JPH04282621A - カメラのフィルム給送装置 - Google Patents

カメラのフィルム給送装置

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Publication number
JPH04282621A
JPH04282621A JP3070525A JP7052591A JPH04282621A JP H04282621 A JPH04282621 A JP H04282621A JP 3070525 A JP3070525 A JP 3070525A JP 7052591 A JP7052591 A JP 7052591A JP H04282621 A JPH04282621 A JP H04282621A
Authority
JP
Japan
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film
counter
rewinding
frames
winding
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Pending
Application number
JP3070525A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nakamura
中村 敏行
Tatsuo Amanuma
天沼 辰男
Yoshiaki Otsubo
義明 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP3070525A priority Critical patent/JPH04282621A/ja
Publication of JPH04282621A publication Critical patent/JPH04282621A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのフィルム給送
装置、特に撮影に先立ちフィルムの任意駒数を巻上げる
機能を備えたカメラのフィルム給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラにフィルムを装填し途中駒まで撮
影した後、フィルムを一旦巻戻してカメラから取り出し
、再度、そのフィルムを装填して未露光の残りの駒を使
用する場合がある。このような場合、再装填したフィル
ムを撮影済みの駒まで巻上げる必要がある。暗室の中や
レンズキャップ等で遮光して空写しすることでも再装填
は可能であるが、操作が煩雑になるので、従来において
は、フィルムの再装填時に巻上げ駒数を設定し、この設
定駒数まで自動的に巻上げるようにしたカメラ、あるい
は再装填時に使用途中のフィルムであることをカメラ内
部で判別して、自動的に撮影済み駒までフィルムを巻き
上げるカメラが既に提案されている。また、フィルム巻
上げ中にフィルムの終端が検出されたとき自動的に巻戻
しを開始するカメラにおいては、撮影済みのフィルムを
誤って再装填しないようにするために、フィルムの先端
をパトローネ内に完全に巻き込んで巻戻しを終了するカ
メラも既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフィルム給送装置では、途中まで使用したフ
ィルムを再装填したときに、手動で設定した撮影済み駒
数、あるいはカメラ内部の判別により自動的に設定され
た撮影済み駒数が誤っていた場合、例えば、24枚撮り
のフィルムにおいて、撮影済み駒数が20駒であるにも
拘らず設定駒数をフィルムの最大長さ以上の駒数(例え
ば30駒)に設定されていた場合、この設定した駒数の
巻上げ中にフィルムの終端が検出されると、カメラは自
動的に巻戻しモードに移行してフィルム全部をパトロー
ネ内に巻き込んで巻戻しを終了してしまう。すなわち、
フィルムの巻上げ用先端部までパトローネ内に完全に巻
き込まれてしまうため、使用途中であるフィルムを再度
カメラに装填し直すことができず、フィルムも無駄にな
るという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、誤った駒数設定により万
一フィルムが終端に達しても再度フィルムを装填し直す
