JPH0428080B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0428080B2
JPH0428080B2 JP1532788A JP1532788A JPH0428080B2 JP H0428080 B2 JPH0428080 B2 JP H0428080B2 JP 1532788 A JP1532788 A JP 1532788A JP 1532788 A JP1532788 A JP 1532788A JP H0428080 B2 JPH0428080 B2 JP H0428080B2
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JP
Japan
Prior art keywords
tube
rock
wedge
crushing
rocks
Prior art date
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Expired
Application number
JP1532788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01190892A (ja
Inventor
Koji Kyosaki
Masataka Kinoshita
Akyoshi Hasegawa
Norimasa Takahashi
Tatsuhiro Furunaga
Yoichi Tsutaya
Yutaka Iwasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Okumuragumi KK
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Okumuragumi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Okumuragumi KK filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1532788A priority Critical patent/JPH01190892A/ja
Publication of JPH01190892A publication Critical patent/JPH01190892A/ja
Publication of JPH0428080B2 publication Critical patent/JPH0428080B2/ja
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は加圧流体を利用してコンクリートや岩
石等を破砕する方法に関する。
<従来の技術> 近年、岩石やコンクリート等の破砕には、騒音
等を避ける必要がある場合、発破によらない工法
が採用されている。そして、この工法として、岩
石等に穿つた孔に弾性部材であるチユーブを挿入
し、このチユーブ内に高い液圧を作用させて、チ
ユーブの全周囲から岩石等に力を及ぼすことによ
つて、岩石等に効率よく亀裂を発生させて破砕す
る方法が知られている(特開昭60−16695号公
報)。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記チユーブによる工法は、チ
ユーブの全周囲から力を岩石に及ぼすこことがで
きるという利点を有するものの、岩石の破砕時に
生じる亀裂(間隙)内に拡大したチユーブが瞬間
的に食い込み、岩石によつて噛みちぎられるとい
う問題がある。すなわち、チユーブが拡大して岩
石を破砕した状態で、その岩石を支持しておれ
ば、チユーブが間隙に食い込んでも噛みちぎられ
ることはないが、チユーブの拡大により、チユー
ブ内の液体の圧力が瞬間的に下がるため、岩石の
隙間がなくなつて、チユーブが岩石等によつて噛
みちぎられるのである。
そこで、本発明の目的は、岩石等の破砕時に亀
裂内にチユーブが食い込んでも噛みちぎられない
ようにして、チユーブの破裂を防止でき、破砕作
業を効率的に行えるようにすることである。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本発明の岩石等の破
砕方法は、岩石等に複数の孔を穿ち、上記複数の
孔のうちの一部の孔に、内部に供給される液体で
膨張する弾性部材を挿入すると共に、上記複数の
孔のうちの他の一部の孔に、流体シリンダで駆動
されるくさびを挿入し、上記弾性部材と流体シリ
ンダに同時に加圧流体を供給して弾性部材とくさ
びで岩石等を破砕すると共に、破砕後の岩石等の
間隙をくさびで保持するようにしたことを特徴と
している。
<作用> 岩石等に穿設された孔に挿入した弾性部材と、
くさびを作動させる流体シリンダとに同時に加圧
流体を供給すると、弾性部材とくさびの両方によ
つて岩石等が破砕される。このとき、岩石等は、
くさびによつて、破砕で生じた亀裂開口の幅を保
つた状態で支持されるので、岩石等を破砕した後
に弾性部材の内圧が下がつても、亀裂開口は閉鎖
しないので、弾性部材は岩石によつて挟まれて噛
みちぎられることはない。
<実施例> 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明
する。
第1図は本発明の岩石等の破砕方法を実施する
ために用いる装置の一例を概略的に示した平面図
である。第2図は岩盤Rの切羽に水平方向に整列
して穿つた複数の孔1,1,…を示している。第
1図において、2は内部に供給される液体で膨張
する弾性部材の一例としてのゴム製チユーブ、3
は流体シリンダ5によつて駆動されるくさび式破
砕装置である。また、6は供給通路4に設けら
れ、ポンプユニツト8からチユーブ2への圧力流
体の供給をコントロールする電磁バルブ、7は供
給通路4に設けられ、ポンプユニツト8から流体
シリンダ5への圧力流体の供給をコントロールす
るストツプバルブである。また、9は流体シリン
ダ5からポンプユニツト8への戻り通路である。
上記チユーブ2は孔1内の奥深くに、また上記
くさび式破砕装置3は孔1内の入り口付近に、水
平方向に交互に入れられている。上記チユーブ2
を孔1内の奥深い箇所に入れるのは岩石を広範囲
に破砕するためである。チユーブ2の孔1への出
