JPH0427223Y2 - - Google Patents

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JPH0427223Y2
JPH0427223Y2 JP1986015021U JP1502186U JPH0427223Y2 JP H0427223 Y2 JPH0427223 Y2 JP H0427223Y2 JP 1986015021 U JP1986015021 U JP 1986015021U JP 1502186 U JP1502186 U JP 1502186U JP H0427223 Y2 JPH0427223 Y2 JP H0427223Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、アナログ信号を入力してデイジタル
信号に変換するアナログ・デイジタル変換器の動
作の改善に関するものである。
〈従来の技術〉 従来より、第6図に示すような、二重積分型ア
ナログ・デイジタル変換器が知られている。
この図において、U1は積分コンデンサCとと
もにミラー積分器を構成するOPアンプ、U2は
この積分器出力と基準電位とを比較する比較器、
U3はCK端子に基準クロツク・パルスCLが与え
られ、これを計数するカウンタ、U4はカウンタ
U3に与える基準クロツク・パルスCLを制御す
るゲート回路である。R1はアナログ入力電圧Ai
を積分電流に変換する抵抗、R2は正の一定(基
準)電圧V+を電流変換する抵抗、R3,R4は比較
器U2にヒステリシス動作を行なわせる正帰還抵
抗、S1,S2,S3はそれぞれタイミング信号T1
T2,T3によりオンオフされるアナログ・スイツ
チである。
尚、このアナログ・デイジタル変換器に入力さ
れるアナログ信号Aiは負電圧であり、Pは積分
器出力、Qは比較器U2出力を示す。
次に、このように構成された従来の二重積分型
アナログ・デイジタル変換器の動作を第7,8,
9図を用いて説明する。
第7図のタイム・チヤートは、スイツチS1
S2,S3に与えらえるタイミング信号T1,T2,T3
を示し、T1“H”は第1積分時間、T2“H”は第
2積分時間、T3“H”は積分コンデンサCのリセ
ツト時間を表わす。
アナログ信号Aiが入力され、タイミング信号
T1が“H”となると、スイツチS1がオンとなり、
第8図に示すように第1の積分が開始し、積分器
出力P(実線部)がアナログ信号Aiの大きさに応
じて上昇し、比較器U2出力Qが“H”となる。
第1の積分が終了し、スイツチS1がオフとなる
と同時に、タイミング信号T2が“H”でスイツ
チS2がオンとなり、第2の積分(逆積分)が開始
し、積分器は正の一定電圧V+の積分を始め、積
分器出力Pは下降する。
一方、ゲート回路U4には、基準クロツク・パ
ルスCL、比較器U2の出力Q及びタイミング信
号T2が与えられており、タイミング信号T2“H”
の時点より、カウンタU3はゲート回路U4から
与えられるクロツク・パルスCLの計数を開始す
る。そして、積分器出力Pが比較器U2の基準電
位を通過し、比較器U2出力Qが“L”となる
と、ゲート回路U4は閉じ、カウンタU3は計数
を終了する。尚、カウンタU3はタイミング信号
T1により第2積分時間T2開始までリセツトされ
ている。第2積分時間T2が終了すると積分コン
デンサCはタイミング信号T3によりリセツトさ
れ、次のアナログ信号Ai入力待機状態となる。
このようにして、カウンタU3が計数したクロ
ツク・パルス信号CKが、入力したアナログ信号
Aiに対応するデイジタル信号Doとしてカウンタ
U3より得られる。
さて、このように動作を行なうアナログ・デイ
ジタル変換器の比較器U2の役割として、第2積
分時間T2に積分器出力Pが基準電位を通過する
タイミングを安定に検出するために、比較器U2
には抵抗R3,R4を接続し、正帰還を施すのが普
通である。この正帰還の効果は、帰還量が大きい
程効果的である。
即ち、アナログ入力信号Aiの大きさが十分大
きいときは、第8図に示した積分器出力Pに対す
る、点線で示した比較器U2のスレシヨルド電位
のヒステリシス特性により、比較器U2は安定に
動作する。
しかしながら、第9図に示すように、アナログ
入力信号Aiが小さく、第2積分開始時の積分器
出力PがほとんどOVのときであつても、それ以
前に比較器U2出力Qが一旦“H”になつている
と、比較器U2のスレシヨルド電位がヒステリシ
ス特性により低電位側に遷移するため、第2積分
時間T2において、比較器出力Qが“L”に反転
するまである時間が必要である。この時間は、ア
ナログ入力信号Aiに比例する部分と比較器U2
のヒステリシス幅に比例する部分の和に依存する
が、この場合は積分器出力PはほとんどOVであ
るので、ほぼ比較器U2のヒステリシス幅に依存
する。従つて、この間カウンタU3はクロツク・
パルス信号CLを計数し、比較器U2のヒステリ
シス幅に対応する、アナログ入力信号Aiに関係
のないデイジタル値を出力する。
ここで、アナログ入力信号Aiが更に小さくな
り、第1積分開始時に積分器出力Pが正確にOV
の場合、または積分器の入力オフセツト等によ
