JP2003195730A - カバー部材、画像形成装置のユニット、現像カートリッジ、シャッター部材、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

カバー部材、画像形成装置のユニット、現像カートリッジ、シャッター部材、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JP2003195730A
JP2003195730A JP2001399825A JP2001399825A JP2003195730A JP 2003195730 A JP2003195730 A JP 2003195730A JP 2001399825 A JP2001399825 A JP 2001399825A JP 2001399825 A JP2001399825 A JP 2001399825A JP 2003195730 A JP2003195730 A JP 2003195730A
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JP2001399825A
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Yasushi Yoshino
靖史 吉野
Tomonori Mori
友紀 森
Koji Yamaguchi
浩司 山口
Teruhiko Sasaki
輝彦 佐々木
Tsutomu Nishiuwatoko
力 西上床
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像カートリッジの現像ローラを保護するカ
バー部材に、現像カートリッジのメモリタグを保護する
メモリタグ保護カバーを一体的に設けて、部品点数を削
減する。 【解決手段】 画像形成装置の現像ローラ31を保持す
る現像カートリッジ30には、サービス情報等を記憶す
るメモリタグ60が取り付けられる。画像形成装置本体
に装着する前の現像カートリッジ30の現像ローラ31
を保護するために用いられるカバー部材70の一方の側
縁に、メモリタグ60を保護するメモリタグ保護カバー
72を一体的に設けておき、カバー把手76を掴んでカ
バー部材70を取り外すときには、カバー部材70の他
方の側縁を中心にカバー部材70を回動させ、現像ロー
ラ31に接触させることなく安全に、現像ローラ31と
メモリタグ60のカバー解除を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に着脱自在なユニットとして搭載される現像
カートリッジ等のカバー部材、画像形成装置のユニッ
ト、現像カートリッジ、シャッター部材、プロセスカー
トリッジおよび画像形成装置に関する。
【0002】ここで電子写真方式の画像形成装置とは、
電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形
成するもので、例えば電子写真複写機、電子写真プリン
タ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ
等)、電子写真ファクシミリ装置である。
【0003】画像形成装置のユニットとは、帯電手段、
現像手段、クリーニング手段、電子写真感光体等を一体
的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真方
式の画像形成装置本体に対して着脱可能とする現像カー
トリッジやプロセスカートリッジ等の消耗品である。
【0004】さらにプロセスカートリッジとしては、現
像装置と感光ドラムユニットとが分離された構成におけ
る、いわゆるドラムカートリッジも含むものである。
【0005】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体(感光体ド
ラム)や、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段
を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画
像形成装置本体に着脱可能とするカートリッジ方式が採
用されており、現像カートリッジ、プロセスカートリッ
ジとして用いられる。このカートリッジ方式によれば、
装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー
自身で行なうことができるので、格段に操作性を向上さ
せることができた。そこでこのカートリッジ方式は、画
像形成装置において広く用いられている。
【0006】プロセスカートリッジでは、感光体ドラム
を備え、この感光体ドラムに形成した潜像に現像剤(以
下トナーと称す)を付与するために現像手段が用いられ
る。この現像手段は、感光体ドラムにトナーを送り出す
現像剤担持体(現像ローラ)等を保持する現像枠体と、
トナーを収容したトナー枠体(トナー収容容器)を結合
してある。
【0007】現像カートリッジを用いる場合は、帯電装
置によって一様に帯電された感光体ドラムに選択的な露
光をして静電潜像を形成し、現像カートリッジによって
前記静電潜像をトナーで可視化するとともに、該トナー
による像を記録媒体(転写材)に転写して画像記録を行
なう。
【0008】ここで、現像カートリッジは、使用前に現
像剤封止部材(トナーシール)を現像剤容器(トナー収
容容器)から外し、現像ローラにトナーを供給できるよ
うにするのが一般的である。
【0009】また、現像カートリッジ等が画像形成装置
に装着されていない時に現像ローラを保護するカバー部
材を必要とする。従来は、現像カートリッジの装着と同
時に、カバー部材であるシャッターが自動で開き、カー
トリッジ離脱時は自動で閉じるという構成や、現像カー
トリッジの装着前に現像ローラを保護するカバー部材を
外して、画像形成装置本体に装着する構成が知られてい
る。
【0010】また、現像カートリッジやプロセスカート
リッジの情報を記憶する情報記憶媒体であるメモリタグ
等をプロセスカートリッジや現像カートリッジに搭載し
た場合、本体装着前にメモリタグ等に傷、汚れ等がつか
ないように保護カバーを取り付けて、メモリの安定した
動作を保証する必要がある。この保護カバーも画像形成
装置に装着する前に外して、現像カートリッジ等を画像
形成装置に装着する構成が一般的である。
【0011】プロセスカートリッジや現像カートリッジ
に搭載されるメモリタグ等の情報記憶媒体の使用用途と
しては、この情報記憶媒体にアクセスできるかどうかで
カートリッジの有無検知に利用できるのはもちろんのこ
と、カートリッジの固体識別が可能となるため、カラー
カートリッジの色違いなどカートリッジの種類を識別し
誤装着を防止したり、カートリッジごとに現像バイアス
や帯電電圧などを細かく設定したり、また画像形成装置
本体で使用された枚数を記憶させ、この情報を基にカー
トリッジの寿命を判断して使用者に交換時期を促す場合
や、一度画像形成装置本体から取り出しても以前に使用
した枚数の続きからカウントさせることなどが可能とな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カート
リッジの着脱に応じて自動的に開閉するシャッター型式
のカバー部材を用いると、シャッター格納のための空間
部およびシャッター開閉機構を、画像形成装置本体ある
いはカートリッジ内に設けなければならず、余分なスペ
ースと複雑な駆動部が必要となる。
【0013】また、現像カートリッジ等を画像形成装置
本体に装着する前にカバー部材を取り外す構成は、カバ
ー部材の取り外しの作業において、現像ローラにカバー
部材が接触しないように注意深く作業しなければならな
い。
【0014】一方、メモリの安定した動作を保証するた
めの保護カバーを別部品として付加すると、ユーザーが
現像カートリッジを装着する前に、トナーシール外し、
現像ローラのカバー部材解除に加えて、メモリタグの保
護カバー解除という煩雑な操作をしなければならない。
【0015】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置の省ス
ペース化を促進するとともに、簡単な構成でユーザーの
操作性をより一層向上させることのできる現像カートリ
ッジ等のカバー部材、画像形成装置のユニット、現像カ
ートリッジ、シャッター部材、プロセスカートリッジお
よび画像形成装置を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、現像カートリッジ等
に取り付けられた情報記憶媒体を保護する保護部を現像
ローラ等を保護するカバー本体と一体に設けることで、
情報記憶媒体の安定した動作を保証するためのメモリタ
グ保護カバー等を別体として設けた場合に比べて、部品
点数を削減し、ユーザーの操作性をより一層向上させる
ことである。
【0017】本発明のさらに別の目的は、カバー部材を
現像カートリッジの現像ローラ等に接触させることなく
安全にカバー部材の解除を行なうことを可能とし、ユー
ザーの操作性をさらに向上させることである。
【0018】本発明のさらに別の目的は、プロセスカー
トリッジの転写開口部や露光開口部を自動開閉するシャ
ッターに、プロセスカートリッジの情報記憶媒体を保護
する保護カバーを一体的に設けることで、部品点数の削
減とユーザーの操作性向上を促進することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカバー部材は、電子写真方式による画像形
成のためのプロセス手段を有する画像形成装置のユニッ
トに用いられる着脱自在なカバー部材であって、前記プ
ロセス手段を保護するプロセス手段保護部を備えたカバ
ー本体と、前記プロセス手段保護部の長手方向の中央部
から一方の側縁に突出する第1の係止部と、前記プロセ
ス手段保護部の長手方向の両端部から他方の側縁にそれ
ぞれ突出する第2および第3の係止部とを有し、前記第
1の係止部が、前記プロセス手段の上方で前記ユニット
に着脱自在に係止し、前記第2および前記第3の係止部
が、前記プロセス手段の下方で前記ユニットに着脱自在
に係止するように構成されていることを特徴とする。
【0020】電子写真方式による画像形成のためのプロ
セス手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する画
像形成装置のユニットに用いられる着脱自在なカバー部
材であって、前記プロセス手段を保護するプロセス手段
保護部および前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体
保護部を一体的に備えたカバー本体と、前記プロセス手
段保護部の長手方向の中央部から一方の側縁に突出する
第1の係止部と、前記プロセス手段保護部の長手方向の
両端部から他方の側縁にそれぞれ突出する第2および第
3の係止部とを有し、前記第1の係止部が、前記プロセ
ス手段の上方で前記ユニットに着脱自在に係止し、前記
第2および前記第3の係止部が、前記プロセス手段の下
方で前記ユニットに着脱自在に係止するように構成され
ていることを特徴とするカバー部材でもよい。
【0021】第1の係止部の近傍に、前記第1の係止部
をユニットから解除するためのカバー把手が設けられて
いるとよい。
【0022】カバー本体の両端に、それぞれ、画像形成
装置本体のユニット装着スペースに干渉する干渉形状部
が突出しているとよい。
【0023】電子写真方式による画像形成のためのプロ
セス手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する画
