JPH04287759A - ゴルフカート及びゴルフ場走行システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフバッグを搭載し
て走行するゴルフカート、及びゴルフカートが走行する
ゴルフ場走行システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】この種のゴルフカート及びゴルフ場走行
システムにおいて、従来この種のゴルフカートは、バッ
テリーによって駆動する駆動輪と、走行方向を決めるキ
ャスターを備え、ゴルフバッグをゴルフカート前方に掲
載しキャディがゴルフカートを向けることによって走行
方向を決定してゴルフバッグを運搬し、プレーヤーにつ
いてゴルフ場をまわっていた。

【０００３】しかしながら、上記ゴルフ場走行システム
において、ゴルフカートが走行する道のりはホール中に
おいては定まってないが、ホールとホールとの間におい
ては常に定まった道を走行している。そしてその時の走
行方向の決定については、キャディの手によって行われ
ているため、その労力は過大なものであった。また、客
は１つのホールにおいてゲームが終了すると次のホール
へとすぐに向かうが、キャディはその時前ホールの後片
付け等を行わなければならず、ホール間において客に対
してのサービス性の向上が損なわれるという問題があっ
た。

【０００４】また、これらの問題を解消するために上述
するゴルフカートを電磁誘導式や、モノレール式に変え
るとすれば高額の工事費用や、工事の困難な場所があり
多くの問題があった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、ゴルフ場におけるホールとホール
との間の移動を簡単な設備によってキャディの労力を減
らすと共に、客へのサービス性の向上を図ることを課題
とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明におけるゴルフカ
ートは、電動機によって駆動される駆動輪と、走行方向
を決めるキャスターとを備え、ゴルフバッグを搭載して
ホール及びホール間の移動を行うゴルフカートにおいて
、地面に設けられたレールに係合して走行方向を案内す
るガイドローラを前記キャスターに設けたことを特徴と
する。

【０００７】また、本発明のゴルフ場走行システムは、
ゴルフカートのキャスターにガイドローラを設け、ゴル
フ場のホール間には前記ガイドローラが係合するレール
を配設し、前記ゴルフカートを該レールに沿って次のホ
ールに案内するよう構成したことを特徴とする。

【０００８】更に、前記レールを地面に対して着脱自在
にしたり、また、前記ゴルフカートが次のホール近傍に
到着した時に該ゴルフカートの走行を停止する停止手段
を設けたことを特徴とした。

【０００９】

【作用】一つのホールを終了したゴルフカートは、ホー
ル間に配設したレールにゴルフカートの前輪に設けたキ
ャスターを係合させ、駆動輪の駆動力によってレールに
沿って次のホールへと進んでいく。

【００１０】また、トーナメント等のようにレールを必
要としない時にはレールを取り外し、全てのホールを人
手によって案内しながら走行させていく。

【００１１】更に、レールにガイドローラを係合させて
走行し、次のホール近傍に差しかかったとき、停止手段
によってゴルフカートは停止する。

【００１２】

【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。

【００１３】まず本発明のゴルフカート１について説明
すると、図１に示す如く、パイプを折り曲げ加工してゴ
ルフバッグを斜め縦方向に掲載することのできる本体２
に、回転自在のキャスター３及び電動機（図示せず）に
よって駆動される駆動輪４を取り付け、本体２に走行方
向を操作するハンドル部５を備えている。６はゴルフバ
ッグを立て掛けるための横方向に取り付けた支持杆で、
両端を少し前方に折曲して平面形状コ字状に形成してあ
る。７はパター入れ、８は支持杆６の両端部に取り付け
たバッグ包持用ベルトである。また、９はハンドル部５
の略中央に上方に向けて取り付けられるゴルフカート１
の走行スピードを変えるための操作部で、走行している
ゴルフカート１を停止させるためにブレーキ１０をハン
ドル部５下に設けている。更にゴルフカート１の底面に
は下方の磁気を検知する磁気検知器（図示せず）を設け
ており、該磁気検知器によって磁気を検知したときには
ゴルフカート１の走行を止めるための制御回路（図示せ
ず）を搭載している。。

【００１４】前記キャスター３について詳しく説明する
と、図２に示す如く、軸１１によって３６０度回転可能
に本体２底面前部に取り付けられ、該軸１１の下端より
Ｕ字のアーム１２を下方に向けて開口となるように一体
に形成し、該アーム１２の開口には車輪１３を２本回転
自在に入れ、該２本の車輪１３の間には車輪１３より小
さい半径のガイドローラ１４を前記車輪１３と同回転軸
１５に回転自在に配設し、該ガイドローラ１４には後述
するレール２０に係合することのできる半円の凹部１６
を全周に形成してある。

【００１５】次に本発明のゴルフ場走行システムについ
て説明すると、図３はゴルフ場のコース全体を示してお
り、２４はスタート及びゴール地点に当るクラブハウス
で、１７はティーグランドを示し、図３記載のティーグ
ランド１７の１から１８までの番号はそれぞれのホール
番号を表す。また、１８はフェアウェイ、１９はグリー
ンを示す。

【００１６】２０はホールから次のホールまでの間に配
設したレールで、該レール２０はホール間の移動距離が
長い場所や、キャディがゴルフカート１を操作するのに
困難な場所に設けてある。また、このレール２０の終端
付近の地面Ｇにはマグネット２１が埋設してあり、ゴル
フカート１がマグネット２１の上を通ったときに、ゴル
フカート１に設けた磁気検知器が磁気を検知して自動的
に止まるようになっている。ここで、マグネット２１及
び磁気検知器を合わせて停止手段という。

