JPH04131167A - 弗素化された熱可塑性樹脂を用いた粉末被覆法 - Google Patents

弗素化された熱可塑性樹脂を用いた粉末被覆法

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JPH04131167A
JPH04131167A JP2402894A JP40289490A JPH04131167A JP H04131167 A JPH04131167 A JP H04131167A JP 2402894 A JP2402894 A JP 2402894A JP 40289490 A JP40289490 A JP 40289490A JP H04131167 A JPH04131167 A JP H04131167A
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fluorinated polymer
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coating
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Hermann Blaedel
ヘルマン・ブレーデル
Hans-Juergen Hendriock
ハンス−ユルゲン・ヘントリオク
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Hoechst AG
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    • B05D5/08Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures to obtain an anti-friction or anti-adhesive surface
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05D1/02Processes for applying liquids or other fluent materials performed by spraying
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    • C08K7/04Fibres or whiskers inorganic
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [00’01] 此の発明は樹脂溶融物から加工できる弗素化ポリマーを
用いて金属支持体又は少なくとも一つの面が金属化され
た支持体に静電的に粉末被覆する方法に関する[000
2] 金属支持体に弗素化ポリマーの粉末(粉体)を静電的に
塗工する方法により支持体の上に弗素化ポリマーの被覆
層を形成することは既に知られている。これに関連して
、弗素化されたポリマーが気体、液体、溶液に対して成
る程度の透過性は金属支持体に腐食を引き起こしたり、
被覆物が攻撃的な反応活性を持つ物質である場合には支
持体と被覆層間の結合を破壊する原因ともなる。しかし
ながら、被覆層の厚さが成る値以上になると塗工された
弗素化ポリマーの被覆層が電気絶縁性を持つようになる
、即ち、もはや静電引力が作用しなくなり、支持体に添
加された弗素化ポリマーの粒子は支持体の表面で溶融す
るだけで高い被覆層の厚さの達成が極めて困難に、特に
幾つかの被覆層を重ねるような場合に非常に困難になる
[0003] これらの困難を克服する為に既に幾つかの試みが為され
てきた。例えば、米国特許第4,107,356号では
、層の厚さが可成り大きい時でも導電率が損なわれない
ように、樹脂溶融物から加工できる弗素化ポリマーに炭
素繊維が混合される。しかしながら、これを達成する為
には相対的に炭素繊維の配合比率を高くすることが必要
である。そうなると今度は順に、弗素化ポリマーの被覆
層の所望の付着防止性が損なわれる。何故かならば、こ
の方法では弗素化ポリマーがある程度゛′希釈される′
