JP3107524B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3107524B2
JP3107524B2 JP09055138A JP5513897A JP3107524B2 JP 3107524 B2 JP3107524 B2 JP 3107524B2 JP 09055138 A JP09055138 A JP 09055138A JP 5513897 A JP5513897 A JP 5513897A JP 3107524 B2 JP3107524 B2 JP 3107524B2
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義人 田中
良弘 田中
眞二 富永
信行 谷口
浩幸 岡田
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日付情報記録機能
を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラにおいて、日付情報記録機
能を備えたものが知られており、撮影した画像とともに
日付情報を記録する。このようなカメラにおいて、CP
Uに電源が投入されると、CPUのリセットが行われ、
これに伴い、日付情報もリセットされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のような日付情報記録機能を備えたカメラでは、日付
情報がリセットされると、日付が狂ってしまうため、こ
の日付を修正し忘れた場合、狂ったままの日付が画像に
記録されてしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、日付情報記録機能を備えたカメ
ラにおいて、日付情報がリセットされた場合に、狂った
ままの日付が記録されることがなく、正確な日付を記録
することが可能なカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、日付情報を計時並びに更新
し、撮影に関連付けられた日付情報の記録を磁気的に行
う日付情報記録手段を備えたカメラにおいて、日付情報
を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される日付
情報を修正する修正手段と、CPUがリセットされたこ
とを検出する検出手段と、前記リセットの検出に応答し
て前記表示手段を日付情報の修正を促すような表示に変
更する表示変更手段とを備えたものである。
【0006】また、請求項2記載の発明は、日付情報を
計時並びに更新し、その日付情報の記録を行う日付情報
記録手段を備えたカメラにおいて、日付情報の計時並び
に更新と、カメラの撮影に関する動作とを共通の電池を
電源として行う回路と、日付情報を表示する表示手段
と、前記表示手段に表示される日付情報を修正する修正
手段と、CPUがリセットされたことを検出する検出手
段と、前記リセットの検出に応答して前記表示手段を日
付情報の修正を促すような表示に変更する表示変更手段
とを備えたものである。上記構成においては、電池がな
くなったことに気がつくのは通常、カメラ動作が正常に
動作しなくなってからであり、その場合に電池交換する
と、日付表示の方も狂っていたとしても、それが自動的
に修正される。このため、日付情報が狂ったままで使用
するようなことが防止される。
【0007】また、請求項記載の発明は、請求項1
は請求項2に記載の発明において、日付情報の修正を促
すような表示は、表示手段に表示される日付情報を点滅
表示させる表示形態であるものである。
【0008】上記構成においては、表示手段に表示され
た日付情報の表示形態が点滅表示であるために、使用者
に日付の修正の必要性を知らせることが確実に行える。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は請求項2に記載の発明において、検出手段によるリセ
ット検出によって日付情報の記録を禁止する禁止手段を
さらに備え、修正手段は日付情報の修正を行う修正モー
ドと日付情報の記録が可能な通常モードとを切り換える
操作部材を含み、操作部材の操作により、表示変更手段
による表示動作を停止させるとともに、禁止手段による
日付情報の記録の禁止を解除するものである。また、請
求項5記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記電気回路手段はカメラの撮影に関する複数の動作を
夫々行う複数の回路と、それらの回路を含めたカメラ全
体の動作を制御するCPUとを含むものである。また、
請求項6記載の発明は、日付情報を計時並びに更新し、
撮影に関連付けられた日付情報を撮影された画像信号と
ともに記録する日付情報記録手段を備えたスチルビデオ
カメラにおいて、日付情報を表示する表示手段と、前記
表示手段に表示される日付情報を修正する修正手段と、
CPUがリセットされたことを検出する検出手段と、前
記リセットの検出に応答して前記表示手段を日付情報の
修正を促すような表示に変更する表示変更手段とを備え
たものである。
【0010】上記構成においては、リセット検出によっ
て日付情報の記録が禁止されるため、日付情報の修正を
促すような表示がされているにも拘わらず、何かの間違
いで撮影が行われた場合、例えば、シャッタ釦が意に反
して押された場合等に、狂った日付が記録されることが
なくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】第1図は本発明の音声記録装置を
搭載したスチルビデオカメラの一実施例によるブロック
構成を示す。同図において、1はカメラ全体の制御を司
る中央処理装置(以下、CPUという)、2はCPUに
対して指令情報などを入力する各種スイッチ群(詳細は
後述)、3は電源回路部で、メイン電池4、後述するC
CD用の電源を得るための昇圧回路5、バックアップ電
