JPH04276404A - Alc薄板用メタルラス及びその固定方法 - Google Patents

Alc薄板用メタルラス及びその固定方法

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JPH04276404A
JPH04276404A JP6111091A JP6111091A JPH04276404A JP H04276404 A JPH04276404 A JP H04276404A JP 6111091 A JP6111091 A JP 6111091A JP 6111091 A JP6111091 A JP 6111091A JP H04276404 A JPH04276404 A JP H04276404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal lath
set pin
diameter
formwork
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6111091A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Takeda
厚 武田
Tadaharu Saito
斉藤 忠晴
Kiyoshi Kuroda
黒田 潔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP6111091A priority Critical patent/JPH04276404A/ja
Publication of JPH04276404A publication Critical patent/JPH04276404A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築物の外壁等に使用
される厚さが50mm以下のALC薄板の製造方法に関
し、特にその補強材として使用されるメタルラス固定方
法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に厚さが30〜50mmのA
LC薄板を製造する場合には図4、5に示すように、直
方体の箱状をした型枠1の長手方向に平行に、垂直に配
列されたメタルラス5を所定間隔で2本のセットピン2
で挟持して固定する。その後原料スラリーを注入して発
泡させ、所定時間経過後半硬化状態になったらセットピ
ン2を抜取り、型枠を外してピアノ線等で長手方向に所
定厚さに切断する。その後オートクレーブで高温蒸気養
生してALC製品としている。しかしこの方法ではメタ
ルラスの固定が不十分なため、スラリーの発泡の際にメ
タルラスが上方や水平方向へ押圧されて移動し、その位
置精度が悪くなるばかりでなくセットピン2の抜取り跡
がメタルラスを挟持する形で残り、パネルの強度が低下
するという問題がある。
【0003】また、スラリーの発泡が終了して流動性を
保持している時期に予めメタルラスを型枠内に配列固定
するために用いた支持具を抜き取ったり、あるいは支持
具で緊張したメタルラスをスラリー中に埋設し、次いで
支持具のみを抜き取ったりし、流動性の高いスラリーの
自崩壊性により支持具の抜取り跡を埋める方法がある(
特開昭59−24616号公報、特開昭59−4121
7号公報)。しかしこの方法は、原料の品質、配合比、
反応温度等により原料スラリーの発泡速度、硬化時間は
変動し易いためメタルラスが自重で動かなく且つ支持具
の抜取り跡が残らない程度の流動性を保持している時期
を管理することが難しい。また支持具抜取りの時期が遅
いと支持具跡がメタルラスを挟持する形で残り、パネル
の強度低下したり、支持具抜取りの時期が早いとメタル
ラスが自重やスラリーの膨張により位置ずれしてしまい
パネルの強度低下や、パネル外へメタルラスが露出して
しまうという問題がある。
【0004】またALC薄板の厚さと等しい直径を有す
る丸棒を支持しその丸棒の間にメタルラスを配し原料ス
ラリーを鋳込み、半硬化後、丸棒を引き抜き直ちに原料
スラリーを丸棒の引き抜き跡に注入する方法がある(実
公昭51−46444号公報、特公昭48−1732号
公報)。しかしこの方法は原料スラリーを型枠内に鋳込
むに際し、丸棒が発泡を阻害し均一な発泡とならないば
かりでなく丸棒の引き抜き跡にスラリーを注入しても丸
棒抜取り跡による強度低下という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の欠点
を解消しメタルラスのパネル内での位置精度が高く、且
つパネル内の支持具の跡によるパネル強度低下を小さく
するALC薄板を得るためのメタルラス、セットピン、
及びそれらの固定方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】垂直方向に配列されたメ
タルラスの一方の側にセットピンを挿通する透孔を有す
る少なくとも3箇所の屈曲部を設け、且つ型枠底面に最
も近いメタルラス下端部の屈曲部の垂直方向の見かけの
