JPH04286248A - ベースバンド遅延検波器 - Google Patents

ベースバンド遅延検波器

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JPH04286248A
JPH04286248A JP3074777A JP7477791A JPH04286248A JP H04286248 A JPH04286248 A JP H04286248A JP 3074777 A JP3074777 A JP 3074777A JP 7477791 A JP7477791 A JP 7477791A JP H04286248 A JPH04286248 A JP H04286248A
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JP
Japan
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clock
phase
data
detection
zero
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Withdrawn
Application number
JP3074777A
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Inventor
Masahiro Onoda
小野田 雅浩
Yoshifumi Toda
戸田 善文
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/233Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
    • H04L27/2332Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using a non-coherent carrier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0331Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop with a digital phase-locked loop [PLL] processing binary samples, e.g. add/subtract logic for correction of receiver clock

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はπ/4シフトQPSK方
式などにおけるベースバンド遅延検波器に関し、特に遅
延検波演算後の出力に基づき遅延検波に用いるクロック
位相を制御しつつクロックを発生するベースバンド遅延
検波器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のπ/4シフトQPSKベースバン
ド遅延検波器の構成例が図6に示される。図中、51、
52は入力されたIF信号をベースバンド帯に変換する
ミクサ、53はベースバンド帯への変換のためのローカ
ル信号を発生するローカル発振器、54はローカル信号
をπ/2位相シフトするπ/2移相器、55、56は変
換後のベースバンド信号の和成分をカットし差成分を通
す低域フィルタ、57、58はA/D変換器、59はベ
ースバンド信号に基づきIチャネルおよびQチャネルデ
ータを遅延検波演算する演算回路、63はA/D変換器
57、58、演算回路59で用いるタイミングクロック
を発生するクロック発生器、60、61は演算データを
データ識別するデータ識別器、62は並直列変換器、6
4は演算回路59の出力のエッジ検出を行いタイミング
抽出してデータ識別器60、61および並直列変換器6
2で用いるクロックを再生するBTR(Bit Tim
ing Recovary)回路である。
【0003】いま、入力IF信号を、cos(ωC t
+φ)、ローカル信号をcos(ωL t+θ)とする
。ここでφは変調信号成分であり、ωC ≒ωL であ
るものとする。
【0004】IF信号を2分岐し、二つのミクサ51、
52にそれぞれ入力する。さらに一方のミクサ51には
ローカル信号cos(ωL t+θ)を入力し、もう一
方のミクサ52にはローカル信号の位相をπ/2進ませ
た−sin(ωL t+θ)を入力する。各ミクサ51
