JP3505485B2 - 画像形成装置の現像カートリッジ - Google Patents

画像形成装置の現像カートリッジ

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JP3505485B2
JP3505485B2 JP2000237493A JP2000237493A JP3505485B2 JP 3505485 B2 JP3505485 B2 JP 3505485B2 JP 2000237493 A JP2000237493 A JP 2000237493A JP 2000237493 A JP2000237493 A JP 2000237493A JP 3505485 B2 JP3505485 B2 JP 3505485B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生処理して使用
することができる画像形成装置の現像カートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、静電複写機およびファクシミ
リなどの画像形成装置においては、トナーおよびキャリ
アを含む二成分現像剤を用いて、画像または文字等を紙
などの記録媒体に現像する。現像剤は、画像形成装置の
ホッパ形容器に収納されており、現像を行うごとに消耗
される。画像形成装置の多くは、現像剤を再充填または
入換えすることのできる容器である現像剤ホッパを備え
ており、現像剤の残量が少なくなったときは、現像剤を
再充填することができる構成となっている。
【0003】 現像剤は、微細な粉末であり、かつ流動
性のある物質であるため取扱いが難しい。また、現像剤
を再充填する作業は汚れやすく、作業そのものも難しい
ので、画像形成装置の利用者自らが行うことは困難であ
る。したがって、再充填作業は専門の技術者が行うこと
になり、画像形成装置を保守するための費用が増大する
原因となっている。この問題を解決するために、使い捨
ての現像カートリッジが使用されることがある。使い捨
て現像カートリッジは、現像剤のほかに構成部品として
現像ローラおよびトナー濃度検知センサなどをも含むの
で、現像剤を消耗して現像カートリッジを廃棄する際に
は、まだ部品寿命があり継続使用可能な部品である現像
ローラおよびトナー濃度検知センサなども同時に廃棄し
てしまうことになる。まだ使用することのできる部品を
廃棄してしまうことは、資源保護および環境保護の観点
からは好ましくなく対策が必要であり、かつ廃棄により
発生する費用は消費者が負担することになり販売政策上
好ましくない。
【0004】 使用済みの現像カートリッジを廃棄する
のではなく、使用済みで不要になった現像剤の回収およ
び清掃と、消耗の激しい部品および破損部品の交換と、
新しい現像剤の充填などの、いわゆる再生処理を行って
現像カートリッジを再生し、リサイクル利用することが
できれば、資源保護および環境保護の観点においても有
効である。また、リサイクル利用の現像カートリッジを
用いるようにすれば、使い捨て現像カートリッジを、現
像剤を消耗するたびごとに新規に購入して使用するより
も安価であり、消費者の側からも利点が大きい。
【0005】現像カートリッジのリサイクル利用を可能
とし、有効なものにするためには、現像剤を消耗して再
生処理に移管するべく再生処理業者の元へ輸送すると
き、現像カートリッジに汚れおよび破損などがなく、良
好な状態に維持されていることが必要である。現像カー
トリッジを輸送するときの取扱いにおいて、最も重要な
点は、現像カートリッジ開口部からの現像剤の流出を防
止することである。
【0006】前述のように現像剤は微細な粉末であり、
流動性を有しているので流出しやすく、現像カートリッ
ジから現像剤が流出することを防止できる梱包方法の案
出が、重要な課題となっている。この課題については、
現像カートリッジを新規に生産して出荷する場合にも、
また、再生処理業者が再生済み現像カートリッジを利用
者の元へ輸送する場合についても同様である。
【0007】この課題を解決するための先行技術とし
て、特開2000−19839号公報が開示されてい
る。この先行技術は、現像ロールが露出する現像器の開
口部に、現像カバーを取付けて輸送中に現像剤が流出す
ることを防止する現像装置である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この先行技術には、以
下に述べる問題点がある。現像器に現像カバーを装着す
るために、現像器と現像カバーとの両方に係止部を設け
るので、両者の形状が複雑なものとなり、現像器と現像
カバーとの脱着作業が難しくなる。また、係止部の形状
が複雑であるため、現像器と現像カバーとの脱着作業の
ときに係止部が破損するおそれもある。さらに、現像カ
バーは、現像装置を輸送する場合などに装着され、現像
装置本来の現像処理をする運転時には取外される。した
がって、現像装置の運転時においては、現像カバーが再
度必要とされる再生処理のために現像器を輸送するとき
まで、現像カバーを紛失しないように現像装置とは別に
保管しなければならない。
【0009】本発明は、簡単な構成で着脱可能であり、
また正確な位置に容易に装着して現像剤の流出を防止す
ることができる蓋を備える現像カートリッジおよびそれ
