JPH04279294A - 潜弧溶接用ボンドフラックス - Google Patents

潜弧溶接用ボンドフラックス

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JPH04279294A
JPH04279294A JP3878891A JP3878891A JPH04279294A JP H04279294 A JPH04279294 A JP H04279294A JP 3878891 A JP3878891 A JP 3878891A JP 3878891 A JP3878891 A JP 3878891A JP H04279294 A JPH04279294 A JP H04279294A
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JP
Japan
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flux
welding
slag
al2o3
amount
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JP3878891A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Koike
弘之 小池
Kozo Noguchi
野口 幸三
Hitoshi Nishimura
西村 均
Hitoshi Sato
等 佐藤
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は潜弧溶接用ボンドフラッ
クスに係り、特に高温環境下でのロール肉盛溶接におい
て優れた溶接作業性、就中スラグ剥離性が良く、溶接ヒ
ューム、フラックスの耐粉化性および耐吸湿性に優れた
潜弧溶接用ボンドフラックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術および解決しようとする課題】製鉄ロール
などの肉盛溶接では、その溶接金属は耐熱性、耐摩耗性
および耐食性などを要求されることから、炭素、クロム
およびモリブデンなどを多量に含むワイヤとフラックス
を使用し、ロール表面にスパイラル状に肉盛溶接する方
法が一般的に行われている。
【0003】従来、このような肉盛溶接には組成の異な
るフラックスを使い分けて使用される。例えば、溶接金
属のクロム量が3%程度以下の低合金鋼では、低融点で
酸性寄りのメルトフラックスおよびボンドフラックスを
使用する。またクロム量が3%程度以上で、かつモリブ
デン、バナジウムなどを数パーセント含む高合金鋼では
、スラグ剥離性、合金歩留まりの点から、酸性寄りのメ
ルトフラックス、ボンドフラックスに比べ有利な、高融
点で塩基性寄りのボンドフラックスを使用するのが一般
的である。
【0004】この種のボンドフラックスは、周知のごと
く各種鉱物性物質、脱酸剤および合金元素などの粉末原
料を混合し、水ガラスなどの粘結剤を加えて造粒、焼成
して製造されることから、フラックス粒子の結合力は弱
く、高温環境下で繰り返し使用されるとフラックスの粉
化を招き、微粒フラックスが多くなる。そのため合金歩
留まりが不安定になったり、溶接で生じたガスが十分抜
けきらないことから、ブローホール、ピットなどの溶接
欠陥が発生する。また微粒フラックスは大気に粉塵とし
て拡散し、作業環境の劣化の原因ともなり、長期間大気
中に放置すると、メルトフラックスに比べ吸湿しやすく
、溶接ヒュームも多いなどの欠点を持っている。
【0005】また、高炭素、高クロム合金の溶接金属の
耐割れ性はかならずしも十分なものでなく、割れ防止の
ため溶接前に母材に300〜350℃の高い予熱を行い
、かつ溶接中においても加熱バーナなどで加熱し、一定
の温度に保持し溶接することが避けられず、必然的にそ
のフラックスのスラグ剥離性は劣化し、融合不良などの
溶接欠陥の発生や作業能率の低下となる。
【0006】従来、前述したボンドフラックスの問題点
を解決する方法として、例えば特開昭58−12829
5号公報〔サブマージアーク溶接用フラックス〕では、
フラックスの塩基度を調整することで小入熱のサブマー
