JP3265206B2 - プロセスカートリッジ - Google Patents

プロセスカートリッジ

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JP3265206B2
JP3265206B2 JP34728996A JP34728996A JP3265206B2 JP 3265206 B2 JP3265206 B2 JP 3265206B2 JP 34728996 A JP34728996 A JP 34728996A JP 34728996 A JP34728996 A JP 34728996A JP 3265206 B2 JP3265206 B2 JP 3265206B2
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克己 八幡
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松下電送システム株式会社
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
ファクシミリ、複写機等の電子写真方式の記録装置に用
いるプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂等で作られたプロセスカ
ートリッジケースに、現像部に供給するトナーを収容し
ておくトナーホッパーや、使用済の廃トナーを収容する
廃トナーホッパーを形成し、且つそのプロセスカートリ
ッジケースに、感光ドラム、現像ローラ、帯電器等を取
り付けてユニット化したプロセスカートリッジが使用さ
れている。
【0003】この種のプロセスカートリッジにおいて、
トナーホッパーに収容しているトナーが運搬時に漏れな
いようにするため、トナーホッパーを現像部に連通させ
るトナー供給口にトナーシャッタテープを貼り付けてそ
のトナー供給口を閉じている。また、そのトナー供給口
を開封するため、そのトナー供給口に貼り付けられたト
ナーシャッタテープを、トナー供給口の一端で折り返
し、他端側のプロセスカートリッジケース側面に形成し
ているテープ引抜き穴から外部に引き出しておき、使用
時に、そのトナーシャッタテープを引っ張ることによ
り、トナーシャッタテープをトナー供給口から剥がし、
トナー供給口を開封する構成としている。更に、使用中
にプロセスカートリッジケース側面に形成しているテー
プ引抜き穴からトナーが漏れることがないようにするた
め、そのテープ引抜き穴の内面に予めスポンジを圧縮状
態で且つトナーシャッタテープに押し付けられるように
取り付けておき、トナーシャッタテープを引き抜いた
後、スポンジが自動的に膨らんでトナーシャッタテープ
を引き抜いた後のテープ引抜き穴を塞ぐ構成としてい
る。そして、このテープ引抜き穴の内面にスポンジを取
り付ける方法としては、プロセスカートリッジケースを
テープ引抜き穴のところで分割された部品で構成し、そ
の部品を組み立てる前に、一方の部品のテープ引抜き穴
内面となる部分にスポンジを取り付けておき、その後、
二つの部品を突き合わせ、相互の接合面を溶着して一体
構造とするという方法を採用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に、プロセスカートリッジケースをテープ引抜き穴の箇
所で分割された部品で構成し、その部品を溶着接合する
構成とすると、この接合には、トナーが外に漏れないよ
うにするため特殊な溶着を必要とし、このため作業工数
がかかるという問題があった。
【0005】これを避けるには、テープ引抜き穴のとこ
ろで、プロセスカートリッジケースを分割する構造とは
せず、この部分では一体としておくことが有効である。
しかしながら、その構成とすると、テープ引抜き穴の内
面にスポンジをはめ込むことができず、そのテープ引抜
き穴からトナーが漏れるのを防止できないという問題が
生じる。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、プロセスカートリッジケースを、テープ引抜き
穴のところで分割した構造とせず、一体構造とすること
により作業工数の削減を図り、しかも、テープ引抜き穴
にスポンジのような弾性シール材をはめ込んでトナーの
漏れを確実に防止することのできるプロセスカートリッ
ジを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、テープ引抜き穴に外側から挿入して抜け
ないように保持させることができ且つそのテープ引
き穴を閉じるスポンジ等の弾性シール材を備えた穴閉止
部材を、テープ引抜き穴からトナーシャッタテープの
先端を延び出させた状態で、そのテープ引抜き穴に
