このことによりスキユ
ーの補正を行う。レジストローラ対31を通過したネガ
フイルムはネガ現像前検知に検知され、その一定時間後
にスプレツドローラ対25を回転せせ、現像を行う。
【0065】また後端が通過した信号によつてスプレツ
ドローラ対25を停止して、スプレツドローラ対25を
離間させた状態とする。この時点から現像時間報知タイ
マをスタートさせる。また、フローチヤートに書いてな
いコピー途中で、ネガ有無検知のデータが前記エンド部
37の値を示したときにはCPU100はそれまで繰り
出したネガフイルムの長さが画像域をカバーする長さが
あるかどうか判断し、短ければコピー動作を中断し、ネ
ガフイルム10,ポジシート31をそれぞれ排出する。 長ければカツタ動作を省いてエンド部37を全部カート
リツジから引き出しながらコピーを通常通りに行う。モ
ータを停止した後は、暗箱トレイの中にシートユニツト
を保持すべき時間40秒間を計測し表示を行う。
【0066】図28(a),(b)のフローチヤートに
タイマ関係フローチヤートを示した。タイマスタートで
コピー終了時にサプライに応じた現像時間をタイマに書
き込む。その後は1秒ごとにコールされる表示ルーチン
でタイマ値を減算して時間経過に応じたLEDを点灯す
る。図29は現像時間表示部のLED装置の説明図であ
つて、操作部122の現像時間経過表示部147のLE
D−Aは40秒たつていないとき点灯で、暗箱トレイか
ら出していけない状態、LED−Fは現像終了を表し、
LED−B〜LED−Eは途中経過を示す。
【0067】図30は本発明の置台200の第1実施例
上に図2の写真装置を載置したときの正面図、図29は
置台200のサプライ収納部のドア201を外した説明
図であつて、ポジシートAssy.30は数枚ずつ梱包
用の容器202に収納されて、サプライ(フイルム)収
納部203に収められ、また予備のネガカートリツジ8
0も置台200内に収納可能であり、このサプライ収納
部203内の平均的な温度が測定できる場所に温度セン
サS2 2 が設けられている。
【0068】図31では、図示していないが温度センサ
S2 2 は写真装置の制御部(CPU)100と電気
的に接続されており、サプライ収納部203の温度がサ
プライ使用温度範囲外となると、コピー動作の禁止もし
くは使用温度範囲外であることの警告を操作部122な
どの適宜の手段(報知手段)する。図32は他の置台の
第2実施例でこの置台200内のサプライ収納部に設け
られた温度センサS2 2 は写真装置本体に接続され
ず置台200内に単独に設けられた図示しない制御部(
CPU)に接続され、サプライ収納部の温度による警告
を置台200に設けられた報知手段である表示部204
に表示するようにした実施例である。このときの温度セ
ンサS2 2 と表示部204の駆動電源は写真装置の
電源より供給を受けるか、もしくは置台200内に電源
を有してもよい。
【0069】上記の実施例では、必ずしも写真装置と置
台200を重ねて使用しなくともよくユーザの設置場所
に合わせて写真装置と置台(サプライ収納部)200を
別々に設置することも可能である。さらに図31のよう
にサプライ収納部203に加熱手段であるヒータ205
をを設ければ、周囲の温度が低いときサプライを使用可
能温度にすることができ、寒冷地もしくは寒期で朝一番
の空調による室内の暖房が不十分の際にも、安定した画
像を得ることができる。
【0070】上記の第1,第2実施例の置台200では
、温度センサS22 は専用の置台200の有無により
設置場所が異なるため、置台200がない場合には、写
真装置下部で室温の測定ができ、かつ写真装置の設置に
邪魔にならない部分に固定し、置台200が付く場合に
は写真本体側に付いている温度センサS2 2 を置台
200内に付け変える必要が生じてしまう。
【0071】そこで上記の手間を省くため、図1に示す
本実施例の写真装置では、温度センサS2 2 は、写
真装置本体の底板206の下面へ突出され、さらにセン
サS2 2を保護するためのカバー部材207が設けら
れている。勿論、カバー部材207には多数のスリツト
または穴207aが設けられ、装置外の温度が測定でき
るようにしてある。置台200の上面写真載置部208
には、写真装置本体の温度センサS2 2 のカバー部
材207の突出位置と係合する位置に開口部209が設
けられ、この開口部209より温度センサS2 2 が
置台200内へ入り込み、かつ、開口部209の外周に
は写真装置本体の底板206と当接して、置台200の
外とを断熱するための断熱部材210が設けられている
。そして上記温度センサS2 2 で、サプライ使用温
度範囲外であると、CPU100を介して報知手段で警
告を発する。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真装置
及び写真装置の置台によれば、温度センサを用いること
で、フイルムが不使用状態のときには報知するので、使
用者は適正な状態で写真装置を使用できることになり、
さらに加熱手段を用いてフイルム収納部の温度管理を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真装置の一実施例の要部を示す断面
図である。
【図2】図1の写真装置の実施例の全体構成を示す断面
図である。
【図3】図2のR部分を拡大して示す断面図である。
【図4】ネガフイルムの状態を説明する斜視図である。
【図5】ポジシートAssy.の説明図である。
【図6】現像ローラ対の正面図である。
【図7】現像ローラ対の側面図である。
【図8】現像ローラ対の平面図である。
【図9】現像ローラ対を図8のM方向からみた説明図で
ある。
【図10】図8のN−N線断面で動作状態を示す説明図
である。
【図11】現像ローラの離間動作を説明するための説明
