JPH0427151Y2 - - Google Patents

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JPH0427151Y2
JPH0427151Y2 JP1987130773U JP13077387U JPH0427151Y2 JP H0427151 Y2 JPH0427151 Y2 JP H0427151Y2 JP 1987130773 U JP1987130773 U JP 1987130773U JP 13077387 U JP13077387 U JP 13077387U JP H0427151 Y2 JPH0427151 Y2 JP H0427151Y2
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oxidation
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電子部品に関し、詳しくは、電子部品
のリード部材及び電極に施す半田メツキに関する
ものである。
従来の技術 各種電子機器内に組み込まれる電子回路装置
は、一般に導電パターンを形成したプリント基板
上に多数の電子部品を実装し、各電子部品同士を
導電パターンによつて接続している。第3図は、
プリント基板2上にリード付き電子部品3を実装
し、所定の電子回路を形成したプリント基板実装
構体1の一例を示すものであり、このプリント基
板実装構体1は、プリント基板2の裏面に導電パ
ターン4が形成され、リード付電子部品3は、プ
リント基板2の表面側よりそのリード部材5をプ
リント基板2に穿設したリード挿通孔6に貫通さ
せて裏面の導電パターン4の所定の個所に半田で
接続固定される。
ところで、上記の如くしてプリント基板2の導
電パターン4に半田付けされる電子部品3のリー
ド部材5には、その表面に予め半田メツキ7が施
されており、リード部材5の導電パターン4への
半田付け作業時の半田付け性が良くなるようにし
てある。
又第4図に示す如く、リード部材10をガラス
封止してなる金属外環11を、キヤツプ12の開
口部に圧入封止してなる気密端子13に水晶片1
4を収納し、この水晶片14の一部を上記リード
部材10の気密端子13内に突出した側の端部に
半田付けしてなる水晶振動子15等の電子部品に
於いても、上記リード部10の気密端子13より
外方に突出した部分に上記した理由によつて半田
メツキ16を施すと同時に、リード部材10の気
密端子13内に突出した部分にも半田メツキ16
を施しておき、気密端子13内に収納した水晶片
14等の素子とリード部材10との半田付けが良
好に行われるようにする場合がある。
考案が解決しようとする問題点 上記した如く、リード部材5,10に半田メツ
キ7,16を施した電子部品6,15が、実際の
使用状態に於いて、高温雰囲気中に置かれる場合
は、上記半田メツキ7,16を施されたリード部
材5,10がプリント基板2上の導電パターン4
に半田付けされた状態に於いて、このプリント基
板2が高温雰囲気中に晒され、リード部材5,1
0に施した半田メツキ7,16に溶融が生じる
と、この溶け出した半田が、近接する導電パター
ン4に付着してしまい、シヨートを起こすことが
あつた。又水晶振動子15等の場合、気密端子1
3内に突出したリード部材10に施した半田メツ
キ16からガスが発生すると、水晶振動子15か
ら発生する基準周波数に狂いが生じることがあ
る。
そこで、従来から、上記した種々のトラブルを
防止するため、半田メツキ7,16に使用する半
田に、鉛含有率80〜100%の融点の高い半田を用
いることがある。このように、鉛含有率80〜100
%の半田を用いれば、高温雰囲気中でリード部材
5,10の外周に施した半田メツキ7,16が溶
融する心配はなくなり、信頼性の向上を計ること
ができる。ところが、この鉛含有率80〜100%の
半田は酸化の進行が非常に早いといつた欠点を有
している。このため、リード部材5,10の外周
に鉛含有率80〜100%の半田を用いて半田メツキ
7,16を施した後、直ちにリード部材5,10
に他の導電部材を半田付けする場合は特に問題は
ないが、製造工程の都合等により、半田メツキ
7,16を施したリード部材5,10に所定の時
間をあけて他の導電部材を半田付けする場合は、
半田メツキ7,16の表面に酸化膜が形成されて
しまい、リード部材5,10に他の導電部材を半
田付けする場合、接続不良を起こすことがあると
いつた問題があつた。
問題点を解決するための手段 そこで、本考案は、電子部品のリード部材及び
電極に、鉛含有率80〜100%の半田層を形成した
上に、鉛含有率1〜20%の半田からなる薄膜を酸
