JPH042860Y2 - - Google Patents

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JPH042860Y2
JPH042860Y2 JP149390U JP149390U JPH042860Y2 JP H042860 Y2 JPH042860 Y2 JP H042860Y2 JP 149390 U JP149390 U JP 149390U JP 149390 U JP149390 U JP 149390U JP H042860 Y2 JPH042860 Y2 JP H042860Y2
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side sill
protection plate
plate part
fender
integrally
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JP149390U
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、自動車、特に金属製骨格ボデイの左
右両側下部に、その前後方向に延びるサイドシル
を一体に沿設した形式の車体に関する。
(2) 従来の技術 一般に乗用自動車では、上記サイドシルの外側
面が走行時の飛石等の衝突によつて傷付き易く、
そのためそのサイドシル外側面を合成樹脂製の下
部外板で被覆保護するようにしたものが既に提案
されている(例えば実開昭54−24811号公報、同
57−194851号公報、同54−15822号公報、同53−
55110号公報、同55−175579号公報参照)。
(3) 考案が解決しようとする課題 上記下部外板は、その全体が合成樹脂で形成さ
れる上、外部に常に剥き出しの状態で設置される
から、その全体的な剛性、強度を極力強める必要
があるが、上記従来の下部外板は何れも、側面よ
りみてストレートな帯状に形成されていてサイド
シルよりも上方には立ち上がり部分を有しておら
ず、従つてその立ち上がり部分を利用して下部外
板の剛性アツプを図ることは困難であつた。
また金属製サイドシルと合成樹脂製下部外板と
では特に車体前後方向の熱変形量の差が大きいの
で、上記従来のようにサイドシルと下部外板とを
一体に連結すると、その連結部が上記熱変形量差
で破損する虞れがあつた。
本考案は上記に鑑み提案されたものであり、合
成樹脂製下部外板の採用によるも従来のものの上
記問題を全て解決することができ、しかもその合
成樹脂製下部外板により、サイドシル外側面ばか
りでなく金属製骨格ボデイの、サイドシルに続く
フエンダ部をも極力広い範囲に亘り効果的に被覆
保護できるようにした車体を提供することを目的
とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 そして上記目的を達成するために本考案によれ
ば、金属製骨格ボデイの左右両側下部に、その前
後方向に延び中空閉断面構造を有するサイドシル
を一体に沿設した、自動車の車体において、前記
サイドシルの外側面を被覆保護すべく該サイドシ
ルに沿つて延びるサイドシル保護板部と、前記金
属製骨格ボデイの、サイドシルに連なるフエンダ
部の外側面を被覆保護すべく前記サイドシル保護
板部に連設されて該サイドシル保護板部よりも上
方へ立ち上がるフエンダ保護板部とよりなる略L
字状の下部外板が合成樹脂により一体成形され、
この下部外板は前記骨格ボデイに、それら間の熱
変形量の差を吸収し得るようにクリツプ等の連結
具を介して着脱可能に結合され、前記サイドシル
保護板部は、前記サイドシルの外側面に対面する
傾斜板部と、この傾斜板部の下端縁より一体に垂
設されてサイドシルの下端縁よりも下方に延びる
下向きフランジ部とを備え、また前記フエンダ保
護板部のホイルハウス周縁部には内向きフランジ
部が一体に形成されることを特徴とする。
(2) 作用 サイドシル保護板部は、それの傾斜板部下端に
一体に連設される上記下向きフランジ部によつて
曲げ剛性や捩れ剛性が強化され、またフエンダ保
護板部は、それのホイルハウス周縁部に一体に連
設されるアーチ状の上記内向きフランジ部により
曲げ剛性や捩れ剛性が強化される。また特に下部
外板は略L字状をなしていてフエンダ保護板部が
サイドシル保護板部よりも上方へ高く起立形成さ
れることから、該内向きフランジ部の有効長さを
上下方向にも前後方向にも極力長く確保すること
ができて、その補強効果が著しく高められる。
しかも上記の如くサイドシル保護板部よりも上
方へ高く起立したフエンダ保護板部を有する下部
外板により、金属製骨格ボデイのサイドシル外側
面ばかりでなくフエンダ部外側面をも比較的広範
囲に亘つて有効に被覆し得る。
また合成樹脂製下部外板と金属製サイドシルと
の熱変形量の差は、その両者間の連結部において
無理なく許容される。さらに上記下部外板が万一
破損したような場合には該下部外板だけを交換す