″からである。そのような混合物は又、酸化と酸化剤に
対して感受性を持つ、特にそのような被覆物をベーキン
グ(焼き付け)する時の雰囲気の高温に対しては敏感で
ある。このような訳で、炭素繊維と超耐熱性の弗素化ポ
リマーの混合物は不活性気体の下で加工処理することが
必要であろう。最後になる力板現在市販されている該被
覆層が総て黒色であるのは美観上からも不満足である。
[0004] ヨーロッパ公開特許明細書258,731によれば、い
ずれの場合でも最後に沈着被覆させる層がその下の被覆
層よりも低い融点および/または高い流動性を持つよう
にして、樹脂の溶融物から加工できるプラスチックを粉
末被覆することによって多層構造の粉末被覆物を製造で
きることが知られている。これによって総ての場合に、
ベーキング中の溶融層の厚さは重力による溶融物の流出
が起こる厚さ以下に保たれる。このようにして、被覆層
の厚さを高めることができるが、しかし、この方法は若
干手間が掛かり、流動性および/または融点の異なる少
なくとも二種類の弗素化ポリマーを用いる時に限っての
み此の方法を行なうことができる。
[0005] 更に、ヨーロッパ公開特許明細書330,048には、
粉末被覆において弗素化ポリマーと容積率で15〜65
%の量のガラスピーズとの混合物を使用してベース層を
形成し、次に少なくとも一つの表面層をその上に沈着さ
せれば被覆層の厚さを大きくすることができる事が開示
されている。この場合も又、相対的に高い比率のガラス
ピーズを使用すると、弗素化ポリマーの被覆層の望まし
い性質に妨害的な影響を与える。更に、表面層はガラス
ピーズを添加しない弗素化ポリマーから出来ているので
、完全な被覆を形成するには少なくとも二つの異なる混
合物が必要になる。従って、厚い被覆層が得られる取り
扱い一簡単な方法に対する要望が依然として残る。
[0006] これは冒頭にも述べたように、樹脂の溶融物から加工で
きる弗素化ポリマーと弗素化ポリマーの重量を基準とし
て0.1〜4%の量のチタン酸カリウム繊維とからなる
混合物を用いて粉末被覆する本発明の方法によって達成
される。
[0007] 樹脂の溶融物から加工できる弗素化ポリマーとブレンド
した形で、此の発明のプロセスに用いられるチタン酸カ
リウム繊維は公知である。これらは四チタン酸カリウム
、六チタン酸カリウムそして好ましくはへチタン酸カリ
ウムの単結晶である。チタン酸カリウム繊維の調製は、
例えば、米国特許第2,841,470号から公知であ
る。樹脂の溶融物から加工できる弗素化ポリマーとチタ
ン酸カリウム繊維との混合物も又、そのような混合物が
射出成型法、溶融押出法および類似の変形法に用いられ
ることを記述する米国特許第4,590,234号から
、又は界面活性剤で前処理された鉱物繊維を含むそのよ
うな弗素化ポリマーの水性分散液を記述するGB特許明
細書1,092,014、同1,107,161から既
に公知である。そのような分散液は、液相から金属支持
体を被覆する為に用いられる。上述のこれらの刊行物の
総てにおいて、そのような混合物を粉末被覆法に用いる
ことを指摘するものは見いだされない。同じく又、該混
合物中の鉱物繊維の配合比率も相当軽度高い。
[0008] 本発明によるプロセスの中で用いられるチタン酸カリウ
ムの繊維は、平均繊維長が5〜11000A1、好まし
くは10〜100μmで、平均繊維直径が0. 1〜2
μm、好ましくは0.2〜0.5μmである。平均繊維
長/平均繊維直径の比は50〜500、好ましくは50
〜ZOOである。
[0009] 溶融物から加工することができ、本発明のプロセスの範
囲内で使用できる弗素化ポリマーは、通常、加工温度に
おいて≦lX106Paの溶融粘度を有する。
そのような溶融物から加工できる熱可塑性の弗素化ポリ
マーは、例えば、ポリ弗化ビニリデン、ポリ弗化ビニル
又は好ましくは、ポリクロロトリフルオロエチレンのよ
うなホモポリマー(単独重合体)である。それらは又、
コポリマー(共重合体)であっても良く、好ましくは、
テトラフルオロエチレン又はクロロトリフルオロエチレ
ンの共重合した単位の他に、更に少なくとも一つのエチ
レン性不飽和コモノマーを溶融物からの加工性を確かな