ことができるカメラのフィルム給送装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】クレ−ム対応図である図
1により本発明を説明すると、本発明は、フィルムの巻
上げ、巻戻しを行う駆動手段110と、装填されたフィ
ルムの撮影に先立ちフィルムの任意駒数を巻上げる手段
とを備えたカメラのフィルム給送装置に適用される。そ
して、請求項1の発明は、フィルム巻上げ時の終端を検
出する第1の検出手段111と、フィルム巻戻し中にフ
ィルムの先端部を検出する第2の検出手段112と、フ
ィルムを任意駒数巻上げているとき、第1の検出手段1
11がフィルムの終端を検出するフィルムを巻戻し動作
させるとともに、この巻戻し動作中に第2の検出手段1
12が巻戻しフィルムの先端部を検出すると駆動手段1
10を停止制御してフィルムの先端部をパトローネ外に
残す駆動制御手段113とを備えることにより、上記目
的を達成する。
【0006】
【作用】カメラに装填されたフィルムが撮影に先立って
任意駒数巻上げられているとき、フィルムが設定された
任意駒数に達する前に終端まで巻上げられると、そのフ
ィルム終端を検出した第1の検出手段112からの信号
により駆動制御手段113を動作して駆動手段110を
自動的に巻戻し制御しフィルムを巻戻す。そして巻戻し
フィルムの先端部が第2の検出手段111により検出さ
れると、駆動制御手段113はフィルムの先端部をパト
ローネ外に任意長さ残してモータ100の巻戻しを停止
させる。即ち、途中まで使用したフィルムをカメラに再
装填して任意駒数の巻上げを実行しているスキップモー
ド中に誤って自動巻戻しが行われてもフィルム先端部を
パトローネ外に残すベロ出しが確実になり、フィルムを
再度カメラに装填し直して任意駒数の巻上げが可能にな
る。
【0007】
【実施例】図2は、本発明によるフィルム給送装置の第
1の実施例を示す構成図である。図において、10はフ
ィルム給送のための制御機能を有するマイクロコンピュ
−タ(以下、CPUという)であり、このCPU10に
は、任意駒数の巻上げを実行する機能(以下、任意駒数
の巻上げを実行する機能を「スキップモ−ド」と称する
)を選択するスイッチ11、スキップモ−ドの駒数を設
定するためのスイッチ12,13(スイッチ12は駒数
を1つ増やすスイッチ、スイッチ13は駒数を1つ減ら
すスイッチである)、スキップモ−ドを起動するスイッ
チ14,フィルム給送中フィルムの移動にしたがってオ
ン・オフを繰り返すスイッチ15(以下、「FSS:フ
リ−スプロケットスイッチ」と称し、1駒につき8回の
オン、オフをする)、カメラ裏蓋の開閉状態を検出する
裏蓋スイッチ16、およびレリーズボタンの押圧により
オンするレリーズスイッチ17の一端がそれぞれ接続さ
れ、これらスイッチの他端はカメラ内蔵の電池電源18
の負極に接続されている。19はCPU10から出力さ
れる信号により制御されるモータ駆動回路であり、この
モータ駆動回路19にはフィルム給送モータ20が接続
されている。モータ駆動回路19は、CPU10から出
力される信号にしたがってフィルム給送モータ20を正
転または逆転させ、フィルムを巻上げたり巻戻したりす
る。21は、カメラボディ上等に設けられてCPU10
からの信号により制御されるLCD等の表示部で、撮影
駒数、撮影済み駒数などを表示する。また、22はフィ
ルムの終端を検出する終端検出器である。CPU10、
モータ駆動回路19は電池電源18に接続されている。 CPU10に内蔵されているRAMの所定のアドレスに
はカウンタA,カウンタB,カウンタC,カウンタDが
それぞれ割り当てられている。ここで、カウンタAは、
FSS15の総パルス数、すなわちフィルムを装填して
から巻き上げたすべてのパルス数をカウントするための
カウンタ、カウンタBは、フィルム1駒分のFSS15
のパルス数をカウントするためのカウンタ、カウンタC
は、巻上げ処理中に巻き上げるべき駒数を指定するカウ
ンタ、カウンタDはスキップ駒数を設定するカウンタで
ある。
【0008】図3〜図5は、第1の実施例のスキップモ
−ドの全体の流れを示したフローチャートである。以下
、第1の実施例におけるカメラでは、裏蓋を閉じたとき
に4駒の空送りを実行し、空送り完了後からレリーズボ
タンが最初に押圧されるまでの間だけ、スキップモ−ド
