JPH0546037Y2 - - Google Patents

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JPH0546037Y2
JPH0546037Y2 JP1987107726U JP10772687U JPH0546037Y2 JP H0546037 Y2 JPH0546037 Y2 JP H0546037Y2 JP 1987107726 U JP1987107726 U JP 1987107726U JP 10772687 U JP10772687 U JP 10772687U JP H0546037 Y2 JPH0546037 Y2 JP H0546037Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子写真複写機やレーザープリンタ
等の静電記録装置の現像装置の現像剤補給部と、
該補給部に着脱可能に装着して使用される現像剤
容器とから成る現像剤補給装置の改良に関するも
のである。
〔従来の技術〕
一般に、上記静電記録装置にあつては、回動す
る電荷担持体上の静電潜像を現像装置によつて現
像し、静電潜像部に現像剤中の粉体トナーを付着
させてトナー像としたのち、これを記録紙上に転
写定着することがなされている。上記粉体トナー
は現像と共に消費されるので、消費に応じて該ト
ナーを現像装置に補給することが必要で、補給す
るトナーの貯蔵部として現像剤補給部(現像剤ホ
ツパー)が設けられている。
現像剤補給部には大量のトナーを内蔵させてお
いて、これが消費しつくされる前に、トナー容器
(現像剤容器)から前記現像剤ホツパーにトナー
の補給がなされる。
以上は、乾式の二成分現像剤を用いる静電記録
装置のトナー補給であるが、一成分現像剤を用い
る静電記録装置についても同様の現像剤補給が必
要である。
上記何れの現像剤においても、現像剤補給は一
般に、現像剤を収容する現像剤容器から現像剤ホ
ツパー内に投入することによつてなされている。
上記粉体現像剤は飛散しやすく、現像剤補給時
に現像剤容器開口部やホツパー開口部から外部に
飛散・浮遊したり、外部に流出・散乱したりし
て、装置・外気・衣服等を汚染するので、これを
防止するための多くの提案がなされている。
これらの提案の中には、実開昭59−114572号公
報に開示された現像剤容器がある。これは現像剤
を箱型容器本体内に収容し、該容器本体底部開口
を可撓性フイルムによつて封止して密封状態とな
し、該フイルムの一端を可動蓋に固定した構造の
現像剤容器である。そして現像剤補給時には、上
記可動蓋を開くことにより、上記フイルムが引張
られ、容器本体底部の開口が次第に開放されて、
容器本体内の現像剤が該開口から落下してホツパ
ー内に収容される。
一方、ホツパー内に収容された現像剤は、ホツ
パー下部の補給口から現像装置内に適量が均一に
補給される。このため補給口は現像装置の現像ス
リーブ及び感光体ドラムの全長とほぼ同じ長さに
してある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述のような現像剤容器は、現
像装置の手前側に装着され、該容器内から落下さ
れた現像剤は、回転スクリユー等によつてホツパ
ー内の手前から内部に送り込まねばならない。
このためホツパー内の構造が複雑となるばかり
でなく、ホツパー内に均一な高さで現像剤を収容
させる手段も複雑にならざるを得ない。
また、現像剤を収容する容器本体の底部の開口
部を開閉蓋により遮蔽するようにした現像剤容器
と、該容器を着脱自在になし、装着時にホツパー
部に現像剤供給を可能にした現像剤補給部とから
成る現像剤補給装置においては、現像剤供給時
に、上記開閉蓋と、補給部の開口を開閉する可動
蓋とをその都度、所定順序通りに操作しなければ
ならない。もしその順序を誤つたり、閉め忘れた
