JPH04272843A - 弗素樹脂被覆物 - Google Patents

弗素樹脂被覆物

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Publication number
JPH04272843A
JPH04272843A JP11961591A JP11961591A JPH04272843A JP H04272843 A JPH04272843 A JP H04272843A JP 11961591 A JP11961591 A JP 11961591A JP 11961591 A JP11961591 A JP 11961591A JP H04272843 A JPH04272843 A JP H04272843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluororesin
base material
layer
glass
ceramics
Prior art date
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Pending
Application number
JP11961591A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Yamada
克弥 山田
Nariyoshi Owaki
大脇 成義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,弗素樹脂被覆物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来,弗素樹脂を基材に接着させる手段
として,基材が金属の場合,■ブラスト後,接着助剤を
含有するプライマーを介して接着する,■電気化学的エ
ッチング等により微細な凹凸を設けて物理的に密着する
,が行われ,基材がガラスの場合は,上記の■が用いら
れてきた。
【0003】■のように接着助剤を用いる場合,接着助
剤自体の着色のため,着色した弗素樹脂被覆を得ようと
すると,接着助剤の色との混色あるいは,接着助剤の色
を実質的にかくすためのカーボンによる黒色との混色が
さけられなかった。このような問題により,特にガラス
の場合,透明性が重宝される材質であるにもかかわらず
,プライマーの(主として黒い)不透明層が形成され外
観良好とは言いがたいものであった。又,セラミックス
に弗素樹脂を良好に接着させる方法は実質的にはなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】上記問題点に鑑み本発
明は,不透明な層を介せずに,金属,ガラス,セラミッ
クス等あらゆる基材に弗素樹脂を良好に接着せしめ,し
かも基材がガラスの場合,透明性のある無色あるいは有
彩色の弗素樹脂塗膜を,セラミックスや金属基材の場合
は基材の色そのまま,あるいはパール光沢あるいは,有
彩色の弗素樹脂塗膜を得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明の弗素樹脂被覆物は
,基材上に弗素原子を含有するシラン化合物の層が形成
され,その上に弗素樹脂層が形成されてなることを特徴
とする。
【0006】なお,本発明の実施の態様として少なくと
も下記が含まれる。イ.基材がガラスもしくはセラミッ
クスからなる上記本発明の弗素樹脂被覆物。ロ.弗素樹
脂層が顔料被覆マイカを含有する上記本発明の弗素樹脂
被覆物。
【0007】
【作用】本発明に用いられる基材としては,アルミ,ア
ルミ合金,鉄,ステンレス等の金属,各種ガラス,セラ
ミックス等あらゆる基材が使用できる。これらの基材に
は又,化学的,電気化学的エッチング,グリッドブラス
ト,サンドブラスト等各種の粗面化技術が適用でき,さ
らに特に金属基材には,めっきや陽極酸化被膜等が形成
されてもよい。
【0008】これらの基材には表面に−OH基あるいは
化学吸着水等が存在するため反応性のシラン化合物が良
好に反応し,単分子あるいは多分子の化学結合層を形成
する。本発明で用いる弗素原子を有するシラン化合物と
しては,特に限定されないが基材であるガラス,セラミ
ックス,金属等と化学的に反応して,欠陥のない被膜を
形成し易いという観点から代表的には下記の化1の式の
化合物が用いられる。
【0009】
【化1】
【0010】具体的には下記の化2の化合物等があげら
れるが、これに限定されるものではない。
【0011】
【化2】
【0012】このような化合物を単独あるいは混合物と
して,好適には10−4〜0.1mol/lの溶液を調
整する。溶媒としては非水系の溶媒が任意に用いられ,
具体的にはn−ヘキサン,n−ヘプタン,四塩化炭素,
ジクロメタン,クロロホルム等が挙げられる。これらは
単独で用いてもよく,あるいは混合物で用いてもよい。 このような溶液に被膜を形成したい物品を浸潰してもよ
く,あるいは容器内面であれば,容器内にこの溶液を満
たしてもよい。反応温度は室温から溶媒沸点の間で適宜
温度を選択できる。
【0013】このようにしてシラン化合物溶液と基材を
接触させると,基材表面の−OH基あるいは,化学吸着
水とシラン化合物の−Cl,−I,−OCH3,−OC
H2CH3基が反応して水素結合を形成し,単分子層あ
るいは,多分子層に被膜が形成される。
【0014】こうして形成された被膜は,弗素原子の効
果で弗素樹脂との接着力が良好となる。ただし,被膜の
