JPH04285388A - 自在管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔発明の目的〕

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は自在管継手に係り、例え
ば、排水管などの被接続管体を高さ差など段差をもって
接続可能としたものに関する。

【０００３】

【従来の技術】従来のこの種の自在管継手は、一般的に
球面状の接合端部を摺動可能に嵌合した構造が採られて
いる。

【０００４】また、特開平１ー１８２６９号公報に記載
されているように、一端面を傾斜面に形成してこの傾斜
面の縁部に沿って接合端部を形成した継手管の接合端部
を互いに回転自在に接続した構造の管継手が知られてい
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の球面状の接
合端部を摺動可能に嵌合した構造の自在管継手では、い
かなる位置でも自由に振れるが、内面に水が溜まる問題
があるとともに、最大振れ角度が１５度程度で、種々の
角度の管継手を用意しなければならず、多品種のため在
庫管理などが煩雑となる問題を有している。

【０００６】また、特開平１ー１８２６９号公報に記載
されている構造の管継手では、曲り角度を自在としたも
ので端面の傾斜角度を大きくすると、端面形状が長径と
短径との差が大きい楕円形状となるため、真円形状に修
正が不可能となるため、端面の傾斜角度を大きくするこ
とができず、振れ角度を大きくすることができない問題
を有している。

【０００７】また、上記従来両構造の自在管継手では、
被接続管体を平行方向に段差をもって接続するには２つ
の自在管継手を用いなければ接続できない問題を有して
いる。

【０００８】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
、１つの管継手で高さ差、或いは水平方向にずれをもっ
て排水管などを同一方向に向けて接続でき、しかも、内
部に水が溜まることがない自在管継手を提供するもので
ある。

【０００９】〔発明の構成〕

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の自在管継手は、
両端面を軸方向と交叉する直径方向の中心線に対して同
一方向の傾斜面としこの両端面の縁部に沿って接続端部
をそれぞれ形成した継手環体と、この継手環体の両端接
続端部にそれぞれ回転可能に接続する一端の接合端部を
前記継手環体の傾斜面角度と略一傾斜角度の傾斜面に形
成した対をなす継手管体とを具備し、前記継手環体の両
端接続端部にそれぞれ継手管体の接合端部を回動可能に
接続したものである。

【００１１】

【作用】本発明の自在管継手は、継手環体の両端接続端
部にそれぞれ接合端部を回動自在に接続した継手管体を
互いに反対方向に同角度回動させると、継手管体は水平
状態を保持して互いに角度をもって同一方向に向けて接
続され、例えば、高さ差を有する管体の接続、或いは、
水平方向にずれている管体の接続が容易にできる。

【００１２】

【実施例】本発明の一実施例の構成を図１ないし図３に
ついて説明する。

【００１３】１は合成樹脂にて成形した軸方向に対する
垂直断面が円形の継手環体で、この継手環体１の両端面
は軸方向と交叉する直径方向の中心線に対して同一方向
に傾斜した傾斜面２，３に形成され、両端面にはこの傾
斜面２，３の縁部に沿って接続端部４，５がそれぞれ筒
状に突出形成されている。そして、この傾斜面２，３の
傾斜角度は好ましくは１５度から２２度３０分の範囲と
する。 そして、この両端側の接続端部４，５は受口部６，６を
有し、この受口部６，６の内周側に環状凹溝７が形成さ
れ、この環状凹溝７の外縁側内周部には嵌合案内部８が
切り欠き形成されている。

【００１４】１１，１２は前記継手環体１の両端接続端
部４，５にそれぞれ回転可能に接続する対をなす継手管
体で、合成樹脂にて軸方向に対する垂直断面が円形に形
成されている。この継手管体１１，１２の一端部は前記
継手環体１の傾斜面２，３と同一角度に傾斜した傾斜面
１３，１４に形成され、この傾斜面１３，１４の縁部に
沿ってそれぞれ接合端部１５，１６が形成されている。 そして、この両継手管体１１，１２の接合端部１５，１
６は傾斜面１３，１４に対して垂直方向で他端側に向っ
て前記受口部６，６に嵌合される嵌合部１７が形成され
、この嵌合部１７の外周に前記環状凹溝７に係合される
環状突部１８とこの環状突部１８より外端側にゴムリン
グ１９を嵌着する環状凹部２０が形成されている。