部から引き抜き穴にトナーシャッタテープの引き抜き方
向と同一方向から挿入して取り付けるという構成とした
ものである。本発明はこの構成により、テープ引抜き
穴に事後的に穴閉止部材を挿入してテープ引抜き穴か
らのトナー漏れを確実に防止でき、このため、プロセス
カートリッジケースをテープ引抜き穴のところで分割
した構造とせず一体構造とすることができ、作業工数を
削減してコストダウンを図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、外部から引き抜き穴に
トナーシャッタテープの引き抜き方向と同一方向から挿
入して抜けないように保持させることができ且つそのテ
ープ引抜き穴を閉じるスポンジ等の弾性シール材を備
えた穴閉止部材を、テープ引抜き穴からトナーシャッ
タテープの先端を延び出させた状態で、外部から引き抜
き穴にトナーシャッタテープの引き抜き方向と同一方向
から挿入して取り付けることを特徴とし、更に、その際
の抜け止め機構として、その穴閉止部材を前記テープ引
き抜き穴に挿入した状態でトナーシャッタテープとは反
対側となる面に、爪部とその後方に位置する回動規制部
を設け、一方、テープ引抜き穴には、その爪部に対応
する内面に、前記爪部を抜けないように引っかける段部
と前記回動規制部が当接する支持面を形成したものであ
る。この構成により、テープ引抜き穴に穴閉止部材を
挿入し、爪部を段部に係合させて取り付けることがで
き、また、開封に当たってトナーシャッタテープを引き
抜いた際、そのトナーシャッタテープが穴閉止部材に摩
擦力を作用させ、それによって穴閉止部材を前記爪部を
中心として回動させようとするが、その際回動規制部が
テープ引抜き穴内面の支持面に当接して穴閉止部材の
回動を阻止し、これによって、穴閉止部材がトナーシャ
ッタテープの引き抜き方向と同一方向に抜けるのを確実
に防止できる。
【0009】ここで、前記テープ引抜き穴の奥の部分に
幅の狭い通路を形成しておき、且つ前記弾性シール材
を、穴閉止部材の爪部よりも前に位置する先端部に取り
付ける構成とすることが好ましい。この構成とすると、
穴閉止部材をトナーシャッタテープの引き抜き方向と同
一方向から挿入してテープ引抜き穴に取り付けた状態で
は、先端の弾性シール材が幅の狭い通路に挿入されてそ
の通路を閉じることができ、確実にトナー漏れを防止で
きる。
【0010】また、本発明は、外部から引き抜き穴にト
ナーシャッタテープの引き抜き方向と同一方向から挿入
して抜けないように保持させる穴閉止部材を樹脂製と
し、更にその穴閉止部材を、下端を自由端とした両側の
側壁とその上端を連結する上壁を備え、その上壁の上面
に爪部を有する形状とするという構成としたものであ
る。本発明はこの構成により、穴閉止部材をプロセスカ
ートリッジケースに設けているテープ引抜き穴にはめ
込んで行く時、先ずテープ引き抜き穴の内面が爪部を押
下げ、これに応じて穴閉止部材の両側の側壁がその弾性
により外側にハの字状に拡がり、爪部と側壁の下端との
距離を小さくし、次に爪部が段部に入り込むと、穴閉止
部材の両側の側壁がその弾性により元に戻って上壁を持
ち上げ、爪部を段部に保持させる。これにより、穴閉止
部材が抜けるのを確実に防止できる。さらに、テープ引
き抜き穴に嵌合された穴閉止部材の両側の側壁をハの字
状に拡がらせることで、爪部と側壁の下端との距離を小
さくし、爪部を段部から押し下げて、穴閉止部材をテー
プ引き抜き穴から取り外すことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例によるプロセスカート
リッジの概略断面図、図2はそのプロセスカートリッジ
を、穴閉止部材を取り付けない状態で示す概略側面図、
図3はそのプロセスカートリッジを、穴閉止部材を取り
付けた状態で示す概略側面図、図4は図2のA−A矢視
概略断面図、図5は図3のB−B矢視概略断面図、図6
は図4のC−C矢視概略断面図である。図1〜図6にお
いて、1はプロセスカートリッジケース、2は感光ドラ
ム、3は帯電ローラ、4は現像ローラ、5はトナーであ
る。プロセスカートリッジケース1は、樹脂製のもので
あり、トナー5を収容するトナーホッパー7と、そのト
ナーホッパー7内のトナー5を現像部に対して供給する
トナー供給口8と、ケース側面のトナー供給口8に隣接
した部分に形成されたテープ引抜き穴9等を備えてい
る。このプロセスカートリッジケース1は、テープ引抜
き穴9の箇所が分割可能な構成ではなく、一体構造であ
り、このため、従来のようにテープ引抜き穴のところで
溶着接合するという困難な作業を必要とせず、工程の簡
略化が図られている。
【0012】トナー供給口8には、プロセスカートリッ
ジの保管、運搬中等にトナーが漏れ出さないようにする
