JPH046533A - インスタント写真装置 - Google Patents

インスタント写真装置

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Publication number
JPH046533A
JPH046533A JP10974090A JP10974090A JPH046533A JP H046533 A JPH046533 A JP H046533A JP 10974090 A JP10974090 A JP 10974090A JP 10974090 A JP10974090 A JP 10974090A JP H046533 A JPH046533 A JP H046533A
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JP
Japan
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negative film
supply
sensor
positive
positive sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP10974090A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ishikawa
石川 正洋
Koji Ozaki
尾崎 弘二
Harumitsu Masuko
益子 晴光
Takashi Seto
隆 瀬戸
Shigeru Suzuki
茂 鈴木
Kazuhisa Takahashi
和久 高橋
Fumihiko Hoshi
文彦 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH046533A publication Critical patent/JPH046533A/ja
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はネガフィルムとポジシートを組み合わせて使用
するピールアパート式のインスタント写真装置に関し、
より詳細には、現像剤延展後のサプライの取り出しを適
切なタイミングで行えるインスタント写真装置に関する
〔従来の技術〕
ピールアパート式のインスタント写真装置では、ネガフ
ィルムとポジシートを組み合わせて使用する。ビールア
パート式のカメラ(インスタント写真装置)においては
、使用するサプライ(ネガフィルム及びポジシート)が
小サイズであるため、予めネガフィルムとポジシートを
組み合わせて、パンクフィルムとして用いている。
ところが、インスタント写真装置のサイズが大きくなる
と、ネガフィルムとポジシートとをパックフィルムとし
て使用した場合、パックフィルムのサイズが大きくなる
ため、取扱性が悪くなり、実用的でなくなるという欠点
がある。このため、比較的大きなサプライを使用するイ
ンスタント写装置においては、ネガフィルムとポジシー
トとを分けて、それぞれ独立した状態で装置へ載置する
方法が採用されている。
このようにして用いられるポジシートは、通常、現像剤
を封入したポンドや、延展後の余剰現像剤を留めて置く
トラップマスク等の付属部品を付設したポジシートアン
センブリ−のかたちで用いられる。また、−船釣に、ネ
ガフィルムはロールタイプでカートリッジに装填され、
インスタント写真装宜内にセントされている。
従来のビールアパート式のインスタント写真装置では、
ネガフィルムを露光し、ポジシートと重ね合わせてポッ
ト内に封入されている現像剤を延展し、その状態でしば
らく放置することにより、現像プロセスが実行され、そ
の後、ネガフィルムを剥離することにより、画像形成を
終了する。
この現像プロセスにおいて、ネガフィルムの感光面上の
未露光のハロゲン化銀に光が当たっても画像に影響が出
なくなる時間(現像時間の約半分もしくはそれ以下、約
30秒から40秒)経過するまでは、現像プロセス中の
ネガフィルムに光を当てないようにする必要があるため
、通常、暗所で現像プロセスを実施するか、もしくは明
所に出しておけるようにポジシートの裏面に遮光N(黒
色)を設けるか、或いは、ポジシートがOHP用に透明
なシートの場合には現像剤中にカーボンを分散させて遮
光を行う等の措置がなされていた。
ところが、ポジシートの裏面に黒色の遮光層を設けた場
合、裏面への加筆性及び裏面の見栄えを良くするために
、黒色層の上に更に白色層をコーティングしているため
、裏面の色が明灰色となりきれいでないという不都合が
ある。また、ポジシートの厚さを薄くすると、裏面の黒
色が受像面に透けて見え、受像面の画像が全体として色
の沈んだものとなるため、ポジシートを厚くする必要が
あるという不都合もある。更に1、ポジシートのコーテ
ィングが増す分コストが上昇するとともに調湿によるカ
ールに対する処置等、製造工程も煩雑になるという不都
合もある。
また、現像剤にカーボンを分散させたものではカーボン
により色再現性が悪くなるとともに、製造上もカーボン
を均一に分散させる必要があり製造工程が煩雑になって
いる。
このようにサプライに遮光性をもたせた場合の不具合を
回゛避するものとして、現像ローラの下流に現像剤延展
後のサプライを保管する暗箱を設けたものがある。この
種の暗箱を設けた装置として、例えば、特開昭52−7
6029号に示されるピールアパート式インスタントフ
ィルム用の現像装置がある。この装置によれば、暗箱を
使用することにより、ポジシート等のサプライに特別な
遮光性を持たせることなく、現像時間終了まで外光を完
全に遮光することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の暗箱を設けたインスタント写真装
置によれば、現像剤延展後のサプライを現像ローラ下流
に設けた暗箱内に現像処理が完全に終了するまで保管す
るようにしているため、現像処理が終了するまで(フィ
ルムにより異なるが1分から4分程度である)現像剤延
展後のサプライによって装置本体が専有され、次の複写
が実行できるようになるまでの待ち時間(インターバル
)が長くなるという問題点があった。
また、暗箱に収納されたサプライはいつでも取り出し可
能であるため、光が当たっても画像に影響がでない状態
になる前に、誤ってサプライを取り出してしまい、高価
なサプライを無駄にする恐れがあるという問題点もあっ
た。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、複写後の
待ち時間を短縮し、装置本体の作業効率を向上させるこ
とを第1の目的とする。
また、所定の時間経過前にサプライを取り出してしまい
高価なサプライを無駄にするということを回避すること
を第2の目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の第1の目的を達成するため、ネガフィル
ムとポジシートを組み合わせて使用するビールアパート
式のインスタント写真装置において、現像ローラ下流に
設けられ、現像剤延展後のサプライ(ネガフィルム・ポ
ジシート接合体)を受け入れる暗箱装置と、暗箱装置か
らの前記サプライの取り出し禁止を警告する表示手段と
、サプライに光を当てても感光しなくなるまでの所定時
間の間、表示手段を表示状態にして暗箱装置からのサプ
ライの取り出し禁止を行う制御手段を備えたインスタン
ト写真装置を提供するものである。
また、第2の目的を達成するため、ネガフィルムとポジ
シートを組み合わせて使用するビールアパート式のイン
スタント写真装置において、現像ローラ下流に設けられ
、現像剤延展後のサプライ(ネガフィルム・ポジシート
接合体)を受け入れる暗箱装置と、暗箱装置のサプライ
取り出し口をロックするロック手段と、サプライに光を
当てても感光しなくなるまでの所定時間の間、暗箱装置
のサプライ取り出し口を開放不能となるようにロック手
段を制御する制御手段とを備えたインスタント写真装置
を提供するものである。
〔作用〕
本発明のインスタント写真装置において、制御手段は、
表示手段を制御してサプライに光を当てても感光しなく
なるまでの所定時間の間、暗箱装置からサプライの取り
出し禁止を示す警告を行う。
また、ロック手段を備えた構成において、制御手段は、
サプライに光を当てても感光しなくなるまでの所定時間
の間、暗箱装置のサプライ取り出し口を開放不能となる
ようにロック手段を制御する。
〔実施例〕
以下、本発明のインスタント写真装置の一実施例を図面
に基づいて、■ポジシートアッセンブリーの構成、■ネ
ガフィルム及びネガフィルムカートリッジの構成、■装
置全体の構成、■暗箱装置の構成(本発明の要部)、■
概略ブロック図。
■駆動系の役割及びレイアウト、■各センサの役割及び
レイアウト、■操作部(本発明の表示手段を含む)、■
制御回路の構成、[相]制御部の制御動作、■現像時間
報知タイマの制御動作(表示手段の制御)の順に説明す
る。
■ポジシートアッセンブリーの構成 本実施例では、ポジシート(受像シート)に現像剤を封
入したポンドや、延展後の余剰現像剤を留めて置くトラ
ップマスク等の付属部品を付設してポジシートアッセン
ブリーとして使用する。
第1図(a)、 (b)、 (C)は、ポジシートアッ
センブリー100の構成を示し、ポジシートアッセンブ
リー100は、ポジシート101の受像面側の先端部に