【００１５】また、前記一方の継手管体１１の他端は受
口２６に形成され、他方の継手管体１２の他端は差し口
２７にて形成されている。

【００１６】そして、前記継手環体１の両端接続端部４
，５の受口部６，６に両継手管体１１，１２の接合端部
１５，１６の嵌合部１７をそれぞれ嵌合案内部８から弾
力性を利用して圧入し、環状凹溝７に環状突部１８を係
合して継手環体１の両端に継手管体１３，１４を抜け止
め回動可能に接続する。そして、嵌合部１７の環状凹部
２０に嵌着したゴムリング１９が受口部６，６の内周に
接触して液密に保持される。

【００１７】次にこの実施例の作用を説明する。

【００１８】継手管体１１，１２が継手環体１の両端に
直線状に接続された図１に示す状態から、継手環体１の
両端接続端部４，５にそれぞれ回動自在に接続した継手
管体１１，１２を互いに反対方向に同角度回動させると
、継手管体１１，１２は図３に示すように平行状態を保
持して互いに角度をもって接続される。例えば、継手管
体１１，１２にそれぞれ接続される排水管などの管体の
管端位置に高さ方向または水平方向にずれが生じていた
場合に継手環体１の傾斜部を介して接続することができ
る。

【００１９】また被接続管体の高さ方向、水平方向のず
れを大きくするには、継手環体１の傾斜面２，３と継手
管体１１，１２の傾斜面１３，１４の傾斜角度を大きく
するか、継手環体１の軸方向の長さを長くする。

【００２０】しかも、継手環体１と継手管体１１，１２
との各接合端部の傾斜角度は１５度から２２度３０分の
範囲の少ない角度のため、端面形状は真円に近い楕円形
状となり、修正が容易で内径部に段差が生じることがな
い。

【００２１】前記実施例では、継手環体１の両接続端部
４，５を受口部６とし、両継手管体１１の接合端部１５
，１６を嵌合部１７に形成した構造としたが、継手環体
１の両接続端部４，５を嵌合部１７とし、継手管体１１
，１２の接合端部１５，１６を受口部６とすることもで
き、また図４に示すように、継手環体１の他方の接続端
部５は嵌合部１７に形成し、他方の継手管体１２の接合
端部１６を受け口６に形成した構造とすることもできる
。

【００２２】さらに、前記環状管体１１，１２の端部は
それぞれ受口とし、または、差し口とすることもできる
。

【００２３】

【発明の効果】本発明によれば、１個の管継手にて高さ
差、或いは水平方向にずれをもって排水管などを同一方
向に向けて接続でき、しかも、高さ差、水平方向のずれ
に応じて調節でき、さらに、内部に水が溜まることがな
く、汎用性が高められる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図は本発明の一実施例を示す自在管継手の縦断
正面図である。

【図２】同上側面図である。

【図３】同上角度を付与した状態の縦断正面図である。

【図４】図は本発明の他の実施例を示す自在管継手の縦
断正面図である。

【符号の説明】

１　　　　継手環体 ２，３　　　　傾斜面 ４，５　　　　接続端部 １１，１２　　　　継手管体 １３，１４　　　　傾斜面 １５，１６　　　　接合端部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　両端面を軸方向と交叉する直径方向の
   中心線に対して同一方向の傾斜面としこの両端面の縁部
   に沿って接続端部をそれぞれ形成した継手環体と、この
   継手環体の両端接続端部にそれぞれ回転可能に接続する
   一端の接合端部を前記継手環体の傾斜面角度と略一傾斜
   角度の傾斜面に形成した対をなす継手管体とを具備し、
   前記継手環体の両端接続端部にそれぞれ継手管体の接合
   端部を回動可能に接続したことを特徴とした自在管継手
   。