JPH04269769A - プロセスカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複写機等の画像形成装置
内に着脱自在に配設されるプロセスカートリッジに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】プロセスカートリッジは内部に像担持体
である感光ドラムや、現像器、帯電器、クリーニング器
等を一体的に有して、画像形成装置内に着脱自在に配設
され、そのメンテナンスの容易化を図るものである。

【０００３】例えば、現像器内のトナーが使い尽くされ
た場合、この現像器のみを取り替えるのではなく、プロ
セスカートリッジ全体を取り替えることにより、一般の
ユーザー等でも容易に機器の交換ができるようにしたも
のである。

【０００４】ここで、プロセスカートリッジ内の現像器
には、その内部のトナーが外部に流出することを防止す
べく、トナー収納部の開口部にシール部材が取り付けら
れ、プロセスカートリッジの画像形成装置への装着に当
りこのシール部材をトナー収納部の開口部から引き剥す
必要がある。

【０００５】即ち、新たなプロセスカートリッジ１を使
用する場合は、該プロセスカートリッジを所定の梱包箱
内から取り出し、このプロセスカートリッジ１を図６で
示される如く梱包袋３１から取り出した後、現像器のシ
ール部材の一端部４０を外方に引き出し、現像器のトナ
ー収納部の開口部を開けて、これを画像形成装置内に装
着する必要がある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロセ
スカートリッジを使用するにあたり、現像器のシール部
材の引き出しを忘れ、現像器のトナー収納部の開口部を
密閉したままで、このプロセスカートリッジ１を画像形
成装置内に装着してしまい、このプロセスカートリッジ
１で画像形成ができないという不都合があった。

【０００７】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
、その目的とする処は、使用に際して現像手段のトナー
シール部材の開封が必ずなされるプロセスカートリッジ
を提供するにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、少なくとも像担持体の他現像手段を有し、画像
形成装置内に着脱自在に配設されるプロセスカートリッ
ジにおいて、現像手段の現像用トナーの供給部を密閉す
るトナーシール部材の開封用一端部を、このカートリッ
ジの輸送保管用等のための梱包部材に固定したことを特
徴とする。

【０００９】

【作用】プロセスカートリッジの現像手段の現像用トナ
ーの供給部を密閉するトナーシール部材の開封用一端部
を、カートリッジの輸送保管用等のための梱包部材に固
定しているため、新たなプロセスカートリッジを使用す
べく、このプロセスカートリッジの梱包部材を除去すれ
ば、自動的にシール部材もプロセスカートリッジから引
き抜かれ、プロセスカートリッジ内の現像手段の現像用
トナーの供給部は開封されることとなる。

【００１０】

【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。

【００１１】先ず、本発明の第１実施例を図１及び図２
により説明する。

【００１２】プロセスカートリッジは従来技術の項でも
説明したが、その内部に像担持体である感光ドラムや、
現像器、帯電器、クリーニング器等のプロセス機器を一
体に有し、画像形成装置内に着脱自在に配設されるもの
であり、内部の機器が寿命に達すれば、このプロセスカ
ートリッジ全体を取り替えて機器のメンテナンスの容易
化を図るものである。

【００１３】また、プロセスカートリッジ内の現像器に
はその内部のトナーが外部に流出するのを防止すべく、
この現像器のトナー収納部の開口部にシール部材が取り
付けられている。そして、このプロセスカートリッジを
画像形成装置内に装着するに当り、上記シール部材をプ
ロセスカートリッジから引き抜き、このシール部材をト
ナー収納部の開口部から引き剥す必要がある。

【００１４】図１は上記プロセスカートリッジ１の輸送
用、保管用のためのこのプロセスカートリッジ１の梱包
方法を示しており、プロセスカートリッジ１はその両側
面１ａ，１ａを梱包板２０，２０で挟着された後、梱包
箱３０内に位置決め収納される。尚、この場合、プロセ
スカートリッジ１は一端（プロセスカ−トリジ１の一側
面１ａ側）が開放された梱包袋に収納されているものと
する。