、52からは2入力の信号の和成分と差成分が出力され
るので、これを低域フィルタ55、56にそれぞれ通し
て和成分は減衰させる。ここで、差成分はそれぞれ、c
os(Δωt+φ−θ)、sin(Δωt+φ−θ)と
表せる。ここでΔω=ωC −ωL である。
【0005】ここで、Δω=0の場合、上記の差成分は
cos(φ−θ)、sin(φ−θ)となり、低域フィ
ルタ通過後の信号で時間と共に変化するのはφのみなの
で、アイパターンは止まってみえる。この時、IF信号
とローカル信号の位相差θがあるため、アイパターンは
θの値により図7に示されるように、(A)の状態、(
B)の状態、あるいはこれらの中間の状態となる。また
、Δω≠0の場合は、時間の経過と共に、(A)→(B
)→(A)→(B)→・・・・と除々に変化する。
【0006】ベースバンド遅延検波器では、ωC とω
L は非同期であるので、アイパターンは常に変化して
いる。
【0007】低域フィルタ55、56を通過後、A/D
変換器57、58でA/D変換した信号をXK 、YK
 とする。 XK =cos(ΔωtK +φK −θ)YK =s
in(ΔωtK +φK −θ)
【0008】演算回路
59では、これらの信号XK 、YK に対して以下の
演算を行う。 IK ’=XK XK−1 +YK YK−1 =co
s {Δω(tK −tK−1 ) +(φK−φK−
1 )}QK ’=YK XK−1 −XK YK−1
 =sin {Δω(tK −tK−1 ) +(φK
−φK−1 )}ここで、tK はA/D変換した時刻
、tK−1 はtKに対して1シンボル時間前の時刻で
あり、XK 、YK 、φK は時刻tK の時のX、
Y、φであり、XK−1、YK−1 、φK−1 は時
刻tK−1 の時のX、Y、φである。
【0009】tK −tK−1 =Δtは1シンボル時
間で一定であり、Δω≒0と一定であるので、IK ’
≒cos(φK −φK−1 )QK ’≒sin(φ
K −φK−1 )となる。
【0010】送信側で以下のようなデータと位相シフト
量の関係、すなわち 〔I〕〔Q〕      〔θ〕 1    1        π/4 0    1        3π/40    0 
       −3π/41    0       
 −π/4を持たせているとすると、受信データは、I
K ’>ならば、IK =1 IK ’<ならば、IK =0 QK ’>ならば、QK =1 QK ’<ならば、QK =0 となり、これを並直列変換することにより、データの復
調ができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したベース
バンド遅延検波器では、A/D変換器57、58、演算
回路59、データ識別器60、61、並直列変換器62
ではタイミングクロックが必要である。
【0012】しかし演算回路59より前段の回路ではア
イパターンは時間と共に変化しているので、変調信号の
エッジを検出してそれに基づき適正な位相のクロックを
生成し使用するということができない。そのため、A/
D変換器57、58と演算回路59に用いるクロックと
しては、クロック発生器63でシンボルレート以上の周
波数のクロックを発生して使用し演算後にD/A変換す
るか、あるいはクロック発生器63でシンボルレートに
比べて非常に高い周波数のクロックを発生して使用しな
ければならなかった。
【0013】このように演算回路以前でシンボルレート
以上の周波数のクロックを使用して演算後D/A変換を
行う方法の場合、D/A変換器およびその周辺回路が必
要となり、回路規模が大きくなり、また消費電力が増え
るという問題が生じる。またシンボルレートに比べて非
常に高い周波数のクロックを使用する方法の場合も、消
費電力が大きいという問題が生じる。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、回路規模や消費電
力の増大をもたらすことなく、遅延検波に用いる適正な
位相のクロックを生成できるようにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明にかかる原
理説明図である。
【0016】本発明に係るベースバンド遅延検波器は、
一つの形態として、入力信号をクロックを用いサンプリ
ングして遅延検波演算しデータを復調するベースバンド
遅延検波器のクロック発生回路であって、クロックとし
てシンボルレートの2倍の周波数のクロックを用い、遅
延検波演算後のデータからクロックの位相の進み/遅れ
