JPH04262900A - プレス機械のスライド位置調整装置 - Google Patents
プレス機械のスライド位置調整装置Info
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- JPH04262900A JPH04262900A JP2247791A JP2247791A JPH04262900A JP H04262900 A JPH04262900 A JP H04262900A JP 2247791 A JP2247791 A JP 2247791A JP 2247791 A JP2247791 A JP 2247791A JP H04262900 A JPH04262900 A JP H04262900A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/0029—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height
- B30B15/0035—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height using an adjustable connection between the press drive means and the press slide
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/28—Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof
- B30B15/281—Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof overload limiting devices
- B30B15/284—Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof overload limiting devices releasing fluid from a fluid chamber subjected to overload pressure
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、過負荷安全装置を備え
たプレス機械のスライド調整装置に関する。
たプレス機械のスライド調整装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に過負荷安全装置１０を備えたプレ
ス機械を示す。同図において、１は図示しないクランク
軸に連結されたコネクティングロッド、４はスライド７
側に装着されたボールカップで、両者１，４は下端にボ
ール３が設けられた調整ネジ軸２で連結されている。し
たがって、コネクティングロッド１は、クランク軸１の
偏心回転動力によってボール３を中心に揺動運動するの
で、スライド７を上下動できる。
ス機械を示す。同図において、１は図示しないクランク
軸に連結されたコネクティングロッド、４はスライド７
側に装着されたボールカップで、両者１，４は下端にボ
ール３が設けられた調整ネジ軸２で連結されている。し
たがって、コネクティングロッド１は、クランク軸１の
偏心回転動力によってボール３を中心に揺動運動するの
で、スライド７を上下動できる。
【０００３】ここに、過負荷安全装置１０は、スライド
７（金型）側に過負荷が生じた場合に、機器破損防止の
ためコネクティングロッド１側とスライド７側との上下
方向相対移動を許容するものでる。すなわち、この装置
１０は、コネクティングロッド１側に連結されたピスト
ン１２（シート面１２Ａ）と、スライド７側に連結され
たシリンダ１１と、両者１１，１２間に形成される油圧
室１４と、シリンダ１１側に固定されたストッパー１３
（シート面１３Ａ）とから形成されている。常態にあっ
ては、油圧室１４内の油圧によりピストン１２がストッ
パー１３に押付けられているので、両者１，７は一体的
である。一方、過負荷となると、シリンダ１１に対して
ピストン１２が下方に強く押されるので、両シート面１
２Ａ，１３Ａが形成する油圧シール面が破れ、油圧室１
４内の油は外部に放出される。よって、両者１１，１２
の上下方向相対移動が許容され、機器の安全が保障され
る。
