JPH04287878A - 無給油式往復動機械 - Google Patents

無給油式往復動機械

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JPH04287878A
JPH04287878A JP3075640A JP7564091A JPH04287878A JP H04287878 A JPH04287878 A JP H04287878A JP 3075640 A JP3075640 A JP 3075640A JP 7564091 A JP7564091 A JP 7564091A JP H04287878 A JPH04287878 A JP H04287878A
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piston pin
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piston
outer ring
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隆 斉藤
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Tokico Ltd
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    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F15/00Axle-boxes
    • B61F15/12Axle-boxes with roller, needle, or ball bearings
    • B61F15/14Axle-boxes with roller, needle, or ball bearings constructed for taking-up axial pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば圧縮機、真空ポ
ンプ等の無給油式往復動機械に関し、特に、連接棒の小
端部とピストンピンとの間にグリース封入型軸受を設け
た形式の無給油式往復動機械に関する。
【0002】
【従来の技術】図6および図7に従来技術の無給油式往
復動機械として無給油式往復動圧縮機を例に挙げて示す
【0003】図において、1はシリンダ、2は該シリン
ダ1上に弁板3を介して搭載されたシリンダヘッドを示
し、該シリンダヘッド2内には弁板3上に位置して吸込
室2Aと吐出室2Bとが形成されている。4はシリンダ
1内に往復動可能に挿嵌されたピストンで、該ピストン
4は弁板3との間に位置してシリンダ1内に密閉室とし
ての圧縮室5を形成している。そして、前記弁板3には
それぞれ吸込室2Aおよび吐出室2Bを圧縮室5に連通
させる吸込穴3Aおよび吐出穴3Bが形成され、吸込穴
3Aの圧縮室5側に吸込弁6、吐出穴3Bの吐出室2B
側に吐出弁7がそれぞれ設けられている。また、ピスト
ン4にはその径方向に一対の貫通孔4A,4Aが形成さ
れ、該各貫通孔4Aにはピストンピン8がテフロン等の
筒状断熱体9,9を介して嵌合されている。
【0004】10はピストン4をピストンピン8を介し
てクランクシャフト(図示せず)に連結した連接棒で、
該連接棒10は上端側が小端部10Aとなり、下端側が
大端部(図示せず)となっている。そして、該連接棒1
0は小端部10Aにピストンピン8が挿入される軸受穴
10Bが形成され、ピストンピン8を介してピストン4
に連結されている。また、該連接棒10は大端部がクラ
ンクシャフトに回動可能に連結されている。
【0005】11は連接棒10の小端部10Aとピスト
ンピン8との間に装着されたグリース封入型軸受で、該
グリース封入型軸受11は図7に示す如く、小端部10
Aの軸受穴10Bとピストンピン8の外周面との間に保
持具(図示せず)を介して転動可能に配設され、連接棒
10の小端部10Aがピストンピン8に対して円滑に回
動するのを補償する転動体としての複数のニードルロー
ラ12,12,…と、該各ニードルローラ12を軸方向
両側から挟むように、軸受穴10B内に位置して小端部
10Aに設けられ、該各ニードルローラ12が軸方向に
ずれるのを抑える抑えリング13,13と、軸受穴10
Bの軸方向両端にそれぞれ取付けられたオイルシール1
