JPH04279194A - 溶剤回収式衣類乾燥機 - Google Patents

溶剤回収式衣類乾燥機

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JPH04279194A
JPH04279194A JP3144811A JP14481191A JPH04279194A JP H04279194 A JPH04279194 A JP H04279194A JP 3144811 A JP3144811 A JP 3144811A JP 14481191 A JP14481191 A JP 14481191A JP H04279194 A JPH04279194 A JP H04279194A
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drying
temperature
drying air
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heating
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Toshiaki Sakamoto
敏昭 坂本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油等の溶剤でもって
洗浄された衣類を乾燥させる乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、石油系溶剤によって洗浄
された衣類を乾燥するための乾燥室と、この乾燥室との
間で乾燥風をファンによって循環させるために乾燥室の
出口及び入口に端部を接続した乾燥風路とを備え、前記
乾燥風路内の出口端にク−ラ−を、入口端にヒ−タを夫
々配設すると共に、このヒ−タを入口弁及び出口弁が付
設された蒸気管により構成し、この出口弁を開閉するこ
とにより、ヒ−タの加熱能力を調整する衣類乾燥機が、
特開平2−292968号公報(D06F43/08)
に示されている。
【0003】例えば、出口弁を設けずに入口弁のみを開
閉させるようにすると、入口弁を閉塞させた時に、蒸気
管内の蒸気が一気に抜け出て、ヒ−タの加熱機能が急激
に低下し、ヒ−タによる加熱、非加熱の切り替えの際の
温度変化が激しく、正確な温度管理ができないことがあ
るが、このように出口弁を設けて、この出口弁を開閉す
るようにすることで、出口弁を閉塞して、ヒ−タをOF
Fさせた時でも、蒸気管内に蒸気及び液化した熱湯が残
るので、加熱能力の低下度合いが緩やかとなって、急激
な温度変化を防止できる。
【0004】また、乾燥終了後、入口弁と出口弁とが共
に閉塞しているので、仮にいずれかの弁が破損していて
も、蒸気が漏出する心配がない。
【0005】また、乾燥室内に乾燥風の入口温度及び出
口温度を夫々検知する温度検知素子を設け、この入口及
び出口温度に基づいてヒ−タを制御する衣類乾燥機が、
特開平2−292968号公報(D06F43/08)
に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来例にあって
は、乾燥終了後、蒸気管内に蒸気が残るので、その余熱
で乾燥風路内の温度が上昇し、この風路内に残存してい
る溶剤に引火する危惧がある。
【0007】特に、溶剤として引火温度の低い石油系の
ものを使用した場合には、その危険性が高い。
【0008】また、後者の従来例にあっては、ク−ラの
冷却能力が低下したり、ヒ−タで加熱された乾燥風の温
度を検知するための温度検知素子が故障した場合、ヒ−
タによって乾燥風が過度に加熱されて、衣類が熱損傷を
起こすと共に、石油系溶剤に引火し、爆発事故を誘発す
る危惧がある。
【0009】本発明は、溶剤回収式衣類乾燥機の改良に
関し、斯かる問題点を解消するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の溶剤回収式衣類
乾燥機は、乾燥室内に乾燥風を循環させるための乾燥風
路を設けると共に、この乾燥風路内に送風手段、冷却手
段、加熱手段を設け、この加熱手段を入口弁及び出口弁
が付設された蒸気管により構成し、前記出口弁を開閉す
ることにより、前記加熱手段による加熱能力を調整する
ものであって、乾燥動作の停止時に、前記入口弁の閉塞
動作に対し、前記出口弁の閉塞動作及び前記送風手段の
停止動作を遅延させる制御手段を設けたものである。
【0011】また、本発明の溶剤回収式衣類乾燥機は、
