JPH042723Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH042723Y2
JPH042723Y2 JP1611287U JP1611287U JPH042723Y2 JP H042723 Y2 JPH042723 Y2 JP H042723Y2 JP 1611287 U JP1611287 U JP 1611287U JP 1611287 U JP1611287 U JP 1611287U JP H042723 Y2 JPH042723 Y2 JP H042723Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting tool
cutting
arm
tool
chips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1611287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63124405U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1611287U priority Critical patent/JPH042723Y2/ja
Publication of JPS63124405U publication Critical patent/JPS63124405U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH042723Y2 publication Critical patent/JPH042723Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、切削工具に関し、更に詳しくは、旋
削時の切屑の飛散を防止抑制する切屑処理具を備
えた切削工具に関するものである。
従来の技術 例えば、旋盤による切削加工、即ち、旋削加工
においては、ワークに所定の回転を与えると共
に、切削工具、即ちバイトに所定の送りを与え、
上記ワークにバイトを適宜に切込ませることによ
り、上記ワークを所望の形状に成形している。
上記の如き旋削加工において、ワークを工具に
よつて切削する際の切屑は、ワークの材質や切削
条件により、第8図に示すように、小さな切屑と
なつて周囲に飛散する。例えば、ワークが砲金で
ある場合について、旋削箇所を中心とした切屑の
飛散状況を調べると、第9図に示すような分布に
なつた。尚、第9図において、点Oはバイトによ
るワークの切屑位置であり、ワークの軸線は左右
方向に配置され、バイトはワークの手前側に位置
している。
このように切屑が広範囲に飛散することは、後
の切屑処理を難しくすると共に作業環境を悪化さ
せ、更には作業者を傷付ける恐れもあつた。
そのため従来では、第10図に示すように、竹
ブラシ1を用いてワークWからバイトTによつて
削り取られた切屑2,2…を上記バイトTの下方
に払い落すという切屑の処理を行つていた。
問題点を解決するための手段 ところで、従来では、上記の如く、切屑の飛散
を竹ブラシによつて防止しているが、このように
竹ブラシを用いる場合、どうしても片手作業にな
つてしまい、また、竹ブラシによつて切削箇所が
覆われて切削状況が把握しずらいという問題や、
摩耗による竹ボウキのヘリも早いという問題があ
つた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、バイト本体に切屑処理具を備えたものであつ
て、上記バイト本体は、幅方向に貫通孔を有する
と共に、逃げ面と対向する側面に係止溝を有し、
上記切屑処理具は、基端部が、上記貫通孔に回転
自在、かつ、抜き差し自在に挿入されると共に、
中間部が上記係止溝に向けて弾圧付勢された状態
で上記バイト本体に配設され、先端部が上記バイ
ト本体のすくい面に向けて折曲されて略U字形を
なすアームと、上記アームの先端部に上記すくい
面を覆うように固設され、端面がすくい面に対し
て所定の角度をなして切れ刃に沿う方向に延びる
金具本体とで構成されている切削工具である。
作 用 本考案に係る切削工具は、切れ刃によつてワー
クから分離された切屑が、処理具本体の端面に当
つた後に飛散するから、上記端面の形状やすくい
面に対する角度に応じて上記切屑の飛散距離を短
縮させると共に、飛散方向を所望の方向に収束さ
せることができる。
更に、本考案に係る切削工具は、チツプの交換
あるいは切れ刃の研ぎ直しに際して、アームの中
間部とバイト本体の係止溝との嵌合を解除した
後、アームの基端部を中心に回動させて上記バイ
トのすくい面から離隔させることにより、上記チ
ツプあるいは切れ刃の部分を完全に露呈させるこ
とができる。
実施例 第1図乃至第7図は、本考案をスローアウエイ
バイトに適用した一実施例を示すものである。
図面において、10はスローアウエイバイト、
20は切屑処理具を示す。