像形成装置のユニットに用いられるカバー部材であっ
て、前記プロセス手段を保護するプロセス手段保護部と
前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部とが一
体的に形成されたカバー本体と、前記カバー本体を前記
ユニットに着脱自在に装着する装着部を有することを特
徴とするカバー部材でもよい。
【0024】カバー本体が、合成樹脂の成形品またはシ
ート部材であるとよい。
【0025】本発明の画像形成装置のユニットは、電子
写真方式による画像形成のためのプロセス手段を有する
画像形成装置のユニットであって、前記プロセス手段を
保護するプロセス手段保護部を備えたカバー本体と、前
記プロセス手段保護部の長手方向の中央部から一方の側
縁に突出する第1の係止部と、前記プロセス手段保護部
の長手方向の両端部から他方の側縁にそれぞれ突出する
第2および第3の係止部とを有するカバー部材と、前記
カバー部材の前記第1の係止部を係止させる第1の係合
手段と、前記カバー部材の前記第2および前記第3の係
止部をそれぞれ係止させる第2および第3の係合手段を
備えたことを特徴とする。
【0026】電子写真方式による画像形成のためのプロ
セス手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する画
像形成装置のユニットであって、前記プロセス手段を保
護するプロセス手段保護部および前記情報記憶媒体を保
護する情報記憶媒体保護部を一体的に備えたカバー本体
と、前記プロセス手段保護部の長手方向の中央部から一
方の側縁に突出する第1の係止部と、前記プロセス手段
保護部の長手方向の両端部から他方の側縁にそれぞれ突
出する第2および第3の係止部とを有するカバー部材
と、前記カバー部材の前記第1の係止部を係止させる第
1の係合手段と、前記カバー部材の前記第2および前記
第3の係止部をそれぞれ係止させる第2および第3の係
合手段を備えたことを特徴とする画像形成装置のユニッ
トでもよい。
【0027】電子写真方式による画像形成のためのプロ
セス手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する画
像形成装置のユニットであって、前記プロセス手段を保
護するプロセス手段保護部と前記情報記憶媒体を保護す
る情報記憶媒体保護部とが一体的に形成されたカバー本
体を備えたカバー部材と、前記カバー部材を装着する装
着部を有することを特徴とする画像形成装置のユニット
でもよい。
【0028】本発明の現像カートリッジは、電子写真方
式による画像形成のための現像手段を有する現像カート
リッジであって、前記現像手段を保護する現像手段保護
部を備えたカバー本体と、前記現像手段保護部の長手方
向の中央部から一方の側縁に突出する第1の係止部と、
前記現像手段保護部の長手方向の両端部から他方の側縁
にそれぞれ突出する第2および第3の係止部とを有する
カバー部材と、前記カバー部材の前記第1の係止部を係
止させる第1の係合手段と、前記カバー部材の前記第2
および前記第3の係止部をそれぞれ係止させる第2およ
び第3の係合手段を備えたことを特徴とする。
【0029】電子写真方式による画像形成のための現像
手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する現像カ
ートリッジであって、前記現像手段を保護する現像手段
保護部および前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体
保護部を一体的に備えたカバー本体と、前記現像手段保
護部の長手方向の中央部から一方の側縁に突出する第1
の係止部と、前記現像手段保護部の長手方向の両端部か
ら他方の側縁にそれぞれ突出する第2および第3の係止
部とを有するカバー部材と、前記カバー部材の前記第1
の係止部を係止させる第1の係合手段と、前記カバー部
材の前記第2および前記第3の係止部をそれぞれ係止さ
せる第2および第3の係合手段を備えていることを特徴
とする現像カートリッジでもよい。
【0030】電子写真方式による画像形成のための手段
および情報を記憶する情報記憶媒体を有する現像カート
リッジであって、前記現像手段を保護する現像手段保護
部と前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部と
が一体的に形成されたカバー本体を備えたカバー部材
と、前記カバー部材を装着する装着部を有することを特
徴とする現像カートリッジでもよい。
【0031】本発明のシャッター部材は、電子写真感光
体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、
情報を記憶する情報記憶媒体と、前記電子写真感光体に
形成された像を記録媒体に転写するための転写開口部と
を備えたプロセスカートリッジに用いられるシャッター
部材であって、前記転写開口部を覆うためのシャッター
本体と、前記シャッター本体を開閉するシャッター駆動
部と、前記情報記憶媒体を保護するために前記シャッタ
ー本体と一体的に設けられた情報記憶媒体保護部とを有
することを特徴とする。
【0032】電子写真感光体と、前記電子写真感光体に
作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶媒体
と、前記電子写真感光体を露光するための露光開口部と
を備えたプロセスカートリッジに用いられるシャッター
部材であって、前記露光開口部を覆うためのシャッター
本体と、前記シャッター本体を開閉するシャッター駆動
部と、前記情報記憶媒体を保護するために前記シャッタ
ー本体と一体的に設けられた情報記憶媒体保護部とを有
することを特徴とするシャッター部材でもよい。
【0033】電子写真感光体と、前記電子写真感光体に
作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶媒体
と、前記電子写真感光体を露光するための露光開口部
と、前記電子写真感光体に形成された像を記録媒体に転
写するための転写開口部とを備えたプロセスカートリッ
ジに用いられるシャッター部材であって、前記露光開口
部および前記転写開口部を覆うためのシャッター本体
と、前記シャッター本体を開閉するシャッター駆動部
と、前記情報記憶媒体を保護するために前記シャッター
本体と一体的に設けられた情報記憶媒体保護部とを有す
ることを特徴とするシャッター部材でもよい。
【0034】本発明のプロセスカートリッジは、電子写
真方式の画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセス
カートリッジであって、電子写真感光体と、前記電子写
真感光体に作用するプロセス手段と、情報を記憶する情
報記憶媒体と、前記電子写真感光体に形成した像を記録
媒体に転写するための転写開口部と、前記転写開口部を
開閉するシャッター部材とを有し、前記シャッター部材
が、前記転写開口部を覆うためのシャッター本体と、前
記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部とを一体
的に備えていることを特徴とする。
【0035】電子写真方式の画像形成装置に着脱自在に
装着されるプロセスカートリッジであって、電子写真感
光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段
と、情報を記憶する情報記憶媒体と、前記電子写真感光
体を露光するための露光開口部と、前記露光開口部を開
閉するシャッター部材とを有し、前記シャッター部材
が、前記露光開口部を覆うためのシャッター本体と、前
記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部とを一体
的に備えていることを特徴とするプロセスカートリッジ
でもよい。
【0036】電子写真方式の画像形成装置に着脱自在に
装着されるプロセスカートリッジであって、電子写真感
光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段
と、情報を記憶する情報記憶媒体と、前記電子写真感光
体を露光するための露光開口部と、前記電子写真感光体
に形成された像を記録媒体に転写するための転写開口部
と、前記露光開口部および前記転写開口部を開閉するシ
ャッター部材とを有し、前記シャッター部材が、前記露
光開口部および前記転写開口部を覆うためのシャッター
本体と、前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護
部とを一体的に備えていることを特徴とするプロセスカ
ートリッジでもよい。
【0037】本発明の画像形成装置は、電子写真感光体
と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、情
報を記憶する情報記憶媒体と、前記電子写真感光体に形
成された像を記録媒体に転写するための転写開口部とを
備えたプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリ
ッジの前記転写開口部を開閉するシャッター部材と、前
記プロセスカートリッジの前記情報記憶媒体との間で電
気通信を行なう通信手段と、前記プロセスカートリッジ
を着脱自在に装着する画像形成装置本体とを有し、前記
シャッター部材が、前記転写開口部を覆うためのシャッ
ター本体と、前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体
保護部とを一体的に備えていることを特徴とする。
【0038】電子写真感光体と、前記電子写真感光体に
作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶媒体
と、前記電子写真感光体を露光するための露光開口部と
を備えたプロセスカートリッジと、前記プロセスカート
リッジの前記露光開口部を開閉するためのシャッター部
材と、前記プロセスカートリッジの前記情報記憶媒体と
の間で電気通信を行なう通信手段と、前記プロセスカー
トリッジを着脱自在に装着する画像形成装置本体とを有
し、前記シャッター部材が、前記露光開口部を覆うシャ
ッター本体と、前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒
体保護部とを一体的に備えていることを特徴とする画像
形成装置でもよい。
【0039】電子写真感光体と、前記電子写真感光体に
作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶媒体
と、前記電子写真感光体を露光するための露光開口部
と、前記電子写真感光体に形成された像を記録媒体に転
写するための転写開口部とを備えたプロセスカートリッ
ジと、前記プロセスカートリッジの前記露光開口部と前
記転写開口部を開閉するシャッター部材と、前記プロセ
スカートリッジの前記情報記憶媒体との間で電気通信を
行なう通信手段と、前記プロセスカートリッジを着脱自
在に装着する画像形成装置本体とを有し、前記シャッタ
ー部材が、前記露光開口部および前記転写開口部を覆う
ためのシャッター本体と、前記情報記憶媒体を保護する
情報記憶媒体保護部とを一体的に備えていることを特徴
とする画像形成装置でもよい。
【0040】電子写真感光体を有するプロセスカートリ
ッジと、前記電子写真感光体に作用する現像手段を有す
る現像カートリッジと、前記プロセスカートリッジと前
記現像カートリッジを着脱自在に装着する画像形成装置
本体と、前記現像カートリッジの前記現像手段を保護す
る着脱自在なカバー部材とを有し、前記カバー部材が、
