JPH0426873B2 - - Google Patents

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JPH0426873B2
JPH0426873B2 JP10466888A JP10466888A JPH0426873B2 JP H0426873 B2 JPH0426873 B2 JP H0426873B2 JP 10466888 A JP10466888 A JP 10466888A JP 10466888 A JP10466888 A JP 10466888A JP H0426873 B2 JPH0426873 B2 JP H0426873B2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutter
outer cutter
blade
curvature
center
Prior art date
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Expired
Application number
JP10466888A
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English (en)
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JPH01274793A (ja
Inventor
Masao Tanahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、外刃をフオイル状とした電気かみ
そり刃に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、往復動式の電気かみそりにおいて、内刃
を複数枚平行に並べ、フオイル状の外刃を円弧状
切刃面に沿つてドーム状に弾性変形させ、外刃枠
に取付けたものがある。
このような電気かみそり刃において、内刃の円
弧状切刃面を単一曲率半径に形成したものでは、
外刃の中央部の曲率半径も大きいため、顎下や喉
仏周辺等の肌の凹凸が入り込んだ部位では肌に密
着せず、剃り残しを生じ易い。そのため、何度も
肌に当て直して剃る必要があり、時間がかかる。
このような凹凸の入り込んだ部位の早剃りを達
成した構造として、内刃の中央部の曲率半径を小
とし、放物線形状、3次曲線形状、あるいは楕円
形状としたものが提案されている(特開昭55−
151265号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、中央部の曲率半径を小さくしたもの
は、次のように切断性と摺動抵抗の問題がある。
第9図は、曲率半径を一定とした内刃52およ
び中央部の曲率半径を小さくした内刃62と、こ
れら内刃52,62に各々対応して設けた外刃5
1の変形具合を示す。曲線pは通常に弾性変形さ
せた場合の外刃51の形状を示す。曲線qは、通
常よりも大きく変形させた場合の外刃51の形状
を示す。
平板状の外刃51を同図のように弾性変形させ
ると、微小変形領域では3次式 y=ax3+bx2+cx+d となる。yは撓み量、xは中心からの距離、a〜
dは係数である。変形が大きい場合は、中心から
離れた箇所程撓みが大きくなり、第9図の各部の
変形量a′〜c′は、a′>b′>cとなる。
外刃51の中心からの展開長さをX、曲率半径
をrとすると、外刃51の変形具合は第10図の
ようになる。同図で曲線52′,62′は、各々内
刃52,62の曲率を示す。p′は外刃51を通常
に弾性変形させた場合の曲率、q′は通常よりも変
形量を大きくした場合の曲率を示す。
同図からわかるように、単一曲率半径の内刃5
2の場合、中心部で内刃52と外刃51とが同じ
曲率になるように設計しても、外刃51の展開長
さが長くなる程(換言すれば内刃52の端部程)、
内刃52と外刃51との間の〓間が大きくなり、
かつ曲率半径の差が大となる。そのため、内刃5
2の中心が最初に接触し、接触圧付勢用のばねに
より内刃52に押し上げ力を作用させると、徐々
に内刃52の中心から密着する変形具合となる
(第10図の曲線p′と52′の関係)。
このように中心から端部へ徐々に接するため、