上記スローアウエイバイト〔以下単にバイトと
称す〕10は、本実施例では三角形のチツプ11
をバイト本体、即ち、ホルダ12の先端部にねじ
〔図示せず〕によつて着脱可能に装着したもので
ある。ここで、チツプ11を装着した面は、バイ
ト11並びにホルダ12の上面であり、第1図に
おける上下方向はバイト10並びにホルダ12の
幅方向である。また、チツプ11において、上記
ホルダ12の上面と略面一となる面をすくい面
a、上記すくい面aに隣接し、上記ホルダ12の
幅方向側に位置する面、即ち、第1図における下
方側に位置する面を逃げ面b、上記すくい面aと
逃げ面bとの交線を切れ刃cとする。
上記ホルダ12は、上面12aに隣接して互い
に対向する側面12b,12b′間に、幅方向に沿
う貫通孔13が形成されており、また、上記逃げ
面bと対向する側の側面12bには、上記貫通孔
13からホルダ12の先端方向に向けて斜め上方
に傾斜する係止溝14が形成されている。
上記切屑処理具20は、上記ホルダ12に揺動
可能に配設したアーム21の先端に、上記バイト
10のすくい面aの一部を覆う処理具本体22を
固着したものである。
上記アーム21はバイト10の逃げ面bに対し
て略逆U字形状のもので、基端部21aは、ホル
ダ12に穿設した貫通孔13に、回転自在で、か
つ、抜き差し自在に挿入されており、この基端部
21aに形成した大径部分21a′と上記貫通孔1
3との間にはスプリング23を圧縮介在させてあ
る。上記スプリング23は上記アーム21の中間
部21bをホルダ12に形成した係止溝14に嵌
入させるためのもので、上記アーム21の中間部
21bが係止溝14に嵌入した状態においては上
記基端部21aの大径部分21a′が上記貫通孔1
3より所定長さ突出する。
上記アーム21の先端部21cは、中間部21
bが係止溝14内に嵌入した状態において、バイ
ト10のすくい面aに位置する。
上記処理具本体22は、例えば金属、セラミツ
ク等から作製された所定厚さの4辺形形状の板状
部材で、上記アーム21の先端部21cに一体に
固設されている。上記処理金具は、上記アーム2
1の中間部21bが係止溝14内に嵌入した状態
で、上記すくい面aに密接すると共に切削作業を
妨げないようにチツプ11の切刃cが露呈するよ
うにその寸法形状、並びに、アーム21に対する
取付け位置が設定されている。
上記処理具本体22において、上記切れ刃cに
近接し、すくい面aから立上がる端面22aは、
目的に応じて適宜の形状並びに角度に設定される
が、本実施例では略台形形状としてある。
上記の如き構成のバイト10により、切削を行
うと、切刃cによつてワークWから分離して形成
された切屑2は、第6図に示すように、そのほと
んどが上記処理具本体22の端面22aに衝突し
て下方に向けて飛散する。この状態を前述同様に
砲金を切削した場合について、その切屑の飛散の
分布を調べると、第7図に示すように、従来に比
較して範囲が狭まるという結果が得られた。
上記構成のバイト10において、チツプ11の
交換に際しては、ホルダ12から突出するアーム
21の大径部分21a′をスプリング23の付勢力
に抗して押圧し、貫通孔13内に退入させる。す
ると、上記アーム21の中間部21bとホルダ1
2の係止溝14との嵌合が外れ、上記アーム21
は基端部21a側を軸に回動自在となり、この状
態で処理具本体22を第2図の2点鎖線の位置に
回動させた後、チツプ11の着脱を行う。
尚以上の説明は、スローアウエイバイトに本考
案を適用したものであるが、本考案は一体形の総
形バイト等に適用してもよく、この場合は、切れ
刃を研ぎ直す際に処理具本体を回動させればよ
い。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る切削工具に
よれば、切れ刃によつてワークから分離された切
屑が、処理具本体の端面に当つた後に飛散するた
め、切屑の飛散方向が所望方向に集中させること
ができると共に切屑の飛散範囲を大幅に減少させ
ることができ、従つて、作業者に向けての切屑の
飛散や作業箇所周辺への切屑の飛散が防止できて
作業環境の改善が図れると共に後の切屑処理も容
易となる。
更に、本考案に係る切削工具は、チツプの交換
あるいは切れ刃の研ぎ直しに際して、アームの中
間部とバイト本体の係止溝との嵌合を解除した
後、アームの基端部を中心に回動させて上記バイ
トのすくい面から離隔させることにより、上記チ
ツプあるいは切れ刃の部分を完全に露呈させるこ
とができるから、チツプの交換あるいは切れ刃の
研ぎ直し作業に際して作業性を損なうことなく実
用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は、本考案に係る切削工具の
一実施例を示すもので、第1図は切削工具の要部
の平面図、第2図は第1図の側面図、第3図は第
2図の−線に沿う断面図、第4図は第2図の
−線に沿う断面図、第5図は第2図の−
線に沿う断面図、第6図は上記切削工具による切
