JPH04271825A - 着色剤調剤のための分散剤混合物 - Google Patents

着色剤調剤のための分散剤混合物

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JPH04271825A
JPH04271825A JP3189691A JP18969191A JPH04271825A JP H04271825 A JPH04271825 A JP H04271825A JP 3189691 A JP3189691 A JP 3189691A JP 18969191 A JP18969191 A JP 18969191A JP H04271825 A JPH04271825 A JP H04271825A
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colorant
dispersant
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water
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JP3189691A
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Manfred Hellmann
マンフレート ヘルマン
Horst Belde
ホルスト ベルデ
Walter Denzinger
ヴァルター デンツィンガー
Herbert Leiter
ヘルベルト ライター
Norbert Zimmermann
ノルベルト ツィンマーマン
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BASF SE
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0071Process features in the making of dyestuff preparations; Dehydrating agents; Dispersing agents; Dustfree compositions
    • C09B67/0084Dispersions of dyes
    • C09B67/0085Non common dispersing agents

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  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、 A)a)ビニル芳香族化合物  40〜80重量%、b
)オレフィン性不飽和酸および/またはオレフィン性不
飽和酸無水物20〜60重量%およびc)別の単量体0
〜20重量%からなる共重合体の水溶性塩  10〜7
0重量%、 B)  デキストリンおよび/または天然蛋白質  3
0〜90重量%および C)  通常の別の分散剤  0〜10重量%からなる
、分散剤として着色剤調剤に好適な新規混合物に関する
【0002】更に、本発明は、着色剤調剤のための分散
剤としての前記混合物の使用、着色剤調剤の製造法並び
に前記調剤に関する。
【0003】
【従来の技術】着色剤のための分散剤として、通常、リ
グニンスルホネート、ナフタリンスルホン酸−ホルムア
ルデヒド−縮合物またはフェノール−ホルムアルデヒド
−縮合物スルホネートが使用されている。
【0004】しかしながら、これらの助剤は、極く一部
だけ下水処理場で、生物学的に分解可能であり、かつ従
って表面水域の負荷に寄与できる。
【0005】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2734
204号明細書には、50:50〜70:30の重量比
のスチロールと、アクリル酸とからなる共重合体および
50:40:10〜70:24:6の重量比のスチロー
ルと、アクリル酸と、無水マレイン酸とからなる共重合
体が、染料のための分散剤としての水溶性塩の形で記載
されている。
【0006】前記共重合体は、上述の分散剤よりも環境
への負担が本質的に少なく、認容可能な分散作用をも有
する。しかし、それにもかかわらず、分散する性質は、
尚一層の改善の必要がある。
【0007】従って、前記共重合体は、まさに粉末状の
染料調剤の場合に、前記共重合体が噴霧乾燥によって得
られた染料粒子の付着を招くことにより、不十分な熱安
定性を示す。このことは、水中の染料粉末の再分散可能
性に対して不利な影響を及ぼす。更に、この種の粉末は
不十分にしか除塵され得ない。それというのも、通常の
除塵油は、長期の貯蔵で微粒子を明らかに減少させるか
らである。
【0008】文献から、保護コロイドおよび分散剤とし
ての天然蛋白質の使用は、公知である。従って、Ath
eyは、Tapp、第58巻、No.10、55〜61
