JPH0444270Y2 - - Google Patents

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JPH0444270Y2
JPH0444270Y2 JP1988118753U JP11875388U JPH0444270Y2 JP H0444270 Y2 JPH0444270 Y2 JP H0444270Y2 JP 1988118753 U JP1988118753 U JP 1988118753U JP 11875388 U JP11875388 U JP 11875388U JP H0444270 Y2 JPH0444270 Y2 JP H0444270Y2
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JP
Japan
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handle
die
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fixed
piston
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JP1988118753U
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JPH0242725U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は手動油圧式カシメ機に関し、詳しくは
ホースを接続金具(竹の子状ニツプル)等に差し
込み、その差し込み部分をカシメパイプのカシメ
によつてホースの抜け止めを行なうカシメ機に関
する。
(従来の技術) ホースをホース継手に接続固定する手段とし
て、現場で一般的に採用されているものは鋳物成
形品からなる重量の大なサドルを使用し、ボル
ト・ナツトによつて締付けている。又、工場から
出荷する時点でホースが接続されるようなものに
は金属管からなるカシメパイプを径方向に圧縮し
て圧着固定するカシメ固定手段が採用され、その
カシメ装置として特開昭62−33024号公報に記載
のものがある。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来のカシメ装置は、カシメパイプを
押し潰すための固定締付け部材と可動締付け部材
とが対向して設けられ、その可動締付け部材が油
圧シリンダの作動によつて固定締付け部材側に進
出し、それにより両締付け部材間に介在されたカ
シメパイプを挟圧する方式である。
そして、上記の両締付け部材におけるカシメパ
イプと接触する面は直線面で形成された略台形で
あるため、カシメで生じる歪み(シワ)の吸収箇
所が一定せず、カシメ形状が不揃いになるといつ
た問題点を有する。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、均一なカシメ状態を確立し得るカシメ
機を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案における手
動油圧式カシメ機は、油圧機構を装備した柄杆
と、その柄杆に対し開閉作動する加圧ハンドルと
でカシメ機本体を構成し、前記柄杆の先部に閉鎖
形状が略矩形状となる開閉自在なヘツドを連結す
ると共に、そのヘツド内側に、油圧機構のピスト
ンと対向して固定ダイスを、ピストン端部に可動
ダイスを夫々着脱自在に取付け、更に固定ダイス
と可動ダイスは相対的に嵌合する雄・雌の形状と
したカシメ機に於いて、固定ダイスと可動ダイス
によつて形成されるカシメ形状を略正多角形と
し、その略正多角形を形成する各面の内、複数面
を内方へ突出する凸状面としたものである。
(作用) 上記手段によれば、加圧ハンドルを開閉操作す
ることにより柄杆に装備された油圧機構を構成す
るタンク内の油がポンプ動作によつて作動シリン
ダ内に流入され、該シリンダ内のピストンが移動
し、ピストンの端部に取付けられた可動ダイスは
対向する固定ダイス側に向つて進出して、固定ダ
イスと可動ダイス間にセツトされたカシメパイプ
を所定の形状に圧潰変形する。そして、ダイスを
取付けたヘツドは分割されて開閉自在であるた
め、カシメ箇所にカシメ機をセツトすることが出
来ると共に、ヘツドが柄杆に対して周方向に回転
するためカシメ箇所の状況に合わせて操作し易い
方向を選択できる。しかも、固定ダイスと可動ダ
イスによつて形成される略正多角形のカシメ面の
内、複数面が内方に突出する凸状面となつている
ことによつて、圧潰によつて生じるパイプの歪み
(シワ)は凸状面による加工部分に吸収され、均
一なカシメ形状が得られる。又、ヘツド内側の固
定及び可動ダイスは着脱自在であるため被加工物
の外径に応じてダイスを交換することが出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、カシメ機本体Aは油圧機構Bを収容装備し
た柄杆1と、その柄杆1に対して開閉作動する加
圧ハンドル2とから成り、柄杆1の先部にはヘツ
ド3が接続固定されている。
上記柄杆1に装備される油圧機構Bは、中空の
柄杆1内に収容した油タンク4、油タンク4から
送られる油によつて作動するピストン6を収容し
たシリンダ5、そのシリンダ5内へ加圧ハンドル
2の操作で油を送り込むラム室7とラム8及びシ
リンダ5内の油圧力が規定値以上になつた時、該
シリンダ5内の油を油タンク4内に戻すリリーフ
バルブ装置9から成り、ラム8は柄杆1にピン1
0で開閉自在に取付けられた加圧ハンドル2の掛
止ピン11にラム8上面に固着したフツク12を
介して連結され、加圧ハンドル2の開閉操作によ
つてラム8がポンプ動作するようにしてある。
又、シリンダ5内にはピストン6を下死点側に押
圧付勢する戻し用コイルスプリング13が収納さ
れている。
以上の油圧機構Bを装備した柄杆1の先部に取
付けられるヘツド3は、固定ヘツド部材3aと開
閉ヘツド部材3bとから成り、開閉ヘツド部材3
bは正面略コ形にしてその一側部が固定ヘツド部
材3aにピン14で回動自在に連結され、開閉ヘ
ツド部材3bの他側部は抜差し自在な係合ピン1
5で固定ヘツド部材3aの他側部に係着され、両
ヘツド部材3a,3bでの閉鎖形状が略矩形状の
通孔を区画形成するようにしてある。上記係合ピ
ン15はその長さ方向の両側外周面に環状溝16
a,16bが切欠され、その環状溝16a又は1
6bに固定ヘツド部材3a側に収容装着した突子
17がスプリング18の弾発力で嵌入することに
より該係合ピン15が完全に引き抜かれ分離する
のを防止している。
上記ヘツド3の内側には、ピストン6の前端に
可動ダイス19が、その可動ダイス19の前面と