７（金型）側に過負荷が生じた場合に、機器破損防止の
ためコネクティングロッド１側とスライド７側との上下
方向相対移動を許容するものでる。すなわち、この装置
１０は、コネクティングロッド１側に連結されたピスト
ン１２（シート面１２Ａ）と、スライド７側に連結され
たシリンダ１１と、両者１１，１２間に形成される油圧
室１４と、シリンダ１１側に固定されたストッパー１３
（シート面１３Ａ）とから形成されている。常態にあっ
ては、油圧室１４内の油圧によりピストン１２がストッ
パー１３に押付けられているので、両者１，７は一体的
である。一方、過負荷となると、シリンダ１１に対して
ピストン１２が下方に強く押されるので、両シート面１
２Ａ，１３Ａが形成する油圧シール面が破れ、油圧室１
４内の油は外部に放出される。よって、両者１１，１２
の上下方向相対移動が許容され、機器の安全が保障され
る。
【０００４】一方、コネクティングロッド１側とスライ
ド７側との上下方向相対移動を強制的に行って、スライ
ド７の下死点位置を調整するいわゆるスライド位置調整
装置２０は、次のように構成されている。締付ナット１
Ｂを緩め、ウォームネジ軸２７でウォームホイール２８
を回動させると、ピン５を介して調整ネジ軸２が回動す
る。すると、コネクティングロッド１側の雌ネジ（調整
ナット）１Ａと調整ネジ軸２側の雄ネジ２Ａが作動し、
コネクティングロッド１に対して調整ネジ軸２側つまり
スライド７側を上下動させることができる。
ド７側との上下方向相対移動を強制的に行って、スライ
ド７の下死点位置を調整するいわゆるスライド位置調整
装置２０は、次のように構成されている。締付ナット１
Ｂを緩め、ウォームネジ軸２７でウォームホイール２８
を回動させると、ピン５を介して調整ネジ軸２が回動す
る。すると、コネクティングロッド１側の雌ネジ（調整
ナット）１Ａと調整ネジ軸２側の雄ネジ２Ａが作動し、
コネクティングロッド１に対して調整ネジ軸２側つまり
スライド７側を上下動させることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように従来プレス
機械の過負荷安全装置１０とスライド位置調整装置２０
とは、別個独立的に構成されている。過負荷安全装置１
０は過負荷発生箇所に近接させて応答性を高める、スラ
イド位置調整装置２０はモータ用ケーブル処理構造の簡
素化を図る等々の理由により慣行的にスライド７の上部
に配設して構築されていたものと思われる。かかる構成
のために、次のような問題点がある。
機械の過負荷安全装置１０とスライド位置調整装置２０
とは、別個独立的に構成されている。過負荷安全装置１
０は過負荷発生箇所に近接させて応答性を高める、スラ
イド位置調整装置２０はモータ用ケーブル処理構造の簡
素化を図る等々の理由により慣行的にスライド７の上部
に配設して構築されていたものと思われる。かかる構成
のために、次のような問題点がある。
【０００６】■ 装置大型となる、とともにこれに伴
い各部機械的強度も非常に堅牢としなければならない。
い各部機械的強度も非常に堅牢としなければならない。
【０００７】■ これがため、特に、図３に示す如く
、ナックルプレス機械４０（クランク軸４１，コネクテ
ィングロッド４２，摺動体４３，ナックルリンク４４，
コネクティングリンク４５等）では、その構造上および
加工精度の問題から過負荷安全装置（１０）は装着され
ていない。また、スライド位置調整装置（２０）は、ネ
ジ軸６８を廻してテーパウェッジ４７を図で左右方向に
移動させる構造やナックルリンク４４の支点ピン４６を
偏心動作させる構造とされているので、形状・構造が複
雑となり調整量も小さく調整精度も悪いものとなってい
る。
、ナックルプレス機械４０（クランク軸４１，コネクテ
ィングロッド４２，摺動体４３，ナックルリンク４４，
コネクティングリンク４５等）では、その構造上および
加工精度の問題から過負荷安全装置（１０）は装着され
ていない。また、スライド位置調整装置（２０）は、ネ
ジ軸６８を廻してテーパウェッジ４７を図で左右方向に
移動させる構造やナックルリンク４４の支点ピン４６を
偏心動作させる構造とされているので、形状・構造が複
雑となり調整量も小さく調整精度も悪いものとなってい
る。
【０００８】ここに本発明の目的は、過負荷安全装置と
スライド位置調整装置とを有機的、一体的に構成した小
型で取扱容易なプレス機械のスライド位置調整装置を提
供することにある。
