JPH042843Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH042843Y2
JPH042843Y2 JP9427985U JP9427985U JPH042843Y2 JP H042843 Y2 JPH042843 Y2 JP H042843Y2 JP 9427985 U JP9427985 U JP 9427985U JP 9427985 U JP9427985 U JP 9427985U JP H042843 Y2 JPH042843 Y2 JP H042843Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
booster
mounting piece
working chamber
piston
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9427985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS622469U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9427985U priority Critical patent/JPH042843Y2/ja
Publication of JPS622469U publication Critical patent/JPS622469U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH042843Y2 publication Critical patent/JPH042843Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等のブレーキマスタシリンダ
に用いる負圧式の倍力装置に係り、さらに詳しく
ブースタピストンの外周におけるブースタプレー
トの取付部に加わるたわみモーメントを軽減する
ようにした倍力装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第4図の実開昭56−46457号公報に示す
倍力装置にあつては、ブースタピストン2とブー
スタプレート3との取付構造はつぎのとおりであ
る。すなわち、ブースタピストン2に、半径方向
に突出する取付片2aを設け、この取付片2aの
第2作動室B側表面Tに、中央部が開口Sされた
ブースタプレート3における内周側を接地させ、
ボルトNによりバルブボデイYを固定することに
より、取付片2aとバルブボデイYとでブースタ
プレート3を挟持している。
この場合、取付片2aをブースタプレート3と
でタイロツドブーツ6のフランジ6aを挟持し、
また、ブースタプレート3とバルブボデイYとで
ダイヤフラム4の貫通孔4aの縁部を挟持してい
る。
しかしながら以上の構成によれば、第1作動室
側の負圧によりダイヤフラム4を介してブースタ
プレート3に第1作動室方向の押圧力が加わつた
場合、取付片2aの特に半径方向外側に応力が集
中するため、長時間の使用でこの部分が変形して
シール性が悪化したり、耐久性の面で問題があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は取付部の半径方向外側表面に段差部を
設けることにより、取付片とブースタプレートと
の間に間隙Cを形成する。
〔作用〕
取付片に設けた段差部により、取付片の先端側
とブースタプレート間には間隙Cが形出されて、
上記ピストンダイヤフラムが第1作動室と第2作
動室との差圧状態時に、この差圧に基因する荷重
を取付片が受けない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。なお従来技術のものと同一または相当す
る部分には同一の符号を用いる。
本考案による倍力装置は次のように構成されて
いる。すなわち第1図から第3図までに示すよう
に、倍力装置の外郭は前後一対の椀状体の合接に
よるブースタシエル1により構成され、このブー
スタシエル1の後方延長筒1a内には、前部に図
示しない出力杆をまた後部には入力杆10を共に
同心状に収装し、かつ大径孔2b1、小径孔2b2
り成る段状貫通孔2b付の取付片2aをそれぞれ
半径方向に突出したブースタピストン2が、同心
状のもとで前後動可能に収納配置されている。こ
のブースタピストン2の各取付片2aにおける半
径方向外側の第2作動室B側に、貫通孔2bの一
部を含む段差部2cが形成されている。なお、上
記小径孔2b2に、タイロツドブーツ6の先端が嵌
合し、そのフランジ部6aが大径孔2b1に納ま
る。上記小径孔2b2と大径孔2b1との間の孔内段
部2mとブースタプレート3でフランジ部6aは
挟持される。上記ブースタピストン2の取付片2
aの第2作動室側表面Tには中心開孔部Sをブー
スタピストン2に嵌装したブースタプレート3の
内周側が、貫通孔3aをブースタピストン2の上
記貫通孔2bに合致させる態様により接面状に配
置されて、上記の取付片2aを被包する状態のセ
ツトカバー7とによる結合手段をもつて上記ブー
スタピストン2と一体前後動可能に配置されてい
る。上記ブースタプレート3の後部面位置(第2
作動室側)には中心開孔部Lをブースタピストン
2に嵌合したピストンダイヤフラム4が載置され
る。このダイヤフラム4の外周縁部は前記ブース
タシエル1の外周部に嵌着させる態様をもつて、
ブースタプレート3との一体動が可能なように配
置されている。上記のブースタプレート3とピス
トンダイヤフラム4とにより、この前部側に図示
しない負圧源と常時連通する第1作動室Aが、ま
た後部側には上記の第1作動室Aと大気に連通す
る切換えが可能となる第2作動室Bが、相互に封
止された状態により画成されている。上記ピスト
ンダイヤフラム4の内周側に設けた貫通孔4a
に、鍔8c付きのブーツサポート8の大径筒部8
aが嵌合し、貫通孔3a及びタイロツドブーツ6
の先端開口部6eにブーツサポート8の小径筒部
8bが嵌合し、これにより取付片2a、ブースタ
プレート3、ピストンダイヤフラム4の一体化が
図れる。すなわち、フランジ部6aの挟持力が、
取付片2aとブースタプレート3との間で得られ
る。なおこのフランジ部6aを収嵌した貫通孔2
bの上面側にあたる取付片2aの先端、すなわち
ブースタプレート取付面Tより半径方向外側でか
つブースタプレート3が対向する部分は平面状に
削除されて一段宛薄い段差部2cに形成されてい
るため、この段差部2cとこの位置のブースタプ
レート3間には所定の間隙Cが形出されることに
なる。
次に作用を説明する。上記の構成による本実施
例の倍力装置において、エンジンの運転中、常に
負圧を蓄えている第1作動室Aは図示しない通孔
を介して第2作動室Bに連通していることから、
第1作動室Aの負圧が伝達された場合、両作動室
A,Bの気圧は平衡状態にある。次に車両を制動
するために図示しないブレーキペダルを踏込む