を可能とする。また、スキップモ−ドにはマニュアルス
キップモ−ドとオ−トスキップモ−ドがある。マニュア
ルスキップモ−ドは、スキップモ−ドを選択した後でユ
−ザ−が手動で任意の駒数を入力し、その駒数だけ巻上
げを実行するモードであり、オ−トスキップモ−ドは、
カメラにフィルム装填したときにCPU10の内部メモ
リ(RAM)に記憶してある過去のフィルム使用履歴に
基づいて、カメラが自動的に駒数をセットし、その後、
セットされた駒数の巻上げが実行されるモードである。
【0009】以下、処理の流れを詳細に説明する。不図
示のメインスイッチがオンされることによりシステムが
スタ−トすると、まず、ステップS101でカメラにフ
ィルムが装填され、裏蓋が閉じられてスイッチ16がオ
ンするのを待つ。裏蓋が閉じられたことが判定されると
、ステップS102へ進み、空送り処理を実行する。 空送り処理については後で詳述する。空送り処理が終了
すると、次のステップS103において、スイッチ15
のオン,オフにより発生するパルスの有無で装填ミスが
あったか否かを判定し、さらに次のステップS104で
裏蓋が開かれたかどうかを確認する。そして装填ミスか
、裏蓋が開のときにはステップS101へ戻り、再度裏
蓋が閉じられるのを待つ。
【0010】空送り完了後は、ステップS105〜ステ
ップS109のル−プを回りながらいずれかのスイッチ
が押されるのを待つ。ステップS105でスキップモ−
ド選択スイッチ11のオンが確認されると、ステップS
105からステップS110へ進み、スキップモ−ド設
定処理を実行する。スキップモ−ド設定処理を図10に
示す。
【0011】図10において、ステップS501では、
既にスキップモ−ドが許可になっているかどうかを判定
する。ここで、許可になっていると判定されたときはス
テップS505に進み、スキップモ−ド選択スイッチ1
1がオフされるのを待つ。また、許可になっていないと
判定されたときはステップS502へ進み、CPU10
内に記憶してある過去のフィルム使用履歴に基づいてオ
ートスキップモードが可能か否か判別する。ここでオ−
トスキップモ−ドが不可ならば自動的にマニュアルスキ
ップモ−ドとなる。可能ならばステップS502からス
テップS503へ移行してカウンタDに駒数をセットす
る。カウンタDにセットされる駒数は過去のフィルム使
用履歴に基づいてCPU10が判断し設定する。その後
ステップS504へ進み、スキップモ−ドを許可する。 ステップS502において、オ−トスキップモ−ドが不
可だった場合、つまり、マニュアルスキップモ−ドが選
択された場合はステップS502から507へ進み、カ
ウンタDに駒数1をセットする。その後ステップS50
4へ移行してスキップモ−ドを許可状態とする。ステッ
プS504でスキップモ−ドが許可になったならば表示
部21にカウンタDの値を表示し、スキップモ−ドの設
定駒数をユ−ザ−に知らせる。スキップモ−ドが選択さ
れている間カウンタDの値を表示部21に表示して、常
に設定駒数が確認できるようになっている。次のステッ
プS505ではスキップモ−ド選択スイッチ11がオフ
されるのを待ち、このスイッチ11がオフされたならば
図3のル−プへ戻る。
【0012】なお、オ−トスキップモ−ドか、マニュア
ルスキップモ−ドかの差は、スキップモ−ド選択時に駒
数が自動的にセットされるか1がセットされるかだけで
あり、これ以降は全く同じ動作となる。
【0013】図3のステップS106,S107におい
て、駒数設定スイッチ12,13のオンが確認されると
、それぞれステップS111またはステップS112へ
移行してマニュアルスキップモ−ド時の駒数設定処理を
行う。図11,図12に駒数設定処理のフローを示す。 図11において、駒設定スイッチ12がオンのとき、ス
テップS601でカウンタDに「1」を加え、次のステ
ップS602でスイッチ12がオフになるのを待つ。す
なわち、ステップS601,S602のル−プを繰返す
ことによりスキップ駒数をマニュアルで設定する。また
、図12において、駒設定スイッチ13がオンのとき、
ステップS701でカウンタDから「1」を引き、次の
ステップS702でスイッチ13がオフされるのを待つ
。すなわち、ステップS701,S702のル−プを繰
り返すことによりスキップ駒数をマニュアルで設定する
