JP3012312B2 - 銀塩写真装置 - Google Patents

銀塩写真装置

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JP3012312B2 JP2309444A JP30944490A JP3012312B2 JP 3012312 B2 JP3012312 B2 JP 3012312B2 JP 2309444 A JP2309444 A JP 2309444A JP 30944490 A JP30944490 A JP 30944490A JP 3012312 B2 JP3012312 B2 JP 3012312B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はロール状のネガフィルムをカットして使用す
る銀塩写真装置に関し、より詳細には、ネガフィルムの
搬送路を短くして装置のコンパクト化が図れるようにし
た銀塩写真装置に関する。
〔従来の技術〕
ロール状のネガフィルムをカットして使用する銀塩写
真装置として、例えば、特開昭62−108234号公報に示さ
れる画像形成装置がある。この画像形成装置は、カッタ
ー部と露光部の間の写真感光材料経路(ネガフィルム搬
送経路)上にスイッチバック経路を設けることにより、
他の装置を露光位置から離して配置し、装置全体の小型
化を図り、且つ、高画質の画像を得られるようにしたも
のである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、特開昭62−108234号公報の画像形成装
置によれば、スイッチバック経路を設けることにより、
他の装置を露光位置から離して配置し、装置全体の小型
化を図れるようにしたものの、スイッチバック経路を設
けるため、コストが上昇するという問題点があった。
また、逆にスイッチバック経路を配設するため、小型
化に限度があるという問題点もあった。
更に、ネガフィルムの搬送経路が長くなるため、ジャ
ムの発生等が心配され、搬送上の信頼性が低下するとい
う問題点もあった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、搬送上
の信頼性を向上させ、且つ、更に低コストで装置の小型
化が図れることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するため、ロール状のネガ
フィルムをカットして使用する銀塩写真装置において、
前記ネガフィルムを搬送する搬送経路上の前記ネガフィ
ルムを露光する露光位置より上流側でかつ前記露光位置
の近傍に配設された前記ネガフィルムをカットするため
の切断手段と、前記ネガフィルムを搬送する搬送経路上
において前記切断手段より搬送経路の上流側に配置され
た第1のローラ対と、前記ネガフィルムを搬送する搬送
経路上において前記切断手段より搬送経路の下流側に配
置された第2のローラ対と、前記ネガフィルム上へ露光
を行って潜像を形成した後に、前記ネガフィルムのカッ
トを行うように制御する制御手段と、を備え、前記制御
手段は、前記切断手段を制御して前記ネガフィルムのカ
ットを行う前に、前記第1のローラ対の駆動を停止させ
た後、前記第2のローラ対の駆動を停止させる銀塩写真
装置を提供するものである。
〔作用〕
本発明の銀塩写真装置において、制御手段は、ネガフ
ィルム上へ露光を行って潜像を形成した後に、ネガフィ
ルムのカットを行うように制御すると共に、ネガフィル
ムのカットを行う前に、第1のローラ対の駆動を停止さ
せた後、第2のローラ対の駆動を停止させる。
〔実施例〕
以下、本発明の銀塩写真装置を適用したピールアパー
ト式のインスタント写真装置を例として図面に基づい
て、ポジシートアッセンブリーの構成,ネガフィル
ム及びネガフィルムカートリッジの構成,装置全体の
構成,暗箱装置の構成,概略ブロック図,駆動系
の役割及びレイアウト,各センサの役割及びレイアウ
ト,操作部,制御回路の構成,制御部の制御動
作,複写動作処理(本発明におけるネガフィルムのカ
ット制御を含む),現像時間報知タイマの制御動作の
順に説明する。
ポジシートアッセンブリーの構成 ピールアパート式のインスタント写真装置では、ネガ
フィルムとポジシートを組み合わせて使用する。本実施
例では、ポジシート(受像シート)に現像剤を封入した
ポッドや、延展後の余剰現像剤を留めて置くトラップマ
スク等の付属部品を付設してポジシートアッセンブリー
として使用する。
第1図(a),(b),(c)は、ポジシートアッセ
ンブリー100の構成を示し、ポジシートアッセンブリー1
00は、ポジシート101の受像面側の先端部に貼り付けら
れた黒色のリーダー102と、現像剤103aを収納してリー
ダー102の上に貼り付けられたポッド103と、ポジシート
101の画像領域(同図(a)のa×bの領域)の端部の
画像を良好なものにするために配設された先端マスク10
4,両サイドマスク105,及び,トラップマスク106と、両
サイドマスク105上に貼り付けられたレール部材107とか
ら構成される。
詳細は後述するが、ポッド103から流出した現像剤103
aは、レール部材107及び両サイドマスク105の厚さとほ
ぼ同一の厚みで均一にポジシート101上に延展できる構
成である。
現像剤103aは、画像領域後端まで充分に行き渡るよう
に、画像形成に必要な量よりも多くポッド103中に内封
されている。余分な現像剤103aは画像領域後端まで均一
に延展した後、トラップマスク106(第1図(a)のD
の部分)と後述するネガフィルム200(第2図(a)の
D′の部分)との間に溜められる。これによって余分な
現像剤103aが装置内部にはみ出して現像ローラ及び搬送
路等に付着して汚損するのを防止している。
リーダー102には、ポジシート種類識別コードが3つ
のマーク部M1,M2,M3によって形成されている。具体的に
は、マーク部M1,M2,M3は、例えば、パンチ等によって穴
を設けて、該穴の有無の組み合せによってポジシート種
類識別コードを形成するか、或いは、リーダー102と反
射率の異なる印刷等で形成しても良い。本実施例では、
パンチによってマーク部M1,M2,M3を形成する。前述した
ようにリーダー102の上にポッド103を貼り付けた構成で
あるため、第1図(c)に示すように、マーク部M1,M2,
M3を穴有りとした場合、この穴の部分はポッド103によ
って覆われることになる。従って、リーダー102の色を
黒色としてポッド103の色(通常は白色系)と対比させ
て検知精度を向上させている。
ネガフィルム及びネガフィルムカートリッジの構成 本実施例では、第2図(a),(b)に示すように、
ロール状に巻かれたネガフィルム200を用いる。ネガフ
ィルム200は、長尺(例えば、36枚分撮影可能)の感光
性帯状材から成り、潜像形成面(感光面)内側にしてロ
ール状に巻かれて、第2図(d)に示すように、ネガフ
ィルムカートリッジ201に収納される。
ネガフィルムカートリッジ201は、ロール状ネガフィ
ルム200を包含する円筒形状に樹脂成形されており、成
形及びネガフィルム200の装填が容易に行なえるように
するため、軸線を含み平面に2分割された構成である。
同図(d),(e)に示すように、分割されたネガフ
ィルムカートリッジ(上容器201a及び下容器201b)の分
割部分には、それぞれ結合のための嵌合部202及び203
と、ネガフィルム200を繰り出すためのネガ誘導部204及
びネガ繰出部205とが形成されている。嵌合部202及び20
3は、嵌合部202が嵌合部203を覆い包む形で形成され、
外乱光が進入してネガフィルム200が感光するのを防
ぐ。同様に、ネガ繰出部205からの外乱光を防ぐため、
ネガ誘導部204の内側に一端を上容器201aに貼り付けさ