比較的押し上げ力が小さくて済む。
中央部の曲率半径を小とした内刃62では、中
心ウと端部オが第9図のように先に密接し、最後
に中間部エが密着することになる。
この場合、中間部エを密着させには、一定曲率
半径の場合のように中心から順に接触させる場合
に比べて、ばねによる押し上げ力を強くしなくて
はならない。そのため、中心部ウと側部オの接触
圧が大きくなり、この部分で内刃62と外刃51
の摩擦力が大きくなる。中間部エを密着しないま
まとすると、切断性が悪くなる。
そのため、中央部を曲率半径小とする内刃62
の場合は、切断性(切れ味)および負荷の面で不
利である。
この発明は、顎の下や喉仏周辺等の凹凸の入り
込んだ部位でも剃り残しなく剃ることができ、か
つ小さな内刃押し上げ力で内刃を外刃に密着させ
ることができて、切断性の向上と負荷の低減が図
れる電気かみそり刃を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、内刃の円弧状切刃面の中央部の曲
率半径を他の部分よりも小とした往復動式の電気
かみそり刃において、外刃の中央部の曲げ剛性を
他の部分よりも小とし、かつ外刃の中央部を湾曲
面に成形したものである。
〔作用〕
この発明の構成によると、外刃の中央部を予め
湾曲面に成形したものであるため、外刃に内刃を
接触させた時に、中央のみで接して端部側へ行く
に従つて次第に内刃と外刃との隙間が大きくなる
ようになり、または内刃と外刃の形状が一致す
る。そのため、軽い内刃押し上げ力で外刃に密着
する。また、外刃の中央部の曲げ剛性が他の部分
よりも小さいので、より一層密着が小さい力で行
える。
〔実施例〕 この発明の一実施例を第1図ないし第7図に基
づいて説明する。第3図は電気かみそりの刃ヘツ
ド部の拡大断面、第4図はその横断面を示す。フ
オイル状の外刃1は外刃枠3に取付穴1bに嵌合
した熱融着ボス3aで保持されている。外刃1と
外刃枠3とでなる外刃ブロツクは、外刃フレーム
4に保持されている。内刃2は内刃台2aに複数
枚平行に取付けたものである。5はモータ(図示
せず)の回転を内刃2の往復動に変換する駆動
子、6は内刃2を外刃1に密着させる内刃押し上
げばねである。内刃台2aには駆動子5と連結さ
れて往復動を伝達する継手7が設けてある。
第2図は、外刃枠3に取付ける前の外刃1の形
状を示す、外刃1は全面に分布して多数の刃穴1
cを設けてある。外刃1は中央部1aを円弧状断
面に予め成形してあり、また中央部1aは他の部
分よりも断面2次モーメントを小さくすることに
より曲げ剛性を小さくしてある。外刃1の中央部
1aの成形状態における曲率半径は、第1図とと
もに後に説明するような関係になるように適宜設
計する。例えば、内刃2の先端部2aと同じ曲率
半径としても良い。断面2次モーメントを小さく
するには、刃穴1c間の桟部分の幅を狭くし、ま
たは刃厚を薄くするか、開口率を大にする。
第1図は、第2図の成形した外刃1を外刃枠3
に取付けた状態を示す。内刃2は、円弧状切刃面
の中央部2aの曲率半径を他の部分よりも小さく
してある。
この構成によると、外刃1の中央部1aを予め
湾曲面に成形したので、第1図のように内刃2を
外刃1と組み合わせると、中央部カで外刃1と内
刃2とが最初に接触し、中央から離れるに従い、
隙間δが大きくなる。第7図は、内刃2と外刃1
について、中心からの展開長さXと曲率半径rの
関係を示すグラフである。1′は外刃の曲率、
2′は内刃の曲率を示す。同図からわかるように、
展開長さの前長で、内刃2と外刃1の曲率が交差
する箇所がなく、中央部カから端部キまで徐々に
曲率が変わるようになり、曲率の差も小さい。し
たがつて、内刃2を内刃押し上げばね6で押し上
げると中央部カから徐々に端部キへ接触するよう
になり、押し上げ力が小さくて済む。
また、外刃1の中央部の曲げ剛性を他の部分よ
りも小さくしたので、より一層小さな押し上げ力
で密着させることができる。
そのため、内刃2の中央部2aが密着し難い小
さな曲率半径であつても、僅かな内刃押し上げ力
で内刃2と外刃1とが密着する。このように密着
性が良いことから、切断性が向上するとともに、
内刃2の外刃1に対する摺動負荷が低減する。
また、内刃2の円弧状切刃面の中央部2aの曲
