JPH04276301A - Vtr装置 - Google Patents

Vtr装置

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JPH04276301A
JPH04276301A JP3623891A JP3623891A JPH04276301A JP H04276301 A JPH04276301 A JP H04276301A JP 3623891 A JP3623891 A JP 3623891A JP 3623891 A JP3623891 A JP 3623891A JP H04276301 A JPH04276301 A JP H04276301A
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Noboru Murabayashi
昇 村林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばデジタル音声信
号を映像信号と周波数多重で記録するようにしたものに
適用されるVTR装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用のVTR装置で映像信号と
共に記録・再生される音声信号の高音質化を計るために
、デジタル音声信号が記録できるようにしたものが開発
されている。この場合、映像信号とは別の記録エリアに
デジタル音声信号を記録するようにしたものと、映像信
号と周波数多重で同一エリアに記録するようにしたもの
とがある。
【0003】ここで、映像信号と周波数多重で同一エリ
アに記録する場合の周波数アロケーションの一例を図5
に示すと、映像信号を構成する低域変換されたクロマ信
号Cを中心周波数629kHzで記録し、FM変調され
た2チャンネルの音声信号AL及びARを1.3MHz
及び1.7MHzに記録し、所定の変調が行われたデジ
タル音声信号Pを3MHz付近の周波数帯に記録する。 さらに、映像信号を構成する輝度信号Yを5.4MHz
〜7MHzの帯域に記録する。この場合例えば、FM変
調された音声信号AL及びARとデジタル音声信号Pと
の記録は、映像信号とは別の磁気ヘッドで映像信号に先
行して行う。このようにすることで、磁気テープの深層
に各音声信号が記録され、上層に映像信号が記録され、
効率の良い記録が行われる。
【0004】このようにして、映像信号を構成するクロ
マ信号Cと輝度信号Yに周波数多重で、FM変調された
音声信号AL及びARと共にデジタル音声信号Pが記録
される。この場合、3MHz付近の周波数帯に記録され
るデジタル音声信号Pが、再生時の映像信号に悪影響を
与えないために、記録時に周波数が例えば11MHzの
交流バイアス信号Bを重畳することが考えられている。
【0005】このバイアス信号Bをデジタル音声信号P
と同時に記録することで、再生時の映像信号のSN比の
劣化を軽減でき、デジタル音声信号と映像信号との周波
数多重による同時記録を可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家庭用のV
TR装置の場合には、一般に、映像信号の記録モードと
して複数種類用意されている。即ち、テープ速度を通常
記録時の1/2,1/3等にして、通常記録時の2倍乃
至3倍の時間連続して記録できるモードが用意されてい
る。この場合、テープ速度の低下に比例して、映像信号
が記録されるトラックのピッチが狭くなる。
【0007】ここで、上述したデジタル音声信号が周波
数多重で映像信号と同一トラックに記録される場合には
、記録時のテープ速度が低下すると、デジタル音声信号
が記録されるトラックのピッチも同様に狭くなることに
なる。
【0008】このデジタル音声信号の記録トラックピッ
チが変化すると、再生したデジタル音声信号のエラーレ
ートが変化し、特にテープ速度の遅い記録モードで良好
なデジタル音声信号の再生が出来なくなる虞れがあった
。また、テープ速度以外の要因を変化させて記録モード
を変化させる場合にも、記録モードによっては同様にデ
ジタル音声信号の再生特性が変化して、良好なデジタル
音声信号の再生が出来なくなる虞れがあった。
【0009】本発明の目的は、デジタル音声信号等のデ
ジタルデータを映像信号と周波数多重で記録できるよう
にしたVTR装置において、記録モードの変化に対応で
きるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、映像信号と周
波数多重でデジタルデータを磁気テープに記録すると共
に、デジタルデータに所定周波数のバイアス信号を重畳
して記録するVTR装置において、磁気テープへの記録
モードが複数種類用意されている場合、この記録モード
によりバイアス信号の電流値を変化させるようにしたも