りすると、現像剤の流出・漏洩・飛散等の汚染ト
ラブルを惹起する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、以上に述べたような現像剤容器と
補給部による汚染を防止し、ホツパー内に現像剤
を均一分布するように落下・補給し、且つ構造両
端で操作性の優れた改良された現像剤補給装置を
提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の現像剤装置は現像
剤を収容する容器本体と、この容器本体底部に摺
動自在に係合し、この底部を開閉可能にして内部
現像剤を落下せしめる蓋とからなる現像剤容器を
現像装置の現像剤補給部の開口部に着脱可能にし
た現像剤補給装置において、前記現像剤容器は、
前記容器本体の底部開口周縁面に剥離可能に貼着
され、該開口部分を封止および開放可能にする可
撓性シール部材と、この可撓性シール部材の剥離
方向と直交する方向に摺動して前記容器本体の底
部を閉じる引き蓋と、前記引き蓋が前記容器本体
の底部を閉止状態にしているときは前記可撓性シ
ール部材が前記開口部分を開口できないように
し、かつ前記引き蓋が前記可撓性シール部材の剥
離方向と直交する方向に摺動することによつて前
記可撓性シール部材が前記開口部分を開放できる
ように前記引き蓋に設けられた規制部材と、前記
引き蓋に設けられた係止部を有し、前記現像装置
は、現像剤補給部に設けられた可動蓋と、該可動
蓋に設けられた係止部を有し、前記現像剤容器が
前記現像剤補給部の開口部に装着されると前記引
き蓋に設けられた係止部と前記可動蓋に設けられ
た係止部が係合状態となり、前記現像剤補給部の
前記可動蓋の移動によつて、前記現像剤補給部の
開口部分を開閉するとともに、前記可動蓋の移動
に伴つて前記引き蓋が移動して前記規制部材が前
記可撓性シール部材の開放規制を解除して前記可
撓性シール部材の剥離を可能とするよう前記容器
本体の底部を開閉するように構成したことを特徴
とするものである。
〔実施例〕
以下、図面に従つて本考案による実施例の詳細
を説明する。
第1図は、本考案による現像剤容器の一実施例
を示す正面断面図、第2図は底部を閉止した状態
の現像剤容器の側断面図、第3図は引き蓋を右方
に引き出した状態の現像剤容器の側断面図であ
る。
現像剤容器は主として、現像剤Dを収容する角
形をなす容器本体1と、該容器本体1の底部開口
を封止する可撓性シール部材2と、該シール部材
2の外方であつて前記容器本体1に摺動自在に係
合する引き蓋(スライドカバー)3とから構成さ
れている。
第4図は前記容器本体1の正面断面図、第5図
は該本体1の底面図である。
これらの図において、容器本体1は底部に開口
部を有する箱型の一体成形部品である。該開口部
の内側周縁には、横長の六角形状平面をなす封止
面1Aが形成されている。この封止面1Aには前
記可撓性シール部材2が剥離可能に熱融着され
る。
上記封止面1Aの左方には、障壁1Bの面上に3
個の小突起部1Cが、封止面1Aとほぼ同じ高さ
に形成されていて、該小突起部1Cには上記の可
撓性シール部材2が剥離可能に熱融着される。
上記障壁1Cの更に左方には、溝部1Dが形成
されていて、ここに可撓性シール部材2の一部が
ループ状になつて入り込み、ここで該シール部材
2は折り返される。なお、上記溝部1Dの一側端
は小開口部1Eにより開放されていて、後述の規
制部材3Aが通過する。
前記溝部1Dの上壁には、2個の小突起部1F
が僅か突出している。上記溝部1D内にループ状
をなして入れられた可撓性シール部材2の外周面
の一部は、上記小突起部1Fと当接して熱融着さ
れる。
容器本体1の底部のやや上方には、ほぼ平面状
をなすフランジ部1Gが形成されていて、該フラ
ンジ部1Gの左右両端付近で下面側には摺動レー
ル部1H,1Jが平行配置されている。この摺動
レール部1H、1Jは前記シール部材2の巻回方
