JPH04267419A - パネル装置 - Google Patents
パネル装置Info
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- JPH04267419A JPH04267419A JP3028410A JP2841091A JPH04267419A JP H04267419 A JPH04267419 A JP H04267419A JP 3028410 A JP3028410 A JP 3028410A JP 2841091 A JP2841091 A JP 2841091A JP H04267419 A JPH04267419 A JP H04267419A
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- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 3
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 101000582320 Homo sapiens Neurogenic differentiation factor 6 Proteins 0.000 description 1
- 102100030589 Neurogenic differentiation factor 6 Human genes 0.000 description 1
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタッチパネルを用いたパ
ネル装置に関するものである。
ネル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、抵抗膜を縦(X)方向、横(Y)
方向に直行して配置したタッチパネルが広く使われるよ
うになってきたが、このようなタッチパネルの従来例と
しては例えば図4に示すようなものがある。この図にお
いて、符号1はタッチパネルに印可する電圧を時系列的
に切り替える機能を持つ電圧切替部、2はタッチパネル
から入力される電圧を所定数の座標値に変換する座標変
換部である。
方向に直行して配置したタッチパネルが広く使われるよ
うになってきたが、このようなタッチパネルの従来例と
しては例えば図4に示すようなものがある。この図にお
いて、符号1はタッチパネルに印可する電圧を時系列的
に切り替える機能を持つ電圧切替部、2はタッチパネル
から入力される電圧を所定数の座標値に変換する座標変
換部である。
【0003】電圧切替部1は図5に示すように、発振器
3と、発振器3のクロックを計数するカウンタ4と、カ
ウンタ4の計数結果が入力される複数のトランジスタ5
a,5b,5c,5dとから構成される。トランジスタ
5a、5cにはPNPトランジスタが用いられ、またト
ランジスタ5b、5dにはNPNトランジスタが用いら
れる。トランジスタ5a、5dはそれぞれインバータ6
a,6bを介してカウンタ4に接続される一方、トラン
ジスタ5b,5cはそれぞれバッファ7a,7bを介し
てカウンタ4に接続される。そして、発振器3から出力
されるクロックを基にカウンタ4により所定の周波数の
sync信号とdir信号とを生成する。このsync
信号は座標変換部2内にて用いられ、A/D変換を行な
うための同期信号である。dir信号はタッチパネルの
座標検出のための同期信号である。このdir信号がH
レベルのときインバータ6aを介したPNPトランジス
タ5aとバッファ7aを介したNPNトランジスタ5b
がオン状態となり、電源電圧を5Vとすると、X+端子
に5V、X−端子に0Vが出力される。これらの電圧は
タッチパネルのX方向に印可される。このとき、Y−端
子にX方向のタッチパネル押し下げ位置に対応した電圧
であるVx信号が出力される。一方dir信号がLレベ
ルのときにはバッファ7aを介したPNPトランジスタ
5cとインバータ6bを介したNPNトランジスタ5d
がオン状態となり、電源電圧を5Vとすると、Y+端子
に5V、Y−端子に0Vが出力される。これらの電圧は
タッチパネルのY方向に印可される。このとき、X−端
子にY方向のタッチパネル押し下げ位置に対応した電圧
であるVy信号が出力される。
3と、発振器3のクロックを計数するカウンタ4と、カ
ウンタ4の計数結果が入力される複数のトランジスタ5
a,5b,5c,5dとから構成される。トランジスタ
5a、5cにはPNPトランジスタが用いられ、またト
ランジスタ5b、5dにはNPNトランジスタが用いら