前記現像手段を保護する現像手段保護部を備えたカバー
本体と、前記現像手段保護部の長手方向の中央部から一
方の側縁に突出する第1の係止部と、前記現像手段保護
部の長手方向の両端部から他方の側縁にそれぞれ突出す
る第2および第3の係止部とを有し、前記第1の係止部
が、前記現像手段の上方で前記現像カートリッジに着脱
自在に係止し、前記第2および前記第3の係止部が、前
記現像手段の下方で前記現像カートリッジに着脱自在に
係止するように構成されていることを特徴とする画像形
成装置でもよい。
【0041】電子写真感光体を有するプロセスカートリ
ッジと、前記電子写真感光体に作用する現像手段および
情報を記憶する情報記憶媒体を有する現像カートリッジ
と、前記プロセスカートリッジと前記現像カートリッジ
を着脱自在に装着する画像形成装置本体と、前記現像カ
ートリッジの前記現像手段を保護する着脱自在なカバー
部材とを有し、前記カバー部材が、前記現像手段を保護
する現像手段保護部と前記情報記憶媒体を保護する情報
記憶媒体保護部とを一体的に備えたカバー本体と、前記
現像手段保護部の長手方向の中央部から一方の側縁に突
出する第1の係止部と、前記現像手段保護部の長手方向
の両端部から他方の側縁にそれぞれ突出する第2および
第3の係止部とを有し、前記第1の係止部が、前記現像
手段の上方で前記現像カートリッジに着脱自在に係止
し、前記第2および前記第3の係止部が、前記現像手段
の下方で前記現像カートリッジに着脱自在に係止するよ
うに構成されていることを特徴とする画像形成装置でも
よい。
【0042】電子写真感光体を有するプロセスカートリ
ッジと、前記電子写真感光体に作用する現像手段および
情報を記憶する情報記憶媒体を有する現像カートリッジ
と、前記プロセスカートリッジと前記現像カートリッジ
を着脱自在に装着する画像形成装置本体と、前記現像カ
ートリッジの前記現像手段を保護する着脱自在なカバー
部材とを有し、前記カバー部材が、前記現像手段を保護
する現像手段保護部と前記情報記憶媒体を保護する情報
記憶媒体保護部とが一体的に形成されたカバー本体と、
前記カバー本体を前記現像カートリッジに着脱自在に装
着する装着部を有することを特徴とする画像形成装置で
もよい。
【0043】
【作用】上記のカバー部材は、カバー本体の第1の係止
部を、現像カートリッジ等のユニットの上部に設けられ
た穴部等に係止させ、第2、第3の係止部をユニットの
底部に係止させて、画像形成装置本体に装着前の現像ロ
ーラ等のプロセス手段を保護する。
【0044】現像カートリッジ等を画像形成装置に搭載
するときは、カバー部材の第1の係止部をはずして、カ
バー本体を第2、第3の係止部を中心にして下方へ回動
させてカバー部材の解除・取りはずしを行なうことで、
カバー解除の作業中にカバー部材が現像ローラ等のプロ
セス手段に接触してしまうのを回避することができる。
【0045】シャッター型式のカバー部材を用いる場合
に比べて、画像形成装置本体内の現像カートリッジ等の
装着スペースを大幅に縮小できるうえに、カバー解除の
作業を極めて簡単かつ安全に行なうことができる。
【0046】現像ローラ等のプロセス手段に設けられた
情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部をカバー本
体と一体的に設けておけば、情報記憶媒体の保護のため
の別部材を必要とせず、組立部品点数の削減とともに、
現像カートリッジ等のユニットを画像形成装置本体に装
着する作業も大幅に簡略化される。
【0047】第1の係止部の近傍に、前記第1の係止部
をユニットから解除するためのカバー把手が設けられて
いれば、カバー部材を回動させる作業を迅速かつ効率的
に行うことができる。
【0048】カバー本体の両端に、それぞれ、画像形成
装置本体のユニット装着スペースに干渉する干渉形状部
が突出していれば、誤ってカバー部材を付けたままの現
像カートリッジ等を画像形成装置本体に組み込むことが
ない。
【0049】カバー本体が、合成樹脂の成形品またはシ
ート部材であれば、低コストでしかも扱いやすいカバー
部材を実現できる。
【0050】また上記のシャッター部材は、プロセスカ
ートリッジの露光開口部または転写開口部あるいはその
双方を同時に開閉するシャッター本体と一体的に、プロ
セスカートリッジの表面に取り付けた情報記憶媒体を保
護するための情報記憶媒体保護部を形成することで、情
報記憶媒体の保護カバーを別体として設けた場合に比べ
て、部品点数の削減と、プロセスカートリッジ装着時の
作業の簡略化に大きく貢献することができる。
【0051】画像形成装置本体にプロセスカートリッジ
を着脱するときに自動的にシャッター部材の開閉を行な
うように構成すれば、極めて迅速に画像形成プロセスを
スタートすることができる。
【0052】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0053】〔第1の実施の形態〕図1は第1の実施の
形態による画像形成装置を示すもので、以下、装置前面
とは転写プロセスから定着プロセスへの記録媒体(転写
材)の搬送上流側の面を指し(図1において右側)、画
像形成装置本体および現像カートリッジ、プロセスカー
トリッジに関して左右とは、装置前面から見て左または
右である。また長手方向とは、記録媒体の表面と平行で
あり、且つ、記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する
方向である。
【0054】{画像形成装置の画像形成動作の概略}図
1は電子写真方式によるカラー画像形成装置で、4色フ
ルカラーのレーザービームプリンタの概略構成を示す縦
断面図である。この画像形成装置は、画像情報に基づく
光を発生する露光手段1と、電子写真感光体である感光
体ドラム21および中間転写ユニット22等をユニット
化したプロセスカートリッジ2と、4色の現像カートリ
ッジ30(30Y、30M、30C、30K)からなる
現像装置3を有する。
【0055】露光手段1から画像情報に基づいた光像を
照射して像担持体である感光体ドラム21に像(トナー
像)を形成する。そして、前記トナー像の形成と同期し
て転写材(記録媒体)を搬送手段4によって搬送し、前
記感光体ドラム21に形成したトナー像が中間転写ユニ
ット22の中間転写ベルト22aに転写され、さらにそ
の中間転写ベルト22a上のトナー像が2次転写ローラ
41によって転写材に転写され、その転写材を加圧ロー
ラ51aと加熱ローラ51bを有する定着手段5に搬送
し、転写トナー像を定着して排出部52へ排出するよう
に構成している。
【0056】上記の画像形成工程をさらに詳細に説明す
る。
【0057】中間転写ベルト22aの回転と同期して感
光体ドラム21を図1の矢印方向(反時計回り)に回転
させ、この感光体ドラム21表面を帯電装置23によっ
て均一に帯電するとともに、露光手段1によって例えば
イエロー画像の光照射を行ない、感光体ドラム21上に
イエローの静電潜像を形成する。
【0058】露光手段1は外部装置等から読み込んだ画
像情報に基づいて光照射することによって感光ドラム2
1へ光像を照射するものであり、レーザーダイオード、
ポリゴンミラー、スキャナーモーター、結像レンズ、反
射ミラーが収納してある。
【0059】そして外部機器等から画像信号が与えられ
ると、レーザーダイオードが前記画像信号に応じて発光
し、ポリゴンミラーに前記画像光として照射する。この
ポリゴンミラーはスキャナーモーターによって高速回転
し、前記ポリゴンミラーで反射した画像光が結像レンズ
および反射ミラーを介して感光体ドラム21へ照射さ
れ、前記感光ドラム体21の表面を選択的に露光し静電
潜像を形成する。
【0060】この静電潜像形成と同時に現像装置3を駆
動して イエローの現像カートリッジ30Yを現像位置
に回転移動し、所定のバイアスを印加し静電潜像にイエ
ロートナーを付着させて現像する。その後、中間転写ベ
ルト22aの押えローラである1次転写ローラ22bに
トナーと逆極性の電圧を印加して感光体ドラム21上の
イエローのトナー像を中間転写ベルト22a上に1次転
写する。
【0061】上述のようにしてイエロートナー像の1次
転写が終了すると、次の現像カートリッジ30Mが回転
移動し、感光体ドラム21に対向した位置に位置決めさ
れる。イエローの場合と同様の工程をマゼンダ、シア
ン、そしてブラックの各色についても繰り返すことによ
って、中間転写ベルト22a上に4色のトナー像を重ね
合わせる。
【0062】この間、2次転写ローラ41は、中間転写
ベルト22aとは非接触状態にある。この時、クリーニ
ングユニットとしてのクリーニング用帯電ローラ22c
も中間転写ベルト22aとは非接触状態に位置する。
【0063】そして、中間転写ベルト22a上に4色の
トナー像形成完了後、2次転写ローラ41が図1に示す
ように中間転写ベルト22aに圧接され、さらに前記2
次転写ローラ41の圧接と同期して、搬送手段4のレジ
ストローラ対42近辺の所定の位置で待機していた転写
材が中間転写ベルト22aと2次転写ローラ41のニッ
プ部に送り出される。
【0064】ここで、レジストローラ対42の直前には
転写材の先端を検知してレジストローラ対42の回転駆
動力を遮断し、転写材を所定の位置で待機させるセンサ
43が設けられている。
【0065】2次転写ローラ41にはトナーと逆極性の
バイアス電圧が印加されており、中間転写ベルト22a
上のトナー像は、一括して搬送されてきた転写材の表面
に一括して2次転写していく。
【0066】このようにして、トナー像が2次転写され
た転写材は、搬送ベルトユニット44を経由して定着手
段5に搬送され、定着が行なわれた後、排紙ローラ対5
3によって排紙ガイド54に沿って搬送され、排出ロー
ラ対55によって画像形成装置上部の排出部(トレー)
52に排出され、画像形成を完了する。
【0067】一方、2次転写後にクリーニング用帯電ロ
ーラ22cが中間転写ベルト22aに圧接され、中間転
写ベルト22aの表面の2次転写残の残留トナーは所定
のバイアス電圧が印加され残留電荷が除電される。
【0068】除電された残留トナーは、1次転写ニップ
を介して中間転写ベルト22aから感光体ドラム21へ
静電気的に再転写され、中間転写ベルト22a表面がク
リーニングされる。なお、感光体ドラム21に再転写さ
れた2次転写残の残留トナーは、感光体ドラム21用の
クリーニングブレード21aによって除去し回収され
る。
【0069】回収された残留トナーは、廃トナーとして
後述する搬送する搬送経路をたどり、廃トナーボックス
25に回収され蓄積される。
【0070】{現像カートリッジの構成}イエロー、マ
ゼンダ、シアン、ブラックの各色のトナーを収納した現
像カートリッジ30(30Y、30M、30C、30
K)は図2に示す現像装置3のロータリー3a内の所定
位置に固定されている。ロータリー3aは、図1に示す
本体枠100に支持された軸を中心に回動する一対の円
体状のフランジ121、122からなり、両フランジ1
21、122に各現像カートリッジ30が固定保持さ
れ、ロータリー3aが回転中にロータリー3aから各現
像カートリッジ30が離脱しないように構成されてい
る。
【0071】画像形成装置のユニットである消耗品とし
ての現像カートリッジ30を画像形成装置の本体枠10
0の外へ離脱させる場合は、後述するトナー収容容器3
2の把手32aを持ってロータリー3aから現像カート
リッジ30を引き出す。各現像カートリッジ30はロー
タリー3aの両フランジ121、122に例えばねじり
コイルばねやストッパにより係止されておりユーザの操
作によって 離脱、装着が可能である。