池6、CPU用および一般回路用の電源を得るためのレ
ギュレータ7などからなる。
【0012】8は自動焦点(AF)用回路部で、CPU
1に対して合焦および距離情報を出力するAF回路9、
レンズ繰り出しモータ10、レンズストップ用マグネッ
ト11、レンズ位置検出エンコーダ12からなる。13
はレンズ切換兼バリア開閉回路、14はそのモータで、
例えば、モータ14の正転時にレンズは標準とクローズ
アップとに順次切換えられ、逆転時にレンズの前に位置
し光路遮蔽板の機能を有したバリアの開閉が行なわれる
ようになっている。
【0013】15は自動露光(AE)用回路部で、この
回路部15は、撮影画面の中心スポット部の被写体輝度
を測光する測光素子SPの検出信号を入力とするスポッ
ト測光回路16、撮影画面の周辺部被写体輝度を測光す
る測光素子AVEの検出信号を入力とする測光回路1
7、これらの検出データをA/D変換するA/D変換回
路18、このA/D変換データを受けCPU1とシリア
ル交信を行うシリアル交信インターフェース19、同イ
ンターフェース19を介して入力されるCPU1からの
指令に基いて、適正な露光が得られるように、後述する
ごとく上記検出データの間の重みづけを行う重みづけ回
路20、この重みづけ回路20の出力とインターフェー
ス19を介在したCPU1からの指令に基いて信号のレ
ベルをシフトさせるレベルシフト回路21などからな
る。
【0014】22は上記AE回路部15からの出力に基
きCCDシャッタの実際の閉成タイミングをコントロー
ルするための回路部であって、計時用のコンデンサ25
と、シャッタ開のタイミングで開路して上記コンデンサ
25の短絡を解くスイッチ26と、コンデンサ25と上
記レベルシフト回路21の出力部との接続点電位Vを参
照基準電位V0,V1と比較するコンパレータ27,2
8などからなる。23はCCDシャッタを撮影のための
レリーズ信号とCCDドライバ32からのパルス信号に
基づいて開け、回路部22のコンパレータ28の出力ま
たはCPU1からの強制閉信号により所定の露光が得ら
れた時点で閉じるように制御するための制御回路であっ
て、シャッタの開閉の信号をCPU1およびCCDドラ
イバ32に出力する。
【0015】24はゲインコントロール判別回路であ
り、コンパレータ27の出力とシャッタ制御回路23か
らの閉信号とにより、手振れ限界時間を越えても所定露
光(適性露光から所定量少ない露光量)が得られなかっ
たときなどに、ビデオ録画像信号のゲインを電気的にコ
ントロールする信号をCPU1に与える。29は録音用
のマイク、30はCPU1からの録音制御信号を受けて
作動するオーディオ回路で、このオーディオ回路30の
出力は後記ビデオ記録回路34に与えられる。31は光
画像情報を電気信号に変換する固体撮像素子であるCC
Dイメージセンサ(以下、CCDと称す)、32はCC
D31を駆動するドライバで、このCCDドライバ32
は上記CCDシャッタ制御回路23の出力、CPU1か
らのISO感度切換信号、フロッピーの回転に同期して
発生される同期信号PGなどを受けて動作する。34は
画像および音声をフロッピーへ磁気記録するためのビデ
オ記録回路、35はその磁気ヘッドであり、ビデオ記録
回路34は上記CCD31からの画捜信号とオーディオ
回路30からの音声信号の他に、影像画面に画像と同時
表示されるデイト情報信号(年、月、日、トラックNo.
など)、ゲインコントロール出力、同期信号PGを受け
て動作する。
【0016】36はCPU1からの指令により、フロッ
ピーを定速回転駆動するためのスピンドルモータドライ
バ、37はスピンドルモータである。38はCPU1か
らの指令により、上記磁気ヘッド35を移動するための
ステッピングモータドライバ、39はステッピングモー
タであり、このステッピングモータ39により、磁気ヘ
ッド35はフロッピーの所定トラック位置まで移動制御
される。40は記録(書き込み)時にヘッドを所定位置
にセットするためのヘッド押えプランジャである。
【0017】41は撮影時の露光量が不足するときなど
に発光させるフラッシュで、発光用の充電回路や昇圧回
路を内蔵し、CPU1からの昇圧信号により昇圧動作を
開始し、CPU1からの充電完了モニタ信号により、C
PU1に対し充電完了時に充電完了信号を出力する。ま
た、CPU1からの発光トリガ信号によりフラッシュを
発光させる。42は電源低下時に異常動作を起すことを
防止するためのリセット回路、43は撮影に際しCCD
シャッタの開動作をセルフタイマにより行うモードとし
たときに、それを点滅表示するためのLED、44はフ
ロッピー挿入部のデッキ蓋が開口したままになっている
場合などに、それをユーザに警告するための音を発生す
るブザー、45はCPU1の出力により作動し各種のカ
メラ情報、設定モードなどをLCDなどにて表示するた
めの表示部である。
【0018】上記スイッチ群2の構成要素としては、メ
インスィッチS0、撮影に先立ち測光・測距を行うため
のスイッチS1、撮影動作を行うときのレリーズスイッ
チS2、録音するかしないかのモードを選択する録音ス
イッチS3、1枚だけのシングル撮影(S、これが標準
モード)と連続して複数枚の撮影を行う連写(C)とセ
ルフタイマを用いた撮影を行うセルフ(SELF)の各
モード切換えを行うスイッチS4、デート情報切換えス
イッチS5、デート情報の修正スイッチS6、デッキ蓋
の開閉状態を検知するスイッチS7、フロッピーの挿入
状態を検知するスイッチS8、フロッピーの書込み禁止
爪の有無を検知するスイッチS9、上記バリアの開位置
および閉位置を検知するスイッチS10,S11、レン
ズの初期位置を検知するスイッチS12、接写時にレン
ズをクローズアップ状態とするためのレンズ切換スイッ
チS13、クローズアップレンズ入位置(クローズアッ
プ状態)および出位置(スタンダード状態)をそれぞれ
検知するスイッチS14,S15および磁気ヘッドの初