加熱手段に入力される前の乾燥風の温度を検知するため
の温度検知手段と、乾燥風を前記冷却手段の手前から乾
燥風路外に排出するために作動する排気弁と、前記乾燥
風路外の空気を加熱手段の手前側から風路内に導入する
ために作動する吸気弁と、前記加熱手段に入力される前
の乾燥風の温度の基準デ−タを記憶する記憶手段と、前
記冷却手段、加熱手段、排気弁及び吸気弁の動作を制御
する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記加熱手段
による加熱度合いを低下させる第1の動作、この第1の
動作に加えて前記排気弁及び吸気弁を作動させる第2の
動作及び少なくとも前記加熱手段の動作を停止する第3
の動作を、前記基準データに対する前記温度検知手段か
らの温度デ−タの増加度合いに応じて実行するよう構成
したものである。
【0012】また、本発明の溶剤回収式衣類乾燥機は、
加熱手段の出口側に設けられた第1温度検知手段と、前
記加熱手段の出口側に設けられ、通常使用される乾燥温
度の上限以上の温度を検知して作動する接点を有する補
助温度検知手段と、冷却手段及び加熱手段の動作を制御
することにより乾燥動作を実行すると共に、前記補助温
度検知手段から信号が入力された場合に少なくとも前記
加熱手段の駆動を停止させる制御手段とを備え、前記制
御手段が、乾燥動作中少なくとも1回前記第1温度検知
手段からの温度デ−タに基づいて、前記乾燥風の乾燥温
度を前記補助温度検知手段の検知温度になるよう前記加
熱手段の加熱能力を増加させ、この状態において前記補
助温度検知手段からの信号が入力されない場合に、少な
くとも前記加熱手段の駆動を停止するよう構成したもの
である。
【0013】
【作用】即ち、請求項1の衣類乾燥機は、乾燥動作が停
止する際には、まず、入口弁が閉じ、所定時間遅れて出
口弁が閉じると共に送風が停止する。
【0014】この所定時間の間に、蒸気管内の蒸気が抜
け出て、更に、蒸気管が送風により冷却される。
【0015】また、請求項2の衣類乾燥機は、乾燥風の
温度が基準値を越えると、乾燥風が過度に加熱されてい
ると判断し、少し越えた時点で加熱手段による加熱度合
いを低下させる。それでもなお乾燥風の温度上昇がおさ
まらない時は、冷却手段の能力が低下しているかもしれ
ないので、排気弁を開放して冷却手段の手前側から乾燥
風を風路外に排出し、吸気弁を開放して、風路外の空気
を導入して、それを加熱手段で加熱して乾燥室に供給す
る。それでもなお乾燥風の温度上昇がおさまらない時は
、加熱手段の駆動を停止する。
【0016】また、請求項3の衣類乾燥機は、乾燥中少
なくとも1回、第1温度検知手段からの温度デ−タに基
づいて、一時的に乾燥風が通常の乾燥温度以上になるよ
う加熱手段の加熱能力を増加させる。すると、第2温度
検知手段がその温度を検知して信号を送出するはずであ
るが、この信号が入力されない場合には、第1温度検知
手段と第2温度検知手段のいずれかが故障していると判
断し、特に、第2温度検知手段が故障している場合には
、加熱手段の過熱を制限できないので、加熱手段の駆動
を停止させる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を各図面に基づいて説明する
【0018】図4において、1は溶剤タンクであり、ソ
−プ等の洗浄剤を含む溶剤(石油系:工業用ガソリン5
号)が収容されている。2は前記タンク1の上方に配設
された洗浄槽であり、内部に洗浄ドラム3が回転自在に
支持されている。このドラム3の周囲には、多数の透孔
4・・が穿設されている。
【0019】即ち、前記溶剤タンク1内の溶剤を図示し
ない給液路を介して前記洗浄槽2内に送出し、前記ドラ
ム3を回転させることにより、前記ドラム3内の衣類を
洗浄し、また、洗浄槽2内の溶剤を前記タンク1に排出
した後、前記ドラム3を高速で回転させることにより、
衣類に含まれている溶剤を遠心力で脱液する。
【0020】5は乾燥風路であり、乾燥工程時に熱風を
循環させ、且つ蒸発溶剤を凝縮して回収するためのもの
である。即ち、前記乾燥風路5内には、風上側から、リ
ントフィルタ6、送風装置7、冷却器8、加熱器9が配
設されている。前記冷却器8は、冷却管10の内部に冷
水を通すことにより構成され、前記加熱器9は、蒸気管
11の内部に蒸気を通すことにより構成されている。1
2は前記冷却管19における前記冷却器8への入口を開
閉する弁、13、14は前記蒸気管11における前記加