れる。トランジスタ5a、5dはそれぞれインバータ6
a,6bを介してカウンタ4に接続される一方、トラン
ジスタ5b,5cはそれぞれバッファ7a,7bを介し
てカウンタ4に接続される。そして、発振器3から出力
されるクロックを基にカウンタ4により所定の周波数の
sync信号とdir信号とを生成する。このsync
信号は座標変換部2内にて用いられ、A/D変換を行な
うための同期信号である。dir信号はタッチパネルの
座標検出のための同期信号である。このdir信号がH
レベルのときインバータ6aを介したPNPトランジス
タ5aとバッファ7aを介したNPNトランジスタ5b
がオン状態となり、電源電圧を5Vとすると、X+端子
に5V、X−端子に0Vが出力される。これらの電圧は
タッチパネルのX方向に印可される。このとき、Y−端
子にX方向のタッチパネル押し下げ位置に対応した電圧
であるVx信号が出力される。一方dir信号がLレベ
ルのときにはバッファ7aを介したPNPトランジスタ
5cとインバータ6bを介したNPNトランジスタ5d
がオン状態となり、電源電圧を5Vとすると、Y+端子
に5V、Y−端子に0Vが出力される。これらの電圧は
タッチパネルのY方向に印可される。このとき、X−端
子にY方向のタッチパネル押し下げ位置に対応した電圧
であるVy信号が出力される。
【0004】座標変換部2は図6に示すように、Vx信
号およびVy信号が入力されるアナログスイッチ8と、
アナログスイッチ8の出力信号に対してインピーダンス
変換を行なうボルテージ・フォロア9と、ボルテージ・
フォロア9のアナログ出力をデジタル信号に変換するA
/D変換器10と、A/D変換器10の出力に対応する
コードデータを格納する記憶手段であるROM11とか
ら構成される。アナログスイッチ8に入力されるVx,
Vy信号はdir信号に基づき選択される。選択された
信号はボルテージ・フォロア9を通してA/D変換器1
0に入力される。A/D変換器10は前記sync信号
の立ち上がりで変換動作を開始し、所定の時間後にデジ
タル値をROM11に出力する。このA/D変換器10
のデータはROM11のアドレス端子に入力され、アド
レス値を所定の座標値に変換して出力する。これは、L
UT(ルックアップテーブル)の機能を有する。このと
きの座標コードcodeは以下のように表わすことがで
きる。
号およびVy信号が入力されるアナログスイッチ8と、
アナログスイッチ8の出力信号に対してインピーダンス
変換を行なうボルテージ・フォロア9と、ボルテージ・
フォロア9のアナログ出力をデジタル信号に変換するA
/D変換器10と、A/D変換器10の出力に対応する
コードデータを格納する記憶手段であるROM11とか
ら構成される。アナログスイッチ8に入力されるVx,
Vy信号はdir信号に基づき選択される。選択された
信号はボルテージ・フォロア9を通してA/D変換器1
0に入力される。A/D変換器10は前記sync信号
の立ち上がりで変換動作を開始し、所定の時間後にデジ
タル値をROM11に出力する。このA/D変換器10
のデータはROM11のアドレス端子に入力され、アド
レス値を所定の座標値に変換して出力する。これは、L
UT(ルックアップテーブル)の機能を有する。このと
きの座標コードcodeは以下のように表わすことがで
きる。
【0005】
【数1】
【0006】ここで、nはA/D変換器10の分解能、
LxはタッチパネルのX方向の座標の数、LyはY方向
の座標の数、adはROM11に入力されるアドレス値
である。
LxはタッチパネルのX方向の座標の数、LyはY方向
の座標の数、adはROM11に入力されるアドレス値
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の、抵抗膜をX方向、Y方向に直交して配置し
ているパネル装置にあっては、押し下げによる抵抗膜の
検出において操作不可能である無効なオフセットとなる
抵抗値が存在し、上限および下限にオフセット値が存在
する。すなわち、A/D変換器10の出力データをda
tとすると、
うな従来の、抵抗膜をX方向、Y方向に直交して配置し
ているパネル装置にあっては、押し下げによる抵抗膜の
検出において操作不可能である無効なオフセットとなる
抵抗値が存在し、上限および下限にオフセット値が存在
する。すなわち、A/D変換器10の出力データをda
tとすると、
【0008】
【数2】
【0009】となる。ここでnはA/D変換器10の分
解能、αはA/D変換器10の出力の下限オフセット値
、βはA/D変換器10の出力の上限オフセット値であ