頁(1975)中で、紙被覆の際の顔料のための分散剤
として、就中、カゼインを推奨している。欧州特許第0
18947号明細書の記載は、ポリエステル織物を染色
する際の乳化剤としてのアンモニウム塩の形のカゼイン
に関する。
【0009】天然蛋白質および天然蛋白質の塩は、生物
学的に殆ど完全に分解可能であるが、しかしながら、こ
の天然蛋白質の再分散する性質は、着色剤調剤に関連し
て、就中分散液の安定性に関して、所望のものには程遠
い。
【0010】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2816
539号明細書には、少くとも1つの水不溶性染料、分
散剤、添加剤および水溶性のカルボキシル基含有重合体
生成物からなる水性染料調剤が記載されている。添加剤
として、就中糖類および多糖類が、再分散可能性の改善
のために言及されている。使用されるべき重合体生成物
中のコモノマーとして、不飽和モノカルボン酸、例えば
アクリル酸等とともに、不飽和芳香族炭化水素が記載さ
れている。この添加剤は、良好に再分散可能な水性の調
剤の製造のために専ら推奨されている。それというのも
、この調剤は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第273
4204号明細書の記載による共重合体のように、熱安
定性に欠けるために粉末調剤には不適当だからである。 その上、この種の粉末は、通常の除塵剤を用いた処理お
よび長期の貯蔵の際に塊状化するかもしれない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の基礎
となる課題は、ほとんど完全な生物学的分解可能性また
は除去可能性の場合に、着色剤調剤の分散する性質の点
で着色剤調剤のための高度な要件を正しく評価する分散
剤を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題に従って、冒頭
で定義された混合物が見出された。更に、着色剤調剤の
ための分散剤としての前記混合物の使用、この着色剤調
剤の製造法並びにこの調剤が見出された。
【0013】本発明による混合物は、成分Aとしての共
重合体の水溶性塩10〜70重量%、有利に20〜50
重量%と、成分Bとしてのデキストリンおよび/または
天然蛋白質の30〜90重量%、有利に50〜80重量
%とから製造される。更に、本発明による混合物は、成
分Cとしての、就中染料調剤として使用される通常の別
の分散剤10重量%までから、一緒に形成されていてよ
い。
【0014】共重合体Aは、共重合体Aの側で、コモノ
マー(a)としての1つまたはそれ以上のビニル芳香族
化合物40〜80重量%、有利に50〜75重量%と、
コモノマー(b)としてのオレフィン性不飽和酸および
/またはオレフィン性不飽和酸無水物20〜60重量%
、有利に25〜50重量%とからなる。更に、共重合体
Aは、別のコモノマー(c)を20重量%まで含有して
よい。
【0015】コモノマー(a)として、特にスチロール
およびα−メチルスチロールが好適である。これととも
に、C1〜C4アルキル基を有する核置換したスチロー
ル誘導体、例えばメチルスチロール、ジメチルスチロー
ル、ジエチルスチロール、イソプロピルスチロール、t
ert.−ブチルスチロールおよびビニル芳香族化合物
の混合物が該当する。
【0016】コモノマー(b)として、オレフィン性不
飽和酸および/またはオレフィン性不飽和酸無水物が該
当する。アクリル酸および無水マレイン酸が特に有利で
ある。更に、メタクリル酸、クロトン酸、フマル酸およ
びイタコン酸が好適である。
【0017】付加的な単量体(c)として、有利にブタ
ジェン、イソプレン、ビニルアセテート、ビニルプロピ
オネートおよびN−ビニルピロリドンが該当する。特に
有利な単量体(c)は、アクリルニトリル、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、2−ヒドロキシ−エチルメタ
クリレートおよび就中2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸である。これとともに、ナトリウム
ビニルスルホネート、ナトリウムメトアリルスルホネー
ト、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチル
アクリレート、メチルメタクリレート、マレイン酸モノ
メチルエステル、アリルアルコールであり、かつエチレ
ングリコールモノメチルエーテルのアクリル酸エステル
、エチレングリコールモノエチルエーテルのアクリル酸
エステル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルの
アクリル酸エステルおよびジエチレングリコールモノエ
チルエーテルのアクリル酸エステルが好適である。
【0018】成分Bとして、デキストリンおよび/また
