JPH0427130Y2 - - Google Patents

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JPH0427130Y2
JPH0427130Y2 JP1163987U JP1163987U JPH0427130Y2 JP H0427130 Y2 JPH0427130 Y2 JP H0427130Y2 JP 1163987 U JP1163987 U JP 1163987U JP 1163987 U JP1163987 U JP 1163987U JP H0427130 Y2 JPH0427130 Y2 JP H0427130Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は例えばプリント基板用超薄形電磁継
電器に使用して好適な電磁石装置に関する。
〔考案の概要〕 この考案は永久磁石をを内蔵する電磁石装置に
おいて、接極子を、平行に配される2本の棒状永
久磁石の間の空間において、棒状永久磁石の中心
を結ぶ線分の中点を中心にこの2本の棒状磁石を
含む面内においてシーソーのように回転するよう
に設ける構成とすることにより、より薄形化を図
るとともに感度の向上を図つたものである。
〔従来の技術〕
例えば電話関連機器用に用いられる超小型の電
磁継電器として、いわゆるシーソーバランス機構
を採用したものが知られている。(昭和61年10月
11日発行の電波新聞参照)。
第7図はこの従来の電磁継電器の電磁石装置の
概略構成図で、コイル3が巻かれた鉄心1とこれ
に続く継鉄2a,2bはU字状に形成され、この
U字状構造の先端部、すなわち継鉄2a,2bの
端部間にN−S−N極に着磁された永久磁石4が
取り付けられている。そして、接点端子(図示せ
ず)が取り付けられ、永久磁石4の中央部を回転
中心に回転するようにされる接極子5が永久磁石
4の上に載置されている。
このような構造において、コイル3に電流が流
れていない場合は、永久磁石4による磁束F1
第7図で点線の矢印で示した方向に流れ、永久磁
石4のN極に対して、接極子5の端部5bがS極
となり、継鉄2bと接触し閉状状態を保持する。
そして、コイル3に電流が流れて、コイル3によ
る磁束F2が第8図に示した矢印の方向に流れる
と、継鉄2bのN極磁性が弱められ、端部5bが
継鉄2bに反発し、矢印のように回転を始める。
そして、接極子(5)の端部5aが継鉄2aに近づく
と永久磁石4による磁束F1の流れも加わって第
9図のようになり、継鉄2aはN極磁性が強めら
れ、接極子5の端部5aを引き寄せ、接触する。
第9図は接極子5の端部5aと継鉄2aとが接
触した状態での磁束の流れを示す。
第9図に示した磁束F2の方向とは逆方向の磁
束が発生するようコイル3に電流を流せば、継電
器は第7図に示した状態に戻る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上述べた従来の電磁石装置は、永久磁石4、
接極子5、コイル3を巻回した鉄心1は、電磁継
電器の厚み方向で見て、それぞれ異なる空間スペ
ースを占有する構造であるため、その厚さを薄く
するには限度があつた。
すなわち、第7図に示すように、接極子5の厚
みとその移動距離の和の寸法A、永久磁石4の厚
み寸法B、鉄心1の厚みとコイル3を巻回するだ
けのスペース分の寸法Cが必要であり、これらの
寸法A、B、Cを足し合わせたものが、電磁石装
置の厚み寸法Dとなる。従って、以上述べた、従
来の電磁継電器の電磁石装置はその構造上、個々
の寸法A、B、Cをそれぞれ最小にした以上の薄
形化はできなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案はより薄形化を図れる電磁石装置を提
供するもので、この考案は、互いに平行に配置さ
れる2本の棒状の永久磁石11,12と、2本の
永久磁石11,12をそのそれぞれの長手方向の
端部において、支持するための2対の脚部を構成
する継鉄17a,17b,18a,18bを有す
る鉄心16と、この鉄心16に巻回されるコイル
19と、2本の永久磁石11,12の間の空間位
置においてこの2本の永久磁石11,12の中心
位置を結ぶ線分の中点位置を回転中心として2本
の永久磁石11,12を含む面内において回転自
在となるように配置される接極子15とを有し、
2本の棒状の永久磁石11,12の各々は、その
中心位置が一方の磁性に着磁し、両端部は他方の
極性に着磁し、かつ、2本の棒状の永久磁石1
1,12同志では対向する位置の極性が異なるよ
うに着磁してなるものである。
〔作用〕
永久磁石11,12に発生する磁束と、鉄心1
6に巻かれたコイル19に流れる電流によつて発
生する磁束とによつて、接極子15はその長手方
向の一端が一方の棒状磁石側に、他端が他の棒状
磁石側に引かれることにより厚み方向に直交する
面内においてシーソー運動をする。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例の分解斜視図、第
2図はこれを組立てた状態の斜視図である。
11及び12はそれぞれ棒状の永久磁石で、図
のように長手方向に平行に並べられる。この2本
の棒状永久磁石11及び12は、図に示すように
それぞれその両端部は同極性に着磁され、その中
央部が両端部と別の極性に着磁されるとともに、
永久磁石11と12とでは着磁極性が対応する位
置では異なるようにされている。
そして、これら2本の永久磁石11,12の中
心位置は、非磁性体からなる支持板13により橋
絡されている。この支持板13の橋絡方向の中点
位置にはピン14が植立されている。
15は接極子で、これはこの例では棒状磁石1
1,12より若干厚みが薄く、かつ、棒状磁石1
1,12間の距離よりも幅が狭く、さらに棒状磁
石11,12よりも若干長い棒状体で構成され
る。この接極子15の中心位置にはピン14より