を検出してクロックの位相制御を行うように構成したも
のである。
【0017】また本発明に係るベースバンド遅延検波器
は、他の形態として、入力信号をクロックを用いサンプ
リングして遅延検波演算しデータを復調するベースバン
ド遅延検波器であって、クロックとしてシンボルレート
の2倍の周波数のクロックを生成するクロック生成部9
1と、このクロックに基づき発生されるデータ検出クロ
ックで遅延検波演算出力のアイパターン開口部付近をサ
ンプリングするデータ検出サンプリング部92と、この
クロックに基づき発生されるゼロクロス検出クロックで
遅延検波演算出力のアイパターンのゼロクロス点付近を
サンプリングするゼロクロス検出サンプリング部93と
、データ検出サンプリング部92のサンプリングデータ
とゼロクロス検出サンプリング部93のサンプリングデ
ータを比較してクロックの位相の進み/遅れを検出する
検出部94と、検出部94の検出結果に従ってクロック
生成部91で発生されるクロックの位相を制御する位相
制御部95とを備えて成るものである。
【0018】また本発明に係るベースバンド遅延検波器
は、上述の二つの形態において、入力信号が4相位相変
調波であり、クロックの位相の進み/遅れの判定はIチ
ャネルデータまたはQチャネルデータの何れか一方につ
いて行うよう構成される。
【0019】また本発明に係るベースバンド遅延検波器
は、前述の二つの各形態において、入力信号が4相位相
変調波であり、クロックの位相の進み/遅れの判定はI
チャネルデータおよびQチャネルデータのそれぞれにつ
いて行い、その両方の結果の論理和に基づいてクロック
の位相制御を行うよう構成される。
【0020】
【作用】本発明に係るベースバンド遅延検波器では、遅
延検波演算後のデータに基づいて、クロックの位相の進
み/遅れを検出し、クロック位相が適切となるようその
クロック位相を制御する。
【0021】例えば、データ検出サンプリング部92で
遅延検波演算出力のアイパターン開口部付近をサンプリ
ングし、一方、ゼロクロス検出サンプリング部93で遅
延検波演算出力のゼロクロス点付近をサンプリングし、
両者のサンプリングデータを検出部94で比較すること
でクロックの位相の進み/遅れを検出し、その結果に基
づきクロック位相が適正となるように位相制御部95に
よりクロック生成部91で生成されるクロックの位相を
変える。
【0022】π/4シフト4相位相変調波の場合、クロ
ックの位相の進み/遅れの判定はIチャネルデータまた
はQチャネルデータの何れか一方について行ってもよい
し、双方について行ってその結果の論理和に基づいて位
相制御を行ってもよい。後者によれば、より信頼性のあ
るクロック位相制御ができる。
【0023】クロック生成部91で生成するクロックの
周波数としては、シンボルレートの2倍とすることがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、以下の各図を通じて同一参照記号は同一機
能の回路要素または信号を表すものとする。
【0025】図2には本発明の一実施例としてのベース
バンド遅延検波器が示される。この実施例は本発明をπ
/4シフトQPSKベースバンド遅延検波器のBTR(
ビットタイミングリカバリ)回路に適用した場合のもの
である。
【0026】図2において、ミクサ51、52、ローカ
ル発振器53、π/2移相器54、低域フィルタ55、
56、A/D変換器57、58、演算回路59、データ
識別器60、61、並直列変換器62等は従来技術で説
明したものと同じものである。
【0027】1はBTR回路であり、位相比較結果検出
部2とディジタルPLL部3からなり、演算回路59の
Iチャネル側の出力信号(a)に基づいて、シンボルレ
ートfS のデータ検出クロック(d)を発生してデー
タ識別器60、61および並直列変換器62に供給し、
一方、シンボルレートの2倍の周波数2fS のクロッ
ク(b)を発生してA/D変換器57、58、演算回路
59および並直列変換器62に供給するものである。
【0028】位相比較結果検出部2は、演算回路59の
Iチャネル出力信号(a)の極性ビットとなるMSB(
最上位ビット)をデータ検出クロック(d)のタイミン
グでサンプリングするデータ検出フリップフロップ21
、演算回路59のIチャネル出力信号(a)のMSBを
データ検出クロック(d)をインバータ25で反転して
生成したゼロクロス検出クロック(c)のタイミングで
サンプリングするゼロクロス検出フリップフロップ22