れ、他端を自身の弾性力がネガフィルム200に接触した
遮光用弾性部材(例えば、マイラーに植毛布を貼り付け
したもの)206が配設されている。
ネガフィルムカートリッジ201にネガフィルム200を収
納する際は、下容器201bを設置し、その中にロール状の
ネガフィルム200の先端部がネガ繰出部205から数mm程度
外側にでるように載置する。その後、上容器201aを被せ
て、嵌合部202及び203を嵌合させて、上下容器201a,201
bの結合を行う。
上下容器201a,201bの結合は、上記の方式に限らず、
例えば、ネジ,或いは,熱シール等を用いても良い。
尚、下容器201b下部にはネガフィルムカートリッジ201
を装置本体の定位置に確実に装着するための足207が設
けられている。
また、容器201aの側面には、ネガフィルム200の種類
等を示すマーク部M4,M5,M6が配設されている。
ところで、ネガフィルム200の表面は感光性を有する
が、裏面からの外光(照射)に対しては遮光性を有す
る。ロール状のネガフィルム200は明室(半暗室)で、
同図(b)に示す状態でネガフィルムカートリッジ201
に装填されるため、斜線で示す領域(長尺フィルムの先
端部と後端部)は感光される。他の領域は密着巻きであ
れば感光されない。感光された領域は潜像(画像)形成
が行えずその分無駄となる。ネガフィルム200は銀塩を
用いているため高価でありこの部分の無駄は無視できな
い。このため、本実施例では同図(c)に示すように、
長尺のネガフィルム200の先端と後端に、少なくともネ
ガフィルムカートリッジ201の内周長さ以上のネガフィ
ルム裏面遮光紙(安価な材料)からなる先端部208及び
後端部209を貼り付けてある。従って、これにより、先
端及び後端部が感光されるのを防止でき、且つ、ネガフ
ィルム200を安価に構成できる。
尚、ネガ誘導部204には、同図(e)に示すように、
ネガフィルム200を引き出す引出しローラ対312a,312bと
嵌合する切欠部210が設けられており、ネガフィルムカ
ートリッジ201を装置本体に装着した際に、引出しロー
ラ対312aおよび312bによってネガフィルム200が確実に
ニップされる構成となっている。
装置全体の構成及び動作 第3図はピールアパート式インスタント写真フィルム
を用いるインスタント写真装置の全体構成を示し、大別
して、原稿面を走査しながら照明光を照射し、所定位置
(露光面)に結像させる光学系ユニット301と、該所定
位置にネガフィルム200を搬送・露光させ、更に、ポジ
シートアッセンブリー100と位置合わせして重ね、その
間に現像剤を延展させ、ポジシートアッセンブリー100
に画像を転写形成する搬送ユニット302とから構成され
る。
光学系ユニット301は、コンタクトガラス303と、第1
ミラー及び光源からなる第1走行体304と、第2ミラー
及び第3ミラーからなる第2走行体305と、レンズ306,
第4ミラー,及び,第5ミラーからなる第3走行体307
と、第6ミラー308とから構成される。
ここで、第1走行体304に含まれる光源には蛍光灯373
(詳細は後述する)が用いられ、コンタクトガラス303
に下向きに置かれた原稿をコンタクトガラス303と平行
に走査しながら照射する。このとき第2走行体305が第
1走行体304の1/2の速度で同方向に走査されることによ
り、光路長が一定に保たれている。
また、レンズ306及び第3走行体307の移動によって、
変倍時の倍率及び共役長の調整を行う構成である。
原稿反射光は、図示の如く、第1,第2,及び,第3ミラ
ーで反射され、更に、レンズ306,第4,第5,第6ミラーを
経て、露光位置Aでスリット露光される。
搬送ユニット302は、感光性のネガロールフィルム
(ネガフィルム200)繰出部と、繰り出されたネガフィ
ルム200をカットするネガフィルムカッタ部と、ネガフ
ィルム200を搬送・露光するネガフィルム搬送・露光部
と、ポジシートアッセンブリー搬送部と、現像部とから
構成される。
以下、ネガフィルム200(図示せず)の搬送動作を説
明して、ネガロールフィルム繰出部,ネガフィルムカッ
タ部,ネガフィルム搬送・露光部の構成を詳細に示す。
ネガフィルムカートリッジ201内にロール状に収納さ
れたネガフィルム200は、引き出しローラ対312a,312bに
より、回転刃313a及び固定刃313bの間を通過してガイド
板314上に搬送され、中間ローラ対315a,315bに送られ
る。搬送されたネガフィルム200の先端が露光位置Aの
センサS1により検知された時(或いは、検知してから所
定時間後)第1走行体304及び第2走行体305が走査を開
始し、ネガフィルム200が中間ローラ対315a,315bにニッ
プされてから、ガイド板314上の露光位置Aで露光・潜
像形成が実行される。
ここで、露光・潜像形成時のネガフィルム200の搬送
速度をVN、第1走行体304の走行速度をV1、コピー倍率
をmとしたすると、ネガフィルム200の搬送速度VNは、 V1=VN×1/m の関係で制御される。
露光位置Aはスリット領域にわたりフラット面であ
り、且つ、引き出しローラ対312a,312b,及び,中間ロー
ラ対315a,315bのニップ高さと同一或いはそれより高く
設けられている。更に、中間ローラ対315a,315bと引き
出しローラ対312a,312bの周速はほぼ同一で、ネガフィ
ルム200がセンサS1により検知されてから所定時間後
(中間ロール対315a,315bにニップされた後、若しく
は、露光が開始されるタイミング)、引き出しローラ対
312a,312bの駆動が停止され、適当な負荷を持ってフリ
ーとなる。この結果、ネガフィルム200を露光位置A上
で引っ張り気味に、且つ、ガイド板314上に密着された
状態で搬送することができ、ネガフィルム200面上まで
の光路長と搬送速度を一定に保つことができる。
一定長にわたり露光・潜像形成されたネガフィルム20
0は一旦停止され、その後、回転刃313aが固定刃313bに
接触しながら回転することにより、シート状に切断され
る。上記ネガフィルム200の停止タイミングはセンサS1
がネガフィルム200の先端を検知してからの時間tをカ
ウントすることにより決定される。
従って、切断されたネガフィルム200の後端部は露光
・潜像形成が行われない(換言すれば、露光・潜像形成
が行えない)。具体的には、少なくとも露光位置Aから
固定刃313bの先端まで距離(この距離をGとする)以上
に相当するネガフィルム200の後端部分が未使用状態、
即ち、不必要に浪費される部分となる。このため、この
距離Gが、ポジシートアッセンブリー100の後端部から
ポジシート101上に転写される画像部後端までの距離
D′(第2図(a)参照)よりも小さくなるよう、露光
位置Aとカッター(回転刃313a及び固定刃313b)を配置
し、ネガフィルム200の画像形成に利用されない不必要
な部分(後端部)の浪費を少なくすることができる。
同様に、切断されたネガフィルム200の先端部も、少
なくとも露光位置Aから中間ローラ対315a,315bまでの
距離(この距離をHとする)以上の長さにわたって露光
・潜像形成が行えないが、距離Hが、ネガフィルム200
の先端部からネガフィルム200上に作像される潜像部先
端までの距離C′(第2図(a)参照)よりも小さくな
るように露光位置Aと中間ローラ対315a,315bを配置す
ればネガフィルム200の浪費を少なくすることができ
る。
更に、前述したように露光が完全に終了した後、ネガ
フィルム200を切断することにより、例えば、露光中に
切断する場合と比較して、切断の衝撃による搬送速度の
変化等を避けることができ、安定的な搬送を行える。
切断されたネガフィルム200は、ローラ対316a,316b,
及び,ガイド部材317により約180゜方向転換された後、