4,14とから大略構成されている。そして、該グリー
ス封入型軸受11には軸受穴10Bとピストンピン8と
の間に各ニードルローラ12を潤滑するグリースGが充
填され、このグリースGは各オイルシール14により内
部に封止されている。
【0006】以上のように構成された従来技術の無給油
式往復動圧縮機は、外部駆動源でクランクシャフトが回
転駆動されると、連接棒10,ピストンピン8,軸受1
1を介してピストン4がシリンダ1内で往復動し、ピス
トン4が上死点から下死点に移動する吸気行程では、吸
込弁6が開いて吸込室2Aからの空気が吸込穴3Aを介
して圧縮室5内に吸込まれ、ピストン4が下死点から上
死点へと移動する圧縮行程では吐出弁7が開き、圧縮室
5内で圧縮された空気が吐出穴3Bから吐出室2Bを介
して外部へ吐出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ピストン4のピストンピン8と連接棒10
の小端部10Aとの間にグリース封入型軸受11を設け
ているから、グリースGによって各ニードルローラ12
を潤滑状態におくことができる。しかし、該各ニードル
ローラ12間に充填されたグリースGは、該各ニードル
ローラ12がピストンピン8と連接棒10の軸受穴10
Bとの間を転動するときに、各ニードルローラ12の軸
方向両側に押しのけられることがあり、各オイルシール
14に圧力を作用させる。
【0008】このため、従来技術では、内部のグリース
Gが各オイルシール14のシール性の弱い部分から徐々
に外部へと漏出していくことがあり、これによって、ニ
ードルローラ12の潤滑性が悪くなり、グリース封入型
軸受11の寿命が低下する上に、外部に漏出したグリー
スGの一部が圧縮室5内に侵入し、例えば圧縮空気中に
混入して清浄な圧縮空気を吐出できなくなるという問題
がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は連接棒の小端部とピストンピン
との間に設けたグリース封入型軸受からグリースが外部
に漏出するのを長期に亘って防止でき、寿命を向上でき
る上に、例えば清浄な圧縮空気等を吐出できるようにし
た無給油式往復動機械を提供することを目的としている
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、グリース封入型
軸受を、連接棒の小端部内に圧入して固定され、ピスト
ンピンの軸方向に所定長さをもって伸長した外輪と、該
外輪とピストンピンとの間に転動可能に配設され、該外
輪とピストンピンとの間にグリースが充填されるグリー
ス収容空間を形成する複数の転動体と、断面が略L字形
状をなし、前記ピストンピンの外周側に位置して前記外
輪の端面との間にグリース溜りを形成する環状のグリー
ス溜めリングとから構成し、前記グリース溜りの容積は
、前記ピストンが上死点から下死点または下死点から上
死点へと移動する間に、前記各転動体がグリース収容空
間内のグリースを押しのけようとする各転動体の動空間
容積に対して40〜60%の範囲に設定したことにある
【0011】
【作用】上記構成により、グリース溜りの容積を、ピス
トンが上死点から下死点または下死点から上死点へと移
動する間に、各転動体がグリース収容空間内のグリース
を押しのけようとする各転動体の動空間容積に対して4
0〜60%の範囲に設定したから、グリース収容空間内
に充填したグリースが各転動体の転動によってその軸方
向両側に押しのけられても、押しのけられたグリースを
グリース溜り内に捕捉しつつ、再びグリース収容空間内
に順次戻すことができ、各転動体の周囲にグリースを満
たし続けることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図6、図7に
示す従来技術と同一の構成要素に同一符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0013】而して、図1ないし図4は本発明の第1の
実施例を示している。
【0014】図中、20は本実施例で用いる連接棒を示
し、該連接棒20は従来技術で述べた連接棒10とほぼ
同様に構成されているものの、該連接棒20では小端部
20Aに設けられた軸受穴20Bが円筒穴として形成さ
れている。
【0015】21はピストンピン8と連接棒20の軸受
穴20Bとの間に装着された本実施例のグリース封入型
軸受を示し、該グリース封入型軸受21は、小端部20
