JP2977133B2 - スチルビデオカメラの露出制御装置 - Google Patents

スチルビデオカメラの露出制御装置

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JP2977133B2
JP2977133B2 JP1063210A JP6321089A JP2977133B2 JP 2977133 B2 JP2977133 B2 JP 2977133B2 JP 1063210 A JP1063210 A JP 1063210A JP 6321089 A JP6321089 A JP 6321089A JP 2977133 B2 JP2977133 B2 JP 2977133B2
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浩幸 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスチルビデオカメラ等における撮影時の露出
時間を制御する装置に関する。
[従来の技術] カメラの露出制御装置においては、適正露出を得るた
めに、被写体の輝度を測定しその分布に応じて、露光時
間を適宜、制御することが行なわれている。
そして、例えば、シャッタ開の実時間測光を行なうも
のにおいて、撮影画面の中心部の被写体輝度を測光する
スポット測光と、周辺部の輝度を測光する周辺測光との
出力の組み合わせの比率を手動で変更するものがある
(特開昭57−122421号公報参照)。ところが、この装置
は被写体の輝度分布に応じて自動的に適切な比率を設定
するようにはなっていない。
また、被写体の輝度分布に応じて、スポット測光と周
辺測光との出力の組み合わせの比率を決定し、露光値を
演算し、この演算値に基いて露出制御を行なうようにし
たものが提案されている。ところが、この装置では実時
間測光を行なうようにはなっていない。
[発明が解決しようとする課題] ところで、いま、自然光とフラッシュ光による撮影状
態に応じて実時間測光を行なう場合を考えると、フラッ
シュ撮影時には、測光されるほとんどの反射光が主被写
体からのものであるのに対し、自然光撮影時には、主、
従被写体からの光が測光される。このように撮影モード
によって測光出力は内容が相違するために、実時間調光
を適正に行なうには、周辺測光とスポット測光との出力
に重み付けを行なう必要がある。
本発明は上記の要請に応えるもので、自然光撮影時や
フラッシュ光による撮影時等、各種の撮影モード状態に
応じて、実時間測光を行なうための測光出力に所定の重
み付けを行ない、より適正な露出が得られるスチルビデ
オカメラの露出制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、撮像素子と、
撮影画面の中心部の被写体輝度を測光する測光素子と撮
影画面の周辺部の被写体輝度を測光する測光素子を含む
測光手段と、撮像素子の露出開始前における測光手段の
測光結果に基づきいずれの撮影モードにすべきかを判別
する判別手段と、撮像素子の露出開始後の測光手段の測
光素子出力に撮影モードに応じた重みを付加する重み付
け手段と、露出開始後、重み付け手段により重みを付加
された測光手段の測光素子出力に基づいて実時間測光に
より露出を制御する制御手段と、を備えたスチルビデオ
カメラの露出制御装置である。
また、判別手段は自然光撮影とフラッシュ光撮影の撮
影モードを判別し、制御手段はシャッタの開時間により
露出を制御するものとすることができる。
また、実時間測光の結果、所定時間以内に適正露出が
得られなかったときには露出を打ち切り、撮像素子から
の出力のゲインを上昇させるゲイン制御手段をさらに有
するものであってもよい。
[作用] 上記構成において、露出開始前に撮影画面の中心部と
周辺部についての被写体輝度が測光され、この測光結果
に基づき、いずれの撮影モードにあるか、例えば自然光
撮影時にあるかフラッシュ撮影時にあるかが判別され、
上記で判別された撮影モードに応じて実時間測光のため
の測光素子出力に重み付けが付加され、この重み付けが
付加された出力でもって露出が制御される。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、測光結果に基き、自然
光撮影やフラッシュ撮影といった撮影モードが判別さ
れ、この判別された撮影モードに応じて重み付けが付加
された測光素子出力でもってシャッタの開時間が制御さ
れるので、実時間測光で、かつ、輝度分布に応じた露光
制御が行なえ、適正な露出を得ることができる。
特に、撮像素子の露出開始前における測光結果に基づ
きいずれの撮影モードにすべきかを判別し、撮像素子の
露出開始後の測光素子出力に撮影モードに応じた重みを
付加し、重みを付加された測光素子出力に基づいて実時
間測光により露出を制御するようにしたので、ダイナミ
ックレンジが狭い撮像素子であっても正確に適正露出が
得られるようになる。すなわち、スチルビデオカメラの
撮影に使用される撮像素子は、通常の銀塩フィルムに比
べるとダイナミックレンジが狭いため、撮像素子が用い
られている場合には、露出開始の前後での僅かな輝度差
で適正露出が得られなくなる可能性が、フィルムを用い
ている場合より大きくなる。換言すると、撮像素子を用
いている場合は、予め測光した値をそのまま露出制御に
使用すると、実際の撮影時との時間的なずれによって、
実際には適正露出にならないという事態が生じ得るので