貼り付けられた黒色のリーダー102と、現像剤103
aを収納してリーダー102の上に貼り付けられたポン
ド103と、ポジシート101の画像領域(同図(a)
のaXbの領域)の端部の画像を良好なものにするため
に配設された先端マスク1042両サイドマスク105
.及び、トラップマスク106と、両サイドマスク10
5上に貼り付けられたレール部材107とから構成され
る。
詳細は後述するが、ポンド103から流出した現像剤1
03aは、レール部材107及び両サイドマスク105
の厚さとほぼ同一の厚みで均一にポジシー)101上に
延展できる構成である。
現像剤103aは、画像領域後端まで充分に行き渡るよ
うに、画像形成に必要な量よりも多(ボッド103中に
内封されている。余分な現像剤103aは画像領域後端
まで均一に延展した後、トラップマスク106(第1図
(a)のDの部分)と後述するネガフィルム200(第
21J(a)のD″の部分)との間に溜められる。これ
によって余分な現像剤103aが装置内部にはみ出して
現像ローラ及び搬送路等に付着して汚損するのを防止し
ている。
リーダー102には、ポジシート種類識別コードが3つ
のマーク部Ml、M2.M3によって形成されている。
具体的には、マーク部M1.M2.M3は、例えば、パ
ンチ等によって穴を設けて、該大の有無の組み合せによ
ってポジシート種類識別コードを形成するか、或いは、
リーダー102と反射率の異なる印刷等で形成しても良
い。本実施例では、パンチによってマーク部M1.M2
.M3を形成する。
前述したようにリーダー102の上にポンド103を貼
り付けた構成であるため、第1図(C)に示すように、
マーク部M1.M2.M3を穴有りとした場合、この穴
の部分はボッド103によって覆われることになる。従
って、リーダー102の色を黒色としてボッド103の
色(通常は白色系)と対比させて検知精度を向上させて
いる。
■ネガフィルム及びネガフィルムカートリッジの構成 本実施例では、第2図(a)、 (b)に示すように、
ロール状に巻かれたネガフィルム200を用いる。
ネガフィルム200は、長尺(例えば、36枚分撮影可
能)の感光性帯状材から成り、潜像形成面(感光面)内
側にしてロール状に巻かれて、第2図(ロ)に示すよう
に、ネガフィルムカートリッジ201に収納される。
ネガフィルムカートリッジ201は、ロール状ネガフィ
ルム200を包含する円筒形状に樹脂成形されており、
成形及びネガフィルム200の装填が容易に行なえるよ
うにするため、軸線を含み平面に2分割された構成であ
る。
同図(d)、 (e)に示すように、分割されたネガフ
ィルムカートリッジ(上容器201a及び下容器201
b)の分割部分には、それぞれ結合のための嵌合部20
2及び203と、ネガフィルム200を繰り出すための
ネガ誘導部204及びネガ繰出部205とが形成されて
いる。嵌合部202及び203は、嵌合部202が嵌合
部203を覆い包む形で形成され、外乱光が進入してネ
ガフィルム200が感光するのを防く。同様に、ネガ繰
出部205からの外乱光を防くため、ネガ誘導部204
の内側に一端を上容器201aに貼り付けされ、他端を
自身の弾性力でネガフィルム200に接触した遮光用弾
性部材(例えば、マイラーに植毛布を貼り付けしたもの
)206が配設されている。
ネガフィルムカートリッジ201にネガフィルム200
を収納する際は、下容器201bを設置し、その中にロ
ール状のネガフィルム200の先端部がネガ繰出部20
5から数mm程度外側にでるように載置する。その後、
上容器201aを被せて、嵌合部202及び203を嵌
合させて、上下容器201a、201bの結合を行う。
上下容器201a、201bの結合は、上記の方式に限
らず、例えば、ネジ、或いは、熱シール等を用いても良
い。尚、下容器201b下部にはネガフィルムカートリ
ッジ201を装置本体の定位置に確実に装着するための
足207が設けられている。
また、容器201aの側面には、ネガフィルム200の
種類等を示すマーク部M4.M5.M6が配設されてい
る。
ところで、ネガフィルム200の表面は感光性を有する
が、裏面からの外光(照射)に対しては遮光性を有する
。ロール状のネガフィルム200は明室(半暗室)で、
同図(b)に示す状態でネガフィルムカートリッジ20
1に装填されるため、斜線で示す領域(長尺フィルムの
先端部と後端部)は感光される。他の領域は密着巻きで
あれば感光されない。感光された領域は潜像(画像)形
成が行えずその分無駄となる。ネガフィルム200は銀
塩を用いているため高価でありこの部分の無駄は無視で
きない。このため、本実施例では同図(C)に示すよう
に、長尺のネガフィルム200の先端と後端に、少なく
ともネガフィルムカートリッジ201の内周長さ以上の
ネガフィルム裏面遮光紙(安価な材料)からなる先端部
208及び後端部209を貼り付けである。従って、こ
れにより、先端及び後端部が感光されるのを防止でき、
且つ、ネガフィルム200を安価に構成できる。
尚、ネガ誘導部204には、同図(e) !こ示すよう
に、ネガフィルム200を引き出す引出しローラ対31
2と嵌合する切欠部210が設けられており、ネガフィ
ルムカートリッジ201を装置本体に装着した際に、引
出しローラ対312によってネガフィルム200が確実
にニップされる構成となっている。
■装置全体の構成及び動作 第3図はビールアパート式インスタント写真フィルムを
用いるインスタント写真装置の全体構成を示し、大別し
て、原稿面を走査しながら照明光を照射し、所定位置(
露光面)に結像させる光学系ユニット301と、該所定
位置にネガフィルム200を搬送・露光させ、更に、ポ
ジシートアッセンブリー100と位置合わせして重ね、
その間に現像剤を延展させ、ポジシートアッセンブリー
100に画像を転写形成する搬送ユニット302とから
構成される。
光学系ユニント301は、コンタクトガラス303と、
第1ミラー及び光源からなる第1走行体304と、第2
ミラー及び第3ミラーからなる第2走行体305と、レ
ンズ306.第4ミラ、及び、第5ミラーからなる第3
走行体307と、第6ミラー308とから構成される。
ここで、第1走行体304に含まれる光源には蛍光灯3
73(詳細は後述する)が用いられ、コンタクトガラス
303に下向きに置かれた原稿をコンタクトガラス30
3と平行に走査しながら照射する。このとき第2走行体
305が第1走行体304の1/2の速度で同方向に走
査されることにより、光路長が一定に保たれている。
また、レンズ306及び第3走行体307の移動によっ
て、変倍時の倍率及び共役長の調整を行う構成である。
原稿反射光は、図示の如く、第1.第2.及び。
第3ミラーで反射され、更に、レンズ306.第4、第
5.第6ミラーを経て、露光値IAでスリット露光され
る。
搬送ユニット302は、感光性のネガロールフィルム(
ネガフィルム200)繰出部と、繰り出されたネガフ、
イルム200をカットするネガフィルムカッタ部と、ネ
ガフィルム200を搬送・露光するネガフィルム搬送・
露光部と、ポジシートアッセンブリー搬送部と、現像部
とから構成される。
以下、ネガフィルム200(図示せず)の搬送動作を説
明して、ネガロールフィルム繰出部、ネガフィルムカッ
タ部、ネガフィルム搬送・露光部の構成を詳細に示す。
ネガフィルムカートリッジ201内にロール状に収納さ
れたネガフィルム200は、引き出しローラ対312a
、312bにより、回転刃313a及び固定刃313b
の間を通過してガイド板314上に搬送され、中間ロー
ラ対315a。
315bに送られる。搬送されたネガフィルム200の
先端が露光位置Aのセンサ31により検知された時(或
いは、検知してから所定時間後)第1走行体304及び
第2走行体305が走査を開始し、ネガフィルム200
が中間ローラ対315a、315bにニップされてから
、ガイド板314上の露光位置Aで露光・潜像形成が実
行される。
ここで、露光・潜像形成時のネガフィルム200の搬送
速度を■8、第1走行体304の走行速度を■1、コピ
ー倍率をmとしたすると、ネガフィルム200の搬送速
度■8は、 V、= V、X  1/m の関係で制御される。
露光位置Aはスリン) 9M域にわたりフラット面であ
り、且つ、引き出しローラ対312a。
312 b、及び、中間ローラ対315a、315bの
ニップ高さと同−或いはそれより高く設けられている。
更に、中間ローラ対315a、315bと引き出しロー
ラ対312a、312bの周速はほぼ同一で、ネガフィ
ルム200がセンサS1により検知されてから所定時間
後(中間ローラ対315a、315bにニップされた後
、若しくは、露光が開始されるタイミング)、引き出し
ローラ対312a、312bの駆動が停止され、適当な
負荷を持ってフリーとなる。この結果、ネガフィルム2
00を露光位置A上で引っ張り気味に、且つ、ガイド板
314上に密着された状態で搬送することができ、ネガ
フィルム200面上までの光路長と搬送速度を一定に保
つことができる。
一定長にわたり露光・潜像形成されたネガフィルム20
0は一旦停止され、その後、回転刃313aが固定刃3
13bに接触しながら回転することにより、シート状に
切断される。上記ネガフィルム200の停止タイミング
はセンサs1がネガフィルム200の先端を検知してか
らの時間tをカウントすることにより決定される。
従って、切断されたネガフィルム200の後端部は露光
