JPH0415440Y2 - - Google Patents

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JPH0415440Y2
JPH0415440Y2 JP1986137915U JP13791586U JPH0415440Y2 JP H0415440 Y2 JPH0415440 Y2 JP H0415440Y2 JP 1986137915 U JP1986137915 U JP 1986137915U JP 13791586 U JP13791586 U JP 13791586U JP H0415440 Y2 JPH0415440 Y2 JP H0415440Y2
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JP
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annular
valve body
diameter portion
large diameter
oil
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JP1986137915U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、プレス機械の過負荷安全装置に関す
るものである。
[考案の技術的背景およびその問題点] 初めに第1図にもとづいて本考案装置の実施さ
れた背景を説明する。
第1図に示したメカニカルプレス1は、クラン
ク軸3を図示を省略した電動機、フライホイー
ル、クラツチブレーキなどを介して回転駆動し、
クランク軸3とスライド5を連結するコネクテイ
ングロツド7でスライド5を昇降駆動する。
前記スライド5はプレス1の第1図における左
右側壁に設けたギブによつて規制かつ案内されて
上下方向に垂直移動し、スライド5の下面にとり
つけた上金型(図示せず)とテーブル9上のボル
スタ11の上面にとりつけた下金型(図示せず)
との間でプレス作業を行なう。
上記したメカニカルプレス1によるプレス作業
ではクランク軸3の上死点から下死点を通つて再
び上死点にもどる一サイクルのストローク長さは
一定であるから、下死点における上下型のクリア
ランスをワーク(被加工板材)の板厚に一致させ
なければならない。
一般に上記のクリアランス整合は、コネクテイ
ングロツド7の有効長さを伸縮して行なうが、ク
リアランスが過少であるといわゆる底搗き現象を
おこして金型を破損したり機械の動力伝達構造部
分を損傷することになる。
上記クリアランスが適正であつても、ワークを
あやまつて二枚取りしたりすると底搗き現象がお
こるものである。
従来、上記した底搗き現象にともなう過負荷に
対し先行して破断するシヤープレートを設けた
り、コネクテインロツド7とスライド5の間に油
圧シリンダを設けて密閉された圧油を排出して上
記した金型や機械の動力伝達構造物を保護するも
のがあつた。しかしこれらは誤動作をしたり、作
動が瞬間的に行なわれなかつたり、構造が大がか
りになつたりして満足できるものがなかつた。
[考案の目的およびその概要] 本考案は上記した従来装置の不都合を解消すべ
く創案されたもので、消耗部品がなく、正確で瞬
時に作動するコンパクトな過負荷安全装置を提供
するもので、以下にその構成を好適実施例によつ
て詳細に説明する。
[考案の実施例] 第2図に示した本考案の好適実施例装置はコネ
クテイングロツド7の下端にボールジヨイント1
3を介して油圧シリンダ15のピストン17が圧
油による上向き付勢力で圧着されて設けてある。
上記油圧シリンダ15はスライド5の上方にボ
ルトなどの緊締具19で固着してあり、油圧シリ
ンダ15の上端はボール押え21が螺着してあり
ロツクナツト23で緩み止めされている。
したがつてコネクテイングロツド7はピストン
17の下面が油圧で上向きに付勢されている限
り、下端のボールジヨイント13がピストン17
の上面の半球状凹みとボール押え21との間で挟
持され、コネクテイングロツド7はその上部を全
方向に振ることが自由である。
前記油圧シリンダ15の下方のスライド5には
オイルタンク25が設けてあり、油圧シリンダ1
5の油室27の前記オイルタンク25を連通する
連通穴29には第3図で後述する過負荷安全弁3
1が装着してある。
スライド5は側面の一部に蓋部材33を介して
オイルポンプ、電動機、圧力スイツチを内蔵する
ポンプ室35が設けてあり、上方にチエツクバル
ブ37を介して前記油室27への導管39が設け
てある。
前記過負荷安全弁31は、例えば第3図に示し
たような上端と下端近くに雄ねじ部41と43と
を備え、中間にフランジ形の大径部45を備えた
柱状の弁本体47が主体であり、下端側面には平
行平面部49がスパナ使用のために設けてある。
前記弁本体47の軸心を上方から大径部45の
下面位置まで縦導油路51が設けてあり、大径部
45の下面位置で例えば放射四方向に分岐した横
導油路53になつている。
上記横導油路53の外方端は環状溝55になつ
ていて、この部分に環状弁体57が弾機59で上
向きに付勢されて設けてある。
前記環状弁体57は横導油路53が閉鎖時に油
圧シリンダ内の圧油の圧力を受圧する環状の段部
61を内周面に備えており、また横導油路53を
開いた時に流出される圧油の圧力を受圧する先端
面の環状部63とから構成されている。この環状
部63の面積は、前記段部61の面積に比較して
広く形成してある。
前記した大径部45には環状弁体57の外側に
垂下する円筒状部としてのガイドリング65が複
数のピン67でとりつけてあり、大径部の下面に
は環状弁体57の上端が当接する部分に圧油のシ
ール性を保つゴム質環69が埋設されている。な
お前記した幅広の環状部63はガイドリング65
に向つて下り勾配に設けてあるとともに、ガイド
リング65との間に油圧室71を構成している。