Aの軸受穴20B中央部に圧入して固定され、ピストン
ピン8の軸方向に伸長した円筒状の外輪22と、該外輪
22とピストンピン8との間に保持具23を介して転動
可能に配設され、周囲にグリースGが充填される複数の
転動体としてのニードルローラ24,24,…と、前記
外輪22の軸方向一側(図1中の右側)に位置して後述
のオイルシール27との間に設けられ、外輪22の一側
端面22Aとの間にグリース溜り25を形成するグリー
ス溜めリング26と、軸受穴20Bの軸方向両端側に取
付けられ、連接棒20の小端部20Bとピストンピン8
との間をシールするオイルシール27,28と、外輪2
2の他側端面22Bとオイルシール28との間に介装さ
れたスペーサ29とから大略構成されている。
【0016】ここで、該グリース封入型軸受21は外輪
22とピストンピン8との間にグリース収容空間30が
形成され、該グリース収容空間30内には各ニードルロ
ーラ24の周囲を埋めるようにグリースGが充填されて
いる。また、外輪22の軸方向両端にはピストンピン8
の外周面側へと径方向内向きに突出するつば部22C,
22Dが一体形成され、一方のつば部22Cはピストン
ピン8の外周面に比較的大きな隙間を介して対面し、他
方のつば部22Dはピストンピン8の外周面との間に微
小な隙間(絞り)を介して対面している。
【0017】一方、グリース溜めリング26は断面を略
L字形状に形成され、軸受穴20B内に圧入嵌合された
円筒状の筒部26Aと、該筒部26Aの一端から径方向
内向きに一体的に突出し、ピストンピン8の外周面に微
小な隙間(絞り)を介して対面した環状の隔壁部26B
とから構成されている。そして、該グリース溜めリング
26と外輪22の一側端面22Aとの間に形成されるグ
リース溜り25の容積Vgは後述の動空間容積Vに対し
て40〜60%、望ましくは50%程度に設定され、グ
リース収容空間30内に充填したグリースGが各ニード
ルローラ24の転動によってその軸方向に押しのけられ
ても、押しのけられたグリースGをグリース溜り25内
に捕捉しつつ、再びグリース収容空間30内に順次戻す
ことができ、グリース封入型軸受21内のグリースGが
外部に漏出するのを防止し得るようになっている。
【0018】即ち、シリンダ1内のピストン4が上死点
から下死点、下死点から上死点へと往復動する間に、連
接棒20は所定の揺動角θをもって図1の紙面と垂直な
方向に揺動を繰返し、クランクシャフトの回転をピスト
ン4に伝えるから、グリース封入型軸受21の各ニード
ルローラ24は図3,図4に示す如く前記揺動角θの範
囲でピストンピン8の外周面と外輪22の内周面との間
を転動し続ける。そこで、ピストンピン8の外径DP 
 、各ニードルローラ24の外径Dn 、軸方向長さL
およびその本数Nとし、保持具23の幅寸法W、板厚t
とすると、ピストン4が上死点から下死点または下死点
から上死点へと移動する間に、各ニードルローラ24が
グリース収容空間30内のグリースGを押しのけようと
する各ニードルローラ24の動空間容積Vは、
【001
9】
【数1】 として求めることができる。
【0020】ここで、断面積S1 は図4中に斜線で示
す如く、ニードルローラ24が揺動角θに対応する角度
分だけピストンピン8の外周面と外輪22の内周面との
間で転動し、このときにグリース収容空間30内のグリ
ースGを押しのけようとする面積に該当し、図4中に実
線で示すニードルローラ24と仮想線で示すニードルロ
ーラ24との間で規定される。また、断面積S2 は保
持具23の断面積に該当し、断面積S1 ,S2 の差
分(S1 −S2 )にニードルローラ24の本数Nお
よび長さLを掛けることによって、各ニードルローラ2
4の動空間容積Vは演算される。
【0021】そして、グリース収容空間30内のグリー
スGは各ニードルローラ24の転動時に該各ニードルロ
ーラ24によって理論的には動空間容積V分だけ押しの
けられ、外部に流出しようとする。しかし、グリース封
入型軸受21を数種類の圧縮機に実装して実験を繰返し
た結果、グリース溜り25の容積Vgを動空間容積Vの
40〜60%の範囲、特に、50%程度の容積にすれば
、グリース封入型軸受21内のグリースGが外部に漏出
するのを効果的に防止でき、各ニードルローラ24の転
動時にグリース収容空間30から押しのけられるグリー
スGをグリース溜り25内に捕捉しつつ、再びグリース
収容空間30内に順次戻しうることが確認できた。