ものとするのに十分な量含むようなコポリマーである。
そのようなコポリマーは特に、以下に列記する群から選
ばれる。
[00101 a) テトラフルオロエチレンと炭素原子を3〜10個
含む、より高分子量のペルフルオロオレフィン、特にヘ
キサフルオロプロピレンとのコポリマー;式CF2=C
F−ORf (但し、Rfは炭素原子数が1〜1oのペ
ルフルオロ化アルキル ラジカル)で表されるペルフル
オロアルキル ペルフルオロビニル エーテル、好まし
くはペルフルオロプロピル ペルフルオロビニル エー
テルとテトラフルオロエチレンとのコポリマー;ヘキサ
フルオロプロピレンと該ペルフルオロアルキル ペルフ
ルオロビニル エステルの一つ、特にペルフルオロプロ
ピルペルフルオロビニル エーテルの両方を含むコポリ
マー;b) テトラフルオロエチレンとエチレンとのコ
ポリマー、好ましくは、更に少なくとも一つ、屡々二つ
又は二つ以上の共重合性の千ツマ−を含むコポリマーし
くはへキザフルオロプロピレン;上記の式のペルフルオ
ロアルキル ペルフルオロビニル エーテルからなる群
、特に好ましくは、ペルフルオロプロピル ペルフルオ
ロビニル エーテル;弗素−含有オレフィンからなる群
、好ましくは、3.3.3−)リフルオロ−2−トリフ
ルオロメチルフロピレン;ビニル エステルからなる群
と同じく又、弗化ビニリデンとトリフルオロクロロエチ
レンよりなる群:から構成される群から選ばれる。
[0011] テトラフルオロエチレンとエチレン、随意的にはエチレ
ン以外のモノマーとのコポリマーは、60モル%を越え
ないテトラフルオロエチレン、60〜40モル%のエチ
レン、0〜10モル%の該第三の、随意には第四の、及
び更に別のモノマーから構成される; C) テトラフルオロエチレンと弗化ビニリデンとのコ
ポリマー 同じく又、好ましくは少なくとも一つの更に
別のエチレン性不飽和で、好ましくは弗素−含有コモノ
マーを含む同様なコポリマー;特に此の目的に適してい
るのは、ヘキサフルオロプロピレン又はペルフルオロア
ルキル ペルフルオロビニル エーテル随意には両者の
組み合わせ;溶融物から加工できる此のタイプの熱可塑
性コポリマーは、第三ポリマーと第四ポリマーの場合は
それぞれ50〜80モル%、50〜65モル%のテトラ
フルオロエチレン、20モル%以上の弗化ビニリデンを
含み;好ましい組み合わせは、テトラフルオロエチレン
/弗化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレンである; d)  テトラフルオロエチレンとクロロトリフルオロ
エチレンとのコポリマーこの場合、テトラフルオロエチ
レンとクロロトリフルオロエチレンの両者のいずれが主
たる成分となることも可能である;e)  クロロトリ
フルオロエチレンとエチレン性不飽和の弗素−含有モノ
マ−1特にヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロ
エチレン、及び弗化ビニリデンとのコポリマー; f)  クロロトリフルオロエチレンとエチレンとのコ
ポリマー この場合は、これらのコポリマーが、好まし
くは少なくとも一つ、屡々二つ又は三つの別のエチレン
性不飽和コモノマー(テトラフルオロエチレン/エチレ
ン型のコポリマーに対して指定したのと同じ千ツマー群
から選ばれる)を含むことも又、可能である。
[0012] 上述したような形式のコポリマーの調製に関しては、例
えば、以下の米国特許を参照のこと:第2,946,7
63号、第3,132,123号、第3,132.12
4号、第4,029,868号、第4,262,101
号、第3,624.250号、第3,859,262号
、第3,817,951号、第3,960.825号、
第3,847,881号、第4,123,602号、第
2,468.054号、第3,235,537号、第2
.513,312号、第2,662.072号、第3,
053,818号、第2,738,343号、第2,7
52.332号;その他にヨーロッパ特許第2,809
号、同第50,437号及びベルギー特許第844,9
65号も参照のこと。