ガイド板318a,318bによって導かれ、更に、ローラ320に
よって、その先端部分がローラ対321(ここでは、停止
状態)に突き当たるまで搬送される。
次に、ポジシートアッセンブリー100の搬送動作を説
明して、ポジシートアッセンブリー搬送部の構成を詳細
に示す。実際は、このポジシートアッセンブリー100の
搬送動作が、前述したネガフィルム200の搬送・露光・
切断動作の前に実施される。
ポジシートアッセンブリー100は、ネガフィルム200と
異なり感光性がないため、装置外部から挿入できる。本
実施例のインスタント写真装置では、ポジシートアッセ
ンブリー100を装置本体右下のガイド板311に沿って、図
中の左側へ1枚ずつ手差し挿入する構成である。このた
め、給紙・分離装置や、給紙カセット等が不要であり、
装置をコンパクトで安価にできる。
ポジシートアッセンブリー100がガイド板311及び両サ
イドガイド(図示せず)に沿って挿入され、センサS5に
よってその先端が検知されると、挿入ローラ対322が回
転する。挿入ローラ対322のコロは、ポジシートアッセ
ンブリー100の先端に貼り付けられた現像剤ポッド103
(第1図(a)参照)をつぶさないようにポッド103よ
り外側両端のみを把持するように配設されている。ポジ
シートアッセンブリー100は挿入ローラ対322によりガイ
ド板323a,323b間を搬送され、停止する。この停止タイ
ミングは、センサS6がポジシートアッセンブリー100の
先端を検知してからの時間t′をカウントすることによ
り求められる。
また、ポジシートアッセンブリー100の搬送路は、図
示の如く、少なくとも1箇所折れ曲がって構成され、ポ
ジシートアッセンブリー100の挿入口から外部の光が直
接機内に侵入してネガフィルム200を感光することがな
いように防止している。
挿入されたポジシートアッセンブリー100は所定位置
に停止し、待機状態となり、プリント動作が可能とな
る。
ここで、所定のプリントスイッチが押下されると、前
述したネガフィルム200の搬送・露光・切断動作が実行
される。停止しているローラ対321に当接したネガフィ
ルム200は、ガイド板319及びガイド板318b間でローラ対
320の搬送力によって一定量撓まされる。所定量のネガ
フィルム200が撓んだ後、ローラ対321の回転により案内
板324a,324b間を搬送される。ローラ対321の回転開始は
センサS3がネガフィルム200の先端を検知してからの時
間をカウントすることにより求められる。このようにネ
ガフィルム200を撓ませることにより、ネガフィルム200
の先端縁をローラ対321のニップにならわせてスキュ矯
正が行われる。ローラ対321の回転によって搬送された
ネガフィルム200はセンサS4により先端が検知され、現
像ローラ325a,325bのニップへ搬送される。センサS4の
検知からのタイミングにより、先ず挿入ローラ対322が
回転してポジシートアッセンブリー100を停止している
現像ローラ325a,325bに突き当て、ネガフィルム200と同
様にスキュ矯正が行われる。その後、現像ローラ325a,3
25bが回転を始める。
次に、所定位置で待機しているポジシートアッセンブ
リー100を先に搬送し、その後、ネガフィルム200の先端
がローラ対321の回転によって現像ローラ325a,325bのニ
ップに到達し、両者共に現像ローラ325a,325bの周速で
搬送される。このとき、ポジシートアッセンブリー100
とネガフィルム200の先端にはずれJが生じるが、この
ずれJは、少なくとも第1図のCよりも小さくなるよう
に制御される。これにより、ネガフィルム200の先端と
ポジシートアッセンブリー100の先端とを一致させて搬
送するタイプのものと比較して、このずれJの量だけ切
断されるネガフィルム200の長さを短くすることができ
る。
次に、第4図(a),(b),(c),及び,第5図
(a),(b),(c),(d),(e),(f),
(g)を参照しつつ現像動作を説明して、現像部の構成
を詳細に示す。
現像ローラ325aは現像側板341に固定された軸343を中
心に回動する加圧レバー342に回転可能に軸支され、こ
れによって現像ローラ325aは現像側板341に回転可能に
軸支されている。
第4図(c)及び第5図(c)(d)に示す349及び3
50は、現像剤延展時に、ネガフィルム200及びポジシー
トアッセンブリー100の両端より現像剤103aがはみ出し
て現像ローラ325a,325b及び搬送路等を汚すのを防止す
るための規制部材であり、規制部材349は現像側板341に
固定されたピン352を中心に回動可能に軸支され、規制
部材350は現像側板341に固定されている。また、規制部
材349,350は共に現像ローラ325a,325bに設けられた溝部
355に入り込んでいる。
第5図(a),(b),(c)は、装置本体が待機状
態の時の現像部の状態を示し、装置本体が待機状態の時
には、装置本体の側板に回転可能に支持されたカム軸34
8に固定された現像ローラ離間用カム346及び規制部材34
9の離間用カム347の両方のカムとも、加圧レバー342に
回転可能に軸支されたカムフォロー344及び規制部材349
のレバー部349aから離間した状態であり、現像ローラ32
5aはスプリング345によって現像ローラ325bに加圧され
ている。また、規制部材349はスプリング351により加圧
状態に保持されている。規制部材349は、第5図(c)
に示すように、加圧時に規制部材350との間にギャップ
Pを維持する構成となっている。
一方、カム346及び347が固定されたカム軸348は、図
示しないスプリングクラッチによって1/4回転ずつ回転
できる構成である。このときのカム346及び347の位置
(即ち、待機位置)は、所定のセンサにより検知され、
例えば、電源投入時にカム346及び347が該待機位置にな
い場合には、待機位置になるように制御される。
ポジシートアッセンブリー100が、第3図のガイド板3
11に沿って挿入されセンサS5によって検知されると、カ
ム軸348は反時計方向(図中Kの方向)へ1/4回転し、第
5図(d)の状態となる。この状態ではカム347によっ
てレバー部349aが押され、規制部材349は規制部材350か
ら離間してギャップが広げられる。これによって、ポジ
シートアッセンブリー100が規制部材349に当たって停止
することなく確実に現像ローラ325a,325bのニップ部ま
で搬送される。
次に、前述したネガフィルム200の搬送が行われ、現
像ローラ325a,325bが回転し、ネガフィルム200が規制部
材349,350の間に挿入されてから一定時間後、更に、カ
ム軸348は反時計方向に1/4回転して、第5図(e),
(f)の状態となり、規制部材349は第5図(c)と同
様にギャップPを有した状態(ここでは、現像剤のはみ
出し規制状態)となる。このはみ出し規制状態へ移行す
るカム軸348の回転タイミングは、センサS4がネガフィ
ルム200の先端を検知してから時間をカウントすること
により行われる。
前述したように現像ローラ325a,325bによる現像剤103
aの延展が終了すると、カム軸348は更に1/4回転して、
第5図(g)の状態となりカム346とカムフォロー344が
当接して、現像ローラ345aが現像ローラ325bより離間し
て、ローラ間に余分な現像剤103aを溜めるために必要な
ギャップを開ける。
ネガフィルム200とポジシートアッセンブリー100は、
現像ローラ325a,325bにより現像剤103aを延展されなが
ら、暗箱装置(詳細は後述する)に排出される。
現像剤延展終了後、所定のタイマーがスタートして、
定着時間(約30〜40sec)をカウントし、定着時間内で
のフタ327の開放の禁止表示,及び,定着時間経過後の