【0022】本実施例による無給油式往復動圧縮機は上
述のごとき構成を有するもので、その基本的作動につい
ては従来技術によるものと格別差異はない。
【0023】然るに本実施例では、連接棒20の軸受穴
20Bとピストンピン8との間に装着したグリース封入
型軸受21を、外輪22、各ニードルローラ24、グリ
ース溜めリング26および9オイルシール27,28か
ら大略構成し、グリース溜めリング26と外輪22の一
側端面22Aとの間に形成されるグリース溜り25の容
積Vgを各ニードルローラ24の動空間容積Vに対して
40〜60%、望ましくは50%程度に設定したから、
ピストン4の往復動による各ニードルローラ24の転動
時に、該各ニードルローラ24によりグリース収容空間
30から押しのけられるグリースGをグリース溜り25
内に捕捉しつつ、再びグリース収容空間30内に順次戻
すことができ、各ニードルローラ24の周囲にグリース
Gを満たし続けることができると共に、このグリースG
が外部に漏出するのを効果的に防止できる。
【0024】この場合、外輪22はオイルシール28側
ではつば部22Dがピストンピン8の外周面に微小な隙
間を介して対面しているから、つば部22D側に押しの
けられたグリースGの大部分をつば部22Dで遮ること
ができ、微小量のグリースGをこの隙間からオイルシー
ル28側へ流出させつつ、該オイルシール28を潤滑で
きる。一方、つば部22C側に押しのけられたグリース
Gは、大きく開口したつば部22Cからグリース溜り2
5内に溜り、このグリースGの一部によってオイルシー
ル27を潤滑できる。そして、グリース溜り25内に捕
捉したグリースGの大部分を徐々に各ニードルローラ2
4の周囲に戻すことができ、該各ニードルローラ24を
確実に潤滑し続けることができる。
【0025】従って、本実施例によれば、グリース封入
型軸受21を用いることにより、グリースGを各ニード
ルローラ24に長期に亘り安定して供給し続けることが
でき、グリース封入型軸受21および当該無給油式往復
動圧縮機の寿命を大幅に延ばすことができ、信頼性を向
上させることができる。また、グリースGがオイルシー
ル27,28から外部に漏出するのを効果的に防止でき
、例えば清浄な圧縮空気を吐出でき、不純物の少ない圧
縮流体を得ることができる。
【0026】次に、図5は本発明の第2の実施例を示し
、本実施例の特徴は、外輪の軸方向両側にグリース溜め
リングをそれぞれ設けたことにある。なお、本実施例で
は前記第1の実施例と同一部材に同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0027】図中、31は本実施例で用いるグリース封
入型軸受を示し、該グリース封入型軸受31は、前記第
1の実施例とほぼ同様に、小端部20Aの軸受穴20B
内中央部に圧入され、内側に複数のニードルローラ32
,32,…が保持具33を介して装着された外輪34と
、軸受穴20Bの両端側に取付けられたオイルシール3
5,36とを有しているが、本実施例では、連接棒20
の軸受穴20B内に外輪34の軸方向両側、即ち外輪3
4の一側および他側端面34A,34Bとの間にそれぞ
れグリース溜り37,37を形成するグリース溜めリン
グ38,38が装着されている。
【0028】また、外輪34のつば部34C,34Dは
各グリース溜り37を外輪34内のグリース収容空間3
9に比較的大きな隙間をもって連通させ、各グリース溜
めリング38は前記第1の実施例で述べたグリース溜め
リング26と同様に、断面が略L字形状に形成され、か
つ全体が環状に形成されている。そして、グリース溜り
37,37は合計の容積Vgが各ニードルローラ32の
動空間容積Vに対して40〜60%、望ましくは50%
程度に設定され、それぞれの容積は前記第一の実施例で
述べたグリース溜り25の容積Vgの半分程度となって
いる。
【0029】かくして、このように構成される本実施例
でも、各ニードルローラ32の転動時にグリース収容空
間39から押しのけられるグリースGを、両側に設けた
各グリース溜り37内に捕捉しつつ、再びグリース収容
空間39内に順次両側から戻すことができ、前記第1の
実施例とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0030】なお、前記各実施例では、グリース封入型
軸受21(31)の転動体としてニードルローラ24(