ため、トナーシャッタテープ10が貼り付けられてお
り、そのトナーシャッタテープ10は、トナー供給口8
のテープ引抜き穴9とは反対側の端部で折り返され、先
端がテープ引抜き穴9から外部に少し延び出すように配
置されている。かくして、そのトナーシャッタテープ1
0の先端をつかんで引き出すことにより、トナーシャッ
タテープ10をトナー供給口8から剥がしてトナー供給
口8を開封することができる。
【0013】テープ引抜き穴9は、図4、図6から良く
分かるように、最奥の高さ方向の幅の狭い通路9aと、
その手前の上り勾配の底側内面9bと、下り勾配の天側
内面9cと、更にその手前の支持面9dを備えており、
天側内面9cに2個の開口9eが形成され、その開口9
eの手前側に後述する爪部12dを引っかけるための段
部9fを形成している。なお、図6から良く分かるよう
に、中央部分及び一方の端部の天側内面9c′が、開口
9eを形成している部分の天側内面9cに比べて低い位
置となっているが、これはプロセスカートリッジケース
1内の部品の配列の必要上この構造となったものであ
り、その必要がなければ、天側内面9c′を開口9eを
形成している部分の天側内面9cに等しい高さとしても
よい。
【0014】図3〜図5において、12は、テープ引抜
き穴9に外側から挿入して取り付けられる穴閉止部材で
ある。図7はこの穴閉止部材12の概略斜視図、図8
(a)、(b)、(c)はその穴閉止部材12の端面
図、平面図及び側面図、図9は図8(b)のD−D矢視
概略断面図である。穴閉止部材12は樹脂の成形によっ
て作られるもので、先端の平坦部12aと、その後ろに
設けられ、下端を自由端とした両側のほぼ垂直な側壁1
2bと、その両側の側壁の上端を連結する上壁12c
と、その上壁12cの上面に形成された2個の爪部12
dと、その後方に位置するように且つ爪部12dと同じ
側(上側)に形成された回動規制部12e等を備えてお
り、先端の平坦部12aに、それをはさむようにスポン
ジ、繊維マット状物等の弾性シール材13が取り付けら
れている。
【0015】ここで、爪部12dは先端側が斜面とな
り、後端側がほぼ垂直面となるように形成されており、
図5に示すように、穴閉止部材12をテープ引抜き穴9
内の所定位置まで挿入した時に、その爪部12dが開口
9e内に入り且つ爪部12dの後端が段部9fに引っ掛
かるように形状が定められている。また、穴閉止部材1
2をテープ引抜き穴9内の所定位置まで挿入して爪部1
2dを段部9fに引っかけた状態で、穴閉止部材12の
側壁12bの下端と上壁12cとが、テープ引抜き穴9
の底側内面9bと天側内面9cにほぼ密着し、且つ後方
の回動規制部12eがテープ引抜き穴9の支持面9dに
ほぼ密着するように、しかも、平坦部12aに取り付け
ている弾性シール材13が通路9a内に挿入され、その
通路9aを塞ぐように、それぞれの形状、形成位置が定
められている。また、穴閉止部材12の最大幅(両側の
側壁12bの外面間の距離)は、テープ引抜き穴9の横
方向の幅よりも若干小さく設定されており、この穴閉止
部材12をテープ引抜き穴9に着脱する際、両側の側壁
12bを図10に示すようにハの字状に変形させること
ができるようにしている。なお、穴閉止部材12の上壁
12cには、図9から良く分かるように、爪部12eを
それぞれ形成している領域の間及び一方の端部に低い部
分12c′を形成し、テープ引抜き穴9の天側内面9
c′に干渉しないようにしている。
【0016】次に、上記構成のプロセスカートリッジの
組立動作を説明する。図4に示すように、トナー供給口
8に貼り付けたトナーシャッタテープ10の先端を、側
面のテープ引抜き穴9に通し、外に少し延び出させた
状態で、そのテープ引抜き穴9に外側から穴閉止部材
12を挿入する。この際、穴閉止部材12の挿入につれ
て、上面の爪部12dが天側内面9dによって押し下げ
られるが、両側の側壁12bが図10に示すようにハの
字状に開くことにより、側壁12bの下端と爪部12d
との距離が小さくなり、その爪部12dの押し下げが可
能となる。そして、爪部12dが開口9e内に入り込む
と、両側の側壁12bが弾性によって元の平行状態に戻
り、上壁12cを持ち上げ、爪部12dを開口9e内に
挿入させ、その位置に保持する。これにより、図5に示
すように、穴閉止部材12がテープ引抜き穴9内の所
定位置にはめ込まれ、弾性シール材13が通路9aを塞
ぐ。また、穴閉止部材12は、その爪部12dが段部9
fに引っ掛かっているので、抜けることはない。この状
態でプロセスカートリッジの運搬、保管等が行われる。
【0017】次に、プロセスカートリッジの使用に際し
ては、テープ引抜き穴9から延び出しているトナーシャ
ッタテープ10の端部をつかんで引き抜く。これによ