スライド位置調整装置とを有機的、一体的に構成した小
型で取扱容易なプレス機械のスライド位置調整装置を提
供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、過負荷安全装
置が油圧室内に所定油圧を確立するものとし構築されて
いることに着目し、この油圧室内の油圧排除によりコネ
クティングロッド側に連結されたピストンとスライド側
に連結されたシリンダとの相対位置を調整可能とし、か
つスライド位置調整後は油圧室内の油圧を利用してスラ
イド位置を拘束するように構成し、前記目的を達成する
。
置が油圧室内に所定油圧を確立するものとし構築されて
いることに着目し、この油圧室内の油圧排除によりコネ
クティングロッド側に連結されたピストンとスライド側
に連結されたシリンダとの相対位置を調整可能とし、か
つスライド位置調整後は油圧室内の油圧を利用してスラ
イド位置を拘束するように構成し、前記目的を達成する
。
【００１０】すなわち、本発明は、スライド側に連結さ
れたシリンダとこのシリンダとともに油圧室を形成する
コネクティングロッド側に連結されたピストンとを含み
構成された過負荷安全装置を備えたプレス機械のスライ
ド調整装置であって、前記シリンダ内で回転可能かつ上
下移動可能に前記シリンダと螺合された回転体と、この
回転体に回転力を付与する回転付与手段とを設け、該回
動体に、前記ピストンのシート面と係合し油圧シール面
を形成するとともに前記油圧室の油圧に抗して前記ピス
トンの上下方向位置を拘束する押えリングを、直接また
は間接的に取付けたことを特徴とする。
れたシリンダとこのシリンダとともに油圧室を形成する
コネクティングロッド側に連結されたピストンとを含み
構成された過負荷安全装置を備えたプレス機械のスライ
ド調整装置であって、前記シリンダ内で回転可能かつ上
下移動可能に前記シリンダと螺合された回転体と、この
回転体に回転力を付与する回転付与手段とを設け、該回
動体に、前記ピストンのシート面と係合し油圧シール面
を形成するとともに前記油圧室の油圧に抗して前記ピス
トンの上下方向位置を拘束する押えリングを、直接また
は間接的に取付けたことを特徴とする。
【００１１】
【作用】本発明では、スライド位置調整を行う場合、油
圧室の油圧を少々排除して回動体の押えリングとピスト
ンのシート面との係合を解く。その後、回転付与手段で
回動体を所望量だけ回動させて、回動体のスライダ側の
シリンダに対する相対上下方向位置を調整する。その後
、油圧室内の圧力を所望値に高めれば、回動体はシリン
ダとの螺合により上下方向の位置が規制されているから
、ピストンのシート面が押えリングに押圧されシール面
が形成されかつピストンの位置を拘束できる。よって、
調整後のスライド位置が正確に保持されかつ過負荷安全
装置を同時にセット状態とすることができる。
圧室の油圧を少々排除して回動体の押えリングとピスト
ンのシート面との係合を解く。その後、回転付与手段で
回動体を所望量だけ回動させて、回動体のスライダ側の
シリンダに対する相対上下方向位置を調整する。その後
、油圧室内の圧力を所望値に高めれば、回動体はシリン
ダとの螺合により上下方向の位置が規制されているから
、ピストンのシート面が押えリングに押圧されシール面
が形成されかつピストンの位置を拘束できる。よって、
調整後のスライド位置が正確に保持されかつ過負荷安全
装置を同時にセット状態とすることができる。
【００１２】また、プレス運転中に過負荷となると、ス
ライド側シリンダに対してコネクティングロッド側のピ
ストンが下方に少しだけ相対移動する。すると、油圧シ
ール面が破れ油圧室内の油が逃げるから、ピストンとシ
リンダとの上下方向相対移動が大きく許容される。よっ
て、過負荷に対する安全が保証される。
ライド側シリンダに対してコネクティングロッド側のピ
ストンが下方に少しだけ相対移動する。すると、油圧シ
ール面が破れ油圧室内の油が逃げるから、ピストンとシ
リンダとの上下方向相対移動が大きく許容される。よっ
て、過負荷に対する安全が保証される。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。本スライド位置調整装置２０は、図１に示す如
く、回動体２１と回転付与手段３１とを備え、かつ回動
体２１に押えリング２２を取付け過負荷安全装置１０と
スライド位置調整装置２０とを有機的，一体的に構成さ