暗箱装置内(トレイ326及びフタ327による暗箱装置)か
らのネガ・ポジ接合体の取り出し可表示を行う。ここ
で、ネガ・ポジ接合体をトレイ326から取り出すと、セ
ンサS7によりその後端が検知され、カム軸348が反時計
方向へ1/4回転して第5図(a),(b),(c)で示
した待機状態へと戻る。また、現像ローラ325a,325bが
離間されている間、換言すれば、センサS7によって後端
が検知されるまでの間はプリント動作が禁止状態となっ
ており、ネガ・ポジ接合体の取り忘れを防止する。
操作者は現像終了後、ネガ・ポジ接合体よりポジシー
ト101を引き剥がすことにより、画像を得ることができ
る。第1図で示した、ポジシートアッセンブリー100の
リーダー102,先端マスク104,両サイドマスク105,及び,
トラップマスク106は、ポジシート101から離間可能に接
着されており、延展された現像剤103aの接着力によって
ネガフィルム200側に接着され、ネガ・ポジ接合体から
ポジシート101を引き剥がすことにより容易に分離され
る。
第1図(a)に示すように、ポジシートアッセンブリ
ー100上でのポッド103の巾方向の長さLは、搬送時にコ
ロ等に圧接されて開裂しないように、画像領域の巾bと
同等もしくは短くなっている。このため、ポッド103が
F部で開裂後、画像領域巾bに延展するまでには多少の
距離(図中Eで示す距離)が必要である。また、前述し
たようにネガフィルム200とポジシートアッセンブリー1
00を合わせる際のずれJは、ポジシートアッセンブリー
100の先端からポッド103の開裂部Fまでの距離Cより短
くすれば良く、従って、第2図(a)のネガフィルム20
0先端から潜像部先端までの距離C′は少なくとも第1
図(a)のポッド103の開裂部から画像形成部先端まで
の距離Eより長くすれば良い。
暗箱装置の構成 第6図(a),(b),(c),(d)を参照して、
暗箱装置について説明する。
同図(a)に示すように、暗箱装置はトレイ326と、
トレイ326に設けられた支軸328に回転自在、且つ、取り
外し可能に支軸された遮光用のフタ327とから構成され
る。暗箱装置は、フタ327とトレイ326とを閉じた状態
で、該フタ327とトレイ326によって形成される空間にネ
ガ・ポジ接合体を受入れる。この空間は外乱光が遮断さ
れた暗室である。当然のことながら、ここで、トレイ32
6に遮光用のフタ327を設けるのは、例えば、ポジシート
101がOHP用の透明な物や、ペーパライクな薄手の物の場
合、現像剤延展後からネガフィルム200上の潜像が定着
するまでの時間は、ポジシート101裏面からの透過光に
よりネガフィルム200が感光されて、良好な画像が得ら
れなくなるため、該透過光による不必要な感光を避ける
ためである。
前述したようにフタ327は、トレイ326に固定された支
軸328に回転自在、且つ、取外し可能に係合されている
ため、同図(a)に示すように矢印方向へ開放して、内
部のネガ・ポジ接合体が容易に取り出し可能である。ま
た、トレイ326上を清掃する際にはフタ327を取り外し
て、トレイ326の清掃を容易にすることができる。
トレイ326は装置本体側で支軸328と同軸上に設けられ
た軸(図示せず)に回転自在、且つ、取外し可能にヒン
ジ部326aを介して係合されており、例えば、装置本体の
運搬時やネガフィルムカートリッジ201の交換時にカバ
ー329を開放する際に邪魔にならないように容易に取り
外すことが可能である。
更に、フタ327には、同図(a)及び(b)に示すよ
うに、フタ327を閉じた状態(同図(b)に実線で示し
た状態)で、カバー329に設けられたセンサS9をオンす
る位置に遮閉板327aが設けられており、これによって、
フタ327が閉じた状態で、且つ、トレイ326に取りつけら
れていることを検知することができる構成である。換言
すれば、センサS9がオフ状態の場合には、フタ327が開
いた状態及び取り付けられていない状態を示す。従っ
て、該センサS9の検知信号に基づいてプリント動作の禁
止制御を行うことができる。
本実施例ではセンサS9としてフォトインタラプターを
用いるが、マイクロSWや近接スイッチ等のセンサを用い
ても良い。
また、前述した構成では、センサS9によるフタ327の
開閉及び有無の検知が、トレイ326の有無検知も兼ねて
おり、これによりセンサの個数を減らすことができ、コ
ストの低減及び構成の簡素化を図ることができる。ま
た、他の構成として本体側にトレイ326の有無検知用に
センサを設けても良いのは勿論のことである。
フタ327には、同図(a)及び(c)に示すように、
突起327bが設けられており、トレイ326には、同図
(a)及び(d)に示すように、突起327bと嵌合する位
置に溝部326bが設けられている。この突起327bは、少な
くともセンサS7からネガ・ポジ接合体(図中の100及び2
00)の後端が抜けたとき(即ち、ネガ・ポジ接合体の後
端がセンサS7をオフしたとき)、ネガ・ポジ接合体と突
起327bが当接してフタ327が閉じずに開放状態となり、
前述したセンサS9によりフタ327の開放が検知できるよ
うに配置されている。即ち、トレイ326からネガ・ポジ
接合体が完全に取り出されない限り、フタ327の開放が
検知され、次のプリント動作が禁止される構成である。
尚、突起327bはネガ・ポジ接合体と当接したときに画像
をみださないように、第1図(a)に示した画像領域巾
bより外側に設けられる。また、突起327bの搬送方向位
置は、第6図(c)に示すように、現像剤延展後の現像
処理中のネガ・ポジ接合体の先端より下流にあり、その
距離yは、第6図(d)に示す、現像処理中のネガ・ポ
ジ接合体の後端とセンサS7の検知位置との距離xより短
く配置されていれば良い。
尚、詳細は後述するがセンサS7及びセンサS9の検知信
号に基づいて、制御手段(後述する制御部400)がプリ
ント動作の禁止制御を実行する。
本実施例では、構成を簡単にするためにフタ327を自
由に開閉できる構成とするが、例えば、第6図(e)に
示すように、ソレノイド330を用いたフタ327を開放不能
にする構成としても良い。具体的には、現像剤延展後の
ネガ・ポジ接合体に光をあてても画像に影響の出なくな
る所定時間の間、ソレノイド330に通電し、プランジャ3
31が矢印方向に移動し、フタ327を開放しようとする
と、プランジャ331とフタ327が当接して、フタ327の開
放を阻止する。
また、第6図(f)に示すように、現像剤延展後のネ
ガ・ポジ接合体に光をあてても画像に影響の出なくなる
所定時間を経過後、自動的にフタ327を開放する構成に
しても良い。具体的には、図示しない駆動手段によって
軸334を中心に回転するカム333を所定の角度(1/2回
転)回転させると、カム333は軸337に回転自在に軸支さ
れたレバー335と当接し、該レバー305を上方へ押し上げ
る。この結果、レバー335と一体に設けられたレバー336
がフタ327と当接し、フタ327を上方へ開放させる。
或いは、フタ327の回転軸上にファームホイールを設
けて、突起327bに設けたモータによりフォームギアを介
してフタ327を開放させる構成等も考えられるが、この
場合にはフォームを使用するため、フタ327の開放はモ
ータの駆動以外では不能となる。
概略ブロック図 次に、第7図に示す概略ブッロク図を参照して、制御
部400を中心とした構成を説明する。
制御部400には、メッセージの表示及びキー入力等を
担う操作部500と、装置本体に電力を供給するスイッチ
ング電源600と、蛍光灯373(本実施例の光源)と、安定
した蛍光灯373の出力を得るための蛍光灯安定器372と、
蛍光灯ヒータ374と、蛍光灯373の光量を検知するセンサ
S20と、ネガフィルムの搬送,カッター,各ローラ等の