を備える画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、カートリッジ
本体に収納された二成分現像剤が、そのカートリッジ本
体に回転自在に設けられた現像ローラの外周面に磁力に
よって吸着され、現像ローラ上の現像剤が静電潜像の形
成された感光体上に顕像化する画像形成装置の現像カー
トリッジにおいて、カートリッジ本体には感光体を臨む
位置に開口部が形成され、その開口部に臨んでカートリ
ッジ本体に当接して開口部を塞ぎ、現像ローラに磁力に
よって吸着する強磁性材料からなる蓋が、カートリッジ
本体に着脱可能に設けられることを特徴とする画像形成
装置の現像カートリッジである。
【0011】本発明に従えば、蓋は強磁性材料からな
り、現像ローラは磁力を有しているので、蓋は現像ロー
ラの磁力によってカートリッジ本体の開口部に吸着され
て開口部を封止し、現像剤がカートリッジ本体の開口部
から流出することを防止できる。また、蓋の装着は、現
像ローラの磁力のみによるため、現像ローラの磁力に逆
らって蓋を引っ張るだけで容易に取外すことができる。
したがって、カートリッジ本体および蓋のいずれにも複
雑な係止部を設ける必要がなく、簡単な構成で蓋をカー
トリッジ本体に着脱可能にすることができる。
【0012】また、本発明は、前記カートリッジ本体に
は、カートリッジ本体の開口部の上部に、蓋を保持し、
かつ予め定める位置に係止する第1係止部が設けられ、
蓋には、第1係止部に係止される第2係止部が設けられ
ることを特徴とする画像形成装置の現像カートリッジで
ある。
【0013】本発明に従えば、カートリッジ本体と蓋と
に係止部が設けられるので、蓋をカートリッジ本体に装
着するとき、現像剤の流出を防止することができる所定
の位置に正確に再現性よく、かつ短時間で装着すること
ができる。また、係止部によって蓋がカートリッジ本体
に保持されるので、現像ローラの磁力による蓋の吸着保
持に加えて、蓋の保持を一層確実なものにすることがで
きる。
【0014】また本発明は、前記蓋と前記カートリッジ
本体の開口部の周縁部との間に、弾発性シール部材が設
けられることを特徴とする画像形成装置の現像カートリ
ッジである。
【0015】 本発明に従えば、蓋とカートリッジ本体
との間に、さらに弾発性シール部材を設けるので、現像
カートリッジの輸送時または取扱い時の現像剤の流出を
一層完全に防止することが可能となる。
【0016】
【0017】
【0018】また本発明は、前記蓋には、蓋をカートリ
ッジ本体の開口部に装着した状態で、カートリッジ本体
の外方に突出する突出片が形成されることを特徴とする
画像形成装置の現像カートリッジである。
【0019】本発明に従えば、カートリッジ本体の開口
部に蓋を装着したとき、蓋に設けられた突出片が、たと
えばカートリッジ本体から上方に突出するので、現像カ
ートリッジを画像形成装置に挿入するとき、突出片が画
像形成装置の現像カートリッジ挿入口の枠にあたって、
現像カートリッジが画像形成装置本体へ挿入されること
を阻害し、蓋を装着したままでは現像カートリッジを画
像形成装置に挿入することができない。したがって、蓋
を装着したまま現像カートリッジを画像形成装置に挿入
することがなく、蓋によって感光体を傷つけたり、画像
形成装置の内部部品を破損することがない。
【0020】また本発明は、カートリッジ本体には、蓋
を係止するための係止片が設けられ、蓋には、カートリ
ッジ本体の係止片に取付けられた状態で、カートリッジ
本体の挿入方向下流側の外方に突出する突出片が形成さ
れることを特徴とする画像形成装置の現像カートリッジ
である。
【0021】本発明に従えば、画像形成装置を運転して
いるとき、蓋をカートリッジ本体の係止片に係止したま
まで現像カートリッジを画像形成装置内部に収納するこ
とができるので、再生処理のために現像カートリッジを
梱包して輸送するときまで、蓋の保管場所を確保し、蓋
の紛失を防止することができる。また、突出片がカート
リッジ本体の挿入方向下流側の外方に突出するので、画
像形成装置への現像カートリッジの挿入を阻害すること
がなく、突出片を画像形成装置内における現像カートリ
ッジの位置決めに利用することができる。
【0022】 また本発明は、画像形成装置本体と、画
像形成装置本体に回転自在に設けられ、表面に静電潜像
が形成される感光体と、画像形成装置本体に挿脱自在に
挿入される請求項1〜5のいずれかに記載の現像カート
リッジとを含むことを特徴とする画像形成装置である。
【0023】本発明に従えば、画像形成装置は、カート
リッジ本体の開口部を簡単な構成の強磁性材料からなる
蓋で封止することができ、かつ装置本体に着脱可能な現
像カートリッジを備える。したがって、簡単な構成で輸
送および取扱い時に現像剤の流出を防止できる再利用可
能な現像カートリッジを、画像形成装置の現像処理に使
用することができるので、画像形成装置の保守費用を安
価に抑えることができる。
【0024】 また本発明は、画像形成装置本体と、画
像形成装置本体に回転自在に設けられ、表面に静電潜像
が形成される感光体とを含む画像形成装置において、画
像形成装置本体に挿脱自在に挿入される請求項5記載の
現像カートリッジと、画像形成装置本体に設けられ、現
像カートリッジと接触/離間して電源回路を導通/遮断
するスイッチとを含み、現像カートリッジが画像形成装
置本体に装着されている状態において、電源回路が導通