のである。
【0011】
【作用】このようにしたことで、記録モード毎に適切な
電流値のバイアス信号がデジタルデータに重畳され、記
録モードが何れであっても再生時のデジタルデータのエ
ラーレートを良好に保つことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。
【0013】図1は本例のVTR装置の構成を示す図で
、図中1は回転ヘッド装置を示し、この回転ヘッド装置
1は回転ヘッドドラムに4個の磁気ヘッド2,3,4,
5が取付けてあり、回転ヘッドドラムの周面に180°
巻装された磁気テープ(図示せず)への信号の記録及び
再生をこの4個の磁気ヘッド2〜5で行う。そして、こ
の回転ヘッド装置1により磁気テープに形成されるトラ
ックとしては、長手方向に対し所定角度傾斜したトラッ
クがテープ速度に対応したピッチで順次形成され、例え
ば1トラックに1フィールドの映像信号とこの1フィー
ルドに対応した期間(1/60秒)の音声信号(デジタ
ル音声信号及びFM変調された音声信号)の記録が行わ
れる。
【0014】この場合、180°対向した位置に配置さ
れそれぞれアジマス角が異なる2個の磁気ヘッド2,3
で、1トラックずつ交互にアナログ映像信号(輝度信号
Y及びクロマ信号C)の記録及び再生を行うと共に、そ
れぞれの磁気ヘッド2,3に対し先行した位置に磁気ヘ
ッド4,5を配置し、この磁気ヘッド4,5で1トラッ
クずつ交互にデジタル音声信号及びFM変調された音声
信号の記録及び再生を行う。従って記録又は再生時には
、各トラックは磁気ヘッド4又は5で音声信号の記録又
は再生を行った直後に、磁気ヘッド2又は3で映像信号
の記録又は再生を行うようになる。
【0015】また、図中11は記録する映像信号の入力
端子を示し、この入力端子11に供給される映像信号を
映像信号記録処理回路12に供給し、この記録処理回路
12で記録用の所定の信号処理を行う。そして、記録処
理回路12で処理された記録用の映像信号を、切換スイ
ッチ13を介して記録アンプ14及び15に選択的に供
給する。そして、記録アンプ14が出力する映像信号を
、記録回路と再生回路の切換え用の切換スイッチ16と
ロータリートランス6を介して、一方の映像信号用磁気
ヘッド2に供給し、この磁気ヘッド2で磁気テープの奇
数トラックに記録する。また、記録アンプ15が出力す
る映像信号を、記録回路と再生回路の切換え用の切換ス
イッチ17とロータリートランス6を介して、他方の映
像信号用磁気ヘッド3に供給し、この磁気ヘッド3で磁
気テープの偶数トラックに記録する。
【0016】また、磁気ヘッド2で磁気テープの奇数ト
ラックから再生した映像信号を、ロータリートランス6
と切換スイッチ16を介して、再生アンプ18に供給し
、この再生アンプ18が出力する映像信号を、切換スイ
ッチ20に供給する。さらに、磁気ヘッド3で磁気テー
プの偶数トラックから再生した映像信号を、ロータリー
トランス6と切換スイッチ17を介して、再生アンプ1
9に供給し、この再生アンプ19が出力する映像信号を
、切換スイッチ20に供給する。この切換スイッチ20
は、再生アンプ18の出力と再生アンプ19の出力とを
、1トラックの再生が行われる毎に交互に切換えさせ、
この切換スイッチ20で選択された再生映像信号を、映
像信号再生処理回路21に供給する。そして、この再生
処理回路21で記録用に変調された映像信号を元に戻す
再生用の処理を行い、処理された映像信号を再生映像信
号出力端子22に供給する。また本例においては、再生
処理回路21での再生信号の処理情報をモード判別回路
23に供給し、この再生した映像信号の記録モードをモ
ード判別回路23で判別する。そして、判別した記録モ
ードに関する情報を、このVTR装置の各回路の動作制
御を行うシステムコントローラ24に供給する。
【0017】なお、ここで判別する記録モードとしては
、テープ速度の違い(トラックピッチの違い)による記
録モードを判別するものとし、通常速度で記録されたモ
ードをスタンダードプレイモード(SPモード)とし、
このSPモードよりも1/3遅いテープ速度(即ち約1
/3のトラックピッチ)で記録されたモードをロングプ
レイモード(LPモード)とする。
【0018】次に、音声信号を記録及び再生する構成に
ついて説明すると、図中31はデジタル音声信号入力端
子を示し、この入力端子31に得られるデジタル音声信
号をPCM信号記録処理回路32に供給し、この記録処
理回路32で記録用の所定の処理を行う。この場合、P
CM信号記録処理回路32には、データを一時的に記憶
させるためのメモリ33が接続してあり、このメモリ3
3を使用して信号処理が行われる。そして、PCM信号
記録処理回路32が出力するデジタル音声信号を記録変