。スイッチ12,13のオフが確認されると、図3のル
−プへ戻る。
【0014】図3のステップS108において、スキッ
プモ−ド起動スイッチ14のオンが判定されると、図4
のステップS113へ進む。ステップS113では、ス
キップモ−ドが許可になっていなければスキップ巻上げ
処理を禁止し、ステップS113からステップS118
へ移行してスイッチ14がオフするのを待つ。また、ス
テップS13でスキップモ−ドが許可になっていれば、
ステップS114へ進み、巻上げ処理を実行する。巻き
上げるスキップ駒数は、既にステップS110,ステッ
プS111,ステップS112でカウンタDに設定され
ているから、このスキップ駒数にしたがって再装填フィ
ルムの巻上げが行われる。巻上げ処理が終了すると、ス
テップS114からステップS115へ進み裏蓋の開閉
を確認する。裏蓋が開いていれば、図3のステップS1
01へ戻り、再度裏蓋が閉じられるのを待つ。裏蓋が閉
じていればステップS116へ進みスキップ巻上げ処理
中にフィルムの終端が終端検出器22で検出されたかど
うか確認する。終端検出していれば、ステップS119
へ進み巻戻しベロ出し処理を実行する。その後、ステッ
プS120で裏蓋が開かどうか確認し、開ならばステッ
プS101へ戻る。閉ならば処理を終了する。終端検出
がなければステップS117へ進みスキップモ−ドを禁
止する。その後ステップS118において、スイッチ1
4がオフになるのを待つ。スイッチ14がオフしたなら
ば図3のステップS105以下に示すスイッチ入力待ち
のル−プへ戻る。図3のステップS108において、ス
キップ起動スイッチ14のオフが確認されると、ステッ
プS109に進み、レリーズスイッチ17がオンされた
か否かを判定する。ここで、レリーズスイッチ17のオ
ンが確認されるとステップS122へ進み、スキップモ
−ドをフィルムの再装填が再度行われないかぎり禁止す
る。その後、図5に示すスキップモ−ド終了後のフィル
ム給送に移行する。
【0015】図3および図4で示すフィルム空送りとス
キップモ−ドによる巻き上げが終了すると、あとは撮影
ごとに1駒巻き上げが行われる。すなわち、図5のステ
ップS200でレリーズスイッチ17のオンを確認する
と、ステップS202へ進み撮影処理を実行する。撮影
処理の詳細は省略するが、測光処理、測距処理等で輝度
、距離を検出し、その結果にしたがってレンズを駆動し
シャッタを開閉する。ステップS202での撮影処理が
終了すると、ステップS203でカウンタDに1をセッ
トし、次のステップS204で巻上げ処理を実行する。 巻上げ処理が終了すると、ステップS205で終端検出
があったかを判定し、次のステップS206で裏蓋が開
か確認する。終端検出があれば、ステップS207へ進
み巻戻し処理をコ−ルする。巻戻し処理終了後、ステッ
プS208で裏蓋閉が確認されると処理を終了する。ま
た、ステップS206で裏蓋が閉じていればステップS
201へ進み、ステップS200、ステップS201の
ル−プでレリーズスイッチ17のオンと、裏蓋の開を待
つ。ステップS201、S206,S208で裏蓋が開
けられたならば、図3のステップS101へ戻り、裏蓋
の閉を待つ。
【0016】次に、巻上げ処理、空送り処理について説
明する。図6,図7に巻上げ処理、空送り処理のフロー
チャートを示す。なお、上述したとおり、本実施例にお
けるフィルム1駒当りのFSS15のパルス数は8パル
ス、空送り時のフィルム駒数は4駒とする。図3のステ
ップS101で裏蓋の閉じが確認されると、空送り処理
がコ−ルされる。まず、図6のステップS301で表示
部21のフィルム駒数表示を0にする。次のステップS
302ではカウンタAを「0」にし、次のステップS3
03でカウンタCの値を「4」にセットする。カウンタ
Aは、巻上げ中はFSS15のパルス数を加算し、巻戻
し中はパルス数を減算する。カウンタCは、1駒巻き上
げるごとに減算する。次のステップS306ではカウン
タBの値を8にする。カウンタBは、FSS15が1パ
ルス入力するごとに減算し、0になったら1駒巻き上げ
たと判断する。
【0017】次のステップS307では、3秒をカウン
トするタイマ(以下、3秒タイマという)をスタ−トす
る。3秒タイマは、CPU10内にソフト的に構成され
るタイマを使用する。また、この3秒タイマは、FSS