し入れはハンドル10によつて行う。
上記くさび式破砕装置3は、第3図に示すよう
に、流体シリンダ5のピストンロツド31の先端
に末広がりのテーパ部31aを一体に形成してい
る。上記テーパ部31aと同じ勾配を一側面に持
つ2つのくさび部材32,32をテーパ部31a
の両側に配して、このくさび部材32,32の他
側面である円周面を岩盤Rの孔1の内周面に当接
させている。上記くさび部材32の端部には、破
砕すべき岩盤Rの切羽表面に当接するフランジ部
32aを設けている。上記くさび部材32,32
のそれぞれのフランジ部32a,32aには、上
記流体シリンダ5に設けた例えば筒状あるいは棒
状の反力受け部材33を当接させ、この反力受け
部材33によつて、くさび部材32のフランジ部
32aを介して岩盤Rから反力をとるようにして
いる。すなわち、ピストンロツド31を孔1から
出すように作動すると、このピストンロツド31
によつて、逆に、流体シリンダ5が孔1の方に引
き込まれることになるが、この反力受け部材33
によつて、流体シリンダ5はくさび部材32のフ
ランジ部32aひいては岩盤Rに支持される。
上記構成の装置を用いての岩盤の破砕を以下の
ようにして行なう。
まず、第2図に示すように、破砕すべき岩盤R
に複数の孔1,1,…を上下、左右に整列させて
穿つ。ただし、第2図中の割れ目21はまだ生じ
ていない。そして、まず、a列目の孔1,1,…
の中に、チユーブ2とくさび式破砕装置3を第1
図に示す状態になるように挿入する。すなわち、
チユーブ2とくさび式破砕装置3とを交互に、チ
ユーブ2は孔1内奥深くに、そしてくさび式破砕
装置3はくさび部材32のフランジ部32aを岩
盤Rの切羽に当接させるようにして、挿入する。
続いて、電磁バルブ5とストツプバルブ7を開い
て、ポンプ8から押し出される圧力流体をチユー
ブ2の内部と流体シリンダ5に同時に供給する。
こうすることにより、一方では、チユーブ2の内
部に供給した圧力流体によつてチユーブ2を膨張
させて、その内圧を高め、岩盤Rを破砕する。他
方、チユーブ2による岩盤Rの破砕に並行して、
流体シリンダ5によりくさび式破砕装置3を駆動
し、ロツド31のテーパ部31aを孔1の外側に
引つ張り出す。このとき、くさび部材32は上下
方向すなわちロツド31の軸方向に対して垂直な
方向に拡径して、くさびの作用によつて増力され
て岩盤を破砕すると同時に、テーパ部31aと共
に、岩盤Rを亀裂開口幅を保つた状態で上下方向
に支持するのである。換言すれば、チユーブ2と
くさび式破砕装置3による岩盤の破砕を同時に行
なうと共に、破砕により生じた割れ目の隙間を保
持するように、くさび式破砕装置3による岩盤の
支持を行うわけである。したがつて、岩盤の破砕
時、第4図に示すように、亀裂開口21内に、拡
大したチユーブ2が瞬時的に食い込むが、そし
て、チユーブ2の内圧が急激に下がつてチユーブ
2の周囲の岩石の亀裂開口21が閉鎖しようとし
ても、チユーブ2の両側にあるくさび式破砕装置
3が岩盤を支持しているため、岩盤の亀裂開口2
1が狭まることがなく、チユーブ2が噛みちぎら
れることはない。a列目の破砕作業終了後は、ま
ずチユーブ2をハンドル10によつて孔1の外に
引つ張り出した後に、くさび式破砕装置3を取り
除くようにする。上記破砕工程をb列、c列につ
いても繰り返すことにより、第2図に示すトンネ
ル掘削のための岩盤破砕を完了する。
このように、上記実施例の破砕方法は、チユー
ブ2とくさび式破砕装置3を同時に作動させて、
岩石、岩盤等を破砕すると同時に、くさび式破砕
装置3で支持するため、従来のようにチユーブ式
の破砕装置のみで岩石等の破砕を行うのとは異な
り、チユーブ2が岩石等に生じた亀裂21によつ
て噛みちぎられることがないので、チユーブ2を
度々取り替える必要がなく、岩石等の破砕作業が
効率的に行える。
上記実施例においては、ポンプは1つのみ設け
て、これによりチユーブ2とくさび式破砕装置3
の流体シリンダ5の両方に圧力流体を供給するよ
うにしたが、チユーブ2と流体シリンダ53に
別々に圧力流体を供給するようポンプを2つ設け
てもよい。要は、くさび式破砕装置3を駆動する
流体シリンダ5とチユーブ2の両方に対して同時
に圧力流体が作用するようにすればよいのであ
る。
<発明の効果> 以上より明らかなように、本発明の岩石等の破
砕方法によれば、弾性部材とくさびを同時に作動
させて、岩石等を破砕すると同時に、くさびによ
つて、岩石等を、破砕によつて生じた亀裂開口幅
を保つた状態で支持するので、岩石等の破砕後に
弾性部材の内圧が低下しても、従来のように、亀
裂に食い込んだ弾性部材が噛みちぎられることが
なく、弾性部材によつて大きな破砕力を得られる
という利点を有すると共に、弾性部材を度々取り
替える必要がなく、破砕作業を効率的に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の岩石等の破砕方法を実施する
ための破砕装置の一例を示す平面図、第2図は、
上記方法によつて岩盤を破砕して掘削したトンネ
ルの断面図、第3図は第1図の−線断面図、
第4図はチユーブが岩盤の亀裂に食い込んだ状態
を示す図である。 1……孔、2……チユーブ、3……くさび式破
砕装置、5……流体シリンダ、8……ポンプ、2
1……亀裂開口(割れ目)、31……ロツド、3
2……くさび部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 岩石等に複数の孔を穿ち、上記複数の孔のう
    ちの一部の孔に、内部に供給される液体で膨張す
    る弾性部材を挿入すると共に、上記複数の孔のう
    ちの他の一部の孔に、流体シリンダで駆動される
    くさびを挿入し、上記弾性部材と流体シリンダに
    同時に加圧流体を供給して弾性部材とくさびで岩
    石等を破砕すると共に、破砕後の岩石等の間隙を
    くさびで保持するようにしたことを特徴とする岩
    石等の破砕方法。
JP1532788A 1988-01-25 1988-01-25 岩石等の破砕方法 Granted JPH01190892A (ja)

Priority Applications (1)

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