は天然蛋白質が好適である。
【0019】有利なデキストリンは、良好な冷水溶性の
白色−および黄色−馬鈴薯デキストリン並びに単糖類お
よび二糖類の本質的な量を含有しない麦芽デキストリン
である。特に有利なのは黄色デキストリンである、これ
は、60〜80mPa・s(シンボイリング(duen
nkochend)黄色デキストリン)または125〜
160mPa・s(ミドルボイリング(mittelk
ochend)黄色デキストリン)の低い粘度に基づい
て、40%の濃度であっても、尚良好な流動力を有する
【0020】この粘度は、回転式粘度計(Haake社
、Rotavisko)を用いて、20℃および127
s−1の剪断勾配で測定された。
【0021】良好な水溶性の天然蛋白質は、カゼイン(
乳白色)およびコラーゲン(腱、靭帯、皮膚−、軟骨−
および骨の物質の成分)が特に有利である。有利には、
コラーゲンの部分的に加水分解によって得られたゼラチ
ン(骨ゼラチン、皮膚ゼラチン)である。
【0022】成分Cとして、就中着色剤調剤のために使
用されるような、通常の別の分散剤が好適である。アシ
ルアミノアルカンスルホネート、例えばオレイルメチル
トライトおよび酸化プロピレン30〜80モルと酸化エ
チレン35〜120モルを有するエチレンジアミンのオ
キシアルキル化生成物を用いて特に良好な結果を得た。 リグニンスルホネートおよびナフタリンスルホン酸−ホ
ルムアルデヒド−縮合生成物が有利である。これらとと
もに、窒素含有の、良好な水溶性の化合物、例えば酸化
エチレン10〜20モルを有するオキシアルキル化され
たオレイルアミン、酸化エチレン5〜15モルを有する
オキシアルキル化されたオレイルモノエタノールアミド
、オレイルモノエタノールアミド、オレイルジエタノー
ルアミドおよびオレイルトリエタノールアミンエステル
が挙げられるべきである。
【0023】共重合体Aの本発明によって使用すべき水
溶性塩は、公知である(ドイツ連邦共和国特許出願公開
第2734204号明細書)かまたは公知方法によって
入手できる。
【0024】着色剤調剤に関連して特に有利な共重合体
Aは、 −スチロール  50〜70重量%およびアクリル酸 
 30〜50重量%からなる共重合体である。
【0025】有利に共重合体Aは、 −スチロール  50〜70重量%、 アクリル酸  6〜10重量%および 無水マレイン酸  24〜40重量%、−スチロール 
 25〜35重量%、 α−メチルスチロール  25〜35重量%およびアク
リル酸  30〜50重量%、ならびに−スチロール 
 50〜70重量%、 アクリル酸  20〜45重量%および2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸  50〜10重
量%からなる。
【0026】これらの共重合体は、ラジカル溶液重合の
常法により入手でき、特に有利には、欧州特許出願公開
第0100443号明細書に記載の方法によって入手で
き、この方法によれば、共重合体は、200〜400℃
で連続的な塊状重合によって、重合開始剤および調整剤
の不存在下で製造される。本発明により使用すべき共重
合体は、有利に10〜60、特に12〜40のK−値を
有する。
【0027】このK−値は、Fikentscher著
、Cellulose−Chemie、第13巻58〜
64頁(1932)によれば、pH8〜9に調整された
塩の水溶液の1%の水溶液中、25℃で測定され、かつ
分子量の1つの尺度を表わす。  共重合体は、アルカ
リ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムまたは水酸化リチウム、アンモニアまたはアルカノ
ールアミン、例えばトリエタノールアミン、トリ−n−
プロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンまた
はテトラヒドロキシプロピルエチレンジアミンを用いて
部分的または完全に中和された形で水溶液で使用される
【0028】成分Bとして有利に使用すべき黄色デキス
トリンは、酸で処理された澱粉の乾燥加熱または澱粉の
酵素分解によって生ずる。加水分解は、水に溶け難い澱
粉を良好な冷水溶性デキストリンに変える。
【0029】本発明による混合物は、着色剤調剤のため
の分散剤として使用してよい。
【0030】本発明による着色剤調剤は、粉末状または
顆粒状の形で存在する固体であるか、または安定な水性
分散液である。
【0031】着色剤とは、染料、例えば織物染料、およ
び顔料のことである。染料は、通常水に難溶性乃至不溶
性の物質である。このようなものとして、分散液染料お
よび建染染料が該当する。
【0032】分散液染料は、就中アゾ染料、アントラキ
ノン染料およびキノンフタロン−染料の種類からの代表
例を包括する。
【0033】本発明による着色剤調剤中の分散剤の量は
、就中、固体または液状−水性の調剤が製造されなけれ