あるが、請求項1の発明によれば、そのような問題が解
消され、正確に適正露出が得られるとともに、ゲインの
制御を正確に行なって、画質の低下を防ぐことができ
る。
また、請求項2の発明によれば、さらに、各撮影モー
ドに応じた適正な露出制御が可能となる。
また、請求項3の発明によれば、さらに、実時間測光
をしつつ露光を行ない、シャッタの開いている時間が所
定時間より長くなると強制的にシャッタを閉じ、ゲイン
を上げて露光不足を補うようにしているので、手振れの
影響のない適正な露出が得られる。
[実施例] 第1図は本発明の音声記録装置を搭載したスチルビデ
オカメラの一実施例によるブロック構成を示す。
同図において、1はカメラ全体の制御を司る中央処理
装置(以下、CPUという)、2はCPUに対して指令情報な
どを入力する各種スイッチ群(詳細は後述)、3は電源
回路部で、メイン電池4、後述するCCD用の電源を得る
ための昇圧回路5、バックアップ電池6、CPU用および
一般回路用の電源を得るためのレギュレータ7などから
なる。
8は自動焦点(AF)用回路部で、CPU1に対して合焦お
よび距離情報を出力するAF回路9、レンズ繰り出しモー
タ10、レンズストップ用マグネット11、レンズ位置検出
エンコーダ12からなる。13はレンズ切換兼バリア開閉回
路、14はそのモータで、例えば、モータ14の正転時にレ
ンズは標準とクローズアップとに順次切換えられ、逆転
時にレンズの前に位置し光路遮蔽板の機能を有したバリ
アの開閉が行なわれるようになっている。
15は自動露光(AE)用回路部で、この回路部15は、撮
影画面の中心スポット部の被写体輝度を測光する測光素
子SPの検出信号を入力とするスポット測光回路16、撮影
画面の周辺部被写体輝度を測光する測光素子AVEの検出
信号を入力とする測光回路17、これらの検出データをA/
D変換するA/D変換回路18、このA/D変換データを受けCPU
1とシリアル交信を行うシリアル交信インターフェース1
9、同インターフェース19を介して入力されるCPU1から
の指令に基いて、適正な露光が得られるように、後述す
るごとく上記検出データの間の重みづけを行う重みづけ
回路20、この重みづけ回路20の出力とインターフェース
19を介在したCPU1からの指令に基いて信号のレベルをシ
フトさせるレベルシフト回路21などからなる。
22は上記AE回路部15からの出力に基きCCDシャッタの
実際の閉成タイミングをコントロールするための回路部
であって、計時用のコンデンサ25と、シャッタ開のタイ
ミングで開路して上記コンデンサ25の短絡を解くスイッ
チ26と、コンデンサ25と上記レベルシフト回路21の出力
部との接続点電位Vを参照基準電位V0,V1と比較するコ
ンパレータ27,28などからなる。
23はCCDシャッタを撮影のためのレリーズ信号とCCDド
ライバ32からのパルス信号に基づいて開け、回路部22の
コンパレータ28の出力またはCPU1からの強制閉信号によ
り所定の露光が得られた時点で閉じるように制御するた
めの制御回路であって、シャッタの開閉の信号をCPU1お
よびCCDドライバ32に出力する。
24はゲインコントロール判別回路であり、コンパレー
タ27の出力とシャッタ制御回路23からの閉信号とによ
り、手振れ限界時間を越えても所定露光(適性露光から
所定量少ない露光量)が得られなかったときなどに、ビ
デオ録画像信号のゲインを電気的にコントロールする信
号をCPU1に与える。
29は録音用のマイク、30はCPU1からの録音制御信号を
受けて作動するオーディオ回路で、このオーディオ回路
30の出力は後記ビデオ記録回路34に与えられる。
31は光画像情報を電気信号に変換する固体撮像素子で
あるCCDイメージセンサ(以下、CCDと称す)、32はCCD3
1を駆動するドライバで、このCCDドライバ32は上記CCD
シャッタ制御回路23の出力、CPU1からのISO感度切換信
号、フロッピーの回転に同期して発生される同期信号PG
などを受けて動作する。
34は画像および音声をフロッピーへ磁気記録するため
のビデオ記録回路、35はその磁気ヘッドであり、ビデオ
記録回路34は上記CCD31からの画像信号とオーディオ回
路30からの音声信号の他に、影像画面に画像と同時表示
されるデイト情報信号(年、月、日、トラックNo.な
ど)、ゲインコントロール出力、同期信号PGを受けて動
作する。
36はCPU1からの指令により、フロッピーを定速回転駆
動するためのスピンドルモータドライバ、37はスピンド
ルモータである。
38はCPU1からの指令により、上記磁気ヘッド35を移動
するためのステッピングモータドライバ、39はステッピ
ングモータであり、このステッピングモータ39により、
磁気ヘッド35はフロッピーの所定トラック位置まで移動
制御される。40は記録(書き込み)時にヘッドを所定位
置にセットするためのヘッド押えプランジャである。
41は撮影時の露光量が不足するときなどに発光させる
フラッシュで、発光用の充電回路や昇圧回路を内蔵し、
CPU1からの昇圧信号により昇圧動作を開始し、CPU1から
の充電完了モニタ信号により、CPU1に対し充電完了時に
充電完了信号を出力する。また、CPU1からの発光トリガ
信号によりフラッシュを発光させる。42は電源低下時に
異常動作を起すことを防止するためのリセット回路、43
は撮影に際しCCDシャッタの開動作をセルフタイマによ
り行うモードとしたときに、それを点滅表示するための
LED、44はフロッピー挿入部のデッキ蓋が開口したまま