[0013] チタン酸カリウムの繊維は、例えば、流動ミキサー ド
ラムミキサー又はドライ−ブレンド ミキサーのような
、均質な混合物を造るのに適した任意の標準ミキシング
装置の中で、平均粒子サイズが5〜400.am、好ま
しくは30〜200μmの、溶融物から加工できる、粉
末化した弗素化ポリマーとブレンドすることができる。
[0014] しかしながら、目的とする弗素化ポリマーの水性分散液
、随意的には、コロイド分散液(この場合には、ポリマ
ーを分散する時に予め湿潤剤を加えて置き、濃縮できる
ものであることが必要である)から出発し、それにチタ
ン酸カリウムの繊維を添加して均質な分散液が得られる
迄撹拌することもできる。得られた混合物は、次に更に
撹拌するか、又は弗素化ポリマーの分散液用の標準凝固
剤を加えるか、又はその両方の手段を用いることができ
る。完全に凝固し終わったら、混合物は乾燥し、必要な
らば磨砕する。
[0015] 静電粉末被覆法は、金属支持体又は被覆側に位置する少
なくとも一つの金属面を有する支持体(例えば、金属化
した耐熱性のプラスチックのフィルム、又はプレート、
若しくは金属被覆したセラミック又はガラスの板)をポ
リマーで被覆する公知の方法であり、総ての細目に亙っ
て知られている。特定のケースで用いられる弗素化ポリ
マーのベーキング温度でも損傷を受けないような所望の
総ての金属、例えば、鋼、不銹鋼、鉄、アルミニウム、
銅、ニッケル、クロム、それとも又は、真鍮のような合
金が金属支持体として使用できる。
[0016] 随意的には、支持体は被覆作業中でも層の円滑な流動が
得られるように、特定の場合に用いられる弗素化ポリマ
ーの融点よりも20〜80℃高い温度に予熱することが
できる。実際に支持体を被覆する目的からは、通常は被
覆すべき全成型品をアースに連結(接地)し、被覆すべ
き粉末混合物を摩擦帯電法によって正または負に帯電さ
せるか、又は負に帯電させる場合には、例えば、被覆に
用いられる粉末スプレー装置の中にリング(環)として
位置する、負に帯電させた電極(陰端子)によって行な
うこともできる。゛′静電粉末被覆法パと言う用語は、
ここでは、支持体と粉末を同じように帯電させ、次に流
動床(fluidized bed)の中で被覆する静
電流動床被覆法も意味するものと理解すべきである。全
く一般的には、この用語は印加された静電力を用いて粉
末被覆を行なう総ての方法を包含する。
[0017] 被覆操作に続いて、被覆された支持体は此の特定の場合
に用いられた弗素化ポリマーの融点よりも20〜80℃
高い温度に加熱して層を溶融、流動させながらベーク(
焼き付け)する。
[0018] 実際の被覆操作の前に、被覆すべき支持体の表面を標準
方法によって脱脂する。例えば、蒸気相による脱脂、ア
ルカリ浴中での脱脂処理、または出来れば被覆すべき対
象物を400〜450℃に加熱する等の方法によって。
[0019] 被覆層の接着性を改善するには、例えば、サンドブラス
ト又は蝕刻によって基板(支持体)の表面を粗くしたり
、またFffi意的には、例えば、火炎吹き付け(溶射
)又はプラズマ塗被によって基板上に高い表面粗さを持
つセラミック又は金属の中間層を被覆することができる
。若しも、被覆層の接着性に極めて高い要求が課せられ
る場合は、通常、接着−促進性の物質を加えた同じ弗素
化熱可塑性プラスチックからなる接着−促進層を、チタ
ン酸カリウムとブレンドした弗素化ポリマーを塗被する
前に下地層として塗被しても良い。そのような弗素化熱
可塑性プラスチックに対する適当な接着促進剤は、例え
ば、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポ
リイミド、ポリトリケトイミダゾリジン、ポリフェニレ
ンスルフィド、ポリエーテル スルフィド、ポリエーテ
ル ケトン、ポリヒダントインのような耐熱性バインダ
ー樹脂、それとも又は、例えば、アルカリ金属珪酸塩、
無水クロム酸、燐酸またはアルミニウムクロロ燐酸塩の
ような無機の物質である。接着−促進層は標準の粉末被
覆法によって粉末として接着されるか、それとも又は、
分散液、懸濁液または溶液の形でスプレー(吹き付け)