・潜像形成が行われない(換言すれば、露光・潜像形成
が行えない)。具体的には、少な(とも露光位置Aがら
固定刃313bの先端まで距離(この距離をGとする)
以上に相当するネガフィルム200の後端部分が未使用
状態、即ち、不必要に浪費される部分となる。このため
、この距NGが、ポジシートアッセンブリー100の後
端部からポジシート101上に転写される画像部後端ま
での距!D’(第2図(a)参照)よりも小さくなるよ
う、露光位HAとカッター(回転刃313a及び固定刃
313b)を配置し、ネガフィルム200の画像形成に
利用されない不必要な部分(後端部)の浪費を少なくす
ることができる。
同様に、切断されたネガフィルム200の先端部も、少
な(とも露光位置Aから中間ローラ対315a、315
bまでの距離(この距離をHとする)以上の長さにわた
って露光・潜像形成が行えないが、距離Hが、ネガフィ
ルム200の先端部からネガフィルム200上に作像さ
れる潜像部先端までの距離C”(第2図(a)参照)よ
りも小さくなるように露光位置Aと中間ローラ対315
a。
315bを配置すればネガフィルム200の浪費を少な
くすることができる。
更に、前述したように露光が完全に終了した後、ネガフ
ィルム200を切断することにより、例えば、露光中に
切断する場合と比較して、切断の衝撃による搬送速度の
変化等を避けることができ、安定的な搬送を行える。
切断されたネガフィルム200は、ローラ対316a、
316b、及び、ガイド部材317により約180°方
向転換された後、ガイドflii31Ba、318bに
よッテ導かし、更ニ、ローラ320によって、その先端
部分がローラ対321 (ここでは、停止状11i)に
突き当たるまで搬送される。
次に、ポジシートアッセンブリー100の搬送動作を説
明して、ポジシートアッセンブリー搬送部の構成を詳細
に示す、実際は、このポジシートアッセンブリー100
の搬送動作が、前述したネガフィルム200の搬送・露
光・切断動作の前に実施される。
ポジシートアッセンブリー100は、ネガフィルム20
0と異なり感光性がないため、装置外部から挿入できる
。本実施例のインスタント写真装置では、ポジシートア
ッセンブリー100を装置本体右下の゛ガイド板311
に沿って、図中の左側へ1枚ずつ手差し挿入する構成で
ある。このため、給紙・分離装置や、給紙力セント等が
不要であり、装置をコンパクトで安価にできる。
ポジシートアッセンブリー100がガイド板311及び
両サイドガイド(図示せず)に沿って挿入され、センサ
S5によってその先端が検知されると、挿入ローラ対3
22が回転する。挿入ローラ対322のコロは、ポジジ
ードア・ンセンフ″IJ−100の先端に貼り付けられ
た現像剤ボンド103(第1図(a)参照)をつぶさな
いようにポンド103より外側両端のみを把持するよう
に配設されている。ポジシートアッセンブリー100は
挿入ローラ対322によりガイド板323a323b間
を搬送され、停止する。この停止タイミングは、センサ
S6がポジシートアッセンブリー100の先端を検知し
てからの時間t゛をカウントすることにより求められる
また、ポジシートアッセンブリー100の搬送路は、図
示の如く、少なくとも1箇所折れ曲がって構成され、ポ
ジシートアッセンブリー100の挿入口から外部の光が
直接機内に侵入してネガフィルム200を感光すること
がないように防止している。
挿入されたポジシートアッセンブリー100は所定位置
に停止し、待機状態となり、プリント動作が可能となる
ここで、所定のプリントスイッチが押下されると、前述
したネガフィルム200の搬送・露光・切断動作が実行
される。停止しているローラ対321に当接したネガフ
ィルム200は、ガイド板319及びガイド板318b
間でローラ対320の搬送力によって一定量撓まされる
。所定量のネガフィルム200が撓んだ後、ローラ対3
21の回転により案内板324a、324b間を搬送さ
れる。ローラ対321の回転開始はセンサS3がネガフ
ィルム200の先端を検知してからの時間をカウントす
ることにより求められる。
このようにネガフィルム200を撓ませることにより、
ネガフィルム200の先端縁をローラ対321のニップ
になられせてスキュ矯正が行われる。ローラ対321の
回転によって搬送されたネガフィルム200はセンサS
4により先端が検知され、現像ローラ325a、325
bのニップへ搬送される。センサS4の検知からのタイ
ミングにより、先ず挿入ローラ対322が回転してポジ
シートアッセンブリー100を停止している現像ローラ
325a、325bに突き当て、ネガフィルム200と
同様にスキュ矯正が行われる。その後、現像ローラ32
5a、325bが回転を始める。
次に、所定位置で待機しているポジシートアッセンブリ
ー100を先に搬送に、その後、ネガフィルム200の
先端がローラ対321の回転によって現像ローラ325
a、325bのニップに到達し、両者共に現像ローラ3
25a、325bの周速で搬送される。このとき、ポジ
シートアッセンブリー100とネガフィルム200の先
端にはずれJが生じるが、このずれJは、少なくとも第
1図のCよりも小さくなるように制御される。これによ
り、ネガフィルム200の先端とポジシートアッセンブ
リー100の先端とを一致させて搬送するタイプのもの
と比較して、このずれJの量だけ切断されるネガフィル
ム200の長さを短くすることができる。
次に、第4図(a)、 (b)、 (C)、及び、第5
図(a)、 (b)。
(C)、 (d)、 (e)、げ)、(匂を参照しつつ
現像動作を説明して、現像部の構成を詳細に示す。
現像ローラ325aは現像側板341に固定された軸3
43を中心に回動する加圧レバー342に回転可能に軸
支され、これによって現像ローラ325aは現像側板3
41に回転可能に軸支されている。
第4図(C)及び第5図(c)、 (diに示す349
及び350は、現像剤延展時に、ネガフィルム200及
びポジシートアッセンブリー100の両端より現像剤1
03aがはみ出して現像ローラ325 a。
325b及び搬送路等を汚すのを防止するための規制部
材であり、規制部材349は現像側板341に固定され
たピン352を中心に回動可能に軸支され一1規制部材
350は現像側板341に固定されている。また、規制
部材349,350は共に現像ローラ325a、325
bに設けられた溝部355に入り込んでいる。
第5図(a)、 (b)、 (C)は、装置本体が待機
状態の時の現像部の状態を示し、装置本体が待機状態の
時には、装置本体の側板に回転可能に支持されたカム軸
348に固定された現像ローラ離間用カム346及び規
制部材349の離間用カム347の両方のカムとも、加
圧レバー342に回転可能に軸支されたカムフオロー3
44及び規制部材349のレバ一部349aから離間し
た状態であり、現像ローラ325aはスプリング345
によって現像ローラ325bに加圧されている。また、
規制部材349はスプリング351により加圧状態に保
持されている。規制部材349は、第5図(C)に示す
ように、加圧時に規制部材350との間にギャップPを
維持する構成となっている。
一方、カム346及び347が固定されたカム軸348
は、図示しないスプリングクラッチによって1/4回転
ずつ回転できる構成である。このときのカム346及び
347の位置(即ち、待機位置)は、所定のセンサによ
り検知され、例えば、電源投入時にカム346及び34
7が該待機位置にない場合には、待機位置になるように
制御される。
ポジシートアッセンブリー100が、第3図のガイド仮
311に沿って挿入されセンサS5によって検知される
と、カム軸348は反時計方向(図中にの方向)へ1/
4回転し、第5図(ロ)の状態となる。この状態ではカ
ム347によってレバ一部349aが押され、規制部材
349は規制部材350から離間してギャップが広げら
れる。これによって、ポジシートアッセンブリー100
が規制部材349に当たって停止することなく確実に現
像ローラ325a、325bのニップ部まで搬送される
次に、前述したネガフィルム200の搬送が行われ、現
像ローラ325a、325bが回転し、ネガフィルム2
00が規制部材349,350の間に挿入されてから一
定時間後、更に、カム軸348は反時計方向に1/4回
転して、第5図(e)。
げ)の状態となり、規制部材349は第5図(C)と同
様にギャップPを有した状態(ここでは、現像剤のはみ
出し規制状態)となる。このはみ出し規制状態へ移行す
るカム軸348の回転タイミングは、センサS4がネガ
フィルム200の先端を検知してから時間をカウントす
ることにより行われる。
前述したように現像ローラ325a、325bによる現
像剤103aの延展が終了すると、カム軸348は更に
1/4回転して、第5図(粉の状態となりカム346と
カムフオロー344が当接して、現像ローラ325aが
現像ローラ325bより離間して、ローラ間に余分な現
像剤103aを溜めるために必要なギャップを開ける。
ネガフィルム200とポジシートアッセンブリー100
は、現像ローラ325a、325bにより現像剤103
aを延展されながら、暗箱装置(詳細は後述するが、ト
レイ326及びフタ327から構成される装置 詳細は後述するが現像剤延展終了後、所定のタイマーが
スタートして、定着時間(約30〜40sec)をカウ
ントし、定着時間内でのフタ327の開放の禁止表示.