る。このようなオフセットの存在によりA/D変換器1
0のダイナミックレンジは実質的に狭くなり、タッチパ
ネルの分解能を増加させようとするほど、押し下げ座標
位置の検出精度が低下する。
解能、αはA/D変換器10の出力の下限オフセット値
、βはA/D変換器10の出力の上限オフセット値であ
る。このようなオフセットの存在によりA/D変換器1
0のダイナミックレンジは実質的に狭くなり、タッチパ
ネルの分解能を増加させようとするほど、押し下げ座標
位置の検出精度が低下する。
【0010】この現象を図7を用いて説明する。図7は
従来のタッチパネルの抵抗膜の構成を示す等価回路図で
ある。この図において、Rx,およびRyはそれぞれX
、Y方向の有効操作領域の抵抗、rx1,rx2および
ry1,ry2はそれぞれX、Y方向の無効操作領域の
抵抗および配線抵抗、rsは接触抵抗である。
従来のタッチパネルの抵抗膜の構成を示す等価回路図で
ある。この図において、Rx,およびRyはそれぞれX
、Y方向の有効操作領域の抵抗、rx1,rx2および
ry1,ry2はそれぞれX、Y方向の無効操作領域の
抵抗および配線抵抗、rsは接触抵抗である。
【0011】ここで、タッチパネルの任意の位置Pが押
し下げられると、有効操作領域の抵抗Rx1,Rx2,
Ry1,Ry2に分解される。このため、X+端子、X
−端子間に電圧Vを印可すると、Y−端子にタッチパネ
ルの押し下げた場所Pxにおける電圧が現れる。この電
圧をVxとすると、Y−端子から座標変換部2を見たと
きのインピーダンスは高インピーダンスであるのでVx
は以下のように表わされる。
し下げられると、有効操作領域の抵抗Rx1,Rx2,
Ry1,Ry2に分解される。このため、X+端子、X
−端子間に電圧Vを印可すると、Y−端子にタッチパネ
ルの押し下げた場所Pxにおける電圧が現れる。この電
圧をVxとすると、Y−端子から座標変換部2を見たと
きのインピーダンスは高インピーダンスであるのでVx
は以下のように表わされる。
【0012】
【数3】
【0013】同様にY+端子、Y−端子間に電圧Vを印
可すると、X−端子にタッチパネルの押し下げた場所P
yにおける電圧が現れる。この電圧をVyとすると、X
−端子から座標変換部2を見たときのインピーダンスは
高インピーダンスであるのでVyは以下のように表わさ
れる。
可すると、X−端子にタッチパネルの押し下げた場所P
yにおける電圧が現れる。この電圧をVyとすると、X
−端子から座標変換部2を見たときのインピーダンスは
高インピーダンスであるのでVyは以下のように表わさ
れる。
【0014】
【数4】
【0015】したがって、式(3)における、前述した
オフセット値α及びβは、式(4)(5)によりrx1
,rx2,ry1,ry2に起因していることがわかる
。従来、これらの配線抵抗や無効操作領域の抵抗等の不
要な抵抗分の影響は次のような方法で除去されていた。 第1としては、オフセットに影響されない範囲のみをL
UTの変換対象とすることである。例えば、X方向に着
目すると、式(1)において、 ad≦αのとき、 code=0 ad≧βのとき、 code=Lx α<ad<βのとき、
オフセット値α及びβは、式(4)(5)によりrx1
,rx2,ry1,ry2に起因していることがわかる
。従来、これらの配線抵抗や無効操作領域の抵抗等の不
要な抵抗分の影響は次のような方法で除去されていた。 第1としては、オフセットに影響されない範囲のみをL
UTの変換対象とすることである。例えば、X方向に着
目すると、式(1)において、 ad≦αのとき、 code=0 ad≧βのとき、 code=Lx α<ad<βのとき、
【0016】
【数5】
【0017】といった条件分けを行なうものである。こ
こで、下限オフセット値αはrx2に起因し、上限オフ
セット値βはrx1に起因する。
こで、下限オフセット値αはrx2に起因し、上限オフ
セット値βはrx1に起因する。
【0018】ところが、このような方法によると、前記
タッチパネルの不要抵抗分や、有効操作領域の抵抗分が
ばらついた場合には、対応することが困難であり、最悪
の場合には装置ごとにLUTをつくるといった問題が発
生する。また、A/D変換器10のダイナミックレンジ
はこの方法では改善されず、押し下げ位置検出精度の向
上は期待できない。
タッチパネルの不要抵抗分や、有効操作領域の抵抗分が
ばらついた場合には、対応することが困難であり、最悪
の場合には装置ごとにLUTをつくるといった問題が発
生する。また、A/D変換器10のダイナミックレンジ
はこの方法では改善されず、押し下げ位置検出精度の向