若干径の大きい貫通孔15aが穿かれており、こ
の貫通孔15aにピン14を通すことで、この接
極子15が2本の棒状磁石11,12を含む面内
においてピン14位置を中心に回転自在の状態で
2本の永久磁石11,12の間の空間に配され
る。図の例の場合、接極子15の回転をスムース
に行なえるようにするため、接極子15の中心位
置は永久磁石11及び12側に円弧状に膨出する
膨出部15bとされ、一方、棒状永久磁石11及
び12側は、この膨出部15bの形状に応じ、か
つ、膨出部15bと接触しないように空隙を開け
るように円弧状凹部11b,12bが形成され
る。
16は鉄心で、この鉄心16より厚み方向に延
長して、磁石11及び12を支持するための対の
脚部を構成する継鉄17a,17b及び18a,
18bが設けられる。
そして、第2図に示すように継鉄17a,17
b間に磁石11が、継鉄18a,18b間に磁石
12が、それぞれ対の継鉄17a,17b及び1
8a,18bの各対向面部分が磁石11,12の
端部と例えば接着されて、装着される。
そして、鉄心16にコイル19が巻回される。
このコイル19に流す電流の向きにより接極子
15はシーソー的に回転する。
その動作原理は一方の棒磁石と接極子との関係
で見れば従来例と同様で、この考案の場合には2
本の棒磁石11,12によつて従来の倍の力で運
動することになり、感度が向上する。
すなわち、第3図及び第4図は上述例の磁束の
流れ及び接極子15のシーソー運動を説明するた
めの図で、当初、第3図に示すような状態に接極
子15がある場合を考える。このとき、接極子1
5の継鉄17bとの接触点側はN極に、継鉄18
aとの接触点側はS極になつている。
この状態で、コイル19に電流が流れなければ
接極子15はこの状態を保つ。
この状態からコイル19に、矢印Aで示す方向
に磁束F2を発生するような電流が流れると、こ
の磁束により、継鉄17bのS極磁性が弱められ
ると同時に、継鉄18aのN極磁性が弱められ、
接極子15の端部はこれら継鉄17b,18aに
反発する。そして、接極子15の両端部が継鉄1
7a及び18bに近づくとこれら継鉄17a,1
8bのN極磁性及びS極磁性がこの磁束F2によ
り強められるように永久磁石11,12の磁束
F11,F12の流れが第4図に示すように変わり、接
極子15の端部はこれら継鉄17a,18bによ
り引き寄せられ、接極子15は回転して第4図に
示すような状態に変わる。
矢印Aと逆方向の磁束を発生させるようにコイ
ル19に電流を流せば接極子15は第3図の状態
に戻る。
以上のようにこの場合、2本の棒状の永久磁石
11,12の双方によつて、接極子15の回転を
なすものであるから、従来の1個の永久磁石によ
る誘引、反発を利用する場合に比べて感度が2倍
に上がる。
なお、接極子15の回転を良好になすようにす
るためには、図の例のようにするのと反対に、接
極子15の中心部分側を凹部とし、永久磁石1
1,12の中心部を接極子15側に膨出させるよ
うにしてもよい。
また、永久磁石11,12と継鉄17a,17
b,18a,18bの接続の仕方は、図の例に限
らず、その他種々の仕方を採用できる。
例えば、第5図に示すように継鉄17a,17
b及び18a,18bの外側に永久磁石11,1
2を装着してもよいし、また、第6図に示すよう
に永久磁石11,12の両端部に嵌合孔を穿ち、
この嵌合欠に継鉄17a,17b,18a,18
bを嵌合させるようにしてもよい。
以上はこの考案による電磁石装置を電磁継電器
に応用した場合について説明したが、この考案は
電磁継電器以外の種々の用途に応用できるもので
ある。
〔考案の効果〕
この考案においては、2本の棒状の永久磁石の
間の空間に接極子を配し、この2本の永久磁石を
含む平面内で接極子を回転させる構造であるの
で、従来のように厚み方向にシーソー運動のため
のスペースを設ける必要はなく、それだけ薄くで
きるものである。
また、2本の永久磁石の相補的な誘引力及び反
発力により接極子をシーソー運動させるものであ
るから、従来の1個の永久磁石によるものに比べ
て感度が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の分解斜視図、第
2図はそれを組立てた状態の斜視図、第3図及び
第4図はその動作説明のための図、第5図及び第
6図はこの考案の他の例を説明するための図、第
7図は従来例の一例を示す図、第8図及び第9図
は従来例の動作説明のための図である。 11,12は永久磁石、15は接極子、16は
鉄心、17a,17b,18a,18bは継鉄、
19はコイルである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに平行に配置される2本の棒状の永久磁石
    と、 上記2本の永久磁石をそのそれぞれの長手方向
    の端部において支持するための2対の脚部を構成
    する継鉄を有する鉄心と、 この鉄心に巻回されるコイルと、 上記2本の永久磁石の間の空間位置においてこ
    の2本の永久磁石の中心位置を結ぶ線分の中点位
    置を回転中心として上記2本の永久磁石を含む面
    内において回転自在となるように配置される接極
    子とを有し、 上記2本の棒状の永久磁石の各々は、その中心
    位置が一方の極性に着磁され、両端部が他方の極
    性に着磁され、かつ、2本の棒状の永久磁石同志
    では対向する位置の極性が異なるように着磁され
    てなる電磁石装置。
JP1163987U 1987-01-29 1987-01-29 Expired JPH0427130Y2 (ja)

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JPS63119205U (ja) 1988-08-02

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