JPH0124383Y2 - - Google Patents

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JPH0124383Y2
JPH0124383Y2 JP5251782U JP5251782U JPH0124383Y2 JP H0124383 Y2 JPH0124383 Y2 JP H0124383Y2 JP 5251782 U JP5251782 U JP 5251782U JP 5251782 U JP5251782 U JP 5251782U JP H0124383 Y2 JPH0124383 Y2 JP H0124383Y2
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cylinder
piston
ring
sealing ring
pump
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、水をベースとした取扱液を用いて
該取扱液を加圧せしめて高圧液を発生させる高圧
水ポンプであつてモータと該モータに直結して駆
動されるポンプが一体化された軸心側ラジアル駆
動のラジアルピストンポンプのピストンのシール
に関するものである。
従来の高圧水ポンプは水側のパツキンの寿命の
問題で高速回転が実現できず駆動機とポンプ部を
別機械とし、ベルト掛け等で減速する構造であ
り、全体として大きなものとならざるを得なかつ
た。
これらに対してモータとポンプを一体化して一
つの容器中に封じ、モータ軸にラジアルピストン
ポンプを駆動する偏心カムを備えて、直接軸心側
よりラジアル配置のラジアルピストンポンプを駆
動するようにすることにより、小型で出力の大き
い高圧水ポンプを得ることができる。
第1図はこのようなモータにラジアルピストン
ポンプを直結したものの縦断面図、第2図は第1
図のA−A断面図である。
上部ケース1とポンプケース2が密封輪3を挟
んで嵌入してボルトナツト4により締結されて密
封容器となつており、中には潤滑冷却を行う油が
封入されている。上部ケース1とポンプケース2
に嵌入する軸受5、及び軸受6にブツシユ7を介
して軸8が支持されている。軸8には回転子9が
固定され、空隙をおいて固定子10が上部ケース
1に固定されている。即ち、上部ケース1内はモ
ータ部である。
軸8端部近くは偏心していて軸用止輪11にて
軸方向移動を制止されて偏心輪として軸受12が
嵌入し、軸受12にピストン13と一体のピスト
ンヘツド13′が当接している。ピストン13は
ポンプケース2に固定されたシリンダブロツク1
4に滑入している。ピストン13に嵌入して係止
されているばね受け15とシリンダブロツク14
間にばね16が圧縮して挿入され、ピストン13
を軸受12に向けて附勢している。ピストンヘツ
ド13′と反対端のピストン13端のピストンの
入るシリンダボア端には吸込弁17、吐出弁18
が設けてあり、夫々の弁口はシリンダブロツク1
4に固定された吸込フランジ19′、吐出フラン
ジ21′を介して吸込通路19、吐出通路21に
通じている。このようなピストン13は軸8に直
交する平面上に放射状に配せられ、夫々のピスト
ン13の吸排液する吸込通路19はパイプ22に
より連通しており吐出通路21はパイプ23によ
り連通している。パイプ23は第2図に示される
パイプ22と同形である。
従つて固定子10に通電すると回転子9は回転
して軸受12の内輪は偏心して回転し、軸受12
のころは遊星運動をし、軸受12の外輪はそれに
つれて回転しないで変位し、軸8の回転数に従つ
て各ピストン13を往復動させる。そして吸込通
路19がつながれている外部の図示されない取扱
液槽から吸込まれた取扱液は吸込通路19より各
ピストン13の配されているシリンダブロツク1
4に向い、ピストン13が軸8の中心に向うとき
吸込弁17は開いてシリンダに吸込まれ、ピスト
ン13が軸8の中心より遠ざかるときにシリンダ
中の取扱液は吐出弁18を開いて押し出され、吐
出通路21に出て図示されない外部の集合管に合
流して吐出される。
このような高圧水ポンプでは上部ケース1とポ
ンプケース2を締結して油を封入してある。ピス