動力となるメインモータ361と、スキャナの駆動を行う
スキャナモータ362と、変倍時のミラー移動用のミラー
モータ363と、変倍時のレンズ移動用のレンズモータ364
と、クラッチ365〜370(詳細は後述する)と、ソレノイ
ド371(詳細は後述する)と、各種センサS1〜センサS22
(センサS20を除く)とが接続されている。
駆動系の役割及びレイアウト 第8図は、モータ,各クラッチ,ソレノイド等の駆動
系のレイアウトを示す。
ネガ引き出しクラッチ365は、引き出しローラ対312a,
312bの軸上にあって、引き出しローラ対312a,312bの駆
動を行う。
ネガ送りクラッチ366は、中間ローラ対315a,315bと、
ローラ対316a,316bと、ローラ対320とを駆動する。
レジストクラッチ367は、レジストローラ321の軸上に
あり、レジストローラ321を駆動する。
ポジ送りクラッチ368は、挿入ローラ対322の軸上にあ
って、挿入ローラ対322を駆動する。
現像ローラクラッチ369は、現像ローラ325a,325bを駆
動する。
カッタークラッチ370は、回転刃313aを駆動する。
現像ソレノイド317は、現像ローラ325a,325bのモード
切り換えを行う。
各センサの役割及びレイアウト 第9図を参照して、本実施例のインスタント写真装置
に配設したセンサS1〜センサS23の役割及びレイアウト
を説明する。
センサS1は、ネガフィルム搬送路上のカッター手前に
配設されたネガフィルム先端検知センサである。ネガフ
ィルム200の先端検知を行って、スキャナの開始タイミ
ングに使用する。具体的には、赤外線反射型センサから
なる。
センサS2は、ネガフィルム搬送路上のネガフィルム中
間検知を行うネガフィルム200のジャム検知用のセンサ
である。センサS1による先端検知からセンサS2までの時
間でジャムの判定を行うのに使用する。具体的には、赤
外線反射型センサからなる。
センサS3は、ネガフィルム搬送路上のネガフィルム中
間検知を行うネガフィルム200のジャム検知用のセンサ
である。センサS2からセンサS3までの時間でジャムの判
定を行うのに使用する。具体的には、赤外線反射型セン
サからなる。
センサS4は、ネガフィルム現像ローラ前の検知を行
う。ネガフィルム200が該センサS4を検知後、所定のタ
イミングで現像ローラ325a,325bを回転させる。また、
ネガフィルム200の後端を検知して、現像ローラ325a,32
5bの圧接解除(即ち、現像ローラ325aの離間)のタイミ
ングを計る。また、レジストローラ321を回転させてか
らネガフィルム200を検知するまでの時間でジャムの判
定を行う。具体的には、赤外線反射型センサからなる。
センサS5は、ポジシートアッセンブリー100の挿入検
知を行う。該センサs5でポジシートアッセンブリー100
の先端が検知された時、ポジシートアッセンブリー100
のマーク部M1,M2,M3がポジシート種類識別コード検知セ
ンサ(センサS10)の読み取り位置に来るように配置さ
れている。具体的には、赤外線反射型センサからなる。
センサS6は、ポジシートアッセンブリー100の現像ロ
ーラ前検知を行う。ポジシートアッセンブリー100が挿
入され現像ローラ325a,325bに搬送される時、先端を現
像ローラ325a,325bに突き当てて止めるための位置出し
用センサ、具体的には、赤外線反射型センサからなる。
センサS7は、排紙トレイ326上にネガ・ポジ接合体が
有るか否かを検知する。具体的には、赤外線反射型セン
サからなる。
センサS8は、ネガフィルム200の裏側をセンスしてネ
ガフィルム200の有無を検知する。また、同時にネガフ
ィルム200の先端部及び後端部(遮光紙208及び209)を
識別する。このため、赤外線反射型センサで構成し、反
射光を受けるフォトトランジスタの出力をA/Dコンバー
ターで読み込んで出力の違いで検知するようにしてい
る。
センサS9は、フタ327の有無を検知する。具体的に
は、ホトインタラプタからなる。
センサS10は、ポジシートアッセンブリー100に設けた
マーク部M1,M2,M3(ポジシート種類識別コード)の読み
取りを行う。具体的には、赤外線反射型センサをマーク
部M1,M2,M3の数に合わせ3個(センサS10−1,10−2,10
−3)使用している。
センサS11は、ネガフィルムカートリッジ201の側面に
あるマーク部M4,M5,M6(ネガフィルム種類識別コード)
の読み取りを行う。具体的には、赤外線反射型センサを
ネガフィルム種類識別マークの数に合わせ3個(センサ
S11−1,11−2,11−3)使用している。
センサS12は、ジャム取り出し用の右ドアの開閉状態
の検知を行う。ホトインタラプタからなる。
センサS13は、現像ローラ325a,325bの清掃や、ネガフ
ィルムカートリッジ201のセットに用いる左ドアの開閉
状態を検知する。ホトインタラプタからなる。
センサS14−1,14−2は、現像ローラ325a,325bがセッ
トされているか否かの検知を行う。具体的には、マイク
ロスイッチからなる。
センサS15は、ホトインタラプタからなり、スキャナ
のホームポジションを検知する。
センサS16は、ホトインタラプタからなり、変倍用レ
ンズ移動のホームポジションを検知する。
センサS17は、ホトインタラプタからなり、変倍用ミ
ラー移動のホームポジションを検知する。
センサS18は、ホトインタラプタからなり、カッター
のホームポジションを検知する。
センサS19は、現像ローラ325a,325bがホームポジショ
ンで有るか否かの検知を行う。現像ローラ325a,325bに
は、次の4つのモードがある。
(i)ローラ加圧,エッジコントローラON (ii)ローラ加圧,エッジコントローラOFF (iii)ローラ加圧,エッジコントローラON (iv)ローラ解放 このうち(i)をホームポジションとして、電源ON
時,及び,待機状態としている。
センサS20は、ホトダイオードとオペアンプからな
り、蛍光灯373の明るさをホトダイオードで検知し、電
流・電圧変換回路及び増幅回路で電圧信号に換えて、A/
Dコンバータに入力し、CPUに取り入れ、この値で蛍光灯
373の光量制御を行うのに使用される。
センサS21は、サーミスタからなり、蛍光灯373の温度
を検知する。蛍光灯373は光量とスペクトル分布におい
て温度特性を持つため、使用温度範囲が限られる。従っ
て、ヒータ374を用いて温める必要があり、このセンサS
21によって温度を検知してヒータ734のON/OFF制御に使
用する。
センサS22は、サーミスタからなり、気温を検知す
る。
センサS23は、リードスイッチからなり、コンタクト
ガラス303上に35mmプロジェクタを載置した時に該プロ
ジェクタを検知する。インスタント写真装置はこの検知
によってプロジェクトモードに切り換わる。
操作部 第10図は操作部500の構成を示し、大別して、装置の
使用条件等を設定する入力部と、入力された設定状態等
の表示を行う表示部とから成り、具体的には、コピー開
始を入力するプリントキー501と、画像濃度を調整する
濃度キー502a及び502bと、縮小ズーム設定キー503aと、
拡大ズーム設定キー503bと、等倍設定キー503cと、原稿
のサイズを指定する原稿指定変倍キー504a,504bと、ポ
ジシート101の排出を指令するポジシート排出スイッチ5
05と、ジャム発生等のトラブル表示,縮小・拡大ズーム
値等の設定値表示,及び,『コピーできます』等のメッ
セージ表示を行う表示パネル506と、ネガ・ポジ接合体
の現像時間経過を表示する現像時間経過表示LED507とか
ら構成される。
制御回路の構成 第11図は本実施例の制御回路の構成を示す。
CPU1001は、1チップ内にRAM,8ビットタイマ,16ビッ