【００１７】前記レール２０について図４に於いて詳し
く説明すると、前記レール２０は円筒状で、その長手方
向に適当な間隔で前記レール２０の下端から地面Ｇに埋
め込むことのできる支柱２２を一体に形成しており、地
面Ｇには前記支柱２２を受け入れるためのパイプ２３が
埋め込んである。前記レール２１に形成した支柱２２と
パイプ２３は着脱自在になっており、即ち地面Ｇからレ
ール２０を着脱自在にできるようになっており、トーナ
メント等のレール２０を必要としない時にはレール２０
を地面から外し、走行方向が自由にキャディによって変
えられるようになっている。また、前記レール２０を地
面Ｇに埋め込んだとき、前記レール２０は地面Ｇよりも
上方に出て配設してあり、傷害物が前記レール２０の上
を覆わないようにしている。この実施例ではパイプ２３
の形状を円筒状にしたが、四角状、三角状にしても構わ
ない。これに伴ってガイドローラ１４の凹部１６の形状
を変更する必要がある。

【００１８】次に動作について説明する。通常ホール内
をゴルフカート１が走行するときの動作について説明す
ると、希望の走行スピードに操作部９を操作してゴルフ
カート１を動かす。このゴルフカート１はゴルフ場のテ
ィーグランド１７からグリーン１９までのフェアウェイ
１８、又はフェアウェイ１８横をキャディの操作によっ
て走行し、一つのホールを終了する。

【００１９】一つのホールが終了し、次のホールへゴル
フカート１を移動させる場合、例えば、１番ホールと２
番ホールとの間、２番ホールと３番ホールとの間などの
ようにレール２０が設けてある場所におけるゴルフカー
ト１の移動について説明する。１番ホールを終了したゴ
ルフカート１はレール２０上にゴルフカート１のガイド
ローラ１４を乗せ、キャスター３を浮かせて駆動輪４の
駆動力によってレール２０に沿って走行し、次のホール
である２番ホールへとゴルフカート１を自動で移動させ
ることができる。ゴルフカート１がレール２０上を走行
し２番ホールへ近づいた時、ゴルフカート１に設けた磁
気検知器が地面Ｇに埋設したマグネット２１を検知し、
ゴルフカート１は２番ホール手前で自動的に止まる。

【００２０】このように、ゴルフカート１のキャスター
３にガイドローラ１４を設け、ゴルフ場のホール間にレ
ール２０を設けたため、ホールからホールへゴルフカー
ト１を走行させる場合、レール１にガイドレール１４を
沿わせて自動的に走行させることができる。

【００２１】また、レール２０を地面Ｇに対して着脱自
在にしたため、トーナメント等のレール２０を必要とし
ない時には取り外すことができる。

【００２２】更にはレール２０上を自動走行している時
、次のホールに近付けばマグネット２１を磁気検知器が
磁気を検知し、この停止手段によってゴルフカート１は
自動的に停止する。

【００２３】

【発明の効果】以上の如く本発明によれば、地面に設け
られたレールに係合するガイドローラをゴルフカートの
キャスターに設けたことによって、安価で簡単な設備に
よってレールに沿って走行するゴルフカートを提供する
ことができる。

【００２４】また、ゴルフ場におけるホールとホールと
の間にレールを設けたことにより、簡単な設備によって
ゴルフカートを操作するキャディの労力を減らすことが
できると共に客へのサービス性の向上が図ることができ
る。

【００２５】また、レールを着脱自在にしたことにより
、レールを必要としない時には外して使用できるため、
使用性が良い。

【００２６】更には次のホール近傍に該ゴルフカートの
走行を停止する停止手段を設けたことにより、ゴルフカ
ートを操作するキャディの労力を減らすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明におけるゴルフカートの全体斜視図であ
る。

【図２】同ゴルフカートの要部断面図である。

【図３】同ゴルフ場走行システムの全体図である。

【図４】同ゴルフ場走行システムの要部断面図である。

【符号の説明】 ４　　　　駆動輪 ３　　　　キャスター １　　　　ゴルフカート Ｇ　　　　地面 ２０　　　　レール １４　　　　ガイドローラ ２１　　　　マグネット

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　電動機によって駆動される駆動輪と、
   走行方向を決めるキャスターとを備え、ゴルフバッグを
   搭載してホール及びホール間の移動を行うゴルフカート
   において、地面に設けられたレールに係合するガイドロ
   ーラを前記キャスターに設けたことを特徴とするゴルフ
   カート。
2. 【請求項２】　　ゴルフカートのキャスターにガイドロ
   ーラを設け、ゴルフ場のホール間には前記ガイドローラ
   が係合するレールを配設し、前記ゴルフカートを該レー
   ルに沿って次のホールに案内するよう構成したことを特
   徴とするゴルフ場走行システム。
3. 【請求項３】　　前記レールを地面に対して着脱自在に
   したことを特徴とする請求項２記載のゴルフ場走行シス
   テム。
4. 【請求項４】　　次のホール近傍に該ゴルフカートの走
   行を停止する停止手段を設けたことを特徴とする請求項
   ２記載のゴルフ場走行システム。