になっている場合などに、それをユーザに警告するため
の音を発生するブザー、45はCPU1の出力により作動し各
種のカメラ情報、設定モードなどをLCDなどにて表示す
るための表示部である。
上記スイッチ群2の構成要素としては、メインスィッ
チS0、撮影に先立ち測光・測距を行うためのスイッチS
1、撮影動作を行うときのレリーズスイッチS2、録音す
るかしないかのモードを選択する録音スイッチS3、1枚
だけのシングル撮影(S、これが標準モード)と連続し
て複数枚の撮影を行う連写(C)とセルフタイマを用い
た撮影を行うセルフ(SELF)の各モード切換えを行うス
イッチS4、デート情報切換えスイッチS5、デート情報の
修正スイッチS6、デッキ蓋の開閉状態を検知するスイッ
チS7、フロッピーの挿入状態を検知するスイッチS8、フ
ロッピーの書込み禁止爪の有無を検知するスイッチS9、
上記バリアの開位置および閉位置を検知するスイッチS1
0,S11、レンズの初期位置を検知するスイッチS12、接写
時にレンズをクローズアップ状態とするためのレンズ切
換スイッチS13、クローズアップレンズ入位置(クロー
ズアップ状態)および出位置(スタンダード状態)をそ
れぞれ検知するスイッチS14,S15および磁気ヘッドの初
期位置を検知するスイッチS16からなる。
ここに、CPU1はセルフタイマ手段や後述するシーケン
ス制御手段などの各種機能構成を備えており、録音スイ
ッチS3、モード切換スイッチS4などの設定情報が、撮影
前にユーザにより入力され、CPU1内のメモリに記憶さ
れ、これらメモリ情報に基いてCPU1は所定のプログラム
動作を実行し、録画、録音などのカメラ動作が行われ
る。
特に本発明では、モード切換スイッチS4にてセルフモ
ードを選択設定した場合、録音は画像の撮影前のセルフ
タイマカウント中に行い、一方、セルフモードを選択し
ない場合、録音は撮影終了後に行うように、CPU1にて自
動的にシーケンスを切換える。
以下、本カメラの動作を第2図〜第7図に示したフロ
ーチャートにしたがって説明する。
第2図はメインのフローチャートを示す。同図におい
て、CPU1に電源が投入されるとCPU1はリセットされ(#
1)、リセットフラグを「1」とし(#2)、フラグや
RAMの初期化およびレンズや磁気ヘッド35を初期位置に
セットする初期設定を行う(#3)。なお、このリセッ
トフラグが「1」のままであれば、後述するようにデー
ト修正が行われていないことになり、そのようなデート
情報はフロッピーに記録されないようになっており、LC
Dなどの一部を点滅させることにより警告する。次い
で、電池の有無をみて(#4)、電池がなければ電池抜
きのルーチンを処理し(#5)、電池があれば、メイン
スイッチS0の状態をみにいく(#6)。
いま、同スイッチS0がONであれば、デッキ蓋の開閉状
態、フロッピーの有無、記録禁止の爪の有無、デッキ蓋
が開から閉になった直後であるかどうかを調べ(#7〜
#10)、デッキ蓋が閉になった直後であればイニシャル
ロードのルーチンにてフロッピー上の未記録トラックの
頭出しを行い、磁気ヘッド35はその位置まで移動する
(#11)。
その後、#10の判定がNOになると、今度は測光・測距
スイッチS1の状態をみにいき(#12)、OFFからONにな
ったのであれば測光・測距、露光およびそれに続く各種
ステップでなるS1シーケンス(第3図,第4図に示す)
を処理する(#13,#14)。スイッチS1がOFFまたは以前
からONのままであったときは、S1シーケンスには進ま
ず、レンズのクローズアップスイッチS13の状態をみて
(#15)、これがONされるとレンズ切換のルーチン(#
16)を処理する。
次いで、モード切換スイッチS4の状態をみて(#1
7)、これがONされるとデートフラグを「0」とし、デ
ート切換え修正モードであれば、この修正モードから抜
け出して(#18)、モード変更のルーチン(#19)を処
理する。このモード変更処理により、上述した通り、シ
ングル、連写、セルフのいずれかの撮影モードがメモリ
される。次いで、録音スイッチS3の状態をみにいき(#
20)、これがONされると、同様にデートフラグを「0」
とし、デート切換え修正モードであれば、この修正モー
ドから抜け出して(#21)、録音切換のルーチン(#2
2)を処理する。
なお、上記クローズアップスイッチS13、モード切換
スイッチS4、録音スイッチS3などは、いずれも押される
(ONされる)毎に異なる状態に移行し、存在する状態の
数だけ押すと元の状態に戻る。
その後、デート切換スイッチS5の状態をみて(#2
3)、これがONされると、デートフラグを「1」としデ
ート切換修正モードになり(#24)、デート情報の記録
を可能とするためにリセットフラグを「0」とし(#2
5)、所定時間経過により、この切換修正モードから抜
け出すためのデートタイマをスタートさせ(#26)、デ
ート切換ルーチン(#27)を処理する。次いで、デート
フラグをみて(#28)、これが「1」であって、デート
修正スイッチS6がONされれば、上記デートタイマを新た
にスタートさせ(#29,#30)、デート修正のルーチン
(#31)を処理する。デート修正スイッチ36がOFFでデ
ートタイマ時間が経過すると(#32でYES)、デートフ
ラグを「0」として(#33)、デート切換修正のモード
から抜ける。なお、S1シーケンスで後述するが、測光・
測距スイッチS1のONでもっても、デート切換修正モード
から脱出するようになっている。