トイベントカウンタ,A/Dコンバータ,シリアルインタフ
ェースを内蔵したタイプのもので、例えば、NEC社製の
μPD7810H或いはこれに相当するものである。
RAM1002は、内部にリチウム電池を内蔵したタイプで
容量2Kbytes、装置の個別データやトータル枚数等のデ
ータを記憶する。
8254(1003)は、蛍光灯やDCサーボモータ(メインモ
ータ)を駆動するパルスを出力する。
I/Oエキスパンダ1004は、各モータ,クラッチ,ソレ
ノイド等の駆動や,操作部のコントロールを行う。
尚、その他の構成は図示のみで説明を省略する。
制御部の制御動作 以上の構成に基づいて、本実施例のインスタント写真
装置の制御部400の制御動作を詳細に説明する。
制御部400の制御動作は、第12図(a)のフローチャ
ートで示すメインフローと、第12図(b),(c),
(d),(e)のフローチャートで示す4つの割り込み
処理ルーチンから成る。
メインフローは、主に、機械のシーケンスコントロー
ル,及び,操作者に対する応答を行う。
先ず、電源がONされると、CPUの初期設定,メモリの
初期設定,周辺ICの初期設定等のイニシャライズ処理を
実行する(401)。次いで、スキャナ,レンズ,現像ロ
ーラ,カッター等の機械イニシャライズ処理(402)を
行い、待機処理において操作者の操作を待つ(403)。
その後は、操作者の操作に応じて、複写動作処理(40
4),或いは,サービスマンモード処理(405)を実行す
る。
割り込み処理ルーチンは、同図(b),(c),
(d),(e)に示す、2.5mSecインターバル,モータ
エンコータ,蛍光灯点灯,スキャナモータの4つのルー
チンから成り、2.5mSecインターバルでは各種のI/Oのチ
ェック及び設定を行い、同時に時間に関する動作を行
う。他の3つは、それぞれモータや蛍光灯がONしている
ときだけ働き、サーボ等の制御を行う。
以下、前述したメインフローの各処理を順をおって具
体的に説明する。
第13図は、機械イニシャライズ処理のフローチャート
を示す。現像ローラが無いと+24Vがダウンするため動
力が働かない。このため、センサS14を用いて現像ロー
ラの有無を検知する(406)。蛍光灯ヒータ374をON(40
7)して、スキャナ,レンズ,ミラー等の状態の変化す
るメカの初期化を行う(408)。このとき、ネガフィル
ム200が搬送路上にある場合には、カッターイニシャラ
イズは行わない(409,410)。また、ポジシートアッセ
ンブリー100が搬送路上にある場合は、これを自動排出
する(411,412)。その後、現像ローラをイニシャライ
ズして(413)、蛍光灯373が温まったら処理を終了する
(414)。
第14図は、待機処理のフローチャートを示す。待機処
理は、基本的には機械の状態(ジャム,ドアの開閉,ネ
ガフィルムカートリッジ充填の有無等)をチェックし
て、条件によってプリントキーを受け付けて、次の複写
動作処理に仕事を受け渡す。先ず、ネガフィルム200の
搬送路上のセンサにネガフィルム200が検知されている
かをチェック(415)し、ネガフィルム200を検知した場
合、ジャムと判定してジャム表示のON及びエラーフラグ
の設定を行う(416)。同様に、ドアの開閉状態をチェ
ックして、ドアがOPENならばドアOPEN表示のON及びエラ
ーフラグの設定を行い(417,418)、現像ローラの有無
をチェックして、現像ローラがない場合には現像ローラ
無し表示及びエラーフラグの設定を行う(419,420)。
フローチャートには記載されていないが、暗箱トレイ32
6のフタ327の有無のチェック,フタ無し表示のON及びエ
ラーフラグの設定も合わせて行う。その後、ステップ42
1から424で、操作部500の変倍キー及び濃度キーによる
入力を受け付けて、該当する動作を行う。このとき、決
められた幾つかのキーを押下することによりサービスマ
ンモード処理に移行する(詳細は省略)。次にネガフィ
ルムカートリッジ201の側面に設けられたネガフィルム2
00の種類を示す3ビットの白黒コード(ネガフィルム種
類識別マーク)を読み込んで、ネガフィルムカートリッ
ジ201の有無及びネガフィルム200の種類を検知し、ネガ
フィルムカートリッジ201の有無及びネガフィルム200の
種類を表示する(425)。その後、上記のステップでエ
ラーフラグの設定があった場合、該当するエラーに応じ
たメッセージ等を表示し、エラーフラグをゼロに初期化
する(426,427)。
続いて、ネガフィルムカートリッジ201が有りの場合
(428)、ネガフィルム200の有無及びフィルム部か否か
を判定する(429)。前述したようにネガフィルム200は
ローラ状に巻かれてネガフィルムカートリッジ201内に
収納されており、その先端部と後端部には遮光紙208,20
9が取り付けられている。ここでネガフィルム200の有無
のチェックを行うセンサS8は、ネガフィルム200の有無
の他に、フィルム部分と遮光紙部分の区別を合わせて行
う。
具体的には、センサS8は赤外線LEDと、反射光をチェ
ックするフォトトランジスタとから成り、該反射光はCP
UのA/Dコンバータに入力され、8bit(0〜255)のデー
タとして認識される。ネガフィルム200がない場合は、
反射光がないのでデータはほとんどゼロに近い値とな
り、フィルム部の裏面(黒色)を検知した場合は、少量
の光が反射され、例えば、100〜120程度の値となる。一
方、遮光紙の場合は、フィルム部の裏面より、反射率を
高くしているため、200以上の値となりCPUはネガフィル
ム200の有無及びフィルム部か否かを判定できる。
上記の判定が遮光紙の場合、換言すれば、フィルム部
でない場合、遮光紙の排出動作を行う(430,431)。遮
光紙の排出を行うと、該遮光紙が先端部である場合に
は、次にフィルム部が検出されるのでそこで搬送を停止
し、カッターで切断後装置外へ排出する。また、遮光紙
が後端部の場合には、フィルム無しが検知されるのでそ
のまま排出を行う。一方、遮光紙でない場合は、ステッ
プ432へ進む。ネガフィルム200無しの場合は、ネガフィ
ルム200無し表示(433)を行い、ステップ434でポジシ
ート挿入チェック及びその対応動作(詳細は後述する)
を実行する。ネガフィルム200有りの場合は、ネガフィ
ルム無し表示をOFFし、ポジシートスタンバイフラグ
(ポジシートの準備が整っていることを示すフラグ)を
チェックする(435,436)。スタンバイであれば、ポジ
シート排出スイッチがONか否かチェック(437)し、ON
ならばポジシート排出動作を実行(438)し、ONでなけ
れば、プリントキーがONされるまでステップ415以下の
処理を繰り返す(439)。プリントキーがONされた場合
は、暗箱装置(トレイ326及びフタ327)の状態をチェッ
クする(439a)。具体的には、センサS7の検知信号を入
力し、暗箱装置内のネガ・ポジ接合体の有無を判定し、
センサS9の検知信号を入力して、フタ327の開閉或いは
有無を判定する。ここで、暗箱装置の状態がOKでない場
合(センサS7がOFFでセンサS9がON以外の場合)には、L
ED507を点灯させて、トレイ326の異常を通知(439b)
し、ステップ439へ戻る。暗箱装置の状態がOKの場合
(センサS7がOFFでセンサS9がONの場合)には、LED507
を消灯状態にして処理を終了する(439c)。
尚、ポジシート排出スイッチのONは、操作部500のポ
ジシート排出スイッチ505を押下することにより入力さ
れ、これによって、ポジシートアッセンブリー100を挿
入して、全ての複写準備が整った後でも、操作者は自由
にポジシートアッセンブリー100の自動排出を行うこと
ができる。
第15図(a)は、ポジシート挿入チェック及びその対
応動作ルーチン(第14図のステップ434)のフローチャ