及び、定着時間経過後の暗箱装置内(トレイ326及び
フタ327による暗箱装置)からのネガ・ポジ接合体の
取り出し可表示を行う。ここで、ネガ・ポジ接合体をト
レイ326から取り出すと、センサS7によりその後端
が検知され、カム軸348が反時計方向へ1/4回転し
て第5図(a)、(ロ)、(C)で示した待機状態へと
戻る。
また、現像ローラ325a,325bが離間されている
間、換言すれば、センサS7によって後端が検知される
までの間はプリント動作が禁止状態となっており、ネガ
・ポジ接合体の取り忘れを防止する。
操作者は現像終了後、ネガ・ポジ接合体よりポジシー}
101を引き剥がすことにより、画像を得ることができ
る。第1図で示した、ボジシートアッセンブリ−100
のリーダー102,先端マスク104,両サイドマスク
105,及び、トラップマスグ106は、ポジシー}1
01から離間可能に接着されており、延展された現像剤
103aの接着力によってネガフィルム200側に接着
され、ネガ・ポジ接合体からポジシート101を引き剥
がすことにより容易に分離される.。
第1図(a)に示すように、ポジシートアッセンブリ−
100上でのボッド103の巾方向の長さしは、搬送時
にコロ等に圧接されて開裂しないように、画像領域の巾
bと同等もしくは短くなっている。このため、ボッド1
03がF部で開裂後、画像領域中bに延展するまでには
多少の距離(図中Eで示す距離)が必要である。また、
前述したようにネガフィルム200とポジシートアンセ
ンブリ−100を合わせる際のずれjは、ポジシートア
ッセンブリ−100の先端からボッド103の開裂部F
までの距離Cより短くすれば良く、従って、第2図(a
)のネガフィルム200先端から潜像部先端までの距M
C゜は少な《とも第1図(a)のボンド103の開裂部
から画像形成部先端までの距離Eより長くすれば良い。
■暗箱装置の構成(本発明の要部) 第6図(a)、 (b)、 (c)、 (d)を参照し
て、本発明の要部である暗箱装置について説明する。
同図(a)に示すように、暗箱装置はトレイ326と、
トレイ326に設けられた支軸328に回転自在、且つ
、取り外し可能に支軸された遮光用のフタ327とから
構成される。暗箱装置は、フタ327とトレイ326と
を閉じた状態で、該フタ327とトレイ326によって
形成される空間にネガ・ポジ接合体を受入れる。この空
間は外乱光が遮断された暗室である。当然のことながら
、ここで、トレイ326に遮光用のフタ327を設ける
のは、例えば、ポジシート101がOHP用の透明な物
や、ペーパライクな薄手の物の場合、現像剤延展後から
ネガフィルム200上の潜像が定着するまでの時間は、
ポジシート101裏面からの透過光によりネガフィルム
200が感光されて、良好な画像が得られなくなるため
、該透過光による不必要な感光を避けるためである。
前述したようにフタ327は、トレイ326に固定され
た支軸328に回転自在、且つ、取外し可能に係合され
いるため、同図(a)に示すように矢印方向へ開放して
、内部のネガ・ポジ接合体が容易に取り出し可能である
。また、トレイ326上を清掃する際にはフタ327を
取り外して、トレイ326の清掃を容易にすることがで
きる。
トレイ326は装置本体側で支軸328と同軸上に設け
られた軸(図示せず)に回転自在、且つ、取外し可能に
ヒンジ部326aを介して保合されており、例えば、装
置本体の運搬時やネガフィルムカートリッジ201の交
換時にカバー329を開放する際に邪魔にならないよう
に容易に取り外すことが可能である。
更に、フタ327には、同図(a)及び(b)に示すよ
うに、フタ327を閉じた状態(同図(b)に実線で示
した状態)で、カバー329に設けられたセンサS9を
オンする位置に遮閉板327aが設けられており、これ
によって、フタ327が閉した状態で、且q、トレイ3
26に取りつけられていることを検知することができる
構成である。換言すれば、センサS9がオフ状態の場合
には、フタ327が開いた状態及び取り付けられていな
い状態を示す。従って、該センサS9の検知信号に基づ
いてプリント動作の禁止制御を行うことができる。
本実施例ではセンサS9としてフォトインクラブターを
用いるが、マイクロSWや近接スイッチ等のセンサを用
いても良い。
また、前述した構成では、センサS9によるフタ327
の開閉及び有無の検知が、トレイ326の有無検知も兼
ねており、これによりセンサの個数を減らすことができ
、コストの低減及び構成の簡素化を図ることができる。
また、他の構成として本体側にトレイ326の有無検知
用にセンサを設けても良いのは勿論のことである。
フタ327には、同図(a)及び(C)に示すように、
突起327bが設けられており、トレイ326には、同
図(a)及び(d)に示すように、突起327bと嵌合
する位置に溝部326bが設けられている。
この突起327bは、少なくともセンサS7からネガ・
ポジ接合体(図中の100及び200)の後端が抜け゛
たとき(即ち、ネガ・ポジ接合体の後端がセンサS7を
オフしたとき)、ネガ・ポジ接合体と突起327bが当
接してフタ327が閉じずに開放状態となり、前述した
センサ、S9によりフタ327の開放が検知できるよう
に配置されている。即ち、トレイ326からネガ・ポジ
接合体が完全に取り出されない限り、フタ327の開放
が検知され、次のプリント動作が禁止される構成である
。尚、突起327bはネガ・ポジ接合体と当接したとき
に画像をみださないように、第1図(a)に示した画像
領域中すより外側に設けられる。
また、突起327bの搬送方向位置は、第6図(C)に
示すように、現像剤延展後の現像処理中のネガ・ポジ接
合体の先端より下流にあり、その距離yは、第6図(d
)に示す、現像処理中のネガ・ポジ接合体の後端とセン
サS7の検知位置との距離Xより短く配置されていれば
良い。
尚、詳細は後述するがセンサS7及びセンサS9の検知
信号に基づいて、制御手段(後述する制御部400)が
プリント動作の禁止制御を実行する。
本実施例では、構成を簡単にするためにフタ327を自
由に開閉できる構成とするが、例えば、第6図(e)に
示すように、ソレノイド330を用いたフタ327を開
放不能にする構成としても良い。
具体的には、制御部において、現像剤延展後のネガ・ポ
ジ接合体に光をあてても画像に影響の出なくなる所定時
間の間、ソレノイド330に通電するように制御する。
これにより、プランジ中301が矢印方向に移動し、フ
タ327を開放しようとすると、プランジャ301とフ
タ327が当接して、フタ327の開放を阻止する。こ
のような構成とすることにより、例えば、現像剤延展後
のネガ・ポジ接合体が光の影響を受ける状態のときに、
ネガ・ポジ接合体を取り出そうとしても、フタ327が
開かないため、ネガ・ポジ接合体を不用意に光にさらし
て無駄にすることを回避することができる。
また、第6図げ)に示すように、現像剤延展後のネガ・
ポジ接合体に光をあてても画像に影響の出なくなる所定
時間を経過後、自動的にフタ327を開放する構成にし
ても良い。具体的には、図示しない駆動手段によっで軸
334を中心に回転するカム333を所定の角度(17
2回転)回転させると、カム333は軸307に回転自
在に軸支されたレバー305と当接し、該レノ\−30
5を上方へ押し上げる。この結果、レバー305と一体
に設けられたレバー306がフタ327と当接し、フタ
327を上方へ開放させる。
或いは、フタ327の回転軸上にファームホイールを設
けて、突起327bに設けたモータによりフオームギア
を介してフタ327を開放させる構成等も考えられるが
、この場合にはフオームを使用するため、フタ327の
開放はモータの駆動以外では不能となる。
■概略ブロック図 次に、第7図に示す概略プ・ンロク図を参照して、制御
部400を中心とした構成を説明する。
制御部400には、メツセージの表示及びキー人力等を
担う操作部500と、装置本体に電力を供給するスイン
チングミ源600と、蛍光灯373(本実施例の光源)
と、安定した蛍光灯373の出力を得るための蛍光灯安
定器372と、蛍光灯ヒータ374と、蛍光灯373の
光量を検知するセンサS20と、ネガフィルムの搬送、
力・ンター、各ローラ等の動力となるメインモータ36
1と、スキャナの駆動を行うスキャナモータ362と、
変倍時のミラー移動用のミラーモータ363と、変倍時
のレンズ移動用のレンズモータ364と、クラッチ36
5〜370(詳細は後述する)と、ソレノイド371 
(詳細は後述する)と、各種センサS1〜センサ522
(センサS20を除く)とが接続されている。
■駆動系の役割及びレイアウト 第8図は、モータ、各クラッチ、ソレノイド等の駆動系
のレイアウトを示す。
ネガ引き出しクラッチ365は、引き出しローラ対31