率半径を他の部分よりも小とし、かつ前記のよう
に切断性を良好としたので、顎の下や喉仏周辺等
の凹凸の入り込んだ部位でも剃り残しなく剃るこ
とができ、早剃りが実現できる。
第5図および第6図は、外刃1を電鋳工法で湾
曲状態に成形する製造方法を示す。第5図Aに示
すように、アルミの基台8の上面に樹脂からなる
絶縁性のレジスト9をコートし、次に刃穴パター
ンを写真製版で露光現像し、レジスト9の部分1
0を除去する(第5図B)。次に、銅等で一次電
鋳をさせて導電部11を作成し(第5図C)、こ
の母型自体を第5図Dのように湾曲させる。これ
に、第6図のように、ニツケルを主体とした電鋳
部12を施し、外刃1とする。
第8図は外刃1の他の製造方法を示す。同図A
のように、プレス型で薄い鋼板13に凹部13a
を成形し、研削により凹部13aの底を除去して
刃穴1cとする(第8図B)。これを塑性加工に
より湾曲させる(第8図C)。なお、電鋳の場合
でも、塑性加工して湾曲させることができる。
なお、前記実施例では、第1図のように隙間δ
が徐々に大きくなるようにしたが、内刃2の非押
し付け状態で外刃1と内刃2の形状が一致するよ
うに外刃1の中央部1aを成形しても良い。
〔発明の効果〕 この発明の電気かみそり刃は、外刃の中央部を
予め湾曲面に成形したものであるため、外刃に内
刃を接触させた時に、中央のみで接して端部側へ
行くに従つて次第に内刃と外刃との隙間が大きく
なるようになり、または内刃と外刃の形状が一致
する。そのため、軽い内刃押し上げ力で外刃に密
着する。また、外刃の中央部の曲げ剛性が他の部
分よりも小さいので、より一層小さい力で密着が
行える。そのため、内刃と外刃との密着が確実と
なり、切断性が向上するとともに、摺動負荷が低
減する。
また、内刃の円弧状切刃面の中央部の曲率半径
を他の部分よりも小とし、かつ前記のように切断
性を良好としたので、顎の下や喉仏周辺等の凹凸
の入り込んだ部位でも剃り残しなく剃ることがで
き、早剃りが実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の外刃と内刃との
関係を示す断面図、第2図はその外刃の外刃枠へ
の取付前の状態を示す断面図、第3図は同じくそ
の電気かみそりの刃ヘツド部の断面図、第4図は
同部分の縦断面図、第5図および第6図は同じく
その外刃の製造過程を示す説明図、第7図は同じ
くその外刃と内刃との曲率の関係を示すグラフ、
第8図は外刃の製造方法の他の実施例を示す説明
図、第9図は従来の電気かみそり刃の内刃と外刃
との断面形状を示す説明図、第10図はその曲率
の関係を示すグラフである。 1……外刃、1a……外刃の中央部、2……内
刃、2a……内刃の中央部、3……外刃枠、6…
…内刃押し上げばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数枚平行に並べられて並び方向に往復動す
    る内刃と、この内刃の円弧状切刃面に沿つてドー
    ム状に弾性変形して外刃枠に取付けられたフオイ
    ル状の外刃とからなり、前記内刃の前記円弧状切
    刃面の中央部の曲率半径を他の部分よりも小とし
    た電気かみそり刃において、前記外刃の中央部の
    曲げ剛性を他の部分よりも小とし、かつ前記外刃
    の中央部を塑性変形させて湾曲面になるように成
    形したことを特徴とする電気かみそり刃。
JP10466888A 1988-04-25 1988-04-25 電気かみそりの刃 Granted JPH01274793A (ja)

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JPH01274793A JPH01274793A (ja) 1989-11-02
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JP4822241B2 (ja) * 2003-02-14 2011-11-24 九州日立マクセル株式会社 電気かみそり
JP5406769B2 (ja) * 2010-03-26 2014-02-05 パナソニック株式会社 電気かみそり
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