と、両作動室A,Bが遮断されて第2作動室Bに
は大気が導入される。その際両室A,B間に生じ
る気圧差によりブースタピストン2が図示しない
内部の戻しバネに抗して前進するため、マスタシ
リンダの図示しない作動ピストンを前方へ駆動し
て車両に制動をかけることができるものである。
ピストンダイヤフラム4は、ブースタピストン
2の取付片2aに取付けれたブーツサポート8の
鍔8cとブースタプレート3とにより挟持され、
またタイロツドブーツ6のフランジ部6aは、上
記ブースタピストン2の取付片2aに設けた貫通
孔2b内に収嵌して、その孔内段部2mと上記の
ブースタプレート3及びブーツサポート8とで個
別に包持されているので、上記のピストンダイヤ
フラム4とタイロツドブーツ6のフランジ部6a
とは分離した状態のもとで、その位置毎の上記部
材間に個別に挟持された状態をもつて直接的に取
付けられているため、良好なシール性を発揮する
ことができる。さらに上記の取付片2aに設けた
段差部2cとブースタプレート3間には間隙Cが
形出されているので、上記ピストンダイヤフラム
4とタイロツドブーツ6のフランジ部6aとが第
1作動室Aと第2作動室Bとの差圧状態時に、こ
の差圧に基因する荷重を受けずに済む。すなわち
気圧発生時においてたわみが生じても、ブースタ
ピストン2はブースタプレート3との取付面Tで
荷重を受け、その外側には段差部2cが設けられ
ているのでブースタプレート3の荷重が作用する
ことはなくなる。よつて、取付片の耐久性を向上
でき、かつ良好なシール性を恒常的に堅持するこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ブースタ
ピストンにおける半径方向に突出する取付片の外
側に、段差部を形成し、ブースタプレートとの間
で間隙Cが発生するように構成したので、取付片
の外側に加わるブースタプレートからの応力を軽
減でき、耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による倍力装置の一実施例を示
す一部縦断側面図、第2図は同装置の要部となる
ブースタピストンの斜視図、第3図は第1図のD
部詳細図、第4図は従来技術による倍力装置の一
例を示す要部断面図である。 1……ブースタシエル、1b,2b,3a,4
a……貫通孔、2……ブースタピストン、2a…
…取付片、2c……段差部、3……ブースタプレ
ート、4……ピストンダイヤフラム、5……タイ
ロツド、6……タイロツドブーツ、6a……フラ
ンジ部、A……第1作動室、B……第2作動室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブースタシエル1内に収納されるとともに半径
    方向に突出する取付片2aを有するブースタピス
    トン2と、中央にこのブースタピストン2が対応
    する開孔Sを有するとともに内周側が上記取付片
    に取付けられかつ負圧側に常時連通する第1作動
    室とこの第1作動室と大気に連通切換えられる第
    2作動室とを画成するブースタプレート3と、上
    記ブースタプレート3の第2作動室側表面から半
    径方向に突出して外周がブースタシエル内壁に接
    続されて第1作動室と第2作動室とを封止するピ
    ストンダイヤフラム4と、ブースタシエルの軸心
    に平衡して延長し上記取付片2aの貫通孔2bと
    ブースタシエルの貫通孔1bとを貫通して外部に
    突出するタイロツド5と、このタイロツド5の外
    周を被いその一端がブースタシエルの第1作動室
    内壁側に接続され他端に上記取付片の貫通孔2b
    における第2作動室側に圧接するフランジ部6a
    を有するタイロツドブーツ6とから成り、上記フ
    ランジ部6aを取付片2aとブースタプレート3
    及びブーツサポート8とで包持し、かつブースタ
    プレート取付面Tよりも半径方向外側でかつブー
    スタプレート3が対向する部分に段差部2cを設
    けて、上記取付片の先端側にブースタプレートの
    押圧力が加わらないようにしたことを特徴とする
    倍力装置。
JP9427985U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH042843Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9427985U JPH042843Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9427985U JPH042843Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS622469U JPS622469U (ja) 1987-01-09
JPH042843Y2 true JPH042843Y2 (ja) 1992-01-30

Family

ID=30652697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9427985U Expired JPH042843Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH042843Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS622469U (ja) 1987-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH035167Y2 (ja)
JPS627019B2 (ja)
US5704270A (en) Vacuum brake booster for automotive vehicle
JPH042843Y2 (ja)
US4416191A (en) Vacuum booster device
JPH0445172U (ja)
JP2623740B2 (ja) ブレーキ倍力装置
US7063002B2 (en) Negative pressure type booster
JPS6144536Y2 (ja)
JPH049252Y2 (ja)
JPH047025Y2 (ja)
JP3012232U (ja) 車輌パワーブレーキユニット用ブースター
JPS6144917Y2 (ja)
JPH0611278Y2 (ja) 負圧ブースタにおけるブースタピストン及び弁筒の連結構造
JP2985008B2 (ja) 真空サーボモータ
JPH0334367Y2 (ja)
JPH0133416Y2 (ja)
JPH0449021Y2 (ja)
JPH0544220Y2 (ja)
JP3684598B2 (ja) 負圧式倍力装置
JPH035166Y2 (ja)
JPH0635848Y2 (ja) 負圧式倍力装置
JP2527751Y2 (ja) ブレーキ倍力装置
JP2507171Y2 (ja) 負圧倍力装置
JPH0334368Y2 (ja)