期位置を検知するスイッチS16からなる。
【0019】ここに、CPU1はセルフタイマ手段や後
述するシーケンス制御手段などの各種機能構成を備えて
おり、録音スイッチS3、モード切換スイッチS4など
の設定情報が、撮影前にユーザにより入力され、CPU
1内のメモリに記憶され、これらメモリ情報に基いてC
PU1は所定のプログラム動作を実行し、録画、録音な
どのカメラ動作が行われる。
【0020】特に本発明では、モード切換スイッチS4
にてセルフモードを選択設定した場合、録音は画像の撮
影前のセルフタイマカウント中に行い、一方、セルフモ
ードを選択しない場合、録音は撮影終了後に行うよう
に、CPU1にて自動的にシーケンスを切換える。
【0021】以下、本カメラの動作を第2図〜第10図
に示したフローチャートにしたがって説明する。第2図
はメインのフローチャートを示す。同図において、CP
U1に電源が投入されるとCPU1はリセットされ(#
1)、リセットフラグを「1」とし(#2)、フラグや
RAMの初期化およびレンズや磁気ヘッド35を初期位
置にセットする初期設定を行う(#3)。なお、このリ
セットフラグが「1」のままであれば、後述するように
デート修正が行われていないことになり、そのようなデ
ート情報はフロッピーに記録されないようになってお
り、LCDなどの一部を点滅させることにより警告す
る。次いで電池の有無をみて(#4)、電池がなければ
電池抜きのルーチンを処理し(#5)、電池があれば、
メインスイッチS0の状態をみにいく(#6)。
【0022】いま、同スイッチS0がONであれば、デ
ッキ蓋の開閉状態、フロッピーの有無、記録禁止の爪の
有無、デッキ蓋が開から閉になった直後であるかどうか
を調べ(#7〜#10)、デッキ蓋が閉になった直後で
あればイニシャルロードのルーチンにてフロッピー上の
未記録トラックの頭出しを行い、磁気ヘッド35はその
位置まで移動する(#11)。
【0023】その後、#10の判定がNOになると、今
度は測光・測距スイッチS1の状態をみにいき(#1
2)、OFFからONになったのであれば測光・測距、
露光およびそれに続く各種ステップでなるS1シーケン
ス(第3図,第4図に示す)を処理する(#13,#1
4)。スイッチS1がOFFまたは以前からONのまま
であったときは、S1シーケンスには進まず、レンズの
クローズアップスイッチS13の状態をみて(#1
5)、これがONされるとレンズ切換のルーチン(#1
6)を処理する。
【0024】次いで、モード切換スイッチS4の状態を
みて(#17)、これがONされるとデートフラグを
「0」とし、デート切換え修正モードであれば、この修
正モードから抜け出して(#18)、モード変更のルー
チン(#19)を処理する。このモード変更処理によ
り、上述した通り、シングル、連写、セルフのいずれか
の撮影モードがメモリされる。次いで、録音スイッチS
3の状態をみにいき(#20)、これがONされると、
同様にデートフラグを「0」とし、デート切換え修正モ
ードであれば、この修正モードから抜け出して(#2
1)、録音切換のルーチン(#22)を処理する。 な
お、上記クローズアップスイッチS13、モード切換ス
イッチS4、録音スイッチS3などは、いずれも押され
る(ONされる)毎に異なる状態に移行し、存在する状
態の数だけ押すと元の状態に戻る。
【0025】その後、デート切換スイッチS5の状態を
みて(#23)、これがONされると、デートフラグを
「1」としデート切換修正モードになり(#24)、デ
ート情報の記録を可能とするためにリセットフラグを
「0」とし(#25)、所定時間経過により、この切換
修正モードから抜け出すためのデートタイマをスタート
させ(#26)、デート切換ルーチン(#27)を処理
する。次いで、デートフラグをみて(#28)、これが
「1」であって、デート修正スイッチS6がONされれ
ば、上記デートタイマを新たにスタートさせ(#29,
#30)、デート修正のルーチン(#31)を処理す
る。デート修正スイッチS6がOFFでデートタイマ時
間が経過すると(#32でYES)、デートフラグを
「0」として(#33)、デート切換修正のモードから
抜ける。なお、S1シーケンスで後述するが、測光・測
距スイッチS1のONでもっても、デート切換修正モー
ドから脱出するようになっている。
【0026】その後、フラッシュ41の充電回路の昇圧
が必要かどうかを調べ(#34)、昇圧が必要であれ
ば、充電完了かどうかを調べ(#35)、完了でなけれ
ば昇圧を開始し(#36)、上記#4のステップに戻
る。また、上記#6でメインスイッチS0がOFFであ
るときと、上記#34,#35で昇圧が必要でないか、
充電完了であれば、昇圧を停止し(#37)、無操作状
態を計時する第1のタイマをスタートさせ(#38)、
所定時間が経過するまでは(#39でNO)、デッキ蓋
の開閉状態をみて(#44)、これが閉であるか、また
は開であっても後述する第2のタイマによる所定時間が
経過するまでは(#45でNO)、スイッチS0,S
1,S3,S4,S5,S6やデッキ蓋などの状態変化
の有無をみて(#47)、変化があれば上記#4へ戻
り、変化がなければ#39へ戻る。
【0027】また、上記#39で第1のタイマによる所
定時間が経過したときは、設定モードを調べ(#4
0)、セルフまたは連写のモードであれば、標準である
シングルモードに変更し(#41)、さらにレンズの状
態を調べ(#42)、クローズアップとなっているとき
はスタンダードに変更し(#43)、上記#44に進
む。また、上記#45で第2のタイマによる所定時間が
経過したときはユーザにブザー44でもって警告を発す
る(#46)。なお、このフローチャートから明らかな
ように、デッキ蓋が開いてる状態では、何の入力も受付
けず、デート修正のみが可能となっている。
【0028】また、上記#7でデッキ蓋が開であれば、
#48へ進み、閉から開になった直後であれば、第2の