、データ検出フリップフロップ21とゼロクロス検出フ
リップフロップ22の出力信号の排他的論理和をとるX
OR回路23、このXOR回路23から出力される変化
点検出信号(f)とゼロクロス検出クロック(c)の排
他的論理和を求めて位相比較信号(g)を出力するXO
R回路24を含み構成される。
【0029】またディジタルPLL部3は、固定周波数
のパルスを発生する固定発振器31、シーケンシャルフ
ィルタ35を介した位相比較信号(g)に応じて固定発
振器31からのパルス列のパルス付加/除去を行うパル
ス付加/除去回路32、パルス付加/除去後のパルス列
を分周して周波数2fS のクロック(b)を発生する
分周器33、この分周器33から出力されるクロック(
b)を2分周して周波数fS のデータ検出クロック(
d)を発生する2分周器34を含み構成される。なおシ
ーケンシャルフィルタ35はカウンタを有し、変化点検
出信号(f)をクロックとして位相比較信号(g)の“
H”/“L”に応じてアップ/ダウンカウントを行い、
オーバフローまたはアンダーフローした時にその情報を
パルス付加/除去回路32に送出する。これにより、不
要なパルス付加/除去を行わないようにし、クロックの
ジッタを抑圧する。
【0030】この実施例回路の動作が図3を参照しつつ
以下に説明される。図3は実施例回路の各部信号のタイ
ムチャートであり、演算回路59からのIチャネル出力
信号(a)、クロック(b)、ゼロクロス検出クロック
(c)、データ検出クロック(d)、クロック(b)の
立上りタイミングでIチャネル出力信号(a)の極性(
MSB)を検出した演算後極性ビット(e)、変化点検
出信号(f)、位相比較信号(g)がそれぞれ示される
【0031】演算回路59で演算を行った後は、Iチャ
ネル出力信号(a)は図3に示すものと同じものになる
はずであるが、いまの場合、A/D変換回路57、58
および演算回路59はクロック(b)でサンプリングお
よび演算を行っているので、実際には演算後のIチャネ
ル出力信号(a)のMSBは図3に示される演算後極性
ビット(e)となる。ここでクロック(b)はゼロクロ
ス検出クロック(c)とデータ検出クロック(d)に分
解することができる。ゼロクロス検出クロック(c)は
Iチャネル出力信号(a)のアイパターンのゼロクロス
付近をサンプリングするクロック、データ検出クロック
(d)はIチャネル出力信号(a)のアイパターンの開
口部をサンプリングするクロックとなる。
【0032】演算後極性ビット(e)はIチャネル出力
信号(a)をクロック(b)でサンプリングした時の極
性を表していることになる。Iチャネル出力信号(a)
の極性(MSB)をデータ検出クロック(d)でサンプ
リングしたものがデータの極性を表している。ゼロクロ
ス検出クロック(c)でIチャネル出力信号(a)の極
性をサンプリングしたものは、クロックとアイパターン
との位相関係の情報を含んでいる。つまり、Iチャネル
出力信号(a)の波形がゼロクロスした時に、ゼロクロ
ス検出クロック(c)でサンプリングしたIチャネル出
力信号(a)の極性が、データ検出クロック(d)でサ
ンプリングした前のデータの極性と一致している時には
、データ検出クロック(d)の立上りとゼロクロス検出
クロック(c)の立上りの間にゼロクロスがなかったの
で、アイパターンの位相に比べてクロック(b)の位相
が進んでいると判定できる。一方、後のデータの極性と
一致している時には、データ検出クロック(d)の立上
りとゼロクロス検出クロック(c)の立上りの間にゼロ
クロスがあったので、遅れていると判定できる。
【0033】位相比較結果検出部2でこの判定を行うに
は、Iチャネル出力信号(a)の極性(MSB)を、デ
ータ検出クロック(d)によりアイパターン開口部でサ
ンプリングしたデータ検出フリップフロップ21の出力
信号と、ゼロクロス検出クロック(c)によりアイパタ
ーンゼロクロス点でサンプリングしたゼロクロス検出フ
リップフロップ22の出力信号との排他的論理和をXO
R回路23でとって(いわゆる微分全波整流を行い)変
化点を示す変化点検出信号(f)を生成し、更にこの変
化点検出信号(f)とアイパターン開口部をサンプリン
グするためのデータ検出クロック(d)との排他的論理
和をXOR回路24でとって位相比較信号(g)を求め
る。
【0034】ここで、変化点検出信号(f)の波形が“
H”の時に位相比較信号(g)に注目すると、位相比較
信号(g)が“H”の時にクロック(b)の位相が進ん