ジアーク溶接から大入熱の帯状電極溶接までの溶接用フ
ラックスに適用可能で、溶接作業性、機械的性能に優れ
たフラックスを開示しているが、フラックスの粉化、吸
湿性については明記されていないばかりか、本発明の適
用例である肉盛溶接に適用した場合、十分な溶接作業性
を有しているとは言えない。また、特開昭61−242
789号公報〔サブマージアーク溶接用焼成フラックス
〕では、微粒Al2 O3 を使用することで粘結剤で
ある水ガラスの添加量を少なくし、フラックスの耐吸湿
性および粉化強度の改善を開示している。しかし、溶接
金属に高炭素、高クロムを含み、かつ高温での溶接にお
いての溶接作業性、特にスラグ剥離性に対するフラック
ス組成などの開示がなされていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたもので、高温環境
下における高合金鋼の肉盛溶接において、優れた溶接作
業性、特にスラグ剥離性とフラックスの粉化、吸湿およ
び溶接ヒュームを低減し、作業能率の向上と溶接作業環
境の改善に寄与できるボンドフラックスを提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述のよ
うな問題点に対処すべくボンドフラックスについて種種
検討を重ねた。その結果、高温環境下における高合金鋼
の肉盛溶接において、優れた溶接作業性とフラックス特
性(耐粉化性、低ヒューム、耐吸湿性)を備えた潜弧溶
接用ボンドフラックスを見出した。
【0009】即ち、本発明の要旨とするところは、重量
%でSiO2 :14〜25%、MgO:20〜35%
、CaF2 :5〜15%、CaCO3 :3〜10%
、CaO:5〜15%、T.CO2 :0.5〜1.5
%、Al2 O3 :15〜25%を含み、かつ同Al
2 O3 のうち0.5〜10μmの微粒Al2 O3
 が8〜25%であることを特徴とする潜弧溶接用ボン
ドフラックスにある。
【0010】
【作  用】本発明における各組成の含有量の限定理由
について作用効果とともに以下に述べる。SiO2 は
酸性成分であって、スラグの粘性、凝固温度を調整する
のに有効な成分である。しかし、14%未満ではスラグ
粘性が不十分で、ビード幅の均一性に欠ける。一方、2
5%を超えると塩基度が低下し、溶接金属のSi量が増
加し、耐割れ性劣化の原因となる。またスラグ粘性が過
多となり、ビードが凸ビードとなってスラグ剥離性劣化
の原因となることから、SiO2 量は14〜25%の
範囲とした。ここで、SiO2 源としてはカリ長石、
珪砂および珪灰石などから添加できる。
【0011】MgOは塩基性成分であり、スラグの粘性
調整やスラグ剥離性改善の効果は大きい。しかし、20
%未満ではスラグの粘性不足となり、スラグが流れ易く
ビードが蛇行する。一方、35%を超えるとスラグ粘性
過多となり、ビードは凸ビードとなることから、ビード
重ね部のスラグ巻き込みや溶け込み不良の原因となる。 また、スラグ剥離性が悪くなり、スラグ焼き付きも発生
するので、MgOは20〜35%の範囲とした。ここで
、MgO源としてはマグネシアクリンカー、炭酸マグネ
シウムなどから添加できる。
【0012】CaF2 は塩基性成分であり、溶接金属
中の酸素量を低下させることと、スラグの粘性調整に効
果がある。しかし、5%未満では、スラグが安定して溶
接金属を被包しない。また、アバタが発生する。一方、
15%を超えるとスラグ粘性が低下し、スラグが流れ易
くなって安定したビードが得られないことから、CaF
2 は5〜15%の範囲とした。
【0013】CaCO3 は塩基性成分であり、CaC
O3 は熱分解によりCO2 ガスを発生し、このガス
は還元性雰囲気を作り、大気からの窒素、酸素などの有
害ガスの溶接金属への侵入を防止し、健全な溶接を維持
する。 また、熱分解により生成されたCaOはスラグを形成し
、スラグ被包性の改善に有効である。しかし、CaCO
3 が3%未満では、その効果は十分でない。一方、1
0%超えるとCO2 ガスが過多となり溶接ヒュームの
増加となることからCaCO3 を3〜10%の範囲と
した。
【0014】T.CO2 は溶接中に炭酸石灰、炭酸バ