15の信号が入力するごとにリセットして再スタ−トし
、FSS15の信号が3秒以上入力しない状態になって
初めてタイムアップする。次のステップS308では、
CPU10がモータ駆動回路19へ巻上げ信号を出力し
、フィルム給送モータ20を巻上げ方向に駆動する。巻
上げ開始後、図7のステップS309,S310,S3
11のル−プを繰り返す。すなわち、ステップS309
で裏蓋の開を確認し、ステップS310でFSSの立ち
上がりを確認し、ステップS311で3秒タイマのタイ
ムアップを確認する。ステップS309において裏蓋の
開を確認すると、ステップS312へ進み、CPU10
からモータ駆動回路3へ巻上げ停止信号を送り、フィル
ム給送モータ20を停止し巻上げを停止する。次のステ
ップS313では、100ms間フィルム給送モータ2
0にブレ−キをかけ元のフローチャートに戻る。
【0018】ステップS309,S310,S311の
ル−プ中、ステップS311でタイムアップを検出した
ときは、フィルムが終端であるか、装填ミスであるかの
どちらかの理由によりフィルムが移動せず、FSS15
の信号が3秒以上入力しなかったといえる。空送り処理
中は、フィルムが終端であることはないので、装填ミス
のときにステップS311でタイムアップが検出される
。タイムアップが検出されたときは、ステップS311
からステップS312,ステップS313へと進み、裏
蓋の開を検出した場合と同様に巻上げを停止し、ブレ−
キをかけて元のフローチャートへ戻る。
【0019】ステップS310でFSS15の信号の立
ち上がりを確認すると、ステップS315で3秒タイマ
をリセットし再スタ−トする。次のステップS316で
は、カウンタAに1を加算し、次のステップS317で
カウンタBから1を減算する。ステップS318でカウ
ンタBの内容を確認し、その内容が0でなければステッ
プS309,S310,S311のル−プに戻る。ステ
ップS318でカウンタBの内容が0ならば、フィルム
が1駒分巻き上げられたと判断し、次のステップS31
9でカウンタBに「8」をセットし、次のステップS3
20でカウンタCから1を減算する。次のステップS3
21でカウンタCが0であるかどうか判定し、0でなけ
ればステップS309,S310,S311のル−プに
戻る。0ならばステップS322で駒数表示に「1」を
加算し、ステップS312,313に移行して裏蓋の開
やタイムアップと同様に巻上げを停止し、ステップS3
14からもとのフローチャートに戻る。空送り処理の場
合、ステップS303でカウンタCに「4」をセットし
てスタ−トするので、カウンタCが0になるまでに4駒
分巻き上げることになる。
【0020】次に、巻上げ処理について説明する。巻上
げ処理がコ−ルされると、まず、図6のステップS30
5でカウンタCにカウンタDの値をセットし、ステップ
S306へ進む。ステップS306以降は空送り処理と
同様であり、ステップS309での裏蓋開検出、または
ステップS310での3秒タイマのタイムアップ検出が
なければ、フィルムが1駒分巻き上げた時にステップS
318でカウンタBが0になり、ステップS320でカ
ウンタCから1を減算し、ステップS321でカウンタ
Cが0であるかどうか確認する。カウンタCが0でなけ
ればステップS311へ戻り、0であるならステップS
321からステップS322へ進み、駒数表示に1を加
算した後、ステップS312,ステップS313で巻上
げを終了する。カウンタAは、空送り処理のときステッ
プS302で0にセットされた後はリセットされないの
で、フィルムをいれて裏蓋を閉じてから入力したFSS
15の総パルス数を巻上げ処理のたびに加算していく。
【0021】次に、図8,図9に示す巻戻し処理につい
て説明する。巻戻し処理には2通りあり、フィルム先端
をパトローネ内に巻き込んで巻戻しを終了する処理を巻
戻し巻き込み処理と呼び、フィルム先端をパトローネ外
に残して巻戻しを終了する処理を巻戻しベロ出し処理と
呼ぶ。
【0022】巻戻し処理がコ−ルされるときには、巻戻
し巻き込み処理の場合も巻戻しベロ出し処理の場合も、
カウンタAには、そのときまでに巻き上げられたFSS
15の総パルス数が記憶されている。ステップS410
の巻戻し停止を実行するためには、図9のステップS4
16でカウンタAが0になるか、ステップS409でタ