熱器9への出口を開閉する弁である。15は前記乾燥風
路5内において前記送風装置7と冷却器8との間を遮蔽
する遮蔽壁Aであり、連通孔A16を有している。17
は前記乾燥風路5内において前記冷却器8と加熱器9と
の間を遮蔽する遮蔽壁Bであり、連通孔B18を有して
いる。
【0021】19は前記乾燥風路5内において前記冷却
器8と加熱器9との間に外気を導入するための吸気ダク
トであり、吸気弁20により開閉される。この吸気弁2
0は前記吸気ダクト19を開放すると同時に、前記連通
孔18を閉塞する。
【0022】21は前記乾燥風路5内において前記送風
装置7と冷却器8との間から機外に排気するための排気
ダクトであり、排気弁22により開閉される。この排気
弁22は前記吸気ダクト21を開放すると同時に、前記
連通孔A16を閉塞する。23は前記乾燥風路5の出口
に配設された負特性サ−ミスタAである。
【0023】24は前記冷却器8の下方に連通する水分
離器であり、冷却器8で凝縮された溶剤を回収して、更
に凝縮させ、水と溶剤とに比重分離し、溶剤のみを前記
タンク1に戻すためのものである。尚、図示しないが、
前記冷却管10の一部がこの水分離器24内に配設され
ている。
【0024】図6はマイクロコンピュータ25(以下、
マイコン)を中心としたドライクリーナの制御機構を示
している。
【0025】前記マイコン25の構成は周知であるので
、図4に基づいて簡単に説明する。
【0026】マイコン25は、CPU26(centr
al  processingunit)、RAM27
(random  accessmemory)、RO
M28(read  only  memory)、タ
イマ−29、システムバス30及び入出力ポ−ト31、
32から構成される。
【0027】前記CPU26は、制御部33と演算部3
4とから構成され、前記制御部33は、命令の取り出し
及び実行を行い、前記演算部34は、命令の実行段階に
おいて、制御部33からの制御信号によって入力機器や
メモリから与えられるデ−タに対し、二進加算、論理演
算、増減、比較等の演算処理を行う。前記RAM27は
、機器に関するデータを記憶するためのものであり、前
記ROM28は、予め機器を動かすための手段や判断の
ための条件の設定、各種情報の処理をするためのルール
等を読み込ませておくものである。
【0028】さて、図6において、前記マイコン25は
、各種操作キー群から構成される入力キー回路35、温
度設定装置36、液位センサー37、第1温度検知装置
38等からの入力情報に基づいて、前記各種開閉弁、モ
−タ、送風装置等の負荷39や表示装置40、ブザー回
路41等の動作を制御する。
【0029】前記表示装置40は、7セグメントの発光
ダイオード群から構成され、4桁までの数字又は記号を
表示することができる。
【0030】前記第1温度検知装置38は、抵抗42と
前記サ−ミスタA23の抵抗値で決定される電圧値を、
A/D変換回路43を通して前記マイコン25に入力す
る。
【0031】そして、前記マイコン25は、この温度検
知装置38からの信号を、前記ROM28に記憶してい
る複数の基準値と比較し、衣類と熱交換する前の乾燥風
の温度を細かく判別する。
【0032】前記温度設定装置36は、乾燥工程時の乾
燥風の入口と出口の温度を夫々設定するためのもので、
0〜9のテンキーにより、0〜99℃の範囲で設定可能
である。この温度設定装置36により設定された温度は
、前記マイコン25のRAM27に格納される。
【0033】斯かる構成において、本実施例のドライク
リ−ナは、前記マイコン25の制御の下に、洗浄(洗い
、すすぎ)−脱液−乾燥からなるクリ−ニングプログラ
ムが逐次実行される。
【0034】ここで、乾燥工程の動作を図1乃至図3に
基づいて説明する。
【0035】図1の通り、前記送風装置7、冷却器8及
び加熱器9が駆動され、前記洗浄槽2及び乾燥風路5内
を乾燥風が循環する(S−1)〜(S−3)。
【0036】まず、前記加熱器9により熱せられた乾燥
風が前記洗浄槽2(ドラム3)内に供給されて、衣類の
溶剤を蒸発させる。この気化溶剤は再び乾燥風路5に導
入されて、前記冷却器8で凝縮され、乾燥風から除去さ
れる。
【0037】この乾燥中、前記マイコン25は、乾燥風
の温度を前記温度設定装置36によって設定された温度
に保持するように、前記加熱器9の駆動を制御する。
【0038】即ち、前記温度検知装置38により、乾燥
風の温度Tが検知され(S−4)、この温度Tが前記温
度設定装置36で設定された温度よりも高くなると、一