その後、フラッシュ41の充電回路の昇圧が必要かどう
かを調べ(#34)、昇圧が必要であれば、充電完了かど
うかを調べ(#35)、完了でなければ昇圧を開始し(#
36)、上記#4のステップに戻る。また、上記#6でメ
インスイッチS0がOFFであるときと、上記#34,#35で昇
圧が必要でないか、充電完了であれば、昇圧を停止し
(#37)、無操作状態を計時する第1のタイマをスター
トさせ(#38)、所定時間が経過するまでは(#39でN
O)、デッキ蓋の開閉状態をみて(#44)、これが閉で
あるか、または開であっても後述する第2のタイマによ
る所定時間が経過するまでは(#45でNO)、スイッチS
0,S1,S3,S4,S5,S6やデッキ蓋などの状態変化の有無をみ
て(#47)、変化があれば上記#4へ戻り、変化がなけ
れば#39へ戻る。
また、上記#39で第1のタイマによる所定時間が経過
したときは、設定モードを調べ(#40)、セルフまたは
連写のモードであれば、標準であるシングルモードに変
更し(#41)、さらにレンズの状態を調べ(#42)、ク
ローズアップとなっているときはスタンダードに変更し
(#43)、上記#44に進む。また、上記#45で第2のタ
イマによる所定時間が経過したときはユーザにブザー44
でもって警告を発する(#46)。なお、このフローチャ
ートから明らかなように、デッキ蓋が開いてる状態で
は、何の入力も受付けず、デート修正のみが可能となっ
ている。
また、上記#7でデッキ蓋が開であれば、#48へ進
み、閉から開になった直後であれば、第2のタイマをス
タートさせ(#49)、この所定時間が経過するまで、お
よび上記#8,#9でフロッピーがないときと、爪がない
とき(すなわち記録禁止)には、昇圧を停止して(#5
1)、スイッチS1などの状態をみることなく、上記#23
へ進み、第2のタイムの所定時間が経過すれば上記と同
様に警告を発する(#52)。また、デッキ蓋が閉状態と
なると警告を停止する(#53)。
次に、上記#14のS1シーケンスの一実施例を第3図に
より説明する。この例は連写中は録音を禁止し、連写後
に録音するものであって、しかも、セルフモード選択時
はセルフタイマー中に録音する。
第3図において、まず録画・録音中の充電を禁止する
ために昇圧を停止し(#61)、デートフラグを「0」と
し(すなわち、スイッチS1のONでデート切換修正モード
から抜け出す)(#62)、セルフモードがメモリされて
いるかどうかを調べ(#63)、セルフでなければ直ちに
記録スタンバイとするために、フロッピーを駆動するス
ピンドルモータ37をONし(#64)、セルフであれば、セ
ルフタイマーのカウント中は省電力のために、この時点
ではスピンドルモータ37をONさせない。
次いで、測距および後述する測光・AE演算ルーチン
(#65,#66)を処理した後、その演算結果から昇圧必
要かどうかを調べ(#67)、必要でなければレリーズス
イッチS2がONされるのを待つ(#68)。同スイッチS2が
ONされれば、セルフモードがメモリされているがどうか
を調べ(#69)、セルフモードでないときは直ちに、セ
ルフモードであれば後述するセルフのシーケンス(#7
0)を処理し、スピンドルモータ37をON(#71)た後
に、バリアを開き(#72)、合焦位置までレンズ繰り出
しモータ10を作動してレンズを繰り出し(#73)、後述
するレリーズルーチン(#74)を処理し、さらにビデオ
記録回路34などの記録装置によりフロッピーへ画像の記
録を行う(#75)。この記録ステップでは、年、月、日
のデート情報やトラックNo.も同時に記録する。なお、
セルフモードでないときは、録音は画像の撮影の後に行
うので、この時点では未だ行っていない。
その後、磁気ヘッド35を次の空きトラックまで送り
(#76)、レンズをリセットし(#77)、モード選択の
メモリ情報が連写モードかどうかをみて(#78)、連写
モードでなければ、連写フラグ2をリセットし(#7
9)、画像の記録終了としてスピンドルモータ37をOFFし
(#80)、バリアを閉じ(#81)、レンズをスタンダー
ドへ戻す。(#82、#83)。
さらに、セルフモードでなければ(#84でNO)、録音
スイッチS3の設定によるメモリ情報をみて(#85)、録
音モードであれば以下、録音動作に入る。音声メモリの
記録可能なタイマ時間Tを9.6秒(s)にセットし(#8
6)、音声メモリを開始する(#87)。そして、タイマ
はカウントダウンしてゆき、T=0かをみて(#88)、
それに達する前に、測光・測距スイッチS1がOFFからON
になったかをみる(#89)。ここに、操作者が途中で録
音を中止したいとの意思を表示するには、スイッチS11
をOFFし再度ONするように設定していることから、#89
でYES、つまり録音の中止の場合は、後述するS3カウン
トを「0」とし(#90)、音声メモリを終了する(#9
5)。
上記#89でNOであれば、メインスイッチS0の状態をみ
て(#91)、これがOFFとなれば今回の録音を最初から
止める意思表示として音声メモリをリセットし(#9
2)、音声の記録処理をすることなく上述した第2図の
メインフローチャートの#4へ移る。上記#91でメイン
スイッチS0がONのままであれば、次に、録音スイッチS3
がOFFからONになったかをみる(#93)。
これは、1つの撮影画像に対して、追加録音をしたい
場合の意思表示を、録音スイッチS3を押すことで行うよ
うにしていることによる。すなわち、録音スイッチS3を