り、トナー供給口8を閉じていたトナーシャッタテープ
10が剥がされて除去され、トナー供給口8が開封され
る。このトナーシャッタテープ10の引抜きの際、トナ
ーシャッタテープ10は穴閉止部材12に取り付けてい
る弾性シール材13の下面に接触しながら引き抜かれる
ため、その弾性シール材13に摩擦力が作用し、穴閉止
部材12には、段部9fに係合している爪部12dを中
心として、図5で時計方向の回動力が作用することとな
る。しかしながら、回動規制部12eが支持面9dに当
接しているため、穴閉止部材12が回動することはな
く、このため、穴閉止部材12が抜けることはない。ト
ナーシャッタテープ10を引き抜いた後は、弾性シール
材13が膨張して、通路9aを確実に塞ぎ、これによっ
て内部のトナーが漏れだすことを確実に防止できる。
【0018】プロセスカートリッジの使用終了後は、こ
れを回収し、分解して内部の清掃、破損部品の交換、ト
ナーの補充等を行って再使用のための準備を行う。この
操作の際、穴閉止部材12を取り外す必要があるが、そ
の場合には、外側から両側の側壁12bをハの字状に変
形させ、上部の爪部12dを開口9eから抜き出すこと
により、穴閉止部材12を取り外すことができる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、プロセ
スカートリッジケース側面に形成されたテープ引抜き
穴に穴閉止部材を外部からトナーシャッタテープの引き
抜き方向と同一方向に取付可能な構成としたことによ
り、従来のようにプロセスカートリッジケースをテープ
抜き穴のところで分割した構造とし、テープ引
き穴内面にスポンジ等のシール材を予め取り付けた後、
その部分を突き合わせて溶着接合するという面倒な作業
を省略することができ、作業工数を削減してコストダウ
ンを図ることができるという効果を有している。
【0020】また、本発明はその穴閉止部材の、トナー
シャッタテープとは反対側となる面に、爪部とその後方
に位置する回動規制部を設け、一方、テープ引抜き穴に
は、その爪部に対応する内面に、前記爪部を抜けないよ
うに引っかける段部と前記回動規制部が当接する支持面
を形成したことにより、開封に当たってトナーシャッタ
テープを引き抜いた際、そのトナーシャッタテープが穴
閉止部材に摩擦力を作用させ、それによって穴閉止部材
を前記爪部を中心として回動させようとしても、前記回
動規制部が前記支持面に当接して穴閉止部材の回動を阻
止し、これによって、穴閉止部材がトナーシャッタテー
プの引き抜き方向と同一方向に抜けるのを確実に防止で
きるという効果を有している。
【0021】また、本発明は、前記テープ引抜き穴の奥
の部分に幅の狭い通路を形成し、且つ前記弾性シール材
を、穴閉止部材の爪部よりも前に位置する先端部に取り
付ける構成としたことにより、弾性シール材を幅の狭い
通路にトナーシャッタテープの引き抜き方向と同一方向
から挿入して確実に閉じることができ、トナーの漏れを
確実に防止できるという効果を有している。
【0022】また、本発明は、穴閉止部材を樹脂製と
し、且つその穴閉止部材を、下端を自由端とした両側の
側壁とその上端を連結する上壁を備え、その上壁の上面
に、テープ引抜き穴内面に形成した段部に引っかける
ための爪部を有する形状としたことにより、その穴閉止
部材をプロセスカートリッジケースのテープ引抜き穴
にはめ込んで行く時には両側の側壁がハの字状に弾性的
に拡がることで爪部を所定位置に押し込んで行くことが
き、その爪部を段部を通り過ぎた位置まで押し込んだ
後は、穴閉止部材の弾性によって両側の側壁が元の状態
に戻って爪部を上方に押し上げ、段部に確実に引っ掛か
る状態に保持できる。また、穴閉止部材を単に外側から
テープ引抜き穴に押し込むことで容易に所定位置には
め込むことができ、はめ込んだ穴閉止部材が抜けるのを
確実に防止できるという効果を有している。さらに、テ
ープ引き抜き穴に嵌合された穴閉止部材の両側の側壁を
ハの字状に拡がらせることで、爪部と側壁の下端との距
離を小さくし、爪部を段部から押し下げて、穴閉止部材
をテープ引き抜き穴から取り外すことが可能となるとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプロセスカートリッジ
の概略断面図
【図2】図1に示すプロセスカートリッジを、穴閉止部
材を取り付けない状態で示す概略側面図
【図3】図1に示すプロセスカートリッジを、穴閉止部
材を取り付けた状態で示す概略側面図
【図4】図2のA−A矢視概略断面図
【図5】図3のB−B矢視概略断面図
【図6】図4のC−C矢視概略断面図
【図7】穴閉止部材の概略斜視図
【図8】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、穴閉止部