【００１５】ここで、プロセスカートリッジ１の一側面
１ａには現像器の開口部をシールするシール部材の一端
部に取り付けられた把手部１０が突き出しており、該把
手部１０は一方の梱包板２０に固定されている。この状
態を図２により説明すれば、梱包板２０にはシール部材
の把手部１０が貫通する内面側の小径孔２１と外面側の
大径孔２２が形成されており、大径孔２２の小径孔２１
に臨む部分には孔部２３ａを有す止め部材２３が固定さ
れている。そして、その断面が円形状に形成された把手
部１０は梱包板２０の小径孔２１及び止め部材２３を貫
通し、その突出した先端係合部１１がこの止め部材２３
に係合固定されている。尚、把手部１０の先端係合部１
１はある程度変形自在な弾性部材から構成されている。

【００１６】把手部１０の先端係合部１１には溝部１１
ａが形成されると共に、その止め部材２３側に漸次拡径
された拡径部１１ｂが形成されており、先端係合部１１
の溝部１１ａを押しつぶし拡径部１１ｂを小径にした状
態で、この把手部１０の先端係合部１１を小径孔２１内
に通過させ、これを止め部材の部２３ａに圧入貫通させ
た後、この先端係合部１１の拡径部１１ｂを止め部材２
３の外面に係合させる。かくして、この把手部１０はプ
ロセスカートリッジ１側に移動しないように梱包板２０
に固定されたこととなる。尚、把手部１０の先端係合部
１１は図１で示される如く、梱包板２０の大径孔２２内
に十分に収まっているものとする。そして、梱包袋の開
放された一端は梱包板２０に接着等の手段で接合されて
いる。このため、プロセスカ−トリッジ１は梱包袋およ
び梱包板２０によって密閉され、輸送や保管時に湿度等
の影響を受けないで済む。

【００１７】而して、プロセスカートリッジ１の現像器
のシール部材の把手部１０が、このプロセスカートリッ
ジ１の梱包板２０に取り付けられた状態で、このプロセ
スカートリッジ１は梱包箱３０内に収納されているため
、新たなプロセスカートリッジ１を使用すべく、このプ
ロセスカートリッジ１を梱包箱３０から取り出し、その
側面の梱包板２０，２０取り外せば、この梱包板２０と
ともにプロセスカートリッジ１の現像器のシール部材も
外方へ引き出されるため、現像器のトナー容器部の開口
部が開封される。

【００１８】従って、プロセスカートリッジの画像形成
装置への装着に対して忘れることなく確実に現像器のシ
ール部材を外方へ引き出すことができ、このプロセスカ
ートリッジ１で画像形成ができないといった不都合を発
生させることはない。

【００１９】次に、本発明の第２実施例を図３により説
明する。尚、第１実施例に係るものと同一機能を有する
ものについては同一符号を付しその説明を省略する。

【００２０】本実施例ではプロセスカートリッジ１の梱
包板２０の大径孔２２内に止め部材２３を設けず、図３
で示される如く、シール部材の取手部１０の先端係合部
１２を直接梱包板２０の小径孔２１と大径孔２２の段部
２４に係合させるようにした。この場合、取手部１０の
先端係合部１２の拡径部１２ｂの最大径を小径孔２１の
径より十分大きくし、この先端係合部１２が通常の状態
で小径孔２１内を容易に移動しないようにすると共に、
この先端係合部１２が小径孔２１内を変形して通過でき
るように、先端係合部１２の溝部１２ａの幅を大きく、
且つ深くした。

【００２１】而して、本実施例においても、プロセスカ
ートリッジ１を梱包箱３０から取り出し、このプロセス
カートリッジ１から梱包板２０，２０を取り外せば、現
像器のシール部材を外部に引きだすことができ、第１実
施例と同様な効果を得ることができる。また、本実施例
では第１実施例と比べ、止め部材２３が不要な分だけ低
コストですむというメリットもある。