リウムなどの炭酸塩の分解により発生するが、そのCO
2 ガスはアーク直下のアーク分圧を高め、大気から侵
入する窒素、酸素量を低減する効果があり、またフラッ
クスの残留水分による溶接金属に移行する水素量を低減
する効果もある。しかし、T.CO2 が0.5%未満
では、シールド不足により溶接金属表面にアバタが発生
する。 また、フラックスの吸湿による溶接金属中の水素量の増
加が激しくなり、溶接金属の耐割れ性の面で問題である
。一方、1.5%を超えると溶接ヒュームの発生が激し
く、作業環境面で好ましくないことから、T.CO2 
を0.5〜1.5%の範囲とした。CO2 ガスは化学
分析により定量した値である。
【0015】CaOは塩基性成分であり、スラグ剥離性
、スラグ粘性の調整に効果がある。しかし、CaOが5
%未満ではその効果が十分でない。一方、15%を超え
るとスラグが硬くなり、スラグ剥離性劣化の原因となる
ので、CaOは5〜15%の範囲とした。CaO源は、
ここでは珪灰石、ドロマイトなどで添加できる。Al2
 O3 はスラグの粘性、凝固温度を調整するのに有効
な成分である。しかし、Al2 O3 が15%未満で
は、スラグの粘性が不十分でスラグが流れ易くなり、ビ
ード形状が劣化する。一方、25%を超えるとスラグ粘
性が過多となり、凸ビードになってスラグ剥離性劣化の
原因となるので、Al2 O3 量は15〜25%の範
囲とした。
【0016】また、Al2 O3 量のうちの微粒Al
2O3 (粒度:0.5〜10μm )の量を規定した
理由について述べる。通常、ボンドフラックスの原料と
して使用されるAl2 O3 粉末の粒度は40〜10
0μm程度であり、その平均粒子径は55μm程度のも
のが一般的である。このAl2 O3 は水酸化アルミ
ニウムを焼成して作られる白色粉末結晶で、数ミクロン
単位の結晶が凝集したものであり、顕微鏡などで粉末表
面を観察すると多孔質状の粉末である。このAl2 O
3 は平均粒子径の大きさに比し比表面積が6.0m2
/gと大きく、かつ不安定である。そのためフラックス
の造粒時に水ガラスを多く必要とする割りには、Al2
 O3 粉末が多孔質のためフラックス粒子の凝集化(
造粒)には、水ガラスはあまり有効に働かない。
【0017】一方、本発明に従って規定された微粒Al
2 O3 は、単結晶粒子径に近い0.5〜10μmの
ものであり、比表面積は0.8m2/gと小さく比較的
安定したものである。従って、Al2 O3 の微粒化
により、水ガラスを添加するとフラックス粒子間の凝集
力がより大きくなり、また水ガラスが有効に働くため、
フラックス粒子の結合力が向上する。特に高温環境下に
おいて繰り返し使用される場合、図1に示すように微粒
Al2 O3 を含有することでフラックスの耐粉化性
が大幅に改善されることの知見を得た。即ち、図1は同
一組成で、かつ同一配合量のフラックスのAl2 O3
 における微粒Al2O3 配合比率とフラックス粉化
強度の関係を示したものである。
【0018】フラックスの耐粉化性の測定は、フラック
ス回収機を使用して800℃×10分間、電気炉で加熱
したフラックスを回収して210μm以下(65mes
h)の微粒フラックスの発生量を測定し、210μm(
65mesh)超のフラックス重量との重量比で整理し
たもので、図1から微粒Al2 O3 の効果が著しい
ことがわかる。しかし、微粒Al2 O3 が8%未満
ではその効果は十分でない。一方、25%を超えるとフ
ラックス造粒時に水ガラスがフラックス表面ににじみ出
てフラックス粒子が形成されない。また、水ガラス添加
量のわずかな変動により造粒条件が大きく影響するので
製造上好ましくない。よって、微粒Al2 O3 の含
有量は8〜25%とした。
【0019】その他の成分については、溶接金属性能お
よび溶接作業性を考慮し、Si,Mnなどの合金粉末を
Fe−Si、金属SiまたFe−Mn、金属Mnなどの
形で適宜添加することが可能である。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。
【0021】まず、表1、表2(表1のつづき)に示す
フラックスを製造した。SiO2 ,CaOおよびT.