削状況の一例を示す斜視図、第7図は、上記切削
工具における切屑の飛散状況を示す分布図であ
る。第8図は従来の切削工具を用いた旋削作業時
の切屑の飛散状況を示す図面、第9図は第8図の
旋削作業時における切屑の飛散状況の分布図、第
10図は、上記従来の切削工具における切屑処理
を説明するための斜視図である。 10……スローアウエイバイト(切削工具)、
11……チツプ、12……ホルダ(バイト本体)、
13……貫通孔、14……係止溝、15……スプ
リング、20……切屑処理具、21……アーム、
21a……アームの基端部、21b……アームの
中間部、21c……アームの先端部、22……処
理具本体、22a……処理具本体の端面、a……
すくい面、b……逃げ面、c……切れ刃。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バイト本体に切屑処理具を備えたものであつ
    て、 上記バイト本体は、幅方向に貫通孔を有すると
    共に、逃げ面と対向する側面に係止溝を有し、 上記切屑処理具は、基端部が、上記貫通孔に回
    転自在、かつ、抜き差し自在に挿入されると共
    に、中間部が係止溝に向けて弾圧付勢された状態
    で上記バイト本体に配設され、先端部が上記バイ
    ト本体のすくい面に向けて折曲されて略U字形を
    なすアームと、上記アームの先端部に固設されて
    上記すくい面を覆い、端面がすくい面に対して所
    定の角度をなして、切れ刃に沿う方向に延びる金
    具本体とで構成されていることを特徴とする切削
    工具。
JP1611287U 1987-02-04 1987-02-04 Expired JPH042723Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1611287U JPH042723Y2 (ja) 1987-02-04 1987-02-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1611287U JPH042723Y2 (ja) 1987-02-04 1987-02-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63124405U JPS63124405U (ja) 1988-08-12
JPH042723Y2 true JPH042723Y2 (ja) 1992-01-30

Family

ID=30807674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1611287U Expired JPH042723Y2 (ja) 1987-02-04 1987-02-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH042723Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63124405U (ja) 1988-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2160639C (en) Exchangeable cutting insert
KR101261675B1 (ko) 절삭 삽입체
DE03005478T1 (de) Schneideinsatz und Schneidwerkzeug
JP4811753B2 (ja) 押え部材、工具ホルダおよびスローアウェイ式切削工具
DE102012217719A1 (de) Basishebel mit Freigabeanschlag und Verriegelungsanschlag
JPH042723Y2 (ja)
US4979849A (en) Forming tool
JPH0675802B2 (ja) チップ制御付の切削インサート
JPS6346163Y2 (ja)
JPH09314407A (ja) スローアウェイチップ
JPH0450121B2 (ja)
DE202006002827U1 (de) Schneidwerkzeug
JP4072073B2 (ja) 溝入れ加工用スローアウェイ式切削工具
JP2781619B2 (ja) スローアウエイチツプ
JPS6210013Y2 (ja)
JP3033893U (ja) 石膏ボード板切り口用カンナ
JPH0212003Y2 (ja)
JP2503696Y2 (ja) 突切り及び溝入れ用スロ―アウェイチップ
JPS6117763Y2 (ja)
JPH078103Y2 (ja) 摺動面の削り加工用手工具
JPH0344407Y2 (ja)
JPS5811447Y2 (ja) クランプバイト
JP2556156Y2 (ja) チップブレーカ付バイト
JPH0617803U (ja) 切削工具
JPH10230402A (ja) スローアウェイチップ