調回路34に供給し、この記録変調回路34で記録方式
で決められた3MHz近傍の周波数帯域の信号への変調
を行い、変調されたデジタル音声信号を混合回路35に
供給する。ここで本例においては、記録変調回路34で
の変調として、O−QDPSK変調を行う。
【0019】また、図中36はバイアス信号発生用発振
器を示し、この発振器36が出力する発振信号を、バイ
アス信号として混合回路35に供給し、記録用に変調さ
れたデジタル音声信号に混合する。この場合、バイアス
信号発生用発振器36が出力するバイアス信号(発振信
号)の電流値を、システムコントローラ24の制御で変
化できるようにしてある。このシステムコントローラ2
4によるバイアス信号の電流値の制御としては、記録モ
ードがSPモードとLPモードの何れかにより、それぞ
れ対応した値に設定させる。このとき本例においては、
SPモードのときのバイアス信号の電流値をBSP,L
Pモードのときのバイアス信号の電流値をBLPとする
と、LPモードのバイアス信号電流値BLPをSPモー
ドのバイアス信号電流値BSPよりも大きくする。また
、SPモードのときの音声信号(デジタル音声信号とF
M変調音声信号)の記録電流値をISP,LPモードの
ときの同じ音声信号の記録電流値をILPとすると、S
Pモードの音声信号記録電流値ISPをLPモードの音
声信号記録電流値ILPよりも大きくする。
【0020】そして、混合回路35が出力するバイアス
信号が重畳されたデジタル音声信号を、接続スイッチ3
7を介して混合回路38に供給する。なお、接続スイッ
チ37は、デジタル音声信号の記録を行うか否かによっ
て接続が制御されるスイッチで、システムコントローラ
24により制御される。
【0021】また、図中39はFM変調により記録する
音声信号の入力端子を示し、この音声信号入力端子39
に得られる音声信号(アナログ音声信号)を、FM変調
音声信号記録処理回路(以下AFM記録処理回路と称す
る)40に供給し、このAFM記録処理回路40でFM
変調等の記録処理と1.3MHz或いは1.7MHzの
帯域への変換を行い、処理された音声信号を混合回路3
8に供給する。
【0022】そして、この混合回路38でデジタル音声
信号にFM変調された音声信号を混合する。そして、混
合回路38の出力を切換スイッチ41を介して記録アン
プ42及び43に1トラック毎に選択的に供給する。そ
して、記録アンプ42が出力する音声信号を、記録回路
と再生回路の切換え用の切換スイッチ44とロータリー
トランス6を介して、一方の音声信号用磁気ヘッド4に
供給し、この磁気ヘッド4で磁気テープの奇数トラック
に記録する。また、記録アンプ43が出力する音声信号
を、記録回路と再生回路の切換え用の切換スイッチ45
とロータリートランス6を介して、他方の音声信号用磁
気ヘッド5に供給し、この磁気ヘッド5で磁気テープの
偶数トラックに記録する。このそれぞれの音声信号の記
録は、映像信号の記録が行われる直前に行われ、磁気テ
ープの深層に音声信号を記録させる。なお、デジタルデ
ータとして記録される音声信号とFM変調されて記録さ
れる音声信号とは、同一の音声信号源からの同一の音声
信号である場合と、異なる音声信号源からの信号である
場合とがある。
【0023】また、磁気ヘッド4で磁気テープの奇数ト
ラックから再生した音声信号を、ロータリートランス6
と切換スイッチ44を介して、再生アンプ46に供給し
、この再生アンプ46が出力する音声信号を、切換スイ
ッチ48に供給する。さらに、磁気ヘッド5で磁気テー
プの偶数トラックから再生した音声信号を、ロータリー
トランス6と切換スイッチ45を介して、再生アンプ4
7に供給し、この再生アンプ47が出力する音声信号を
、切換スイッチ48に供給する。この切換スイッチ48
は、再生アンプ46の出力と再生アンプ47の出力とを
、1トラックの再生が行われる毎に交互に切換えさせ、
この切換スイッチ20で選択された再生映像信号を、再
生等化回路49とFM変調音声信号再生処理回路(以下
AFM再生処理回路と称する)50に供給する。
【0024】そして、再生等化回路49が出力する再生
信号を、PCM信号再生処理回路51とキャリア再生回
路52に供給し、キャリア再生回路52が再生したクロ
ックに同期してPCM信号再生処理回路51で再生信号
からデジタル音声信号を抽出する。この場合、PCM信
号再生処理回路51には、データを一時的に記憶させる
ためのメモリ33が接続してあり、このメモリ33を使
用して信号処理が行われる。そして、抽出したデジタル
音声信号をデジタル音声信号出力端子53に供給する。
【0025】また、AFM再生処理回路50に供給され
る再生信号より、所定帯域のFM変調された音声信号を
復調し、復調されたアナログ音声信号を音声信号出力端
子54に供給する。
