JPH0428719Y2 - - Google Patents

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JPH0428719Y2
JPH0428719Y2 JP1984116873U JP11687384U JPH0428719Y2 JP H0428719 Y2 JPH0428719 Y2 JP H0428719Y2 JP 1984116873 U JP1984116873 U JP 1984116873U JP 11687384 U JP11687384 U JP 11687384U JP H0428719 Y2 JPH0428719 Y2 JP H0428719Y2
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JP
Japan
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cylinder
adjustment screw
slide
threaded
piston
Prior art date
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JP1984116873U
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JPS6131600U (ja
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  • Control Of Presses (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、機械プレスにおけるステイツク離脱
装置に関するものである。
(従来の技術) 第3図は従来技術(実開昭59−73100)を示す
ものであつて、オーバロードプロテクタバルブ2
2に連結する上部圧力室21と、下部ネジ部13
aと筒体19の間のバツクラツシユを除去する電
磁弁27に連結する下部圧力室26とを有するダ
イホルダの過負荷防止装置である。
上記考案は、杆体13と共にネジ部13aを回
転してダイホルダの調整を行う構造であり、上部
油圧室21はメネジに作用するピストン20によ
り構成されている。このため、ダイホルダとスラ
イドとの間にバツクラツシユを吸収させるための
上部油圧室21とは別の下部圧力室26が必要と
なるので構造を複雑なものにしていることの問題
があり、又、油圧室21,26が2個設けられて
いるので全体として油圧室の容量が必然的に大き
くなり、このため、プレス作業時に発生する所謂
呼吸量も大きくなるので従来技術は下死点精度が
悪いという問題がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとする課題は、ステイツク
離脱を行うことは勿論、ステイツク離脱とバツク
ラツシユ除去のための油圧室を1個で兼用するこ
とでスライド調整機構の精度及び下死点精度を高
く維持できるようにしたステイツク離脱装置を提
供することである。
(課題を解決するための手段) 本考案において課題を解決するための手段は、
上端部がクランク軸に連結されたコンロツドと回
動自在に結合され下端部が円筒体の内側及び外側
にねじを設けた筒状ねじ体に形成されているスラ
イド調整ねじ、該スライド調整ねじと対応する位
置のスライドに開口部を上向きにして設けたシリ
ンダ部材、該シリンダ部材の内側に挿入すると共
に筒体内側にねじを形成したねじ筒、上記シリン
ダ部材内に摺動自在に収容され上方に向つてネジ
ロツドを突設したピストン、該ピストンの底面と
上記シリンダ部材との間に形成した油圧室とを具
備し、上記スライド調整ねじの筒状ねじ体に形成
した外周ねじを上記ねじ筒に結合し、上記ピスト
ンのネジロツドを上記スライド調整ねじの筒状ね
じ体に形成した内周ねじに結合し、上記油圧室に
プレス運転時は高圧の油を供給保持させ、ステイ
ツク発生時は油を排出する油圧回路を接続したこ
とを特徴とするものである。
(作用) プレス運転時には、油圧室16をプレス圧より
高い油圧でブロツクし、又、保有エネルギの不足
あるいはトルクオーバ等を原因としてステイツク
が発生してプレスが停止したときは、油圧室16
の油圧力を排出してスライド12の昇降運動を許
容し、これによつてステイツク離脱を行うことが
できるようにしている。
(実施例) 第1図は本考案の断面図であり、第2図は油圧
回路図である。これらの図において、プレスの駆
動源であるクランク軸1にはコンロツド2が回動
自在に軸着されており、該コンロツド2の下端部
に形成した球状部2aにスライド調整ねじ5を介
してスライド12が連結されている。又、図示し
ないモータによつて回転駆動されるウオーム3と
螺合するウオームホイルギヤ4を上記コンロツド
2の球状部2aの周りに配設しており、当該ウオ
ームホイルギヤ4の内側に上記スライド調整ねじ
5が摺動可能に収容されている。
なお、上記スライド調整ねじ5と上記ウオーム
ホイルギヤ4とはピン6を介して回転方向に結合
されているので、ウオーム3を回転するとウオー
ムホイルギヤ4及びピン6を介してスライド調整
ねじ5が回転し、これによつてスライド12の高
さが調整できるようになつている。
上記スライド調整ねじ5の上端に設けた軸受部
材7及びキヤツプ部材8に形成した球面状受部に
上記コンロツド2の球状部2aを回動自在に挟み
込んだうえで両者をボルト9で締め付けすること
により、当該コンロツド2の昇降運動をスライド
調整ねじ5に伝えている。
上記スライド調整ねじ5の下端部に形成した筒
状ねじ体10は、円筒部の外側に外周ねじが、
又、内側に内周ねじが形成されている。又、該ス
ライド調整ねじ5と対応する位置のスライド12
に、開口部を上向きにしたシリンダ部材11が設
けられ、該シリンダ部材11の開口部に内周ねじ
を形成したねじ筒13が挿入されている。なお、
上記スライド調整ねじ5の筒状ねじ体10は、上
記ねじ筒13内に結合されている。
一方、上記シリンダ部材11の内部には昇降自
在にピストン14が嵌合されている。又、該ピス
トン14には上方に向つてネジロツド15が突設
されており、該ネジロツド15が上記筒状ねじ体
10とねじ結合されている。
さらに、又、上記ピストン14の底面と上記シ
リンダ部材11との間には油圧室16が形成され
ている。上記油圧室16は、例えば第2図に示す
ように、増圧シリンダ17を備えた油圧回路を介
して油タンク18に接続され、プレス運転時はプ
レス圧より高い所定圧力の油圧を供給保持させて
いる。又、上記油圧室16と上記油タンク18と
を常閉の制御弁19を介して接続することによ
り、ステイツクが発生したときはこの制御弁19
を開弁作動させて油圧室16の圧力を油タンク1
8に排出するようにしている。
図中、20は上記制御弁19と油圧室16との
油路に設置したリリーフ弁である。なお、該リリ
ーフ弁20は、プレス運転中に油圧室16内の油
温が上昇して油圧室内の圧力が高くなつたときに
少量の油を逃がすためのものであつて、油圧調整
機能は有するが、所謂オーバーロードを回避する
機能はない。