タイマをスタートさせ(#49)、この所定時間が経過
するまで、および上記#8,#9でフロッピーがないと
きと、爪がないとき(すなわち記録禁止)には、昇圧を
停止して(#51)、スイッチS1などの状態をみるこ
となく、上記#23へ進み、第2のタイムの所定時間が
経過すれば上記と同様に警告を発する(#52)。ま
た、デッキ蓋が閉状態となると警告を停止する(#5
3)。
【0029】次に、上記#14のS1シーケンスの一実
施例を第3図と第4図により説明する。この例は連写中
は録音を禁止し、連写後に録音するものであって、しか
も、セルフモード選択時はセルフタイマー中に録音す
る。第3図において、まず録画・録音中の充電を禁止す
るために昇圧を停止し(#61)、デートフラグを
「0」とし(すなわち、スイッチS1のONでデート切
換修正モードから抜け出す)(#62)、セルフモード
がメモリされているかどうかを調べ(#63)、セルフ
でなければ直ちに記録スタンバイとするために、フロッ
ピーを駆動するスピンドルモータ37をONし(#6
4)、セルフであれば、セルフタイマーのカウント中は
省電力のために、この時点ではスピンドルモータ37を
ONさせない。
【0030】次いで、測距および後述する測光・AE演
算ルーチン(#65,#66)を処理した後、その演算
結果から昇圧必要かどうかを調べ(#67)、必要でな
ければレリーズスイッチS2がONされるのを待つ(#
68)。同スイッチS2がONされれば、セルフモード
がメモリされているかどうかを調べ(#69)、セルフ
モードでないときは直ちに、セルフモードであれば後述
するセルフのシーケンス(#70)を処理し、スピンド
ルモータ37をONし(#71)た後に、バリアを開き
(#72)、合焦位置までレンズ繰り出しモータ10を
作動してレンズを繰り出し(#73)、後述するレリー
ズルーチン(#74)を処理し、さらにビデオ記録回路
34などの記録装置によりフロッピーへ画像の記録を行
う(#75)。この記録ステップでは、年、月、日のデ
ート情報やトラックNo.も同時に記録する。なお、セ
ルフモードでないときは、録音は画像の撮影の後に行う
ので、この時点では未だ行っていない。
【0031】その後、磁気ヘッド35を次の空きトラッ
クまで送り(#76)、レンズをリセットし(#7
7)、モード選択のメモリ情報が連写モードかどうかを
みて(#78)、連写モードでなければ、連写フラグ2
をリセットし(#79)、画像の記録終了としてスピン
ドルモータ37をOFFし(#80)、バリアを閉じ
(#81)、レンズをスタンダードへ戻す。(#82,
#83)。
【0032】次に、第4図に進み、セルフモードでなけ
れば(#84でNO)、録音スイッチS3の設定による
メモリ情報をみて(#85)、録音モードであれば以
下、録音動作に入る。音声メモリの記録可能なタイマ時
間Tを9.6秒(s)にセットし(#86)、音声メモ
リを開始する(#87)。そして、タイマはカウントダ
ウンしてゆき、T=0かをみて(#88)、それに達す
る前に、測光・測距スイッチS1がOFFからONにな
ったかをみる(#89)。ここに、操作者が途中で録音
を中止したいとの意思を表示するには、スイッチS1を
OFFし再度ONするように設定していることから、#
89でYES、つまり録音の中止の場合は、後述するS
3カウントを「0」とし(#90)、音声メモリを終了
する(#95)。
【0033】上記#89でNOであれば、メインスイッ
チS0の状態をみて(#91)、これがOFFとなれば
今回の録音を最初から止める意思表示として音声メモリ
をリセットし(#92)、音声の記録処理をすることな
く上述した第2図のメインフローチャートの#4へ移
る。上記#91でメインスイッチS0がONのままであ
れば、次に、録音スイッチS3がOFFからONになっ
たかをみる(#93)。
【0034】これは、1つの撮影画像に対して、追加録
音をしたい場合の意思表示を、録音スイッチS3を押す
ことで行うようにしていることによる。すなわち、録音
スイッチS3を1回押すとS3カウントは1だけインク
リメントされ(#94)、#88へ戻るようになってい
る。このS3カウントがインクリメントされることで、
後述するように#100から#101を経て#86へ戻
り、再び録音タイマがセットされS3カウントの数だけ
追加録音が可能となる。
【0035】タイマがT=0となると、音声メモリを終
了し(#95)、スピンドルモータ37をONして(#
96)、音声の記録を行う(#97)。ここでは、トラ
ックNo.や音声対応トラックNo.を記録し、年月日
などのデート情報は記録しない。次いで磁気ヘッド35
を次の空きトラックまで送り(#98)、スピンドルモ
ータ37をOFFし(#99)、S3カウントを調べ
(#100)、これが「0」であれば、モードがセルフ
もしくは連写であれば標準のシングルへ戻した後(#1
02,#103)、メインフローチャートの#4へ戻
る。また、#100でS3カウントが0でなければS3
カウントを1だけデクリメントして(#101)、上記
#86へ戻る。かくして追加録音が行われる。なお、#
85で録音モードでなければ、上記の録音動作のステッ
プを処理することなく#102へ移る。
【0036】また、上記#78で、連写モードが設定さ
れていれば、連写フラグ2を「1」とし(#104)、
#65へ戻り、上記のルーチンを循環処理することによ
り連写が実行される。ここに、連写中は録音していな
い。また、上記#68で、レリーズスイッチS2がOF
Fのまま、もしくはOFFとなれば、連写フラグ2を調
べ、連写中でなければ、デッキ蓋の開閉状態、メインス
イッチS0の状態、測光・測距スイッチS1の状態をそ
れぞれ調べ(#106〜#108)、それぞれが閉、O
N、ONであれば#66へ戻り、開、OFF、OFFの
いずれかに該当すればメインフローチャートの#4へ移
る。一方、#105で連写フラグ2が「1」であれば、
連写動作の中止として上記#79へ移る。