1回押すとS3カウントは1だけインクリメントされ(#
94)、#88へ戻るようになっている。このS3カウントが
インクリメントされることで、後述するように#100か
ら#101を経て#86へ戻り、再び録音タイマがセットさ
れS3カウントの数だけ追加録音が可能となる。
タイマがT=0となると、音声メモリを終了し(#9
5)、スピンドルモータ37をONして(#96)、音声の記
録を行う(#97)。ここでは、トラックNo.や音声対応
トラックNo.を記録し、年月日などのデート情報は記録
しない。次いで磁気ヘッド35を次の空きトラックまで送
り(#98)、スピンドルモータ37をOFFし(#99)、S3
カウントを調べ(#100)、これが「0」であれば、モ
ードがセルフもしくは連写であれば標準のシングルへ戻
した後(#102,#103)、メインフローチャートの#4
へ戻る。また、#100でS3カウントが0でなければS3カ
ウントを1だけデクリメントして(#101)、上記#86
へ戻る。かくして追加録音が行われる。
なお、#85で録音モードでなければ、上記の録音動作
のステップを処理することなく#102へ移る。
また、上記#78で、連写モードが設定されていれば、
連写フラグ2を「1」とし(#104)、#65へ戻り、上
記のルーチンを循環処理することにより連写が実行され
る。ここに、連写中は録音していない。
また、上記#68で、レリーズスイッチS2がOFFのま
ま、もしくはOFFとなれば、連写フラグ2を調べ、連写
中でなければ、デッキ蓋の開閉状態、メインスイッチS0
の状態、測光・測距スイッチS1の状態をそれぞれ調べ
(#106〜#108)、それぞれが閉、ON、ONであれば#66
へ戻り、開、OFF、OFFのいずれかに該当すればメインフ
ローチャートの#4へ移る。一方、#105で連写フラグ
2が「1」であれば、連写動作の中止として上記#79へ
移る。
一方、上記#67で、昇圧必要と判断されれば充電完了
かとうかをみて(#109)、充電完了であれば上記#68
に進むが、充電完了でなければ、明るい逆光であるかど
うかを調べる(#110)。その結果、明るい逆光であっ
て、しかもレリーズスイッチS2がONされれば(#111でY
ES)、上記#69に進むが、それ以外のときは連写中であ
るかどうかを示す連写フラグ2をみにいき(#112)、
ここで連写中であれば、いわゆる未充電ロック(連写途
中で暗くなったときに起きる)となり、連写を停止し上
記#79へ進む。連写中でなければ充電中の省電力のため
にスピンドルモータ37をOFFして(#113)、昇圧を開始
する(#114)。その後、充電完了かどうかをみて(#1
15)、充電完了であれば昇圧を停止し(#116)、再
び、明るい逆光かどうかを調べ(#117)、YESであれば
スピンドルモータ37をONして(#118)、上記#66へ戻
る。NOであれば、メインフローの#4へ戻る。
また、上記#115で充電完了でなければ、デッキ蓋、
メインスイッチS0、測光・測距スイッチS1の各状態をみ
て(#119〜#121)、それぞれが閉、ON、ONであれば明
るい逆光かどうかを調べ、明るい逆光であればレリーズ
スイッチS2の状態をみて(#123)、これがONであれば
充電完了を待たずに昇圧を停止し(#124)、スピンド
ルモータ37をON(#125)して撮影にいく(#69へ進
む)。また、上記#122での判定がNOつまり、暗いと
き、あるいは#123でレリーズスイッチS2がOFFのとき
は、上記#115へ戻る。また、上記#119〜#121でデッ
キ蓋が開、メインスイッチS0がOFF、測光・測距スイッ
チS1がOFFのいずれかのときは、S1シーケンスから抜
け、メインフローチャートの#4へ移る。
なお、セルフモードがメモリされていて、同モードの
シーケンス(#70)を処理したときは、既に録音を終え
ているので、上記#84から直接#96へ進む。
上記第3図に示したS1シーケンスは、連写後に録音
(ただし、後述するようにセルフタイマカウント中に録
音)する実施例であったが、以下に、連写中に録音する
ようにした実施例を第4図により説明する。
第4図において、本実施例では連写モードであれば、
#78から#104へ進み、連写フラグ2を「1」とした
後、録音動作を行う。すなわち、タイマT=9.6秒
(s)をセットし(#201)、音声メモリを開始し(#2
02)、T=0となるまで、#203から#65へ戻り、以
下、このルーチンを循環して連写および録音が行なわれ
る。T=0となると音声メモリを終了し(#204)、連
写フラグ2を「0」とし(#205)、バリアを閉じ(#2
06)、レンズをスタンダードに戻した後(#207,#20
8)、録音などのルーチンを飛ばして#97へ進み、音声
の記録を行なう。
また、#68から#105へ行き、ここで連写フラグ2が
「1」であれば、連写中止と判断されるので、連写フラ
グ2を「0」とし(#209)、スピンドルモータ37をOFF
し(#210)、バリアを閉じ(#211)、レンズをスタン
ダードに戻した後(#212,#213)、#88へ移り、以
下、タイマの残り時間だけ録音を続行する。また、未充
電ロックで#112へ進んだときにも、連写フラグ2が
「1」であれば、上記#209〜#213と同様に、#214〜
#218にて連写中止の処理を行い、#88へ移る。
なお、本実施例では、連写9.6秒経過による録音終了
終の追加録音は行なえず、9.6秒経過前に連写が終了
(スイッチS2のオフまたは未充電ロック)した場合は、
音声の追加録音は行なえるようになっている。また、第