イムアップを検出する必要がある。
【0023】巻戻しベロ出し処理の場合、カウンタAの
値を保持したまま巻戻しを開始するので、ステップS4
09でタイムアップを検出する前に、必ずステップS4
16でカウンタAが0になる。このとき、フィルムの先
端は最初に装填した位置になっており、そこで巻戻しを
停止すればフィルムの先端をパトローネ外に残したまま
巻戻しを終了することができる。
【0024】巻戻し巻き込み処理の場合は、図8のステ
ップS403でカウンタAに最大値、例えば500をセ
ットしてから巻戻しを開始するので、ステップS406
でカウンタAが0になるより前にフィルムがパトローネ
に巻き込まれ、その後、ステップS409でタイムアッ
プを検出して巻戻しを終了する。
【0025】巻戻しベロ出し処理について述べる。巻戻
しベロ出し処理がコ−ルされると、図8のステップS4
01でカウンタAに「4」を加算する。カウンタAの「
4」という値はフィルムの半駒分に相当する。巻戻し量
はカウンタAの値に依存するが、カウンタAを半駒分増
加させるのは、フィルムを装填時よりも半駒分だけ多く
パトローネ内に巻き込んで停止させるためのものである
。また、この「4」という値は、誤ってパトローネ内に
全部巻き込むことなく、なおかつ、あまりパトローネ外
に残りすぎない値を実験的に求めて決定したものである
。次のステップS404ではカウンタBに「8」をセッ
トし、次のステップS405で3秒タイマをスタ−トし
、ステップS406でモータ駆動回路19に巻戻し信号
を出力し、フィルム給送モータ20を逆転させ巻戻しを
開始する。
【0026】巻戻しを実行しながらステップS407,
S408,S409のル−プを繰り返す。ステップS4
07で裏蓋の開を確認したならば、ステップS421で
モータ駆動回路19に巻戻し停止信号を出力し、フィル
ム給送モータ20を停止して巻戻しを停止する。次にス
テップS412へ進み、モータ駆動回路19に100m
s間ブレ−キ信号を出力し、ブレ−キをかける。そして
ステップS413からもとのフローチャートに戻る。
【0027】図9のステップS408でFSS15の信
号の立ち上がりを確認したならば、ステップS414で
3秒タイマをリセットし再スタ−トする。ステップS4
15ではカウンタAから1を減算する。ステップS41
6でカウンタAの値が0かどうか確認し、0であればフ
ィルム装填時のフィルム位置、プラス半駒分を巻戻した
と判断し、ステップS410でモータ駆動回路19へ巻
戻し停止信号を出力して巻戻しを停止する。次のステッ
プS411ではモータ駆動回路19に正転信号を送り、
500ms間フィルム給送モータ20を正転させ、フィ
ルム給送の機械系の状態を解除する。次のステップS4
12で100ms間フィルム給送モータ20にブレ−キ
をかけ、元のフローチャートに戻る。ステップS416
でカウンタAが0でなければ、ステップS417でカウ
ンタBから1を減算する。ステップS418でカウンタ
Bが0かどうか判断し、0でなければそのままステップ
S407,S408,S409のル−プに戻る。0なら
ば1駒分巻戻したと判断し、ステップS419で駒数表
示から1を減算し、次のステップS420でカウンタB
に「8」をセットしてからステップS407,S408
,S409のル−プに戻る。巻戻しベロ出し処理ではス
テップS409でタイムアップを検出することはないが
、処理上ではタイムアップ検出時はステップS410へ
進む。
【0028】次に、巻戻し巻き込み処理について述べる
。巻戻し巻き込み処理は、ステップS403でカウンタ
Aに最大値500をセットしてから巻戻しを開始する以
外は、巻戻しベロ出し処理と同じである。500とは、
巻上げ中に加算し得るFSS15の最大パルス数に対し
、十分に大きな値である。これは、フィルムの最大駒数
の36駒、プラス空送り分の4駒の合計40駒分のFS
S15のパルス数である320以上であればよい。
【0029】従って、巻上げ中に何パルス分巻上げたか
にかかわらず、カウンタAに最大値をセットしてから巻
戻しを開始するので、フィルムが最初に装填された位置
まで戻っても、カウンタAは0になっていない。そこで
巻戻しはそのまま継続され、フィルムが最初に装填され
た位置を通過してから3秒以内に、フィルムの先端はパ