ることができる。
さらにまたサイドシル下端よりも下方に延びる
上記下向きフランジ部は、サイドシルに対する飛
石の衝突や水の付着等を効果的に防止する。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。
第1図には鋼板製モノコツク骨格ボデイB0
示され、第2図には、前記骨格ボデイB0に前、
後輪Wf、Wr、ドアD、前、後部バンパBf、Br、
本考案の合成樹脂製下部外板P等を装着した完成
車が示される。
骨格ボデイB0の左右両側面に開口される乗降
口1の下方には、その前後方向に延び中空閉断面
構造を有するサイドシル2が一体に沿設されてい
る。前記下部外板Pは、合成樹脂より一体成形さ
れるものであつて、前記サイドシル2の外側面を
被覆保護すべく該サイドシル2に沿つて延びるサ
イドシル保護板部P1と、前記骨格ボデイB0の、
サイドシル2に連なるフエンダ部(図示例ではリ
ヤフエンダ部Frのリヤホイルハウス前方下部1
0)の外側面を被覆保護すべくサイドシル保護板
部P1に連設されて該サイドシル保護板部P1より
も上方へ立ち上がるフエンダ保護板部P2とより
略L字状に構成される。
第3,4図に示すように前記サイドシル保護板
部P1は、サイドシル2の外側面下半部を覆うべ
く該下半部に空〓を存して対面する外方上りの傾
斜側板部3と、その上端縁に連なる略水平な上板
部4とを有する。前記傾斜板部3の下部には複数
の取付凹部3aがその長手方向に間隔をあけて形
成され、また前記上板部4の端縁には取付用上向
きフランジ部4aが一体に立設される。第4図に
示すように前記取付凹部3aおよび上向きフラン
ジ部4aは、それらを遊〓を存して貫通する連結
具としての合成樹脂製クリツプ5によつてサイド
シル2の底面および側面にそれぞれ着脱可能に結
合され、前記遊〓により金属製サイドシル2と合
成樹脂製下部外板Pとの熱変形量の差を無理なく
吸収することができる。
また上記クリツプ5のうち特に前記取付凹部3
a側のものの外端部5eは該取付凹部3a内に受
容され、傾斜板部3の外表面より外方には突出し
ていない。さらに前記サイドシル保護板部P1
下端縁には、前記サイドシル2の下端縁よりも下
方に延びる下向きフランジ部3eが一体に垂設さ
れ、前記各フランジ部4a,3eの特設によりサ
イドシル保護板部P1の曲げ剛性及び捩れ剛性か
高められる。
第5図に示すようにサイドシル保護板部P1
傾斜板部3の前端には、段差3cを介して若干内
側に窪む挟持部3dが一体に形成され、この挟持
部3dは、前記サイドシル2の外面と、骨格ボデ
イB0の外側面にボルト12を以て実質的に一体
に固着されるフロントフエンダ部Ff間に差込ま
れ、それらによつて挾持される。フロントフエン
ダ部Ffの後端縁6と、サイドシル保護板部P1
段差3c間には小〓δが形成され、その小〓δの
範囲で合成樹脂製の下部外板Pの前後方向の伸縮
を許容できるようになつており、またフロントフ
エンダ部Ffの外面と、サイドシル保護板部P1
外面は略面一に形成される。
第6,7図に示すように前記フエンダ保護板部
P2は、前記サイドシル保護板部P1の傾斜板部3
の延長部をなす傾斜板部7とそこより一体に上方
へのびる延長板部8とを有し、その後端縁、即ち
ホイルハウスの周縁部には、内側に略直角に屈曲
される補強のための内向きフランジ部9が一体に
連設されている。フエンダ保護板部P2は、骨格
ボデイB0のリヤフエンダ部Frのホイルハウス前
方下部の外面を空〓を存して被覆保護しており、
それらの間に弾性部材よりなるシール材11が介
装される。フエンダ保護板部P2の前記内向きフ
ランジ部9の上下両端部は前述の合成樹脂製のク
リツプ5により前記リヤフエンダ部Frのホイル
ハウス前方下部10の内向きフランジ部に着脱可
能に固着される。
而して前記フエンダ保護板部P2の上縁は後部
バンパBrの上面レベルよりは低位置にある。
第8図には下部外板のフエンダ保護板部P2
変型例が示される。この変型例ではフエンダ保護
板部P2後端縁の内向きフランジ部9は横断面チ
ヤンネル状に屈曲される。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、金属製骨格ボデ
イの左右両側下部に、その前後方向に延び中空閉
断面構造を有するサイドシルを一体に沿設した、
自動車の車体において、前記サイドシルの外側面
を被覆保護すべく該サイドシルに沿つて延びるサ
イドシル保護板部と、前記金属製骨格ボデイの、
サイドシルに連なるフエンダ部の外側面を被覆保
護すべく前記サイドシル保護板部に連設されて該
サイドシル保護板部よりも上方へ立ち上がるフエ
ンダ保護板部とよりなる略L字状の下部外板が合
成樹脂により一体成形され、前記サイドシル保護
板部は、前記サイドシルの外側面に対面する傾斜
板部と、この傾斜板部の下端縁より一体に垂設さ
れる下向きフランジ部とを備え、また前記フエン
ダ保護板部のホイルハウス周縁部には内向きフラ