 浸漬または刷毛塗りによって塗布される。塗布した後
、接着−促進層は随意的に乾燥し、ベークする。
[0020] 塗布とベーキング処理を繰り返し行なうことによって、
チタン酸カリウム繊維を配合しない同じ弗素化ポリマー
の粉末を用いて被覆加工した時よりも二倍から二倍の層
の厚さが得られ、プロセス中に被覆層の流出も起こらな
い。
[0021] 粉末被覆加工中のチタン酸カリウム繊維の静電場におけ
る挙動が、そのように少ない量でも達成できる層の厚さ
に関して顕著な効果を裔らすとは驚きである。
更に、本発明による方法によって製造された被覆層は優
れた耐薬品性と水、蒸気、溶剤蒸気に対する極端に低い
透過性、及び優れた耐候性を示す。
[0022] 若しも、特別に平滑な表面を望むならば、チタン酸カリ
ウム繊維をブレンドしない、溶融物から加工できる弗素
化ポリマーから構成される一つ又は一つ以上の表面層(
トップ層)を最終的に溶着することもできる。しがしな
がら、ヨーロッパ公開特許出願明細舎弟330,048
号のガラスピーズを内填した混合物とは対照的に、この
場合は、トップ層を設けることが絶対的に必要と言う訳
ではない。一つ又は一つ以上の表面層は、好ましくは、
その下に位置する層の形成用混合物中にも含まれている
のと同じ弗素化ポリマー物質から構成されるカミ しか
し、それが絶対的に必要と言う訳ではない。若しも複数
の表面層を沈着させるならばそれらの各層は同じ弗素化
ポリマーから構成されるか、或は異なる弗素化ポリマー
から構成されても良い。これに関連して、随意にはヨー
ロッパ公開特許出願明細書の方法を、即ち、外側の方向
に向かって階段的に徐々に融点が低くなるが、又は流動
性が高くなる弗素化ポリマーから構成される方法を用い
ることもてきる。
[0023] ベース層と、同じく又、表面層には標準の強化用充填材
を配合することも、又は着色顔料を入れることもできる
。そのような強化用充填材または顔料は、例えば、ガラ
ス繊維、カーボンブラック、二酸化チタン、酸化鉄、酸
化クロム、コバルトブルー、三酸化アンチモン、硫化カ
ドミウム、セレン化カドミウム、それとも又は、耐熱性
の有機顔料である。
[0024] 本発明の方法は、あらゆるタイプの金属物体又は金属表
面を持つ物体を被覆するのに適している。特に、気体、
液体または固体による腐食性の攻撃に曝される装置また
は部品、例えば、撹拌された重合釜、反応容器、貯蔵タ
ンク、パイフ、コンベヤーベルト、撹拌装置などの表面
被覆または内張りに適用される。以下に実施例を用いて
発明を具体的に説明する。
[0025] 実施桝−よ 鋼の薄板(寸法: 100X3oxo、5mm)を最初
に450℃に加熱することによって脱脂し、次にその表
面をサンドブラストによって粗面化した。N−メチルピ
ロリドン/キシレンに溶解したポリアミドにテトラフル
オロエチレン、エチレン、ヘキサフルオロプロピレンの
コポリマーを加えた溶液(組成:66重量%のテトラフ
ルオロエチレン、16重量%のエチレン、18重量%の
へキサフルオロプロピレン;ポリアミドイミド:コポリ
マーの重量比=1 : 1)と、ポリマーの全含有量を
基準として20重量%の黒色酸化鉄からなる接着−促進
層を次に吹き付は法によって塗布した。この接着−促進
層は150℃で乾燥し、260℃でベータした。得られ
た層の厚さは30pmである。
[0026] なお260℃の温度にある鋼の薄板を接地する。平均粒
子サイズが65μmのコポリマー(接着促進層と同じ組
成)に、平均繊維長15mm、平均直径0.2mm、平
均繊維長/平均繊維直径の比が75のチタン酸カリウム
の繊維をプレミックスした粉体を90kVの電圧に帯電
させながら、次に支持体の上に静電粉末スプレーガンを
用いて沈着させ、得られた被覆層を加熱炉の中で260
℃で10分間ベークする。次に、更に別の層を、前述し
たように依然として熱い層の上に吹き付ける。微量の流
出が認められる前に、全部で7つの下層(サブレイヤー
)を順次に重ねて多層構造の被覆層を作ることができる
。被覆層の全厚さは3000μm、個々の層の厚さは、
従って平均して約430μmである。若しも、チタン酸