3図、第4図のS1シーケンスにより、連写中はタイムラ
グを少なくするために、バリヤを開いたままにしてい
る。さらに、連写時の音声の対応映像トラックナンバー
を最初(連写1段目)のトラックナンバーに対応せさた
り、全てのトラックナンバーに対応させたりすることも
できる。
次に、上記#70でのセルフモードのシーケンスを第5
図により説明する。
タイマTを9.6秒(s)にセットし(#301)、音声メ
モリおよびセルフカウントを開始し(#302,#303)、
タイマカウント中は、セルフカウント中または録音中で
あることを表示するためにLEDを点滅させる(#305)。
そして録音中に、#306,#308でデッキ蓋が開かれ、あ
るいはメインスイッチS0がOFFされたときは、セルフ解
除で録音を最初から止める意思表示とみて音声メモリを
リセットし(#308)、メインのフローチャートに戻
る。録音がタイマのカウントアップまで行なわれたとき
(#304でYES)、音声メモリを終了し(#309)、S1シ
ーケンスの#71へ移る。
なお、セルフモードでの音声メモリのフロッピーへの
記録は、画像の記録(第3図、第4図の#75)の後に、
#97にて行なわれる。また、セルフカウント中にLEDを
点滅させて、セルフカウントと録音中を示す表示に用い
たが、通常撮影時(例えばシングルモード)の録音時に
も、このセルフ用LEDを兼用して録音中であることを表
示するようにしてもよい。
次に、上記S1シーケンスにおける#66の測光・AE演算
シーケンスを第6図により説明する。
まず、測光素子SP,AVEおよび測光回路16,17にて測光
を行い(#401)、測光アナログデータをA/D変換回路18
にてA/D変換し、CPU1へ取込む(#402〜#404)。次い
でスイッチS1が押し放なしでAFロックであるかをみて
(#405)、NOであれば周囲(アベ)の輝度測光値Bv2よ
り中心部(スポット)の輝度測光値Bv1を減算して輝度
差ΔBvを求め(#406)、上記スポットの測光値Bv1より
ΔBvに応じて予め定められた補正値αを減算して主被写
体輝度BvSを求め(#407)、また、上記アベ測光値Bv2
を背景つまり従被写体輝度BvAとする(#408)。また、
#405でAFロックであれば#406,#407を処理することな
く、#408へ進む。ここで、#405でAFロックとなるの
は、第3図、第4図のS1シーケンスで#108から#66に
移って測光・AE演算を行なう場合のみである。
次に、レンズがクローズアップ状態にあるかどうかを
みて(#409)、NOであれば上記で求めた従被写体輝度B
vAと主被写体輝度BvSの差つまり逆光の度合いΔBvSを求
め(#410)、この値と逆光検知レベルδとを比較し
(#411)、ΔBvSがδより小さければ逆光の度合いが少
ない(順光)として、重みづけされた主被写体輝度Bvs
´として、1/8BvS+7/8BvAを用いる(#412)。一方、
#411でΔBvSがδより大きければ、逆光の度合いが大き
い(逆光)として逆光フラグを立て「1」とし(#41
5)、BvSをBvs´とする(#416)。これらの重みづけは
重みづけ回路20(第1図)により行なわれる。
続いて、上記#412の処理がなされたときは、Bvs´が
手振れ限界の輝度BvH以上であるかどうかを調べ(#41
4)、これがYESであれば手振れ限界輝度より明るいと判
断し、自然光撮像モードに入り、NOであれば暗いと判
断し暗中フラッシュ撮影モードに入る。また、#416
の処理がなされたときは、従被写体輝度BvAから逆光検
知レベルδを引いたものが手振れ限界輝度BvH以上であ
るかどうかをみて(#417)、YESであれば明るい逆光で
あるので明逆フラグを立て「1」とし(#418)、逆光
フラッシュ撮影モードに入り、一方、NOであれば逆光
であるが背景が暗いので暗中フラッシュ撮影モードに
入る。
ここで、まず、自然光撮影モードについて説明す
る。このモードでは、フィルムに相当するCCD31により
定まる初期設定ISO感度Sv0を感度値Svとし(#419)、
被写体輝度が極めて明るい場合で適正露光を制御可能な
最高輝度BvMを、最高シャッタスピードTvMとレンズの絞
りに相当する値AvとCCDの感度に相当する値Sv(いずれ
もアペックス値)より、 BvM=TvM+Av−Sv とする(#420)。
次いで、上記#412で得られたBvs´と上記BvMの大小
を比較し(#421)、Bvs´がBvMより大であれば、明る
過ぎるので感度値SvとしてSv0−1を用い(#422)、Bv
s´がBvMより大でなければ上記#422の処理をすること
なく、昇圧不要として(#423)、S1シーケンスへ移
る。
次に、暗中フラッシュ撮影モードについて説明す
る。このモードでは、主被写体輝度BvSに1Evを加えたも
のと手振れ限界輝度BvHとを比較し(#424)、BvS+1
がBvHより小さくなければ、制御輝度値BvTとして、主被
写体輝度BvSに1Evを加えたものを設定する(#425)。
これにより、自然光のみでは主被写体は適正な値から1E
vだけアンダーに撮影されることになる。一方、BvS+1
がBvHより小さければ主被写体は暗いので、制御輝度値B
vTとして、手振れ限界輝度BvHを設定する(#426)。
さらに、フラッシュ調光の補正値を算出するために、
自然光だけで撮影したとき主被写体が適性からどれだけ
アンダーになるかを示す値ΔEvNを、主被写体輝度BvSと
上記制御輝度値BvTの差より求め(#427)、この値ΔEv