でいることになり、“L”の時はクロック(b)の位相
が遅れていることになる。
【0035】クロック(b)を適正なクロック位相にす
るためには、ゼロクロス検出クロック(c)の立上り位
相とアイパターンゼロクロス点相を一致させればよく、
この時、クロックによりアイパターン開口の中央部でデ
ータがサンプリングされて安定した復調が行われること
になる。そこで、位相比較信号(g)に基づいてディジ
タルPLL部3で発生されるクロックの位相を制御すれ
ばよい。
【0036】このためには、位相比較信号(g)に応じ
てディジタルPLL部3のパルス付加/除去回路32で
、固定発振器31からのパルス列のパルスの付加/除去
を行って、分周器33、2分周器34で生成されるクロ
ック(b)、(d)の位相を変える。平衡のとれた状態
では位相比較信号(g)が交互に“H”、“L”となる
ようになる。
【0037】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば上述の実施例では、位相比較信号
(g)を変化点検出信号(f)とゼロクロス検出クロッ
ク(c)の排他的論理和から生成したが、これに限られ
ず、変化点検出信号(f)とデータ検出クロック(d)
の排他的論理和から生成することもでき、この場合には
位相比較信号(g)の“H”/“L”によるクロックの
位相の進み/遅れの関係は逆となる。
【0038】また上述の実施例では、演算回路59のI
チャネル側の出力信号に基づきクロック位相を検出する
ようしたが、もちろんQチャネル側の出力信号に基づき
クロック位相を検出するものであってもよい。さらに、
Iチャネル側とQチャネル側についてそれぞれクロック
位相を検出してそれぞれ位相比較信号(g)を生成し、
その両者の論理和をとった結果に基づいてクロック位相
制御を行うようにすれば、一層信頼性を上げることがで
きる。
【0039】また上述の実施例では、BTR回路1のP
LL部をディジタル回路で構成したが、もちろんアナロ
グ回路で構成することもできる。図4にはかかる他の実
施例が示される。図4において、BTR回路1’内の位
相比較結果検出部2からの位相比較信号(g)はアナロ
グPLL部4に入力される。アナログPLL部4はルー
プフィルタ44、電圧制御発振器41、分周器42、2
分周器43を含み構成されている。この実施例の動作は
前述の実施例と同様であり、位相比較結果検出部2から
の位相比較信号(g)がチャージポンプおよびループフ
ィルタ44を通って電圧制御発振器41の制御電圧とな
り、したがって位相比較信号(g)に応じて電圧制御発
振器41の発振周波数が変化して、分周器42、2分周
器43で生成されるクロックの位相が変えられる。なお
、チャージポンプは変化点検出信号(f)が“H”の時
、位相比較信号(g)の値に対応した電圧を出力し、“
L”の時、高インピーダンスになる。
【0040】以上の実施例では、本発明のクロック発生
回路をBTR回路に適用した場合について述べたが、本
発明はこれに限られるものではなく、例えば図5に示さ
れるようなクロック再生回路に適用することもできる。 この図5の実施例は前述同様にπ/4シフトQPSKベ
ースバンド遅延検波器に本発明を適用した場合のもので
あり、受信信号のシンボルレートと同一周波数のクロッ
ク(位相は同期していない)が自装置側で得られるよう
になっている。これは、例えば移動通信システムにおけ
る基地局からの送信信号に対して移動機がそのクロック
を抽出してそれを用いて基地局に対して送信信号を返す
ような場合であり、基地局では自身の送信信号のシンボ
ルレートと受信信号のシンボルレートとは一致すること
になるので、受信信号と同一周波数のクロックを自身で
提供することができる。
【0041】図5において、7はクロック再生回路であ
り、このクロック再生回路7は、自装置で発生した周波
数fS のクロックを2逓倍する2逓倍器71、2逓倍
器71で2逓倍された周波数2fS のクロックの位相
をシーケンシャルフィルタ74を介した位相比較結果検
出部2からの位相比較信号(g)に応じて位相シフトし
てクロック(b)を生成するする移相器72、この位相
シフト後のクロック(b)を2分周してデータ検出クロ
ック(d)を生成する2分周器73を含み構成される。
【0042】この図5の実施例回路の動作も前述の各実
施例とほぼ同じであり、位相比較結果検出部2からの位
相比較信号(g)に応じて、移相器72で周波数fS 
のクロックの位相をシフトすることで、出力側のクロッ