図である。
【図12】収納部の断面図である。
【図13】収納部におけるフイルムの収納状態の説明図
である。
【図14】ネガフイルムの構成を示す斜視図である。
【図15】収納部近傍を示す斜視図である。
【図16】写真装置全体の制御系のブロツク図である。
【図17】制御系と他装置との関係を示すブロツク図で
ある。
【図18】駆動系のレイアウトを示す説明図である。
【図19】センサのレイアウトを示す説明図である。
【図20】操作部の正面図である。
【図21】制御系のプログラムの構成を示すフローチヤ
ートである。
【図22】機械系のイニシヤライズのフローチヤートで
ある。
【図23】待機ルーチンのフローチヤートである。
【図24】センサS1 〜S4 の構成を示す説明図で
ある。
【図25】ポジシート挿入チエツク方法のフローチヤー
トである。
【図26】センサS5 ,S1 0 の配置を示す説明
図である。
【図27】コピールーチンのフローチヤートである。
【図28】タイマ動作のフローチヤートである。
【図29】現像時間表示部の説明図である。
【図30】置台の第1実施例の正面図である。
【図31】図26の置台のドアを外した状態の説明図で
ある。
【図32】置台の第2実施例の斜視図である。
【符号の説明】
10  ネガフイルム 30  ポジシートAssy. 31  ポジシート 100  CPU 122  操作部 200  置台 203  サプライ(フイルム)収納部204  報知
手段(表示部) 205  加熱手段 S2 2   温度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ピールアパート式のフイルムを用いた
    写真装置において、装置外のフイルム収納部の温度を測
    定する温度センサと、フイルムが使用可能な温度範囲外
    である時に、報知する報知手段とを備えたことを特徴と
    する写真装置。
  2. 【請求項2】  ピールアパート式のフイルムを用いた
    写真装置が載置される置台において、前記フイルムを収
    納する収納部と、この収納部の温度を測定する温度セン
    サと、フイルムが使用可能な温度範囲外である時に、報
    知する報知手段とを備えたことを特徴とする写真装置の
    置台。
  3. 【請求項3】  前記収納部に、収納部の温度がフイル
    ムの使用可能温度範囲の下限より低い場合に収納部の温
    度を上昇させるための加熱手段を設けたことを特徴とす
    る請求項2の写真装置の置台。
JP3077246A 1991-03-18 1991-03-18 写真装置及び写真装置の置台 Pending JPH04289836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3077246A JPH04289836A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 写真装置及び写真装置の置台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3077246A JPH04289836A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 写真装置及び写真装置の置台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04289836A true JPH04289836A (ja) 1992-10-14

Family

ID=13628504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3077246A Pending JPH04289836A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 写真装置及び写真装置の置台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04289836A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5134429A (en) Instant photographic apparatus
JPH04289836A (ja) 写真装置及び写真装置の置台
JP2834518B2 (ja) インスタント写真装置
JP3012312B2 (ja) 銀塩写真装置
JPH04308828A (ja) 画像形成装置
JP2931077B2 (ja) シート搬送装置
JPH04180050A (ja) インスタント写真装置
JPH04308827A (ja) インスタント写真装置
JPH046533A (ja) インスタント写真装置
JPH03248139A (ja) インスタント写真装置
JPH0436740A (ja) インスタント写真装置の収納装置
JPH03248137A (ja) インスタント写真装置
JPH04308847A (ja) インスタント写真装置
JPH04275536A (ja) インスタント写真装置
JPH0436739A (ja) インスタント写真装置の収納装置
JPH03248148A (ja) 長尺感光性シート
JPH04211239A (ja) インスタント写真装置
JPH04180055A (ja) 複写装置
JPH04182240A (ja) シート搬送装置
JPH03248138A (ja) インスタント写真装置
JPH0437831A (ja) インスタント写真装置
JPH0437830A (ja) インスタント写真装置
JPH04180048A (ja) インスタント写真装置
JPH04299320A (ja) インスタント写真装置
JP2571643B2 (ja) 画像形成装置