ばならないか否かによって左右される。
【0034】本発明による固体の調剤は、着色剤1重量
部当りの分散剤として好適な混合物を0.1〜10重量
部、有利に0.5〜2重量部含有し、かつ本発明による
液状−水性調剤は前記混合物を0.1〜5重量部、有利
に0.2〜1重量部含有する。
【0035】特に好ましい着色剤調剤は、成分Aおよび
Bとともに付加的に着色剤調剤において通常の他の分散
剤Cを含有するものであり、この場合この分散剤は、一
般に10重量%までの、有利に2〜5重量%の量で使用
される。
【0036】液状−水性着色剤調剤は、着色剤および分
散剤とともに、水性分散液の全体量に対して通常水また
は水と、水の蒸発を防ぐ保持剤とからなる混合物40〜
90重量%を含有する。
【0037】有利な保持剤は、ソルビット、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール
、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリ
ン、2−ブチン−1,4−ジオールおよび2−メトキシ
プロパン−1−オールである。
【0038】更に、本発明による着色剤調剤には、通常
の別の助剤を、一般に全着色剤調剤に対して15重量%
までの量で添加することができる。このような助剤の例
は次のものである: −細菌類および真菌類の感染を阻止するための保存剤(
殺菌剤)、例えばp−クロル−m−クレゾール、クロル
酢酸アミドおよび就中1,2−ベンズイソチアゾリン−
3−オン、5−クロル−2−メチル−イソチアゾリン−
3−オンおよび2−メチル−イソチアゾリン−3−オン
、 −例えばアルカリ金属水酸化物、モノ−、ジ−およびト
リ−エタノールアミン、硫酸、燐酸、酢酸および記載さ
れた酸のアルカリ金属塩およびアンモニウム塩を含有す
るpH値調整剤、殊に緩衝液混合物、 −着色剤調剤の粉砕の際およびこの着色剤調剤を用いた
着色の際の気泡の抑止のための消泡剤、例えば脂肪アル
コール、脂肪アルコールアルコキシレート、カルボン酸
および燐酸のアルキルエステル並びにシリコーン含有の
脱泡剤、 −着色剤調剤の流動学的挙動の改善のための粘度調整剤
、例えば、粘度低下のための尿素、N−メチルアセトア
ミド、トルオールスルホネート、クモルスルホネートお
よびナフタリンスルホネート並びに粘度上昇のためのセ
ルロース−誘導体およびポリアクリレート、−粉末状着
色剤の再分散可能性の改善のための湿潤剤、例えばスル
ホ琥珀酸アルキルエステル、ジアルキルスルフイミドお
よび脂肪アルコールアルコキシレート、−粉末状着色剤
調剤に関する塵形成の回避のための除塵剤、殊に油成分
および好適な乳化剤系からなる混合物である。
【0039】本発明による着色剤調剤の製造は、自体公
知の方法で、共重合体Aの水溶性塩、デキストリンおよ
び/または蛋白質B、別の分散剤Cおよび付加的な助剤
からなる水性混合物中の着色剤の粉砕および分散によっ
て行なわれる。この分散は、通常、混練機−、ボールミ
ル、撹拌型ボールミル中または磨砕機中で行なわれる。 この場合、着色剤は乾燥粉末の形または有利に着色剤の
製造の際に生ずる含水性の圧縮ケーキの形で使用するこ
とができる。
【0040】しかしながら、1つの有利な実施態様の場
合には、好ましくはまず、必要な全分散剤の量の10〜
50重量%、有利に20〜40重量%だけを、20〜4
0重量%の水溶液形で装入し、この溶液を、着色剤を微
細に粉砕しながら着色剤と混合し、所望の粉砕度に到達
した後に初めて分散剤の残存量を添加する。調剤は、常
法と同様に乾燥されるか、もしくは場合によっては水を
用いた希釈によって所望の色の濃さに調整される。希釈
するために、水と、水の蒸発を防ぐ保持剤とからなる混
合物を使用するのが有利であり、しかも粉砕の終了後が
有利である。
【0041】本発明による固体の調剤の製造のためには
、得られた微粒子状の水性着色剤分散液は、一般に公知
の方法で常用の噴霧乾燥機中で、80〜200℃、有利
に100〜150℃の間のガス入口温度で、着色剤の熱
安定性に応じて乾燥される。
【0042】乾燥調剤には、完全な乾燥を阻止し、ひい
ては再分散可能性を容易にするために、尚例えば水10
重量%までを含有するようなものがある。
【0043】本発明による着色剤調剤は、全ての染色法
および印刷法に好適である。
【0044】本発明によれば分散剤として着色剤調剤に
適当な混合物は、殆ど完全に生物学的に分解可能である
かまたは除去可能である、即ち、この混合物は、沈澱汚
泥で吸着され、従って環境を損なわない。分解過程の間
の化学的な酸素需要量の測定によって定められた、DI
N第38412号第25部記載のツァーン・ウェレン−
試験(Zahn−Wellens−Test)での生物
学的分解度は、一般に80%以上である。これとは異な
り、着色剤調剤のための分散剤として常法で使用された
リグニンスルホネートおよびナフタリンスルホン酸−ホ