表面がきわだったはっすい性を有するため弗素樹脂の積
層工程には注意を要する。
【0015】すなわち,弗素樹脂は粉体,ディスパージ
ョン,フィルム等いかなる形態でも使用可能であるが,
ディスパージョンとして用いる場合には,はっすい性,
あるいははっ液性を考慮し、非極性の液状媒体を用いた
り,高粘度化する等の工夫が必要である。こういった観
点からは粉体等を用いた静電塗装や,基材が平板の場合
はフィルムラミネート等の方法が用い易い。
【0016】本発明で用いられる弗素樹脂としては,代
表的にはポリテトラフルオロエチレン(PTFE),テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体(FEP),テトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル(PFA)エチレン−テトラ
フルオロエチレン共重合体(ETFE),ポリクロロト
リフルオロエチレン(PCTFE)あるいはエチレン−
クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)な
どがあげられ,これら単独あるいは混合物として用いる
ことができるが,これに限定されるものではない。
【0017】また,これらの弗素樹脂に,顔料を配合し
てもよい。代表的には顔料被覆マイカ,カーボン,酸化
チタン等があげられるが,これに限定されるものではな
い。
【0018】これらの顔料の中で特に,顔料被覆マイカ
は,マイカ表面に酸化チタンや酸化鉄等が薄く被覆され
たもので虹彩色や着色(有彩色)を与えるので,好まし
い外観が得られる。特にガラス基材に適用されると全体
として透明性のしかも有彩色を帯びた良好な着色品が得
られるし,セラミックス等の不透明性の基材に適用され
ると,基材の色が濃色の場合には有彩色が淡色,特に白
色系の場合には,パール光沢のいわゆる干渉色が得られ
外観上好ましい。
【0019】
【実施例】以下本発明を実施例をもってさらに説明する
。 実施例及び比較例 耐熱ガラス製で無色透明のフライパンの調理面をサンド
ブラストによって租面化したのち充分水洗し,乾燥した
のち,CF3(CF2)7(CH2)2SiCl3(東
芝シリコーン社製)を0.05mol/lのn−ヘキサ
ン溶液に該フライパンを浸漬し15分間放置したのち,
n−ヘキサンで充分に洗浄し,乾燥して,処理フライパ
ンを得た。
【0020】上記処理フライパン及び全く同一の未処理
フライパンの双方にPFA(MP102;du  Po
nt社製)粉体を約50μの厚さに静電塗装し,380
℃にて30分間焼付けを行った。得られた塗膜は透明で
,フライパンの透明性を全くそこねなかった。
【0021】この上に,顔料被覆マイカ(メルクジャパ
ン社製イリオジン235)2部,カーボン0.05部,
PFA40部を含有するディスパージョンをスプレー塗
装し,乾燥後380℃/30分焼付けを行って,トータ
ル60μの塗膜を得た。緑色透明の美しい外観であった
。塗膜の接着力を評価したところ,処理を行わないもの
が実用に供しえない0.2Kg/cm2であったのに対
し,処理を行ったフライパンでは2.1Kg/cm2の
接着力を有し,実用範囲であると判定できた。
【0022】
【発明の効果】以上の様に本発明によると,不透明なプ
ライマー層を介せずに,金属,ガラス,セラミックス等
あらゆる基材に弗素樹脂を良好に接着せしめ,しかも基
材がガラスの場合,透明性のある無色の,あるいは有彩
色の弗素樹脂塗膜を,セラミックスの場合にはパール光
沢あるいは有彩色の弗素樹脂塗膜が得られる。又良好な
接着力と美しい外観が同時に得られ,厨房用途を中心と
し,あらゆる弗素樹脂コーティングの用いられる用途に
適用できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基材上に弗素原子を含有するシラン化
    合物の層が形成され,その上に弗素樹脂層が形成されて
    なることを特徴とする弗素樹脂被覆物。
  2. 【請求項2】  基材がガラスもしくはセラミックスか
    らなることを特徴とする請求項1記載の弗素樹脂被覆物
  3. 【請求項3】  弗素樹脂層が顔料被覆マイカを含有す
    ることを特徴とする請求項1記載の弗素樹脂被覆物。
JP11961591A 1991-02-27 1991-02-27 弗素樹脂被覆物 Pending JPH04272843A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008042942A1 (en) * 2006-10-03 2008-04-10 3M Innovative Properties Company Multi-layer articles and method for improving the release life of the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008042942A1 (en) * 2006-10-03 2008-04-10 3M Innovative Properties Company Multi-layer articles and method for improving the release life of the same
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