化防止層として積層形成したものである。
作 用 上記した如く、電子部品のリード部材或いは電
極に高融点の半田からなる半田層を形成し、その
上に酸化防止層を積層形成することにより、半田
層の高温雰囲気中での溶融或いはガスの発生を防
止すると同時に、半田層表面の酸化防止を計るも
のである。
又、含有率は異なるものの、二層ともに同じ元
素の鉛と錫からなるため、特に、二層のなじみが
良く、その上、加熱時における元素の拡散による
移動が生じにくく、安定性に優れている。
実施例 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
のである。図中20は、気密容器21に素子22
を収納してなる電子部品であり、23は気密端子
21の金属外環、24はキヤツプ、25は金属外
環23にガラス封止されたリード部材である。こ
のリード部材25の気密端子21の内方側及び外
方側に突出した部分の表面には、2層構造を有す
る半田メツキ26が施されている。即ち、第2図
の部分拡大図に示す如く、リード部材25の表面
には、先ず、鉛含有率80〜100%の融点の高い半
田からなる厚さ3〜10μm程度の半田層26aが
被着形成されており、更に、半田層26aの上に
は、鉛含有率1〜20%の半田からなる厚さ0.5〜
1μm程度の薄膜の酸化防止層26bが積層形成さ
れている。
尚、上記酸化防止層26bにおいて、鉛含有率
を1%未満にすれば純錫層に近くなり、酸化しや
すく長期保存時に変色して半田付性が低下し、ま
た20%を越えると鉛含有率が多すぎて半田の酸化
の進行が早くなり、本考案の効果が薄れる。
リード部材25に施す半田メツキ26を上記の
如く2層構造にしておけば、リード部材25に他
の導電部材を半田付けする時、半田層26aの周
囲は酸化防止層26aによつて保護されているた
め、半田付け時、半田層26aの周囲に酸化膜が
形成される心配はなく、半田付け時に接続不良を
起こす心配はない。又、この半田メツキ26を施
されたリード部材25が、その使用時に高温雰囲
気中に晒されても、半田層26aは高融点の半田
によつて形成されているため、半田層26aが溶
融したり、ガスが発生する心配もない。尚、この
時、酸化防止層26bは溶融したり、ガスが発生
したりする可能性があるが、酸化防止層26bは
薄膜であり、酸化防止層26bを形成する鉛含有
率0〜20%の半田或いは錫の量は非常に微量であ
るため、酸化防止層26bが溶融したり、或いは
ガスが発生しても、それがトラブルの原因になる
ことはない。
尚、上記実施例は、電子部品20のリード部材
25に本考案に係る半田メツキ26を施した例に
ついて説明したが、本考案の半田メツキ26は、
チツプ状電子部品等のリード部材を有しないもの
に形成された電極の外周に施してもよいのは勿論
である。
考案の効果 上記した如く、本考案は、電子部品のリード部
材或いは電極に、高融点の半田層を、形成し、そ
の上に酸化防止層を積層形成することより、半田
層の高温雰囲気中での溶融或いはガスの発生を防
止すると同時に、半田層表面の酸化防止を計るよ
うにしたから、高融点の半田メツキを施したリー
ド部材或いは電極の他の導電部材への半田付け時
の接続不良の発生を確実に防止できる。
又、含有率は異なるものの、二層ともに同じ元
素の鉛と錫からなるため、特に、二層のなじみが
良く、その上、加熱時における元素の拡散による
移動が生じにくく、安定性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案の要部を示す部分拡大断面図である。
第3図及び第4図は、従来の半田メツキが施され
た電子部品の一例を示す断面図である。 20……電子部品、25……リード部材、26
……半田メツキ、26a……半田層、26b……
酸化防止層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子部品のリード部材及び電極に、鉛含有率80
    〜100%の半田層を形成した上に、鉛含有率1〜
    20%の半田からなる薄膜を酸化防止層として積層
    形成したことを特徴とする電子部品。
JP1987130773U 1987-08-27 1987-08-27 Expired JPH0427151Y2 (ja)

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JPS59188147A (ja) * 1983-04-08 1984-10-25 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法

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