して画像形成機能を発揮することを特徴とする画像形成
装置である。
【0025】本発明に従えば、たとえば蓋がカートリッ
ジ本体の係止片に係止された状態で、蓋の突起がカート
リッジ本体から外方に突出しているので、突出片とスイ
ッチとが現像カートリッジの装着時に接触するようにス
イッチを配置することができる。これによって、現像カ
ートリッジが画像形成装置に装着されている状態におい
て、蓋の突出片と装置本体に設けられたスイッチとが接
触し、電源回路が導通して画像形成装置の画像形成機能
が発揮される。したがって、蓋をカートリッジ本体の係
止片に係止していなければ、現像カートリッジを画像形
成装置に挿入しても、画像形成装置を運転し、画像形成
機能を発揮することができないので、画像形成装置を運
転するときの蓋の保管と紛失防止が一層完全なものとな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある画像形成装置の現像カートリッジ1の構成を簡略化
して示す断面図であり、図2は、図1に示す画像形成装
置の現像カートリッジ1の構成を簡略化して示す分解斜
視図である。画像形成装置の現像カートリッジ(以後、
現像カートリッジと略称する。)1は、画像形成装置の
装置本体内に挿脱可能に挿入される。挿入時、現像カー
トリッジ1の先端部は、画像形成装置の装置本体に設け
られている感光体2と対向して、かつ近接して配置され
る。感光体2には静電潜像が形成されている。
【0027】 現像カートリッジ1は、カートリッジ本
体3を備える。カートリッジ本体3は、合成樹脂製であ
り、現像剤を貯蔵する現像剤ホッパ部4と現像部5とを
含む。現像部5は、カートリッジ本体3の先端部に設け
られる。現像剤ホッパ部4は、二成分現像剤6の貯蔵空
間を有するホッパ部本体7と、ホッパ部本体7に回転自
在に支持され、貯蔵空間内で矢符10の方向に回転して
二成分現像剤6を撹拌する撹拌部材8と、撹拌部材8に
よって撹拌された二成分現像剤6を、現像剤ホッパ部4
から現像部5に補給するための補給ローラ9とを含む。
ホッパ部本体7には、貯蔵空間と、現像部5の内部空間
とを連通する連通孔11が形成され、貯蔵空間の連通孔
11を臨む位置には、補給ローラ9が配置されている。
【0028】 現像部5は、現像部本体12と、現像ロ
ーラ13と、第1および第2撹拌ローラ14,15と、
ドクターブレード16と、トナー濃度検知センサ17と
を含む。現像ローラ13は、アルミニウム製であり、直
円筒状の形状を有し、内部に円筒または円柱状の永久磁
石片18が配列される。現像ローラ13は、現像部本体
12に回転自在に支持され、駆動モータによって図1の
紙面に垂直な回転軸線19のまわりに矢符20方向に回
転駆動される。永久磁石片18は、周方向に間隔をあけ
て設けられ、回転軸線19方向に延びる。永久磁石片1
8の磁極は、磁極S3を除いて、N極およびS極が周方
向に交互に隣接するように配置される。第1および第2
撹拌ローラ14,15は、現像ローラ13と同様に現像
部本体12に回転自在に支持され、現像ローラ13の回
転軸線19と平行な軸線のまわりに回転駆動される。こ
れによって、現像剤ホッパ部4から補給ローラ9によっ
て現像部5に補給された二成分現像剤6は、さらに撹拌
されて現像ローラ13に供給される。ドクターブレード
16は、現像ローラ13に内包される磁石の磁力によっ
て現像ローラ13の円周面上に吸着され穂立ちした現像
剤の厚みを均一にする。トナー濃度検知センサ17は、
二成分現像剤6中のトナー濃度を測定し、トナー補給時
期などの表示のための検出出力を導出する。
【0029】ホッパ部本体7および現像部本体12の上
端部には天板21が設けられる。カートリッジ本体3の
現像部5の現像部本体12には、感光体2を臨む位置に
開口部22が形成され、開口部22には、現像部本体1
2に当接して開口部22を塞ぐ蓋23が着脱可能に設け
られる。蓋23は、強磁性材料からなり、現像ローラ1
3に磁力によって吸着する。
【0030】感光体2は、円柱状の形状をなし、外周部
に光導電性の感光体層を有する。感光体2は、画像形成
装置の装置本体に回転自在に支持され、現像ローラ13
の回転軸線19と平行な軸線まわりに、矢符24の方向
に回転駆動される。感光体2は、開口部22に臨んで所
定の間隔を有して現像ローラ13と対向して設けられ、
現像ローラ13の円周面上の現像剤が感光体2上に付着
されることによって静電潜像が顕像化される。すなわ
ち、開口部22は、現像ローラ13から感光体2へと現
像剤を付着させるという現像処理の必要上形成される開
口空間である。開口部22は、現像処理時には開放され
ていることが必要であるけれども、たとえば再生処理の
ために現像カートリッジ1を単体で輸送するような場合
には、封止しなければならない。開口部22を封止しな
ければ、微細な粉体であり流動性を有する現像剤が開口
部22から流出するという問題がある。
【0031】また、カートリッジ本体3には、開口部2
2の上縁に蓋23を開口部22の所定の位置に装着する
ための第1係止部31である第1および第2係止突起3
2,33が設けられる。また、カートリッジ本体3の天
板21の一端部34側には、略逆L字状の第1係止片3
6が設けられ、天板21の他端部35付近には、第2係
止片37が設けられる。第1および第2係止片36,3