【0072】各現像カートリッジ30は、プロセス手段
(現像手段)である現像ローラ31とトナー収容容器3
2を有し、トナー収容容器32には所定色のトナーが充
填されており、図示しない撹拌手段が回転することによ
ってトナーを現像部に必要量搬送する。搬送されたトナ
ーは、現像部においてスポンジ状のトナー供給ローラの
回転によって現像ローラ31表面に供給され、さらに薄
板状の現像ブレード33(図3参照)と現像ローラ31
との摩擦により電荷を付与され薄層化される。薄層化さ
れた現像ローラ31上のトナーは、回転により現像部に
搬送され、所定の現像バイアスを印加することにより感
光体ドラム21の静電潜像をトナー像に可視化させる。
【0073】現像ローラ31の表面のトナーで感光体ド
ラム21上の潜像の可視化に寄与しなかった残トナー
は、再度トナー供給ローラで剥ぎ取られまたこれと同時
に新しいトナーが現像ローラ31上に供給されて新たな
現像動作が連続的に行なわれる。
【0074】{プロセスカートリッジの構成}本実施の
形態では、感光体ドラム21と、中間転写ベルト22
a、廃トナーボックス25等を含む部分を一体化したプ
ロセスカートリッジ2を搭載している。図13はプロセ
スカートリッジ2の左側面から見た縦断面図、図14は
プロセスカートリッジ2の左側面から見た斜視図、図1
5は右側面から見た斜視図を示す。
【0075】プロセスカートリッジ2は、感光体ドラム
21を含む感光体ドラムユニット20と、中間転写ベル
ト22aおよび廃トナーボックス25を含む中間転写体
ユニット22の二つのユニットで構成されている。中間
転写体ユニット22の投影上方向に感光体ドラムユニッ
ト20を配置し、中間転写体ユニット22の左右側板2
6、27が、感光体ドラムユニット20の両側面まで伸
びて、感光体ドラムユニット20を側面から保持する構
成になっている。
【0076】{感光体ドラムユニットの構成}感光体ド
ラムユニット20には、感光体ドラム21が両端を回転
自在に右側軸受20aと左側回転軸20bにより保持さ
れ、右側端部のカップリングを介して画像形成装置本体
から所定の回転駆動力が伝達されるようになっている。
【0077】感光体ドラム21には帯電ローラ23aが
両端の軸受23bを介して、圧縮ばね23cにより所定
の力で圧接され、従動回転するようになっている。
【0078】軸受23bの少なくとも片方は導電性の材
料で構成され、帯電ローラ23aに所定の帯電バイアス
電圧を印加する事により、感光体ドラム21表面を一様
に帯電させるようになっている。なお、このような接触
帯電方式の帯電装置に関しては特開昭63−14966
9号公報に開示されている。
【0079】感光体ドラムユニット20には画像形成装
置の本体枠100に着脱する動作に連動して開閉するド
ラムシャッター28も設けられている。
【0080】感光体ドラム21にはクリーニングブレー
ド21aが所定の位置に設けられ、前述の逆電荷を付与
された中間転写ベルト22a上の残留トナーを感光体ド
ラム21上に回収し、感光体ドラム21上の残留トナー
と共に掻き取るように構成されている。
【0081】掻き取られた廃トナーはスクイシート21
bにより中間転写ベルト22a上への落下が阻止され、
クリーニングブレード21aとスクイシート21bの間
に溜まった残留トナーは送り羽根21cが回転すること
により、感光体ドラム容器21dの奥へ、つまり感光体
ドラム21から離れる方向へと掃き出される。
【0082】そして、送り羽根21cよりもさらに奥側
に第1スクリュー21eが設けられ、第1スクリュー2
1eが回転することにより、廃トナーは装置前面から見
て左側へ搬送されていく(図13において手前方向)。
【0083】感光体ドラム容器21dでは、第1スクリ
ュー21eが配置されている溝部の左端に下方向へ開口
21fが設けられていて、廃トナーは第1スクリュー2
1eによって左端に搬送された廃トナーが開口21fか
ら落下し、中間転写ユニット22の受け口22dへと送
り出される。開口21fの下面にはシール部材21gが
設けられており、受け口22dとの接合部でのトナー漏
れを防止している。
【0084】{中間転写ユニットの構成}中間転写ユニ
ット22は、中間転写ベルト22aによって感光体ドラ
ム21から転写された像を転写材へ転写し、廃トナーを
廃トナーボックス25へ回収貯蓄する。
【0085】中間転写ベルト22aは中間転写体フレー
ム22eに、駆動ローラ22fと従動ローラ22gの2
本のローラにより巻回張設されている。駆動ローラ22
fは両端を回転自在に右側軸受22hと左側軸受22i
により保持され、右側端部のカップリング22jを介し
て装置本体から所定の回転駆動力が伝達されるようにな
っている(図14、図15参照)。
【0086】従動ローラ22gの両端の軸受22kには
圧縮ばねが設けられ、中間転写ベルト22aに所定の張
力を与えるようになっている。
【0087】中間転写ベルト22aを挟んで、感光体ド
ラム21と対向する位置には、1次転写ローラ22bが
設けられ、両端の軸受を介して、圧縮ばねにより所定の
力で圧接され、従動回転するようになっている。
【0088】1次転写ローラ22bの軸受の少なくとも
片方は導電性の材料で構成され、1次転写ローラ22b
に所定の転写バイアス電圧を印加することにより、感光
体ドラム21表面上のトナーを中間転写体22a上に1
次転写させる。
【0089】中間転写ベルト22aの駆動ローラ22f
に対向する位置には、中間転写ベルト22a上の残留ト
ナーに所定のバイアス電圧を印加し、残留電荷を除電す
るためのクリーニング帯電ローラ部22mが設けられて
おり、クリーニング用帯電ローラ22cは両端の軸受2
2nを介して、圧縮ばねにより所定の力で圧接され、従
動回転するようになっている。
【0090】軸受22nの少なくとも片方は導電性の材
料で構成され、クリーニング用帯電ローラ22cは所定
のバイアス電圧を印加し残留電荷を除電している。そし
て、残留トナーは感光体ドラム21上に静電気的に再転
写され、クリーニングブレード21aで除去し回収さ
れ、前述したように廃トナーボックス25に蓄積され
る。
【0091】廃トナーボックス25は中間転写体フレー
ム22eの一部に仕切り板を接合して箱状に形成されて
いて、感光体ドラム21上の残留トナーは最終的にこの
廃トナーボックス25に収納される。
【0092】中間転写体フレーム22eの左側面に羽根
車カバー22pがシール部材21gを挟んで結合してい
る。羽根車カバー22pは上側に開口があり、感光体ド
ラム容器21dの左端下部に設けられた開口21fとシ
ール部材21gを挟んで接合していて、開口21fから
落下した廃トナーが羽根車カバー22p内部に落下す
る。
【0093】羽根車カバー22p内部には羽根車22q
が左側面から見て反時計周りに回転し内部の廃トナーを
廃トナーボックス25の方へ搬送している。廃トナーボ
ックス25の左側面に、羽根車カバー22pがオーバー
ラップしていて、オーバーラップした部分に、羽根車カ
バー22p内部に通じている穴が設けられている。
【0094】さらに、前記穴から長手方向に伸びた位置
に、第2スクリュー22rが設けられていて、羽根車2
2qによって搬送された廃トナーが、第2スクリュー2
2rを回転することで廃トナーボックス25の左側から
右側奥へと搬送されていく。
【0095】廃トナーボックス22には第2スクリュー
22rと垂直な複数の隔壁によって、いくつかの小部屋
に仕切られており、左端の小部屋から右隣の小部屋へと
順次満たされていく。そして一番右側の小部屋には廃ト
ナーボックス25の満タンを検知する検知部25a、2
5bが設けられている。
【0096】{プロセスカートリッジの装置本体への位
置決め方法}次に、プロセスカートリッジ2の画像形成
装置本体への着脱、および所定位置への固定方法につい
て説明する。
【0097】図16に示すように、画像形成装置本体の
上蓋101を開くと、感光体ドラム21の軸受部を支持
する支持部110に設けられた感光体ドラム21への回
転駆動力伝達カップリングと、中間転写ベルト22aの
駆動ローラ22fの軸受部を支持する支持部111に設
けられた、中間転写ベルト22aの駆動ローラ22fへ
の回転駆動力伝達カップリングが、軸方向へスライドし
て退避した状態となる(連結解除状態)。
【0098】カップリングの退避、連結機構について
は、特開平11−109836号等に開示された方法が
あり、ここでは省略する。
【0099】画像形成装置本体内側には感光体ドラム用
ガイドレール112、と中間転写ユニット用ガイドレー
ル113が段差を設けて、両サイドに設けてある。
【0100】プロセスカートリッジ2の感光体ドラム2
1を支持する右側軸受20a、左回転軸20bを感光体
ドラム用ガイドレール112へ、中間転写ベルト22a
の駆動ローラ22fの軸受22i、22jと、両サイド
カバー26、27に設けられた突起部26a、27aを
中間転写体用ガイドレール113にそれぞれ載せてスラ
イドさせながら挿入していく。
【0101】最終的には、感光体ドラム21の軸受20
a、回転軸20bは本体枠100の支持部110に落ち
込み、中間転写ベルト22a、駆動ローラ22fの軸受
22i、22jは支持部111に落ち込む。両サイドカ
バー26、27に設けられた突起部26a、27aは位
置決め溝114にそれぞれ落ち込み、ねじりコイルばね
115によりそれぞれ本体枠100の位置決め部に押し
付けられ固定される。
【0102】{現像カートリッジの情報記憶媒体}各現
像カートリッジ30には、トナー残量等の検知データお
よび製造出荷時データを記憶させ、画像形成装置本体と
通信をし、その結果を画像形成装置本体の表示部に知ら
せる等の機能を有する情報記憶媒体であるメモリタグ6
0が取り付けられている(図2参照)。
【0103】図10は、メモリタグ60の構成を示すも
ので、同図の(a)に示すように、メモリタグ60は記
憶素子61と一対の接点部62と、図11および図12
に示すように画像形成装置の本体枠100に設けられた
コネクタ130の一対の突き当て部131がそれぞれ当
接する一対の当接部63とを基板64に配置した札状部
材である。
【0104】記憶素子61は中央に配置され、樹脂によ
るコーティングがなされている。接点部62は記憶素子
61と同一面で、かつ記憶素子61の両側に設けられて
いる。さらに、各接点部62の外周に、画像形成装置の
本体枠100に設けられたコネクタ130の突き当て部
131が当接する当接部63がある。
【0105】コネクタ130には弾性変形することで接
触圧を生じる金属製の電気接点132が設けられている
ので、突き当て部131がメモリタグ60の当接部63
と当接することで、電気接点132のたわみ量が一定と
なり接点圧を安定させることができる。
【0106】次に、メモリタグ60の取り付け構成につ
いて説明する。
【0107】メモリタグ60の基板64は長手方向の中
央部すなわち両接点部62の間に溝部60aが設けられ
ている。そして、図10の(b)に示すように、現像カ
ートリッジ30にはメモリタグ60の長手方向に直行す
るリブ30aが形成されており、メモリタグ60の溝部
60aをリブ30aに嵌合させることで、長手方向の位
置決めを行なっている。また、短手方向は、現像カート
リッジ30の位置決め部30bへメモリタグ60の突き
当て部60bを突き当てることで位置決めを行なう。
【0108】画像形成装置本体側のコネクタ構成を説明
する。
【0109】図11に示すように、コネクタ130には
弾性変形することで接触圧を生じる金属製の電気接点1
32をメモリタグ60の接点部62に対して、1つない
し2つ配置してある。また、この電気接点132の脇に
はメモリタグ60に接触する突き当て部131が長手方