上は期待できない。
【0019】その他の方法としては、不要抵抗に起因す
る電圧を減算する方法があるが、この方法の場合は多数
の可変抵抗器が必要で、調整肯定が複雑になってしまい
、電圧等を調整する測定器が余分に必要になってくると
いう問題点がある。
る電圧を減算する方法があるが、この方法の場合は多数
の可変抵抗器が必要で、調整肯定が複雑になってしまい
、電圧等を調整する測定器が余分に必要になってくると
いう問題点がある。
【0020】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、タッチパネルの不要抵抗分のオフセッ
トを容易に除去し、押し下げ検出精度の高いパネル装置
を提供することである。
で、その目的は、タッチパネルの不要抵抗分のオフセッ
トを容易に除去し、押し下げ検出精度の高いパネル装置
を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、タッチパネルの不要抵抗分によるオフセ
ット値を予め測定、記憶して前記タッチパネル押し下げ
位置検出時に記憶されたオフセット値を時系列的に参照
してオフセット分を除去するようにしたことを要旨とす
る。
成するために、タッチパネルの不要抵抗分によるオフセ
ット値を予め測定、記憶して前記タッチパネル押し下げ
位置検出時に記憶されたオフセット値を時系列的に参照
してオフセット分を除去するようにしたことを要旨とす
る。
【0022】
【作用】本発明は前記構成により、タッチパネルの持つ
不要抵抗分によるA/D変換器のダイナミックレンジが
広がるため、押し下げ座標検出精度の向上が可能となる
。さらに調整工程の簡単化も可能になる。
不要抵抗分によるA/D変換器のダイナミックレンジが
広がるため、押し下げ座標検出精度の向上が可能となる
。さらに調整工程の簡単化も可能になる。
【0023】
【実施例】図1は本発明によるタッチパネルの一実施例
を示すブロック図である。この図において、符号1はタ
ッチパネルに印可する電圧を時系列的に切り替える電圧
切替部で前記従来例において使用されているものと同一
の機能を有する。符号12はタッチパネルから入力され
る電圧を所定数の座標値に変換する座標変換部、13は
座標変換部2で変換する際に参照される補正値を測定、
記憶、出力する入力電圧補正部である。
を示すブロック図である。この図において、符号1はタ
ッチパネルに印可する電圧を時系列的に切り替える電圧
切替部で前記従来例において使用されているものと同一
の機能を有する。符号12はタッチパネルから入力され
る電圧を所定数の座標値に変換する座標変換部、13は
座標変換部2で変換する際に参照される補正値を測定、
記憶、出力する入力電圧補正部である。
【0024】座標変換部12は図2に示すように構成さ
れている。この図において、符号8はVx信号およびV
y信号が入力されるアナログスイッチ、9はアナログス
イッチ8の出力信号に対してインピーダンス変換を行な
うボルテージ・フォロア、14はボルテージ・フォロア
9の出力を増幅する差動増幅器、10は差動増幅器14
のアナログ出力をデジタル信号に変換するA/D変換器
、11はA/D変換器10の出力に対応するコードデー
タを格納する記憶手段であるROMであり、差動増幅器
14の(+)端子にはボルテージ・フォロア9の出力信
号が入力される一方、(−)端子には増幅率を決める参
照信号として電圧Vref(−)が入力されるようにな
っている。また、A/D変換器10には参照信号として
電圧Vref(+)が入力される。
れている。この図において、符号8はVx信号およびV
y信号が入力されるアナログスイッチ、9はアナログス
イッチ8の出力信号に対してインピーダンス変換を行な
うボルテージ・フォロア、14はボルテージ・フォロア
9の出力を増幅する差動増幅器、10は差動増幅器14
のアナログ出力をデジタル信号に変換するA/D変換器
、11はA/D変換器10の出力に対応するコードデー
タを格納する記憶手段であるROMであり、差動増幅器
14の(+)端子にはボルテージ・フォロア9の出力信
号が入力される一方、(−)端子には増幅率を決める参
照信号として電圧Vref(−)が入力されるようにな
っている。また、A/D変換器10には参照信号として
電圧Vref(+)が入力される。
【0025】かかる構成の座標変換部12において、タ
ッチパネルから入力されるX方向の電圧Vx,Y方向の
電圧Vyはdir信号に同期してアナログスイッチ8に
入力され、ここで選択される。この選択された信号はボ
ルテージ・フォロア9を通して差動増幅器14の反転入
