JPS6233024A - 油圧式締付け具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は油圧式締付は工具に関し、一層詳細には被処
理材の種類に応じて締付は圧の限界を適宜設定できるよ
うにリリーフバルブの開放限界を調節可能にして工具お
よび油圧に必要以上の負荷をかけないようにした油圧式
締付は工具に関する。

（従来技術） 油圧式締付は工具として、例えば手動油圧式ワイヤー接
続工具にあっては、接続すべき２本のワイヤーの端部を
当接してスリーブで包み、ワイヤーが脱離しないように
スリーブの外側から締付は部材を用い油圧作動によって
挟圧変形させるものがある。

この場合に、ワイヤーの太さ、スリーブの肉厚、材質の
種類等によって条件に対応する各別の締付は部材を工具
に取付け、それぞれ必要締付は圧も異なる。

締付は部材を取替えて工具を汎用するのは各種工具を揃
えるのはコスト的にもがかるし、高所作業が多いため、
多数の工具を用意する煩を避けるものである。

油圧系にはリリーフバルブを設け、油圧が一定圧力に達
すると油圧を開放するように最大限界圧力を設定する。

この最大限界圧力は、最も大きな圧力を必要とする締付
は部材の圧力値を若干越えたところに設定する。

このリリーフバルブを工具本体の油圧系に臨むように、
工具本体に対して別体に着脱自在に設けることによって
、工具本体と異なる材質を用いることができ、加工精度
を向上させることができる等の効果が得られる考案につ
いては、本発明の発明者が考案し実用新案登録出願した
（実願昭５２−１１２７４７号、実開昭５４−３９６９
８号「手動油圧式１具に装場使用するリリーフバルブ」
）。

しかるに、このように油圧系の最大限界圧力を設定した
場合には、例えば細いワイヤーやワイヤーおよびスリー
ブの材質が軟かい場合には締付けは最大限界圧力よりは
るかに小さい圧力で足りるにもかかわらず、締付は部材
が当接して、最大限界圧力にまで達してリリーフバルブ
が開放されハンドルの負荷が無くなることにより確実に
締付けが完了したことを確認できるまでハンドル操作を
行わなければならない。

これは次第に負荷が大きくなっていくハンドルを必要以
上の労力を費やして操作しなければならず、電柱の上や
バケットの中など高所での作業にあっては危険が大きい
。

また油圧経路の圧力が使用のたびに昇圧されるため、各
バルブシートの損傷が早く、工具のメンテナンスの期間
が短くなる。

（技術的課題） 従ってこの発明の目的は、上記難点を解消し、被処理材
の状態に応じた最小限の仕事量で締付は作業ができ、締
付は工具全体を軽量で耐久性のあるものにすることがで
きる、締付は部材が当接するまで油圧駆動の締付は部材
が被処理材を変形挟圧する工具において、締付は部材が
当接した後昇圧して一定圧に達すると油圧を開放するリ
リーフバルブを工具本体の材質により硬くかつ工具本体
に対して着脱自在に設けると共に、上記油圧を開放する
一定圧を可変的に設定できるようにリリーフバルブのス
プリング圧を外部から調節可能に設けたことを特徴とす
る油圧式締付は工具を提供するにある。

（実施例） 以下この発明の１実施例につき図面を参照して詳細に説
明する。

第１図は、本件発明に係るワイヤ接続用油圧式締付は工
具の全体図である。

１２は柄杆で、本件の柄杆１２の内部に油圧タンク２４
が構成されている。

１４は油圧機能部で、加圧ハンドル１６の上下動操作に
より締付は部材１８ａ、１８ｂのうち可動する締付は部
材１８ｂを圧油により押圧する。

第２図において、２０はラム、２２はラム室で、加圧ハ
ンドル１６を開閉操作することによってラム２０がポン
プ動作し、その吸引工程で柄杆１２の油タンク２４の油
がラム室２２に導かれ、この油が上記ラム２０の圧縮工
程で油圧として働き、この圧油が通路（図示せず）を経
て、可動締付は部材１８ｂの作動シリンダ２６に流入す
る。

２８は該シリンダ２６内の可動ピストンで、該ピストン
２８の先端に可動締付は部材１８ｂが設けられ該ピスト
ン２８に押圧されて対向する固定締付は部材１８ａに進
出し、それにより両締付は部材１８ａ、１８ｂ間に介在
される電線などを挟圧する。