7は、蓋23を開口部22から取外してカートリッジ本
体3の天板21に係止するために用いられる。さらに、
カートリッジ本体3の現像部5の一端部34側端面に
は、位置決め突起38が設けられる。
【0032】本実施の形態の現像カートリッジ1には、
さらに感光体2で顕像化された画像もしくは文字を記録
紙に転写したあと、感光体2の円周面上に残留した現像
剤をクリーニングして回収したあと貯留する現像剤回収
槽39が、現像剤ホッパ部4のホッパ部本体7に連なっ
て設けられる。
【0033】蓋23は、強磁性材料である電気亜鉛めっ
き鋼板(JISG−3313に規定されるSECC)か
らなり、前記開口部22の形状にあわせて加工される。
蓋23は、略矩形平板状の第1部材23aと、第1部材
23aの一側部に連なり、第1部材23aの板面に対し
てほぼ垂直に延びる略矩形平板状の第2部材23bと、
第2部材23bの一側部に連なり、第2部材23bに関
して第1部材23aと反対側に、かつ第1部材23aの
板面に対してほぼ平行に延びる略矩形平板状の第3部材
23cとを含む。蓋23は、大略的に階段状の全体形状
を有する。蓋23には、前記開口部22の上縁に設けら
れた第1係止部31に係止される第2係止部41が形成
される。第2係止部41は、第1および第2係止孔4
2,43からなり、第1係止孔42が円孔に、第2係止
孔43が長孔に形成される。なお、本実施の形態では、
第1係止孔は円孔に、第2係止孔は長孔に形成されるけ
れども、これに限定されるものではなく、方形の孔と長
方形の孔などであってもよい。蓋23は、現像部本体1
2の先端部に当接して装着され、前記開口部22を塞
ぐ。
【0034】蓋23を開口部22に装着するに際して
は、現像ローラ13が内包する永久磁石片18の磁力
が、強磁性材料からなる蓋23を吸着するので、蓋23
とカートリッジ本体3とをともに簡単な構成にして、蓋
23の開口部22への装着と取外しとを行うことができ
るとともに、蓋23を開口部22に装着したときには、
開口部22を封止して現像剤の流出を防止することがで
きる。また、蓋23を開口部22に装着するとき、カー
トリッジ本体3の第1係止突起32を蓋23の第1係止
孔42に装入し、カートリッジ本体3の第2係止突起3
3を蓋23の第2係止孔43に装入することによって、
現像剤の流出を防止するに好適な所定位置に正確に再現
性よく、かつ短時間で蓋23を装着することができる。
このとき、第2係止孔43は長孔に形成されているの
で、合成樹脂からなるカートリッジ本体3の成形誤差お
よび環境温度の変化にともなう熱膨張変形などがあった
としても、これらを吸収して第2係止突起33を容易に
第2係止孔43に装入することができる。さらに、カー
トリッジ本体3の第1係止部31が、蓋23の第2係止
部41に装入されることによって、蓋23がカートリッ
ジ本体3に垂下保持されるので、現像ローラ13の磁力
による蓋23の吸着保持に加えて、蓋23のカートリッ
ジ本体3への保持を一層確実なものにすることができ
る。
【0035】図3は、弾発性シート部材44の斜視図で
ある。弾発性シート部材44は、たとえばポリエチレン
シートまたは発泡ウレタンシートのような弾発性材料か
らなり、開口部22および周縁部の形状に合わせて成形
される。蓋23とカートリッジ本体3の開口部22の周
縁部との間に弾発性シート部材44を設け、蓋23を開
口部22に装着する。弾発性シート部材44は開口部2
2の周縁部のみを覆う形状に成形されており、開口部2
2を臨む部分には透孔48が形成されているので、現像
ローラ13の磁力による蓋23の吸着を妨げることがな
い。弾発性シート部材44は弾発性を有するので、平坦
なシート形状であっても図3に示すように蓋23の形状
に合わせて階段状に変形することができ、また開口部2
2の周縁部と蓋23との間のわずかな隙間をも確実に封
止することができ、蓋23をカートリッジ本体3の開口
部22に装着したときの気密性を一層向上することが可
能となる。したがって、現像カートリッジ1の輸送時ま
たは取扱い時に、現像剤が開口部22から流出すること
を、一層確実に防止することが可能となる。
【0036】図4は、蓋23を開口部22から取外し、
カートリッジ本体3の天板21に係止した状態を示す斜
視図である。本発明では、蓋23を開口部22から取外
したとき、蓋23をカートリッジ本体3の天板21に係
止することができる。蓋23を開口部22から取外し、
蓋23の一端部45側をカートリッジ本体3の一端部3
4側に設けられた略逆L字状の形状を有する第1係止片
36と天板21との間の隙間47に差込み、蓋23の他
端部46側に形成された第2係止孔37をカートリッジ
本体3の他端部35付近に設けられた第2係止片37に
係止することによって、蓋23がカートリッジ本体3の
天板21に係止される。蓋23が、カートリッジ本体3
の天板21に係止されることによって、蓋23を開口部
22から取外したときの保管場所を確保することがで
き、蓋23の紛失を防止することができる。なお、第2
係止片37に蓋23を係止するために、蓋23をカート
リッジ本体3の開口部22に装着するときに用いる第2
係止孔43を兼用することができる。このように、第2
係止孔43を兼用することによって、蓋23に不要に多
数の孔をあけることなく、蓋23の構造を簡単にするこ
とができる。
【0037】現像剤回収槽39は、前述のように感光体