力端子に入力される。この差動増幅器14の非反転入力
端子には、タッチパネルの下限オフセット値αを補正す
るための電圧Vref(−)がdir信号に同期して入
力電圧補正部13から入力される。このため、入力電圧
VxまたはVyは差動増幅器14によってタッチパネル
の下限オフセット値αによって補正される。差動増幅器
14の出力はA/D変換器10の入力となってデジタル
値に変換される。このA/D変換器10には基準電圧と
してタッチパネルの上限オフセット値βを補正するため
の電圧Vref+がdir信号に同期して入力電圧補正
部13から入力される。このA/D変換器10により上
限オフセット値βが除去される。このため、A/D変換
器10の出力datは以下のように表わされる。
ッチパネルから入力されるX方向の電圧Vx,Y方向の
電圧Vyはdir信号に同期してアナログスイッチ8に
入力され、ここで選択される。この選択された信号はボ
ルテージ・フォロア9を通して差動増幅器14の反転入
力端子に入力される。この差動増幅器14の非反転入力
端子には、タッチパネルの下限オフセット値αを補正す
るための電圧Vref(−)がdir信号に同期して入
力電圧補正部13から入力される。このため、入力電圧
VxまたはVyは差動増幅器14によってタッチパネル
の下限オフセット値αによって補正される。差動増幅器
14の出力はA/D変換器10の入力となってデジタル
値に変換される。このA/D変換器10には基準電圧と
してタッチパネルの上限オフセット値βを補正するため
の電圧Vref+がdir信号に同期して入力電圧補正
部13から入力される。このA/D変換器10により上
限オフセット値βが除去される。このため、A/D変換
器10の出力datは以下のように表わされる。
【0026】
【数6】
【0027】このようにしてダイナミックレンジを広げ
ることができる。また、A/D変換器10の出力はRO
M11のアドレス信号として入力される。このため、R
OM11はdir信号に同期しながら前述の式(1)、
(2)にしたがって所定の座標値を出力する。
ることができる。また、A/D変換器10の出力はRO
M11のアドレス信号として入力される。このため、R
OM11はdir信号に同期しながら前述の式(1)、
(2)にしたがって所定の座標値を出力する。
【0028】入力電圧補正部13は、図3に示すように
構成されている。この図において、符号20はこの入力
電圧補正部13の全体の動作をコントロールするタイミ
ング制御部である。このタイミン制御部30には、di
r信号、mode信号が入力されていて、この2種の信
号を基に動作を行なう。符号21a,21bはアナログ
スイッチ、22はボルテージ・フォロア、23はアナロ
グスイッチ21aの出力を充電しボルテージ・フォロア
22の(+)端子に接続されたコンデンサーである。ま
た符号24a〜24dは測定データが入力されるレジス
タ、25はレジスタ24a〜24dの出力信号を選択す
るセレクタ、26はセレクタ25の出力をD/A変換す
るD/A変換器、27はボルテージ・フォロアである。
構成されている。この図において、符号20はこの入力
電圧補正部13の全体の動作をコントロールするタイミ
ング制御部である。このタイミン制御部30には、di
r信号、mode信号が入力されていて、この2種の信
号を基に動作を行なう。符号21a,21bはアナログ
スイッチ、22はボルテージ・フォロア、23はアナロ
グスイッチ21aの出力を充電しボルテージ・フォロア
22の(+)端子に接続されたコンデンサーである。ま
た符号24a〜24dは測定データが入力されるレジス
タ、25はレジスタ24a〜24dの出力信号を選択す
るセレクタ、26はセレクタ25の出力をD/A変換す
るD/A変換器、27はボルテージ・フォロアである。
【0029】前記mode信号は入力電圧補正部13の
動作モードを識別する信号で、動作モードとして、座標
変換モードとオフセット計算モードとがある。以下、モ
ード毎に動作の説明を行なう。
動作モードを識別する信号で、動作モードとして、座標
変換モードとオフセット計算モードとがある。以下、モ
ード毎に動作の説明を行なう。
【0030】座標変換モードの場合、アナログスイッチ
21bは制御信号EによってH側固定になっている。d
ir信号がHレベルのときにはX方向の変換動作を行な
う。まず、セレクタ25を介してレジスタ24cからデ
ジタルデータで記録されたX方向の下限オフセット補正
値を読み出し、D/A変換器26へ入力する。このとき
アナログスイッチ21aは制御信号FによってL側に固