2a、312bの軸上にあって、引き出しローラ対31
2a、312bの駆動を行う。
ネガ送りクラッチ366は、中間ローラ対315a、3
15bと、ローラ対316a。
316bと、ローラ対320とを駆動する。
レジストクラッチ367は、レジストローラ321の軸
上にあり、レジストローラ321を駆動する。
ポジ送りクラッチ368は、挿入ローラ対322の軸上
にあって、挿入ローラ対322を駆動する。
現像ローラクラッチ369は、現像ローラ325a、3
25bを駆動する。
カッタークラッチ370は、回転刃313aを駆動する
現像ソレノイド371は、現像ローラ325a。
325bのモード切り換えを行う。
■各センサの役割及びレイアウト 第9図を参照して、本実施例のインスタント写真装置に
配設したセンサS1〜センサS23の役割及びレイアウ
トを説明する。
センサS1は、ネガフィルム搬送路上のカッター手前に
配設されたネガフィルム先端検知センサである。ネガフ
ィルム200の先端検知を行って、スキャナの開始タイ
ミングに使用する。具体的には、赤外線反射型センサか
らなる。
センサS2は、ネガフィルム搬送路上のネガフィルム中
間検知を行うネガフィルム200のジャム検知用のセン
サである。センサS1による先端検知からセンサS2ま
での時間でジャムの判定を行うのに使用する。具体的に
は、赤外線反射型センサからなる。
センサS3は、ネガフィルム搬送路上のネガフィルム中
間検知を行うネガフィルム200のジャム検知用のセン
サである。センサS2からセンサS3までの時間でジャ
ムの判定を行うのに使用する。具体的には、赤外線反射
型センサからなる。
センサS4は、ネガフィルム現像ローラ前の検知を行う
、ネガフィルム200が該センサS4を検知後、所定の
タイミングで現像ローラ325 a。
325bを回転させる。また、ネガフィルム200の後
端を検知して、現像ローラ325 a。
325bの圧接解除(即ち、現像ローラ325aの離間
)のタイミングを計る。また、レジストローラ321を
回転させてからネガフィルム200を検知するまでの時
間でジャムの判定を行う。具体的には、赤外線反射型セ
ンサからなる。
センサS5は、ポジシートアッセンブリー100の挿入
検知を行う。該センサS5でポジシートアッセンブリー
100の先端が検知された時、ポジシートアッセンブリ
ー100のマーク部Ml。
M2.M3がポジシート種類識別コード検知センサ(セ
ンサ510)の読み取り位置に来るように配置されてい
る。具体的には、赤外線反射型センサからなる。
センサS6は、ポジシートアッセンブリー100の現像
ローラ前検知を行う、ポジシートアッセンブリー100
が挿入され現像ローラ325a、325bに搬送される
時、先端を現像ローラ325a、325bに突き当てて
止めるための位置出し用センサ。具体的には、赤外線反
射型センサからなる。
センサS7は、排紙トレイ326上にネガ・ポジ接合体
が有るか否かを検知する。具体的には、赤外線反射型セ
ンサからなる。
センサS8は、ネガフィルム200の裏側をセンスして
ネガフィルム200の有無を検知する。
また、同時にネガフィルム200の先端部及び後端部(
遮光紙208及び209)を識別する。このため、赤外
線反射型センサで構成し、反射光を受けるフォトトラン
ジスタの出力をA/Dコンバーターで読み込んで出力の
違いで検知するようにしている。
センサS9は、フタ327の有無を検知する。
具体的には、ホトインタラプタからなる。
センサ310は、ポジシートアッセンブリー100に設
けたマーク部M1.M2.M3(ポジシート種類識別コ
ード)の読み取りを行う。具体的には、赤外線反射型セ
ンサをマーク部M1.M2.M3の数に合わせ3個(セ
ンサS 10−1.10−2.1O−3)使用している
センサSllは、ネガフィルムカートリッジ201の側
面にあるマーク部M4. M5. M6(ネガフィルム
種類識別コード)の読み取りを行う、具体的には、赤外
線反射型センサをネガフィルム種類識別マークの数に合
わせ3個(センサS 11−1゜11−2.1l−3)
使用している。
センサS12は、ジャム取り出し用の右ドアの開閉状態
の検知を行う、ホトインタラプタからなる。
センサS13は、現像ローラ325a、325bの清掃
や、ネガフィルムカートリッジ201のセットに用いる
左ドアの開閉状態を検知する。ホトインタラプタからな
る。
センサ514−1.14−2は、現像ローラ325a。
325bがセットされているか否かの検知を行う。
具体的には、マイクロスイッチからなる。
センサS15は、ホトインタラプタからなり、スキャナ
のホームポジションを検知する。
センサS16は、ホトインタラプタからなり、変倍用レ
ンズ移動のホームポジションを検知する。
センサS17は、ホトインタラプタがらなり、変倍用ミ
ラー移動のホームポジションを検知する。
センサS18は、ホトインタラプタからなり、カッター
のホームポジションを検知する。
センサS19は、現像ローラ325a、325bがホー
ムポジションで有るか否かの検知を行う。
現像ローラ325a、325bには、次の4つのモード
がある。
(i)ローラ加圧、エツジコントローラ0N(ii)ロ
ーラ加圧、エツジコントローラ0FF(ij)ローラ加
圧、エツジコントローラ0N(iv)ローラ解放 このうち(i)をホームポジションとして、電源08時
、及び、待機状態としている。
センサS20は、ホトダイオードとオペアンプからなり
、蛍光灯373の明るさをホトダイオードで検知し、電
流・電圧変換回路及び増幅回路で電圧信号に換えて、A
/Dコンバータに入力し、CPUに取り入れ、この値で
蛍光灯373の光量制御を行うのに使用される。
センサS21は、サーミスタからなり、蛍光灯373の
温度を検知する。蛍光灯373は光量とスペクトル分布
において温度特性を持つため、使用温度範囲が限られる
。従って、ヒータ374を用いて温める必要があり、こ
のセンサS21によって温度を検知してヒータ374の
ON10 F F制御に使用する。
センサS22は、サーミスタからなり、気温を検知する
センサS23は、リードスイッチからなり、コンタクト
ガラス303上に35mmプロジェクタを載置した時に
該プロジェクタを検知する。インスタント写真装置はこ
の検知によってプロジェクトモードに切り換わる。
■操作部(本発明の表示手段を含む) 第10図は操作部500の構成を示し、大別して、装置
の使用条件等を設定する入力部と、入力された設定状態
等の表示を行う表示部とから成り、具体的には、コピー
開始を入力するプリントキー501と、画像濃度を調整
する濃度キー502a及び502bと、縮小ズーム設定
キー503aと、拡大ズーム設定キー503bと、等倍
設定キー503Cと、原稿のサイズを指定する原稿指定
変倍キー504a、504bと、ポジシート101の排
出を指令するポジシート排出スイッチ505と、ジャム
発生等のトラブル表示、縮小・拡大ズーム値等の設定値
表示、及び、「コピーできますj等のメツセージ表示を
行う表示パネル506と、ネガ・ポジ接合体の現像時間
経過を表示する現像時間経過表示LED507とから構
成される。
この現像時間経過表示LED507は、本発明の表示手
段の役割を担っており、後述する制御部の制御(■現像
時間報知タイマの制御動作)によって、定着時間(サプ
ライに光を当てても怒光しなくなるまでの時間、約30
〜40秒)をカウントされて、定着時間内の間、赤色の
LEDが点灯してフタ327の開放の禁止を表示し、ま
た、定着時間経過後、緑色のLEDが点灯して、トレイ
326とフタ327による暗箱装置内からのネガ・ポジ
接合体の取り出し可表示を行う。
■制御回路の構成 第11図は本実施例の制御回路の構成を示す。
CPU1’001は、1チツプ内にRAM、8ビツトタ
イマ、16ビツトイベントカウンク、A/Dコンバータ
、シリアルインタフェースを内蔵したタイプのもので、
例えば、NEC社製のμPD7810H或いはこれに相
当するものである。
RAM1002は、内部にリチウム電池を内蔵したタイ
プで容量2Kbytes、装置の個別データやトータル
枚数等のデータを記憶する。
8254 (1003)は、蛍光灯やDCサーボモータ
(メインモータ)を駆動するパルスを出力する。
I10エキスパンダ1004は、各モータ、クラッチ、
ソレノイド等の駆動や、操作部のコントロールを行う。
尚、その他の構成は図示のみで説明を省略する。
[相]制御部の制御動作 以上の構成に基づいて、本実施例のインスタント写真装
置の制御部400の制御動作を詳細に説明する。
制御部400の制御動作は、第12図(a)のフローチ
ャートで示すメインフローと、第12図(b)。
(C)、 (d)、 (e)のフローチャートで示す4
つの割り込み処理ルーチンから成る。