対向した開閉ヘツド部材3bの内側面には固定ダ
イス20が夫々対向して取付けられ、且つ可動ダ
イス19はピストン6にボールと溝の係合手段に
よつて着脱自在に取付けられ、固定ダイス20は
開閉ヘツド部材3bに止めネジ21によつて着脱
可能に取付けられている。又、上記可動ダイス1
9と固定ダイス20はカシメ形状が略正八角形と
なるように、固定ダイス20に正八角形の一半部
を受け持つ凹部20′が形成され、可動ダイス1
9には正八角形の他半部を受け持つ凸部19′が
形成されており、可動ダイス19がピストン6の
移動で固定ダイス20側に押圧移動され、可動ダ
イス19の凸部19′が凹部20′内に嵌入するこ
とにより均一なカシメ加工が行なわれる。
更に、固定ダイス20と可動ダイス19が区画
する略正八角形の成形面のうち、可動ダイス19
の移動方向に沿つた対向する2面を内方に突出し
た凸状面24とし、他の6面を直線面とすること
で、圧潰によつて生じる歪み(シワ)の吸収部分
が凸状面24による加工部分となり、均一なカシ
メ形状が得られる。
次に、そのカシメ行程について説明すると、先
ずニツプル等の接続金具21にカシメパイプ22
をセツトし、該金具21とカシメパイプ22との
空間にホース23を所定位置まで差し込んだもの
を、開閉ヘツド部材3bを開動してヘツド3内に
入れ、開閉ヘツド部材3bを閉じてカシメパイプ
22のカシメ箇所を可動ダイス19と固定ダイス
20との間に位置させる(第3図(a)参照)。
しかる後、加圧ハンドル2を開閉操作すると、
ラム8のポンプ動作によつて油タンク4の油がラ
ム室7内に導かれ、この油が上記ラム8の圧縮行
程で油圧として働き、この油圧が通路を経てシリ
ンダ5内に流入し、シリンダ5内のピストン6を
移動させる。それによつてピストン6に取付けら
れた可動ダイス19がこれと対向する固定ダイス
20側に移動し、両ダイス19,20間にセツト
された被加工物を固定ダイス20の凹部20′内
に圧潰しつつ押し込む(第3図(b)参照)。
更に、加圧ハンドル2を操作してピストン6を
移動させると、可動ダイス19の凸部19′が固
定ダイス20の凹部20′内に入り込み、カシメ
パイプ22は固定ダイス20の凹部20′と可動
ダイス19の凸部19′で形成される略正八角形
の形状になじみ、カシメが完了する(第3図(c)参
照)。
この時、固定ダイス20と可動ダイス19に内
方へ突出する凸状面24があるため圧潰によつて
パイプに生じる歪みは凸状面での加工部に吸収さ
れ、均一なカシメ形状が確立される。
上記した実施例はヘツド3が柄杆1に対し固着
された形態を示したが、該ヘツド3を柄杆1に対
し周方向に所定角度(例えば180°)、首振り回動
するようにしても良く、その場合は作業環境に応
じヘツドの向きを選択してカシメ作業を行なうこ
とが出来るという利点が発揮される。
又、ヘツド3内に取付けられる可動ダイス19
と固定ダイス20の形状及び両ダイスに形成され
る凸状面の数は図示の形状に限られるものではな
く、図示の形状を基本として任意の形状に変更し
得るものであり、更にサイズも被加工物であるホ
ールの外径に応じて適応サイズのダイスに交換す
ることが出来る。
(考案の効果) 本考案の手動油圧式カシメ機は以上詳述したよ
うに、固定ダイスと可動ダイスで形成されるカシ
メ形状を略正多角形とし、その成形面のうち、複
数面を内方に突出する凸状面としたことにより、
その凸状面による加工部は圧潰によつて生じる歪
みの吸収部となり、均一なカシメ形状を形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部
切欠正面図、第2図は第1図の2−2線に沿える
拡大断面図、第3図a,b,cはカシメ行程を示
す図である。 図中、A……カシメ機本体、B……油圧機構、
1……柄杆、2……加圧ハンドル、3……ヘツ
ド、6……ピストン、19……可動ダイス、20
……固定ダイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧機構を装備した柄杆と、その柄杆に対し開
    閉作動する加圧ハンドルとでカシメ機本体を構成
    し、前記柄杆の先部に閉鎖形状が略矩形状となる
    開閉自在なヘツドを連結すると共に、そのヘツド
    内側に、油圧機構のピストンと対向して固定ダイ
    スを、ピストン端部に可動ダイスを夫々着脱自在
    に取付け、更に固定ダイスと可動ダイスは相対的
    に嵌合する雄・雌の形状とした手動油圧式カシメ
    機に於いて、上記固定ダイスと可動ダイスによつ
    て形成されるカシメ形状を略正多角形となし、そ
    の略正多角形を形成する面の内の複数面を内方へ
    突出する凸状面としたことを特徴とする手動油圧
    式カシメ機。
JP1988118753U 1988-09-09 1988-09-09 Expired JPH0444270Y2 (ja)

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JP1988118753U JPH0444270Y2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09

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JPH0242725U JPH0242725U (ja) 1990-03-23
JPH0444270Y2 true JPH0444270Y2 (ja) 1992-10-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163205A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Sekisui Chem Co Ltd 配管接続工具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523705U (ja) * 1978-07-31 1980-02-15
JPS57115933A (en) * 1980-10-24 1982-07-19 Nippon Alum Mfg Co Ltd:The Method for manufacturing heat exchanger
JPS6233024A (ja) * 1985-08-05 1987-02-13 Izumi Seiki Seisakusho:Kk 油圧式締付け具

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JPH0242725U (ja) 1990-03-23

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