ルムアルデヒド−縮合物は、多くの場合50%以下の分
解度を示す。
【0045】ツァーン・ウェレン試験は、種々の微生物
および鉱物性の栄養素の混合物を有する活性汚泥を試験
物質の生物学的分解のために使用する。3つの前記成分
の水性溶液は、約22℃の一定温度で、所定の時間(2
8日迄)の間、十分な遮光下で通気される。試験物質の
量の減少は、化学的な酸素需要量の測定によって計測さ
れる。
【0046】本発明による分散剤は、高度な分散作用を
有する。この分散剤を用いて製造された着色剤分散液は
、著しく微粒状でありかつまた安定性である。本発明に
よる固体の着色剤調剤は、公知の調剤と比べて、乾燥の
際に高い熱安定性に顕著である。得られた粉末もしくは
顆粒は、長期の貯蔵能力および水中での高い再分散可能
性を示す。
【0047】本発明による混合物の別の利点として、そ
の明るい色を挙げることができ、それ故に本発明による
混合物は着色を損なわない。このことは、特に光り輝く
色調の場合に重要な意味を持つ。
【0048】更に、着色剤の僅少な移動傾向は、連続的
着色法の場合に挙げることができる。即ち、この着色に
より一層高い均一性が示される。
【0049】
【実施例】例1〜11 A)  着色剤調剤のための分散剤の製造欧州特許第0
100443号明細書の記載により、重量比60:40
のスチロールおよびアクリル酸からなる共重合体および
重量比60:10:30のスチロール、アクリル酸およ
び無水マレイン酸からなる共重合体を連続的な塊状重合
によって得た。スチロール、α−メチルスチロールおよ
びアクリル酸からなる共重合体を、重量比35:35:
30で、スチロール、アクリル酸および2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸からなる共重合体
を重量比70:20:10で、およびスチロール70重
量%とアクリル酸30重量%とからなるものをラジカル
溶液重合によって得た。これらの共重合体を、それぞれ
水性媒体中で約60℃でアンモニアまたは水酸化ナトリ
ウムとの反応によって、水溶性塩に変換した。中和度は
、それぞれ80モル%であり、かつ溶液の固体含量は、
pH値8〜9で20〜40重量%の間であった。この水
溶液に第1表に記載の量のデキストリンおよび/または
蛋白質並びに別の分散剤を添加した。
【0050】この溶液を着色剤調剤のための分散剤とし
て使用した。
【0051】例12〜16 B)  液状の着色剤調剤の製造 それぞれ無水物質(=100重量%)に対して、水で湿
った着色剤の圧縮ケーキの形で使用される着色剤の第2
表に記載の量および中和された共重合体A、デキストリ
ンおよび/または蛋白質Bおよび別の分散剤Cからなる
第1表に記載の分散剤35重量%を、強力に撹拌しなが
ら、乾燥含量が平均35重量%になるように水と一緒に
して混練した。引き続き混合物を、第2表に記載の条件
(撹拌機のボールミルを用いた粉砕:約45分の粉砕機
による実行時間での粉砕過程の数、磨砕機による粉砕:
時間)によって、遠心分離値(Schleuderwe
rt)によって特徴付けられる、良好な微粒子が得られ
るまで粉砕し、次に分散剤の残存量並びに水と、保持剤
とからなる混合物を添加した。分散液のpH値を酢酸ま
たは苛性ソーダ液の添加によって、それぞれ記載された
値に調整した。
【0052】例17〜23 C)  固体の着色剤調剤の製造 それぞれ無水物質(=100重量%)に対して、水で湿
った着色剤の圧縮ケーキの形で使用される着色剤の第3
表に記載の量および中和された共重合体A、デキストリ
ンおよび/または蛋白質Bおよび別の分散剤からなる第
1表に記載の分散剤25重量%を、強力に撹拌しながら
、水の必要量と一緒にして混練した、但し、この水の量
は、噴霧乾燥前の分散液の固体含量によって左右された
。引き続き、この混合物を着色剤F/6、F/7および
F/10の場合にpH値8〜9または染料F/4、F/
5、F/8およびF/9の場合にpH値10〜11で、
第3表に記載の条件(撹拌機のボールミルを用いた粉砕
:約45分の粉砕機による実行時間での粉砕過程の数、
磨砕機による粉砕:時間)によって、遠心分離値(Sc
hleuderwert)によって特徴付けられる、良
好な微粒子が得られるまで粉砕した。
【0053】次に分散剤の残存量並びに水の必要量を添
加した、但し、この水の量は、噴霧乾燥前の分散液の固
体含量によって左右された。この噴霧乾燥をそれぞれ第
3表に記載の温度で実施した。
【0054】使用技術的性質 本発明による着色剤分散液の品質の尺度として、微粒子
を、Richterund  Viscia、Mell
iand  Textilberichte、1965
、第6号621〜625頁による遠心分離値(Schl
euderwert)によって特徴付けた。
【0055】数値は、1分間当り1000、2000お
よび4000の回転数の遠心分離機にかけた場合に5分
後に沈積し(第1〜第3値)、結局尚分散液中に留まっ