向と直角方向に配置され、かつ引き蓋3の摺動レ
ール部3B,3Cが嵌合し摺動可能となつてい
る。なお、該摺動レール部1H,1Jの一部には
クリツク溝1K,1Lがそれぞれ形成されてい
て、引き蓋3のクリツク突起3D,3Eに係合・
離脱する。
上記フランジ部1Gの右端付近には、斜め約
45°方向に傾傾斜面を有する開口状のスリツト部
1Mがある。該スリツト部1Mには、後述のクリ
ーニングパツド4および保持部材5が第1図に示
すように下方から嵌入・固定される。
次に、第2図、第3図の側断面図、および第5
図の底面図において、容器本体1の封止面1Aの
うち、長辺に平行して、障壁1Nが形成されてい
る。該障壁1Nの一側面には弾性部材(スクレー
パ)6が両面テープ等を用いて接着されている。
この弾性部材6の下端は、後述の引き蓋3が閉止
状態にあるとき、該引き蓋3の平面部3Aの内面
に湾曲状をなして摺接する。
容器本体1のフランジ部1Gの下方であつて、
一方の長辺側の側壁1Pの下部付近内側には、弾
性部材(パツキン)7が貼着・固定されている。
この弾性部材7としては、例えばスポンジ状の発
砲弾性材や植毛材やフエルト状の繊維布材等が使
用される。そして引き蓋3が閉じられていると
き、上記弾性部材7は容器本体1の側壁1Pと引
き蓋3の一端との間に挟圧されて、現像剤補給後
に容器本体1内に浮遊する現像剤が外部に漏出す
ることを防止している。
また、上記側壁1Pに対向する側の側壁1Q
は、引き蓋3を閉じたとき、引き蓋3の壁面3F
に当接するストツパ面であり、且つ閉鎖面とな
る。
次に、第1図および第4図に図示の容器本体1
の左側壁上方には、開口1Rが設けられていて、
キヤツプ部材8により押圧・密栓される。
該キヤツプ部材8は、容器本体1内に現像剤が
充填され、可撓性シール部材2により容器本体の
底部開口が密封されたのち、加圧機等を用いて容
器本体1の開口1Rに押し込まれて密栓・固定さ
れる。なお、上記開口1Rに対向する容器本体1
の右側壁1Sは、上記押圧密栓加工時に、容器本
体1を支持する平面である。
容器本体1を成形する材料としては、ハイイン
パクトポリスチロールやポリプロピレン等の樹脂
材を用い、インジエクシヨンモールド加工等の加
熱成形によつて作られる。
第6図はクリーニングパツド4と保持部材5の
分解斜視図である。クリーニングパツド4はスポ
ンジのような発泡弾性体で形成され、保持部材5
に両面テープ等により接着される。保持部材5
は、平板部5Aと爪部5Bとストツパ部5Cとか
ら成る。平板部5Aは、その上面側に上記クリー
ニングパツド4を接着するとともに、その下面側
にストツパ部5Cを有し、更に左右の切込み部の
先端は爪部5Cを形成している。
上記クリーニングパツド4と一体をなす保持部
材5は、第1図に示すように容器本体1のスリツ
ト部1Mの下方から挿入して押し込めば、ストツ
パ部5Bがスリツト部1Mの下端部において停止
するとともに、爪部5Cがスリツト部1Mの上端
部付近の山形状をなす係止部1Tに係合して、保
持部材5は逆方向引抜き不可となり固定される。
第7図は可撓性シール部材2の斜視図である。
可撓性シール部材2の材料としては、ポリエチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リカーボネート、ナイロン等のプラスチツクフイ
ルム材や、アルミ箔等の金属材等を用い、これら
の単層材またはラミネート材が用いられ、可撓性
で且つ引張り強度、曲げ強度のある材料および膜
厚が必要である。上記シール部材2の一実施例と
して、ポリエチレンテレフタレート(PET)
25μmにポリエチレン50μmをラミネートした厚さ
75μmのフイルムを使用した。
第8図は引き蓋3の斜視図である。引き蓋3は
長方形箱形状態をなし、平面部3Aの左右の短辺
両側部は摺動レール部3B,3Cを形成してい