向両端付近に設けてある。電気接点132のメモリタグ
60との接触部の反対側にはリード線が繁げられて画像
形成装置本体の制御部(不図示)と接触させている。
【0110】図12に示すように、コネクタホルダ14
0は、回転軸141とコネクタ取り付け部142と長手
位置決めレバー143からなり、コネクタ130はコネ
クタホルダ140にスナップフィット、ネジ等により固
定されている。
【0111】また、コネクタホルダ140は回転軸14
1上で回動し、また、回転軸141は軸受144で長手
方向(矢印C方向)にスライド可能に画像形成装置の本
体枠100に保持されている。
【0112】次に、現像カートリッジ30を画像形成装
置本体に装着した状態で、ロータリー3aにより回動す
る現像カートリッジ30に搭載されたメモリタグ60と
コネクタ130との接続を説明する。
【0113】ロータリー3aの回転により、任意の色の
現像カートリッジ30がメモリタグ60の読み取りポジ
ションに来た際に画像形成装置本体からの駆動で、コネ
クタホルダ140の回転軸141を中心にして矢印Dの
方向にコネクタホルダ140およびコネクタ130を回
転させる。この時、コネクタホルダ140の長手位置決
めレバー143の先端部が尖形になっているため現像カ
ートリッジ30の溝部30cが長手位置決めレバー14
3を引きこみ、長手位置決めレバー143の先端が溝部
30cの底に突き当たるまでにコネクタホルダ140が
スライドし、長手方向位置決めが行なわれる。この時、
コネクタ130の突き当て部131がメモリタグ60に
当接し、電気接点132がメモリタグ60の接点部62
に接触することで、画像形成装置本体側と現像カートリ
ッジ30のメモリタグ間の通信を行なう。
【0114】{現像カートリッジのカバー部材}図3に
示すように、現像カートリッジ30は、画像形成装置に
組み込む前の現像ローラ31を保護するためのカバー部
材70を付属品として備えている。カバー部材70は、
合成樹脂、例えばポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹
脂、ABS樹脂を材料とした成形品である保護カバーで
あり、現像カートリッジ30の現像ローラ31を保護す
るプロセス手段(現像手段)保護部である現像ローラ保
護カバー71と、メモリタグ60を保護する情報記憶媒
体保護部であるメモリタグ保護カバー72が一体成形さ
れている。
【0115】図4に示すように、カバー本体を構成する
現像ローラ保護カバー71の下縁には、第2、第3の係
止部であるリブ73、74が設けられ、これらを、図5
に示す現像カートリッジ30の下部に設けられた第2、
第3の係合手段であるリブ30d、30eに引っ掛け
て、さらに、現像カートリッジ30の上部の第1の係合
手段である穴部30fに現像ローラ保護カバー71の長
手方向の中央部にある第1の係止部である爪部75を掛
けることにより固定する(図6の(a)、(b)参
照)。このようにして現像カートリッジ30に現像ロー
ラ保護カバー71を取り付けた状態で、メモリタグ保護
カバー72がメモリタグ60を保護する。
【0116】また、中央部に設けられたカバー把手76
は、現像ローラ保護カバー71の爪部75と同じ長手方
向中央部でかつ近い位置にあり、爪部75が手元に近接
しているため、ユーザーがカバー部材70を取り外す際
にカバー把手76と爪部75とが同じ軌跡をたどり、カ
バー部材70と現像ローラ31の接触を防ぐことができ
る構成となってる。
【0117】詳しく説明すると、現像カートリッジ30
の使用時には、図3に示すトナーシール34の把手34
aを持ってトナーシール34を矢印xの方向に引き抜い
た後、カバー部材70の中央部の爪部75の近くに設け
られたカバー把手76を掴んで現像ローラ保護カバー7
1を外す際に、爪部75を外してもリブ73、74が引
っ掛かり、そこを支点とし回動し、カバー把手76と爪
部75が同じ軌跡をたどることで、現像ローラ31に接
触させにくく、安全に保護カバーの解除ができる。ま
た、現像ローラ31とメモリタグ60の保護を同時に解
除することができ、簡単な構成で安全に現像ローラ31
およびメモリタグ60の保護と解除ができる。
【0118】さらに、現像ローラ保護カバー71にはロ
ータリー3aの現像カートリッジ挿入領域に対し、それ
以上の長手方向長さをもたせるため両端に干渉形状部7
7を設けているため、現像ローラ保護カバー71を装着
した状態では現像カートリッジ30を画像形成装置本体
へ装着できないようになっている。したがってユーザー
がカバー部材70を解除することなく現像カートリッジ
30を装着することがないため、ユーザーの誤挿入を防
止することができる。
【0119】本実施の形態によれば、現像ローラを保護
するカバー部材を現像カートリッジから取り外す構成に
することで現像カートリッジおよび画像形成装置本体の
ユニット装着スペースである現像カートリッジ挿入部を
省スペース化できるとともに、カバー部材を現像ローラ
下方のリブにより回動させてて取り外す際に爪部とカバ
ー把手を同じ軌跡で移動させて、現像ローラに接触する
ことなくカバー部材を取り外すことができるため、簡単
な構成でかつ安全に保護の解除ができる。
【0120】また、現像ローラ保護カバーとメモリタグ
保護カバーを一体化することで、現像ローラとメモリタ
グの保護を同時に1動作で安全に解除することができる
ため、ユーザーの操作性を向上することができた。
【0121】さらに、カバー部材を現像カートリッジに
取り付けた状態で画像形成装置本体に挿入できない構成
になっているため、ユーザーは装着時にカバー部材を取
り外すことが不可欠となり、誤挿入を防ぐことができ
る。
【0122】最後に、現像カートリッジ装着時に必ずカ
バー部材が取り外されるとともに、現像ローラとメモリ
タグの保護カバーが一体であるため、現像カートリッジ
に搭載されたメモリタグを使用直前まで保護するととも
に、使用に際して保護の解除を容易かつ安全に行ない、
メモリの安定した動作を保証することができる。
【0123】図7は一変形例を示すもので、合成樹脂の
シート部材であるカバー部材80は、カバー本体を構成
する現像ローラ保護カバー81とメモリタグ保護カバー
82が一体となっており、カバー部材80を外すための
カバー把手86が設けられている。図8に示すように、
カバー部材80の取り付けのために、現像カートリッジ
30には装着部である一対のカバー部材引掛け部30g
が設けられており、それらに、図9に示すカバー部材8
0の現像ローラ保護カバー81に設けられた装着部であ
る引掛け部83の穴83aを掛け、現像ローラ31の上
方で現像カートリッジ30にカバー部材80のカバー把
手86を貼り付けることによりカバー部材80を固定す
る。
【0124】メモリタグ60に保護するメモリタグ保護
カバー82には2箇所の角部にミシン目82aが設けら
れ、図7の矢印で示すように現像カートリッジ30のメ
モリタグ搭載部にカバー部材80の角部82bを貼り付
ける構成となっている。
【0125】この構成により、トナーシール把手34a
に結合したトナーシール34を矢印xの方向に引き抜い
た後、カバー部材80のカバー把手86を引っ張ること
で、カバー部材80のメモリタグ保護カバー82はミシ
ン目82aで破け、カバー部材80の引掛け部83は現
像ローラ31の引掛け部30gに単純に引掛けてあるた
め簡単に外れ、現像ローラ31の保護カバー解除を簡単
に行なえる。
【0126】しかも、現像ローラ31とメモリタグ60
の保護の解除を同時に行なえるため、現像カートリッジ
30の装着直前のユーザーの操作を少なくすることがで
きる。
【0127】本変形例によれば、現像カートリッジおよ
び画像形成装置の現像カートリッジ挿入部を省スペース
化できるとともに、単純な1枚構成のシート部材を用い
て簡単に現像ローラの保護および保護の解除を行なうこ
とができ、低コスト化、作業の簡単化に大きく貢献でき
る。
【0128】また、現像ローラとメモリタグの保護を同
時に解除することができるため、ユーザーの操作性を向
上することができ、現像ローラとメモリタグの保護カバ
ーが一体であるため、現像カートリッジに搭載されたメ
モリタグを使用直前まで保護するとともに、使用に際し
てカバー部材による保護の解除を容易かつ安全に行な
い、メモリの安定した動作を保証することができる。
【0129】〔第2の実施の形態〕図17は第2の実施
の形態を示す。まず、この画像形成装置の全体構成を説
明する。
【0130】{画像形成装置の全体構造}この画像形成
装置は、第1の実施の形態と同様に、電子写真画像形成
プロセスによって、像担持体(電子写真感光体)である
感光体ドラム221にトナー像を形成する。そして前記
トナー像の形成と同期して、給送トレイ240にセット
した記録媒体である転写材Pを、回転するピックアップ
ローラ242および搬送ローラ243等からなる搬送手
段204で搬送する。次いで、プロセスカートリッジ2
02内の前記感光体ドラム221に形成されたトナー像
を、転写手段としての転写ローラ241に電圧を印加す
ることによって転写材に転写する。その後トナー像の転
写を受けた転写材をガイド244で定着手段205へと
搬送する。この定着手段205は駆動ローラ251aお
よびヒータを内蔵する定着ローラ251bからなり、通
過する転写材に熱および圧力を印加して転写されたトナ
ー像を定着する。そしてこの転写材を排出ローラ対25
3、255で反転搬送して排出部252へと排出する。
【0131】一方、プロセスカートリッジ202は、像
担持体としての感光層を有する感光体ドラム221を回
転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ223への
電圧印加によって一様に帯電する。次いで、露光手段2
01からの画像情報に応じたレーザー光をプロセスカー
トリッジ202の露光開口部202aを介して感光体ド
ラム221へ照射して潜像を形成する。そしてこの潜像
をトナーを用いて現像装置230によって現像する。す
なわち、帯電ローラ223は感光体ドラム221に接触
して設けられてあり、感光体ドラム221に帯電を行な
う。また、現像装置230は、感光体ドラム221の現
像領域へトナーを供給して、感光体ドラム221に形成
された潜像を現像する。
【0132】なお、露光手段201は、レーザーダイオ
ード、ポリゴンミラー、レンズ、反射ミラーを有してい
る。
【0133】現像装置230は、図18に示すトナー収
容容器232のトナー室232a内のトナーを現像室2
30aへ供給し、現像室230aに取り付けた現像ロー
ラ231を回転させるとともに、現像ブレード233に
よって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を固定磁石を内
蔵した現像ローラ231の表面に形成し、そのトナーを
感光体ドラム221の現像領域へ供給する。そして、そ
のトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム221へ転移
させることによって、トナー像を形成して可視像化す
る。
【0134】そして転写ローラ241に前記トナー像と
逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム221に形成さ
れたトナー像を転写材に転写した後に、クリーニング手
段224によって感光体ドラム221上の残留トナーを
除去する。ここでクリーニング手段224は、弾性を有
するクリーニングブレード224aによって感光体ドラ
ム221に残留したトナーを掻き落としてドラム枠体2
22の内部に形成された廃トナー溜め224bへ集め