透孔直径がセットピン上部の本体部分の径よりも小さい
メタルラスと、該メタルラスの透孔に、セットピンの下
端部が本体部分よりも細くなったセットピンで垂直方向
にメタルラスに沿って平行に間隔をおいて挿通し、セッ
トピンの下端は型枠底面のくぼみに挿入し、セットピン
の上端は型枠の上縁に置かれた支持部材で支持し型枠内
に固定することを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明は上記のように、一方の側へ突出する
少なくとも3ヵ所の屈曲部が設けられ、且つ型枠の底面
に最も近い屈曲部の見かけの透孔直径がセットピン本体
の直径よりも小さい寸法となっているメタルラスを垂直
に配列し、該屈曲部より下方の部分が次第に細くなって
いるセットピンを垂直に挿通し、その下端を型枠底面の
くぼみに挿入し、上端は型枠の上縁に置かれている支持
部材で支持したので、スラリーの発泡の際にメタルラス
が上方に押圧されても下端の屈曲部がセットピンの太い
部分でメタルラスの浮き上がりを阻止する。またメタル
ラスの屈曲部を挿通したセットピンの上下端が支持され
ているので水平方向にも移動することが無い。従って製
品中のメタルラスは高い位置精度を保持することが出来
る。
【0008】さらにメタルラスを固定するセットピンは
従来よりも細く、数も半減されてもメタルラスを十分に
固定する。その結果セットピンの抜取り跡は従来方法に
比し、数が少なく、直径も小さく、位置も中央部なので
製品の強度低下もほとんどない。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基ずいて詳
細に説明する。図1は本発明の方法でメタルラスを固定
する斜視図であり、図2はメタルラスを固定した状況を
示す縦断面図、図3は図2の部分詳細図である。直方体
の箱状をした型枠1の長手方向に平行にメタルラス5が
垂直に配列されており、このメタルラス5には一方の側
に突出する3ヵ所の屈曲部5a、5b、5cが設けられ
ている。そしてこの各屈曲部の透孔を、所定間隔で1本
のセットピン2が垂直に挿通し、その下端は型枠底面の
くぼみ4に挿入され、上端は型枠1の上縁に置かれた支
持部材3で支持されている。セットピン2の本体直径は
5mmで最下段の屈曲部より下方の部分が次第に細くな
っている。
【0010】メタルラス5は線径が1mm開き目の最長
対角線寸法26mm、幅15mmのものを使用し、一方
の側へ突出する3ヵ所の屈曲部が全長にわたって同位置
に設けられている。そして各屈曲部とメタルラス平面と
の角度は図3のように最下段の屈曲部5cの角度αは1
5度、最上段の屈曲部5aの角度βは60度、中間屈曲
部5bの角度γは120度となっている。また屈曲部の
高さHは7.5mmである。その結果最上段及び中間部
の屈曲部5a、5bの水平面の見かけ透孔直径7.3m
mとなりセットピン2の本体直径よりも大きいのでセッ
トピンは緩く挿入可能であるが、最下段の屈曲部5cの
水平面の見かけの透孔直径は3.9mmでセットピン本
体の直径よりも小さいのでセットピンの下端部のみが挿
通可能である。そのためメタルラス5はセットピンの細
い部分よりも上方に移動することはない。また屈曲部は
3ヵ所以上あっても良いが、メタルラスの上端部、下端
部及び中間部にあれば実用上十分な位置精度を保つこと
か出来る。尚、屈曲部の角度や高さはセットピンの太さ
に応じて適宜選択すれば良い。
【0011】支持部材3の断面はコ字状をなし、上下の
水平面には所定の間隔で透孔3a、3bが開いており、
セットピン2が垂直に緩く挿入可能になっている。透孔
3aの間隔は製品の厚さにより適宜選定される。また両
端部下方には突起を有する部材3cが固着されており、
型枠1の長手方向と直角方向に上縁1aに置かれている
。くぼみ4は型枠底面にその長手方向に平行な溝状をな
しその間隔は支持部材の透孔3aと等しくなっている。 従って支持部材3は長手方向に対し所望のピッチで任意
にセットすることが出来る。このくぼみ4は穴でも良い
が、セットピンの間隔を変更したり、付着物を除去する
には溝の方が好ましい。
【0012】本発明の方法でメタルラス間隔37mmで
6枚、セットピンをメタルラス長手方向の両端2ヵ所と
その間3ヵ所等間隔になるようにメタルラス1枚に対し
5本でセットした。(尚、従来方法で同一寸法の製品を
製造する場合には通常太さ9mmのセットピンをメタル
ラス1枚当たり7本使用する。)以後は通常どうりの工
程で原料スラリーを注入して発泡させ、所定時間経過後
十分に硬化した時点で支持部材3を吊上げてセットピン
を抜き取り、型枠を外してビアノ線で長手方向に厚さ3
7mmに切断する。その後オートクレーブで高温蒸気養
生して厚さ37mm、幅600mm、長さ1820mm
のALC薄板製品を得た。
【0013】この製品から30点のサンプルを採取し板
面、小口面から幅方向及び厚さ方向のメタルラスの所定
位置からのずれを測定した。その結果従来方法の製品で
は幅方向のずれが平均3.9mm、標準偏差3.6mm
であったのが本方法では平均1.5mm、標準偏差0.