トン13とシリンダブロツク14のシリンダボア
との隙間は一方は前述の油に接し、他方は取扱液
に接する。このようなモータに直結したラジアル
型の軸心駆動のラジアルピストンポンプを一体ケ
ースに納めたものは小型軽量で高圧の水が得られ
る反面モータの回転数が大きく取扱液の側はそこ
でどのようにパツキンをするかは最大の問題点で
ある。即ち、高速であるためピストンの摺動速度
も大きいのでUリングが適する如くであるがUリ
ングを用いているものは水圧が上昇するとシール
リツプ面が比例した力でシリンダ穴内面におしつ
けられるものであるが摺動速度が大きいとリツプ
面の摩耗が大きく、特に水のように潤滑性の少な
い液体をシールする場合シールの寿命が著しく低
下する欠点があつた。
そこで水側シール用パツキンと油側シール用O
リングの隙間にグリスを充分浸み込ませたスポン
ジを挿入することにより密封輪の長寿命化を計る
ことができる。
然し乍ら、このように密封輪の改善をしたとし
ても、密封輪は何れは寿命によりシール機能が低
下して液封ができなくなり、取扱液とポンプケー
ス中の油が混合し、取扱液には油が混入して取扱
液が利用不可能になり、ポンプケース中の油に取
扱液が混入して潤滑性能が低下することになる。
このような状態は通常は取扱液中の油の混入、又
はポンプケースに備える油量計により知る訳であ
るが、この時点では直ちにポンプを停止して分解
して密封輪交換等を行わねばならず不測の装置全
体の突然の操業不能におち入ることになる。
又、上述のように密封輪を改善した場合におい
て、密封輪と摺擦するシリンダ壁の損耗によつて
取扱液或は油が洩れた場合も同様の結果となる。
実開昭55−168702号公報に示される考案は隔壁
を介して相互に連結された駆動シリンダと輸送シ
リンダにおいて、該隔壁に駆動シリンダ用の密封
輪、輸送シリンダ用の密封輪及びこれらの密封輪
の間に第2、第3の密封輪を配してピストンロツ
ドの隔壁貫通部の密封を行ない、更に密封輪間に
洩れた駆動液環流ポート及び輸送液の排出ポート
を設けている。
然し乍らこのようにしても、密封輪の損傷が駆
動液又は輸送液がにじみ出す程度では環流ポー
ト、排出ポートから液体は流出しない。従つて、
環流ポート、排出ポートから液体の流出が連続す
る状態では既に密封輪は相当損傷しており、特に
輸送シリンダがコンクリートを取扱うような場合
ピストンロツドを著しく摩損してしまい、密封輪
の交換だけでは修復できないおそれがある。
この考案はモータとラジアルピストンポンプを
一体ケースに納めた高圧水ポンプにおける問題点
を解消し、ラジアルピストンポンプのピストンと
シリンダ間の密封輪或は該密封輪と摺擦するシリ
ンダ壁の状態が予め早期に判明できる高圧水ポン
プを提供することを目的とするものである。
この考案はケース内にモータと該モータ軸端に
備える偏心輪により駆動される放射状に配された
シリンダブロツクのシリンダに嵌入するピストン
ポンプのピストンを駆動する如く、モータとラジ
アルピストンポンプを直結したものを油を封じた
ケース内に密封した高圧水ポンプにおいて、ピス
トンのシリンダ室側のシリンダと摺擦する部分に
円周溝を形成してシリンダ室側密封輪を嵌入する
と共に該ピストンの偏心輪により駆動される側の
シリンダと摺擦する部分に円周溝を形成して駆動
側密封輪を嵌入し、更に上記シリンダ室側密封輪
と駆動側密封輪の間に、潤滑材含浸材料を納める
溝を設けて潤滑材含浸材料を該溝に納めると共
に、シリンダとピストン間に開口し外部に通ずる
ドレン穴及び潤滑材含浸材料への給脂穴をシリン
ダブロツクに設けドレン穴と給脂穴をシリンダを
介して連通させたことを特徴とする高圧水ポンプ
である。
以下、図面に従つてこの考案の実施例について
説明する。第3図は第1図の一部拡大図である。
ピストン13には偏心輪の軸受12により駆動さ
れる側のシリンダ20と摺擦する部分、即ち、潤
滑油のシール側には密封輪としてOリング24の
嵌入するOリング溝を設け、シリンダ室20a側
のシリンダ20と摺擦する部分、即ち、水シール
を行う側には密封輪として一組のUリング25、
バツクアツプリング26の嵌入する円周溝を設け
る。そしてOリング24の嵌入するOリング溝と
Uリング25、バツクアツプリング26の嵌入す