2の円周面上から回収した残留現像剤を貯留する合成樹
脂からなる容器であり、現像剤ホッパ部4のホッパ部本
体7に連なって設けられ、カートリッジ本体3と蓋23
とで現像カートリッジ1を構成する。
【0038】図5は、本発明の実施の他の形態である現
像カートリッジ51と現像カートリッジ51を備える画
像形成装置61との構成を簡略化して示す斜視図であ
る。画像形成装置61は、装置本体62と、用紙載置ト
レイ81と、用紙挿入口82と、原稿載置板83と、原
稿カバー84と、扉85と、排出用紙トレイ86と、現
像カートリッジ51とを含む。用紙載置トレイ81は、
合成樹脂からなり、画像を記録するための用紙を載置す
るために設けられる。用紙挿入口82は、用紙載置トレ
イ81に連なって設けられ、用紙を装置本体62に供給
するための挿入口である。原稿載置板83は、たとえば
透明なガラス板からなり、記録すべき画像を有する原稿
を載置する。原稿カバー84は、合成樹脂からなり、原
稿を原稿載置板83にセットしたあと、画像露光時の光
が装置本体62から漏れるのを防ぎ、また外光が装置本
体62に入ることを防ぐ。扉85は、合成樹脂からな
り、装置本体62の保守点検のために開閉可能であり、
図5では開放した状態を示す。排出用紙トレイ86は、
合成樹脂からなり、画像を記録したあと、装置本体62
から排出された用紙を載置する。
【0039】画像形成装置61は、現像カートリッジ5
1を装置本体62内に装着して、次のように画像形成を
行う。前記感光体2が矢符24の方向に回転駆動される
間に、装置本体62内の電荷付与帯電器が感光体2を特
定極性に帯電し、次いで原稿載置板83上に載置された
原稿の反射光像が、感光体2上に露光されて静電潜像が
形成される。感光体2上の静電潜像は、装置本体62内
に装着された現像カートリッジ51の現像ローラ13に
吸着されている現像剤によって現像され、顕像化する。
感光体2上に顕像化された画像は、用紙載置トレイ81
に載置され用紙挿入口82から供給された用紙が、装置
本体62内の感光体2と転写用帯電器との間を通過する
ことによって画像が用紙に転写される。画像が転写され
た用紙は、剥離用帯電器によって感光体2から剥離され
たあと、加熱定着されて排出用紙トレイ86に排出され
る。
【0040】画像形成装置61は、簡単な構成の強磁性
材料からなる蓋52でカートリッジ本体3の開口部22
を封止することができ、また装置本体62に着脱可能で
ある現像カートリッジ51を、装置本体62に装着して
現像処理を行うことができる。現像カートリッジ51
は、前記蓋52によってカートリッジ本体3の開口部2
2を封止し、現像剤の流出を容易に防止することができ
るので、現像カートリッジを再生処理するのための輸送
と取扱いにおける困難が解消される。したがって、現像
カートリッジ51の再生処理が容易になり、画像形成装
置61は、再生利用の可能な現像カートリッジ51を装
置本体62に装着して使用することができるので、使い
捨ての現像カートリッジを使用する場合に比べて、保守
費用を安価に抑えることができる。
【0041】 本実施の形態の現像カートリッジ51
は、図1に示す実施の一形態の現像カートリッジ1と類
似し、対応する部分には同一の参照符号を付して説明を
省略する。現像カートリッジ51は、カートリッジ本体
3と蓋52とを含む。蓋52には突出片55が設けられ
る。突出片55は、蓋52の一方の側部に、その側部外
方と現像カートリッジ51の挿入方向下流側とに突出し
て設けられる。カートリッジ本体3の開口部22の上縁
に設けられた第1および第2係止突起32,33を、蓋
52に形成された第1および第2係止孔42,43のそ
れぞれに装入して、蓋52をカートリッジ本体3の開口
部22に装着したとき、突出片55はカートリッジ本体
3の上方に突出する。
【0042】また、蓋52には、蓋52の突出片55の
部分に、蓋52を把持することのできる把持部56が設
けられる。把持部56は、指を挿入できる程度の寸法の
貫通孔からなる。蓋52に把持部56が設けられるの
で、蓋52をカートリッジ本体3の開口部22から取外
すとき、把持部56を把持して取外すことによって、確
実かつ容易に取外すことができる。現像カートリッジ5
1は、蓋52を取外した状態で画像形成装置61の装置
本体62に設けられる現像カートリッジ挿入口63に矢
符57の方向に挿入されて現像処理の操作が行われる。
また、現像カートリッジ51は、取出し時には矢符58
の方向に排出される。
【0043】図6は、開口部22に蓋52を装着した現
像カートリッジ51を、画像形成装置61に設けられる
現像カートリッジ挿入口63に挿入する状態を示す斜視
図である。蓋52をカートリッジ本体3の開口部22に
装着したまま、現像カートリッジ51を画像形成装置6
1の現像カートリッジ挿入口63に矢符57の方向に挿
入しようとすると、突出片55がカートリッジ本体3か
ら上方に突出しているので、現像カートリッジ挿入口6
3の上枠64にあたって、現像カートリッジ51が画像
形成装置61へ挿入されることを阻止し、蓋52をカー
トリッジ本体3の開口部22に装着したままでは、現像
カートリッジ51を挿入することができない。したがっ
て、蓋52を装着したまま現像カートリッジ51を画像
形成装置61に挿入することがなくなり、蓋52によっ
て感光体2を傷つけたり、画像形成装置61の内部部品