【0037】一方、上記#67で、昇圧必要と判断され
れば充電完了かどうかをみて(#109)、充電完了で
あれば上記#68に進むが、充電完了でなければ、明る
い逆光であるかどうかを調べる(#110)。その結
果、明るい逆光であって、しかもレリーズスイッチS2
がONされれば(#111でYES)、上記#69に進
むが、それ以外のときは連写中であるかどうかを示す連
写フラグ2をみにいき(#112)、ここで連写中であ
れば、いわゆる未充電ロック(連写途中で暗くなったと
きに起きる)となり、連写を停止し上記#79へ進む。
連写中でなければ充電中の省電力のためにスピンドルモ
ータ37をOFFして(#113)、昇圧を開始する
(#114)。その後、充電完了かどうかをみて(#1
15)、充電完了であれば昇圧を停止し(#116)、
再び、明るい逆光かどうかを調べ(#117)、YES
であればスピンドルモータ37をONして(#11
8)、上記#66へ戻る。NOであれば、メインフロー
の#4へ戻る。
【0038】また、上記#115で充電完了でなけれ
ば、デッキ蓋、メインスイッチS0、測光・測距スイッ
チS1の各状態をみて(#119〜#121)、それぞ
れが閉、ON、ONであれば明るい逆光かどうかを調
べ、明るい逆光であればレリーズスイッチS2の状態を
みて(#123)、これがONであれば充電完了を待た
ずに昇圧を停止し(#124)、スピンドルモータ37
をON(#125)して撮影にいく(#69へ進む)。
また、上記#122での判定がNOつまり、暗いとき、
あるいは#123でレリーズスイッチS2がOFFのと
きは、上記#115へ戻る。また、上記#119〜#1
21でデッキ蓋が開、メインスイッチS0がOFF、測
光・測距スイッチS1がOFFのいずれかのときは、S
1シーケンスから抜け、メインフローチャートの#4へ
移る。なお、セルフモードがメモリされていて、同モー
ドのシーケンス(#70)を処理したときは、既に録音
を終えているので、上記#84から直接#96へ進む。
【0039】上記第3図及び第4図に示したS1シーケ
ンスは、連写後に録音(ただし、後述するようにセルフ
タイマカウント中に録音)する実施例であったが、以下
に、連写中に録音するようにした実施例を第5図及び第
6図により説明する。第5図において、本実施例では連
写モードであれば、#78から#104へ進み、連写フ
ラグ2を「1」とした後、録音動作を行う。すなわち、
タイマT=9.6秒(s)をセットし(#201)、音
声メモリを開始し(#202)、T=0となるまで、#
203から#65へ戻り、以下、このルーチンを循環し
て連写および録音が行なわれる。T=0となると音声メ
モリを終了し(#204)、連写フラグ2を「0」とし
(#205)、バリアを閉じ(#206)、レンズをス
タンダードに戻した後(#207,#208)、録音な
どのルーチンを飛ばして#97へ進み、音声の記録を行
なう。
【0040】また、#68から#105へ行き、ここで
連写フラグ2が「1」であれば、連写中止と判断される
ので、連写フラグ2を「0」とし(#209)、スピン
ドルモータ37をOFFし(#210)、バリアを閉じ
(#211)、レンズをスタンダードに戻した後(#2
12,#213)、#88へ移り、以下、タイマの残り
時間だけ録音を続行する。また、未充電ロックで#11
2へ進んだときにも、連写フラグ2が「1」であれば、
上記#209〜#213と同様に、#214〜#218
にて連写中止の処理を行い、#88へ移る。
【0041】なお、本実施例では、連写で9.6秒経過
による録音終了後の追加録音は行なえず、9.6秒経過
前に連写が終了(スイッチS2のオフまたは未充電ロッ
ク)した場合は、音声の追加録音は行なえるようになっ
ている。また、第3図乃至第6図のS1シーケンスによ
り、連写中はタイムラグを少なくするために、バリヤを
開いたままにしている。さらに、連写時の音声の対応映
像トラックナンバーを最初(連写1段目)のトラックナ
ンバーに対応させたり、全てのトラックナンバーに対応
させたりすることもできる。
【0042】次に、上記#70でのセルフモードのシー
ケンスを第7図により説明する。タイマTを9.6秒
(s)にセットし(#301)、音声メモリおよびセル
フカウントを開始し(#302,#303)、タイマカ
ウント中は、セルフカウント中または録音中であること
を表示するためにLEDを点滅させる(#305)。そ
して録音中に、#306,#308でデッキ蓋が開か
れ、あるいはメインスイッチS0がOFFされたとき
は、セルフ解除で録音を最初から止める意思表示とみて
音声メモリをリセットし(#308)、メインのフロー
チャートに戻る。録音がタイマのカウントアップまで行
なわれたとき(#304でYES)、音声メモリを終了
し(#309)、S1シーケンスの#71へ移る。
【0043】なお、セルフモードでの音声メモリのフロ
ッピーへの記録は、画像の記録(第3図、第5図の#7
5)の後に、#97にて行なわれる。また、セルフカウ
ント中にLEDを点滅させて、セルフカウントと録音中
を示す表示に用いたが、通常撮影時(例えばシングルモ
ード)の録音時にも、このセルフ用LEDを兼用して録
音中であることを表示するようにしてもよい。
【0044】次に、上記S1シーケンスにおける#66
の測光・AE演算シーケンスを第8図及び第9図により
説明する。 まず、測光素子SP,AVEおよび測光回
路16,17にて測光を行い(#401)、測光アナロ
グデータをA/D変換回路18にてA/D変換し、CP
U1へ取込む(#402〜#404)。次いでスイッチ
S1が押し放なしでAFロックであるかをみて(#40
5)、NOであれば周囲(アベ)の輝度測光値Bv2よ
り中心部(スポット)の輝度測光値Bv1を減算して輝
度差ΔBvを求め(#406)、上記スポットの測光値
Bv1よりΔBvに応じて予め定められた補正値αを減
算して主被写体輝度BvSを求め(#407)、また、