定されており、D/A変換器26の出力はコンデンサー
23に充電される。そして、所定時間後、このアナログ
スイッチ21aは制御信号FによりH側となり充電され
た電圧を保持する。このコンデンサー23に充電された
電圧がVref−となり、座標変換部2へ入力される。
21bは制御信号EによってH側固定になっている。d
ir信号がHレベルのときにはX方向の変換動作を行な
う。まず、セレクタ25を介してレジスタ24cからデ
ジタルデータで記録されたX方向の下限オフセット補正
値を読み出し、D/A変換器26へ入力する。このとき
アナログスイッチ21aは制御信号FによってL側に固
定されており、D/A変換器26の出力はコンデンサー
23に充電される。そして、所定時間後、このアナログ
スイッチ21aは制御信号FによりH側となり充電され
た電圧を保持する。このコンデンサー23に充電された
電圧がVref−となり、座標変換部2へ入力される。
【0031】続いてセレクタ25を介してレジスタ24
cからデジタルデータとして記録されたX方向の上限オ
フセット補正値を読み出し、D/A変換器26へ入力す
る。このとき、アナログスイッチ21aは制御信号Fに
よってL側になっており、D/A変換器26の出力はコ
ンデンサー23に充電される。そして、所定時間後、こ
のアナログスイッチ21aは制御信号FによりH側とな
り充電された電圧を保持する。このコンデンサー23へ
充電された電圧がVref+となり。前述した座標制御
部2へ入力される。そして、dir信号がLレベルのと
き、Y方向の変換動作が行なわれる。すなわち、レジス
タ24bからY方向の下限オフセット補正値を読み込み
、コンデンサー23に充電し、電圧Vref−を出力す
る。続いてレジスタ24bからY方向の上限オフセット
補正値を読み込みコンデンサー23に充電し電圧Vre
f+を出力する。このような動作をdir信号に同期し
て行ない、時系列的に電圧Vref+、Vref−を出
力している。
cからデジタルデータとして記録されたX方向の上限オ
フセット補正値を読み出し、D/A変換器26へ入力す
る。このとき、アナログスイッチ21aは制御信号Fに
よってL側になっており、D/A変換器26の出力はコ
ンデンサー23に充電される。そして、所定時間後、こ
のアナログスイッチ21aは制御信号FによりH側とな
り充電された電圧を保持する。このコンデンサー23へ
充電された電圧がVref+となり。前述した座標制御
部2へ入力される。そして、dir信号がLレベルのと
き、Y方向の変換動作が行なわれる。すなわち、レジス
タ24bからY方向の下限オフセット補正値を読み込み
、コンデンサー23に充電し、電圧Vref−を出力す
る。続いてレジスタ24bからY方向の上限オフセット
補正値を読み込みコンデンサー23に充電し電圧Vre
f+を出力する。このような動作をdir信号に同期し
て行ない、時系列的に電圧Vref+、Vref−を出
力している。
【0032】次に、オフセット計算モードの場合、最初
は、アナログスイッチ31a,31bは制御信号E、F
によりそれぞれH側、L側に固定される。このため、V
ref−=0 (V) 固定とされる。また、セレクタ25は、いずれのレジス
タ24a〜24dも選択せずD/A変換器26にはすべ
て1ビットパターンのデータが入力される。このため、
Vref+=5 (V) が固定となっている。この状態で、まず下限オフセット
補正値の測定を行なう。何らかの手段、例えば操作者の
手入力により、タッチパネルの操作領域の下限X−側も
しくはY−側を押し下げる。dir信号に同期して座標
変換部2から入力される差動増幅器14による下限オフ
セット測定値と0(V)の差分の電圧をA/D変換器1
0に入力する。このA/D変換器10の出力をdir信
号がHのとき、制御信号Cにてレジスタ24cへ保持す
る。これはX方向の下限オフセット補正値となる。一方
、dir信号がLのとき、制御信号Bにてレジスタ24
dへ保持する。これはY方向の下限オフセット補正値と
なる。下限オフセットを補正後、これらの下限オフセッ
ト補正値を保持しているレジスタ24c,24dを使用
して、上限オフセット値の補正を行なう。まず、X方向
の補正を例にとって説明する。アナログスイッチ21B
を制御信号EによりH側へ固定し、タッチパネル操作領
域の上限である(X+側)を押し下げる。次に、dir
信号に同期してレジスタ24cから以前に記録されてい
る下限オフセット値を読み込み、アナログスイッチ21
aを制御信号Fにて制御してL側に固定し、コンデンサ
ー23へVref−を充電する。Vref−を充電した