を破損することがない。
【0044】図7は、蓋52をカートリッジ本体3の天
板21に係止した状態を示す斜視図である。実施の一形
態における蓋23と同じように、本実施の形態において
も蓋52をカートリッジ本体3に係止することができ
る。蓋52のカートリッジ本体3への係止は、実施の一
形態と同様であるので、蓋52をカートリッジ本体3に
係止する説明は省略する。蓋52をカートリッジ本体3
の天板21に設けられた第1および第2係止片36,3
7に係止した状態で、突出片55が、カートリッジ本体
3の挿入方向下流側の外方に突出するので、画像形成装
置61への現像カートリッジ51の挿入を阻止すること
がなく、蓋52を係止したままの現像カートリッジ51
を画像形成装置61の内部に収納することができる。し
たがって、再生処理のために現像カートリッジ51を、
画像形成装置61から取り出して梱包し輸送するときま
で、蓋の保管場所を確保し、蓋の紛失を防止することが
できる。また、蓋52をカートリッジ本体3に係止した
ままで、現像カートリッジ51を画像形成装置61に挿
入したとき、突出片55を現像カートリッジ51の位置
決めに利用することができる。
【0045】図8は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある画像形成装置75の内部の構成を簡略化して示す斜
視図であり、図9は図8の正面図である。図8および図
9は、蓋52をカートリッジ本体3の天板21に係止し
て画像形成装置75の装置本体76に挿入したときの内
部を簡略化して示す。画像形成装置75は、静電潜像が
形成されて回転可能な前記感光体2と、感光体2を回転
自在に支持する装置本体76と、前記現像カートリッジ
51とを備える。装置本体76は、装置本体76の電源
回路を開閉するスイッチ65を備える。スイッチ65
は、蓋52をカートリッジ本体3の第1および第2係止
片36,37に係止した状態の現像カートリッジ51
を、装置本体76に装着するとき、現像カートリッジ5
1の挿入方向下流側に、かつ蓋52の突出片55と対向
して装置本体76に設けられる。
【0046】スイッチ65は、スイッチ本体66と、開
閉部材67と、接点68とを含む。スイッチ本体66
は、装置本体76にねじ72によって固定される。開閉
部材67は、初期状態では接点68と離れており、スイ
ッチ65はオフの状態である。現像カートリッジ51が
装置本体76に挿入されるとき、開閉部材67は、突出
片55によって現像カートリッジ51の挿入方向下流側
に押圧される。これによって開閉部材67が接点68と
接続され、スイッチ65をオンにする。逆に、開閉部材
67が押圧状態から解放されると、開閉部材67は初期
状態に戻って接点68と離れてスイッチ65はオフの状
態になる。
【0047】装置本体76の現像カートリッジ挿入口6
3の内奥には、内壁69が設けられる。内壁69には、
第1挿通孔70が形成される。第1挿通孔70は、開閉
部材67を臨む位置に形成され、カートリッジ本体3に
係止された蓋52の突出片55が挿通可能である。ま
た、内壁69のカートリッジ本体3に設けられる前記位
置決め突起38と対向する位置には、位置決め用の第2
挿通孔71が形成される。カートリッジ本体3が、蓋5
2を天板21に係止して、装置本体76の所定の位置ま
で挿入されて装着されるとき、突出片55は第1挿通孔
70に挿通され、位置決め突起38は第2挿通孔71に
挿通されて、現像カートリッジ51の装置本体76内に
おける位置決めがなされる。
【0048】前述のように、突出片55は、矢符57の
方向に現像カートリッジ51が挿入されるとき、開閉部
材67を現像カートリッジ挿入方向下流側に押圧して、
開閉部材67と接点68とを接触させ、スイッチ65を
オンにする。逆に、矢符58の方向に現像カートリッジ
51が排出されるとき、突出片55は開閉部材67の押
圧を解放するので、スイッチ65はオフになる。このよ
うに、カートリッジ本体3に係止された蓋52の突出片
55が、装置本体76の操作回路を開閉するスイッチ6
5を作動させることができる。したがって、蓋52をカ
ートリッジ本体3の係止片に係止していなければ、現像
カートリッジ51を画像形成装置75に挿入しても、画
像形成装置75を運転することができないので、画像形
成装置75を運転するときの蓋52の保管と紛失防止が
一層完全なものとなる。
【0049】以上述べたように、本発明の実施の形態で
は、蓋は電気亜鉛めっき鋼板であるけれども、これに限
定されることなく、塗装鋼板またはフェライト系ステン
レス鋼板など他の強磁性材料であってもよい。また、蓋
は全体が強磁性材料からなるけれども、これに限定され
ることなく、蓋は内面だけが強磁性材料からなってもよ
く、また強磁性材料が部分的に含まれてもよく、蓋の現
像ローラに対向する部分が少なくとも強磁性材料を含む
構成であればよい。また、蓋を保持し予め定める位置に
係止する係止部は、それぞれ2つの係止突起と係止孔と
で構成されているけれども、これに限定されることな
く、それぞれ1つの係止突起と係止孔であってもよく、
またそれぞれ3つ以上の係止突起と係止孔であってもよ
い。また、蓋を保持し予め定める位置に係止する係止部
は、係止突起と係止孔との組合せであるけれども、これ
に限定されることなく、係止片と切欠きとの組合せなど