旦前記加熱器9の出口側の弁14を閉塞して加熱器9の
加熱機能を停止させる(S−5)。そして、温度Tが設
定温度よりも2℃低くなると再び前記出口弁14を開放
して、加熱器9の駆動を再開する(S−6)。
【0039】乾燥時間が終了する10秒前になると、図
2の通り、前記加熱器9の入口側の弁13が閉塞される
(S−7)(S−8)。これにより、前記加熱器9内の
蒸気管11内の蒸気が排出され、且つ前記送風装置7か
らの風で、加熱器9が冷却される。
【0040】乾燥時間が終了すると(10秒経過すると
)、前記送風装置7、冷却器8及び加熱器9の駆動が停
止されて(加熱器9は弁13、弁14共に閉塞)(S−
9)〜(S−11)、乾燥工程が終了する。
【0041】また、図3に示すように、乾燥中に図示し
ない一時停止キーが操作された場合も図2と同様に、1
0秒間前記加熱器9の入口弁13が閉塞された後に、前
記送風装置7、冷却器8及び加熱器9の全ての駆動が停
止される(S−12)〜(S−16)。
【0042】次に、第2の実施例を図4乃至図10に基
づいて説明する。
【0043】この実施例では、前記冷却器8の出口側に
負特性サーミスタB44を設け、このサ−ミスタB44
を構成の一部とする第2温度検知装置45を設け、これ
により、前記加熱器9に入力される前の乾燥風の温度T
Aを検出するようにしている。
【0044】前記第2温度検知装置45の構成は、前記
第1温度検知装置38の構成と同じであるが、各種抵抗
の値は異ならせてある。また、この第2温度検知装置4
5からのデ−タを比較するための基準値(実施例では、
15℃、17℃、20℃の夫々に対応するデ−タ)も前
記ROM28に記憶させてある。
【0045】さて、乾燥が開始されると、送風装置7、
冷却器8及びドラム3が駆動され、洗浄槽2及び乾燥風
路5内を乾燥風が循環する(S−20)〜(S−22)
【0046】同時に、前記第2温度検知装置45により
温度TAの検出が開始され、TA<15℃の間は、図8
に示す通常の乾燥動作が実行される。
【0047】即ち、加熱器9がONされ、これにより熱
せられた乾燥風が前記洗浄槽2(ドラム3)内に供給さ
れて、衣類の溶剤を蒸発させる(S−23)。この気化
溶剤は再び乾燥風路5に導入されて、前記冷却器8で凝
縮され、乾燥風から除去される。
【0048】この乾燥中、前記マイコン25は、乾燥風
の温度を前記温度設定装置36によって設定された温度
に保持するように、前記加熱器9の駆動を制御する。
【0049】即ち、前記温度検知装置38により、乾燥
風の温度Tが検知され、この温度Tが前記温度設定装置
36で設定された温度よりも高くなると、一旦前記加熱
器9をOFFして加熱器9の加熱機能を停止させる(S
−24)。そして、温度Tが設定温度よりも2℃低くな
ると再び前記出口弁14を開放して、加熱器9の駆動を
再開する。1分経過すると、再び前記第2温度検知装置
45により温度TAの検出が行われる。
【0050】さて、前記加熱器9の加熱能力が増加する
か又は冷却器8の冷却能力が低下する等の原因で乾燥風
の温度が異常に上昇すると、本実施例のように石油系溶
剤を使用しているものは、引火事故の危険性が高くなる
【0051】そこで、本実施例では、前記第2温度検知
装置45による温度TAの測定及び基準値との比較動作
を行い、その時の結果が、15℃≦TA<17℃、17
℃≦TA<20℃、20℃≦TAの夫々の場合において
以下の通りの制御を実行する。
【0052】■15℃≦TA<17℃の場合図9に示す
通り、前記温度設定装置36で設定されている設定値を
、まず10℃低下させて元の値を更新し(S−25)、
以後は通常の乾燥動作と同様に、この設定値に基づいて
、前記加熱器9をON−OFF制御する(S−26)(
S−27)。
【0053】そして、1分経過すると、再び前記第2温
度検知装置45による温度TAの測定及び基準値との比
較動作が行われ、この時、再び15℃≦TA<17℃で
あった場合には、設定値が更に10℃低下される。また
、この設定値が60℃以下であった場合には、設定値は
更新されない。
【0054】■17℃≦TA<20℃の場合図10に示
す通り、前記吸気弁20と排気弁22が開放され(S−
28)(S−29)、乾燥風が冷却器8の手前から機外
に放出されると共に外気が前記加熱器9の手前から乾燥
風路5内に導入される。17℃≦TA<20℃という状
態は、かなり温度が高く、この温度の風を加熱器9で加
熱すると、異常なほど高温になる危険性があるが、これ