れている。なお、この実施例では、前出図３に示したナ
ックルプレス機械４０に組込むものとされているが、前
出図２に示すプレス機械にもそのまま組込んで実施する
ことができる。
明する。本スライド位置調整装置２０は、図１に示す如
く、回動体２１と回転付与手段３１とを備え、かつ回動
体２１に押えリング２２を取付け過負荷安全装置１０と
スライド位置調整装置２０とを有機的，一体的に構成さ
れている。なお、この実施例では、前出図３に示したナ
ックルプレス機械４０に組込むものとされているが、前
出図２に示すプレス機械にもそのまま組込んで実施する
ことができる。
【００１４】図１において，過負荷安全装置１０を形成
するピストン１２には、ボールカップ相当部材４，ピン
６を介してコネクティングリンク（コネクティングロッ
ド相当）４５側に連結され、シリンダ１１はスライド７
側に連結されている。油圧室１４には油路１４Ａを通し
油圧供給手段１６から所定圧力の油圧が供給される。こ
の油圧供給手段１６は、油圧室１４内の圧力を減少する
ように油を抜き取ることもできるように形成されている
。ピストン１２の上部に設けられた水平シート面１２Ａ
は、押えリング２２のシート面２２Ａとともに油圧シー
ル面を構成する。油圧シール面が破れた場合、油圧室１
４内の油は排油路１７を通して外部に放出される。
するピストン１２には、ボールカップ相当部材４，ピン
６を介してコネクティングリンク（コネクティングロッ
ド相当）４５側に連結され、シリンダ１１はスライド７
側に連結されている。油圧室１４には油路１４Ａを通し
油圧供給手段１６から所定圧力の油圧が供給される。こ
の油圧供給手段１６は、油圧室１４内の圧力を減少する
ように油を抜き取ることもできるように形成されている
。ピストン１２の上部に設けられた水平シート面１２Ａ
は、押えリング２２のシート面２２Ａとともに油圧シー
ル面を構成する。油圧シール面が破れた場合、油圧室１
４内の油は排油路１７を通して外部に放出される。
【００１５】ここに、押えリング２２が静止体と考えれ
ば、油圧室１４内に所定油圧を充填しておけば所定範囲
内の負荷では、ピストン１２とシリンダ１１とが一体つ
まりコネクティングリンク４５とスライド７とは一体と
なる。一方、過負荷が発生すると静止体と見ることがで
きるシリンダ１１に対して，ピストン１２が図で下方に
少々下降するので油圧シール面（１２Ａ，２２Ａ）が破
れ，油圧室１４内の油が排油路１７を通し逃げる。よっ
て、過負荷による機器破損が防止される。
ば、油圧室１４内に所定油圧を充填しておけば所定範囲
内の負荷では、ピストン１２とシリンダ１１とが一体つ
まりコネクティングリンク４５とスライド７とは一体と
なる。一方、過負荷が発生すると静止体と見ることがで
きるシリンダ１１に対して，ピストン１２が図で下方に
少々下降するので油圧シール面（１２Ａ，２２Ａ）が破
れ，油圧室１４内の油が排油路１７を通し逃げる。よっ
て、過負荷による機器破損が防止される。
【００１６】一方、スライド位置調整装置２０を形成す
る回動体２１は、短寸の厚肉円筒形状でその外周面には
雄ネジ２１Ａが設けられている。この雄ネジ２１Ａは、
シリンダ１１の内周面に設けられた雌ネジ１１Ａと螺合
されている。すなわち、スライド位置調整装置２０を形
成する回動体２１は、シリンダ１１内で回動可能かつ上
下方向に相対移動可能である。
る回動体２１は、短寸の厚肉円筒形状でその外周面には
雄ネジ２１Ａが設けられている。この雄ネジ２１Ａは、
シリンダ１１の内周面に設けられた雌ネジ１１Ａと螺合
されている。すなわち、スライド位置調整装置２０を形
成する回動体２１は、シリンダ１１内で回動可能かつ上
下方向に相対移動可能である。
【００１７】また、この回動体２１に回転力を付与する
回転付与手段３１は、シリンダ１１に固定されたブレー
キ付モータ３２とピニオン３３とからなり、回動体２１
にボルト２６で固着された内歯歯車２５を介して、回動
体２１をいずれの方向にも回動することができる。
回転付与手段３１は、シリンダ１１に固定されたブレー
キ付モータ３２とピニオン３３とからなり、回動体２１
にボルト２６で固着された内歯歯車２５を介して、回動
体２１をいずれの方向にも回動することができる。
【００１８】次に、押えリング２２は、下面側にシート
面２２Ａを有するリング形状とされ，内周面２２Ｉはピ
ストン１２の外周面に，外周面２２Ｏはシリンダ１１の