上記アベ測光値Bv2を背景つまり従被写体輝度BvA
とする(#408)。また、#405でAFロックであ
れば#406,#407を処理することなく、#408
へ進む。ここで、#405でAFロックとなるのは、第
3図、第5図のS1シーケンスで#108から#66に
移って測光・AE演算を行なう場合のみである。
【0045】次に、レンズがクローズアップ状態にある
かどうかをみて(#409)、NOであれば上記で求め
た従被写体輝度BvAと主被写体輝度BvSの差つまり
逆光の度合いΔBvSを求め(#410)、この値と逆
光検知レベルδとを比較し(#411)、ΔBvSがδ
より小さければ逆光の度合いが少ない(順光)として、
重みづけされた主被写体輝度Bvs´として、1/8 Bv
S+7/8 BvAを用いる(#412)。一方、#411
でΔBvSがδより大きければ、逆光の度合いが大きい
(逆光)として逆光フラグを立て「1」とし(#41
5)、BvSをBvs´とする(#416)。これらの
重みづけは重みづけ回路20(第1図)により行なわれ
る。
【0046】続いて、上記#412の処理がなされたと
きは、Bvs´が手振れ限界の輝度BvH以上であるか
どうかを調べ(#414)、これがYESであれば手振
れ限界輝度より明るいと判断し、自然光撮影モードに
入り、NOであれば暗いと判断し暗中フラッシュ撮影モ
ードに入る。また、#416の処理がなされたとき
は、従被写体輝度BvAから逆光検知レベルδを引いた
ものが手振れ限界輝度BvH以上であるかどうかをみて
(#417)、YESであれば明るい逆光であるので明
逆フラグを立て「1」とし(#418)、逆光フラッシ
ュ撮影モードに入り、一方、NOであれば逆光である
が背景が暗いので暗中フラッシュ撮影モードに入る。
【0047】ここで、まず、自然光撮影モードについ
て説明する。このモードでは、フィルムに相当するCC
D31により定まる初期設定ISO感度Sv0を感度値
Svとし(#419)、被写体輝度が極めて明るい場合
で適正露光を制御可能な最高輝度BvMを、最高シャッ
タスピードTvMとレンズの絞りに相当する値AvとC
CDの感度に相当する値Sv(いずれもアペックス値)
より、 BvM=TvM+Av−Sv とする(#420)。
【0048】次いで、上記#412で得られたBvs´
と上記BvMの大小を比較し(#421)、Bvs´が
BvMより大であれば、明る過ぎるので感度値Svとし
てSv0−1を用い(#422)、Bvs´がBvMよ
り大でなければ上記#422の処理をすることなく、昇
圧不要として(#423)、S1シーケンスへ移る。
【0049】次に、暗中フラッシュ撮影モードについ
て説明する。このモードでは、主被写体輝度BvSに1
Evを加えたものと手振れ限界輝度BvHとを比較し
(#424)、BvS+1がBvHより小さくなけれ
ば、制御輝度値BvTとして、主被写体輝度BvSに1
Evを加えたものを設定する(#425)。これによ
り、自然光のみでは主被写体は適正な値から1Evだけ
アンダーに撮影されることになる。一方、BvS+1が
BvHより小さければ主被写体は暗いので、制御輝度値
BvTとして、手振れ限界輝度BvHを設定する(#4
26)。
【0050】さらに、フラッシュ調光の補正値を算出す
るために、自然光だけで撮影したとき主被写体が適性か
らどれだけアンダーになるかを示す値ΔEvNを、主被
写体輝度BvSと上記制御輝度値BvTの差より求め
(#427)、この値ΔEvNが、−1Evより大きい
かどうかを調べ(#428)、大きければΔEvNを−
1Evとし(#429)、次いで、ΔEvNが−3Ev
以下であるかどうかを調べ(#430)、YESであれ
ば補正値Kを0とし(#431)、NOであれば、すな
わちΔEvNが−1〜−3にあるとき、補正値Kを(1
/2)ΔEvN+(3/2)とする(#432)。続い
て、主被写体距離が5m以上かどうかを調べ(#43
3)、5m以上であれば、フラッシュ調光補正値ΔEv
FLを上記補正値K+0.5と設定し(#434)、5
m未満であれば、同調光補正値ΔEvFLを上記補正値
Kと設定する(#435)。
【0051】次いで、初期設定ISO感度Sv0をCC
D31のISO感度値Svとし(#436)、さらに最
高に明るいときの制御可能な最高輝度BvMを、最高シ
ャッタスピードTvMとレンズの絞り値Avと上記感度
値Svより、 BvM=TvM+Av−Sv とした後(#437)、上記制御輝度値BvTが上記で
求めた制御可能最高輝度BvM以上であるかどうかを調
べる(#438)。この比較結果がYESであれば、明
るいときであり、IS0感度SvをSv0−1とし(#
439)、続いて、このときの制御可能な最高輝度Bv
M´として同様にTvM+Av−Svを用い(#44
0)、再び制御輝度値BvTが制御可能最高輝度BvM
´以上かどうかを調べ(#441)、この比較結果がY
ESであれば明逆フラグをみて(#442)、同フラグ
が立っていれば主被写体輝度BvSと上記最高輝度値B
vM´とを比較し(#443)、BvSがBvM´より
大きければ逆光であっても主被写体の輝度が明るくフラ
ッシュは必要でないので明逆フラグを「0」として(#
444)、自然光撮影モードへ移行する。
【0052】上記#438,#441および#443の
比較結果がNOのとき、および#442での明逆フラグ
が0のときは、#445へ行き、フラッシュ発光タイミ
ングTvを制御輝度値BvTとISO感度値Svとレン
ズの絞り値Avより、 Tv=BvT+Sv−Av とする。さらに、上記フラッシュ発光タイミングTvが
最高シャッタスピードTvM以上であるかどうかを調べ
(#446)、TvがTvMより小さければ、同タイミ
ングTvが手触れ限界シャッタスピードTvH以下かど
うかを調べ(#447)、TvがTvHより大きけれ
ば、上記#445で求めたTvはそのままで昇圧必要を
示すフラッグをたて(#448)、S1シーケンスに移
る。また、#446および#447での判定がYESの