カリウム繊維を添加せずに同じ実、験を繰り返すと、全
部で6層からなる被覆層で全厚さは1500μm、個々
の層の平均厚さは僅か250μmである。
[0027] 実施例−4− 鋼の薄板(寸法: 100100X3ox1を実施例1
の場合と同様に下処理し、次に接着促進剤を塗布するこ
となく360℃に加熱する。予め熱した支持体(基板)
を、実施例1の場合と同じ方法、同じ装置を用いて下記
の粉体混合物を静電被覆する。テトラフルオロエチレン
、ペルフルオロプロピル ペルフルオロビニル エーテ
ル、ヘキサフルオロプロピレンのコポリマーの粉末混合
物(組成:それぞれ重量基準で、95%のテトラフルオ
ロエチレン、1.8%のへキザフルオロプロピレン、3
%のペルフルオロプロピル ペルフルオロビニル エー
テル)に、コポリマーの全含有量を基準として0.5重
量%のカリウム オクタチタネートの繊維(実施例1の
場合と同じ繊維長、繊維直径、繊維長/繊維直径の比の
)と、同じく又、安定剤として1重量%のポリフェニレ
ン スルフィドをブレンドした粉体混合物。被覆物を3
60℃で10分間ベークし、この操作を、被覆層の目に
付くような流出が起こる前に依然として熱いままの層の
上に4回繰り返す(即ち、5層の被覆)。得られた層の
全厚さは1500μmで、個々の層の平均厚さは300
.zmである。若しも、チタン酸カリウムを添加せずに
同じ実験を繰り返すと、得られる全厚さは僅かに600
μmで、個々の層の平均厚さは75μmにしか過ぎない
[0028] 実施基−y 実施例2の場合と同じ寸法の鋼の薄板を、実施例1の場
合と同じように前処理して被覆用の基板(支持体)を調
製する。薄板は接着促進剤を塗布することなく350℃
に予熱し、その上に、テトラフルオロエチレンとペルフ
ルオロプロピルペルフルオロビニル エーテルのコポリ
マー(組成:97重量%のテトラフルオロエチレン、3
重量%のペルフルオロプロピル ペルフルオロビニル 
エーテル)と0.3重量%のカリウム オクタチタネー
トの繊維(実施例1の場合と同じ寸法)との混合物を、
実施例1の場合と同じ方法、同じ装置を用いて被覆する
。ベーキングは350℃で15分間行なう。層の目に見
えるような流出が起こる前に、この操作を3回(即ち、
4層)繰り返すことができる。得られる層の全厚さは2
000μmで、個々の層の平均厚さは500μmである
。チタン酸カリウムの繊維を添加せずに行なった対照実
験では、層の合計厚さは500μmで、個々の層の平均
厚さは100μmである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂溶融物から加工できる弗素化ポリマー
    と弗素化ポリマーの重量に基づいて0.1〜4%のチタ
    ン酸カリウムの繊維からなる混合物を粉末被覆すること
    を含む、樹脂溶融物から加工できる弗素化ポリマーを用
    いて金属支持体又は少なくとも一面が金属化された支持
    体を静電的に粉末被覆する方法。
  2. 【請求項2】混合物中のチタン酸カリウムの繊維が5〜
    100μmの長さを有する請求項1記載の静電的に粉末
    被覆する方法。
  3. 【請求項3】チタン酸カリウムの繊維が0.1〜2μm
    の直径を有する請求項1又は2に記載の静電的に粉末被
    覆する方法。
  4. 【請求項4】チタン酸カリウムの繊維の平均繊維長/平
    均繊維直径の比が50〜500の範囲にある請求項1乃
    至3のいずれか一つ又は一つ以上に記載の静電的に粉末
    被覆する方法。
  5. 【請求項5】粉末被覆法を適用する前に支持体に接着促
    進性の層を塗布する請求項1乃至4のいずれか一つ又は
    一つ以上に記載の静電的に粉末被覆する方法。
  6. 【請求項6】粉末被覆法を適用する前に、場合によって
    は使用する弗素化ポリマーの融点より20〜80℃高い
    温度に支持体を予熱する請求項1乃至5のいずれか一つ
    又は一つ以上に記載の静電的に粉末被覆する方法。
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