【0026】この図1に示すように構成したことで、映
像信号と周波数多重でデジタル音声信号がFM変調され
た音声信号と共に記録され、またこの周波数多重で記録
されたそれぞれの信号が再生される。ここで本例におい
ては、記録モードに応じてデジタル音声信号を記録する
ために必要なバイアス信号の電流値を変化させるように
したことで、記録されたデジタル音声信号の再生が、記
録モードにかかわらず常に少ないエラーの発生による良
好なエラーレートで行える。即ち、図2は図5に示した
周波数アロケーションで周波数多重によりデジタル音声
信号を記録(深層記録)した場合に、バイアス電流に応
じた3MHz付近の再生レスポンス(CN比)を示す図
で、トータルの記録電流が一定でバイアス電流を変化さ
せた場合に、■音声信号(デジタル音声信号及びFM変
調音声信号)の記録電流が最も大きいとき,■バイアス
電流を■よりも大きくしたとき,■バイアス電流を■よ
りも大きくしたときの3状態を示すもので、バイアス電
流の増大(即ち音声信号の記録電流の減少)により、C
N比が悪化することが判る。ここで本例では、図3に示
すように、SPモードの音声信号記録電流値ISPをL
Pモードの音声信号記録電流値ILPよりも大きくする
と共に、図4に示すように、LPモードのバイアス信号
電流値BLPをSPモードのバイアス信号電流値BSP
よりも大きくする。このようにすることで、LPモード
ではSPモードよりも記録トラックのピッチが狭くなる
のに、デジタル音声信号の再生時のCN比(SN比)を
両記録モードでほぼ一定に保つことができ、特に記録ト
ラックのピッチが狭いLPモードでの再生時にデジタル
音声信号のエラーレートの悪化を防ぐことができる。従
って、それぞれの記録モードに適した効率の良い記録が
行われる。
【0027】なお、上述実施例においては、バイアス電
流等を変化させるのを、テープ速度に対応してトラック
ピッチが変化した場合としたが、他の記録モードの変化
によってバイアス電流等を変化させるようにしても良い
。即ち、例えば記録されるビデオテープの種類や映像信
号の記録の有無等により、バイアス電流等を変化させる
ようにしても良い。なお、映像信号の同時記録を行わず
、音声信号の記録だけを行う場合には、バイアス信号の
電流値を零にして、バイアス信号重畳を停止させても良
い。
【0028】また、デジタル音声信号の代わりに、各種
デジタルデータを記録するようにした場合にも、適用で
きることは勿論である。即ち、デジタル音声信号の代わ
りに、静止画像のデジタルデータ等を記録することが考
えられるが、記録される信号特性としてはデジタル音声
信号と何ら変化がなく、上述したバイアス電流等の変化
で良好な再生が可能になる。
【0029】さらに、上述実施例では映像信号の記録ヘ
ッドとは別の記録ヘッドで深層記録によりデジタル音声
信号を記録するようにしたが、映像信号と同一の記録ヘ
ッドにより周波数多重でデジタル音声信号を記録するも
のにも適用できる。
【0030】さらにまた、本発明は上述実施例に限らず
、その他種々の構成が取り得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、記録モード毎に適切な
電流値のバイアス信号がデジタルデータに重畳され、記
録モードが何れであっても再生時のデジタルデータのエ
ラーレートを良好に保つことができ、記録モードにかか
わらず良好なデジタルデータの再生ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例の説明に供する再生レスポン
スを示す特性図である。
【図3】本発明の一実施例の説明に供する記録電流特性
を示す特性図である。
【図4】本発明の一実施例の説明に供するバイアス電流
特性を示す特性図である。
【図5】VTRで記録される信号の周波数アロケーショ
ンの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1  回転ヘッド装置 2,3  磁気ヘッド(映像信号用) 4,5  磁気ヘッド(音声信号用) 24  システムコントローラ 36  バイアス信号発生用発振器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  映像信号と周波数多重でデジタルデー
    タを磁気テープに記録すると共に、上記デジタルデータ
    に所定周波数のバイアス信号を重畳して記録するVTR
    装置において、上記磁気テープへの記録モードが複数種
    類用意されている場合、この記録モードにより上記バイ
    アス信号の電流値を変化させるようにしたことを特徴と
    するVTR装置。
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