る溝間にピストン13のストローク端においてド
レン穴29が面する幅広の潤滑剤用の溝27を設
ける。溝27は片側がテーパ28にてピストン1
3の外周につながり、溝27には潤滑材含浸材
料、例えばグリースを含浸させたスポンジ31が
満されている。シリンダブロツク14には図にお
いてピストン13が左行端にあるときピストンの
溝27のテーパ28に近い側に外方へ向けてドレ
ン穴29が設けられ、ドレン穴29は図示されな
いがポンプケース2の外部へ開口するようになつ
ている。
ドレン穴29以外に外部に通ずる給脂穴30を
設けて給脂を行つてグリースの補給をするように
なつている。ドレン穴29と給脂穴30はシリン
ダ20を介して連通している。
ドレン穴29及び給脂穴30はピストン13が
移動してもOリング24とバツクアツプリング2
6間においてシリンダとピストン13間に開口し
ていることが許容される条件である。
このようになつているのでピストン13が往復
動するとスポンジ31中のグリースはシリンダ壁
に塗布されるからUリング25とシリンダ壁との
摩擦の減少、シリンダ壁、ピストン13の外周の
摩耗が減少する。又Uリング25の耐久力も増大
する。
実験によるにUリング25の寿命は従来例に比
較して約三倍となつた。
以上のように構成されたこの考案において、ピ
ストン13が往復動するとドレン穴29はOリン
グ24とバツクアツプリング26の間においてシ
リンダとピストン13間と外部側を常に連通して
いる。今、Uリング25の寿命或は損傷或はUリ
ング25と摺擦するシリンダ壁の摩耗、損傷等に
より液洩れが生ずると高圧の取扱液はOリング2
4とバツクアツプリング26間のシリンダとピス
トン13間に洩れる。この液洩れが少ないと、取
扱液の水はスポンジ31に含浸した水に混り、グ
リースは白濁する。そこで給脂穴30から給脂時
に白濁したグリースの一部はドレン穴29より外
部へ押し出される。このドレン穴29より外部へ
出たグリースの状態を観察することによつてUリ
ング25の損傷、摩耗はUリング25と摺擦する
シリンダ20の損傷、摩耗が早期に発見できる。
そしてこれらの損傷、摩耗が進むとドレン穴29
から取扱液の水が流出するようになる。そこでこ
の取扱液の量を見るとUリング25或はUリング
25と摺擦するシリンダ壁の損耗の程度が判明す
る。従つて予かじめ修理時期を定めることができ
る。
Oリング24或はOリング24と摺擦するシリ
ンダ壁が損耗した場合はポンプケース2中の油は
Oリング24とバツクアツプリング25間のシリ
ンダとピストン13間に洩れるこの洩れる油が少
なく、ドレン穴29より流出しない程度の場合、
給脂穴30から給脂時に洩れた油をドレン穴29
からグリースで押し出す。これによつてOリング
24又はOリング24と摺擦するシリンダ20壁
の損耗を早期に発見できる。洩れる油が多い場合
はドレン穴29を通じて外部に出る。このドレン
穴29より出た油の量を見てOリング24或はO
リング24と摺擦するシリンダ壁の損耗の程度を
知ることができ、修理を予定することができる。
Oリング24、Uリング25或はこれらと摺擦
するシリンダ壁が共に損傷したときはドレン孔2
9からは油水混合物が出るのでその量及び油水の
比率を見ることにより、何れがどの程度に損耗し
ているかを推定することができる。
ドレン穴29及び給脂穴30は各シリンダブロ
ツク14毎に備えるから、どのシリンダブロツク
14の何れの密封輪或は該密封輪と摺擦するシリ
ンダ壁が不良かが判明する。
以上のとおり、この考案はピストンのシリンダ
室側のシリンダと摺擦する部分に円周溝を形成し
てシリンダ室側密封輪を嵌入すると共に該ピスト
ンの偏心輪により駆動される側のシリンダと摺擦
する部分に円周溝を形成して駆動側密封輪を嵌入
し、更に上記シリンダ室側密封輪と駆動側密封輪
の間に、潤滑材含浸材料を納める溝を設けて潤滑
材含浸材料を該溝に納めると共に、シリンダとピ
ストン間に開口し外部に通ずるドレン穴及び潤滑
材含浸材料への給脂穴をシリンダブロツクに設け
ドレン穴と給脂穴をシリンダを介して連通させた
ことを特徴とする高圧水ポンプとしたから、両密
封輪とシリンダ壁の損耗が早期に発見出来る。そ
して給脂又は自然排出により一つのドレン孔から