トローネ内に巻き込まれる。最後のFSS15のパルス
が入力してから3秒後、ステップS409でタイムアッ
プを検出してステップS410に進み、ステップS41
0からステップS412で巻戻しを終了して元のフロー
チャートに戻る。
【0030】このような本実施例にあっては、途中まで
使用したフィルムがカメラに再装填された後、スキップ
モード起動スイッチ14のオンが確認されると、設定さ
れた駒数の巻上げが実行される。そして、このスキップ
モード時の巻上げ動作中に誤った駒数設定でフィルムが
終端まで巻上げられることにより、フィルムの終端が終
端検出器22により検出すると、フィルムは巻戻しベロ
出し処理に移行してフィルムの先端部を必要長さパトロ
ーネ外に残して巻戻しが終了するから、撮影済みのフィ
ルムをパトローネ内に完全に巻込む自動巻戻しのカメラ
であってもスキップモード時はフィルム先端をパトロー
ネ内に巻込むことがなくなり、使用途中のフィルムを再
度カメラに装填し直すことができる。また、従来のよう
に使用途中のフィルム先端がパトローネ内に巻込まれて
しまうことによるフィルムの無駄をなくすることができ
る。
【0031】図13は、本発明の第2の実施例を示す構
成図である。図2と同一符号のものは同じものを示す。 この実施例において、第1の実施例と異なる点はFSS
15に代えてフォトセンサ23と、フリースプロケット
と一体に回転するホトパーフォレーション円板24とを
設けたところにある。フォトセンサ23はCPU10に
接続されており、フィルムの移動にしたがって「H」,
「L」の信号を出力する。フィルム1駒当り50パルス
を出力する。
【0032】以下、図14,図15および図16,図1
7に示すフローチャートを用いて第2の実施例の動作を
説明する。第1の実施例と第2の実施例の違いは、巻上
げ処理、巻戻し処理にあり、第1の実施例の図3〜図1
2に相当する処理は共通である。よって、第2の実施例
については、巻上げ処理、巻戻し処理のみを説明する。 図14,図15に巻上げ処理を示す。第1の実施例の図
6,図7との差は、カウンタAに対する処理がなくなっ
たことと、フォトセンサ23の立ち上がりを読むように
したことと、カウンタBのカウント数を50にしたこと
の3点である。それ以外の処理の流れはステップ符号が
異なるものの、図6,図7と同一であるので、その説明
は省略する。
【0033】図16,図17には、第2の実施例の巻戻
し処理を示す。第1の実施例との差は、フォトセンサ2
3を読むようにしたこと、カウンタBのカウント数を5
0にしたこと、巻戻し完了検出タイマを0.1秒にした
こと、カウンタAに対する処理をなくし巻戻し完了はす
べてタイムアップで検出するようにしたこと、巻戻し巻
き込み処理の場合はタイムアップ検出後3秒間巻戻しを
継続するようにしたことの5点である。
【0034】処理は手順のステップ符号が異なるものの
図8,図9と同一であるので、その説明は省略するが、
巻戻し巻き込み処理のときは、ステップS1002で巻
き込みフラグF(プログラム上のフラグ)をセットして
おき、ステップS1008でタイムアップを検出した時
にステップS1009で巻き込みフラグFを確認し、巻
き込みフラグFが立っていたらステップS1020へ進
み、3秒間巻戻しを継続する。この3秒間で、フィルム
の先端はパトローネ内に巻き込まれ、その後ステップS
1010で巻戻しを停止する。巻戻しベロ出し停止の場
合は、ステップS1004、あるいはステップS101
4でセットするタイマが0.1秒であるためフィルムの
先端がフォトセンサ上を通過してから、0.1秒後にス
テップS1008でタイムアップを検出する。タイムア
ップ検出後は巻き込みフラグFが立っていないので、ス
テップS1010に進み巻戻しを停止する。0.1秒で
はフィルムの先端は巻き込まれずにパトローネ外に残る
【0035】このような第2の実施例においては、第1
の実施例と同様な効果が得られるほか、巻戻し中のフィ
ルムの先端位置をフォトセンサで検出しているため、巻
上げ中にフィルムの給送量を記憶することなくフィルム
の先端をパトローネ外に残したまま巻戻しを停止するこ
とができる。
【0036】なお、上記実施例では、使用途中のフィル
ムの巻戻しベロ出し処理をカウンタあるいはフォトセン
サを利用して行う場合について述べたが、フィルムの存
