JPS6316877Y2 - - Google Patents

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JPS6316877Y2
JPS6316877Y2 JP1983029340U JP2934083U JPS6316877Y2 JP S6316877 Y2 JPS6316877 Y2 JP S6316877Y2 JP 1983029340 U JP1983029340 U JP 1983029340U JP 2934083 U JP2934083 U JP 2934083U JP S6316877 Y2 JPS6316877 Y2 JP S6316877Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pump casing
gear
pump
rotating shaft
oil
Prior art date
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JP1983029340U
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English (en)
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JPS59135387U (ja
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  • Rotary Pumps (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、軸油や灯油等の潤滑性を有さない液
体の圧送にも利用できる歯車ポンプに関するもの
である。
(ロ) 従来技術 通常の歯車ポンプは、周知の通りポンプケーシ
ング内に対をなす送液用の歯車を収容するととも
に、これら各歯車を支持する回転軸の両端部を前
記ポンプケーシングの両側壁部に設けた軸受部に
より枢支するようにしている。そして、前記ポン
プケーシング内を流通する圧送液の一部を利用し
て前記各軸受部の潤滑を行なうようにしている。
ところが、このような構成のものでは、前記圧送
液が軽油や灯油等のように潤滑性を有さないもの
である場合、前記軸受部における潤滑が不十分と
なつて摩耗の増大や焼付事故を招くという不都合
がある。なお、かかる不都合を解消することがで
きるものとして、前記ポンプケーシング内と前記
軸受部とをそれぞれメカニカルシールを用いて隔
離し、前記各軸受部に格別な潤滑油を供給し得る
ようにしたものが考えられる。しかしながら、こ
のような構成のものでは、メカニカルシールを各
歯車の両側に配置しなくてはならないだけでなく
ポンプケーシングの両側に存在する軸受部にそれ
ぞれ潤滑油を供給し得るようにしなければならな
い。そのため、構造が複雑になり製作費がかさむ
だけでなく、保守、点検等にも手間がかかるとい
う問題がある。
(ハ) 目的 本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、潤滑性を有さない液体等の圧送にも利用
することができる上に、構造が簡単で実施が容易
であり、しかも、軸受部を密封したままでポンプ
ケーシング部分を適宜分解することの可能な歯車
ポンプを提供するものである。
(ニ) 構成 本考案は、前記目的を達成するために、ボデイ
の一端側にポンプケーシングを着脱可能に設け、
このボデイにより片持的に軸支した回転軸で前記
ポンプケーシング内に配設した送液用の歯車を支
持し、該歯車の片側にメカニカルシールを設け、
さらに、前記ボデイの両端部に前記メカニカルシ
ールとは別途に軸封部材を設けるようにしたもの
であり、その構成により、前記ポンプケーシング
内と前記軸受部とを確実に隔離すると共に、前記
ケーシングの分解に際しても、前記軸受部の密封
状態を維持することができるようにしたものであ
る。
(ホ) 実施例 第1図は本考案に係る歯車ポンプの概略全体説
明図、第2図は一部切欠した正面図である。これ
らの図面に示されているように、本歯車ポンプ
は、取付用のフランジ1を有したボデイ2と、こ
のボデイ2の一端側に連設したポンプケーシング
3と、前記ボデイ2にベアリング4,5を介して
回転可能に支承され一端部を前記ポンプケーシン
グ3内にまで片持的に延出させた駆動側の回転軸
6並びに従動側の回転軸7と、前記ポンプケーシ
ング3内に噛合状態で配設され前記回転軸6,7
の延出部6a,7aに支持されて回転する送液用
の歯車8,9と、これら各歯車8,9のボデイ2
側の側面部に設けたメカニカルシール11,12
とを具備してなる。ボデイ2は、前記ベアリング
4,5を包持する筒状のもので、一端開口部に蓋
体13が液密に嵌着してあるとともに他端開口部
に蓋体14が液密に嵌着してある。そして、前記
回転軸6,7の各一端部を前記蓋体13を貫通さ
せて前記ポンプケーシング3内に延出させるとと
もに、前記回転軸6の他端部を前記蓋体14を貫
通させて外部に突出させており、この突出部6b
を電動機等により回転駆動し得るようにしてい
る。なお、前記各蓋体13,14の回転軸貫通部
には前記メカニカルシール11,12とは別途
に、軸封部材たるオイルシール15,16が設け
てあり、これによつて前記ボデイ2の内部空間2
aを外界から隔離している。そして、このボデイ
2の周壁上部に、前記ベアリング4,5へ潤滑油
を供給するための給油口17,18を設けるとと
もに、ボデイ2の周壁下部に、使用後の潤滑油を
内部空間2a外へ抜き取るための排油口19を設
けている。また、前記ポンプケーシング3内にお
ける前記各歯車8,9の前記各回転軸6,7に対
する固定は、キー21とナツト22とを用いて行
なつている。一方、前記ポンプケーシング3は、
前記歯車8,9の外周部分を接触状態で包持する
中間構体23と、この中間構体23の開口端を閉
塞する端板24とを具備してなるもので、前記ボ
デイ2に対して着脱可能になつている。すなわ
ち、中間構体23は前記各歯車8,9の外周に摺
接する外体25と、この外体25の内周に嵌着さ
れ前記各歯車8,9の両側面に摺接する側板2
6,27とから構成されている。そしてこの中間
構体23と前記端板24とは複数本のビス28に
よつて前記ボデイ2の端面に着脱可能に取着され
ている。また、前記メカニカルシール11,12
は、前記蓋体13に液密に保持された静止リング
29と、前記歯車8,9の一側面に等配に植設し