る。
【0135】感光体ドラム221、現像ローラ231、
帯電ローラ223、現像ブレード233、クリーニング
ブレード224a等の各部品は、トナー収容容器232
の現像壁部材232b、さらにはドラム枠体222とを
結合して構成するカートリッジ枠体内に収納してカート
リッジ化している。すなわち、トナー収容容器232と
現像壁部材232bを溶着してトナー室232aおよび
現像室230aを構成し、この現像室230aに現像ロ
ーラ231および現像ブレード233を取り付けてい
る。
【0136】また、ドラム枠体222には感光体ドラム
221、帯電ローラ223およびクリーニング手段22
4を構成する各部材を取り付けている。そしてトナー収
容容器232とドラム枠体222とを揺動可能に結合す
ることによってプロセスカートリッジ202を構成す
る。
【0137】このプロセスカートリッジ202には、画
像情報に応じた光を感光体ドラム221へ照射するため
の露光開口部202aおよび感光体ドラム221に形成
されたトナー像を転写材に転写するための転写開口部2
02bが設けてある。そして、露光開口部202aはシ
ャッター部材270の露光シャッター部271が、また
転写開口部202bは転写シャッター部272が、開閉
するように構成されている。
【0138】画像形成装置の本体枠300は、開閉カバ
ー301が軸301aを中心にして回動可能に取り付け
てある。さらに本体枠300にはプロセスカートリッジ
202をガイドするためのガイド部材(不図示)が設け
てあり、開閉カバー301を開けることにより、操作者
が該ガイド部材(不図示)に沿ってプロセスカートリッ
ジ202を着脱することができる。
【0139】{情報記憶媒体の配置構成}次に、情報記
憶媒体であるメモリ素子260は、プロセスカートリッ
ジ202のドラム枠体222の背面上部に両面テープ等
の接着手段によって固定される。
【0140】ドラム枠体222には、プロセスカートリ
ッジ202が画像形成装置の本体枠300に装着された
後、不図示の駆動手段によって駆動がプロセスカートリ
ッジ202に伝達されると、画像形成装置本体側の位置
決め部(不図示)にドラム枠体222の駆動側に配設さ
れた位置決め部222aが当接して、プロセスカートリ
ッジ202の位置が決まる。このように、メモリ素子2
60は、プロセスカートリッジ202のドラム枠体22
2に配置されることで、画像形成装置本体側に配設され
る読み出し/書き込みのための通信手段であるコネクタ
330との位置精度が確保できる(図17参照)。
【0141】次に、メモリ素子260とコネクタ330
の配置構成について説明する。前述したように、画像形
成装置本体にプロセスカートリッジ202が装着される
と、メモリ素子260とコネクタ330が適切な距離で
対峙し、位置決めされる。ただし、図17に破線で示す
ように、コネクタ330は、画像形成装置の本体枠30
0の前記軸301aを中心にして回動する開閉カバー3
01に連動する図示しない進退機構によって突出、退避
する。コネクタ330が突出したままだと、画像形成装
置本体にプロセスカートリッジ202が装着される過程
において、後述するシャッター部材270の軌跡に干渉
するため、図17に示す方向に退避する必要がある。
【0142】そして、プロセスカートリッジ202が画
像形成装置の本体枠300に位置決めされ、操作者が開
閉カバー301を閉じると、コネクタ330が突出し、
前記メモリ素子260と対峙する。プロセスカートリッ
ジ202を画像形成装置本体から取り出すときも、操作
者が前記開閉カバー301を開けると、コネクタ330
が矢印方向に退避することで、プロセスカートリッジ2
02を取り出すことが可能となる。
【0143】{シャッター部材の構成}次に、シャッタ
ー部材270について説明する。シャッター部材270
は図19に示すように、プロセスカートリッジ202の
露光開口部202aを開閉する露光シャッター部271
と、転写開口部202bを開閉する転写シャッター部2
72とを一体的に構成したシャッター本体を有し、感光
体ドラム221の表面の損傷、ごみの付着および光によ
る劣化等を防止している。
【0144】また、シャッター部材270は長手方向の
両端部に回動支軸273a、273bを有し、これらの
支軸273a、273bから斜め下方へ傾斜するように
露光シャッター部271が設けられている。
【0145】そして、両支軸273a、273bから露
光シャッター部271と逆の方向へ、ドラム枠体222
の形状に沿って湾曲したアーム部274a、274bが
形成され、両アーム部274a、274bを連結するよ
うに転写シャッター部272が設けられている。
【0146】駆動側のアーム部274bに連接し、ドラ
ム枠体222の背面上部に配設されたメモリ素子260
を開閉する第3のシャッター部(情報記憶媒体保護部)
であるメモリ保護カバー275を一体的に形成してな
る。
【0147】これによって、プロセスカートリッジ20
2を画像形成装置本体から取り出したときに、メモリ素
子260をメモリ保護カバー275が保護することによ
って、メモリ素子260の表面の損傷、ごみの付着およ
び、操作者のハンドリングによる手油の付着を防止で
き、メモリ素子260の腐食を防止できる。
【0148】このメモリ保護カバー275を配設するこ
とによって、従来必要とされていた情報記憶媒体の補強
箱等を廃止することが可能となり、アンテナやコイル等
を備えた基盤のみからなるメモリ素子260を、ドラム
枠体222に配設すればよい。
【0149】メモリ保護カバー275を補強するため
に、シャッター部材270のメモリ保護カバー275と
転写シャッター部272は、ドラム枠体222の形状に
沿って湾曲したアーム部276a、276bによって、
連接されている。
【0150】一方、ドラム枠体222の上部であって長
手方向両端部には、図20および図21に示すように、
断面U字溝を有する軸受部222bが設けてあり、この
軸受部222bにシャッター部材270の回動支軸27
3a、273bを嵌入することにより、シャッター部材
270をドラム枠体222に回動可能に取り付ける。こ
のとき一方の支軸273bにはコイルバネ277を取り
付け、コイルバネ277によってシャッター部材270
を閉じる方向へ常に付勢している。
【0151】前記アーム部276bの片側面には、シャ
ッター部材270を開閉するためのダボ276cが設け
られている。ダボ276cは、画像形成装置本体にプロ
セスカートリッジ202を装着すると、画像形成装置の
本体枠300のシャッター駆動部である突き当て部(不
図示)にタボ276cが当接し、前記露光開口部202
aと前記転写開口部202b等を完全に開く位置に、シ
ャッター部材270が位置決めされる。
【0152】シャッター部材270は、片側のみに、ダ
ボ276cが配設されるため、露光シャッター部271
に軸部273cを通すことで、捩れ剛性が確保でき、安
定してシャッター部材270を開閉できる。この軸部2
73cの強度が不足すると、露光シャッター部271、
転写シャッター部272およびメモリ保護カバー275
がともに捩れて、ダボ276cを有する側に比べ、反対
側の転写シャッター部272の先端部が転写材の搬送部
に近づき、転写材の搬送を阻害するおそれがある。
【0153】図20は、ドラム枠体222をシャッター
部材270が覆い、メモリ保護カバー275によって、
ドラム枠体222上のメモリ素子260が保護されてい
る状態を示している。この状態は、プロセスカートリッ
ジ202が画像形成装置本体外に取り出されている時
や、プロセスカートリッジ202が輸送(物流)されて
いる時の状態であり、露光シャッター部271と転写シ
ャッター部272もともに閉じている。
【0154】また、図21はプロセスカートリッジ20
2が画像形成装置本体に装着された状態を示している。
この状態ではメモリ素子260を保護していたメモリ保
護カバー275が開き、メモリ保護カバー275と転写
シャッター部272と前記アーム部276a、276b
によって形成される空間Sからメモリ素子260が見え
る。プロセスカートリッジ202が画像形成装置本体に
装着され、操作者によって、前記開閉カバー301を閉
じると、開閉カバー301と連動しているコネクタ33
0が、前記空間Sに飛び込み、メモリ素子260と対峙
し、情報の読み出しおよび書き込みを行なう。
【0155】本実施の形態によれば、露光シャッター部
と転写シャッター部とメモリ保護カバーを一体に形成す
ることで、露光開口部、転写開口部、メモリ素子表面を
保護する部材の開閉が、プロセスカートリッジの装置本
体への装着と連動する。メモリ素子は、プロセスカート
リッジが本体外部に取り出されている時は、保護され、
本体内部にプロセスカートリッジが装着された時には、
プロセスカートリッジのメモリ素子と、画像形成装置本
体に配設されたコネクタが対峙する位置まで開く。
【0156】このようにして、メモリ保護カバーによっ
て表面の損傷、ごみの付着および、操作者のハンドリン
グによる手油の付着を防止でき、メモリ素子の腐食を防
止できる。さらには、メモリ保護カバーを配設すること
で、従来必要とされていたメモリ素子の補強箱等を廃止
することが可能となり、アンテナやコイル等を備えた基
盤のみ、ドラム枠体に配設すればよい。
【0157】その結果、メモリ素子の補強箱等のコスト
や組立コストを削減することが可能となり、低価格のプ
ロセスカートリッジにも、情報記憶媒体を搭載すること
が可能となる。
【0158】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0159】画像形成装置の現像ローラ、感光体ドラム
およびこれらの情報を記憶するメモリタグ等を保護する
カバー部材やシャッター部材を統合かつ簡略化し、画像
形成装置の小型化やユーザーの操作性を大幅に改善する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による画像形成装置の全体を
示す断面図である。
【図2】図1の装置の現像カートリッジとロータリーを
示す斜視図である。
【図3】現像カートリッジとこれを保護するカバー部材
を示す斜視図である。
【図4】図3のカバー部材のみを示す斜視図である。
【図5】現像カートリッジを底部から見た斜視図であ
る。
【図6】カバー部材の取り付け部を示すもので、(a)
はカバー部の中央部分の取り付け機構を示す断面図、
(b)は、カバー部材両端の係合部を示す断面図であ
る。
【図7】第1の実施の形態の一変形例によるカバー部材
と現像カートリッジを示す斜視図である。
【図8】図7の現像カートリッジのみを示す斜視図であ
る。
【図9】図7のカバー部材のみを示す斜視図である。
【図10】メモリタグとその取り付け部を示すもので、
(a)はメモリタグのみを示す斜視図、(b)は現像カ
ートリッジに取り付けた状態のメモリタグを示す斜視図
である。
【図11】メモリタグとコネクタを示す斜視図である。
【図12】図11のコネクタを裏面側から見た斜視図で
ある。
【図13】プロセスカートリッジの内部構造を示す断面
図である。
【図14】図13のプロセスカートリッジを右側から見
た斜視図である。
【図15】図13のプロセスカートリッジを左側から見
た斜視図である。
【図16】図1の画像形成装置においてプロセスカート
リッジの装着部を説明する図である。
【図17】第2の実施の形態による画像形成装置の全体
を示す断面図である。
【図18】図17のプロセスカートリッジのみを示す断
面図である。
【図19】図17のシャッター部材のみを示す斜視図で
ある。
【図20】図17のシャッター部材を閉じた状態をドラ
ムユニットとともに示す斜視図である。