３０はリリーフバルブユニットで、作動シリンダ２６と
油タンク２４を連通する通路３２に介在しており、作動
シリンダ２６内の内圧が設定値以上になったときにリリ
ーフバルブユニット３０が作動して油は油タンク２４に
返し戻される。

第３図はリリーフバルブユニット３０の構造説明図で、
３４は弁筺で細長筒状をしており、下端部に弁座３６が
設けられ、弁座３６の中心には油流入用の弁孔３８が穿
設され通路３２に連通している。

４０は弁杆で、下端は先細テーパ部４２が設けられて、
この先細テーバ部４２は弁孔３８にスプリング４４によ
って嵌合付勢し、かつ弁筺３４の側壁に上記弁杆４０の
移動によりその周側面つまりステム部分４６によって構
成され、従って前述した逃げ通路３２の油は弁孔３８を
通じ弁杆４０を押上げ弁筺３４内に流入すると共に上記
弁杆４０の押上げによって開かれた排出用孔４８から油
タンク２４内に帰戻されることは勿論である。

５０は圧力調整ノブで、中心軸５２が弁筺３４の上部内
壁を螺合しており、ノブ５０を回転するごときにより中
心軸５２が進退し、スプリング４４の押圧力を調整する
。

５４はクリックビンで圧力調整ノブ５０を定位置で固定
する。

（作用） 以上のように構成されているので、締付けるワイヤーの
状態に応じて圧力調整ノブ５０を回して、リリーフバル
ブ３０を一定の圧力限界に設定すると、加圧ハンドル１
６を開閉操作することによって作動シリンダ２６内に圧
油が流入していき、可動ピストン２８が可動締付は部材
１８ｂを押圧し固定締付は部材１８ａとの間で接合した
ワイヤーの外側からスリーブを締め付けていき、締め付
けが完了して両締付は部材１８ａ、１８ｂが接合して、
油圧が急速に昇圧しはじめると、リリーフバルブ３０が
開放して油圧が降下し、加圧ハンドル１６の負荷が急速
に軟らかくなり、締付は作業が完了したことがわかり、
作業を終了できる。

（効果） このように本件発明に係る油圧式締付は具によれば、リ
リーフバルブの圧力限界を適宜設定することができるの
で、ワイヤーやスリーブの状態に応じて必要量最小服度
の圧力で締付は操作を行い、操作のたびに工具について
設定された固有の最大限界圧力まで昇圧する必要がない
。

したがって、加圧ハンドルの負荷が小さくて済み、その
ため高所作業における安全性が確保できるほか、各バル
ブシートに無理な力が加わる頻度が極めて少なくなり、
耐久性が増し、したがって工具のメンテナンスの期間も
延長され、工具自体の強度も低く設定できるため、計量
化、低コスト化が実現でき、さらにバルブステム部は別
体加工のため充分な硬度をとることができ、それでも寿
命がきた場合には容易に取りはずして交換できるなどの
著効を奏する。

以上本発明は、ワイヤー接続工具を実施例に挙げて説明
したが、必しも実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲で各種工具に応用され、改変さ
れるべきは勿論のことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本件発明に係る実施例ワイヤー接続用油圧式締
付は工具の全体説明図、第２図は上記工具の機構の説明
断面図、第３図はリリーフバルブユニット３０の機構説
明断面図である。 １０・・・油圧式締付は工具、 １２・・・柄杆、　　１４・・・油圧機能部、１６・・
・加圧ハンドル、　　１８ａ、１８ｂ・・・締付は部材
、　２０・・・ラム、　２２・・・ラム室、　　２４・
・・油タンク、　　２６・・・作動シリンダ、　２８・
・・可動ピストン、３０・・・リリーフバルブユニット
、 ３２・・・通路、　３４・・・弁筺、　３６・・・弁座
、　３８・・・弁孔、　４０・・・弁杆、４２・・・テ
ーパ部、　４４・・・スプリング、４６・・・ステム部
、４８・・・油排出用孔、５０・・・ノブ、　　５２・
・・中心軸、５４・・・クリックビン。 第　　１　　図 第２図　　　　　、６ 第　　３　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、締付け部材が当接するまで油圧駆動の締付け部材が
   被処理材を変形挟圧する工具において、締付け部材が当
   接した後昇圧して一定圧に達すると油圧を開放するリリ
   ーフバルブを工具本体の材質により硬くかつ工具本体に
   対して着脱自在に設けると共に、上記油圧を開放する一
   定圧を可変的に設定できるようにリリーフバルブのスプ
   リング圧を外部から調節可能に設けたことを特徴とする
   油圧式締付け工具。