る。該摺動レール部3A,3Bの末端付近にはク
リツク突起部3D,3Eが突出していて、引き蓋
3が容器本体に対して閉止状態にあるとき、容器
本体1のクリツク溝1K,1Lに係合して不用意
に開放できない構造になつている。
引き蓋3の平面部3Aは、容器本体1の底部開
口に融着された可撓性シール部材2を外力から保
護する障壁(バリア)の役割をなすとともに、可
撓性シール部材2をバツクアツプして、容器本体
1内の現像剤Dが自重または衝撃力によつて、可
撓性シール部材2の融着が剥離されるのを防止す
るのに役立てる。
引き蓋3の後方の直立面3Fは前述のように、
容器本体1の側壁1Qに当接可能なストツパ兼閉
止面である。この後方の壁面3Fの一端には規制
部材3Gが一体に形成され突出している。
現像剤容器が第1図のような閉止状態にあると
きには、上記規制部材3Gは、容器本体1の小開
口部1Eを貫通して、可撓性シール部材2のルー
プ状をなす折り返し部のループ内に容易に嵌入で
きるとともに、この嵌入状態で可撓性シール部材
2を引き抜こうとしても規制部材3Gに遮られ
て、容器本体1の封止面1Aは容易に開口するこ
とはできない。この構成によつて、不用意に現像
剤容器が開口しないようにし、作業順序を間違え
てトナーが飛散するのを防止する。またこのよう
な構成にすることによつて可撓性シール部材を規
制する構成が作りやすくなつた。
更に引き蓋3の前方は開放されていて、その底
面側には突起部3Hが設けられている。該突起部
3Hは、後述の現像装置の現像剤補給部10の上
方開口を開閉自在にするスライド蓋11の切欠き
穴11Aに挿脱自在になつている。
次に、本考案による現像剤容器の組立方法につ
いて、工程順に説明する。
容器本体1の底部開口の封止面1A上に、可
撓性シール部材2を載せて熱融着(ヒートシー
ル)する。
小突起部1C上の可撓性シール部材2をスポ
ツト熱融着する。
可撓性シール部材2の非融着延長部を溝部1
D内に入れてループ状となし、該シール部材2
と小突起部1Fとを、熱融着してループを固定
する。
上記シール部材2を上記ループ部において折
り返したのち、前記封止面1A上に融着された
前記シール部材2の背面に沿つて引き回し、シ
ール部材2の末端付近をスリツト部1Mを通過
させて外方に引き出す。
クリーニングパツド4を両面接着テープ等で
貼着した保持部材5を、上記スリツト部1Mに
下方から挿入して外方に押し込めば、保持部材
5のストツパ部5Bがスリツト部1Mの下端に
当接して、保持部材5の外方への移動は停止さ
れる。このスリツト部1Mは保持部材5が通過
するとき、保持部材5はスリツト部1Mの両内
側面に圧接して弾性圧縮するが、スリツト通過
後には弾性復帰して係止部1Tに係合しロツク
されて逆行不可となり固定状態に保持される。
この状態では、前記シール部材2は第1図に示
すように、スリツト部1Mの一方の壁面と、ク
リーニングパツド4の間に圧接挟持される。
上記シール部材2の末端を、容器本体1の外
壁の一部にテープ等を用いて仮貼着しておくと
よい。
次に、引き蓋3を容器本体1の底部に嵌合・
閉蓋させる。即ち、引き蓋3の摺動レール部3
B,3Cを、容器本体1の摺動レール部1H,
1Jに嵌合させる(第3図参照)。
引続き、引き蓋3を容器本体1側に押し込め
ば、引き蓋3の規制部材3が容器本体1の溝部
1D内に形成されたシール部材2のループ内に
進入してゆく(第1図参照)。
更に引き蓋3を押し込めば、引き蓋3のクリ
ツク突起部3D,3Eが、容器本体1の底部の
クリツク溝1K,1Lに係合して、クリツクス
トツプして閉蓋状態となる。この引き蓋3の閉
止行程中に、引き蓋3の平面部3Aの先端側
は、弾性部材6に当接して容器内を封止する。
また、引き蓋3の直立面3Fが容器本体1の側
壁1Qに当接して、停止状態になつたとき、引
き蓋3の突起部3Hのある側面は、容器本体1
の側壁1Pに接着された弾性部材7に圧接し