であってもよい。また、弾発性シール部材はポリエチレ
ンシートおよび発泡ウレタンシートであるけれども、こ
れに限定されることなく、表面に弾発性材料を塗布また
は貼付けした塗装鋼板などであってもよい。また、蓋は
カートリッジ本体の天板に係止されているけれども、こ
れに限定されることなく、カートリッジ本体の側面また
は底面などに係止されてもよい。また、蓋には把持部が
設けられているけれども、これに限定されることなく、
把持部を設けなくてもよい。また、画像形成装置は、蓋
に形成される突出片によってスイッチを接触し電源回路
を導通させるが、これに限定されることなく、蓋に形成
される突出片以外の手段によってスイッチを接触し電源
回路を導通させるものであってもよい。また、画像形成
装置は、突出片の形成された蓋を係止した現像カートリ
ッジを含んで構成されるが、これに限定されることな
く、突出片の形成されない蓋を係止した現像カートリッ
ジを含んで構成されてもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、蓋は強磁性材料からな
り、現像ローラは磁力を有しているので、蓋は現像ロー
ラの磁力によってカートリッジ本体の開口部に吸着され
て開口部を封止し、現像剤がカートリッジ本体の開口部
から流出することを防止できる。また、蓋の装着は、現
像ローラの磁力のみによるため、現像ローラの磁力に逆
らって蓋を引っ張るだけで容易に取外すことができる。
したがって、カートリッジ本体および蓋のいずれにも複
雑な係止部を設ける必要がなく、簡単な構成で蓋をカー
トリッジ本体に着脱可能にすることができる。
【0051】また本発明によれば、カートリッジ本体と
蓋とに係止部が設けられるので、蓋をカートリッジ本体
に装着するとき、現像剤の流出を防止することができる
所定の位置に正確に再現性よく、かつ短時間で装着する
ことができる。また、係止部によって蓋がカートリッジ
本体に保持されるので、現像ローラの磁力による蓋の吸
着保持に加えて、蓋の保持を一層確実なものにすること
ができる。
【0052】また本発明によれば、蓋とカートリッジ本
体との間に、さらに弾発性シール部材を設けるので、現
像剤カートリッジの輸送時または取扱い時の現像剤の流
出を一層完全に防止することが可能となる。
【0053】
【0054】また本発明によれば、カートリッジ本体の
開口部に蓋を装着したとき、蓋に設けられた突出片が、
たとえばカートリッジ本体から上方に突出するので、現
像カートリッジを画像形成装置に挿入するとき、突出片
が画像形成装置の現像カートリッジ挿入口の枠にあたっ
て、現像カートリッジが画像形成装置本体へ挿入される
ことを阻害し、蓋を装着したままでは現像カートリッジ
を画像形成装置に挿入することができない。したがっ
て、蓋を装着したまま現像カートリッジを画像形成装置
に挿入することがなく、蓋によって感光体を傷つけた
り、画像形成装置の内部部品を破損することがない。
【0055】また本発明によれば、画像形成装置を運転
しているとき、蓋をカートリッジ本体の係止片に係止し
たままで現像カートリッジを画像形成装置内部に収納す
ることができるので、再生処理のために現像カートリッ
ジを梱包して輸送するときまで、蓋の保管場所を確保
し、蓋の紛失を防止することができる。また、突出片が
カートリッジ本体の挿入方向下流側の外方に突出するの
で、画像形成装置への現像カートリッジの挿入を阻害す
ることがなく、突出片を画像形成装置内における現像カ
ートリッジの位置決めに利用することができる。
【0056】また本発明によれば、画像形成装置は、カ
ートリッジ本体の開口部を簡単な構成の強磁性材料から
なる蓋で封止することができ、かつ装置本体に着脱可能
な現像カートリッジを備える。したがって、簡単な構成
で輸送および取扱い時に現像剤の流出を防止できる再利
用可能な現像カートリッジを、画像形成装置の現像処理
に使用することができるので、画像形成装置の保守費用
を安価に抑えることができる。
【0057】また本発明によれば、たとえば蓋がカート
リッジ本体の係止片に係止された状態で、蓋の突起がカ
ートリッジ本体から外方に突出しているので、突出片と
スイッチとが現像カートリッジの装着時に接触するよう
にスイッチを配置することができる。これによって、現
像カートリッジが画像形成装置に装着されている状態に
おいて、蓋の突出片と装置本体に設けられたスイッチと
が接触し、電源回路が導通して画像形成装置の画像形成
機能が発揮される。したがって、蓋をカートリッジ本体
の係止片に係止していなければ、現像カートリッジを画
像形成装置に挿入しても、画像形成装置を運転し、画像
形成機能を発揮することができないので、画像形成装置
を運転するときの蓋の保管と紛失防止が一層完全なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である画像形成装置の現
像カートリッジ1の構成を簡略化して示す断面図であ
る。
【図2】図1に示す画像形成装置の現像カートリッジ1
の構成を簡略化して示す分解斜視図である。
【図3】弾発性シート部材44の斜視図である。
【図4】蓋23を開口部22から取外し、カートリッジ
本体3の天板21に係止した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の他の形態である現像カートリッ