内周面に摺動可能に嵌挿される。２３はシール部材であ
る。また、押えリング２２の段部２２Ｆは、回動体２１
の押えリング部２１Ｂに当接される。この実施例では、
押えリング２２は回動体２１に間接的に取付けられてい
るが，これは加工便宜等のためである。したがって、押
えリング部２１Ｂをもって押えリング（２２）を形成す
る、つまり回動体２１に直接的に取付けてもよいことが
理解される。
面２２Ａを有するリング形状とされ，内周面２２Ｉはピ
ストン１２の外周面に，外周面２２Ｏはシリンダ１１の
内周面に摺動可能に嵌挿される。２３はシール部材であ
る。また、押えリング２２の段部２２Ｆは、回動体２１
の押えリング部２１Ｂに当接される。この実施例では、
押えリング２２は回動体２１に間接的に取付けられてい
るが，これは加工便宜等のためである。したがって、押
えリング部２１Ｂをもって押えリング（２２）を形成す
る、つまり回動体２１に直接的に取付けてもよいことが
理解される。
【００１９】次に、この実施例の作用を説明する。
（スライド位置調整）油圧供給手段１６を逆操作して、
油圧室１４内の油を少々抜き取ると、ピストン１２と一
体的な押えリング２２と回動体２１の押えリング部２１
Ｂとの係合が解ける。つまり、両ネジ１１Ａ，２１Ａの
軸方向拘束力が解除される。ここに、ブレーキ付モータ
３２を手動または自動により駆動して回動体２１を回動
させる。すると、回動体２１は、ブレーキ付モータ３２
の回転方向に応じてシリンダ１１内で上下移動する。こ
の上下移動量は、スライド７の調整量である。しかる後
に、油圧供給手段１６から油圧室１４内に油を加えると
，ピストン１２が図１で上方に押上げられる。すなわち
，押えリング２２は回動体２１を押上げる。したがって
、両ネジ１１Ａ，２１Ａが拘束されるから、調整後のス
ライド位置が保持される。
油圧室１４内の油を少々抜き取ると、ピストン１２と一
体的な押えリング２２と回動体２１の押えリング部２１
Ｂとの係合が解ける。つまり、両ネジ１１Ａ，２１Ａの
軸方向拘束力が解除される。ここに、ブレーキ付モータ
３２を手動または自動により駆動して回動体２１を回動
させる。すると、回動体２１は、ブレーキ付モータ３２
の回転方向に応じてシリンダ１１内で上下移動する。こ
の上下移動量は、スライド７の調整量である。しかる後
に、油圧供給手段１６から油圧室１４内に油を加えると
，ピストン１２が図１で上方に押上げられる。すなわち
，押えリング２２は回動体２１を押上げる。したがって
、両ネジ１１Ａ，２１Ａが拘束されるから、調整後のス
ライド位置が保持される。
【００２０】（過負荷安全装置のセット）上記に際し、
押えリング２２のシート面２２Ａとピストン１２のシー
ト面１２Ａとは強く押付けられ油圧シール面を形成する
。したがって、油圧室１４内に安全負荷に相当する油圧
値を確立するだけで過負荷安全装置１０のセットが完了
する。この際、押えリング２２は、油圧室１４内の油圧
に抗してピストン１２の上下方向位置を拘束するので、
ピストン１２とシリンダ１１つまりコネクティングリン
ク４５とスライド７とは一体的である。もとより、過負
荷が発生すると、油圧シール面（１２Ａ，２１Ｂ）が破
れ、油圧室１４内の油はこの油圧シール面と排油路１７
とを通し排出される。よって、ピストン１２とシリンダ
１１との上下方向相当移動が許容され、機器破損が防止
される。
押えリング２２のシート面２２Ａとピストン１２のシー
ト面１２Ａとは強く押付けられ油圧シール面を形成する
。したがって、油圧室１４内に安全負荷に相当する油圧
値を確立するだけで過負荷安全装置１０のセットが完了
する。この際、押えリング２２は、油圧室１４内の油圧
に抗してピストン１２の上下方向位置を拘束するので、
ピストン１２とシリンダ１１つまりコネクティングリン
ク４５とスライド７とは一体的である。もとより、過負
荷が発生すると、油圧シール面（１２Ａ，２１Ｂ）が破
れ、油圧室１４内の油はこの油圧シール面と排油路１７
とを通し排出される。よって、ピストン１２とシリンダ
１１との上下方向相当移動が許容され、機器破損が防止
される。
【００２１】しかして、この実施例によれば、シリンダ
１１内に上下移動可能に螺合された回動体２１と、この
回動体２１に回転力を付与する回転付与手段３１とを設
け、かつ、ピストン１２のシート面１２Ａと係合して油
圧シール面を形成するとともに油圧室１４内の油圧に抗
してピストン１２の上下方向位置を拘束する押えリング