実施例は上記の構成であつて、プレス運転を行
うときは、第2図に示すように制御弁19が閉じ
ているので、増圧シリンダ17から吐出された所
定圧力の油圧が油圧室16に充填保持されてい
る。従つて、この状態では油圧室16の油圧によ
つてピストン14が上方に押し上げられロツクさ
れている。
このために、コンロツド2の位置とスライド1
2の位置とが高精度に対応し、高速並びに精密な
プレス作業が可能となる。なお、コンロツド2か
ら加えられるプレスの力はスライド調整ねじ5か
らピストン14及び油圧室16の油圧を介してシ
リンダ部材11(スライド12)に伝達される。
次に、ステイツクが発生したときは、増圧シリ
ンダ17を停止させて制御弁19を開弁作動させ
る。すると、油圧室16が制御弁19を介して油
タンク18に解放されるので油圧室16の油圧力
が排出され、ピストン14に作用していた押し上
げ力が解消する。
この状態で再びプレス運転をすると、ピストン
14に作用する押し上げ力が解消されているの
で、プレスは下死点を通過することができステイ
ツク離脱が行われる。
(考案の効果) 本考案は、油圧室の油圧をプレスの力をスライ
ドに印加するようにしているので、ステイツクが
発生した場合は、上記油圧室の油圧力を排出して
スライド、金型、材料間の圧力を吸収してスライ
ドの昇降運動を許容し、ステイツクを離脱するこ
とができる。
又、本考案は、スライド調整ねじのバツクラツ
シユをピストンに作用する押し上げ力によつて解
消できるので、コンロツドの位置とスライドの位
置とを常に高精度で維持させて高速並びに高精度
のプレス作業を可能としている。
さらに又、本考案は、ステイツク離脱とバツク
ラツシユ除去のための油圧室を1個で兼用してい
るので、全体として油圧室の容量を小さくでき、
これによりプレス作業時に発生する所謂呼吸量を
小さく抑えることができるので、下死点精度を向
上させることができる。
この他、本考案は、スライド調整ねじを回転し
てスライドの高さ調整を行つても油圧室の高さ、
すなわち油の量が変らないので、スライド調整の
度に油圧室の圧力調整をしなおす必要がなく、こ
のため油の変形によるプレス加工の精度不良がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るステイツク離脱装置の実
施例を示す断面図、第2図は油圧回路図、第3図
は従来技術を表わす断面図である。 1……クランク軸、2……コンロツド、5……
スライド調整ねじ、10……筒状ねじ体、11…
…シリンダ部材、12……スライド、13……ね
じ筒、14……ピストン、15……ネジロツド、
16……油圧室、17……増圧シリンダ、18…
…油タンク、19……制御弁、20……リリーフ
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端部がクランク軸に連結されたコンロツドと
    回動自在に結合され下端部が円筒体の内側及び外
    側にねじを設けた筒状ねじ体に形成されているス
    ライド調整ねじ、該スライド調整ねじと対応する
    位置のスライドに開口部を上向きにして設けたシ
    リンダ部材、該シリンダ部材の内側に挿入すると
    共に筒体内側にねじを形成したねじ筒、上記シリ
    ンダ部材内に摺動自在に収容され上方に向つてネ
    ジロツドを突設したピストン、該ピストンの底面
    と上記シリンダ部材との間に形成した油圧室とを
    具備し、上記スライド調整ねじの筒状ねじ体に形
    成した外周ねじを上記ねじ筒に結合し、上記ピス
    トンのネジロツドを上記スライド調整ねじの筒状
    ねじ体に形成した内周ねじに結合し、上記油圧室
    にプレス運転時は高圧の油を供給保持させ、ステ
    イツク発生時は油を排出する油圧回路を接続した
    ことを特徴とする機械プレスのステイツク離脱装
    置。
JP11687384U 1984-07-30 1984-07-30 機械プレスのステイツク離脱装置 Granted JPS6131600U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11687384U JPS6131600U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 機械プレスのステイツク離脱装置

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JP11687384U JPS6131600U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 機械プレスのステイツク離脱装置

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Publication Number Publication Date
JPS6131600U JPS6131600U (ja) 1986-02-25
JPH0428719Y2 true JPH0428719Y2 (ja) 1992-07-13

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ID=30675794

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11687384U Granted JPS6131600U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 機械プレスのステイツク離脱装置

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100361552B1 (ko) * 1999-12-10 2002-11-21 (주) 한얼 단조용 프레스의 스틱해제장치 및 슬라이드조정장치
KR100850557B1 (ko) 2006-12-04 2008-08-06 (주)한얼공업 스틱해제 및 자동 슬라이드 조절기능을 갖는 포징 프레스
EP2422968B1 (en) 2010-08-26 2016-08-03 Aida Engineering, Ltd. Slide drive device
JP5619660B2 (ja) * 2011-03-24 2014-11-05 アイダエンジニアリング株式会社 スライド駆動装置
JP5565973B2 (ja) * 2011-09-02 2014-08-06 アイダエンジニアリング株式会社 スライド駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5973100U (ja) * 1982-11-10 1984-05-17 株式会社小松製作所 トランスフアプレスにおけるダイホルダの過負荷防止装置

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JPS6131600U (ja) 1986-02-25

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