メインフローは、主に、機械のシーケンスコントロール
、及び、操作者に対する応答を行う。
先ず、電源がONされると、CPUの初期設定。
メモリの初期設定9周辺ICの初期設定等のイニシャラ
イズ処理を実行する(401)。次いで、スキャナ、レ
ンズ、現像ローラ、カッター等の機械イニシャライズ処
理(402)を行い、待機処理において操作者の操作を
待つ(403)。その後は、操作者の操作に応じて、複
写動作処理(404)、或いは、サービスマンモード処
理(405)を実行する。
割り込み処理ルーチンは、同図(b)、 (C)、 (
d)、 (e)に示す、2.5m5ecインターバル、
モータエンコータ、蛍光灯点灯、スキャナモータの4つ
のルーチンから成り、2.5m5ecインターバルでは
各種のIloのチエツク及び設定を行い、同時に時間に
関する動作を行う。他の3つは、それぞれモータや蛍光
灯がONL、ているときだけ働き、サーボ等の制御を行
う。
以下、前述したメインフローの各処理を順をおって具体
的に説明する。
第13図は、機械イニシャライズ処理のフローチャート
を示す、現像ローラが無いと+24Vがダウンするため
動力が働かない、このため、センサS14を用いて現像
ローラの有無を検知する(406)。蛍光灯ヒータ37
4をON (407)して、スキャナ、レンズ、ミラー
等の状態の変化するメカの初期化を行う(40B)、こ
のとき、ネガフィルム200が搬送路上にある場合には
、カッターイニシャライズは行わない(409,410
)。また、ポジシートアッセンブリー100が搬送路上
にある場合は、これを自動排出する(411.412)
、その後、現像ローラをイニシャライズして(413)
、蛍光灯373が温まったら処理を終了する(414)
第14図は、待機処理のフローチャートを示す。
待機処理は、基本的には機械の状態(ジャム、ドアの開
閉9ネガフイルムカートリツジ装填の有無等)をチエツ
クして、条件によってプリントキーを受け付けて、次の
複写動作処理に仕事を受け渡す。先ず、ネガフィルム2
00の搬送路上のセンサにネガフィルム200が検知さ
れているかをチエツク(415)L、ネガフィルム20
0を検知した場合、ジャムと判定してジャム表示のON
及びエラーフラグの設定を行う(416)。同様に、ド
アの開閉状態をチエツクして、ドアが0PENならばド
ア0PEN表示のON及びエラーフラグの設定を行い(
417,418L現像ローラの有無をチエツクして、現
像ローラがない場合には現像ローラ無し表示及びエラー
フラグの設定を行う(419,420)。フローチャー
トには記載されていないが、暗箱トレイ326のフタ3
27の有無のチエツク、フタ無し表示のON及びエラー
フラグの設定も合わせて行う、その後、ステップ421
から424で、操作部500の変倍キー及び濃度キーに
よる入力を受け付けて、該当する動作を行う。このとき
、決められた幾つかのキーを押下することによりサービ
スマンモード処理に移行する(詳細は省略)。次にネガ
フィルムカートリッジ201の側面に設けられたネガフ
ィルム2000種類を示す3ビツトの白黒コード(ネガ
フィルム種類識別マーク)を読み込んで、ネガフィルム
カートリッジ201の有無及びネガフィルム200の種
類を検知し、ネガフィルムカートリッジ201の有無及
びネガフィルム200の種類を表示する(425)。そ
の後、上記のステップでエラーフラグの設定があった場
合、該当するエラーに応じたメツセージ等を表示し、エ
ラーフラグをゼロに初期化する(426,427)。
続いて、ネガフィルムカートリッジ201が有りの場合
(42B)、ネガフィルム200の有無及びフィルム部
か否かを判定する(429)。前述したようにネガフィ
ルム200はロール状に巻かれてネガフィルムカートリ
ッジ201内に収納されており、その先端部と後端部に
は遮光紙208.209が取り付けられている。ここで
ネガフィルム200の有無のチエツクを行うセンサS8
は、ネガフィルム200の有無の他に、フィルム部分と
遮光紙部分の区別を合わせて行う。
具体的には、センサS8は赤外線LEDと、反射光をチ
エツクするフォトトランジスタとから成リ、該反射光は
CPUのA/Dコンバータに入力され、8bft(Q〜
255)のデータとして認識される。ネガフィルム20
0がない場合は、反射光がないのでデータはほとんどゼ
ロに近い値となり、フィルム部の裏面(黒色)を検知し
た場合は、少量の光が反射され、例えば、100〜12
0程度の値となる。一方、遮光紙の場合は、フィルム部
の裏面より、反射率を高くしているため、200以上の
値となりCPUはネガフィルム200の有無及びフィル
ム部か否かを判定できる。
上記の判定が遮光紙の場合、換言すれば、フィルム部で
ない場合、遮光紙の排出動作を行う(430,431)
。遮光紙の排出を行うと、該遮光紙が先端部である場合
には、次にフィルム部が検知されるのでそこで搬送を停
止し、カッターで切断後装置外へ排出する。また、遮光
紙が後端部の場合には、フィルム無しが検知されるので
そのまま排出を行う。一方、遮光紙でない場合は、ステ
ップ432へ進む。ネガフィルム200無しの場合は、
ネガフィルム200無し表示(433)を行い、ステッ
プ434でポジシート挿入チエツク及びその対応動作(
詳細は後述する)を実行する。
ネガフィルム200有りの場合は、ネガフィルム無し表
示を0FFL、ポジシートスタンバイフラグ(ポジシー
トの準備が整っていることを示すフラグ)をチエツクす
る(435,436)。スタンバイであれば、ポジシー
ト排出スイッチがONか否かチエツク(437)L、O
Nならばポジシート排出動作を実行(43B)L、ON
でなければ、プリントキーがONされるまでステップ4
15以下の処理を繰り返す(439)。プリントキーが
ONされた場合は、暗箱装置(トレイ326及びフタ3
27)の状態をチエツクする(439a)。具体的には
、センサS7の検知信号を入力し、暗箱装置内のネガ・
ポジ接合体の有無を判定し、センサS9の検知信号を入
力して、フタ327の開閉或いは有無を判定する。ここ
で、暗箱装置の状態がOKでない場合(センサS7がO
FFでセンサS9がON以外の場合)には、LED50
7を点灯させて、トレイ326の異常を通知(439b
)L、ステップ439へ戻る。暗箱装置の状態がOKの
場合(センサS7がOFFでセンサS9がONの場合)
には、LED507を消灯状態にして処理を終了する(
439c)。
尚、ポジシート排出スイッチのONは、操作部500の
ポジシート排出スイッチ505を押下することにより入
力され、これによって、ポジシートアシセンブリ−10
0を挿入して、全ての複写準備が整った後でも、操作者
は自由にポジシートアッセンブリー100の自動排出を
行うことができる。
第15図(a)は、ポジシート挿入チエツク及びその対
応動作ルーチン(第14図のステップ434)のフロー
チャートを示す。該ルーチンは、センサS5によるポジ
挿入検知と、センサ310によるポジシート種−類識別
コード(ポジシートアッセンブリー100のマーク部M
l、M2.M3 )の読み込みとを行い、ポジシートの
種類とネガフィルムの種類とが一致した場合、ポジシー
トアッセンブリー100を現像ローラ手前の所定位置に
搬送して停止し、一致しない場合には、装置外部へ排出
するルーチンである。
装置のポジシート挿入口からポジシートアッセンブリー
100を挿入すると、センサS5によってポジシートア
シセンブリ−100の挿入が検知される。このポジ挿入
検知の瞬間、第15図℃)に示すように、センサSIO
の位置にマーク部Ml、 M2、M3が位置するように
構成されており、センサS5によるポジ挿入検知に基づ
いて、ポジシートアッセンブリー100が所定の位置に
到達したこと、換言すれば、ポジシート種類識別コード
(マーク部Ml、M2.M3 )の読み取りが可能な状
態であることを判定できる。従って、ポジ挿入検知がO
Nでない場合は、ポジ挿入検知フラグに0を設定して処
理を終了する(440.441>。ポジ挿入検知がON
の場合、この検知がポジシートアッセンブリー100の
先端部検知か否かをポジ挿入検知フラグで判定する。本
実施例のフローチャートでは、ポジ挿入検知がONで、
且つ、ポジ挿人検知フラグが0の場合、ポジシートアッ
センブリー100を始めて検知したこと、換言すれば、
ポジシートアッセンブリー100の先端部を検知したこ
とを示す。従って、ステップ442でNOの場合、ポジ
シート種類識別コードの読み込みを行い、ポジ挿入検知
フラグに1を設定して、ポジシート種類識別コードの読
み込みを実施したことを示す(443)。
ここで、ポジシート種類識別コードは、第15図(C)
に示すように、マーク部M1.M2.M3の白黒パター
ンを設けて形成されており、このマーク部Ml、M2.