２２を回動体２１に取付けた構成であるから、過負荷安
全装置１０とスライド位置調整装置２０とを有機的、一
体的な構造として大幅な小型化が図れる。
１１内に上下移動可能に螺合された回動体２１と、この
回動体２１に回転力を付与する回転付与手段３１とを設
け、かつ、ピストン１２のシート面１２Ａと係合して油
圧シール面を形成するとともに油圧室１４内の油圧に抗
してピストン１２の上下方向位置を拘束する押えリング
２２を回動体２１に取付けた構成であるから、過負荷安
全装置１０とスライド位置調整装置２０とを有機的、一
体的な構造として大幅な小型化が図れる。
【００２２】また、押えリング２２はピストン１２と回
動体２１との間に嵌挿され、回動体２１には間接的に取
付けた独立構成とされているので、加工容易でシール特
性、摺動特性をも向上できる。
動体２１との間に嵌挿され、回動体２１には間接的に取
付けた独立構成とされているので、加工容易でシール特
性、摺動特性をも向上できる。
【００２３】さらに、このスライド位置調整装置２０は
、前出図２に示す従来過負荷安全装置とほぼ同じ大きさ
で構成されているから、当該プレス機械の縦寸法を大幅
に短縮できる。
、前出図２に示す従来過負荷安全装置とほぼ同じ大きさ
で構成されているから、当該プレス機械の縦寸法を大幅
に短縮できる。
【００２４】さらにまた、前出図３のナックルプレス機
械４０にも過負荷安全装置を付加できるから安全作業が
保障される。しかも、スライド調整装置としては、従来
構造の支点ピン位置の変化やモーション，スライドスト
ロークへの影響を一掃し、その調整量も２倍以上とでき
かつナックルリンク（４４）の支点ピン（４６）構造を
大幅に簡素化できる。
械４０にも過負荷安全装置を付加できるから安全作業が
保障される。しかも、スライド調整装置としては、従来
構造の支点ピン位置の変化やモーション，スライドスト
ロークへの影響を一掃し、その調整量も２倍以上とでき
かつナックルリンク（４４）の支点ピン（４６）構造を
大幅に簡素化できる。
【００２５】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、シリンダ
内で上下移動可能に螺合された回動体と回転付与手段と
を設け、かつピストンのシート面と係合して油圧シール
面を形成するとともに油圧室内の油圧に抗してピストン
の上下方向位置を拘束する押えリングを取付け過負荷安
全装置と一体的に構成されているので、大幅な小型化が
構成され取扱容易である。したがって、プレス機械の型
種に問わず組込め、その構造簡素化とコスト低減に貢献
するところ極めて大である。
内で上下移動可能に螺合された回動体と回転付与手段と
を設け、かつピストンのシート面と係合して油圧シール
面を形成するとともに油圧室内の油圧に抗してピストン
の上下方向位置を拘束する押えリングを取付け過負荷安
全装置と一体的に構成されているので、大幅な小型化が
構成され取扱容易である。したがって、プレス機械の型
種に問わず組込め、その構造簡素化とコスト低減に貢献
するところ極めて大である。
【図１】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】従来のスライド位置調整装置と過負荷安全装置
とを説明するための縦断面図である。
とを説明するための縦断面図である。
【図３】ナックルプレス機械とこれに組込まれた従来ス
ライド位置調整装置を説明するための縦断面図である。
ライド位置調整装置を説明するための縦断面図である。
１ コネクティングロッド
２ 調整ネジ
７ スライド
１０ 過負荷安全装置
１１ シリンダ
１１Ａ 雌ネジ
１２ ピストン
１２Ａ シート面（油圧シール面）
１４ 油圧室
１６ 油圧供給手段
２０ スライド位置調整装置
２１ 回動体
２１Ａ 雄ネジ
２１Ｂ 押えリング部（押えリング）２２ 押えリ
ング ２２Ａ シート面（油圧シール面） ２５ 内歯歯車 ２７ ウォームネジ ２８ ウォームホイール ３１ 回転付与手段 ３２ ブレーキ付モータ ３３ ピニオン ４０ ナックルプレス機械 ４１ クランク軸 ４３ 摺動体 ４４ ナックルリンク ４５ コネクティングリンク（コネクティングロッド
）４６ 支軸ピン ４７ テーパーウエッジ
ング ２２Ａ シート面（油圧シール面） ２５ 内歯歯車 ２７ ウォームネジ ２８ ウォームホイール ３１ 回転付与手段 ３２ ブレーキ付モータ ３３ ピニオン ４０ ナックルプレス機械 ４１ クランク軸 ４３ 摺動体 ４４ ナックルリンク ４５ コネクティングリンク（コネクティングロッド