り、負電位側に積分を開始すると、比較器U2出
力Qが第1積分時間内に“H”とならず、第2積
分時間の比較器U2出力Qは“L”であり、カウ
ンタU3は全くクロツク・パルスCLを計数せず、
計数出力が“0”という事態を生じる。
このように、従来の二重積分型アナログ・デイ
ジタル変換器は、アナログ入力信号AiがOV近傍
にある場合、そのアナログ・デイジタル変換出力
が比較器U2のヒステリシス幅に依存する値と積
分器出力P“0”との間を不連続に遷移する領域
を持つ特性を持つていた。
この問題は、比較器のヒステリシス幅をアナロ
グ・デイジタル変換器の分解能以下に抑制するこ
とによつて解決するが、小さな正帰還量での比較
器の安定動作のためには高速かつ高ゲインの比較
器が必要であつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案が解決しようとする技術的な課題は、ア
ナログ入力信号がOV近傍の値であつても最終的
なデイジタル出力に不連続が発生しないようにす
ることであり、本考案の目的は、安価な比較器を
用いて常に正確なデイジタル変換値が得られるア
ナログ・デイジタル変換器を実現することであ
る。
〈問題を解決するための手段〉 以上の問題を解決した本考案は、基準クロツ
ク・パルスの計数開始のタイミングを変更するも
のであり、その構成は次の通りである。
即ち、本考案は、アナログ信号を入力して第1
の積分時間で積分を行ない、第2の積分時間で一
定電圧信号を逆積分する積分器と、この積分器の
積分出力と基準電位とを比較する比較器と、前記
第2の積分開始から基準クロツク・パルス信号の
計数を開始し、前記比較器の比較出力がなされな
くなつた際に計数を終了するカウンタを有し、こ
のカウンタの出力を前記アナログ信号に対応する
デイジタル信号とするアナログ・デイジタル変換
器において、前記第2の積分開始より一定時間t
経過してから前記基準クロツク・パルス計数開始
信号を前記カウンタへ与えるタイミング発生手段
と、前記一定時間tを補正するように前記第1の
積分時間における積分電流に一定量を加算する補
正用抵抗とを設けたことを特徴とするアナログ・
デイジタル変換器である。
〈作用〉 本考案のアナログ・デイジタル変換器は、第2
の積分開始から、ある時間遅らせて基準クロツ
ク・パルス信号の計数を始め、比較器が不連続な
動作を発生する領域外で動作を行なう。
〈実施例〉 第1図に本考案を実施したアナログ・デイジタ
ル変換器の構成ブロツク図を表わす。
この図において、第6図に示した従来のアナロ
グ・デイジタル変換器と符号が同じものはその機
能は同一であるので、説明は省略する。
従来のアナログ・デイジタル変換器と比較して
本考案のアナログ・デイジタル変換器の特徴は、
ゲート回路U4の1入力に、タイミング信号T1
を入力し、基準クロツク・パルスCL計数開始信
号として新たなタイミング信号T4を生じるタイ
ミング発生回路U5を設けたことと、アナログ入
力信号Aiの零点をシフトするため負の一定電圧
源V-に接続される補正用抵抗R5を設けたことで
ある。この補正用抵抗R5は、通常この種のアナ
ログ・デイジタル変換器においては零点調整用に
同じような抵抗を持つているのが一般的であり、
これにより部品増となることはない。
第2図のタイム・チヤートに示すように、本考
案のアナログ・デイジタル変換器におけるタイミ
ング信号T1,T2,T3は従来の変換器のタイミン
グ信号と同一である。タイミング信号T4は、第
1の積分時間T1が終了し、第2の積分時間T2
開始してから一定時間tだけ遅れて“H”とな
り、全ての積分動作が終了し、タイミング信号
T3により積分コンデンサCがリセツトされた際
に“L”となる信号である。
第3,4,5図に本考案のアナログ・デイジタ
ル変換器の動作を示す。
第3図において、アナログ信号Aiが入力され
ると、積分器において第1のタイミング信号T1
に従つて積分動作が開始され、積分器の出力Pが
上昇する。第1の積分時間T1が終了し、第2の
積分時間T2が開始し、積分器出力Pが下降する
動作は第6図に示す従来のものと同様であるが、
第2の積分時間T2が開始し、一定時間tが経過
すると、タイミング信号T4“H”により、ゲート
回路U4が開となり、カウンタU3はクロツク・
パルスCLの計数を開始する。そして、第2の積
分時間T2において、比較器のQ出力が“L”と
なつた時点で計数を終了する。
ここで、本考案のアナログ・デイジタル変換器
のデイジタル出力は、従来のアナログ・デイジタ
ル変換器に比べ、同一アナログ入力に対して時間
tに対する一定値減算された値となるが、負の一
定電圧V-に接続した補正用抵抗R5を抵抗R1に付
加することによつて、第1の積分時間T1の積分
電流に一定量を加算し、この減算された値を補正
する。
さて、従来のアナログ・デイジタル変換器がア
ナログ入力信号AiOV近傍で不連続出力を示すの
は、第2積分開始時点の積分器出力Pが、ヒステ
リシス特性を持つ比較器U2の2つのスレシヨル
ド・レベル間に存在する場合と存在しない場合が
あるためであるが、本考案のアナログ・デイジタ
