JPH0212003Y2 - - Google Patents

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JPH0212003Y2
JPH0212003Y2 JP1985146506U JP14650685U JPH0212003Y2 JP H0212003 Y2 JPH0212003 Y2 JP H0212003Y2 JP 1985146506 U JP1985146506 U JP 1985146506U JP 14650685 U JP14650685 U JP 14650685U JP H0212003 Y2 JPH0212003 Y2 JP H0212003Y2
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JP
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grooving
rake face
throw
protrusion
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JP1985146506U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、溝入れ旋削加工を行うための溝入
れ用スローアウエイチツプに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のスローアウエイチツプとして
は、たとえば、第7図および第8図に示すよう
に、チツプ本体1の両端部上面に切刃2aを有す
るすくい面2,2が形成され、これらすくい面
2,2の幅方向中央部に、その深さが先端側およ
び後端側から中央部に向つて漸次深くなるととも
に幅方向の寸法が底部から上方へ向かうに従つて
大きくなる凹部3,3が形成された溝入れ用スロ
ーアウエイチツプが知られている。
この溝入れ用スローアウエイチツプは、図示し
ない工具本体に取り付けられて溝入れ旋削加工に
供されるものであつて、切刃2aによつて生成さ
れた切削屑をすくい面2に設けられた凹部3の底
面に当てることにより、これをカールさせて短尺
に切断し、切削屑の処理を容易ならしめるように
構成されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記構成の溝入れ用スローアウエイ
チツプによつてその幅より広い溝を加工する場合
には、所定の深さまで加工し、その後、溝入れ用
スローアウエイチツプを旋盤の軸方向へ送つて溝
のくり広げを行う。そしてこの場合、溝入れ用ス
ローアウエイチツプは、横方向からの負荷力に対
する剛性が低いことから、送り量を小さく設定す
るのが普通であり、厚さが薄く柔軟性のある切削
屑が発生する。
ところが、このような切削屑は、凹部の底面に
達して分断されることなく、真つ直ぐな状態で送
り方向と逆方向に伸びるため、切削加工後の切削
屑の処理に多大な手間がかかるのはもちろんのこ
と、切削屑が側壁に衝突して加工表面を傷付けて
しまうという問題があつた。
[問題点を解決するための手段] この考案は、上記の問題点を解決するものであ
つて、溝入れ用スローアウエイチツプのすくい面
の側縁に、すくい面の側縁方向に延びる突条を設
けて、この突条と前記凹部との間に、段差部を形
成したものである。
[作用] 溝の幅広げ加工の際に生じる切削屑は、上記突
条を乗り越えて突条より凹部側に位置する前記段
差部に当たつて曲げられるとともに短尺に分断さ
れるため、溝の側壁に衝突することがなく、また
切削屑の処理も容易となる。
[実施例] 第1図ないし第5図は、この考案の一実施例を
示す図である。この実施例の溝入れ用スローアウ
エイチツプは、図示しない工具本体に取り付け、
そしてそれを旋盤に装着して使用するものであ
る。
これらの図において符号4は、チツプ本体であ
る。チツプ本体4は、断面が略五角形の棒状のも
のであり、その上面の先端部には、先端縁に切刃
5aを有するすくい面5が形成されている。すく
い面5は、先端部に形成され、先方に向つて下り
勾配となる傾斜面5bと、チツプ本体4の下面4
aと平行な平坦面5cとから構成されている。そ
して、すくい面5の中央部には、傾斜面5bから
平坦面5cに至る凹部6が形成されている。この
凹部6は、深さが先端側および後端側から中央部
に向つて漸次深くなるとともに、幅方向の寸法が
底部から上方へ向かうに従つて大きくなるように
構成されている。さらに、平坦面5cの側縁部に
は、上記傾斜面5bの後端部から平坦面5cの後
端側に至る突条7が形成されている。この突条7
は、平坦面5cの中間部から側方に向つて発り勾
配となる傾斜面7aと、チツプ本体4の端部側面
4bに続く傾斜面7bおよび平坦な上面7cとに
よつて画成されてなるものであり、その縁部が切
刃7dとされている。また、第4図から明らかな
ように、突条7と凹部6との間には、傾斜面7a
と平坦面5cとによつて段差部が形成されてい
る。上記突条7の幅方向寸法は、一例として0.1
mm程度とされている。
なお、チツプ本体4の後端部も先端部と同様に
構成されているので、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
以上の構成からなる溝入れ用スローアウエイチ
ツプにおいては、第5図に示すように、溝のくり
広げ加工を行うに際して、切削屑8が突条7を乗
り越えて平坦面5c、つまり段差部に当たつて曲
げられ、これが短尺に分断されるので、溝の壁部
に衝突することがなく加工表面を傷付けないのは
もちろんのこと、切削処理後の切削屑の処理を容
易にすることができる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案では、溝入れ用ス
ローアウエイチツプのすくい面の側縁に、すくい
面の側縁方向に延びる突条を設け、この突条と、
すくい面の幅方向中央部に形成されている凹部と
の間に、段差部を形成しているから、その段差部
によつて切削屑の処理を容易にできるのはもちろ
んのこと、切削屑が溝の壁面に衝突して加工表面
を傷付けるのを防止することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図は、溝入れ用スローアウエイ
チツプを示す側面図、第2図は第1図の方向矢
視図、第3図は第1図の方向矢視図、第4図は
第2図の−線視断面図、第5図は切削屑が曲
げられた状態を示す図、第6図および第7図は従
来の溝入れ用スローアウエイチツプの一例を示す
図であつて、第6図はその側面図、第7図は第6
図の矢視図である。 2……すくい面、2a……切刃、3……凹部、
5……すくい面、5a……切刃、6……凹部、7
……突条、9……突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 すくい面の先端縁に切刃が形成されるととも
    に、すくい面の幅方向中央部に、先端側および後
    端側から中央部に向かうにしたがつてその深さが
    漸次深くなる凹部が形成されてなる溝入れ用スロ
    ーアウエイチツプにおいて、 前記すくい面の側縁部に、すくい面の側縁方向
    に延びる突条を設け、 この突条と前記凹部との間に、段差部を形成し
    たことを特徴とする溝入れ用スローアウエイチツ
    プ。
JP1985146506U 1985-09-25 1985-09-25 Expired JPH0212003Y2 (ja)

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JP1985146506U JPH0212003Y2 (ja) 1985-09-25 1985-09-25

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JP1985146506U JPH0212003Y2 (ja) 1985-09-25 1985-09-25

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Publication Number Publication Date
JPS6253902U JPS6253902U (ja) 1987-04-03
JPH0212003Y2 true JPH0212003Y2 (ja) 1990-04-04

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ID=31059037

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5589425B2 (ja) * 2010-02-18 2014-09-17 三菱マテリアル株式会社 溝入れ・突っ切り加工用切削インサート
JP6206801B2 (ja) 2013-09-09 2017-10-04 住友電工ハードメタル株式会社 切削インサート

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58202705A (ja) * 1982-03-10 1983-11-26 ケンナメタル・インコ−ポレイテツド 切削工具アセンプリ

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JPS58202705A (ja) * 1982-03-10 1983-11-26 ケンナメタル・インコ−ポレイテツド 切削工具アセンプリ

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JPS6253902U (ja) 1987-04-03

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