外部へ排出された液体を観察することにより、そ
れが取扱液であることによつてシリンダ室側密封
輪とシリンダ壁の摩耗損傷が判明し、油が排出さ
れることにより駆動側密封輪とシリンダ壁の摩耗
損傷が判明し、油水混合物が排出されることによ
り、これら両者の摩耗損傷が判明するので高圧水
ポンプを分解することなく故障診断ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高圧水ポンプの縦断面図、第2図は第
1図のA−A断面図、第3図は第1図の一部拡大
図である。 1……上部ケース、2……ポンプケース、3…
…密封輪、4……ボルトナツト、5……軸受、6
……軸受、7……ブツシユ、8……軸、9……回
転子、10……固定子、11……軸用止輪、12
……軸受、13……ピストン、13′……ピスト
ンヘツド、14……シリンダブロツク、15……
ばね受け、16……ばね、17……吸込弁、18
……吐出弁、19……吸込通路、20……シリン
ダ、20a……シリンダ室、21……吐出通路、
22,23……パイプ、24……Oリング、25
……Uリング、26……バツクアツプリング、2
7……溝、28……テーパ、29……ドレン穴、
30……給脂穴、31……スポンジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース1,2内にモータと該モータのモータ軸
    8端に備える偏心輪により駆動される放射状に配
    されたシリンダブロツク14のシリンダに嵌入す
    るピストンポンプのピストン13を駆動する如
    く、モータとラジアルピストンポンプを直結した
    ものを油を封じたケース1,2内に密封した高圧
    水ポンプにおいて、ピストン13のシリンダ室側
    のシリンダと摺擦する部分に円周溝を形成してシ
    リンダ室側密封輪25を嵌入すると共に該ピスト
    ン13の偏心輪により駆動される側のシリンダと
    摺擦する部分に円周溝を形成して駆動側密封輪2
    4を嵌入し、更に上記シリンダ室側密封輪25と
    駆動側密封輪24の間に、潤滑材含浸材料31を
    納める溝を設けて潤滑材含浸材料31を該溝に納
    めると共に、シリンダとピストン13間に開口し
    外部に通ずるドレン穴29及び潤滑材含浸材料3
    1への給脂穴30をシリンダブロツク14に設け
    ドレン穴29と給脂穴をシリンダを介して連通さ
    せたことを特徴とする高圧水ポンプ。
JP5251782U 1982-04-09 1982-04-09 高圧水ポンプ Granted JPS58154873U (ja)

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JP5251782U JPS58154873U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 高圧水ポンプ

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JP5251782U JPS58154873U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 高圧水ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPS58154873U JPS58154873U (ja) 1983-10-17
JPH0124383Y2 true JPH0124383Y2 (ja) 1989-07-24

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ID=30063226

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JP5251782U Granted JPS58154873U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 高圧水ポンプ

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