た(第4値)%による着色剤の割合に相応する。
【0056】低い遠心分離値および高い最終値を有する
着色剤が特に微粒状である。
【0057】第2表および第3表は、前記の計測の結果
である。
【0058】本発明による着色剤分散液が、全ての場合
に良好な微粒子を有していた。
【0059】第1、2および3表の略符号の意味中和さ
れた共重合体A A/1=ナトリウム塩の40%の水溶液の形で60:4
0の重量比のスチロールとアクリル酸とからなる共重合
体、K値18、 A/2=アンモニウム塩の35%の水溶液の形で60:
40の重量比のスチロールとアクリル酸とからなる共重
合体、K値17、 A/3=アンモニウム塩の22%の水溶液の形の60:
10:30の重量比のスチロールと、アクリル酸と、無
水マレイン酸とからなる共重合体、K値27、A/4=
ナトリウム塩の30%の水溶液の形の35:35:30
の重量比のスチロールと、α−メチルスチロールと、ア
クリル酸とからなる共重合体、K値25、A/5=ナト
リウム塩の30%水溶液の形の70:20:10の重量
比のスチロールと、アクリル酸と、2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸とからなる共重合体、
K値16、 A/6=ナトリウム塩の30%の水溶液の形の70:3
0の重量比のスチロールと、アクリル酸とからなる共重
合体、K値37、 成分B B/1=デキストリン B/2=カゼイン B/3=コラーゲン 分散剤C C/1=酸化プロピレン68モルおよび酸化エチレン7
4モルを有するエチレンジアミン C/2=オレイルメチルトライト C/3=スルホン酸ナフタリン−ホルムアルデヒド縮合
物 染料F F/1=顔料黒7、C.I.77266(カーボンブラ
ック) F/2=顔料青15:1、C.I.74160(銅フタ
ロシアニン顔料) F/3=分散液青79、C.I.11345(アゾ染料
) F/4=建染め染料青6、C.I.69825(アント
ラキノン染料) F/5=建染め染料青4、C.I.69800(アント
ラキノン染料) F/6=分散液青60、C.I.61100(アントラ
キノン染料) F/7=分散液赤60、C.I.60756(アントラ
キノン染料) F/8=建染め染料緑1、C.I.59825(ビオラ
ンスロン染料) F/9=建染め染料緑13(アントラキノン染料)F/
10=分散液青148(アゾ染料)粉砕法M M/1=磨砕機による粉砕 M/2=撹拌機のボールミルを用いた粉砕      
  第  1  表   着色剤調剤のための分散剤     例    中和された共重合体A      
  成  分  B        分  散  剤 
 C   番号                  
量                量       
           量             
         [重量%]        [重量
%]          [重量%]    1   
   A/3      45          B
/1  45      C/1    10    
2      A/2      62       
   B/1  25      C/1    13
    3      A/3      75   
       B/3  25        −  
      −    4      A/1    
  35          B/1  65    
    −        −    5      
A/1      35          B/1 
 65        −        −    
6      A/1      80       
   B/1  20        −      
  −    7      A/1      20
          B/1  72      C/
2      8    8      A/1   
   34          B/1  50   
     −        −          
                         
   B/3  16    9      A/1 
     18          B/1  64 
       −        −        
                         
     B/2  18  10      A/1
      20          B/1  75
      C/2      5  11     
 A/1      70          B/1
  22      C/3      8  12 
     A/4      50         
 B/1  50        −        
−  13      A/5      50   
       B/1  50        −  
      −  14      A/6     