M3の1つ毎にポジシートの種類を割り振ってコード化
しである。但し、マーク部Ml。
M2.M3は全部白あるいは全部黒パターンのコードは
無効コードとして使用しない。これによって、例えば、
ポジシートアンセンブリ−100を裏がえしたり、前後
左右を逆にして挿入した場合、換言すれば、センサSI
Oの検知が全部白あるいは全部黒パターンの場合は、ポ
ジシートアッセンブリー100の誤挿入を検知すること
ができる。
従って、マーク部Ml、M2.M3が全部白あるいは全
部黒パターンの場合は、ポジシートアッセンブリー10
0の誤挿入と判定して、操作部500のr印画紙」を表
示し、且つ、ブザーを鳴らして誤挿入の警告を行い(4
44,449Lポジシートアツセンブリーを排出する(
450)、一方、マーク部Ml、M2.M3が全部白あ
るいは全部黒パターンでない場合は、ネガフィルムカー
トリッジの有無を判定する(445)。ここで、ネガフ
ィルムカートリッジ200が有る場合は、ネガフィルム
の種類とポジシートの種類が一致するか判定(446)
L、一致したらポジシートアッセンブリー100を現像
ローラ手前の所定位置に停止させ、ポジスタンバイフラ
グに1を設定し、処理を終了する(447,448)。
ネガフィルムの種類とポジシートの種類が一致しない場
合は、ポジシートアッセンブリー100の誤挿入と判定
して、操作部500のr印画紙」を表示し、且つ、所定
のブザーを鳴らして誤挿入の警告を行う(444゜44
9)。一方、ネガフィルムカートリッジ200が装填さ
れてない場合は、ポジシートアッセンブリー100を現
像ローラ手前の所定位置に停止させ、ポジスタンバイフ
ラグに1を設定し、処理を終了する(447,448)
第16図は、複写動作処理のフローチャートを示す、プ
リントキーが押下されると、先ず、35mmプロジェク
トモードか否かの判定を行い(451)、35mmプロ
ジェクトモードでなければ蛍光灯を点灯させ(452)
、35mmプロジェクトモードならば、ステップ453
に進む。メインモータ、ネガ引き出しクラッチ、ネガ送
りクラッチを0N(453)にして、ネガフィルム20
0の搬送を開始し、ネガフィルム先端検知(センサSl
)に先端が検知されると、設定された倍率及びモードに
応じたタイミングでスキャナをスタートさせる(454
,456)。ネガフィルム先端検知に先端が検知されな
い場合は、不送りJAMチエツクを行い、所定の時間内
に先端が検知されない場合は不送りJAMと判定しく4
59)、ジャム処理ルーチン(詳細は省略する)へ進む
ネガフィルム中間検知(1)、 (2) (センサS2
.センサS3)で、同様にJAMチエツクを行う(45
6゜457.460,461)、ネガフィルム中間検知
(2)までネガフィルム200が送られた後、ネガフィ
ルム20〇−枚分の長さを繰り出した時点で搬送を停止
し、スキャナをリターン(リバースで回転)させ、カッ
ターを回転させて、ネガフィルム200を切断後、ネガ
フィルム200の搬送を再開する(458〜464)。
搬送再開後、ネガフィルム200がレジストローラに突
き当って先端がある程度屈曲した時点でレジストローラ
を回転させる。換言すれば、所定のタイミングでレジス
トローラの回転を開始することにより、スキュー補正を
行う(465)。レジストローラを通過したネガフィル
ム200はネガ現像前検知(センサS4)で検知され、
その一定時間後に現像ローラを回転させ、現像を行う(
466,468)。このとき、レジストクラッチをON
してからの時間でJAMチエツクを行い、一定の時間を
経過してもネガ現像前検知で検知されない場合はレジス
トJAMと判定する(467)。また、ネガ現像前検知
(センサ34)をネガフィルム200の後端が通過した
のを検知して、所定時間経過後現像ローラを停止し、現
像ローラを離間させた状態に設定する(469,470
)。この時点から現像時間報知タイマをスタートさせる
(471)。また、フローチャートには記載していない
が、上記複写動作の途中でネガ有無検知(センサ3B)
のデータが遮光紙の値を示したときには、CPTJはそ
れまで繰り出したネガフィルム200の長さが画像形成
可能な長さ(第2図のEに相当)分あるか否か判定し、
短ければ複写動作を中断し、ネガフィルム200及びポ
ジシートアッセンブリー100をそれぞれ排出する。一
方、長ければ、カッタ動作を省いてネガフィルム200
の後端部を全部、ネガフィルムカートリッジ201から
引き出しながら複写動作をフローチャート通り実行する
。メインモータをOFF (472)した後、暗箱トレ
イ326の中にネガ・ポジ接合体を保持すべき時間(4
0秒間)を計測して表示する(473)。
■現像時間報知タイマの制御動作 次に、第17図(aJ、 (b)を参照して、現像時間
報知タイマに関するフローチャートの概略を説明する。
先ず、複写動作処理の現像時間報知タイマスタート(ス
テップ471)において、センサ510によって検知し
たポジシート種類識別コードに基づいて、サプライがO
HP用か否かを判定する(701)。OHP用サプライ
の場合は、OHP用サプライの現像時間(240秒)を
タイマ1に設定する(702)。一方、OHP用サプラ
イでない場合は、通常の現像時間(90秒)をタイマ2
に設定する(703)。
続いて、第17図ら)に示す表示ルーチンを1秒毎にコ
ールして、該当するタイマ1或いは2を減算して、時間
経過に応した現像時間経過表示LED507(第17図
(C)に示す507aから507f)を点灯する。ここ
で、LED507 aは40秒たっていない時点(即ち
、現像時間経過の測定が開始直後)で点灯し、暗箱トレ
イ326からネガ・ポジ接合体を出していけない状態を
表し、LED507fは現像終了を表し、LED507
b、507c、507d、507eは途中経過を通知す
る。
表示ルーチンはタイマl及びタイマ2の何れに現像時間
が設定されているか判定するために、先ず、ステップ7
04でタイマ1が0か否か(即ち、0でなければ現像中
である)を判定し、タイマ1がOの場合は、ステップ7
17でタイマ2が0が否か判定する。ここで、タイマ1
及びタイマ2の両方が0の場合は現像が終了しているこ
とを示す。
従って、制御部400は、タイマ1及びタイマ2の両方
が0になるまで、1秒毎に表示ルーチンのコールを繰り
返えして、同図化)のフローチャートを実行する。
以下、ターゴマ1=240.タイマ2=0を例として、
表示ルーチンと現像時間経過表示LED507の関係を
説明する。
先ず、タイマ1=240であるので、OHP用サプライ
の現像中であると判断(704)L、ステップ705へ
進む。ステップ705では、タイマ1から1を減算する
。ここでタイマ1のイ直は239 (240−1)とな
るので、ステップ706.708,710,712,7
14の比較条件に全て該当しないため、ステップ716
へ進み赤色のLED507 aを点灯させる。このよう
にLED507aのみが点灯している状態は、現像開始
直後の定着時間を示し、この定着時間内においてネガ・
ポジ接合体に光が当たると未露光のハロゲン化銀が感光
してしまうため、ネガ・ポジ接合体に光を当てても感光
しなくなるまでの時間(具体的には現像開始から40秒
)、赤色のLED507aを点灯させて、暗箱装置から
の取り出し禁止を示す警告表示を行う。次りこステップ
717へ進み、タイマ2=0であるので処理を終了する
同様に、表示ルーチンが1秒毎にコールされ、ステップ