ートを示す。該ルーチンは、センサS5によるポジ挿入検
知と、センサS10によるポジシート種類識別コード(ポ
ジシートアッセンブリー100のマーク部M1,M2,M3)の読
み込みとを行い、ポジシートの種類とネガフィルムの種
類とが一致した場合、ポジシートアッセンブリー100を
現像ローラ手前の所定位置に搬送して停止し、一致しな
い場合には、装置外部へ排出するルーチンである。
装置のポジシート挿入口からポジシートアッセンブリ
ー100を挿入すると、センサS5によってポジシートアッ
センブリー100の挿入が検知される。このポジ挿入検知
の瞬間、第15図(b)に示すように、センサS10の位置
にマーク部M1,M2,M3が位置するように構成されており、
センサS5によるポジ挿入検知に基づいて、ポジシートア
ッセンブリー100が所定の位置に到達したこと、換言す
れば、ポジシート種類識別コード(マーク部M1,M2,M3)
の読み取りが可能な状態であることを判定できる。従っ
て、ポジ挿入検知がONでない場合は、ポジ挿入検知フラ
グに0を設定して処理を終了する(440,441)。ポジ挿
入検知がONの場合、この検知がポジシートアッセンブリ
ー100の先端部検知か否かをポジ挿入検知フラグで判定
する。本実施例のフローチャートでは、ポジ挿入検知が
ONで、且つ、ポジ挿入検知フラグが0の場合、ポジシー
トアッセンブリー100を始めて検知したこと、換言すれ
ば、ポジシートアッセンブリー100の先端部を検知した
ことを示す。従って、ステップ442でNOの場合、ポジシ
ート種類識別コードの読み込みを行い、ポジ挿入検知フ
ラグに1を設定して、ポジシート種類識別コードの読み
込みを実施したことを示す(443)。
ここで、ポジシート種類識別コードは、第15図(c)
に示すように、マーク部M1,M2,M3の白黒パターンを設け
て形成されており、このマーク部M1,M2,M3の1つ毎にポ
ジシートの種類を割り振ってコード化してある。但し、
マーク部M1,M2,M3は全部白あるいは全部黒パターンのコ
ードは無効コードとして使用しない。これによって、例
えば、ポジシートアッセンブリー100を裏がえしたり、
前後左右を逆にして挿入した場合、換言すれば、センサ
S10の検知が全部白あるいは全部黒パターンの場合は、
ポジシートアッセンブリー100の誤挿入を検知すること
ができる。
従って、マーク部M1,M2,M3が全部白あるいは全部黒パ
ターンの場合は、ポジシートアッセンブリー100の誤挿
入と判定して、操作部500の『印画紙』を表示し、且
つ、ブザーを鳴らして誤挿入の警告を行い(444,44
9)、ポジシートアッセンブリーを排出する(450)。一
方、マーク部M1,M2,M3が全部白あるいは全部黒パターン
でない場合は、ネガフィルムカートリッジの有無を判定
する(445)。ここで、ネガフィルムカートリッジ200が
有る場合は、ネガフィルムの種類とポジシートの種類が
一致するか判定(446)し、一致したらポジシートアッ
センブリー100を現像ローラ手前の所定位置に停止さ
せ、ポジスタンバイフラグに1を設定し、処理を終了す
る(447,448)。ネガフィルムの種類とポジシートの種
類が一致しない場合は、ポジシートアッセンブリー100
の誤挿入と判定して、操作部500の『印画紙』を表示
し、且つ、所定のブザーを鳴らして誤挿入の警告を行う
(444,449)。一方、ネガフィルムカートリッジ200が充
填されてない場合は、ポジシートアッセンブリー100を
現像ローラ手前の所定位置に停止させ、ポジスタンバイ
フラグに1を設定し、処理を終了する(447,448)。
複写動作処理(本発明におけるネガフィルムのカット
制御を含む) 第16図は、複写動作処理のフローチャートを示す。プ
リントキーが押下されると、先ず、35mmプロジェクトモ
ードか否かの判定を行い(451)、35mmプロジェクトモ
ードでなければ蛍光灯を点灯させ(452)、35mmプロジ
ェクトモードならば、ステップ453に進む。メインモー
タ,ネガ引き出しクラッチ,ネガ送りクラッチをON(45
3)にして、ネガフィルム200の搬送を開始し、ネガフィ
ルム先端検知(センサS1)に先端が検知されると、設定
された倍率及びモードに応じたタイミングでスキャナを
スタートさせる(454,456)。ネガフィルム先端検知に
先端が検知されない場合は、不送りJAMチェックを行
い、所定の時間内に先端が検知されない場合は不送りJA
Mと判定し(459)、ジャム処理ルーチン(詳細は省略す
る)へ進む。
ネガフィルム中間検知(1),(2)(センサS2,セ
ンサS3)で、同様にJAMチェックを行う(456,457,460,4
61)。ネガフィルム中間検知(2)までネガフィルム20
0が送られた後、ネガフィルム200一枚分の長さを繰り出
した時点で搬送を停止し、スキャナをリターン(リバー
スで回転)させ、カッターを回転させて、ネガフィルム
200を切断後、ネガフィルム200の搬送を再開する(458
〜464)。搬送再開後、ネガフィルム200がレジストロー
ラに突き当って先端がある程度屈曲した時点でレジスト
ローラを回転させる。換言すれば、所定のタイミングで
レジストローラの回転を開始することにより、スキュー
補正を行う(465)。レジストローラを通過したネガフ
ィルム200はネガ現像前検知(センサS4)で検知され、
その一定時間後に現像ローラを回転させ、現像を行う
(466,468)。このとき、レジストクラッチをONしてか
らの時間でJAMチェックを行い、一定の時間を経過して
もネガ現像前検知で検知されない場合はレジストJAMと
判定する(467)。また、ネガ現像前検知(センサS4)
をネガフィルム200の後端が通過したのを検知して、所
定時間経過後現像ローラを停止し、現像ローラを離間さ
せた状態に設定する(469,470)。この時点から現像時
間報知タイマをスタートさせる(471)。また、フロー
チャートには記載していないが、上記複写動作の途中で
ネガ有無検知(センサS8)のデータが遮光紙の値を示し
たときには、CPUはそれまで繰り出したネガフィルム200
の長さが画像形成可能な長さ(第2図のlに相当)分あ
るか否か判定し、短ければ複写動作を中断し、ネガフィ
ルム200及びポジシートアッセンブリー100をそれぞれ排
出する。一方、長ければ、カッタ動作を省いてネガフィ
ルム200の後端部を全部、ネガフィルムカートリッジ201
から引き出しながら複写動作をフローチャート通り実行
する。メインモータをOFF(472)した後、暗箱トレイ32
6の中にネガ・ポジ接合体を保持すべき時間(40秒間)
を計測して表示する(473)。
前述したように本発明では、ネガフィルム200の露光
位置Aをカッターの下流側近傍に設定し、ネガフィルム
200の露光終了後に、ネガフィルム200を一旦停止してカ
ットする。従って、スッチバック経路等を設けることな
く、露光工程及びカット工程を行うことができ、ネガフ
ィルム200の搬送経路全体の長さも露光工程,カット工
程等で制約されることなく、短く構成することができ
る。
現像時間報知タイマの制御動作 次に、第17図(a),(b)を参照して、現像時間報
知タイマに関するフローチャートの概略を説明する。
先ず、複写動作処理の現像時間報知タイマスタート
(ステップ471)において、センサS10(サプライ検知手
段)によって検知したポジシート種類識別コードに基づ
いて、サプライがOHP用か否かを判定する(701)。OHP
用サプライの場合は、OHP用サプライの現像時間(240
秒)をタイマ1に設定する(702)。一方、OHP用サプラ
イでない場合は、通常の現像時間(90秒)をタイマ2に
設定する(703)。
続いて、第17図(b)に示す表示ルーチンを1秒毎に
コールして、該当するタイマ1或いは2を減算して、時