ク(b)およびデータ検出クロック(d)の位相を制御
している。
【0043】また、上述の各実施例における位相比較結
果検出部の構成は、各実施例に示したものに限られるも
のではなく、クロックとアイパターンの位相関係の情報
が得られるものであれば、他の構成によっても勿論よい
。またBTR回路あるいはクロック再生回路の構成も実
施例のものに限られないことは明白である。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
、シンボルレートに比べて非常に高い周波数のクロック
でA/D変換器や演算回路を動かさないで済む、あるい
はD/A変換器とその周辺回路を使用しなくても済むた
め、回路規模が大きくならず、また消費電力の低減が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としてのベースバンド遅延検
波器を示すブロック図である。
【図3】実施例回路の各部信号のタイムチャートである
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】従来例のπ/4シフトベースバンド遅延検波器
を示すブロック図である。
【図7】従来例回路のアイパターンの状態を説明する図
である。
【符号の説明】
1、1’  BTR回路 2  位相比較結果検出部 3  ディジタルPLL部 4  アナログPLL部 5  クロック再生回路 21  データ検出フリップフロップ 22  ゼロクロス検出フリップフロップ23、24 
 XOR回路 31  固定発振器 32  パルス付加/削除回路 33、42  分周器 34、43、73  2分周器 35、74  シーケンシャルフィルタ44  ループ
フィルタ 41  電圧制御発振器 57、58  A/D変換器 59  演算回路 60、61  データ識別器 62  並直列変換器 71  2逓倍器 72  移相器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力信号をクロックを用いサンプリン
    グして遅延検波演算しデータを復調するベースバンド遅
    延検波器であって、該クロックとしてシンボルレートの
    2倍の周波数のクロックを用い、遅延検波演算後のデー
    タから該クロックの位相の進み/遅れを検出して該クロ
    ックの位相制御を行うように構成したベースバンド遅延
    検波器。
  2. 【請求項2】  入力信号をクロックを用いサンプリン
    グして遅延検波演算しデータを復調するベースバンド遅
    延検波器であって、該クロックとしてシンボルレートの
    2倍の周波数のクロックを生成するクロック生成部(9
    1)と、該クロックに基づき発生されるデータ検出クロ
    ックで遅延検波演算出力のアイパターン開口部付近をサ
    ンプリングするデータ検出サンプリング部(92)と、
    該クロックに基づき発生されるゼロクロス検出クロック
    で遅延検波演算出力のアイパターンのゼロクロス点付近
    をサンプリングするゼロクロス検出サンプリング部(9
    3)と、該データ検出サンプリング部のサンプリングデ
    ータと該ゼロクロス検出サンプリング部のサンプリング
    データを比較して該クロックの位相の進み/遅れを検出
    する検出部(94)と、該検出部の検出結果に従って該
    クロック生成部で発生されるクロックの位相を制御する
    位相制御部(95)とを備えたベースバンド遅延検波器
  3. 【請求項3】  該入力信号はπ/4シフト4相位相変
    調波であり、該クロックの位相の進み/遅れの判定はI
    チャネルデータまたはQチャネルデータの何れか一方に
    ついて行うよう構成された請求項1または2記載のベー
    スバンド遅延検波器。
  4. 【請求項4】  該入力信号はπ/4シフト4相位相変
    調波であり、該クロックの位相の進み/遅れの判定はI
    チャネルデータおよびQチャネルデータのそれぞれにつ
    いて行い、その両方の結果の論理和に基づいてクロック
    の位相制御を行うよう構成された請求項1または2記載
    のベースバンド遅延検波器。
JP3074777A 1991-03-14 1991-03-14 ベースバンド遅延検波器 Withdrawn JPH04286248A (ja)

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