ときはTvとして、それぞれTvM(#449)、Tv
H(#450)を設定して#448へ進む。
【0053】次に、逆光フラッシュ撮影モードについ
て説明する。このモードでは、制御輝度値BvTとし
て、従被写体輝度BvA−1を用いる(#451)。こ
れにより、主被写体が適性露光になったときに背景が1
Evだけオーバーに撮影されることになる。#451の
処理後、上記#427に移行し、以下、同様の処理がな
される。
【0054】また、上記#409で、レンズがクローズ
アップの状態のときは#452へ進み、クローズアップ
時の手振れ限界輝度値はBvCUを、手振れ限界シャッ
タスピードTvHとクローズアップ時の絞り値AvCU
と初期設定ISO感度Sv0より、 BvCU=TvH+AvCU−Sv0 とし、次に、手振れ限界輝度値BvCUと従被写体輝度
BvAとを比較し(#453)、BvAがBvCUより
大きければ、従被写体輝度BvA+0.75を制御輝度
値BvTとして(#454)、フラッシュ発光タイミン
グTvを、上記BvTと初期設定ISO感度Sv0とク
ローズアップ時の絞り値AvCUより、 Tv=BvT+Sv0−AvCU とし(#455)、昇圧必要とし(#456)、S1シ
ーケンスに戻る。また、BvAがBvCUより小さけれ
ば、クローズアップ時の手振れ限界シャッタスピードT
vHCをフラッシュ発光タイミングTvとして(#45
7)、上記#456へ進む。
【0055】次に、S1シーケンスにおけるレリーズの
シーケンス(#74)について第10図により説明す
る。このレリーズは上記測光・AE演算結果に基き制御
される。レンズがクローズアップ状態でなく、ストロボ
発光が必要でなければ(#501,#502でNO)、
自然光撮影になり、受光部の中心スポット(SP)と周
辺(AVE)の輝度データを用い(#503)、上記測
光・AE演算シーケンスの#412で求めたBvs´に
よる重み付けを付加する(#504)。これは第1図に
示したCPU1からの指令に基き重み付け回路20によ
り行われる。そして、タイマt1を手振れ限界時間tH
にセットし、タイマスタートとともに調光(露光)を開
始する(#505,#506)。ここに、tH =2-TvH
である。
【0056】調光開始後は、第1図に示したシャッタの
開時間をコントロールする回路28における適性露光を
設定する参照基準電位V0と、上記重み付け付加に応じ
て変位する制御電位Vを比較し、V0≧Vになった時点
で露光を終了する。(#511)。このV0≧Vに達す
る前にタイマt1=0となった場合は(#508でYE
S)、基準電位V1(>V0)と制御電位Vを比較し
(#509)、V1よりVが高ければ(#509でN
O)、手振れ限界時間を経過しても被写体が暗く未だ露
光が十分でないので、ゲインコントロール判別回路24
にてゲインを所定量だけアップし(#522)、露光終
了(#511)とする。また、上記#509でV1がV
以上であれば(#509でYES)、ゲインを変更する
ことなく露光終了(#511)とする。なお、露光終了
後はS1シーケンスの#75に進む。
【0057】一方、ストロボ発光が必要であれば(#5
02でYES)、受光部の中心スポット(SP)のみの
輝度データを用い(#512)、上記で求めたΔEvF
L,Svを補正値として付加し(#513)、上述#4
16で求めたBvs´を採用し(#514)、逆光かど
うかを上述の明逆フラグからみて(#515)、逆光で
なければ(明逆フラグ=0)、以下の#516〜#52
2を処理し、逆光であれば(明逆フラグ=1)、#52
3〜#527を処理して露光終了(#511)とする。
【0058】これらの処理のいずれにおいても、タイマ
t1=tA ,タイマt2=tH +t F をセットする。こ
こに、tA =2-Tv でフラッシュ発光までのタイミング
時間であり、tH =2-TvHで手振れ限界時間、tF はフ
ラッシュ発光時間である。そして、タイマスタートによ
り自然露光を開始し、t1=0になった時点でフラッシ
ュ発光により調光を開始する。
【0059】なお、調光開始後の処理に関しては、逆光
でないときは、上述した自然光のみの撮影の場合におけ
るタイマt1に代えて、タイマt2とした点を除いて同
様であり、逆光のときは、逆光でないときに比べて明る
いので、タイマt2=0となった時点で、ゲインをアッ
プするかどうか処理をすることなく即座に露光終了(#
511)とする。
【0060】また、レンズがクローズアップ状態にある
ときは、#528〜#536の処理を行い、露光終了
(#511)とする。すなわち、この処理では、上記#
503と同様に受光部の中心スポット(SP)と周辺
(Ave)の輝度データを用い、かつ、AvCUの補正
を付加し、Bvs´=(3/4)BvS+(1/4)B
vAなる重み付けを付加し(#530)、以下、上述し
た逆光時の#523〜#527と同様の処理を行う。な
お、クローズアップ時の手振れ限界時間は、tHC=2
-TvHC とする。
【0061】また、上述の実施例ではクローズアップと
自然光モードの場合に重み付けを付加するようにした
が、逆光時にも重みづけを付加してもよいし、また、そ
の値を別に定めてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
るカメラによれば、検出手段によるリセット検出に応答
して、表示手段に日付情報の修正を促すような表示がさ
れるので、使用者に日付の修正の必要性を知らせること
ができ、撮影時には正確な日付を記録することが可能に
なる。また、日付情報が磁気的に記録可能であるので、
それを後で利用する場合に、間違いがなく有効利用が図
れる。 また、請求項2、又は請求項5に記載の発明に係
るカメラによれば、カメラ動作が正常に機能しなくなっ
て電池を交換した時に、日付表示の方も狂っているにも
かかわらず、それに気がつかないままでカメラを使用す
るといった従来の問題が解消される。
【0063】また、請求項に記載の発明に係るカメラ