後、セレクタ25によりすべて1のビットパターンを出
力し,D/A変換器26により Vref+=5 (V) を出力する。dir信号に同期して座標変換部2から入
力される差動増幅器14による測定値と5(V)の差分
の電圧をA/D変換器10に入力する。このA/D変換
器10の出力を、dir信号がHのとき、制御信号Cに
てレジスタ24aへ保持する。これはX方向の上限オフ
セット補正値となる。
は、アナログスイッチ31a,31bは制御信号E、F
によりそれぞれH側、L側に固定される。このため、V
ref−=0 (V) 固定とされる。また、セレクタ25は、いずれのレジス
タ24a〜24dも選択せずD/A変換器26にはすべ
て1ビットパターンのデータが入力される。このため、
Vref+=5 (V) が固定となっている。この状態で、まず下限オフセット
補正値の測定を行なう。何らかの手段、例えば操作者の
手入力により、タッチパネルの操作領域の下限X−側も
しくはY−側を押し下げる。dir信号に同期して座標
変換部2から入力される差動増幅器14による下限オフ
セット測定値と0(V)の差分の電圧をA/D変換器1
0に入力する。このA/D変換器10の出力をdir信
号がHのとき、制御信号Cにてレジスタ24cへ保持す
る。これはX方向の下限オフセット補正値となる。一方
、dir信号がLのとき、制御信号Bにてレジスタ24
dへ保持する。これはY方向の下限オフセット補正値と
なる。下限オフセットを補正後、これらの下限オフセッ
ト補正値を保持しているレジスタ24c,24dを使用
して、上限オフセット値の補正を行なう。まず、X方向
の補正を例にとって説明する。アナログスイッチ21B
を制御信号EによりH側へ固定し、タッチパネル操作領
域の上限である(X+側)を押し下げる。次に、dir
信号に同期してレジスタ24cから以前に記録されてい
る下限オフセット値を読み込み、アナログスイッチ21
aを制御信号Fにて制御してL側に固定し、コンデンサ
ー23へVref−を充電する。Vref−を充電した
後、セレクタ25によりすべて1のビットパターンを出
力し,D/A変換器26により Vref+=5 (V) を出力する。dir信号に同期して座標変換部2から入
力される差動増幅器14による測定値と5(V)の差分
の電圧をA/D変換器10に入力する。このA/D変換
器10の出力を、dir信号がHのとき、制御信号Cに
てレジスタ24aへ保持する。これはX方向の上限オフ
セット補正値となる。
【0033】同様にして、dir信号がLのとき、制御
信号Bにてレジスタ24bへ保持する。これでオフセッ
ト計算モードを終了する。
信号Bにてレジスタ24bへ保持する。これでオフセッ
ト計算モードを終了する。
【0034】上述した実施例では、その構成をすべてハ
ードウェアにて行なっているが、マイクロコンピュータ
を用いれば、カウンタ4、ROM11、タイミング制御
部20、セレクタ25、レジスタ24a〜24d等をソ
フトウェアにて実現可能であり、構成をより小さくする
ことができる。また、A/D変換器、D/A変換器RO
M11、RAMを内蔵したワンチップ・マイクロコンピ
ュータを使用すればさらに小さい構成で安価に装置を構
成することができる。
ードウェアにて行なっているが、マイクロコンピュータ
を用いれば、カウンタ4、ROM11、タイミング制御
部20、セレクタ25、レジスタ24a〜24d等をソ
フトウェアにて実現可能であり、構成をより小さくする
ことができる。また、A/D変換器、D/A変換器RO
M11、RAMを内蔵したワンチップ・マイクロコンピ
ュータを使用すればさらに小さい構成で安価に装置を構
成することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タッチパネルの不要抵抗分によるオフセット値を予め測
定、記憶して、押し下げ位置検出時に前記記憶されたオ
フセット値を時系列的に参照してオフセット分を自動的
に除去するようにしたため、押し下げ検出精度が向上し
、さらに調節工程も簡略化することができる等、種々の
効果が得られる。
タッチパネルの不要抵抗分によるオフセット値を予め測
定、記憶して、押し下げ位置検出時に前記記憶されたオ
フセット値を時系列的に参照してオフセット分を自動的
に除去するようにしたため、押し下げ検出精度が向上し
、さらに調節工程も簡略化することができる等、種々の
効果が得られる。
【図1】本発明によるパネル装置の一実施例を概略的に
示すブロック図
示すブロック図
【図2】前記実施例に用いられる座標変換部の構成を概
略的に示すブロック図
略的に示すブロック図