間経過に応じた現像時間経過表示LED507(第17図(c)
に示す507aから507f)を点灯する。ここで、LED507aは4
0秒たっていない時点(即ち、現像時間経過の測定が開
始直後)で点灯し、暗箱トレイ326からネガ・ポジ接合
体を出していけない状態を表し、LED507fは現像終了を
表し、LED507b,507c,507d,507eは途中経過を通知する。
表示ルーチンはタイマ1及びタイマ2の何れに現像時
間が設定されているか判定するために、先ず、ステップ
704でタイマ1が0か否か(即ち、0でなければ現像中
である)を判定し、タイマ1が0の場合は、ステップ71
7でタイマ2が0か否か判定する。ここで、タイマ1及
びタイマ2の両方が0の場合は現像が終了していること
を示す。従って、制御部400は、タイマ1及びタイマ2
の両方が0になるまで、1秒毎に表示ルーチンのコール
を繰り返えして、同図(b)のフローチャートを実行す
る。
以下、タイマ1=240,タイマ2=0を例として、表示
ルーチンと現像時間経過表示LED507の関係を説明する。
先ず、タイマ1=240であるので、OHP用サプライの現
像中であると判断(704)し、ステップ705へ進む。ステ
ップ705では、タイマ1から1を減算する。ここでタイ
マ1の値は239(240−1)となるので、ステップ706,70
8,710,712,714の比較条件に全て該当しないため、ステ
ップ716へ進みLED507aを点灯させる。このようにLED507
aのみが点灯している状態は、現像開始直後の状態(具
体的には現像開始から40秒以内であること)を示す。次
にステップ717へ進み、タイマ2=0であるので処理を
終了する。
同様に、表示ルーチンが1秒毎にコールされ、ステッ
プ705によるタイマ1の減算後の値によって、以下のよ
うにLED507が点灯する。
200以下になると、ステップ714から715へ進み、LED50
7bが点灯する。
150以下になると、ステップ712から713へ進み、LED50
7cが点灯する。
100以下になると、ステップ710から711へ進み、LED50
7dが点灯する。
50以下にあると、ステップ708から709へ進み、LED507
eが点灯する。
0になると、ステップ706から707へ進み、LED507eが
点灯する。
LED507eの点灯によって現像時間が終了したことを示
し、タイマ1の値も0となるため(即ち、タイマ1=0,
タイマ2=0となるため)、表示ルーチンのコールも停
止されて、処理が終了する。
タイマ1=0,タイマ2=90の場合には、ステップ718
から728によって、同様に、LED507a,507b,507c,507d,50
7eが順次所定の時間に点灯して、現像の開始,現像時間
の経過,及び,現像の終了を表示する。
尚、フローチャートによる説明は省略するが、制御部
400はLED507eの表示と同時にブザーを鳴らして現像時間
の終了を通知する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の銀塩写真装置におい
て、制御手段は、露光位置の上流側近傍に配設された切
断手段を制御し、ネガフィルム上へ露光を行って潜像を
形成した後に、ネガフィルムのカットを行うように制御
すると共に、ネガフィルムのカットを行う前に、第1の
ローラ対の駆動を停止させた後、第2のローラ対の駆動
を停止させるため、搬送上の信頼性を向上させることが
でき、且つ、更に低コストで装置の小型化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本発明の実施例に使用
するポジシートアッセンブリーの構成を示す説明図、第
2図(a),(b),(c)は本発明の実施例に使用す
るネガフィルムの構成を示す説明図、第2図(d),
(e)は実施例のネガフィルムカートリッジの構成を示
す説明図、第3図はインスタント写真装置全体の構成を
示す説明図、第4図(a),(b),(c),及び,第
5図(a),(b),(c),(d),(e),
(f),(g)は現像部の構成及び動作を示す説明図、
第6図(a),(b),(c),(d)は本発明のイン
スタント写真装置の暗箱装置の構成を示す説明図、第6
図(e),(f)は暗箱装置のフタの開閉方法の他の実
施例を示す説明図、第7図は本実施例のインスタント写
真装置の概略ブッロク図、第8図は、モータ,各クラッ
チ,ソレノイド等の駆動系のレイアウトを示す説明図、
第9図は本実施例のインスタント写真装置に配設したセ
ンサの役割及びレイアウトを示す説明図、第10図は操作
部の構成を示す説明図、第11図は本実施例の制御回路の
構成を示す説明図、第12図(a)はメインフローのフロ
ーチャート、第12図(b),(c),(d),(e)は
割り込み処理ルーチンのフローチャート、第13図は機械
イニシャライズ処理のフローチャート、第14図は待機処
理のフローチャート、第15図(a)はポジシート挿入チ
ェック及びその対応動作ルーチンのフローチャート、第
15図(b),(c)はポジシート種類識別コード(マー
ク部M1,M2,M3)の検知及び構成を示す説明図、第16図は
複写動作処理のフローチャート、第17図(a),(b)
は現像時間報知タイマに関するフローチャート、第17図
(c)は現像時間経過表示LEDの表示状態を示す説明図
である。 符号の説明 100……ポジシートアッセンブリー 101……ポジシート、200……ネガフィルム 313a……回転刃(カッター) 313b……固定刃(カッター) 400……制御部(制御手段)
フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 高橋 和久 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂 3―1 東北リコー株式会社内 (72)発明者 星 文彦 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂 3―1 東北リコー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−48036(JP,A) 特開 昭54−59928(JP,A) 特開 昭63−109441(JP,A) 実開 平2−119642(JP,U) 実開 昭59−134147(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/32 G03B 27/46 G03D 15/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状のネガフィルムをカットして使用
    する銀塩写真装置において、 前記ネガフィルムを搬送する搬送経路上の前記ネガフィ
    ルムを露光する露光位置より上流側でかつ前記露光位置
    の近傍に配設された前記ネガフィルムをカットするため
    の切断手段と、 前記ネガフィルムを搬送する搬送経路上において前記切
    断手段より搬送経路の上流側に配置された第1のローラ
    対と、 前記ネガフィルムを搬送する搬送経路上において前記切
    断手段より搬送経路の下流側に配置された第2のローラ
    対と、 前記ネガフィルム上へ露光を行って潜像を形成した後
    に、前記ネガフィルムのカットを行うように制御する制
    御手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記切断手段を制御して前記ネガフィ
    ルムのカットを行う前に、前記第1のローラ対の駆動を
    停止させた後、前記第2のローラ対の駆動を停止させる
    ことを特徴とする銀塩写真装置。
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