ジ51の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図6】開口部22に蓋52を装着した現像カートリッ
ジ51を、画像形成装置61に設けられる現像カートリ
ッジ挿入口63に矢符57の方向に挿入する状態を示す
斜視図である。
【図7】蓋52をカートリッジ本体3の天板21に係止
した状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態である画像形成
装置75の内部の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図9】図8の正面図である。
【符号の説明】
1,51 現像カートリッジ 2 感光体 3 カートリッジ本体 4 現像剤ホッパ部 7 ホッパ部本体 12 現像部本体 13 現像ローラ 21 天板 22 開口部 23,52 蓋 31 第1係止部 41 第2係止部 55 突出片 56 把持部 61,75 画像形成装置 62,76 装置本体 65 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 俊夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 長田 努 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−272207(JP,A) 特開2000−19839(JP,A) 特開 平2−247668(JP,A) 特開 平4−283765(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 G03G 15/00 550

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ本体に収納された二成分現
    像剤が、そのカートリッジ本体に回転自在に設けられた
    現像ローラの外周面に磁力によって吸着され、現像ロー
    ラ上の現像剤が静電潜像の形成された感光体上に顕像化
    する画像形成装置の現像カートリッジにおいて、 カートリッジ本体には感光体を臨む位置に開口部が形成
    され、その開口部に臨んでカートリッジ本体に当接して
    開口部を塞ぎ、現像ローラに磁力によって吸着する強磁
    性材料からなる蓋が、カートリッジ本体に着脱可能に設
    けられることを特徴とする画像形成装置の現像カートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジ本体には、 カートリッジ本体の開口部の上部に、蓋を保持し、かつ
    予め定める位置に係止する第1係止部が設けられ、 蓋には、 第1係止部に係止される第2係止部が設けられることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置の現像カートリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】 前記蓋と前記カートリッジ本体の開口部
    の周縁部との間に、弾発性シール部材が設けられること
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の画像
    形成装置の現像カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記蓋には、 蓋をカートリッジ本体の開口部に装着した状態で、カー
    トリッジ本体の外方に突出する突出片が形成されること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成
    装置の現像カートリッジ。
  5. 【請求項5】 カートリッジ本体には、 蓋を係止するための係止片が設けられ、 蓋には、カートリッジ本体の係止片に取付けた状態で、 カートリッジ本体の挿入方向下流側の外方に突出する突
    出片が形成されることを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成装置の現像カートリッジ。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体と、 画像形成装置本体に回転自在に設けられ、表面に静電潜
    像が形成される感光体と、 画像形成装置本体に挿脱自在に挿入される請求項1〜5
    のいずれかに記載の現像カートリッジとを含むことを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置本体と、 画像形成装置本体に回転自在に設けられ、表面に静電潜
    像が形成される感光体とを含む画像形成装置において、 画像形成装置本体に挿脱自在に挿入される請求項5記載
    の現像カートリッジと、 画像形成装置本体に設けられ、現像カートリッジと接触
    /離間して電源回路を導通/遮断するスイッチとを含
    み、 現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されている
    状態において、電源回路が導通して画像形成機能を発揮
    することを特徴とする画像形成装置。
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