また前記した下側の雄ねじ43には、ばね座リ
ング73が螺着してあつて、このばね座リング7
3の外周には棒状工具を挿入する穴75が適数設
けてあり、ロツクボルト77が設けてある。
以上のごとき構成において、油室27内の圧力
が所定値以上に上昇すると、環状弁体57の段部
61に作用する圧力によつて上記環状弁体57が
弾機59の付勢力に抗して移動され、シール部と
してのゴム質環69と環状弁体57の先端部とが
僅かに離反する。このように離反すると、圧油が
円筒状部としてのガイドリング65の内部に流出
するので、環状部63に圧油の圧力が作用するこ
ととなる。
上述のように環状部63に圧油の圧力が作用す
ると、環状弁体57が急激に移動され、圧油の排
出が迅速に行なわれる。
すなわち、油室27内の圧油の排出が迅速に行
なわれるので、プレス機械の過負荷の発生を防止
できるのである。
[考案の効果] 以上のごとき実施の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、プレス機械における上下
動自在なスライド5に備えた油圧シリンダ15の
油室27に過負荷安全弁31を接続してなるプレ
ス機械の過負荷安全装置にして、上記過負荷安全
弁31の柱状の弁本体47に大径部45を設ける
と共に当該大径部45に連続して小径部を設け、
上記大径部45の一側面に備えた環状のシール部
69に先端部が当接自在の環状弁体57を上記弁
本体47の小径部に軸方向へ摺動自在に被嵌して
設けると共に環状弁体57を前記シール部69へ
押圧付勢して設け、上記環状弁体57の先端部内
周面に段部61を形成したことによつて弁本体4
7との間に形成された環状溝55と前記油室27
とを油路53を介して連通して設け、上記環状弁
体57の先端面に、前記段部61の面積よりも広
い面積の環状部63を設けると共にこの環状部6
3を囲繞する円筒状部65を前記大径部45に設
けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、弁本体47の小径部に軸方向へ摺動自在に被
嵌した環状弁体57の先端部は弁本体47の大径
部45に備えたシール部69へ押圧付勢してあ
り、この先端部の内周面に段部61を設けたこと
によつて弁本体47との間に形成された環状溝5
5は油路53を介して油圧シリンダ15の油室2
7に連通してある。そして、上記環状弁体57の
先端面に面積の広い環状部63が設けてあり、こ
の環状部63は前記大径部43に設けた円筒状部
65によつて囲繞されている。
したがつて本考案によれば、油圧シリンダ15
の油室27内の圧力が所定値より上昇すると、上
記圧力が環状弁体57の段部61に作用して、押
圧付勢力に抗して環状弁体57を摺動し、環状弁
体57の先端部をシール部69から離反すること
となりる。
上述のごとく先端部がシール部69から僅かに
離反すると、圧油が流出して先端部の面積の広い
環状部63に油圧が作用することとなり、環状弁
体57は押圧付勢力に抗して急激に移動されるこ
ととなり、圧油を迅速に排出することとなる。こ
の場合、環状弁体57の先端部が円筒状部65に
よつて囲繞されていることにより、前記環状部6
3に圧油が確実に作用することとなり、チヤタリ
ング等が生じることなく、圧油の迅速な排出を確
実に行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のなされた背景を説明したメカ
ニカルプレスの正面図、第2図は本考案の実施例
装置のスライドの部分断面図、第3図は第2図の
過負荷安全弁の立面図及び断面図である。 図面の主要部を表わす符号の説明、1……メカ
ニカルプレス、15……油圧シリンダ、27……
油室、31……過負荷安全弁、57……環状弁
体、61……環状の段部、63……幅広環状部、
65……ガイドリング(円筒状部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス機械における上下動自在なスライド5に
    備えた油圧シリンダ15の油室27に過負荷安全
    弁31を接続してなるプレス機械の過負荷安全装
    置にして、上記過負荷安全弁31の柱状の弁本体
    47に大径部45を設けると共に当該大径部45
    に連続して小径部を設け、上記大径部45の一側
    面に備えた環状のシール部69に先端部が当接自
    在の環状弁体57を上記弁本体47の小径部に軸
    方向へ摺動自在に被嵌して設けると共に環状弁体
    57を前記シール部69へ押圧付勢して設け、上
    記環状弁体57の先端部内周面に段部61を形成
    したことによつて弁本体47との間に形成された
    環状溝55と前記油室27とを油路53を介して
    連通して設け、上記環状弁体57の先端面に、前
    記段部61の面積よりも広い面積の環状部63を
    設けると共にこの環状部63を囲繞する円筒状部
    65を前記大径部45に設けてなることを特徴と
    するプレス機械の過負荷安全装置。
JP1986137915U 1986-09-10 1986-09-10 Expired JPH0415440Y2 (ja)

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JPS6347100U JPS6347100U (ja) 1988-03-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4872769A (ja) * 1971-12-29 1973-10-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4872769A (ja) * 1971-12-29 1973-10-01

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