材の端面図、平面図、側面図
【図9】図8(b)のD−D矢視概略断面図
【図10】穴閉止部材の両側の側壁をハの字状に変形さ
せた状態を示す図9と同一部分の概略断面図
【符号の説明】
1 プロセスカートリッジケース 2 感光ドラム 4 現像ローラ 5 トナー 7 トナーホッパー 8 トナー供給口 9 テープ引抜き穴 9a 通路 9b 底側内面 9c 天側内面 9d 支持面 9e 開口 9f 段部 10 トナーシャッタテープ 12 穴閉止部材 12a 平坦部 12b 側壁 12c 上壁 12d 爪部 12e 回動規制部 13 弾性シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−59578(JP,A) 特開 平8−15970(JP,A) 特開 平7−128980(JP,A) 特開 平9−26743(JP,A) 実開 昭62−96658(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 15/08 G03G 21/16 - 21/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー供給口の近傍の側面にトナーシャ
    ッタ部材の引き抜き穴を設けたプロセスカートリッジケ
    ースと、外部から前記引き抜き穴に前記トナーシャッタ
    部材の引き抜き方向と同一方向から挿入して取り付けら
    れる穴閉止部材とを具備し、この穴閉止部材は、前記引
    き抜き穴内でトナーの漏れを防止する弾性シール材と爪
    部とその後方に回動規制部とを有し、一方、前記引き抜
    き穴内には、前記穴閉止部材の爪部を引っかける段部と
    前記回動規制部が当接する支持面とを有し、前記トナー
    シャッタ部材を引き抜いた際、前記回動規制部が前記支
    持面に当接して前記穴閉止部材の回動を阻止することを
    特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 引き抜き穴が、奥の部分に通路を有して
    おり、弾性シール材が、穴閉止部材の爪部よりも前に位
    置する先端部に設けられ、前記通路内に挿入され、その
    通路を閉じていることを特徴とする請求項1記載のプロ
    セスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 トナー供給口の近傍の側面にトナーシャ
    ッタ部材の引き抜き穴を設けたプロセスカートリッジケ
    ースと、外部から前記引き抜き穴に前記トナーシャッタ
    部材の引き抜き方向と同一方向から挿入して取り付けら
    れる穴閉止部材とを具備し、この穴閉止部材は、前記引
    き抜き穴内でトナーの漏れを防止する弾性シール材を有
    し、更に、下端を自由端とした両側の側壁とその上端を
    連結する上壁とその上壁に形成された爪部とを有し、一
    方、前記引き抜き穴内には、前記穴閉止部材の爪部を引
    っかける段部を有し、前記穴閉止部材を前記引き抜き穴
    に挿入すると、先ず前記引き抜き穴の内面が前記爪部を
    押下げ、これに応じて前記穴閉止部材の両側の側壁がそ
    の弾性により外側に拡がり、前記爪部と前記側壁の下端
    との距離を小さくし、次に前記爪部が前記段部に入り込
    むと、前記穴閉止部材の両側の側壁がその弾性により元
    に戻って上壁を持ち上げ、前記爪部を前記段部に保持さ
    せることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 トナー供給口の近傍の側面にトナーシャ
    ッタ部材の引き抜き穴を設けたプロセスカートリッジケ
    ースと、外部から前記引き抜き穴に前記トナーシャッタ
    部材の引き抜き方向と同一方向から挿入して取り付けら
    れる穴閉 止部材とを具備し、この穴閉止部材は、前記引
    き抜き穴内でトナーの漏れを防止する弾性シール材を有
    し、更に、下端を自由端とした両側の側壁とその上端を
    連結する上壁とその上壁に形成された爪部とを有し、一
    方、前記引き抜き穴内には、前記穴閉止部材の爪部を引
    っかける段部を有し、前記引き抜き穴に嵌合された前記
    穴閉止部材の両側の側壁を拡がらせることで、前記爪部
    と前記側壁の下端との距離を小さくし、前記爪部を前記
    段部から押し下げて、前記穴閉止部材を前記引き抜き穴
    から取り外し可能とすることを特徴とするプロセスカー
    トリッジ
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