を回避するために、乾燥風を循環させずに外気を導入し
てそれを加熱する。
【0055】そして、図9と同様に、前記温度設定装置
36で設定されている設定値を、まず10℃低下させて
元の値を更新し(S−29)、この設定値に基づいて、
前記加熱器9をON−OFF制御する(S−30)(S
−31)。
【0056】そして、5分経過すると、前記吸気弁20
と排気弁22が閉じられて(S−32)(S−33)、
再び前記第2温度検知装置45による温度TAの測定及
び基準値との比較動作が行われる。
【0057】■20℃≦TAの場合 図7に示す通り、異常温度と判定し、乾燥動作を停止す
る(S−34)と共に表示器を点滅させたりブザ−を鳴
動させたりすることにより使用者に異常を知らせる(S
−35)。
【0058】次に、第3の実施例を図4乃至図6、図1
1、図12に基づいて説明する。
【0059】この実施例では、前記サ−ミスタA23に
隣接してサ−モスタット46を設けている。このサ−モ
スタット46は、常開(NO)と常閉(NC)の2つの
接点を有しており、更にその動作点は、通常使用される
乾燥温度の最大値(本実施例では85℃)よりも若干高
い88℃に設定されている。従って、前記乾燥風路5の
出口温度が88℃以上になると、NO接点が閉じ、NC
接点が開く。
【0060】また、図5において、フォトカプラ−47
を設け、その入力側に前記サ−ミスタ46のNO接点を
介して基準電圧源V1を接続し、出力側を前記マイコン
25に接続している。
【0061】一方、前記サ−ミスタ46のNC接点は、
前記弁14とマイコン25との間の通電路中に介装され
ている。
【0062】さて、図11の通り、乾燥動作は、送風装
置7、冷却器8及び加熱器9が駆動され、前記洗浄槽2
及び乾燥風路5内を乾燥風が循環する(S−40)〜(
S−43)。
【0063】まず、前記加熱器9により熱せられた乾燥
風が前記洗浄槽2(ドラム3)内に供給されて、衣類の
溶剤を蒸発させる。この気化溶剤は再び乾燥風路5に導
入されて、前記冷却器8で凝縮され、乾燥風から除去さ
れる。
【0064】この乾燥中、前記マイコン25は、乾燥風
の温度を前記温度設定装置36によって設定された温度
(70℃〜85℃)に保持するように、前記加熱器9の
駆動を制御する。
【0065】即ち、前記温度検知装置38により、乾燥
風の温度Tが検知され、この温度Tが前記温度設定装置
36で設定された温度よりも高くなると、一旦前記加熱
器9の出口側の弁14を閉塞して加熱器9の加熱機能を
停止させる(S−44)。そして、温度Tが設定温度よ
りも2℃低くなると再び前記出口弁14を開放して、加
熱器9の駆動を再開する。
【0066】乾燥時間が終了する2分前になると、前記
温度Tが88℃〜90℃になるように前記加熱器9をO
N−OFF制御する(S−45)(S−46)。
【0067】このように乾燥風の温度を上げると、前記
サ−モスタット46が作動するはずであるが、図12に
おいて、このサーモ46が作動した場合は、判別フラグ
Cを1に設定し(S−47)、更に、70℃≦T≦10
0℃であるか否かを判別する。
【0068】即ち、前記第1温度検知装置38及びサ−
モスタット46がどちらも正常であるならば、前記第1
温度検知装置38で検知した温度Tが88℃〜90℃の
時に、前記サーモ46が作動するはずである。
【0069】そこで、サ−モ46が作動した時に温度T
が±10℃の範囲、即ち70℃≦T≦100℃でなかっ
た場合、また逆に温度Tが88℃〜90℃の時にサ−モ
46が作動しなかった場合には、第1温度検知装置38
とサーモ46の少なくとも一方が故障していると判断し
て、乾燥動作を停止する(S−48)と共に使用者に異
常を報知する(S−49)。
【0070】2分経過すると、前記加熱器9の駆動が停
止されて(S−50)、所定時間冷風が循環された後(
ク−ルダウン)(S−51)、乾燥が終了する。
【0071】
【発明の効果】本発明の溶剤回収式衣類乾燥機の構成に
よれば、乾燥終了時、加熱手段を十分に冷却し、また、
乾燥風の過熱具合に応じて、乾燥を段階的に制御し、ま
た、乾燥温度検知用のセンサ−の故障を的確に検知する
ものであるので、引火事故を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したドライクリ−ナの乾燥動作を
示すフローチャートである。
【図2】図1と同様。
【図3】図1と同様。
【図4】同じく内部機構図である。
【図5】制御機構のブロック図である。