 50          B/1  50     
   −        −        第  2
  表   液  状  の  着  色  剤  調  剤例
    着色剤F    例−番号からなる   粉砕
時間および  pH     遠心分離       
           分散剤           
   粉砕方法        値         
 値番号      量              
量                        
        (Schleuder−      
[重量%]      [重量%]      [h]
                  Wert)  
  12    F/1  70     1    
30          1   M/1      
8〜9    1/3/6/9013    F/2 
 53     2    47          
1   M/1      8〜9    3/6/1
9/7214    F/3  71     3  
  29          2   M/1    
  8〜9    4/7/12/7715    F
/4  57     4    43       
   3   M/2     10〜11   2/
5/9/8416    F/5  74     5
    26          3   M/2  
   10〜11   2/5/14/79         第  3  表   固  体  の  着  色  剤  調  剤例
  着色剤F  下記の例−  粉砕時間    噴霧
乾燥前  噴霧乾燥      遠心分離      
        番号からの  および      の
分散液の  の温度          値番号   
       分散剤      粉砕方法    固
体含量              (Schleud
er−      量          量    
                         
             Wert)    [重量
%]   [重量%]   [h]      [%]
     [℃]17  F/6  50    6 
 50     4  M/1       40  
      120    6/11/13/7018
  F/7  50    6  50     5 
 M/2       40        100 
   2/2/7/8919  F/4  40   
 7  60     2  M/2       3
6        140    4/9/10/77
20  F/5  40    8  60     
1  M/2       33        13
0    2/3/9/8621  F/8  46 
   9  54     3  M/1      
 35        150    3/5/10/
8222  F/9  40   10  60   
  2  M/2       27        
140    5/9/14/7223  F/10 
32   11  68     3  M/1   
    35        110    8/13
/24/5524  F/8  46   12  5
4     4  M/1       30    
    140    4/6/12/7825  F
/8  46   13  54     4  M/
1       28        130    
3/4/8/8526  F/8  46   14 
 54     4  M/1       30  
      140    3/5/11/81

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  分散剤として着色剤調剤に好適な混合
    物において、 A)a)ビニル芳香族化合物  40〜80重量%、b
    )オレフィン性不飽和酸および/またはオレフィン性不
    飽和酸無水物20〜60重量%およびc)別の単量体0
    〜20重量%からなる共重合体の水溶性塩  10〜7
    0重量%、 B)  デキストリンおよび/または天然蛋白質  3
    0〜90重量%および C)  通常の別の分散剤  0〜10重量%からなる
    、着色剤調剤のための分散剤混合物。
JP3189691A 1990-08-01 1991-07-30 着色剤調剤のための分散剤混合物 Withdrawn JPH04271825A (ja)

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EP0471214A1 (de) 1992-02-19
ES2087184T3 (es) 1996-07-16
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