32)を用いる場合を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、例えばボール等他の転動体が設けられた
グリース封入型軸受を用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、グ
リース封入型軸受を、連接棒の小端部内に圧入して固定
された外輪と、該外輪とピストンピンとの間に配設され
、両者の間にグリース収容空間を形成した複数の転動体
と、前記外輪とオイルシールとの間に設けられ、外輪の
端面との間にグリース溜りを形成するグリース溜めリン
グとから構成し、前記グリース溜りの容積を、ピストン
が上死点から下死点または下死点から上死点へと移動す
る間に、各転動体がグリース収容空間内のグリースを押
しのけようとする各転動体の動空間容積に対して40〜
60%の範囲に設定したから、グリース収容空間内に充
填したグリースが各転動体の転動によってその軸方向両
側に押しのけられても、押しのけられたグリースをグリ
ース溜り内に捕捉しつつ、再びグリース収容空間内に順
次戻すことができ、各転動体の周囲にグリースを満たし
続けることができる。従って、グリースを長期間安定し
て転動体に供給でき、グリース封入型軸受および当該圧
縮機の寿命を大幅に延ばすことができる上に、清浄な圧
縮空気等を吐出し続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による無給油式往復動圧
縮機の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】グリース封入型軸受を示す図1中の矢示III
 −III 方向断面図である。
【図4】ニードルローラの動空間容積を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例による無給油式往復動圧
縮機の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図6】従来技術による無給油式往復動圧縮機を示す部
分縦断面図である。
【図7】図6中の要部拡大図である。
【符号の説明】
1  シリンダ 4  ピストン 8  ピストンピン 20  連接棒 20A  小端部 20B  軸受穴 21,31  グリース封入型軸受 22,34  外輪 24,32  ニードルローラ(転動体)25,37 
 グリース溜り 26,38  グリース溜めリング 27,28,35,36  オイルシール30,39 
 グリース収容空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリンダと、該シリンダ内に往復動可
    能に挿入され、該シリンダ内に密閉室を形成するピスト
    ンと、該ピストンに設けられたピストンピンと、小端部
    が該ピストンピンに連結され、大端部がクランクシャフ
    トに連結された連接棒と、該連接棒の小端部がピストン
    ピンに対して回動するのを補償すべく、該連接棒の小端
    部とピストンピンとの間に設けられ、両端部にオイルシ
    ールを有するグリース封入型軸受とを備えた無給油式往
    復動機械において、前記グリース封入型軸受は、前記連
    接棒の小端部内に圧入して固定され、前記ピストンピン
    の軸方向に所定長さをもって伸長した外輪と、該外輪と
    ピストンピンとの間に転動可能に配設され、該外輪とピ
    ストンピンとの間にグリースが充填されるグリース収容
    空間を形成する複数の転動体と、断面が略L字形状をな
    し、前記ピストンピンの外周側に位置して前記外輪の端
    面との間にグリース溜りを形成する環状のグリース溜め
    リングとから構成し、前記グリース溜りの容積は、前記
    ピストンが上死点から下死点または下死点から上死点へ
    と移動する間に、前記各転動体がグリース収容空間内の
    グリースを押しのけようとする各転動体の動空間容積に
    対して40〜60%の範囲に設定したことを特徴とする
    無給油式往復動機械。
JP3075640A 1991-03-15 1991-03-15 無給油式往復動機械 Expired - Lifetime JP2950438B2 (ja)

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