て、容器内を密封する。第2図はこの閉蓋状態
となつた現像剤容器を示す。
次に容器本体1の右側壁1Sを水平にして現
像剤充填機の卓上に載せ、上向きになつた開口
1Rから現像剤Dを容器本体1内に定量注入す
る。
現像剤容器を上記姿勢のまま、打栓機の卓上
に右側面1Rを載せ、キヤツプ部材8を開口1
Rに挿入して、打栓機により加圧密栓すれば、
キヤツプ部材8の突起部8Aは開口1Rの内方
端面に係合して、抜出防止される。
以上の組立行程によつて現像剤を内蔵した現像
剤容器は完成する。
次に本考案による現像剤容器を現像装置の補給
部に装着して現像剤を供給する操作を第9図を用
いて説明する。第9図は本考案の現像剤容器を電
子写真複写機の現像剤補給部に装着して、現像剤
供給を行う状態を示す断面図である。
(A) 先ず前記のように組立てられた第1図および
第2図に示す現像剤容器を、現像剤補給部10
上部の着脱装置11に装着し固定する。この装
着によつて、着脱装置11の開口部を蕨う可動
蓋12の一端に設けた切欠き穴12Aに、前記
引き蓋3の突起部3Hが嵌入して一体となる。
(B) 次いで、可動蓋12の把手部12Bに指を掛
けて右方に引き出せば、可動蓋12と一体をな
す引き蓋3も右方に移動して開蓋状態となる。
同時に引き蓋3の規制部材3Gはシール部材2
のループ部から脱出退避する。
(C) この開蓋状態においては、着脱装置11の下
方でホツパー部13の上方に設けられた固定遮
蔽板14の開口部起立面14Aに、現像剤容器
の弾性部材6が当接して、浮遊する現像剤D
が、着脱装置11等に付着するのを防止する。
(D) 次に、シール部材2の露出末端部を容器本体
1に貼着したテープを剥がし、該シール部材2
の末端部を持つてやや強く引き出せば、先ずル
ープ部の一部を融着している溝部1Dの頂部の
小突起部1Fのスポツト融着部が剥離し、次い
で開口部に近い小突起部1Cのスポツト融着が
剥離し、更にシール部材2を引き出せば、封止
面1Aの左端先端1AAから左側斜面1ABに
沿つて順次剥離してゆき、更に平行面1ACが
剥離されてゆき、かくしてすべての封止面1A
が剥離されて、容器本体1の底部開口は全開と
なる。この開口の開放過程において、容器本体
1内に収容されている現像剤Dは、開口に応じ
て落下し、全量がホツパー部13内に供給され
る。第9図はこの現像剤供給完了状態を示す。
上記シール部材2の引き出し操作時に、シー
ル部材2はクリーニングパツド4によつて挟圧
されて擦過されるから、シール部材2に付着し
た現像剤は該クリーニングパツドにより擦り取
られるから、清拭されて汚れのないシール部材
2が外部に取り出される。
(E) 現像剤供給が終了したら、可動蓋12の把手
部12Bをホツパー側に押し戻して停止位置に
すれば、ホツパー部13が閉蓋されるととも
に、引き蓋3も同時に閉蓋状態になる。この閉
蓋状態においては、引き蓋3の突起部3Hのあ
る左方側面は弾性部材7に圧接して完全に密封
されるから、容器本体1内に残存する現像剤が
外部に漏洩することは全くない。
(F) 次に、この閉蓋状態になつた現像剤容器は、
着脱装置11から取り外して廃棄する。
なお、本考案による現像剤容器は、底部の封
止面1Aの内側の開口部が感光体ドラム15お
よび現像スリーブ16の全長とほぼ同じ長さに
してあるので、上記開口部から落下・供給され
る現像剤は、現像スリーブの全長にわたつて均
一に供給され、均一なムラのないトナー像を作
りだす特徴も兼ね備えている。
以上説明した静電荷像現像剤容器は、磁性トナ
ーを用いた一成分現像剤の容器、二成分現像剤の
現像剤容器、或いはトナーとキヤリアを用いる二
成分現像剤のトナー補給容器の何れにも用いるこ
とができるもので、本考案はこれらの何れにも限
定されるものではない。
〔考案の効果〕
本考案によつて、取扱いが容易にして、且つ現
像剤の流出・飛散がなく、しかも現像スリーブの