によれば、日付情報の表示形態が点滅表示であるため
に、請求項1記載の発明の効果が的確に得られる。
【0064】また、請求項に記載の発明に係るカメラ
によれば、検出手段によるリセット検出によって日付情
報の記録が禁止されるため、日付情報の修正を促すよう
な表示がされているにも拘わらず、何かの間違いで撮影
が行われた場合に、狂った日付が記録されない。また、
日付情報の修正を促す表示の停止及び日付情報の記録の
禁止を解除する部材を、日付情報を修正する部材及び、
修正モードと通常モードを切り換える操作部材と兼用す
ることで、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスチルビデオカメラの
ブロック構成図である。
【図2】本カメラの動作を示すメインのフローチャート
である。
【図3】スイッチS1のシーケンスの例を示すフローチ
ャートである。
【図4】スイッチS1のシーケンスの例を示すフローチ
ャートである。
【図5】スイッチS1のシーケンスの他の例を示すフロ
ーチャートである。
【図6】スイッチS1のシーケンスの他の例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】セルフのシーケンスのフローチャートである。
【図8】測光・AE演算シーケンスのフローチャートで
ある。
【図9】測光・AE演算シーケンスのフローチャートで
ある。
【図10】レリーズのシーケンスのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 CPU(日付情報記録手段、検出手段、表示変
更手段、禁止手段) 35 ビデオ記録回路(日付情報記録手段) 37 スピンドルモータ(電気部品、モータ) 41 フラッシュ(フラッシュ、昇圧回路) 45 表示回路(表示手段) S5 デート切換スイッチ(修正手段、操作部材) S6 デート修正スイッチ(修正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 眞二 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 谷口 信行 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 岡田 浩幸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−178437(JP,A) 特開 昭58−165081(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日付情報を計時並びに更新し、撮影に関
    連付けられた日付情報の記録を磁気的に行う日付情報記
    録手段を備えたカメラにおいて、 日付情報を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示される日付情報を修正する修正手段
    と、CPU がリセットされたことを検出する検出手段と、 前記リセットの検出に応答して前記表示手段を日付情報
    の修正を促すような表示に変更する表示変更手段とを備
    えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 日付情報を計時並びに更新し、その日付
    情報の記録を行う日付情報記録手段を備えたカメラにお
    いて、 日付情報の計時並びに更新と、カメラの撮影に関する動
    作とを共通の電池を電源として行う電気回路手段と、 日付情報を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示される日付情報を修正する修正手段
    と、CPU がリセットされたことを検出する検出手段と、 前記リセットの検出に応答して前記表示手段を日付情報
    の修正を促すような表示に変更する表示変更手段とを備
    えたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記日付情報の修正を促すような表示
    は、前記表示手段に表示される日付情報を点滅表示させ
    る表示形態であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記検出手段によるリセット検出によっ
    て日付情報の記録を禁止する禁止手段をさらに備え、 前記修正手段は日付情報の修正を行う修正モードと日付
    情報の記録が可能な通常モードとを切り換える操作部材
    を含み、 前記操作部材の操作により、前記表示変更手段による表
    示動作を停止させるとともに、前記禁止手段による日付
    情報の記録の禁止を解除することを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記電気回路手段はカメラの撮影に関す
    る複数の動作を夫々行う複数の回路と、それらの回路を
    含めたカメラ全体の動作を制御するCPUとを含む請求
    項2に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 日付情報を計時並びに更新し、撮影に関
    連付けられた日付情報を撮影された画像信号とともに記
    録する日付情報記録手段を備えたスチルビデオカメラに
    おいて、 日付情報を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示される日付情報を修正する修正手段
    と、CPU がリセットされたことを検出する検出手段と、 前記リセットの検出に応答して前記表示手段を日付情報
    の修正を促すような表示に変更する表示変更手段とを備
    えたことを特徴とするスチルビデオカメラ。
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