【図3】前記実施例に用いられる入力電圧補正部の構成
を概略的に示すブロック図
を概略的に示すブロック図
【図4】従来のパネル装置の一例を概略的に示すブロッ
ク図
ク図
【図5】パネル装置に用いられる電圧切替部の構成を概
略的に示すブロック図
略的に示すブロック図
【図6】従来のパネル装置に用いられる座標変換部の構
成を概略的に示すブロック図
成を概略的に示すブロック図
【図7】従来例におけるタッチパネルの等価回路図
1 電圧切替部
8,21a,21b アナログスイッチ9,22,2
7 ボルテージ・フォロア10 A/D変換器 11 ROM 12 座標変換部 13 入力電圧補正部 14 差動増幅器 20 タイミング制御部 24a〜24d レジスタ 25 セレクタ 26 D/A変換器
7 ボルテージ・フォロア10 A/D変換器 11 ROM 12 座標変換部 13 入力電圧補正部 14 差動増幅器 20 タイミング制御部 24a〜24d レジスタ 25 セレクタ 26 D/A変換器
Claims (2)
- 【請求項1】 縦方向および横方向に直行して配置さ
れた抵抗膜を有するタッチパネルと、縦方向および横方
向に印加する電圧を時系列的に切り替える電圧切替手段
と、タッチパネルから入力される電圧値に応じて所定の
座標値に変換するための座標変換手段と、タッチパネル
からの入力電圧のダイナミック・レンジを調整する入力
電圧補正手段とを備え、座標変換手段は、前記入力電圧
補正手段が時系列的に出力する所定の補正値を参照して
座標変換を行なうことを特徴とするパネル装置。 - 【請求項2】 入力電圧補正手段は、補正値算出手段
を有し、この補正値算出手段により補正値を設定するこ
とを特徴とする請求項1記載のパネル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3028410A JPH04267419A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | パネル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3028410A JPH04267419A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | パネル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04267419A true JPH04267419A (ja) | 1992-09-24 |
Family
ID=12247887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3028410A Pending JPH04267419A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | パネル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04267419A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004093442A (ja) * | 2002-09-02 | 2004-03-25 | Polymatech Co Ltd | アナログスイッチの出力値補正方法、コンピュータプログラム及びアナログスイッチ |
KR100456154B1 (ko) * | 2002-11-13 | 2004-11-09 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 터치패널의 구동장치 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP3028410A patent/JPH04267419A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004093442A (ja) * | 2002-09-02 | 2004-03-25 | Polymatech Co Ltd | アナログスイッチの出力値補正方法、コンピュータプログラム及びアナログスイッチ |
KR100456154B1 (ko) * | 2002-11-13 | 2004-11-09 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 터치패널의 구동장치 |
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