【図6】マイコンのブロック構成図である。
【図7】本考案の第2の実施例の乾燥動作を示すフロー
チャートである。
【図8】図7と同様。
【図9】図7と同様。
【図10】図7と同様。
【図11】本考案の第3の実施例の乾燥動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図11と同様。
【符号の説明】
2  洗浄槽(乾燥室) 5  乾燥風路 7  送風装置(送風手段) 8  冷却器(冷却手段) 9  加熱器(加熱手段) 11  蒸気管 13  入口側の弁 14  出口側の弁 20  吸気弁 22  排気弁 25  マイクロコンピュ−タ(制御手段)28  R
OM(記憶手段) 38  第1温度検知装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  乾燥室内に乾燥風を循環させるための
    乾燥風路を設けると共に、この乾燥風路内に送風手段、
    冷却手段、加熱手段を設け、この加熱手段を入口弁及び
    出口弁が付設された蒸気管により構成し、前記出口弁を
    開閉することにより、前記加熱手段による加熱能力を調
    整するものであって、乾燥動作の停止時に、前記入口弁
    の閉塞動作に対し、前記出口弁の閉塞動作を遅延させる
    制御手段を設けたことを特徴とする溶剤回収式衣類乾燥
    機。
  2. 【請求項2】  乾燥室内に乾燥風を循環させるための
    乾燥風路内に、風上側から冷却手段、加熱手段を配設し
    、前記乾燥室から排出された乾燥風を冷却手段で冷却し
    た後、加熱手段で加熱して再び前記乾燥室内に導入する
    ものであって、前記加熱手段に入力される前の乾燥風の
    温度を検知するための温度検知手段と、前記乾燥風を前
    記冷却手段の手前から前記乾燥風路外に排出するために
    作動する排気弁と、前記乾燥風路外の空気を前記加熱手
    段の手前側から風路内に導入するために作動する吸気弁
    と、前記加熱手段に入力される前の乾燥風の温度の基準
    デ−タを記憶する記憶手段と、前記冷却手段、加熱手段
    、排気弁及び吸気弁の動作を制御する制御手段とを備え
    、前記制御手段が、前記加熱手段による加熱度合いを低
    下させる第1の動作、この第1の動作に加えて前記排気
    弁及び吸気弁を作動させる第2の動作及び少なくとも前
    記加熱手段の動作を停止する第3の動作を、前記基準デ
    ータに対する前記温度検知手段からの温度デ−タの増加
    度合いに応じて実行するよう構成したことを特徴とする
    溶剤回収式衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】  乾燥室内に乾燥風を循環させるための
    乾燥風路内に、風上側から冷却手段、加熱手段を配設し
    、前記乾燥室から排出された乾燥風を冷却手段で冷却し
    た後、加熱手段で加熱して再び前記乾燥室内に導入する
    ものであって、前記加熱手段の出口側に設けられた第1
    温度検知手段と、前記加熱手段の出口側に設けられ、通
    常使用される乾燥温度の上限以上の温度を検知して信号
    を送出する補助温度検知手段と、前記冷却手段及び加熱
    手段の動作を制御することにより乾燥動作を実行すると
    共に、前記補助温度検知手段から信号が入力された場合
    に少なくとも前記加熱手段の駆動を停止させる制御手段
    とを備え、前記制御手段が、乾燥動作中少なくとも1回
    前記第1温度検知手段からの温度デ−タに基づいて、前
    記乾燥風の乾燥温度を前記補助温度検知手段の検知温度
    になるよう前記加熱手段の加熱能力を増加させ、この状
    態において前記補助温度検知手段からの信号が入力され
    ない場合に、少なくとも前記加熱手段の駆動を停止する
    よう構成したことを特徴とする溶剤回収式衣類乾燥機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160099U (ja) * 1983-04-12 1984-10-26 三洋電機株式会社 ドライクリ−ナ
JPH01262895A (ja) * 1988-04-13 1989-10-19 Sanyo Electric Co Ltd 衣類乾燥機
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