ンジ部が一体に形成されるので、上記サイドシル
保護板部は、それの傾斜板部下端に一体に連設さ
れる上記下向きフランジ部によつて曲げ剛性や捩
れ剛性が強化され、また上記フエンダ保護板部
は、それのホイルハウス周縁部に一体に連設され
るアーチ状の上記内向きフランジ部により曲げ剛
性や捩れ剛性が強化される。特に下部外板は略L
字状をなしていてフエンダ保護板部がサイドシル
保護板部よりも上方へ高く起立形成されることか
ら、該内向きフランジ部の有効長さを上下方向に
も前後方向にも極力長く確保することができて、
その補強効果を著しく高めることができ、従つて
フエンダ保護板部及びサイドシル保護板部の一体
成形による相互の補強効果と相俟つて、合成樹脂
製下部外板の全体的剛性及び強度アツプに大いに
寄与することができる。しかも上記の如くサイド
シル保護板部よりも上方へ高く起立したフエンダ
保護板部を有する下部外板により、金属製骨格ボ
デイのサイドシル外側面ばかりでなくフエンダ部
外側面をも比較的広範囲に亘つて有効に被覆する
ことができるから、サイドシル外側面だけでなく
フエンダ部外側面をも飛石等より効果的に保護す
ることができる。しかもまた上記サイドシル保護
板部とフエンダ保護板部とを合成樹脂で単一部品
化したことにより、その両保護板部の取扱い性が
向上し、部品管理や組立作業能率の向上にも寄与
することができる。
また上記下部外板は骨格ボデイに、それら間の
熱変形量の差を吸収し得るようにクリツプ等の連
結具を介して着脱可能に結合されるので、合成樹
脂製下部外板と金属製サイドシルとの熱変形量の
差を、その両者間の連結部において無理なく許容
することができ、また上記下部外板が万一破損し
たような場合には該下部外板だけを交換すればよ
くコストダウンに寄与し得る。
さらに上記サイドシル保護板部の傾斜板部下端
縁より一体に垂設される上記下向きフランジ部
は、サイドシルの下端縁よりも下方に延びている
ので、この下向きフランジ部により、サイドシル
に対する飛石の衝突や水の付着等を一層効果的に
防止することができ、従つてサイドシルのフレー
ムの継目がサイドシルの下端にあるような場合で
もその発錆防止に有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案車体の実施例を示すもので、第1
図は骨格ボデイの斜視図、第2図は本考案車体を
備えた自動車の斜視図、第3図はドアを除いた第
2図のA部の前方拡大斜視図、第4図は第3図
−線縦断面図、第5図は第3図−線横断面
図、第6図は第2図のB部後方拡大斜視図、第7
図は第6図−線断面図、第8図は本考案の変
型例を示すもので第7図と同じ横断面図である。 Bo……骨格ボデイ、Fr……フエンダ部として
のリヤフエンダ部、P……下部外板、P1……サ
イドシル保護板部、P2……フエンダ保護板部、
2……サイドシル、3……傾斜板部、3e……下
向きフランジ部、5……連結具としてのクリツ
プ、9……内向きフランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製骨格ボデイB0の左右両側下部に、その
    前後方向に延び中空閉断面構造を有するサイドシ
    ル2を一体に沿設した、自動車の車体において、
    前記サイドシル2の外側面を被覆保護すべく該サ
    イドシル2に沿つて延びるサイドシル保護板部
    P1と、前記金属製骨格ボデイB0の、サイドシル
    2に連なるフエンダ部Frの外側面を被覆保護す
    べく前記サイドシル保護板部P1に連設されて該
    サイドシル保護板部P1よりも上方へ立ち上がる
    フエンダ保護板部P2とよりなる略L字状の下部
    外板Pが合成樹脂により一体成形され、この下部
    外板Pは前記骨格ボデイB0に、それら間の熱変
    形量の差を吸収し得るようにクリツプ5等の連結
    具を介して着脱可能に結合され、前記サイドシル
    保護板部P1は、前記サイドシル2の外側面に対
    面する傾斜板部3と、この傾斜板部3の下端縁よ
    り一体に垂設されてサイドシル2の下端縁よりも
    下方に延びる下向きフランジ部3eとを備え、ま
    た前記フエンダ保護板部P2のホイルハウス周縁
    部には内向きフランジ部9が一体に形成されるこ
    とを特徴とする、自動車の車体。
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JPH02106981U JPH02106981U (ja) 1990-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1137126A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用樹脂部品の取付け構造

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