否を検出するセンサなどを利用しても行うことができる
【0037】以上の実施例において、CPU10が駆動
制御手段114を、FSS15,カウンタAおよびフォ
トセンサ23が第2の検出手段113を、モータ駆動回
路19およびフィルム給送モータ20が駆動手段110
を、終端検出器22が第1の検出手段112をそれぞれ
構成する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、途
中まで使用したフィルムをカメラに再装填して使用途中
の駒数まで巻上げるスキップモード時に、撮影済み駒数
の設定の誤りなどによりフィルムが終端まで巻上げられ
、そしてフィルムの終端検出によりフィルムの巻戻しが
開始されても、フィルムの先端部を再装填に必要長さパ
トローネ外に残して巻戻しを自動的に停止させるから、
使用途中のフィルムがパトローネ内に巻き込まれること
がなく、使用途中フィルムを再度カメラに装填し直すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレ−ムに対応するフィルム給送装置
のブロック図である。
【図2】本発明によるフィルム給送装置の第1の実施例
を示す構成図である。
【図3】第1の実施例における全体の処理手順を分割し
て示す一部のフローチャートである。
【図4】第1の実施例における全体の処理手順を分割し
て示す一部のフローチャートである。
【図5】第1の実施例における全体の処理手順を分割し
て示す一部のフローチャートである。
【図6】第1の実施例における巻上げ処理手順を分割し
て示す一部のフローチャートである。
【図7】第1の実施例における巻上げ処理手順を分割し
て示す一部のフローチャートである。
【図8】第1の実施例における巻戻し処理手順を分割し
て示す一部のフローチャートである。
【図9】第1の実施例における巻戻し処理手順を分割し
て示す一部のフローチャートである。
【図10】第1の実施例におけるスキップモ−ド設定処
理手順を分割して示す一部のフローチャートである。
【図11】第1の実施例における駒数設定(+1)の処
理を示すフローチャートである。
【図12】第1の実施例における駒数設定(−1)の処
理手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明によるフィルム給送装置の第2の実施
例を示す構成図である。
【図14】第2の実施例における巻上げ処理手順を分割
して示す一部のフローチャートである。
【図15】第2の実施例における巻上げ処理手順を分割
して示す一部のフローチャートである。
【図16】第2の実施例における巻戻し処理手順を分割
して示す一部のフローチャートである。
【図17】第2の実施例における巻戻し処理手順を分割
して示す一部のフローチャートである。
【符号の説明】
10  CPU 11  スキップモード選択スイッチ 12,13  駒数設定スイッチ 14  スキップモ−ド起動スイッチ 15  FSS 16  裏蓋スイッチ 17  レリーズスイッチ 19  モータ駆動回路 20  フィルム給送モータ 22  終端検出器 23  フォトセンサ 100  モータ 110  モータ駆動手段 111  第1の検出手段 112  第2の検出手段 113  制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  フィルムの巻上げ、巻戻しを行う駆動
    手段と、装填されたフィルムの撮影に先立ちフィルムの
    任意駒数を巻上げる手段とを備えたカメラのフィルム給
    送装置において、前記フィルム巻上げ時の終端を検出す
    る第1の検出手段と、前記フィルム巻戻し中にフィルム
    の先端部を検出する第2の検出手段と、前記フィルムを
    任意駒数巻上げているとき、前記第1の検出手段が前記
    フィルムの終端を検出するとフィルムを巻戻し動作させ
    るとともに、この巻戻し動作中に前記第2の検出手段が
    前記フィルムの先端部を検出すると前記駆動手段を停止
    制御してフィルムの先端部をパトローネ外に残す駆動制
    御手段とを備えたことを特徴とするカメラのフィルム給
    送装置。
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