【００２２】次に、本発明の第３実施例を図４及び図５
により説明する。尚、第１実施例に係るものと同一機能
を有するものについては同一符号を付しその説明を省略
する。

【００２３】本実施例では図４で示される如く現像器の
シール部材の取手部１０の断面形状を板状とし、その先
端係合部１３のみを取手部本体１０に対して回動できる
ようにした。また、梱包板２０には図４で示される如く
、取手部１０が挿入できる矩形状の挿入孔２５と、該挿
入孔２５からの突出した取手部１０の先端係合部１３が
十分に回動できる回動孔２６とを形成した。尚、回動孔
２６には回動後の先端係合部１３を位置決め係合する係
止溝２６ａが形成されている。

【００２４】而して、シール部材の取手部１０を梱包板
２０の挿入孔２５内に挿入し、その先端係合部１３が回
動孔２６側に出た時点でこの先端係合部１３を図５で示
される如く、回動させ、これを係止溝２６ａに係合させ
れば、取手部１０はプロセスカートリッジ１側に移動で
きず、この梱包板２０に固定されたこととなる。従って
、本実施例でもプロセスカートリッジ１の梱包板２０，
２０を取り外す時にシール部材を引き抜くことができ、
第１実施例と同様な効果を得ることができる。

【００２５】尚、第２、第３実施例においてもシール部
材の取手部１０が梱包板２０の外面に突出していないの
は勿論である。

【００２６】次に、本発明の第４実施例を説明する。 尚、第１実施例に係るものと同一機能を有するものにつ
いては同一符号を付しその説明を省略する。

【００２７】本実施例ではプロセスカートリッジ１の現
像器のシール部材に特別な把手部は設けず、このシール
部材の一端部を梱包板２０の内面の所定位置に接着テー
プ等で固定するか、又は熱溶着で固定するようにした。 シール部材の固定強度はシール部材が現像器の開口部か
ら容易に引き剥すことができるように、簡単なテストに
より定めるものとする。

【００２８】而して、本実施例でもプロセスカートリッ
ジ１から梱包板２０，２０を取り外す時にシール部材を
引き抜くことができ、第１実施例と同様な効果を得るこ
とができる。尚、シール部材の一端部の固定を梱包箱３
０側で行なってもよいのは勿論である。本実施例では特
に把手等が不要なため、コスト的なメリットがある。

【００２９】

【発明の効果】以上の説明で明らかな如く本発明によれ
ば、プロセスカートリッジの現像手段のトナー供給部を
密閉するシール部材をこのプロセスカートリッジの梱包
部材の除去とともに開封できるようにしているため、プ
ロセスカートリッジを画像形成装置に装着する場合、確
実に現像手段のトナー供給部を開封できることとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例に係るプロセスカートリッジを梱包
板で挟み込み、これを梱包箱に収納している状態を示す
図である。

【図２】同プロセスカートリッジのシール部材の把手部
を梱包板に取り付けている状態を示す図である。

【図３】第２実施例に係るプロセスカートリッジのシー
ル部材の把手部を梱包板に取り付けている状態を示す図
である。

【図４】第３実施例に係るプロセスカートリッジのシー
ル部材の把手部を梱包板に取り付けている状態を示す図
である。

【図５】第４図のＡ−Ａ矢視図である。

【図６】従来技術を説明するための図である。

【符号の説明】

１　　　　　　プロセスカートリッジ １０　　　　取手部（開封用一端部） ２０　　　　梱包板（梱包部材）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　少なくとも像担持体の他現像手段を有
   し、画像形成装置内に着脱自在に配設されるプロセスカ
   ートリッジにおいて、現像手段の現像用トナーの供給部
   を密閉するトナーシール部材の開封用一端部を、このカ
   ートリッジの輸送保管用等のための梱包部材に固定した
   ことを特徴とするプロセスカートリッジ。