7mmであり、厚さ方向のずれについても従来方法では
平均4.2mm、標準偏差2.6mmであったのが本方
法では平均1.7mm、標準偏差0.4mmと位置精度
は格段に向上した。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の方法
を使用すれば、従来方法に比しセットピンの太さは細く
、数は少なくすることができ、セット位置も中央部に近
い。そのうえメタルラスがずれず、位置精度が向上する
。更にセットピン抜取り跡が小さいので、補修の必要が
なく手数が掛からないし、硬化前に抜き取る必要もなく
、強度低下もほとんど無い。その結果強度が大きく高品
質のALC薄板製品を安定して製造することが出来る。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】メタルラスを固定する状況を説明する斜視図。
【図2】メタルラスを固定する状況を示す縦断面図。
【図3】図2の部分詳細図。
【図4】従来の方法でメタルラスを固定する状況を示す
斜視図。
【図5】図4の縦断面図である。
【符号の説明】
1  型枠 2  セットピン 3  支持部材 4  くぼみ 5  メタルラス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  直方体の箱状をした型枠の長手方向に
    平行に、垂直に配列されたメタルラスの一方の側に向か
    って突出した屈曲部の透孔に所定間隔でセットピンを垂
    直に挿通して固定するALC薄板用メタルラス固定構造
    において、前記メタルラスの屈曲部は少なくとも3カ所
    設けられ、且つ型枠の底面に最も近い屈曲部の見かけの
    透孔直径がセットピンの本体の直径よりも小さい寸法と
    なっていることを特徴とするALC薄板用メタルラス。
  2. 【請求項2】  前記型枠の底面に最も近いメタルラス
    の屈曲部より下方の部分が次第に細くなっているセット
    ピンの下端は型枠底面のくぼみに挿入され、セットピン
    の上端部は型枠の上縁に置かれている支持部材で支持さ
    れていることを特徴とするALC薄板用メタルラス固定
    方法。
JP6111091A 1991-03-04 1991-03-04 Alc薄板用メタルラス及びその固定方法 Pending JPH04276404A (ja)

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JP6111091A JPH04276404A (ja) 1991-03-04 1991-03-04 Alc薄板用メタルラス及びその固定方法

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JPH04276404A true JPH04276404A (ja) 1992-10-01

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504865A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 クセラ・バウシュトッフェ・ゲー・エム・ベー・ハー 補強された多孔コンクリート躯体または気泡コンクリート躯体を製造するための方法およびそのための補強構造体ならびにこの種の方法に使用するための補強材保持フレーム
US8365489B1 (en) * 2003-03-07 2013-02-05 Bond Building Systems, Inc. Building system and method of constructing a multi-walled structure
US8733048B1 (en) 2013-12-20 2014-05-27 Highland Technologies, LLC Multi-story durable wall construction
US8733047B1 (en) 2013-12-20 2014-05-27 Highland Technologies, LLC Durable wall construction

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2010504865A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 クセラ・バウシュトッフェ・ゲー・エム・ベー・ハー 補強された多孔コンクリート躯体または気泡コンクリート躯体を製造するための方法およびそのための補強構造体ならびにこの種の方法に使用するための補強材保持フレーム
US8733048B1 (en) 2013-12-20 2014-05-27 Highland Technologies, LLC Multi-story durable wall construction
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