）４６ 支軸ピン ４７ テーパーウエッジ
Claims (1)
- 【請求項１】 スライド側に連結されたシリンダとこ
のシリンダとともに油圧室を形成するコネクティングロ
ッド側に連結されたピストンとを含み構成された過負荷
安全装置を備えたプレス機械のスライド調整装置であっ
て、前記シリンダ内で回転可能かつ上下移動可能に前記
シリンダと螺合された回転体と、この回転体に回転力を
付与する回転付与手段とを設け、該回動体に、前記ピス
トンのシート面と係合し油圧シール面を形成するととも
に前記油圧室の油圧に抗して前記ピストンの上下方向位
置を拘束する押えリングを、直接または間接的に取付け
たことを特徴とするプレス機械のスライド位置調整装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2247791A JPH04262900A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | プレス機械のスライド位置調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2247791A JPH04262900A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | プレス機械のスライド位置調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04262900A true JPH04262900A (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=12083802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2247791A Pending JPH04262900A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | プレス機械のスライド位置調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04262900A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5349902A (en) * | 1993-04-20 | 1994-09-27 | The Minster Machine Company | Press shutheight adjustment mechanism |
| JP2010280000A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Feintool Intellectual Property Ag | プレス用の液圧式精密カッターヘッドおよびこの精密カッターヘッドの送り方法 |
| CN102145549A (zh) * | 2011-05-03 | 2011-08-10 | 苏州工业园区高登威科技有限公司 | 一种可预压压头 |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP2247791A patent/JPH04262900A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5349902A (en) * | 1993-04-20 | 1994-09-27 | The Minster Machine Company | Press shutheight adjustment mechanism |
| JP2010280000A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Feintool Intellectual Property Ag | プレス用の液圧式精密カッターヘッドおよびこの精密カッターヘッドの送り方法 |
| CN102145549A (zh) * | 2011-05-03 | 2011-08-10 | 苏州工业园区高登威科技有限公司 | 一种可预压压头 |
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