ル変換器では、カウンタU3の計数開始を第2積
分開始時より遅らせた分、アナログ入力信号
AiOVでの第2積分開始電圧を比較器U2のスレ
シヨルド・レベルから離して設定することが可能
であり、比較器U2に任意のヒステリシス特性を
与えることができる。
第4図に示した本考案のアナログ・デイジタル
変換器の動作はアナログ入力信号AiOV近傍であ
り、第5図に示した動作例はアナログ入力信号
AiがOVの場合である。これらの図に示すよう
に、第2積分開始時点では比較器U2出力Qが常
に“H”で、そのスレシヨルド・レベルが常に低
電圧側であるため、比較器U2動作も一様とな
り、それぞれ、アナログ入力信号Aiに正確に対
応したクロツク・パルスCLの計数が行なわれる。
このように、本考案のアナログ・デイジタル変
換器によれば、従来の安価な比較器を用いて、ア
ナログ入力0%から100%まで安定な変換動作を
得ることができる。
尚、第1図に示した実施例においては、タイミ
ング発生回路U5にタイミング信号T1を入力し、
これを加工してタイミング信号T4を発生する例
を示したがタイミング発生回路はこれに限ること
なく、例えば、他のタイミング信号T2,T3を組
み合わせて構成しても良く、また、新たにタイミ
ング信号T4を発生するようなタイミング発生回
路を構成して接続しても良い。
〈考案の効果〉 本考案のアナログ・デイジタル変換器によれ
ば、第2の積分開始からある時間遅らせて基準ク
ロツクパルス信号の計数を始め、比較器が不連続
な動作を発生する領域外で動作を行なうので、ア
ナログ入力信号がOVの近傍の値であつても最終
的なデイジタル出力に不連続が発生することな
く、安価な比較器を用いて正確なデイジタル変換
値が得られるアナログ・デイジタル変換器を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したアナログ・デイジタ
ル変換器の構成ブロツク図、第2図は本考案のア
ナログ・デイジタル変換器が動作を行なうための
タイミングを表わすタイム・チヤート、第3,
4,5図は本考案のアナログ・デイジタル変換器
の動作を説明するためのタイム・チヤート、第6
図は従来のアナログ・デイジタル変換器を表わす
構成ブロツク図、第7図は従来のアナログ・デイ
ジタル変換器が動作を行なうためのタイミングを
表わすタイム・チヤート、第8,9図は従来のア
ナログ・デイジタル変換器の動作を説明するため
のタイム・チヤートである。 U1……OPアンプ、U2……比較器、U3…
…カウンタ、U4……ゲート回路、U5……タイ
ミング発生回路、R1,R2,R3,R4,R5……抵
抗、S1,S2,S3……スイツチ、C……積分コンデ
ンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アナログ信号を入力して第1の積分時間で積分
    を行ない、第2の積分時間で一定電圧信号を逆積
    分する積分器と、この積分器の積分出力と基準電
    位とを比較する比較器と、前記第2の積分開始か
    ら基準クロツク・パルス信号の計数を開始し、前
    記比較器の比較出力がなされなくなつた際に計数
    を終了するカウンタを有し、このカウンタの出力
    を前記アナログ信号に対応するデイジタル信号と
    するアナログ・デイジタル変換器において、前記
    第2の積分開始より一定時間t経過してから前記
    基準クロツク・パルス計数開始信号を前記カウン
    タへ与えるタイミング発生手段と、前記一定時間
    tを補正するように前記第1の積分時間における
    積分電流に一定量を加算する補正用抵抗とを設け
    たことを特徴とするアナログ・デイジタル変換
    器。
JP1986015021U 1986-02-04 1986-02-04 Expired JPH0427223Y2 (ja)

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JPS62127132U JPS62127132U (ja) 1987-08-12
JPH0427223Y2 true JPH0427223Y2 (ja) 1992-06-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60206326A (ja) * 1984-03-30 1985-10-17 Yokogawa Hokushin Electric Corp 帰還形パルス幅変調方式a/d変換器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60206326A (ja) * 1984-03-30 1985-10-17 Yokogawa Hokushin Electric Corp 帰還形パルス幅変調方式a/d変換器

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JPS62127132U (ja) 1987-08-12

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