全域に亘つて均一に現像剤を供給することのでき
る優れた現像剤補給装置を提供することができ
た。また現像剤容器の底部開口およびシール部材
は、硬質の引き蓋により保護されているから、衝
撃力や強い押圧力や落下等に対しても安全であ
る。また、引き蓋が閉止状態にあるときは規制部
材が可撓性シール部材のループ状をなす折り返し
部のループ内に嵌入しているので、作業順序を間
違えてこの嵌入状態で可撓性シール部材を引き抜
こうとしても規制部材に遮られて容易に引き抜く
ことが出来ない。また、規制部材が可撓性シール
部材のループ状をなす折り返し部のループ内にシ
ール部材の剥離方向と直交する方向に嵌入してい
るため、規制する構成が作りやすくなつた。
特に、上記引き蓋と現像装置側の現像剤補給部
上部の可動蓋とが係合して、可動蓋の開閉に連動
して同時に引き蓋が開閉するから、操作が容易
で、現像剤供給時に、誤操作によつて現像剤が流
出・漏洩・飛散して周囲を汚染することは完全に
防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による現像剤容器の正面断面
図、第2図および第3図は該現像剤容器の側断面
図、第4図は容器本体の正面断面図、第5図は該
容器本体の底面図、第6図はクリーニングパツド
および保持部材の斜視図、第7図はシール部材の
斜視図、第8図は引き蓋の斜視図。第9図は現像
剤容器を電子写真複写機の現像剤補給部に装着し
て現像剤供給を行う状態を示す断面図である。 1……容器本体、1A……封止面、2……可撓
性シール部材、3……引き蓋(スライドカバー)、
3H……突起部(係止部)、4……クリーニング
パツド、5……保持部材、6……弾性部材、7…
…弾性部材、8……キヤツプ部材、10……現像
剤補給部、11……着脱装置、12……可動蓋、
12A……切欠き穴(係止部)、13……ホツパ
ー部、14……固定遮蔽板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 現像剤を収容する容器本体と、この容器本体底
    部に摺動自在に係合し、この底部を開閉可能にし
    て内部現像剤を落下せしめる蓋とからなる現像剤
    容器を現像装置の現像剤補給部の開口部に着脱可
    能にした現像剤補給装置において、 前記現像剤容器は、前記容器本体の底部開口周
    縁面に剥離可能に貼着され、該開口部分を封止お
    よび開放可能にする可撓性シール部材と、 この可撓性シール部材の剥離方向と直交する方
    向に摺動して前記容器本体の底部を閉じる引き蓋
    と、 前記引き蓋が前記容器本体の底部を閉止状態に
    しているときは前記可撓性シール部材が前記開口
    部分を開口できないようにし、 かつ前記引き蓋が前記可撓性シール部材の剥離
    方向と直交する方向に摺動することによつて前記
    可撓性シール部材が前記開口部分を開放できるよ
    うに前記引き蓋に設けられた規制部材と、 前記引き蓋に設けられた係止部を有し、 前記現像装置は、現像剤補給部に設けられた可
    動蓋と、 該可動蓋に設けられた係止部を有し、 前記現像剤容器が前記現像剤補給部の開口部に
    装着されると前記引き蓋に設けられた係止部と前
    記可動蓋に設けられた係止部が係合状態となり、
    前記現像剤補給部の前記可動蓋の移動によつて、
    前記現像剤補給部の開口部分を開閉するととも
    に、前記可動蓋の移動に伴つて前記引き蓋が移動
    して前記規制部材が前記可撓性シール部材の開放
    規制を解除して前記可撓性シール部材の剥離を可
    能とするよう前記容器本体の底部を開閉するよう
    に構成したことを特徴とする現像剤補給装置。
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