CO2 以外は単体の原材料により添加した。SiO2
 は珪灰石、カリ長石および水ガラスから添加した。T
.CO2 分は製造されたフラックスの化学分析を行い
、成分の定量を行った。Al2 O3 粒度については
、平均粒子径55μmの粉末は従来のAl2 O3 粉
末を示し、平均粒子径5μmについては、1〜10μm
の微粒粉末を単独もしくは混合して用いた。
【0022】フラックス組成のその他については、Si
,Mn以外の合金剤、ふっ化物、NaおよびK化合物を
適宜少量添加した。それぞれ配合されたフラックス原料
は、乾式混合後、ヘンシェルミキサーで湿式造粒した。 湿式混合に使用した水ガラスは、SiO2 :22%、
Na2 O:10%、K2 O:4%からなる成分のも
のを用い、その後250℃の予備乾燥を行い、表1、表
2のフラックス焼成温度により焼成した。フラックス粒
度は、全て10×100meshに整粒した。
【0023】製造されたフラックスは、表3に示すフラ
ックス入りワイヤ3.2mmφを用い、表4の溶接条件
でSM材平板(寸法:25t×200×500mm)に
4層盛溶接を行い、スラグ剥離性、溶接ヒュームなどの
作業性の評価を行った。その試験結果を表5、表6(表
5のつづき)に示す。スラグ剥離性評価は、自然に剥離
するフラックスは◎印、軽く衝撃を与えると剥離するも
のは○印とし、以上が実用上問題ないスラグ剥離性であ
った。ハンマーでかなりの衝撃が必要なものは△印、ビ
ード表面にスラグが焼き付いて残るものは×印として評
価した。
【0024】フラックスの耐粉化性評価については、前
述のごとく■フラックス1Kgを金属容器に投入、■8
00℃の加熱炉で10分間加熱、■冷却(400℃程度
)、■サイクロン式フラックス回収機で回収、■ふるい
分け(210μm)、■ふるい上フラックスを■の工程
に戻し、この工程を10回繰り返した後、ふるい下、ふ
るい上のフラックス重量の比率によりフラックス耐粉化
性を評価した。フラックス耐粉化性の評価は、フラック
ス残量で80%以上が実用上問題にならないことから良
好として○印、それ未満を×印とした。
【0025】フラックス吸湿量については、300℃×
1hr再乾燥したフラックスを80φ×15mmの金属
容器に深さ10mm程度フラックスを入れ、30℃−8
0%の雰囲気に調整された恒温恒湿槽に48時間挿入放
置し、フラックスの吸湿水分量を測定し、もとのフラッ
クス重量で割った値で評価した。この雰囲気中に24時
間放置したフラックスを用いて溶接しても溶接欠陥(ピ
ット,アバタ)が発生しない吸湿量1.0%を目安に合
否の判定基準とした。
【0026】溶接ヒュームの評価は、比較例で示したF
−10フラックスを基準にそのヒューム発生状況の比較
を目視により評価した。フラックス記号F−1からF−
9は全て本発明の範囲にあり、その結果良好な溶接作業
性およびフラックス性能を示した。一方、比較例で示し
たフラックス記号F−10は、粒度が粗いアルミナ粉末
を単独で使用したため溶接作業性は良好であったが、フ
ラックスの粉化強度の改善およびフラックス吸湿量が1
.26%と多く、目標とする性能が得られない。
【0027】フラックスF−11は、SiO2 量、フ
ラックス中のCO2 量が本発明の範囲の下限を割って
いることから、スラグ剥離性やビードの安定性などの溶
接作業性に問題があった。また、粒度の粗いアルミナを
単独で使用したためフラックスの粉化、耐吸湿性におい
ても十分な性能が得られない。フラックスF−12は、
SiO2 量が上限を超え、微粒アルミナの配合量およ
びCO2 量が下限を割っているため、特にビード表面
にアバタが発生するなど溶接作業性が全般的に悪く、フ
ラックス粉化強度も満足するものでない。