705によるタイマ1の減算後の値によって、以下のよ
うにLED507が点灯する。
200以下になると、ステ・7プ714から715へ進
み、緑色のLED507 bが点灯する。このLED5
07 bが点灯するということは、即ち、現像開始から
40秒以上経過していることを示し、ネガ・ポジ接合体
に光を当てても感光しなくなった状態を示している。換
言すれば、緑色のLED507bが点灯すると、暗箱装
置内からネガ・ポジ接合体を取り出しても良い状態(取
り出し可表示)を通知することになる。
150以下になると、ステップ712から713へ進み
、緑色のLED507cが点灯する。
100以下になると、ステップ710から711へ進み
、緑色のLED507 dが点灯する。
50以下になると、ステップ708から709へ進み、
緑色のLED507 eが点灯する。
0になると、ステップ706から707へ進み、緑色の
LED507 eが点灯する。
LED507 eの点灯によって現像時間が終了したこ
とを示し、タイマ1の値も0となるため(即ち、タイマ
1−0 タイマ2−0となるため)、表示ルーチンのコ
ールも停止されて、処理が終了する。
タイマ1−0.タイマ2=90の場合には、ステップ7
18から728によって、同様に、赤色のLED507
 a、緑色の507b、507c、507d、507e
が順次所定の時間に点灯して、取り出し禁止の警告表示
、取り出し可表示。
及び、現像時間の経過、現像の終了を表示する。
尚、フローチャートによる説明は省略するが、制御部4
00はLED507 eの表示と同時にブザーを鳴らし
て現像時間の終了を通知する。
前述した実施例では、サプライの種類をOHP用とそれ
以外の2つの種類に部類して、現像時間を設定したが、
これに限定されるものではなく、例えば、フィルム感度
の違いや、白黒或いはカラフィルム等の種類によって現
像時間を変えて設定する構成としても良い。
また、前述した緑色のLED、例えばLED507bが
点灯したときに、ネガ・ポジ接合体を暗箱装置内から取
り出して、次の複写動作を開始することにより、待ち時
間を短縮してインスタント写真装置本体を効率的に使用
することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のインスタント写真装置は
、ネガフィルムとポジシートを組み合わせて使用するビ
ールアパート式のインスタント写真装置において、現像
ローラ下流に設けられ、現像剤延展後のサプライ(ネガ
フィルム・ポジシート接合体)を受け入れる暗箱装置と
、暗箱装置からの前記サプライの取り出し禁止を警告す
る表示手段と、サプライに光を当てても感光しなくなる
までの所定時間の間、表示手段を表示状態にルて暗箱装
置からのサプライの取り出し禁止を行う制御手段を備え
たため、サプライが感光しない安全な状態なったことを
適切に知ることができ、誤って暗箱装置内からサプライ
を取り出してしまい高価なサプライを無駄にすることを
避けることができる。また“、これによって、複写後の
待ち時間を短縮し、装置本体の作業効率を向上させるこ
とができる。
また、ネガフィルムとポジシートを組み合わせて使用す
るビールアパート式のインスタント写真装置において、
現像ローラ下流に設けられ、現像剤延展後のサプライ(
ネガフィルム・ポジシート接合体)を受け入れる暗箱装
置と、暗箱装置のサプライ取り出し口をロックするロッ
ク手段と、サプライに光を当てても感光しなくなるまで
の所定時間の間、暗箱装置のサプライ取り出し口を開放
不能となるようにロック手段を制御する制御手段とを備
えることにより、所定の時間経過前にサプライを取り出
してしまい高価なサプライを無駄にするということを確
実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、 (b)、 (C)は本発明の実施例に
使用するポジシートアッセンブリーの構成を示す説明図
、第2図(a)、[有])、 (C)は本発明の実施例
に使用するネガフィルムの構成を示す説明図、第2図(
d)、 (e)は実施例のネガフィルムカートリ・2ジ
の構成を示す説明図、第3図はインスタント写真装置全
体の構成を示す説明図、第4図(a)、 (b)、 (
C)、及び、第5図(a)、 (b)、 (c)、 (
d)、 (e)、 (f)、 (g)は現像部の構成及
び動作を示す説明図、第6図(a)、 (b)、 (c
)、 (d)は本発明のインスタント写真装置の暗箱装
置の構成を示す説明図、第6図(e)、 (f)は暗箱
装置のフタの開閉方法の他の実施例を示す説明図、第7
図は本実施例のインスタント写真装置の概略ブッロク図
、第8図は、モータ、各クラッチ、ソレノイド等の駆動
系のレイアウトを示す説明図、第9図は本実施例のイン
スタント写真装置に配設したセンサの役割及びレイアウ
トを示す説明図、第10図は操作部の構成を示す説明図
、第11図は本実施例の制御回路の構成を示す説明図、
第12図(a)はメインフローのフローチャート、第1
2図(ロ)、 (C)、 (d)。 (e)は割り込み処理ルーチンのフローチャート、第1
3図は機械イニシャライズ処理のフローチャート、第1
4図は待機処理のフローチャート、第15図(a)はポ
ジシート挿入チエツク及びその対応動作ルーチンのフロ
ーチャート、第15図(b)、 (C)はポジシート種
類識別コード(マーク部Ml、M2゜M3 )の検知及
び構成を示す説明図、第16図は複写動作処理のフロー
チャート、第17図(a)、(b)は現像時間報知タイ
マに関するフローチャート、第17図(C)は現像時間
経過表示LEDの表示状態を示す説明図である。 符号の説明 100・−−−−−−ポジシートアッセンブリー101
−・−・・−ポジシート 200・・−・−ネガフィルム 326・−一−−・・トレイ 327・・−・−フタ 400−・−・−制御部(制御手段) 500−・=−・操作部(表示手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ネガフィルムとポジシートを組み合わせて使用す
    るピールアパート式のインスタント写真装置において、 現像ローラ下流に設けられ、現像剤延展後のサプライ(
    ネガフィルム・ポジシート接合体)を受け入れる暗箱装
    置と、 前記暗箱装置からの前記サプライの取り出し禁止を警告
    する表示手段と、 前記サプライに光を当てても感光しなくなるまでの所定
    時間の間、前記表示手段を表示状態にして前記暗箱装置
    からの前記サプライの取り出し禁止を行う制御手段を備
    えたことを特徴とするインスタント写真装置。
  2. (2)ネガフィルムとポジシートを組み合わせて使用す
    るピールアパート式のインスタント写真装置において、 現像ローラ下流に設けられ、現像剤延展後のサプライ(
    ネガフィルム・ポジシート接合体)を受け入れる暗箱装
    置と、 前記暗箱装置のサプライ取り出し口をロックするロック
    手段と、 前記サプライに光を当てても感光しなくなるまでの所定
    時間の間、前記暗箱装置のサプライ取り出し口を開放不
    能となるように前記ロック手段を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とするインスタント写真装置。
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