Nが、−1Evより大きいがどうかを調べ(#428)、大き
ければΔEvNを−1Evとし(#429)、次いで、ΔEvNが−
3Ev以下であるかどうかを調べ(#430)、YESであれば
補正値Kを0とし(#431)、NOであれば、すなわちΔE
vNが−1〜−3にあるとき、補正値Kを(1/2)ΔEvN+
(3/2)とする(#432)。続いて、主被写体距離が5m以
上かどうかを調べ(#433)、5m以上であれば、フラッ
シュ調光補正値ΔEvFLを上記補正値K+0.5と設定し
(#434)、5m未満であれば、同調光補正値ΔEvFLを上
記補正値Kと設定する(#435)。
次いで、初期設定ISO感度Sv0をCCD31のISO感度値Svと
し(#436)、さらに最高に明るいときの制御可能な最
高輝度BvMを、最高シャッタスピードTvMとレンズの絞り
値Avと上記感度値Svより、 BvM=TvM+Av−Sv とした後(#437)、上記制御輝度値BvTが上記で求めた
制御可能最高輝度BvM以上であるかどうかを調べる(#4
38)。この比較結果がYESであれば、明るいときであ
り、ISO感度SvをSv0−1とし(#439)、続いて、この
ときの制御可能な最高輝度BvM´として同様にTvM+Av−
Svを用い(#440)、再び制御輝度値BvTが制御可能最高
輝度BvM´以上かどうかを調べ(#441)、の比較結果が
YESであれば明逆フラグをみて(#442)、同フラグが立
っていれば主被写体輝度BvSと上記最高輝度値BvM´とを
比較し(#443)、BvSがBvM´より大きければ逆光であ
っても主被写体の輝度が明るくフラッシュは必要でない
ので明逆フラグを「0」として(#444)、自然光撮影
モードへ移行する。
上記#438,#441および#443の比較結果がNOのとき、
および#442での明逆フラグが0のときは、#445へ行
き、フラッシュ発光タイミングTvを制御輝度値BvTとISO
感度値Svとレンズの絞り値Avより、 Tv=BvT+Sv−Av とする。さらに、上記フラッシュ発光タイミングTvが最
高シャッタスピードTvM以上であるかどうかを調べ(#4
46)、TvがTvMより小さければ、同タイミングTvが手振
れ限界シャッタスピードTvH以下かどうかを調べ(#44
7)、TvがTVHより大きければ、上記#445で求めたTvは
そのままで昇圧必要を示すフラッグをたて(#448)、S
1シーケンスに移る。また、#446および#447での判定
がYESのときはTvとして、それぞれTvM(#449)、TvH
(#450)を設定して#448へ進む。
次に、逆光フラッシュ撮影モードについて説明す
る。このモードでは、制御輝度値BvTとして、従被写体
輝度BvA−1を用いる(#451)。これにより、主被写体
が適性露光になったときに背景が1Evだけオーバーに撮
影されることになる。#451の処理後、上記#427に移行
し、以下、同様の処理がなされる。
また、上記#409で、レンズがクローズアップの状態
のときは#452へ進み、クローズアップ時の手振れ限界
輝度値はBvCUを、手振れ限界シャッタスピードTvHとク
ローズアップ時の絞り値AvCUと初期設定ISO感度Sv0よ
り、 BvCU=TvH+AvCU−Sv0 とし、次に、この手振れ限界輝度値BvCUと従被写体輝度
BvAとを比較し(#453)、BvAがBvCUより大きければ、
従被写体輝度BvA+0.75を制御輝度値BvTとして(#45
4)、フラッシュ発光タイミングTvを、上記BvTと初期設
定ISO感度SvOとクローズアップ時の絞り値AvCUより、 Tv=BvT+Sv0−AvCU とし(#455)、昇圧必要とし(#456)、S1シーケンス
に戻る。また、BvAがBvCUより小さければ、クローズア
ップ時の手振れ限界シャッタスピードTvHCをフラッシュ
発光タイミングTvとして(#457)、上記#456へ進む。
次に、S1シーケンスにおけるレリーズのシーケンス
(#74)について第7図により説明する。このレリーズ
は上記測光・AE演算結果に基き制御される。
レンズがクローズアップ状態でなく、ストロボ発光が
必要でなければ(#501,#502でNO)、自然光撮影にな
り、受光部の中心スポット(SP)と周辺(AVE)の輝度
データを用い(#503)、上記測光・AE演算シーケンス
の#412で求めたBvs´による重み付けを付加する(#50
4)。これは第1図に示したCPU1からの指令に基づき重
み付け回路20により行われる。そして、タイマt1を手振
れ限界時間tHにセットし、タイマスタートとともに調光
(露光)を開始する(#505,#506)。ここに、tH=2
-TvHである。
調光開始後は、第1図に示したシャッタの開時間をコ
ントロールする回路28における適性露光を設定する参照
基準電位V0と、上記重み付け付加に応じて変位する制御
電位Vを比較し、V0≧Vになった時点で露光を終了す
る。(#511)。このV0≧Vに達する前にタイマt1=0
となった場合は(#508でYES)、基準電位V1(>V0)と
制御電位Vを比較し(#509)、V1よりVが高ければ
(#509でNO)、手振れ限界時間を経過しても被写体が
暗く未だ露光が十分でないので、ゲインコントロール判
別回路24にてゲインを所定量だけアップし(#522)、
露光終了(#511)とする。また、上記#509でV1がV以
上であれば(#509でYES)、ゲインを変更することなく
露光終了(#511)とする。なお、露光終了後はS1シー