【0028】フラックスF−13は、MgO量が下限を
割り、CaCO3 が上限を超えていることからスラグ
が流れ易くスラグ剥離性、ビード安定性に欠けた。また
微粒アルミナ量が多く、フラックス造粒時にフラックス
がべとつき、十分粒子が形成されないことからフラック
ス粉化強度は満足するものでなかった。フラックスF−
14は、MgOが上限を超え、アルミナが下限を割って
いることからスラグ粘性が高く、流動性に欠けることか
らスラグ焼き付きが発生し、スラグ剥離性、ビード安定
性およびアバタが発生するなど溶接作業性が悪い。また
フラックス中のCO2 量が上限を超え、微粒アルミナ
量が下限を割っており、フラックス粉化強度、溶接ヒュ
ームの面からも満足するものでなかった。
【0029】フラックスF−15は、CaF2 が下限
を割り、CaOが上限を超えていることからスラグ剥離
性が悪く、またフラックス中のCO2 量が上限を超え
ていることから溶接ヒュームも多く発生する。フラック
スF−16は、CaF2 ,CaCO3 が上限を超え
、CaO, アルミナが下限を割っていることからスラ
グ流動性が大きく、安定したビードが得られない。また
粗粒アルミナを単独で使用したためフラックス粉化強度
も満足するものでなかった。
【0030】フラックスF−17は、CaF2 ,Ca
Oが下限を割り、CaCO3 およびCO2 量が上限
を超えていることからスラグ流動性が小さく、安定した
ビードが得られない。また、CO2 量が多く溶接ヒュ
ームも多く発生した。フラックス粉化強度もF−16フ
ラックス同様に粗粒アルミナを使用したため満足するも
のでなく、フラックスの吸湿量についても2.35%と
多い。
【0031】フラックスF−18は、CaCO3 量お
よびCO2量がいずれも上限を超えていることから溶接
ヒュームが多く発生し、フラックス吸湿量も2.62%
と多く、耐吸湿性の面で満足するものでなかった。以上
説明したように比較例で示したF−10からF−18フ
ラックスは、いずれも本発明におけるフラックスに比べ
溶接作業性およびフラックスの性能の面で満足するもの
でなかった。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、S
iO2 、MgO、CaF2 、CaCO3 、CaO
、T.CO2 およびAl2 O3 などのフラックス
原料を適量配合し、かつ、粗粒アルミナ、微粒アルミナ
を適宜添加することで優れた溶接作業性とフラックスの
耐粉化性、耐吸湿性を備え、溶接ヒュームの低減と相ま
って溶接作業の能率化と作業環境の改善に大いに貢献で
きる潜弧肉盛用ボンドフラックスを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、アルミナ配合量18%に一定にしたフ
ラックスの微粒、粗粒アルミナの配合比率とフラックス
粉化強度の関係を示した図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  重量%で、SiO2 :14〜25%
    、MgO:20〜35%、CaF2 :5〜15%、C
    aCO3 :3〜10%、CaO:5〜15%、T.C
    O2 :0.5〜〜1.5%、Al2 O3 :15〜
    25%を含み、かつ同Al2 O3 のうち0.5〜1
    0μmの微粒Al2 O3 が8〜25%であることを
    特徴とする潜弧溶接用ボンドフラックス。
JP3878891A 1991-03-05 1991-03-05 潜弧溶接用ボンドフラックス Pending JPH04279294A (ja)

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