た複数本の案内ピン31に保持されて軸心方向に
進退可能なリテーナ32と、前記回転軸8,9の
外周に液密に嵌着され前記リテーナ32に保持さ
れて前記静止リング29方向に進退する摺動リン
グ33と、前記リテーナ32を図中右方へ付勢し
て前記摺動リング33を前記静止リング29に押
し付けるスプリング(図示せず)とを具備してな
る通常のものである。そして、このメカニカルシ
ール11,12と前記オイルシール15との間に
は、前記メカニカルシール11,12を通して漏
洩するポンプケーシング3内の圧送液と、前記オ
イルシール15を通して漏洩するボデイ2内の潤
滑油とを下方へ導く通路34が設けてあり、この
通路34の下端にドレンロ35が設けてある。
このような構成のものであれば、駆動側の回転
軸6を回転駆動して歯車8,9を回転させるとポ
ンプケーシング3内で周知なポンプ作用が営ま
れ、吸込口36から前記ポンプケーシング3内に
吸込まれた軽油等の圧送液が該ポンプケーシング
3内から図示しない吐出口を介して逐次吐出され
るわけであるが、本歯車ポンプでは、圧送油が流
れる領域と、回転軸6,7の軸受部分とをメカニ
カルシール11,12によつて区画するととも
に、ボデイ2の両端をオイルシール15,16に
より軸封することにより、前記軸受部分、つま
り、ベアリング4,5に格別な潤滑油を供給し得
るようにしている。そのため、潤滑性を有さない
圧送液を取り扱かつても、前記軸受部分が摩耗し
たり焼付いたりする不都合が生じない。しかも、
ポンプケーシング3内に片持的に挿入した回転軸
6,7の一端部で歯車8,9を支持するようにし
ているので、各歯車8,9の片側にメカニカルシ
ール11,12を配置するだけで、ポンプケーシ
ング3内と前記軸受部分とを隔離することができ
る。したがつて、前述した従来品に比べてメカニ
カルシールの点数を半減させることが可能であ
り、また、前記軸受部分に潤滑油を供給する系路
も簡略化できる。よつて、構造が簡単になり、コ
ストダウンを図ることができるとともに、保守、
点検も容易になる。特に、ポンプケーシング3を
端板24を有し、ボデイ2から分離して分解容易
なものにしておけば、メカニカルシール11,1
2部分の点検や摺動リング33の取換え等もきわ
めて簡単に行なうことができ、便利である。しか
も、このものは、メカニカルシール11,12と
は別途にボデイ2の両端部をオイルシール15,
16により軸封しているので、ポンプケーシング
3を分解したり、メカニカルシール11,12を
取り外した状態においても、ボデイ2が密封され
た状態に維持される。そのため、軸受部分に供給
された潤滑油の漏洩を招くことなしに保守点検を
行うことができるという効果が得られる。
なお、ボデイに設けた回転軸の軸受部分は、こ
ろがり軸受方式のものに限らず、すべり軸受方式
のものであつてもよい。そして、この軸受部分の
潤滑方式は油を循環させるものに限らず、グリー
スパツク式のものにしてもよい。
(ヘ) 効果 本考案は、以上のような構成であるから、潤滑
性を有さない液体等の圧送にも利用することがで
き、しかも、構造が簡単で実施が容易である上
に、歯車部分やメカニカルシール部分の保守点検
を潤滑油の漏洩を招くことなしに簡単かつ確実に
行うことができる。歯車ポンプを提供できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略全体説明
図、第2図は同実施例を示す一部切欠した正面図
である。 2……ボデイ、3……ポンプケーシング、6,
7……回転軸、6a,7a……延出部、8,9…
…歯車、11,12……メカニカルシール、1
5,16……軸封部材(オイルシール)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイと、このボデイの一端側に着脱可能に設
    けたポンプケーシングと、前記ボデイに枢支され
    一端部を前記ポンプケーシング内に片持的に延出
    させた回転軸と、前記ポンプケーシング内に配設
    され前記回転軸の延出部に支持されて回転する送
    液用の歯車と、この歯車のボデイ側の側面部に設
    けられ前記ポンプケーシング内を前記ボデイ部か
    ら隔離するメカニカルシールと、このメカニカル
    シールとは別途に設けられ前記ボデイの両端部を
    軸封する軸封部材とを具備してなることを特徴と
    する歯車ポンプ。
JP2934083U 1983-02-28 1983-02-28 歯車ポンプ Granted JPS59135387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2934083U JPS59135387U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 歯車ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2934083U JPS59135387U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 歯車ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59135387U JPS59135387U (ja) 1984-09-10
JPS6316877Y2 true JPS6316877Y2 (ja) 1988-05-13

Family

ID=30160198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2934083U Granted JPS59135387U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 歯車ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59135387U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5657978U (ja) * 1979-10-11 1981-05-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59135387U (ja) 1984-09-10

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