【図21】図17のシャッター部材を開いた状態をドラ
ムユニットとともに示す斜視図である。
【符号の説明】
1、201 露光手段 2、202 プロセスカートリッジ 3、303 現像装置 3a ロータリー 4、204 搬送手段 5、205 定着手段 20、220 感光体ドラムユニット 21、221 感光体ドラム 21a クリーニングブレード 22 中間転写ユニット 22a 中間転写ベルト 22b 1次転写ローラ 23 帯電装置 30、30Y、30M、30C、30K 現像カート
リッジ 31 現像ローラ 32 トナー収容容器 32a 把手 33、233 現像ブレード 34 トナーシール 41 2次転写ローラ 52、252 排出部 60 メモリタグ 60a 溝部 61 記憶素子 62 接点部 63 当接部 64 基板 70、80 カバー部材 71、81 現像ローラ保護カバー 72、82 メモリ保護カバー 73、74 リブ 75 爪部 76、86 カバー把手 77 干渉形状部 83 引掛け部 100、300 本体枠 101 上蓋 121、122 フランジ 130、330 コネクタ 131 突き当て部 132 電気接点 140 コネクタホルダ 202a 露光開口部 202b 転写開口部 260 メモリ素子 270 シャッター部材 271 露光シャッター部 272 転写シャッター部 275 メモリ保護カバー 276a、276b 276c ダボ 277 コイルバネ 301 開閉カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 浩司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 輝彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西上床 力 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA45 DD05 EE08 HB02 HB05 HB13 HB14 HB15 ZA09 2H030 AA05 AA07 AD16 BB02 BB24 BB42 2H071 BA03 BA04 BA13 BA20 BA23 BA33 DA06 DA08 DA13 DA15 EA18 2H077 AA06 BA08 BA09 DA22 GA04 GA13

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式による画像形成のためのプ
    ロセス手段を有する画像形成装置のユニットに用いられ
    る着脱自在なカバー部材であって、 前記プロセス手段を保護するプロセス手段保護部を備え
    たカバー本体と、 前記プロセス手段保護部の長手方向の中央部から一方の
    側縁に突出する第1の係止部と、 前記プロセス手段保護部の長手方向の両端部から他方の
    側縁にそれぞれ突出する第2および第3の係止部とを有
    し、 前記第1の係止部が、前記プロセス手段の上方で前記ユ
    ニットに着脱自在に係止し、前記第2および前記第3の
    係止部が、前記プロセス手段の下方で前記ユニットに着
    脱自在に係止するように構成されていることを特徴とす
    るカバー部材。
  2. 【請求項2】 電子写真方式による画像形成のためのプ
    ロセス手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する
    画像形成装置のユニットに用いられる着脱自在なカバー
    部材であって、 前記プロセス手段を保護するプロセス手段保護部および
    前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部を一体
    的に備えたカバー本体と、 前記プロセス手段保護部の長手方向の中央部から一方の
    側縁に突出する第1の係止部と、 前記プロセス手段保護部の長手方向の両端部から他方の
    側縁にそれぞれ突出する第2および第3の係止部とを有
    し、 前記第1の係止部が、前記プロセス手段の上方で前記ユ
    ニットに着脱自在に係止し、前記第2および前記第3の
    係止部が、前記プロセス手段の下方で前記ユニットに着
    脱自在に係止するように構成されていることを特徴とす
    るカバー部材。
  3. 【請求項3】 第1の係止部の近傍に、前記第1の係止
    部をユニットから解除するためのカバー把手が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のカバー
    部材。
  4. 【請求項4】 カバー本体の両端に、それぞれ、画像形
    成装置本体のユニット装着スペースに干渉する干渉形状
    部が突出していることを特徴とする請求項1ないし3い
    ずれか1項記載のカバー部材。
  5. 【請求項5】 電子写真方式による画像形成のためのプ
    ロセス手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する
    画像形成装置のユニットに用いられるカバー部材であっ
    て、 前記プロセス手段を保護するプロセス手段保護部と前記
    情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部とが一体的
    に形成されたカバー本体と、 前記カバー本体を前記ユニットに着脱自在に装着する装
    着部を有することを特徴とするカバー部材。
  6. 【請求項6】 装着部が、情報記憶媒体保護部の先端部
    をユニットに貼着する貼着部を有することを特徴とする
    請求項5記載のカバー部材。
  7. 【請求項7】 カバー本体が、合成樹脂の成形品または
    シート部材であることを特徴とする請求項1ないし6い
    ずれか1項記載のカバー部材。
  8. 【請求項8】 電子写真方式による画像形成のためのプ
    ロセス手段を有する画像形成装置のユニットであって、 前記プロセス手段を保護するプロセス手段保護部を備え
    たカバー本体と、前記プロセス手段保護部の長手方向の
    中央部から一方の側縁に突出する第1の係止部と、前記
    プロセス手段保護部の長手方向の両端部から他方の側縁
    にそれぞれ突出する第2および第3の係止部とを有する
    カバー部材と、 前記カバー部材の前記第1の係止部を係止させる第1の
    係合手段と、 前記カバー部材の前記第2および前記第3の係止部をそ
    れぞれ係止させる第2および第3の係合手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置のユニット。
  9. 【請求項9】 電子写真方式による画像形成のためのプ
    ロセス手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する
    画像形成装置のユニットであって、 前記プロセス手段を保護するプロセス手段保護部および
    前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部を一体
    的に備えたカバー本体と、前記プロセス手段保護部の長
    手方向の中央部から一方の側縁に突出する第1の係止部
    と、前記プロセス手段保護部の長手方向の両端部から他
    方の側縁にそれぞれ突出する第2および第3の係止部と
    を有するカバー部材と、 前記カバー部材の前記第1の係止部を係止させる第1の
    係合手段と、 前記カバー部材の前記第2および前記第3の係止部をそ
    れぞれ係止させる第2および第3の係合手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置のユニット。
  10. 【請求項10】 電子写真方式による画像形成のための
    プロセス手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有す
    る画像形成装置のユニットであって、 前記プロセス手段を保護するプロセス手段保護部と前記
    情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部とが一体的
    に形成されたカバー本体を備えたカバー部材と、前記カ
    バー部材を装着する装着部を有することを特徴とする画
    像形成装置のユニット。
  11. 【請求項11】 電子写真方式による画像形成のための
    現像手段を有する現像カートリッジであって、 前記現像手段を保護する現像手段保護部を備えたカバー
    本体と、前記現像手段保護部の長手方向の中央部から一
    方の側縁に突出する第1の係止部と、前記現像手段保護
    部の長手方向の両端部から他方の側縁にそれぞれ突出す
    る第2および第3の係止部とを有するカバー部材と、 前記カバー部材の前記第1の係止部を係止させる第1の
    係合手段と、 前記カバー部材の前記第2および前記第3の係止部をそ
    れぞれ係止させる第2および第3の係合手段を備えたこ
    とを特徴とする現像カートリッジ。
  12. 【請求項12】 電子写真方式による画像形成のための
    現像手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する現
    像カートリッジであって、 前記現像手段を保護する現像手段保護部および前記情報
    記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部を一体的に備え
    たカバー本体と、前記現像手段保護部の長手方向の中央
    部から一方の側縁に突出する第1の係止部と、前記現像
    手段保護部の長手方向の両端部から他方の側縁にそれぞ
    れ突出する第2および第3の係止部とを有するカバー部
    材と、 前記カバー部材の前記第1の係止部を係止させる第1の
    係合手段と、 前記カバー部材の前記第2および前記第3の係止部をそ
    れぞれ係止させる第2および第3の係合手段を備えてい
    ることを特徴とする現像カートリッジ。
  13. 【請求項13】 電子写真方式による画像形成のための
    手段および情報を記憶する情報記憶媒体を有する現像カ
    ートリッジであって、 前記現像手段を保護する現像手段保護部と前記情報記憶
    媒体を保護する情報記憶媒体保護部とが一体的に形成さ
    れたカバー本体を備えたカバー部材と、前記カバー部材
    を装着する装着部を有することを特徴とする現像カート
    リッジ。
  14. 【請求項14】 第1の係止部の近傍に、前記第1の係
    止部を現像カートリッジから解除するためのカバー把手
    が設けられていることを特徴とする請求項11ないし1
    3いずれか1項記載の現像カートリッジ。
  15. 【請求項15】 カバー本体の両端に、それぞれ、画像
    形成装置本体の現像カートリッジ装着スペースに干渉す
    る干渉形状部が突出していることを特徴とする請求項1
    1ないし14いずれか1項記載の現像カートリッジ。
  16. 【請求項16】 装着部が、カバー部材の情報記憶媒体
    保護部の先端部を現像カートリッジに貼着する貼着部を
    有することを特徴とする請求項13記載の現像カートリ
    ッジ。
  17. 【請求項17】 カバー部材のカバー本体が、合成樹脂
    の成形品またはシート部材であることを特徴とする請求
    項11ないし16いずれか1項記載の現像カートリッ