ケンスの#75に進む。
一方、ストロボ発光が必要であれば(#502でYES)、
受光部の中心スポット(SP)のみの輝度データを用い
(#512)、上記で求めたΔEvFL,Svを補正値として付加
し(#513)、上述#416で求めたBvs´を採用し(#51
4)、逆光かどうかを上述の明逆フラグからみて(#51
5)、逆光でなければ(明逆フラグ=0)、以下の#516
〜#522を処理し、逆光であれば(明逆フラグ=1)、
#523〜#527を処理して露光終了(#511)とする。
これらの処理のいずれにおいても、タイマt1=tA,タ
イマt2=tH+tFをセットする。ここに、tA=2-Tvでフラ
ッシュ発光までのタイミング時間であり、tH=2-TvH
手振れ限界時間、tFはフラッシュ発光時間である。そし
て、タイマスタートにより自然露光を開始し、t1=0に
なった時点でフラッシュ発光により調光を開始する。
なお、調光開始後の処理に関しては、逆光でないとき
は、上述した自然光のみの撮影の場合におけるタイマt1
に代えて、タイマt2とした点を除いて同様であり、逆光
のときは、逆光でないときに比べて明るいので、タイマ
t2=0となった時点で、ゲインをアップするかどうか処
理をすることなく即座に露光終了(#511)とする。
また、レンズがクローズアップ状態にあるときは、#
528〜#536の処理を行い、露光終了(#511)とする。
すなわち、この処理では、上記#503と同様に受光部の
中心スポット(SP)と周辺(Ave)の輝度データを用
い、かつ、AvCUの補正を付加し、 Bvs´=(3/4)BvS+(1/4)BvA なる重み付けを付加し(#530)、以下、上述した逆光
時の#523〜#527と同様の処理を行う。なお、クローズ
アップ時の手振れ限界時間は、tHC=2-TvHCとする。
また、上述の実施例ではクローズアップと自然光モー
ドの場合に重み付けを付加するようにしたが、逆光時に
も重みづけを付加してもよいし、また、その値を別に定
めてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるスチルビデオカメラの
ブロック構成図、第2図は本カメラの動作を示すメイン
のフローチャート、第3図はスイッチS1のシーケンスの
例を示すフローチャート、第4図はスイッチS1のシーケ
ンスの他の例を示すフローチャート、第5図はセルフの
シーケンスのフローチャート、第6図は測光・AE演算シ
ーケンスのフローチャート、第7図はレリーズのシーケ
ンスのフローチャートである。 1……CPU、16,17……測光回路、20……重み付け回路、
22……シャッタ制御の回路部、25……計時用のコンデン
サ、35……磁気ヘッド、41……フラッシュ、S1……測光
測距スイッチ、S2……レリーズスイッチ、S13……クロ
ーズアップスイッチ、SP、AVE……測光素子。
フロントページの続き (72)発明者 岡田 浩幸 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 田中 良弘 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 谷口 信行 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 富永 眞二 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭56−52732(JP,A) 特開 昭62−261932(JP,A) 特開 昭57−122421(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子と、撮影画面の中心部の被写体輝
    度を測光する測光素子と撮影画面の周辺部の被写体輝度
    を測光する測光素子を含む測光手段と、 撮像素子の露出開始前における測光手段の測光結果に基
    づきいずれの撮影モードにすべきかを判別する判別手段
    と、 撮像素子の露出開始後の測光手段の測光素子出力に撮影
    モードに応じた重みを付加する重み付け手段と、 露出開始後、重み付け手段により重みを付加された測光
    手段の測光素子出力に基づいて実時間測光により露出を
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするスチルビデオカメラの露出制
    御装置。
  2. 【請求項2】判別手段は自然光撮影とフラッシュ光撮影
    の撮影モードを判別し、制御手段はシャッタの開時間に
    より露出を制御することを特徴とする請求項1に記載の
    スチルビデオカメラの露出制御装置。
  3. 【請求項3】実時間測光の結果、所定時間以内に適正露
    出が得られなかったときには露出を打ち切り、撮像素子
    からの出力のゲインを上昇させるゲイン制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のスチルビデオカメ
    ラの露出制御装置。
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JPS57122421A (en) * 1981-01-22 1982-07-30 Canon Inc Photometric device of single-lens reflex camera
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