    ジ。
  18. 【請求項18】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
    体に作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶
    媒体と、前記電子写真感光体に形成された像を記録媒体
    に転写するための転写開口部とを備えたプロセスカート
    リッジに用いられるシャッター部材であって、 前記転写開口部を覆うためのシャッター本体と、 前記シャッター本体を開閉するシャッター駆動部と、 前記情報記憶媒体を保護するために前記シャッター本体
    と一体的に設けられた情報記憶媒体保護部とを有するこ
    とを特徴とするシャッター部材。
  19. 【請求項19】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
    体に作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶
    媒体と、前記電子写真感光体を露光するための露光開口
    部とを備えたプロセスカートリッジに用いられるシャッ
    ター部材であって、 前記露光開口部を覆うためのシャッター本体と、 前記シャッター本体を開閉するシャッター駆動部と、 前記情報記憶媒体を保護するために前記シャッター本体
    と一体的に設けられた情報記憶媒体保護部とを有するこ
    とを特徴とするシャッター部材。
  20. 【請求項20】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
    体に作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶
    媒体と、前記電子写真感光体を露光するための露光開口
    部と、前記電子写真感光体に形成された像を記録媒体に
    転写するための転写開口部とを備えたプロセスカートリ
    ッジに用いられるシャッター部材であって、 前記露光開口部および前記転写開口部を覆うためのシャ
    ッター本体と、 前記シャッター本体を開閉するシャッター駆動部と、 前記情報記憶媒体を保護するために前記シャッター本体
    と一体的に設けられた情報記憶媒体保護部とを有するこ
    とを特徴とするシャッター部材。
  21. 【請求項21】 電子写真方式の画像形成装置に着脱自
    在に装着されるプロセスカートリッジであって、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 情報を記憶する情報記憶媒体と、 前記電子写真感光体に形成した像を記録媒体に転写する
    ための転写開口部と、 前記転写開口部を開閉するシャッター部材とを有し、 前記シャッター部材が、前記転写開口部を覆うためのシ
    ャッター本体と、前記情報記憶媒体を保護する情報記憶
    媒体保護部とを一体的に備えていることを特徴とするプ
    ロセスカートリッジ。
  22. 【請求項22】 電子写真方式の画像形成装置に着脱自
    在に装着されるプロセスカートリッジであって、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 情報を記憶する情報記憶媒体と、 前記電子写真感光体を露光するための露光開口部と、 前記露光開口部を開閉するシャッター部材とを有し、 前記シャッター部材が、前記露光開口部を覆うためのシ
    ャッター本体と、前記情報記憶媒体を保護する情報記憶
    媒体保護部とを一体的に備えていることを特徴とするプ
    ロセスカートリッジ。
  23. 【請求項23】 電子写真方式の画像形成装置に着脱自
    在に装着されるプロセスカートリッジであって、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 情報を記憶する情報記憶媒体と、 前記電子写真感光体を露光するための露光開口部と、 前記電子写真感光体に形成された像を記録媒体に転写す
    るための転写開口部と、 前記露光開口部および前記転写開口部を開閉するシャッ
    ター部材とを有し、 前記シャッター部材が、前記露光開口部および前記転写
    開口部を覆うためのシャッター本体と、前記情報記憶媒
    体を保護する情報記憶媒体保護部とを一体的に備えてい
    ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  24. 【請求項24】 画像形成装置本体に対するプロセスカ
    ートリッジの装着に連動してシャッター本体を開閉する
    シャッター駆動部を備えていることを特徴とする請求項
    21ないし23いずれか1項記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  25. 【請求項25】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
    体に作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶
    媒体と、前記電子写真感光体に形成された像を記録媒体
    に転写するための転写開口部とを備えたプロセスカート
    リッジと、 前記プロセスカートリッジの前記転写開口部を開閉する
    シャッター部材と、 前記プロセスカートリッジの前記情報記憶媒体との間で
    電気通信を行なう通信手段と、 前記プロセスカートリッジを着脱自在に装着する画像形
    成装置本体とを有し、 前記シャッター部材が、前記転写開口部を覆うためのシ
    ャッター本体と、前記情報記憶媒体を保護する情報記憶
    媒体保護部とを一体的に備えていることを特徴とする画
    像形成装置。
  26. 【請求項26】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
    体に作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶
    媒体と、前記電子写真感光体を露光するための露光開口
    部とを備えたプロセスカートリッジと、 前記プロセスカートリッジの前記露光開口部を開閉する
    ためのシャッター部材と、 前記プロセスカートリッジの前記情報記憶媒体との間で
    電気通信を行なう通信手段と、 前記プロセスカートリッジを着脱自在に装着する画像形
    成装置本体とを有し、 前記シャッター部材が、前記露光開口部を覆うシャッタ
    ー本体と、前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保
    護部とを一体的に備えていることを特徴とする画像形成
    装置。
  27. 【請求項27】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
    体に作用するプロセス手段と、情報を記憶する情報記憶
    媒体と、前記電子写真感光体を露光するための露光開口
    部と、前記電子写真感光体に形成された像を記録媒体に
    転写するための転写開口部とを備えたプロセスカートリ
    ッジと、 前記プロセスカートリッジの前記露光開口部と前記転写
    開口部を開閉するシャッター部材と、 前記プロセスカートリッジの前記情報記憶媒体との間で
    電気通信を行なう通信手段と、 前記プロセスカートリッジを着脱自在に装着する画像形
    成装置本体とを有し、 前記シャッター部材が、前記露光開口部および前記転写
    開口部を覆うためのシャッター本体と、前記情報記憶媒
    体を保護する情報記憶媒体保護部とを一体的に備えてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  28. 【請求項28】 シャッター部材の開閉と同期して通信
    手段を進退させる進退機構が設けられていることを特徴
    とする請求項26ないし28いずれか1項記載の画像形
    成装置。
  29. 【請求項29】 電子写真感光体を有するプロセスカー
    トリッジと、 前記電子写真感光体に作用する現像手段を有する現像カ
    ートリッジと、 前記プロセスカートリッジと前記現像カートリッジを着
    脱自在に装着する画像形成装置本体と、 前記現像カートリッジの前記現像手段を保護する着脱自
    在なカバー部材とを有し、 前記カバー部材が、前記現像手段を保護する現像手段保
    護部を備えたカバー本体と、前記現像手段保護部の長手
    方向の中央部から一方の側縁に突出する第1の係止部
    と、前記現像手段保護部の長手方向の両端部から他方の
    側縁にそれぞれ突出する第2および第3の係止部とを有
    し、前記第1の係止部が、前記現像手段の上方で前記現
    像カートリッジに着脱自在に係止し、前記第2および前
    記第3の係止部が、前記現像手段の下方で前記現像カー
    トリッジに着脱自在に係止するように構成されているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】 電子写真感光体を有するプロセスカー
    トリッジと、 前記電子写真感光体に作用する現像手段および情報を記
    憶する情報記憶媒体を有する現像カートリッジと、 前記プロセスカートリッジと前記現像カートリッジを着
    脱自在に装着する画像形成装置本体と、 前記現像カートリッジの前記現像手段を保護する着脱自
    在なカバー部材とを有し、 前記カバー部材が、前記現像手段を保護する現像手段保
    護部と前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部
    とを一体的に備えたカバー本体と、前記現像手段保護部
    の長手方向の中央部から一方の側縁に突出する第1の係
    止部と、前記現像手段保護部の長手方向の両端部から他
    方の側縁にそれぞれ突出する第2および第3の係止部と
    を有し、前記第1の係止部が、前記現像手段の上方で前
    記現像カートリッジに着脱自在に係止し、前記第2およ
    び前記第3の係止部が、前記現像手段の下方で前記現像
    カートリッジに着脱自在に係止するように構成されてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  31. 【請求項31】 電子写真感光体を有するプロセスカー
    トリッジと、 前記電子写真感光体に作用する現像手段および情報を記
    憶する情報記憶媒体を有する現像カートリッジと、 前記プロセスカートリッジと前記現像カートリッジを着
    脱自在に装着する画像形成装置本体と、 前記現像カートリッジの前記現像手段を保護する着脱自
    在なカバー部材とを有し、 前記カバー部材が、前記現像手段を保護する現像手段保
    護部と前記情報記憶媒体を保護する情報記憶媒体保護部
    とが一体的に形成されたカバー本体と、前記カバー本体
    を前記現像カートリッジに着脱自在に装着する装着部を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  32. 【請求項32】 複数の現像カートリッジを備えている
    ことを特徴とする請求項29ないし31いずれか1項記
    載の画像形成装置。
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